JPH0799821A - コンバインの刈取昇降装置 - Google Patents
コンバインの刈取昇降装置Info
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- JPH0799821A JPH0799821A JP24487193A JP24487193A JPH0799821A JP H0799821 A JPH0799821 A JP H0799821A JP 24487193 A JP24487193 A JP 24487193A JP 24487193 A JP24487193 A JP 24487193A JP H0799821 A JPH0799821 A JP H0799821A
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- cutting blade
- cutting
- culm
- blade
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Abstract
(57)【要約】
【目的】第1刈刃に対する第2刈刃の高さ位置関係を保
持したままで、第2刈刃による残稈の有無検出結果によ
り刈取装置をオートリフトさせる。 【構成】刈取装置1の前端部で高刈りする第1刈刃2
と、その後方で残稈を更に低刈りする第2刈刃3とを設
けた全稈投入形態の汎用コンバインにおいて、残稈の有
無を検出して刈取装置1を自動的に昇降させる穀稈セン
サ4を第2刈刃3に近接配置して設けたことを特徴とす
る刈取昇降装置の構成。
持したままで、第2刈刃による残稈の有無検出結果によ
り刈取装置をオートリフトさせる。 【構成】刈取装置1の前端部で高刈りする第1刈刃2
と、その後方で残稈を更に低刈りする第2刈刃3とを設
けた全稈投入形態の汎用コンバインにおいて、残稈の有
無を検出して刈取装置1を自動的に昇降させる穀稈セン
サ4を第2刈刃3に近接配置して設けたことを特徴とす
る刈取昇降装置の構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインの刈取昇
降装置に関し、全稈投入形態の汎用コンバインにおい
て、刈取装置を第2刈刃による刈稈の有無を検出して自
動的に昇降させるもの等に利用できる。
降装置に関し、全稈投入形態の汎用コンバインにおい
て、刈取装置を第2刈刃による刈稈の有無を検出して自
動的に昇降させるもの等に利用できる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】立毛
穀稈の穂先側寄りの高い位置を第1刈刃によって刈り取
り、第1刈刃の後方で第1刈刃による残稈を、第2刈刃
によって土壌面の近くから刈り取るようにした全稈投入
形態の汎用コンバインが知られている。この汎用コンバ
インでは、刈取条端における旋回時や刈取終了時等にお
いて刈取装置を昇降させる際に、刈取装置の上昇が一定
高さに達したときに第2刈刃を上昇させるものや、一部
では更に旋回のための操向操作後一定時間遅れて第2刈
刃を上昇させる作用を付加したもの等が試みられている
が、これらは何れも第1刈刃に対する第2刈刃の高さ位
置関係は設定されておらず、刈取装置の昇降の都度適切
な位置へ再調整する必要があり、この位置決めが大変に
煩わしいと共に、この位置が変化する第2刈刃を基準と
して刈取装置をオートリフトさせるには大変難点があっ
た。
穀稈の穂先側寄りの高い位置を第1刈刃によって刈り取
り、第1刈刃の後方で第1刈刃による残稈を、第2刈刃
によって土壌面の近くから刈り取るようにした全稈投入
形態の汎用コンバインが知られている。この汎用コンバ
インでは、刈取条端における旋回時や刈取終了時等にお
いて刈取装置を昇降させる際に、刈取装置の上昇が一定
高さに達したときに第2刈刃を上昇させるものや、一部
では更に旋回のための操向操作後一定時間遅れて第2刈
刃を上昇させる作用を付加したもの等が試みられている
