JPH0791951A - 車両用距離測定装置 - Google Patents
車両用距離測定装置Info
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- JPH0791951A JPH0791951A JP23959793A JP23959793A JPH0791951A JP H0791951 A JPH0791951 A JP H0791951A JP 23959793 A JP23959793 A JP 23959793A JP 23959793 A JP23959793 A JP 23959793A JP H0791951 A JPH0791951 A JP H0791951A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉛直方向の1ライン分の画像信号を格納する
だけの小容量のメモリだけで相関演算を行うことがで
き、低コスト及び装置の小型化を図ることができる車両
用距離測定装置を提供する。 【構成】 CCDセンサ10からの画像信号はインター
レース走査で鉛直方向ラインで読み出され、信号処理部
12に出力される。信号処理部12のアナログデジタル
コンバータADC12aは画像信号をデジタル信号に変
換し、信号書き込み・相関演算用ロジック回路12bに
出力する。信号書き込み・相関演算用ロジック回路12
bは電子制御装置ECU14のCPUからの指令に基づ
き、鉛直方向の1ライン分の画像信号を順次ラッチに格
納し、1ライン毎に相関演算を行って距離を測定する。
だけの小容量のメモリだけで相関演算を行うことがで
き、低コスト及び装置の小型化を図ることができる車両
用距離測定装置を提供する。 【構成】 CCDセンサ10からの画像信号はインター
レース走査で鉛直方向ラインで読み出され、信号処理部
12に出力される。信号処理部12のアナログデジタル
コンバータADC12aは画像信号をデジタル信号に変
換し、信号書き込み・相関演算用ロジック回路12bに
出力する。信号書き込み・相関演算用ロジック回路12
bは電子制御装置ECU14のCPUからの指令に基づ
き、鉛直方向の1ライン分の画像信号を順次ラッチに格
納し、1ライン毎に相関演算を行って距離を測定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用距離測定装置、特
にCCDセンサを用いて距離を測定する装置に関する。
にCCDセンサを用いて距離を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、運転者の運転操作低減を図る
べく種々の装置が開発、搭載されており、他の車両との
距離を測定して危険を報知したり、車速制御に用いるシ
ステムも開発されている。このような距離測定装置で
は、車両の所定部位に所定間隔離間させてCCDセンサ
を設け、得られた画像の位相差を算出することにより三
角測量の原理で距離を測定している(例えば特開平3−
165212号公報)。CCDセンサは複数の受光素子
が格子状に配列して構成され、第1フィールド及び第2
フィールドのインターレース走査で水平方向に順次読み
出される。読み出された画像信号は一旦フレームメモリ
に格納された後、鉛直ライン上の画像信号同士で相関演
算が行われる。
べく種々の装置が開発、搭載されており、他の車両との
距離を測定して危険を報知したり、車速制御に用いるシ
ステムも開発されている。このような距離測定装置で
は、車両の所定部位に所定間隔離間させてCCDセンサ
を設け、得られた画像の位相差を算出することにより三
角測量の原理で距離を測定している(例えば特開平3−
165212号公報)。CCDセンサは複数の受光素子
が格子状に配列して構成され、第1フィールド及び第2
フィールドのインターレース走査で水平方向に順次読み
出される。読み出された画像信号は一旦フレームメモリ
に格納された後、鉛直ライン上の画像信号同士で相関演
算が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のC
CDセンサを用いた距離測定装置では、水平方向に読み
だした画像信号を用いて相関演算を行うために、一旦フ
レームメモリに記憶しなければならず、メモリ容量が増
大してコストが増大する問題があった。
CDセンサを用いた距離測定装置では、水平方向に読み
だした画像信号を用いて相関演算を行うために、一旦フ
レームメモリに記憶しなければならず、メモリ容量が増
大してコストが増大する問題があった。
【0004】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、鉛直方向の1ライン
分の画像信号を格納するだけの小容量のメモリだけで相
関演算を行うことができ、低コスト及び装置の小型化を
図ることができる車両用距離測定装置を提供することに
ある。
なされたものであり、その目的は、鉛直方向の1ライン
分の画像信号を格納するだけの小容量のメモリだけで相
関演算を行うことができ、低コスト及び装置の小型化を
図ることができる車両用距離測定装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の車両用距離測定装置は、格子状に配
列された複数の受光素子からなる一対のCCDセンサで
得られた画像信号から位相差を算出して対象物までの距
離を測定する車両用距離測定装置において、前記CCD
センサの鉛直方向の1ライン上に配列した受光素子から
読み出された画像信号を格納する記憶手段と、前記記憶
手段に格納された鉛直方向の1ライン分の画像信号に基
づき前記位相差を算出する相関演算を行う演算手段と、
前記CCDセンサからの画像信号を前記記憶手段に格納
する順序を制御する格納制御手段とを有することを特徴
とする。
に、請求項1記載の車両用距離測定装置は、格子状に配
列された複数の受光素子からなる一対のCCDセンサで
得られた画像信号から位相差を算出して対象物までの距
離を測定する車両用距離測定装置において、前記CCD
センサの鉛直方向の1ライン上に配列した受光素子から
読み出された画像信号を格納する記憶手段と、前記記憶
手段に格納された鉛直方向の1ライン分の画像信号に基
づき前記位相差を算出する相関演算を行う演算手段と、
前記CCDセンサからの画像信号を前記記憶手段に格納
する順序を制御する格納制御手段とを有することを特徴
とする。
【0006】また、上記目的を達成するために、請求項
2記載の車両用距離測定装置は、請求項1記載の車両用
距離測定装置において、前記格納制御手段は前記CCD
センサから第1フィールド及び第2フィールドのインタ
ーレース走査で読み出された画像信号の内、各フィール
ドにおいて少なくとも隣接する鉛直方向ラインを飛ばし
た所定間隔毎の鉛直方向ラインの画像信号のみを前記記
憶手段に格納することを特徴とする。
2記載の車両用距離測定装置は、請求項1記載の車両用
距離測定装置において、前記格納制御手段は前記CCD
センサから第1フィールド及び第2フィールドのインタ
ーレース走査で読み出された画像信号の内、各フィール
ドにおいて少なくとも隣接する鉛直方向ラインを飛ばし
た所定間隔毎の鉛直方向ラインの画像信号のみを前記記
憶手段に格納することを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の車両用距離測定装置では、従来
装置のようにCCDセンサからの読み出しを水平方向に
行うのではなく、鉛直方向のラインから読み出してい
く。そして、1ライン分の画像信号を格納できる記憶手
段に格納し、相関演算はこの1ライン分の鉛直方向の画
像信号を用いて行われる。
装置のようにCCDセンサからの読み出しを水平方向に
行うのではなく、鉛直方向のラインから読み出してい
く。そして、1ライン分の画像信号を格納できる記憶手
段に格納し、相関演算はこの1ライン分の鉛直方向の画
像信号を用いて行われる。
【0008】また、請求項2記載の車両用距離測定装置
では、CCDセンサからの画像信号を鉛直方向にインタ
ーレース走査で読み出すが、このとき、第1フィールド
及び第2フィールドそれぞれに対して少なくとも隣接す
る鉛直方向ラインを飛ばした所定間隔毎に記憶手段に格
納していく。すなわち、例えば第1フィールドを奇数フ
ィールド(1,3,5,7,・・・)とし、第2フィー
ルドを偶数フィールド(2,4,6,8,・・・)とし
た場合、第1フィールドは例えば1,7,・・と記憶手
段に格納し、第2フィールドは4,10,・・と飛び飛
びに格納し、第1フィールドと第2フィールドで格納及
び相関演算がCCDセンサの一画面で均等に行われるよ
うに格納制御制御手段が記憶手段への格納を制御する。
請求項1記載の車両用距離測定装置では鉛直方向の1ラ
イン毎に演算手段が相関演算を行うが、この演算を行っ
ている間はCCDセンサから順次隣接する画像信号が読
み出されても、このラインの相関演算を行うことはでき
ない。そこで、相関演算を一画面で均等に行って対象物
