JPH0798161A - 混合冷媒を用いた冷凍装置 - Google Patents
混合冷媒を用いた冷凍装置Info
- Publication number
- JPH0798161A JPH0798161A JP24290093A JP24290093A JPH0798161A JP H0798161 A JPH0798161 A JP H0798161A JP 24290093 A JP24290093 A JP 24290093A JP 24290093 A JP24290093 A JP 24290093A JP H0798161 A JPH0798161 A JP H0798161A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- storage container
- heat exchanger
- side heat
- mixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
の制御を可能にし、制御応答性の向上を図る。 【構成】 圧縮機1、四方弁9、利用側熱交換器3、熱
源側熱交換器5、減圧装置7とから成る冷凍サイクルの
回路内に、冷媒貯留容器13を設け、冷媒貯留容器13
内に、混合冷媒の溶け込み可能な冷凍機油15を封入し
たことを特徴とする。
Description
いた冷凍装置に関する。
クル内を循環する冷媒の組成比率を可変とすることによ
り、能力制御や性能改善が可能となる。
て、例えば、混合冷媒を貯留する冷媒タンクを冷凍サイ
クル内に設けた特開昭61−86537号公報や、混合
冷媒を貯留する貯留器と直列に充填材が封入された精留
分離器を冷凍サイクル内に設けた特開平1−21075
9号公報等が知られている。
ク又は貯留器内に、混合冷媒の比率をかえて貯留するこ
とで、循環する冷媒の組成比率が可変となる。これによ
り、運転条件に対応した好適な冷媒での運転が行なえる
ようになるが、貯留タンクを設けた前者にあっては、沸
点の大きく異なる混合冷媒にのみ使用が可能であり、沸
点が近い混合冷媒や共沸混合冷媒には適用できない不具
合いがある。
後者にあっては、部品点数が増えるようになると共に組
付性、コスト性の面において望ましくないこと、また、
冷凍装置に封入されている潤滑油が付着して冷媒の通過
を妨げる等、維持管理が面倒になると共に実用化には難
しい点があった。
合冷媒の条件に影響されることなく組成比率の制御を可
能にすると共に制御応答性の面でも優れた混合冷媒を用
いた冷凍装置を提供することを目的としている。
に、この発明は、圧縮機、四方弁、利用側熱交換器、熱
源側熱交換器、減圧装置とから成る冷凍サイクルの回路
内に、混合冷媒に溶け込みが可能な冷凍機油を封入した
冷媒貯留容器を設ける一方、冷媒貯留容器内の冷凍機油
に、圧力又は温度変化を与える制御手段を設けてある。
凍サイクル内を循環する混合冷媒は、制御手段によって
所定の圧力、温度が設定されることで、冷媒貯留容器内
の冷凍機油内に所定の比率で溶け込むようになる。これ
により、冷凍サイクル内の混合冷媒の組成比率が変化
し、運転条件に対応した好適な冷媒による運転が行なえ
るようになる。
利用しているため、固体物質への吸着反応等の手段に比
べて速い反応となり、制御応答性が向上する。
の発明の実施例を詳細に説明する。
よって後述する冷凍機油15に対する溶け込みが異なる
と共に性状の異なるR32とR134aを用いた混合冷
媒が用いられたヒートポンプタイプの冷凍装置を示して
いる。冷凍装置は、圧縮機1と、利用側熱交換器3と、
熱源側熱交換器5と、減圧装置7とを有し、冷凍運転、
暖房運転に応じて四方弁9を操作することで、圧縮機1
から吐出される冷媒は、点線矢印の如く利用側熱交換器
3側へ、または、実線矢印の如く熱源側熱交換器5側へ
向かう流れとなり、運転モードに対応した切換制御が可
能となっている。
には、前記減圧装置7と並列に冷媒貯留容器13が設け
られ、冷媒貯留容器13内には、混合冷媒の溶け込みが
可能な冷媒機油15が封入されている。
的な反応により不純物を生成する事の無い安定性のある
性状で、冷凍サイクル中にあって、他の構成物と不要な
化学反応が生じなければ、必ずしも冷凍機用に限定され
る必要はない。
1開閉弁17と、第2開閉弁19が設けられ、第1、第
2開閉弁17,19の開度量をそれぞれ制御すること
で、冷媒貯留容器13内に、冷凍サイクル内の圧力と温
度が誘導され、所定の圧力と温度が設定されるようにな
っている。
四方弁9を切換えて冷媒を矢印実線の如く流すことで冷
凍運転となる。また、矢印点線の如く流すことで、暖房
運転が行なえるようになり、ここでは、冷凍運転につい
て具体的に説明する。
し、高温・高圧にして送り出す。この高温・高圧ガスは
熱源側熱交換器5に入り、電動ファン21で強制冷却さ
れる。このとき、冷媒ガスは冷却フィンを通過する空気
に凝縮の潜熱を奪われて液化される。
ここで高圧ガスは急激に膨脹して、低温低圧の霧状とな
る。次に熱源側熱交換器3に流れ、周囲の空気からフィ
ンを通して蒸発の潜熱を奪い、空気を冷却して冷風と
し、ブロア・モータ23で外へ吐き出される。冷媒ガス
はここで霧状からガス状になり、再び圧縮機1に流れ
る。このサイクルの繰返しで冷凍運転が行なわれる。
運転条件の時には、第1、第2開閉弁17,19の開度
量をそれぞれ調整することで、冷媒貯留容器13内の圧
力、温度が変化する。
ように、冷媒貯留容器13内の温度を40℃とし、圧力
を20kg/cm2 とすると、R32の冷媒は約30%
の比率まで冷凍機油15に溶け込むに対し、R134a
の冷媒は100%の比率まで冷凍機油13内に溶け込む
ようになる。したがって、冷凍サイクル中の混合冷媒
は、初期封入比率よりR32の冷媒が多い運転モードが
可能となり、冷凍能力が増加するようになる。
40℃で圧力を10kg/cm2 に設定すると、図4か
らR32の冷媒は約13%、R134aの冷媒は23%
の比率まで冷凍機油15内に溶け込むため、組成比率は
R134aの冷媒が多い運転モードが可能となる。この
結果、冷凍能力は低下すると共に圧力も低下するため、
少ない消費電力で済むようになる。
ことで運転条件に対応した好適な運転が行なえると共
に、冷凍機油15に対して迅速に溶け込むため、制御応
答性が向上する。