が、これらは何れも第1刈刃に対する第2刈刃の高さ位
置関係は設定されておらず、刈取装置の昇降の都度適切
な位置へ再調整する必要があり、この位置決めが大変に
煩わしいと共に、この位置が変化する第2刈刃を基準と
して刈取装置をオートリフトさせるには大変難点があっ
た。
【0003】そこでこの発明は、第1刈刃に対する第2
刈刃の高さ位置関係を保持したままで、第2刈刃による
残稈の有無の検出結果によって刈取装置をオートリフト
させるようにするものである。
刈刃の高さ位置関係を保持したままで、第2刈刃による
残稈の有無の検出結果によって刈取装置をオートリフト
させるようにするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、刈取装置1
前端部で高刈りする第1刈刃2と、その後方で残稈を更
に低刈りする第2刈刃3とを設けた全稈投入形態のコン
バインにおいて、残稈の有無を検出して刈取装置1を自
動的に昇降させる穀稈センサ4を第2刈刃3に近接配置
して設けたことを特徴とする刈取昇降装置の構成とす
る。
前端部で高刈りする第1刈刃2と、その後方で残稈を更
に低刈りする第2刈刃3とを設けた全稈投入形態のコン
バインにおいて、残稈の有無を検出して刈取装置1を自
動的に昇降させる穀稈センサ4を第2刈刃3に近接配置
して設けたことを特徴とする刈取昇降装置の構成とす
る。
【0005】
【作用、及び発明の効果】第1刈刃2とその後方に第2
刈刃3とを有する全稈投入形態の汎用コンバインにおけ
る作業時に、第1刈刃2による立毛穀稈の刈取り高さを
高刈り位置(例えば土壌面から320mm)に設定し、
第1刈刃2による刈り取り後の残稈(320mm)を、
更に第2刈刃3による刈取り高さを低刈り位置(例えば
土壌面から50mm)に設定して刈り取りを行い、この
第1刈刃2と第2刈刃3との刈高さの差(270mm)
を如何なる状態においても保持させて、第2刈刃3に近
接配置(例えば刈刃の一端部上方側)した穀稈センサ4
の接触子等によって残稈が検出されないときは、この検
出結果により刈取装置1を一定高さまでオートリフトさ
せ、その下降限度を第2刈刃3の刈取り高さが低刈り位
置(50mm)になったときに停止させるよう、例えば
刈高センサ等により停止位置を設定する。
刈刃3とを有する全稈投入形態の汎用コンバインにおけ
る作業時に、第1刈刃2による立毛穀稈の刈取り高さを
高刈り位置(例えば土壌面から320mm)に設定し、
第1刈刃2による刈り取り後の残稈(320mm)を、
更に第2刈刃3による刈取り高さを低刈り位置(例えば
土壌面から50mm)に設定して刈り取りを行い、この
第1刈刃2と第2刈刃3との刈高さの差(270mm)
を如何なる状態においても保持させて、第2刈刃3に近
接配置(例えば刈刃の一端部上方側)した穀稈センサ4
の接触子等によって残稈が検出されないときは、この検
出結果により刈取装置1を一定高さまでオートリフトさ
せ、その下降限度を第2刈刃3の刈取り高さが低刈り位
置(50mm)になったときに停止させるよう、例えば
刈高センサ等により停止位置を設定する。
【0006】このように、第1刈刃2と第2刈刃3との
刈高さの差を一定量に設定し、この一定量を保持させる
ことによって、従来の如く、第1刈刃2と第2刈刃3と
の刈高さ位置関係の変化により刈取装置1の上昇位置が
高・低にばらついて、旋回等の作用に支障をきたすとい
うようなことがなく、刈取装置1を、第2刈刃3に近接
配置した穀稈センサ4の残稈無しの検出により設定され
た上昇位置まで的確にオートリフトさせることができ
る。
刈高さの差を一定量に設定し、この一定量を保持させる
ことによって、従来の如く、第1刈刃2と第2刈刃3と
の刈高さ位置関係の変化により刈取装置1の上昇位置が
高・低にばらついて、旋回等の作用に支障をきたすとい
うようなことがなく、刈取装置1を、第2刈刃3に近接
配置した穀稈センサ4の残稈無しの検出により設定され