までの距離を確実に測定すべく、予め均等な相関演算を
行えるように相関処理ラインを定め、このラインのみが
記憶手段に格納されるように制御することにより、メモ
リ容量を低く抑えるとともに一画面の均等な、かつ高速
の相関演算を行うことができる。
では、CCDセンサからの画像信号を鉛直方向にインタ
ーレース走査で読み出すが、このとき、第1フィールド
及び第2フィールドそれぞれに対して少なくとも隣接す
る鉛直方向ラインを飛ばした所定間隔毎に記憶手段に格
納していく。すなわち、例えば第1フィールドを奇数フ
ィールド(1,3,5,7,・・・)とし、第2フィー
ルドを偶数フィールド(2,4,6,8,・・・)とし
た場合、第1フィールドは例えば1,7,・・と記憶手
段に格納し、第2フィールドは4,10,・・と飛び飛
びに格納し、第1フィールドと第2フィールドで格納及
び相関演算がCCDセンサの一画面で均等に行われるよ
うに格納制御制御手段が記憶手段への格納を制御する。
請求項1記載の車両用距離測定装置では鉛直方向の1ラ
イン毎に演算手段が相関演算を行うが、この演算を行っ
ている間はCCDセンサから順次隣接する画像信号が読
み出されても、このラインの相関演算を行うことはでき
ない。そこで、相関演算を一画面で均等に行って対象物
までの距離を確実に測定すべく、予め均等な相関演算を
行えるように相関処理ラインを定め、このラインのみが
記憶手段に格納されるように制御することにより、メモ
リ容量を低く抑えるとともに一画面の均等な、かつ高速
の相関演算を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いながら本発明の車両用距離
測定装置の好適な実施例について説明する。
測定装置の好適な実施例について説明する。
【0010】図1には本実施例の全体構成ブロック図が
示されており、図2には本実施例におけるCCDセンサ
10の構成が示されている。レンズ10a、10bを介
して入射した光はミラー10c、10dで反射され、プ
リズム10eに入射する。プリズム10eの反射面で反
射された光は最終的にCCD10fの所定領域に入射す
る。図から明かなように、レンズ10aを介して入射し
た光はCCD10fの上部の所定領域10xに結像し、
一方、レンズ10bを介して入射した光はCCD10f
の下部の所定領域10yに結像する。後述するように、
これら2つの画像間で相関演算が行われる。
示されており、図2には本実施例におけるCCDセンサ
10の構成が示されている。レンズ10a、10bを介
して入射した光はミラー10c、10dで反射され、プ
リズム10eに入射する。プリズム10eの反射面で反
射された光は最終的にCCD10fの所定領域に入射す
る。図から明かなように、レンズ10aを介して入射し
た光はCCD10fの上部の所定領域10xに結像し、
一方、レンズ10bを介して入射した光はCCD10f
の下部の所定領域10yに結像する。後述するように、
これら2つの画像間で相関演算が行われる。
【0011】CCDセンサ10の上下の所定領域に結像
した対象物の情報は画像信号として順次読み出される。
図3にはCCDセンサ10からの画像信号の読み出し方
向が示されている。図中一点鎖線で示される領域10
x、10yが前述した結像領域であり、図中矢印で示さ
れるように鉛直方向に読み出されていく。読み出しは鉛
直方向ラインのインターレース走査で行われ、一画面
(一フレーム)を第1、第2(あるいは奇数、偶数)の
2つのフィールドに分け、第1フィールドが1,3,
5,7,・・と順次読み出された後、第2フィールドが
2,4,6,・・と順次読み出される。
した対象物の情報は画像信号として順次読み出される。
図3にはCCDセンサ10からの画像信号の読み出し方
向が示されている。図中一点鎖線で示される領域10
x、10yが前述した結像領域であり、図中矢印で示さ
れるように鉛直方向に読み出されていく。読み出しは鉛
直方向ラインのインターレース走査で行われ、一画面
(一フレーム)を第1、第2(あるいは奇数、偶数)の
2つのフィールドに分け、第1フィールドが1,3,
5,7,・・と順次読み出された後、第2フィールドが
2,4,6,・・と順次読み出される。
【0012】CCDセンサ10から読み出された画像信
号は信号処理部12に入力される。信号処理部12内の
アナログデジタルコンバータADC12aは入力された
アナログ画像信号をデジタル信号(本実施例では8ビッ
ト)に変換する。そして、デジタル信号に変換された画
像信号は、さらに信号処理部12の信号書き込み・相関
演算用ロジック回路12bに入力される。信号書き込み
・相関演算用ロジック回路12bは電子制御装置ECU
14内のCPUからの制御信号に基づいてCCDセンサ
10から読み出された画像信号をメモリに書き込み、相
関演算を行って対象物までの距離測定する。
号は信号処理部12に入力される。信号処理部12内の
アナログデジタルコンバータADC12aは入力された
アナログ画像信号をデジタル信号(本実施例では8ビッ
ト)に変換する。そして、デジタル信号に変換された画
像信号は、さらに信号処理部12の信号書き込み・相関
演算用ロジック回路12bに入力される。信号書き込み
・相関演算用ロジック回路12bは電子制御装置ECU
14内のCPUからの制御信号に基づいてCCDセンサ
10から読み出された画像信号をメモリに書き込み、相
関演算を行って対象物までの距離測定する。
【0013】図4には信号処理部12で行われる処理の
フローチャートが示されており、また、図5及び図6に
は信号処理部12の回路構成とその作用が示されてい
る。図5は信号書き込み時の作用であり、図6は相関演
算時の作用である。図4及び図5において、ECU14
内のCPUからシーケンサ100に相関処理指令が入力
されると(S101)、シーケンサ100はCCDセン
サ10からの垂直同期信号VD、フィールド信号FLD
に基づいて第1フィールドのアナログ/デジタル変換開
始時期か否かが判定される(S102)。第1フィール
ドの開始時期である場合には、シーケンサ100は出力
信号MEMをHiにしてアナログ/デジタル変換を開始
する。すなわち、シーケンサ100からの出力信号ME
Mはタイミングジェネレータ102に出力され、タイミ
ングジェネレータ102はMEM信号とカウンタ信号C
からA/D変換及び画像信号格納時期を判断し、その時
期にFCK信号をADC12aに出力する。ADC12
aにて8ビットのデジタル信号に変換された画像信号
は、FCK信号の立ち上がりに伴って順次記憶手段とし
てのラッチ104に格納されていく(S103)。そし
て、CCDセンサ10の鉛直方向1ライン分の画像信号
(すなわち、基準側10xの画像信号及びシフト側10
yの画像信号)が全てラッチ104に格納された場合に
は書き込み画素数カウンタ106からLEN信号が出力
される。このLEN信号により、シーケンサ100はC
CDセンサ10の鉛直方向1ライン分の画像信号が全て
ラッチ104に格納されたと判定し(S104)、相関
開始信号SOKをLoからHiに変化させるとともにM
EMをLoとし、相関演算に移行する(S105)。
フローチャートが示されており、また、図5及び図6に
は信号処理部12の回路構成とその作用が示されてい
る。図5は信号書き込み時の作用であり、図6は相関演
算時の作用である。図4及び図5において、ECU14
内のCPUからシーケンサ100に相関処理指令が入力
されると(S101)、シーケンサ100はCCDセン
サ10からの垂直同期信号VD、フィールド信号FLD
に基づいて第1フィールドのアナログ/デジタル変換開
始時期か否かが判定される(S102)。第1フィール
ドの開始時期である場合には、シーケンサ100は出力
信号MEMをHiにしてアナログ/デジタル変換を開始
する。すなわち、シーケンサ100からの出力信号ME
Mはタイミングジェネレータ102に出力され、タイミ
ングジェネレータ102はMEM信号とカウンタ信号C
からA/D変換及び画像信号格納時期を判断し、その時
期にFCK信号をADC12aに出力する。ADC12
aにて8ビットのデジタル信号に変換された画像信号
は、FCK信号の立ち上がりに伴って順次記憶手段とし
てのラッチ104に格納されていく(S103)。そし
て、CCDセンサ10の鉛直方向1ライン分の画像信号
(すなわち、基準側10xの画像信号及びシフト側10
yの画像信号)が全てラッチ104に格納された場合に
は書き込み画素数カウンタ106からLEN信号が出力
される。このLEN信号により、シーケンサ100はC
CDセンサ10の鉛直方向1ライン分の画像信号が全て
ラッチ104に格納されたと判定し(S104)、相関
開始信号SOKをLoからHiに変化させるとともにM
EMをLoとし、相関演算に移行する(S105)。
【0014】図4及び図6において、SOK信号がHi
となることより、タイミングジェネレータ102は相関
クロック信号CCKを各ラッチ104に出力する。相関
クロック信号CCKの立ち上がりに伴って演算結果が順
次図中右側にシフトしていき、最終的に積算器108で
積算される。積算回数がウインド幅、すなわち基準側領
域10xとシフト側領域10yの幅となった際には、ウ
インド幅カウンタ107(信号書き込み時の書き込み画
素数カウンタ)よりSFC信号が出力されるとともに結
果がラッチ110に格納される。また、シフト側画像信
号はシフトパルスにより1つ右側にシフトされる。その
後、シフト回数が所定の最大シフト数mになるまで積算
とシフトが繰り返され、mに達するとシフト回数カウン
タ112より1ライン相関終了パルスLSEが出力され
る。シーケンサ100はこのLSE信号により1ライン
分の相関演算が終了したか否かを判定し(S106)、
1ライン分の相関が終了した場合にはSOK信号をHi
からLoに切り換える。このようにして鉛直方向1ライ
ン分の相関が終了した後、所定の全ラインの相関演算が
終了したか否かが判定される(S107)。所定のライ
ンは、例えば以下のように定められる。すなわち、前述
したようにCCDセンサ10からの画像信号は一画面を
第1フィールドと第2フィールドに分けて出力される
が、1ライン分をラッチ104に格納し、相関演算を行
うと、相関演算を行っている間にCCDセンサ10から
出力されているラインはラッチ104に格納できないた
め、例えば第1フィールド(奇数フィールド)では第1
ラインの相関演算が行われている間には第3ラインと第
5ラインを格納することができなくなる。その理由は、
1ラインを63.5μSで、相関演算を100MHz
で、ウインド幅を100、シフト数を100としても1
ラインの相関演算終了に100μSを要することとな
り、2ライン分は格納できなくなるからである。そこ
で、格納できない分を第2フィールドで補うべく、第1
フィールドは1,7,13,19,・・ラインのみをラ
ッチに格納して相関演算を行い、第2フィールドでは
4,10,16,・・ラインのみをラッチに格納して相
関演算を行う。このように、第1フィールド及び第2フ
イールドで一画面当たりの処理が均等に行われるように
所定ラインを定めるのである。なお、クロック周波数を
50MHzとした場合には、相関演算に約200μSを
要することになり、4ライン分が格納不能となる。従っ
て、この場合には、第1フィールドは1,11,21,
31,・・・ラインのみを格納して相関演算を行い、か
つ、第2フィールドでは6,16,26,・・ラインの
みをラッチに格納して相関演算を行うようにすれば、一
画面を均等に処理することができる。
となることより、タイミングジェネレータ102は相関
クロック信号CCKを各ラッチ104に出力する。相関
クロック信号CCKの立ち上がりに伴って演算結果が順
次図中右側にシフトしていき、最終的に積算器108で
積算される。積算回数がウインド幅、すなわち基準側領
域10xとシフト側領域10yの幅となった際には、ウ
インド幅カウンタ107(信号書き込み時の書き込み画
素数カウンタ)よりSFC信号が出力されるとともに結
果がラッチ110に格納される。また、シフト側画像信
号はシフトパルスにより1つ右側にシフトされる。その
後、シフト回数が所定の最大シフト数mになるまで積算
とシフトが繰り返され、mに達するとシフト回数カウン
タ112より1ライン相関終了パルスLSEが出力され
る。シーケンサ100はこのLSE信号により1ライン
分の相関演算が終了したか否かを判定し(S106)、
1ライン分の相関が終了した場合にはSOK信号をHi
からLoに切り換える。このようにして鉛直方向1ライ
ン分の相関が終了した後、所定の全ラインの相関演算が
終了したか否かが判定される(S107)。所定のライ
ンは、例えば以下のように定められる。すなわち、前述
したようにCCDセンサ10からの画像信号は一画面を
第1フィールドと第2フィールドに分けて出力される
が、1ライン分をラッチ104に格納し、相関演算を行
うと、相関演算を行っている間にCCDセンサ10から
出力されているラインはラッチ104に格納できないた
め、例えば第1フィールド(奇数フィールド)では第1
ラインの相関演算が行われている間には第3ラインと第
5ラインを格納することができなくなる。その理由は、
1ラインを63.5μSで、相関演算を100MHz
で、ウインド幅を100、シフト数を100としても1
ラインの相関演算終了に100μSを要することとな
り、2ライン分は格納できなくなるからである。そこ
で、格納できない分を第2フィールドで補うべく、第1
フィールドは1,7,13,19,・・ラインのみをラ
ッチに格納して相関演算を行い、第2フィールドでは
4,10,16,・・ラインのみをラッチに格納して相
関演算を行う。このように、第1フィールド及び第2フ
イールドで一画面当たりの処理が均等に行われるように
所定ラインを定めるのである。なお、クロック周波数を
50MHzとした場合には、相関演算に約200μSを
要することになり、4ライン分が格納不能となる。従っ
て、この場合には、第1フィールドは1,11,21,
31,・・・ラインのみを格納して相関演算を行い、か
つ、第2フィールドでは6,16,26,・・ラインの
みをラッチに格納して相関演算を行うようにすれば、一
画面を均等に処理することができる。
【0015】以上のようにして予め定められた全ライン
の相関演算が終了したか否かが判定され(S107)、
終了していない場合には再び前述のS103に戻って処
理が繰り返される(S108)。なお、相関演算を行う
べき所定のラインか否かはシーケンサ100が水平同期
信号HDに基づいて判定する。そして、全ラインの相関
が終了した場合には、シーケンサ100は相関終了信号
をECU14内のCPUに出力して(S109)、処理
を終了する。
の相関演算が終了したか否かが判定され(S107)、
終了していない場合には再び前述のS103に戻って処
理が繰り返される(S108)。なお、相関演算を行う
べき所定のラインか否かはシーケンサ100が水平同期
信号HDに基づいて判定する。そして、全ラインの相関
が終了した場合には、シーケンサ100は相関終了信号
をECU14内のCPUに出力して(S109)、処理
を終了する。
【0016】このように、本実施例ではCCDセンサか
らの画像信号を鉛直方向に読み出してその1ライン分を
ラッチに格納し、格納した1ライン分の画像信号で相関
演算を行い、相関演算が終了した後に、次の所定ライン
をラッチに格納して相関演算を行う処理を繰り返して一
画面における距離測定を行うものであり、記憶手段であ
るラッチは鉛直方向1ライン分の画像信号を格納するだ
けでよいので、装置の小型化を図ることができる。ま
た、本実施例では記憶手段としてラッチを演算回路と同
一のIC内に組み込んでいるので、クロック信号の高速
化を図ることができ、相関演算を高速で行うことができ
る。
らの画像信号を鉛直方向に読み出してその1ライン分を
ラッチに格納し、格納した1ライン分の画像信号で相関
演算を行い、相関演算が終了した後に、次の所定ライン
をラッチに格納して相関演算を行う処理を繰り返して一
画面における距離測定を行うものであり、記憶手段であ
るラッチは鉛直方向1ライン分の画像信号を格納するだ
けでよいので、装置の小型化を図ることができる。ま
た、本実施例では記憶手段としてラッチを演算回路と同
一のIC内に組み込んでいるので、クロック信号の高速
化を図ることができ、相関演算を高速で行うことができ
る。
【0017】なお、本実施例において、1ライン分の画
像処理を格納し相関演算を行う処理回路をもう一つ設け
て並列処理を行うことにより、2ライン分のメモリ容量
で相関ライン密度を高め、より精度のよい距離測定が可
能となる。
像処理を格納し相関演算を行う処理回路をもう一つ設け
て並列処理を行うことにより、2ライン分のメモリ容量
で相関ライン密度を高め、より精度のよい距離測定が可
能となる。
【0018】また、本実施例では図2に示すように単一
のCCDで基準側画像信号とシフト側画像信号を得てい
るが、2個のCCDを鉛直方向に配置しそれぞれに結像
させる構成とすることも可能である。
のCCDで基準側画像信号とシフト側画像信号を得てい
るが、2個のCCDを鉛直方向に配置しそれぞれに結像
させる構成とすることも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の車
両用距離測定装置によれば、鉛直方向の1ライン分の画
像信号を格納するだけの小容量のメモリだけで相関演算
を行うことができ、低コスト及び装置の小型化を図るこ
とができる。
両用距離測定装置によれば、鉛直方向の1ライン分の画
像信号を格納するだけの小容量のメモリだけで相関演算
を行うことができ、低コスト及び装置の小型化を図るこ
とができる。
【0020】また、請求項2記載の車両用距離測定装置
によれば、さらに、一画面の均等な、かつ高速の相関演
算を行って対象物までの距離を測定することができる。
によれば、さらに、一画面の均等な、かつ高速の相関演
算を行って対象物までの距離を測定することができる。
【図1】本発明の一実施例の全体構成ブロック図であ
る。
る。
【図2】同実施例のCCDセンサの構成図である。
【図3】同実施例のCCDセンサの読み出し説明図であ
る。
る。
【図4】同実施例の処理フローチャートである。
【図5】同実施例の信号処理部の構成ブロック図であ
る。
る。
【図6】同実施例の信号処理部の構成ブロック図であ
る。
る。
10 CCDセンサ 12 信号処理部 14 電子制御装置ECU
Claims (2)
- 【請求項1】 格子状に配列された複数の受光素子から
なる一対のCCDセンサで得られた画像信号から位相差
を算出して対象物までの距離を測定する車両用距離測定
装置において、 前記CCDセンサの鉛直方向の1ライン上に配列した受
光素子から読み出された画像信号を格納する記憶手段
と、 前記記憶手段に格納された鉛直方向の1ライン分の画像
信号に基づき前記位相差を算出する相関演算を行う演算
手段と、 前記CCDセンサからの画像信号を前記記憶手段に格納
する順序を制御する格納制御手段と、 を有することを特徴とする車両用距離測定装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両用距離測定装置にお
いて、 前記格納制御手段は前記CCDセンサから第1フィール
ド及び第2フィールドのインターレース走査で読み出さ
れた画像信号の内、各フィールドにおいて少なくとも隣
接する鉛直方向ラインを飛ばした所定間隔毎の鉛直方向
ラインの画像信号のみを前記記憶手段に格納することを
特徴とする車両用距離測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23959793A JPH0791951A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 車両用距離測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23959793A JPH0791951A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 車両用距離測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0791951A true JPH0791951A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17047135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23959793A Pending JPH0791951A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 車両用距離測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0791951A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011145115A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Ricoh Co Ltd | 測距装置、測距用モジュール及びこれを用いた撮像装置 |
JP2012122975A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Maxell Finetech Ltd | 光学式距離計測装置、光学式距離計測装置の距離計測方法および距離計測用プログラム |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP23959793A patent/JPH0791951A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011145115A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Ricoh Co Ltd | 測距装置、測距用モジュール及びこれを用いた撮像装置 |
JP2012122975A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Maxell Finetech Ltd | 光学式距離計測装置、光学式距離計測装置の距離計測方法および距離計測用プログラム |
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