3の外周面に熱伝達チューブ25を掛回し、熱伝達チュ
ーブ25の一端を、温度制御弁27を介して、前記圧縮
機1の吐出側と接続連通させる。また、熱伝達チューブ
25の他端を、圧縮機1の取入側と接続連通させるよう
にしてもよい。
によって、熱伝達チューブ25に高温・高圧の冷媒が流
れるようになり、冷凍機油15が封入された冷媒貯留容
器13を外部から強制加熱する。この結果、冷媒貯留容
器13の迅速で正確な圧力、温度管理が可能となる。
よって温度管理されるヒータ31を直接冷媒貯留容器1
3に掛回することで、図2の実施例と同様の作用、効果
が期待できるようになる。
置によれば、非共沸冷媒及び共沸冷媒であっても、運転
条件に対応した好適な組成比率の制御が可能となり、巾
広い能力制御が行なえると共に効率のよい運転ができ
る。
ているため、固体物質への吸着反応等に比べ速い反応が
可能となるため制御応答性が良くなる。
図。
した説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機、四方弁、利用側熱交換器、熱源
側熱交換器、減圧装置とから成る冷凍サイクルの回路内
に、冷媒貯留容器を設け、冷媒貯留容器内に、混合冷媒
の溶け込みが可能な冷凍機油を封入したことを特徴とす
る冷凍装置。 - 【請求項2】 圧縮機、四方弁、利用側熱交換器、熱源
側熱交換器、減圧装置とから成る冷凍サイクルの回路内
に、混合冷媒に溶け込みが可能な冷凍機油を封入した冷
媒貯留容器を設ける一方、冷媒貯留容器内の冷凍機油
に、圧力又は温度変化を与える制御手段を設けたことを
特徴とする混合冷媒を用いた冷凍装置。 - 【請求項3】 制御手段は、冷媒貯留容器の取入側及び
取出側の回路を開閉する開閉弁又は、冷媒貯留容器を直
接加熱する加熱装置であることを特徴とする請求項2記
載の混合冷媒を用いた冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24290093A JP3155653B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 混合冷媒を用いた冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24290093A JP3155653B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 混合冷媒を用いた冷凍装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0798161A true JPH0798161A (ja) | 1995-04-11 |
JP3155653B2 JP3155653B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=17095893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24290093A Expired - Fee Related JP3155653B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 混合冷媒を用いた冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3155653B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002162120A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-06-07 | Fujitsu General Ltd | 空気調和機の冷凍装置 |
WO2016139783A1 (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-09 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
WO2018025900A1 (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 冷凍装置及びその制御方法 |
CN110542235A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-12-06 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器及其控制方法、控制装置和计算机可读存储介质 |
WO2021132256A1 (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-01 | Cpmホールディング株式会社 | 混合冷媒製造装置、混合冷媒製造方法、混合冷媒容器、混合冷媒容器使用方法、気液混合機能付き混合冷媒容器、気液混合機能付き混合冷媒容器使用方法 |
JPWO2020174530A1 (ja) * | 2019-02-25 | 2021-09-30 | Atsジャパン株式会社 | 冷媒制御システム、及び冷却システム |
JP2022020833A (ja) * | 2019-12-27 | 2022-02-01 | Cpmホールディング株式会社 | 気液混合機能付き混合冷媒容器、気液混合機能付き混合冷媒容器使用方法 |
WO2022210398A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP24290093A patent/JP3155653B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002162120A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-06-07 | Fujitsu General Ltd | 空気調和機の冷凍装置 |
WO2016139783A1 (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-09 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JPWO2016139783A1 (ja) * | 2015-03-04 | 2017-09-14 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