た上昇位置まで的確にオートリフトさせることができ
る。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。コンバインの車台5の下部側に土壌面を走行
する左右一対のクローラ6を有する走行装置7を設け、
該車台5上には、穀稈全稈の供給を受けて脱穀し、この
脱穀された穀粒を選別回収する全稈投入形態の脱穀装置
8を設ける。
説明する。コンバインの車台5の下部側に土壌面を走行
する左右一対のクローラ6を有する走行装置7を設け、
該車台5上には、穀稈全稈の供給を受けて脱穀し、この
脱穀された穀粒を選別回収する全稈投入形態の脱穀装置
8を設ける。
【0008】この脱穀装置8の前方に、その前端側から
立毛穀稈を分草する分草体9と、この分草された穀稈を
穂先側から掻き込む掻込リール10と、この穂先側から
掻き込まれた穀稈を穂先側寄りの位置から高刈りする第
1刈刃2を前端部に位置させたオーガケース11を配置
すると共に、このオーガケース11内に第1刈刃2によ
って刈り取られた穀稈全稈を取り込む取込オーガ12を
設ける。
立毛穀稈を分草する分草体9と、この分草された穀稈を
穂先側から掻き込む掻込リール10と、この穂先側から
掻き込まれた穀稈を穂先側寄りの位置から高刈りする第
1刈刃2を前端部に位置させたオーガケース11を配置
すると共に、このオーガケース11内に第1刈刃2によ
って刈り取られた穀稈全稈を取り込む取込オーガ12を
設ける。
【0009】この取込オーガ12によって取り込まれた
穀稈全稈を脱穀装置8へ揚上搬送する搬送コンベア13
aを内装した穀稈フィーダ13を、該オーガケース11
の左側部分から後方を上側に向けて斜設すると共に、該
オーガケース11の後端縁に沿って設けた刈刃支柱14
の下端側に、第1刈刃2で高刈りした残りの残稈を土壌
面の近くから刈り取りする第2刈刃3を取り付けて設
け、これらの装置によって刈取装置1を構成する。
穀稈全稈を脱穀装置8へ揚上搬送する搬送コンベア13
aを内装した穀稈フィーダ13を、該オーガケース11
の左側部分から後方を上側に向けて斜設すると共に、該
オーガケース11の後端縁に沿って設けた刈刃支柱14
の下端側に、第1刈刃2で高刈りした残りの残稈を土壌
面の近くから刈り取りする第2刈刃3を取り付けて設
け、これらの装置によって刈取装置1を構成する。
【0010】該穀稈フィーダ13の後端部を、脱穀装置
8の穀稈供給口15へ穀稈全稈を供給すると共に上下回
動可能なるよう上部搬送軸16によって軸承装架し、こ
の上下回動により刈取装置1を土壌面に対して昇降させ
る油圧駆動による刈取昇降シリンダ17を、該穀稈フィ
ーダ13の前端側下面部と前記車台5の前端部との間に
連結して設ける。
8の穀稈供給口15へ穀稈全稈を供給すると共に上下回
動可能なるよう上部搬送軸16によって軸承装架し、こ
の上下回動により刈取装置1を土壌面に対して昇降させ
る油圧駆動による刈取昇降シリンダ17を、該穀稈フィ
ーダ13の前端側下面部と前記車台5の前端部との間に
連結して設ける。
【0011】刈取装置1の右方側にオペレータ用の操縦
キャビン18を設け、この操縦キャビン18の後方側で
脱穀装置8の右方側に沿う該車台5上に、脱穀により選
別回収された穀粒を充填貯留するグレンタンク19と、
この貯留された穀粒を機外へ排出する排穀オーガ筒20
とを設ける。第1刈刃2は、オーガケース11の先端部
にネジ等により固定されており、刈取装置1の昇降に伴
って刈高さの調節を行うことができる。該オーガケース
11の左右側板11a、11bの後端縁の適宜位置に、
油圧駆動による第2刈刃上下シリンダ21の固定部をそ
の一端部に各々固着した前記左右の刈刃支柱14の取付
板14aをネジ等により固定し、該第2刈刃上下シリン
ダ21のピストン21a先端部を第2刈刃3のカッタベ
ース22の左右端部に各々固定して第2刈刃3の刈高さ
を調節可能に構成する。
キャビン18を設け、この操縦キャビン18の後方側で
脱穀装置8の右方側に沿う該車台5上に、脱穀により選
別回収された穀粒を充填貯留するグレンタンク19と、
この貯留された穀粒を機外へ排出する排穀オーガ筒20
とを設ける。第1刈刃2は、オーガケース11の先端部
にネジ等により固定されており、刈取装置1の昇降に伴
って刈高さの調節を行うことができる。該オーガケース
11の左右側板11a、11bの後端縁の適宜位置に、
油圧駆動による第2刈刃上下シリンダ21の固定部をそ
の一端部に各々固着した前記左右の刈刃支柱14の取付
板14aをネジ等により固定し、該第2刈刃上下シリン
ダ21のピストン21a先端部を第2刈刃3のカッタベ
ース22の左右端部に各々固定して第2刈刃3の刈高さ
を調節可能に構成する。
【0012】第2刈刃3は、主枠となるカッタベース2
2に受刃となるフィンガ23を連続して取付け、このフ
ィンガ23に対して、一体的に連接した刈刃24を往復
摺動可能なるよう刃押え25により適宜間隔をおいて緊
密に押圧装着して設ける。該刈刃24の一端部に上部を
開放したU字状の刈刃駆動ガイド26を固着し、この刈
刃駆動ガイド26に遊嵌摺動するローラ27をその一端
部に軸承した刈刃駆動偏心軸28を、該カッタベース2
2に該ピストン21aを固定する固定フランジ29を張
出して支承すると共に、該刈刃駆動偏心軸28の他端部
に下部自在継手30を連結して設ける。
2に受刃となるフィンガ23を連続して取付け、このフ
ィンガ23に対して、一体的に連接した刈刃24を往復
摺動可能なるよう刃押え25により適宜間隔をおいて緊
密に押圧装着して設ける。該刈刃24の一端部に上部を
開放したU字状の刈刃駆動ガイド26を固着し、この刈
刃駆動ガイド26に遊嵌摺動するローラ27をその一端
部に軸承した刈刃駆動偏心軸28を、該カッタベース2
2に該ピストン21aを固定する固定フランジ29を張
出して支承すると共に、該刈刃駆動偏心軸28の他端部
に下部自在継手30を連結して設ける。
【0013】前記穀稈フィーダ13の側板外方に設け
た、搬送コンベア13aの下部搬送軸31のギヤケース
32から下方に向けて突出させた軸に上部自在継手33
を連結し、この上部自在継手33と該下部自在継手30
との間に、第2刈刃3の刈高さの調節時に伸縮可能な刈
刃駆動軸34を連結して設ける。該カッタベース22の
一端部から前方へ向け穀稈センサ4を突出させ、この穀
稈センサ4の接触子4aを該刈刃24の前側に、立毛穀
稈の通過によって穀稈の有無を検出して刈取装置1を昇
降させるよう配置すると共に、該カッタベース22の下
面から後側に向けて、左右側に各1個宛その接触子の上
下揺動により刈高さを検出する刈高センサ35を配置し
て構成する。
た、搬送コンベア13aの下部搬送軸31のギヤケース
32から下方に向けて突出させた軸に上部自在継手33
を連結し、この上部自在継手33と該下部自在継手30
との間に、第2刈刃3の刈高さの調節時に伸縮可能な刈
刃駆動軸34を連結して設ける。該カッタベース22の
一端部から前方へ向け穀稈センサ4を突出させ、この穀
稈センサ4の接触子4aを該刈刃24の前側に、立毛穀
稈の通過によって穀稈の有無を検出して刈取装置1を昇
降させるよう配置すると共に、該カッタベース22の下
面から後側に向けて、左右側に各1個宛その接触子の上
下揺動により刈高さを検出する刈高センサ35を配置し
て構成する。
【0014】また、前記掻込リール10は、前記オーガ
ケース11の左右全幅に亘って外周に立毛穀稈の穂先部
を掻込むタイン44を六角形の各頂点から下方側に向け
突出させて設け、該掻込リール10を軸着するリール軸
36を左右のリールスライドメタル37にて支承し、こ
の左右のリールスライドメタル37を、該オーガケース
11の左右側板11a、11bの後端上部に固着された
左右のリール支持片38から前方側に延長して上下回動
可能に支架する左右のリール支持アーム39に前後摺動
可能に支持して設ける。
ケース11の左右全幅に亘って外周に立毛穀稈の穂先部
を掻込むタイン44を六角形の各頂点から下方側に向け
突出させて設け、該掻込リール10を軸着するリール軸
36を左右のリールスライドメタル37にて支承し、こ
の左右のリールスライドメタル37を、該オーガケース
11の左右側板11a、11bの後端上部に固着された
左右のリール支持片38から前方側に延長して上下回動
可能に支架する左右のリール支持アーム39に前後摺動
可能に支持して設ける。
【0015】該左右のリール支持アーム39の各基部と
該オーガケース11の左右側板11a、11bとの間に
該左右のリール支持アーム39を上下動させる左右のリ
ール上下シリンダ40を連結して設けると共に、該左右
のリール支持アーム39と該左右のリールスライドメタ
ル37との間に該掻込リール10を前後動させる左右の
リール前後シリンダ41を設けて構成する。
該オーガケース11の左右側板11a、11bとの間に
該左右のリール支持アーム39を上下動させる左右のリ
ール上下シリンダ40を連結して設けると共に、該左右
のリール支持アーム39と該左右のリールスライドメタ
ル37との間に該掻込リール10を前後動させる左右の
リール前後シリンダ41を設けて構成する。
【0016】該掻込リール10は、該リール軸36に左
右のリール側板42を刈幅と同じ幅で軸着して主枠を構
成し、この左のリール側板42の外側にリールの角度を
調節するリール調節板43を、該リール軸36に対し適
宜偏位させて遊嵌軸承して設け、該左右のリール側板4
2から放射状に6本のアーム42aを各々適宜長延設
し、このアーム42aの各先端部左右間にタイン44を
取付けるタイン取付板45の一端部45aを回動可能に
支承し、その他端部45bと、該リール調節板43から
該リール側板42に準じて延設したアーム43aの各先
端部とを連結して構成する。
右のリール側板42を刈幅と同じ幅で軸着して主枠を構
成し、この左のリール側板42の外側にリールの角度を
調節するリール調節板43を、該リール軸36に対し適
宜偏位させて遊嵌軸承して設け、該左右のリール側板4
2から放射状に6本のアーム42aを各々適宜長延設
し、このアーム42aの各先端部左右間にタイン44を
取付けるタイン取付板45の一端部45aを回動可能に
支承し、その他端部45bと、該リール調節板43から
該リール側板42に準じて延設したアーム43aの各先
端部とを連結して構成する。
【0017】該リール軸36と、該リール調節板43の
中心位置に設けたタイン調節軸46とを連結して、該リ
ール側板42に対して該リール調節板43を偏心させて
該タイン44の角度を変更するタイン調節アーム47を
設け、このタイン調節アーム47の一端部にタイン調節
ロッド48の一端部を連結し、その他端部を、前記オー
ガケース11の左側板11aとリール支持アーム39と
の間に中折れ式に連結したタイン調節リンク49の連結
部に一緒に連結して構成する。なお、該タイン調節リン
ク49の該オーガケース11側は、該掻込リール10上
昇時の逃げのため回動可能な支持金49aとばね49b
の張設によつて伸縮自在に構成する。
中心位置に設けたタイン調節軸46とを連結して、該リ
ール側板42に対して該リール調節板43を偏心させて
該タイン44の角度を変更するタイン調節アーム47を
設け、このタイン調節アーム47の一端部にタイン調節
ロッド48の一端部を連結し、その他端部を、前記オー
ガケース11の左側板11aとリール支持アーム39と
の間に中折れ式に連結したタイン調節リンク49の連結
部に一緒に連結して構成する。なお、該タイン調節リン
ク49の該オーガケース11側は、該掻込リール10上
昇時の逃げのため回動可能な支持金49aとばね49b
の張設によつて伸縮自在に構成する。
【0018】また、刈取装置1を自動的に制御するため
の制御装置50を前記操縦キャビン18に内装して設
け、この制御装置50に前記穀稈センサ4、刈高センサ
35、刈取昇降シリンダ17、第2刈刃上下シリンダ2
1、リール上下シリンダ40、リール前後シリンダ41
等を接続して構成する。次に、以上の構成による作用に
ついて説明する。
の制御装置50を前記操縦キャビン18に内装して設
け、この制御装置50に前記穀稈センサ4、刈高センサ
35、刈取昇降シリンダ17、第2刈刃上下シリンダ2
1、リール上下シリンダ40、リール前後シリンダ41
等を接続して構成する。次に、以上の構成による作用に
ついて説明する。
【0019】分草体9で分草された立毛穀稈は、掻込リ
ール10のタイン44で穂先側から掻き込まれ、この掻
き込まれた立毛穀稈を第1刈刃2によって高い位置(例
えば土壌面から320mm)から刈り取り、この刈り取
った穀稈全稈を、オーガケース11内において取込オー
ガ12の集稈螺旋によって穀稈フィーダ13の開口位置
まで取り込み集稈し、この開口部から搬送コンベア13
aによって集稈された穀稈全稈を後方上側の脱穀装置8
の穀稈供給口15へ送り込み、脱穀装置8によって脱穀
処理を行い、選別された穀粒をグレンタンク19に充填
貯留する。
ール10のタイン44で穂先側から掻き込まれ、この掻
き込まれた立毛穀稈を第1刈刃2によって高い位置(例
えば土壌面から320mm)から刈り取り、この刈り取
った穀稈全稈を、オーガケース11内において取込オー
ガ12の集稈螺旋によって穀稈フィーダ13の開口位置
まで取り込み集稈し、この開口部から搬送コンベア13
aによって集稈された穀稈全稈を後方上側の脱穀装置8
の穀稈供給口15へ送り込み、脱穀装置8によって脱穀
処理を行い、選別された穀粒をグレンタンク19に充填
貯留する。
【0020】これらの作業時に、第1刈刃2で刈り取つ
た残りの残稈を該オ−ガケ−ス11の後側面に沿って配
置された第2刈刃3によって刈り取るが、この刈高さは
刈高センサ35によって設定された位置(例えば土壌面
から50mm)にて刈り取るものであり、この第1刈刃
2と第2刈刃3との刈高さの差(例えば270mm)は
制御装置50によって設定され、この制御装置50によ
り、刈り取り条端における旋回時や刈り取り終了時等に
おいて、第2刈刃3の上側近接位置に設けた穀稈センサ
4が立毛穀稈を未検出のときは、刈取装置1を設定され
た上昇位置まで的確にオートリフトさせる。なお、この
オートリフトさせた際に、第2刈刃3が下方側に突出し
て邪魔になるときは、該オーガケース11の底面位置ま
で上動させるが、刈取装置1を下降させるときは必ず設
定値を保持できるよう自動的に復帰させて、第2刈刃3
の下側位置に設けた刈高センサ35の検出により土壌面
から一定の刈高さとなるよう制御するので、第1刈刃2
は如何なる状態においても一定した刈高さを保持するこ
とができる。
た残りの残稈を該オ−ガケ−ス11の後側面に沿って配
置された第2刈刃3によって刈り取るが、この刈高さは
刈高センサ35によって設定された位置(例えば土壌面
から50mm)にて刈り取るものであり、この第1刈刃
2と第2刈刃3との刈高さの差(例えば270mm)は
制御装置50によって設定され、この制御装置50によ
り、刈り取り条端における旋回時や刈り取り終了時等に
おいて、第2刈刃3の上側近接位置に設けた穀稈センサ
4が立毛穀稈を未検出のときは、刈取装置1を設定され
た上昇位置まで的確にオートリフトさせる。なお、この
オートリフトさせた際に、第2刈刃3が下方側に突出し
て邪魔になるときは、該オーガケース11の底面位置ま
で上動させるが、刈取装置1を下降させるときは必ず設
定値を保持できるよう自動的に復帰させて、第2刈刃3
の下側位置に設けた刈高センサ35の検出により土壌面
から一定の刈高さとなるよう制御するので、第1刈刃2
は如何なる状態においても一定した刈高さを保持するこ
とができる。
【0021】また、第2刈刃3は、該オーガケース11
の左右側板11a、11bの後端縁に沿って立柱させた
左右の刈刃支柱14と、この刈刃支柱14に固着した第
2刈刃上下シリンダ21とによって支架されているの
で、従来のもののように、支架構成が複雑であったり、
このために振動が多くなったり、また第1刈刃2を低刈
りするとき、第2刈刃3が該オーガケース11の底面か
ら上側位置へは上動できないため、湿田や大豆刈り等で
は第2刈刃3を取り外さなければならないというような
厄介なことがなく、支架構成の剛性を確保できると共
に、第1刈刃2の低刈り時には第2刈刃3を該オーガケ
ース11の底面より上側に容易に上動退避させることが
できる。なお、該左右の第2刈刃上下シリンダ21は左
右各別に作動を制御することができるので、刈取装置1
がローリングしないコンバイン等において特に有効であ
る。
の左右側板11a、11bの後端縁に沿って立柱させた
左右の刈刃支柱14と、この刈刃支柱14に固着した第
2刈刃上下シリンダ21とによって支架されているの
で、従来のもののように、支架構成が複雑であったり、
このために振動が多くなったり、また第1刈刃2を低刈
りするとき、第2刈刃3が該オーガケース11の底面か
ら上側位置へは上動できないため、湿田や大豆刈り等で
は第2刈刃3を取り外さなければならないというような
厄介なことがなく、支架構成の剛性を確保できると共
に、第1刈刃2の低刈り時には第2刈刃3を該オーガケ
ース11の底面より上側に容易に上動退避させることが
できる。なお、該左右の第2刈刃上下シリンダ21は左
右各別に作動を制御することができるので、刈取装置1
がローリングしないコンバイン等において特に有効であ
る。
【0022】また、第2刈刃3を、図6に示す如く、上
下部の自在継手33、30により支持された伸縮自在の
刈刃駆動軸34に連結させた刈刃駆動偏心軸28のロー
ラ27を、上部を開放した刈刃駆動ガイド29に上方側
から遊嵌させるだけで該ローラ27の偏心運動により刈
刃24を駆動させることができるので、従来の如く、二
段、三段のリンク機構を必要とせず、構成が単純化され
コストダウンと共に、品質の安定化を図ることができ
る。
下部の自在継手33、30により支持された伸縮自在の
刈刃駆動軸34に連結させた刈刃駆動偏心軸28のロー
ラ27を、上部を開放した刈刃駆動ガイド29に上方側
から遊嵌させるだけで該ローラ27の偏心運動により刈
刃24を駆動させることができるので、従来の如く、二
段、三段のリンク機構を必要とせず、構成が単純化され
コストダウンと共に、品質の安定化を図ることができ
る。
【0023】また、掻込リール10は、リール上下シリ
ンダ40の作用によりリール支持アーム39を上下動さ
せることによって昇降し、リール前後シリンダ41の作
用によりリールスライドメタル37を前後動させること
によって前後に移動する。立毛穀稈が倒伏しているよう
な場合、該掻込リール10の前後位置と下降位置を最適
に調節して刈り取りを行うことになるが、この刈り取り
時に掻込リール10の下げに連動させて、図7に示す如
く、タイン調節リンク49の中折れ作用によりタイン調
節ロッド48を介してタイン調節アーム47を回動させ
て前記タイン44のすくい角を小さくすることにより、
倒伏穀稈の刈り取りに際して刈り残しやヘッドロスの大
幅な減少と、無理な作用力の除去に効果がある。このよ
うに該掻込リール10の上動・下動に連動させて該タイ
ン44のすくい角を各々大・小に自動的に調節すること
ができるので、従来の如く、立毛穀稈の倒伏度の変化に
よってオペレータがその都度前記操縦キャビン18から
下りて該タイン44のすくい角を調節しなければならな
いという厄介なことや、この調節を忘れないようにする
ための煩わしさ等がなく、倒伏穀稈の刈り取り作業を円
滑且つ良好に行うことができる。
ンダ40の作用によりリール支持アーム39を上下動さ
せることによって昇降し、リール前後シリンダ41の作
用によりリールスライドメタル37を前後動させること
によって前後に移動する。立毛穀稈が倒伏しているよう
な場合、該掻込リール10の前後位置と下降位置を最適
に調節して刈り取りを行うことになるが、この刈り取り
時に掻込リール10の下げに連動させて、図7に示す如
く、タイン調節リンク49の中折れ作用によりタイン調
節ロッド48を介してタイン調節アーム47を回動させ
て前記タイン44のすくい角を小さくすることにより、
倒伏穀稈の刈り取りに際して刈り残しやヘッドロスの大
幅な減少と、無理な作用力の除去に効果がある。このよ
うに該掻込リール10の上動・下動に連動させて該タイ
ン44のすくい角を各々大・小に自動的に調節すること
ができるので、従来の如く、立毛穀稈の倒伏度の変化に
よってオペレータがその都度前記操縦キャビン18から
下りて該タイン44のすくい角を調節しなければならな
いという厄介なことや、この調節を忘れないようにする
ための煩わしさ等がなく、倒伏穀稈の刈り取り作業を円
滑且つ良好に行うことができる。
【図1】コンバインの全体を示す側面図。
【図2】コンバインの全体を示す平面図。
【図3】刈取装置の一部を示す側面図。
【図4】刈取装置の一部を示す正面図。
【図5】第2刈刃の全体を示す平面図。
【図6】第2刈刃の一部を示す斜面図。
【図7】掻込リールの作用関係を示す概略図。
1. 刈取装置 2. 第1刈刃 3. 第2刈刃 4. 穀稈センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 刈取装置1前端部で高刈りする第1刈刃
2と、その後方で残稈を更に低刈りする第2刈刃3とを
設けた全稈投入形態のコンバインにおいて、残稈の有無
を検出して刈取装置1を自動的に昇降させる穀稈センサ
4を第2刈刃3に近接配置して設けたことを特徴とする
刈取昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24487193A JPH0799821A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | コンバインの刈取昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24487193A JPH0799821A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | コンバインの刈取昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0799821A true JPH0799821A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17125243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24487193A Pending JPH0799821A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | コンバインの刈取昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0799821A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107094424A (zh) * | 2017-06-13 | 2017-08-29 | 农业部南京农业机械化研究所 | 一种茎秆作物收割机 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24487193A patent/JPH0799821A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107094424A (zh) * | 2017-06-13 | 2017-08-29 | 农业部南京农业机械化研究所 | 一种茎秆作物收割机 |
CN107094424B (zh) * | 2017-06-13 | 2023-05-02 | 农业部南京农业机械化研究所 | 一种茎秆作物收割机 |
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