WO2018025900A1 (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 冷凍装置及びその制御方法 |
JP2018021721A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 冷凍装置及びその制御方法 |
EP3462108A4 (en) * | 2016-08-04 | 2019-05-22 | Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. | REFRIGERATION DEVICE AND ITS CONTROL METHOD |
JPWO2020174530A1 (ja) * | 2019-02-25 | 2021-09-30 | Atsジャパン株式会社 | 冷媒制御システム、及び冷却システム |
CN110542235B (zh) * | 2019-09-12 | 2021-03-02 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器及其控制方法、控制装置和计算机可读存储介质 |
CN110542235A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-12-06 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器及其控制方法、控制装置和计算机可读存储介质 |
WO2021132256A1 (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-01 | Cpmホールディング株式会社 | 混合冷媒製造装置、混合冷媒製造方法、混合冷媒容器、混合冷媒容器使用方法、気液混合機能付き混合冷媒容器、気液混合機能付き混合冷媒容器使用方法 |
JP2022020833A (ja) * | 2019-12-27 | 2022-02-01 | Cpmホールディング株式会社 | 気液混合機能付き混合冷媒容器、気液混合機能付き混合冷媒容器使用方法 |
WO2022210398A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JP2022157805A (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-14 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
CN117136288A (zh) * | 2021-03-31 | 2023-11-28 | 大金工业株式会社 | 冷冻循环装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3155653B2 (ja) | 2001-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000055525A (ja) | 冷蔵庫用冷凍サイクル装置 | |
US11280525B2 (en) | Refrigeration apparatus | |
JPH0798161A (ja) | 混合冷媒を用いた冷凍装置 | |
RU2432532C2 (ru) | Способ управления холодильником и холодильник с возможностью временной задержки включения компрессора | |
JP4156422B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
Won et al. | An experimental study of the performance of a dual-loop refrigerator freezer system | |
EP2551402A1 (en) | A heat pump system for a laundry dryer | |
CN115406129B (zh) | 复叠制冷系统及环境试验箱 | |
CN109163469A (zh) | 空调系统及其控制方法 | |
JP2000180026A (ja) | 冷蔵庫の冷凍装置 | |
JP2002162120A (ja) | 空気調和機の冷凍装置 | |
JP2003194427A (ja) | 冷却装置 | |
US20220252317A1 (en) | A heat pump | |
JP2003004346A (ja) | 冷却装置 | |
JP2000346503A (ja) | 冷媒充填装置 | |
JP2003148803A (ja) | ヒートポンプ式給湯機 | |
JPH06272978A (ja) | 空気調和装置 | |
JP7557171B2 (ja) | 流体温調システム | |
JP6650062B2 (ja) | 環境試験装置 | |
JPH07234041A (ja) | 多元冷凍装置 | |
JPH06313636A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2002162121A (ja) | 空気調和機の冷凍装置 | |
JPH07111280B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JPH02267473A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JPH0742074Y2 (ja) | 冷凍冷蔵庫 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090202 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090202 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090202 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |