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JPH075632B2 - 新規なペプチド類 - Google Patents

新規なペプチド類

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Publication number
JPH075632B2
JPH075632B2 JP59248848A JP24884884A JPH075632B2 JP H075632 B2 JPH075632 B2 JP H075632B2 JP 59248848 A JP59248848 A JP 59248848A JP 24884884 A JP24884884 A JP 24884884A JP H075632 B2 JPH075632 B2 JP H075632B2
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JP
Japan
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phe
lys
alkanoyl
met
ala
Prior art date
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Application number
JP59248848A
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JPS61100596A (ja
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ロルフ・ガイゲル
ヘルマン・ゲールハルツ
ハンスイエルク・クルーゼ
Original Assignee
ヘキスト アクチエンゲゼルシヤフト
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Filing date
Publication date
Application filed by ヘキスト アクチエンゲゼルシヤフト filed Critical ヘキスト アクチエンゲゼルシヤフト
Publication of JPS61100596A publication Critical patent/JPS61100596A/ja
Publication of JPH075632B2 publication Critical patent/JPH075632B2/ja
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/665Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans derived from pro-opiomelanocortin, pro-enkephalin or pro-dynorphin
    • C07K14/695Corticotropin [ACTH]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
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    • C07K14/68Melanocyte-stimulating hormone [MSH]
    • C07K14/685Alpha-melanotropin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/665Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans derived from pro-opiomelanocortin, pro-enkephalin or pro-dynorphin
    • C07K14/695Corticotropin [ACTH]
    • C07K14/6955Corticotropin [ACTH] with at least 1 amino acid in D-form
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/04Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
    • C07K5/06Dipeptides
    • C07K5/06086Dipeptides with the first amino acid being basic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

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Description

【発明の詳細な説明】 例えば式 Z-Lys-Phe-OMe (IV) (式中Zはベンジルオキシカルボニルである)のような
簡単なジペプチド誘導体が10μgの脳室内(i.c.v.)投
与によりラツトで身づくろいおよび運動衝動を惹起する
ことを本発明者らは見出した。同時に中枢神経系(CN
S)におけるコリン作働性メカニズムが影響を受ける。
ラツトの線条体は10μgの皮下投与後にコリン含量低下
しそしてアセチルコリン含量が増大する。
この作用はカルボキシル基が塩基性置換された基を担持
する場合に強められ、その際リジンはD−形で存在しう
る。従つて例えば化合物V Z-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl (V) は1μgのi.c.v.またはs.c.(皮下)投与ですでに同じ
作用を示す。
上記の効果はACTHおよびMSHに特徴的なものである。
VにおいてZ−残基がフエニルアラニンにより置換され
そしてそのα−アミノ基がACTH/MSHの部分配列または他
のアシル、アミノ酸およびペプチド残基によつて置換さ
れた場合、コリン作働性系におけるそれ以上の効果増大
と身づくろいおよび運動衝動の減退が観察できた。
比較的効果の強い化合物では高められたのみでなくまた
低下されたアセチルコリンレベルも観察された。いずれ
の効果も合成速度増大または変換増大を示す。
α‐MSH、ACTHおよび長鎖ACTH断片(ACTH1〜24)の脳室
内(i.c.v.)投与後の種々の脳領域中におけるアセチル
コリン変換の促進は既に早くに2つの研究グループによ
り記載されている(P.Wood氏他の「Life Sciences」第2
2巻第673〜678頁(1978年)、「JPET」第209巻第97〜10
3頁(1979年)、L.J.Botticelli氏他の「Brain Researc
h」第210巻第479〜484頁(1981年)、および「J.Neuros
cience」第2巻第1316〜1321頁(1982年)参照)。
「Ann.N.Y.Acad.Sci.」第297巻第267〜274頁(1977年)
の記載から知られるACTH類似の短いペプチドも向神経性
作用を有する。
作用強化のための前記実施例においては、N−末端に置
換基を有すること自体が重要であり、N−末端置換基の
性質はそれ程重要でないことが解った。置換基がペプチ
ドである場合は特にそうである。またフェニルアラニン
を修飾してもその作用が低下しないことが解った。さら
に、C−末端の塩基性置換基は置換されてない化合物に
比較してその作用が常に約100倍増大することも示され
た。
それゆえ本発明は一般式I R4-A5-A6-R7 (I) を有する化合物ならびにそれらの生理学的に受容しうる
塩に関する。ここで上式中R4はNαを介して結合したベ
ンジルオキシカルボニル(Z)、(C2〜C6)−アルカノ
イル、(C6〜C10)−アリール−(C2〜C4)−アルカノ
イル、2個までのアルキル炭素原子および5〜7個のシ
クロアルキル炭素原子を有するシクロアルカノイルであ
るか、またはR1-A2-A3-A4ここでA4はPhe、AlaまたはLeu
を意味し、A3はHis、Ala、PheまたはD-Lysを意味し、A2
はピログルタミル、Glu、D-GluまたはAlaを意味し、そ
してR1はNαを介して結合した水素、Z、(C2〜C6)−
アルカノイル、(C6〜C10)−アリール−(C2〜C4)−
アルカノイル、2個までのアルキル炭素原子および5〜
7個のシクロアルキル炭素原子を有するシクロアルカノ
イル、(C2〜C4)−アルカノイル−ω−アミノ−(C5
C8)−n−アルカノイル、メチルスルホニル−ω−アミ
ノ−(C5〜C8)−n−アルカノイル、4−メチルスルホ
ニルベンゾイル、スクシノイル、グルタロイル、(C2
C4)−アルカノイル−ω−アミノ−(C3〜C4)−n−ア
ルカノイル、メチルスルホニル−ω−アミノ−(C3
C4)−n−アルカノイル、メチルアミドグルタロイル、
H-Met、H-D-Met、H-Met(O)、H-D-Met(O)、H-Met
(O2)、H-D-Met(O2)、H-Gly、Z-Gly、H-Tyr、Z-Tyrまた
はピログルタミルを意味し、A5はD-LysまたはLysであ
り、A6はフエニルアラニン、N−メチルフエニルアラニ
ン、4−(C1〜C4)−アルコキシフエニルアラニンまた
は1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン
酸でありそしてR7はNH-(CH2)n-NH2、Gly-NH-(CH2)m-N
H2、Gly-Lys-R8またはGly-D-Lys-R8(ここでnは4〜10
の整数であり、mは2〜6の整数でありそしてR8は1−
ピロリジニル、1−ピペリジニル、NH-RまたはNR2(R
は(C1〜C4)アルキルである)を表わす)である。
R4は好ましくはZ、フエニル−(C2〜C4)−アルカノイ
ル、(C2〜C6)−アルカノイルを意味する。
R1の好ましい意味は水素、Z、フェニル−(C2〜C4)−
アルカノイル、(C2〜C6)−アルカノイル、アセチル−
ε−アミノカプロイル、メチルスルホニル−ε−アミノ
カプロイル、4−メチルスルホニルベンゾイル、グルタ
ロイル、アセチル−β−アラニル、メチル−スルホニル
−β−アラニル、メチルアミドグルタロイル、H-Met、H
-Met(O)、H-D-Met(O)、H-Met(O2)、H-Gly、Z-Gl
y、H-Tyr、Z-Tyrおよびピログルタミルである。特に好
ましいのはH-Met(O)、H-Met(O2)およびHO2C-(CH2)3-
CO-である。本発明は残基H-Met(O)−のスルフイニル
基がR−配置である化合物ならびにS−配置である化合
物に関する。
A5は好ましくはD-Lysである。
A6は例えばフエニルアラニン、N−メチルフエニルアラ
ニンまたは1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−
カルボン酸の残基を意味でき、その際それぞれL−配置
が好ましい。特に好ましいのはPheである。
塩基性C−末端残基R7の性質は限定的でない。-NH-(C
H2)n-NH2のような残基が好都合であることが判明した。
その場合nは好ましくは6〜10特に8である。
以下に好ましいペンタペプチドおよびヘキサペプチド誘
導体のいくつかの部分配列をあげる。
‐Glu-His-Phe-D-Lys-Phe- ‐Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe- ‐Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe- 下記の式Iの化合物が特に好ましい。
それぞれにS−またはR−配置のスルフイニル基を有す
る H-Met(O)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2および
H-Met(O)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)6-NH2、H-Me
t(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH(CH2)8-NH2、H-Met
(O2)-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH(CH2)8-NH2およびHOOC-
(CH2)3-CO-Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2
本発明はさらにN−末端に遊離のアミノ基を有する断片
をC−末端に遊離のカルボキシル基を有する断片と縮合
させ、その際これら断片において反応に関与しない第一
および第二アミノ基は酸性条件下に除去しうる(例えば
Bocのような)ウレタン型の保護基でそしてカルボキシ
ル基は酸性条件下に除去しうる(例えばButのような)
エステル型の保護基で保護された状態で存在しており、
かくして得られた化合物中のアミノまたはカルボキシル
基を保護するために導入された保護基を酸性条件下に除
去しそしてその化合物を場合によりそれらの生理学的に
受容しうる塩に変換することを特徴とする式Iを有する
化合物の製法にも関する。
ウレタン型の保護基はSchrderおよびLbke氏の「Th
e Peptides」、第I巻第22頁以下(1965年)ニユーヨー
ク、ロンドンに、そしてエステル型のものは同じく第52
頁以下に記載されている。
この方法は好ましくは下記の方法により実施される、す
なわち (a)式IIaの化合物を式IIIaの化合物と縮合させる、 (b)式IIbの化合物を式IIIbの化合物と縮合させる、 または (e)式IIeの化合物を式IIIeの化合物と縮合させ、 その際残基R1およびR4、R7およびA2〜A6は前記第1項に
定義された意味を有するが、しかし式IIIa、bおよびe
の化合物のN−末端基を除く遊離の第一および第二アミ
ノ基は酸性条件下に除去されうるウレタン型保護基で保
護されておりそして式IIa、bおよびeの化合物のC−
末端基を除く遊離のカルボキシル基は酸性条件下に除去
されうるエステル型保護基で保護されており、次に
(a)、(b)および(e)項で得られた化合物中のア
ミノまたはカルボキシル基を保護するために導入された
保護基を酸性条件下に除去しそして得られた化合物を場
合によりそれらの生理学的に受容しうる塩に変換する。
式IIbの化合物と式IIIbの化合物との反応が好ましい。
式IIa、bおよびeおよびIIIa、bおよびeの出発物質
は知られているかまたはそれ自体知られた方法例えば断
片縮合により入手しうる。
本発明によるペプチドの合成においてはNα−保護基と
して好ましくはベンジルオキシカルボニルまたは9−フ
ルオレニルメトキシカルボニル基が好ましく、カルボキ
シル保護基としては第三ブチル基が好ましい。
本発明方法による縮合はペプチド化学の一般的方法によ
り遂行され、スルホニル化合物の場合はスルホクロリド
を経て、そしてさもなければ好ましくは混合無水物法に
従い活性エステル、アジドを経て、またはカルボジイミ
ド法特に例えば1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N
−ヒドロキシスクシンイミド、3−ヒドロキシ−4−オ
キソ−3,4−ジヒドロ−1,2,3−ベンゾトリアジン、N−
ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイ
ミドのような反応促進性かつラセミ化防止性物質を添加
して、さらに1−ヒドロキシベンゾトリアゾールの活性
化誘導体または燐酸、ホスホン酸およびホスフイン酸の
無水物を使用して遂行される。
溶媒はジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ヘキサメチル燐酸トリアミド、N−メチルピロリドンま
たはジメチルスルホキシドである。成分の溶解度が許容
する場合はまた、メチレンクロリドまたはクロロホルム
のような溶媒も使用されうる。前記方法は例えばMeienh
ofer-Gross氏の「The Peptides」第1巻(1979年)、Ac
ademic Press出版に記載されている。
コリン作働系に及ぼす本発明化合物の作用は「J.Neuroc
hem.」第20巻第1〜8頁(1973年)記載の方法により判
定される。
本発明による塩基性置換基を有するペプチドの効果の増
強を示すいくつかの例を、ACTHおよび未置換のペプチド
と対照して以下の表に示す。
本発明による化合物はマウスにおいて電気シヨツクまた
はスコポラミンにより惹起された健忘症を有意に、薬量
依存的に軽減する(一試行受動的回避試験「one-trial
passiveavoidance test」)。化合物IXでは例えば必要
な最小有効量は皮下投与で0.03μg/kgである。
人間では本発明によるペプチドは気分を明るくし、抗う
つ性でそして不安解消性作用を有する。これらは環境に
対する注意深さを高め、学習および記憶能力を改良し、
社会復帰に好都合に作用しそして中枢のアセチルコリン
代謝の機能低下を伴う外傷後のおよび退行性脳損傷のす
べての疾患、例えば緩和な痴呆およびまたアルツハイメ
ル病の初期症状等に使用されうる。
毒性試験 ラットにおける静脈内1回投与の毒性 蒸留水に溶解した実施例16bの化合物をラット〔Hoe:WIS
Kf(SPF71)〕5群に5〜40mg/kg体重の投与量で1回静
脈内投与した(1群雄2匹、雌2匹のラットからな
る)。
投与後2時間以内に全てのラットの能動性が減少し、注
射部位に薄青い変色が観察された。殆どのケースにおい
て、高い投与量は足のふらつき、痙攣、緊張間代交互痙
攣、腹または外側部位のチアノーゼおよび(または)手
足の膨潤が見られた。これらの症状に後で死んだすべて
の試験動物において呼吸促迫が伴った。死亡は投与後6
〜40分の間に起こった。生存動物の体重発育は正常であ
った。死亡動物および3週間の観察期間後に殺した動物
の肉眼による検査ではいかなる形態学的変化も見られな
かった。
これらの条件での静脈内致死投与量中央値(LD50)は約
35mg/kg(ラット)であった。死亡数は下の表に示すと
おりであった。
医薬としては本発明による化合物はそれらが双性イオン
として存在しない場合は例えば酢酸、マロン酸、クエン
酸、りんご酸のような生理学的に危険のない酸とのそれ
らの塩の形態でまたは塩酸塩または硫酸塩としても使用
されうる。正常な体重の成人では好ましくは1回量当り
0.1μg〜1mgの薬用量における鼻内投与が用いられ、特
に好ましくは1回量1〜500特に5〜200μgである本発
明による医薬は例えば1日6回まで、好ましくは3回ま
で投与されうる。多くの場合1日1回の投与で充分であ
る。本発明による化合物はまた0.001〜10μg/kg、好ま
しくは0.01〜5μg/kg特に0.05〜2μg/kgで皮下投与さ
れうる。経口で吸収される量はその剤形によって変える
ことができる。経口投与における薬用量範囲は比較的大
きくそして1日当り0.1〜50mgであり数回に分けて投与
される。好ましい1回量は最も強く作用する化合物で0.
1〜10mgである。
本発明化合物は相当する医薬製剤中にて経口または非経
口により投与されうる。経口使用形態には活性化合物を
それに慣用の添加物質例えば担体、安定剤または不活性
希釈剤と混合しそして慣用の方法により適当な投薬形態
例えば錠剤、糖衣錠、棒状カプセル、水−アルコール性
のまたは油性の懸濁液または水−アルコール性溶液とな
される。不活性担体としては例えばアラビアゴム、炭酸
マグネシウム、燐酸カリウム、乳糖、葡萄糖または殿粉
特にとうもろこし殿粉が使用されうる。その場合調製は
乾式または湿式顆粒として遂行される。油性担体または
溶媒としては例えばヒマワリ油または肝油のような植物
性および動物性の油があげられる。
皮下または静脈投与には活性化合物またはそれらの生理
学的に受容しうる塩を、所望の場合はそれに慣用の物質
例えば溶解補助剤、乳化剤または他の助剤と共に溶液、
懸濁液または乳濁液となす。新規な活性化合物および相
当する生理学的に受容しうる塩に対する溶媒としては例
えば水、生理食塩溶液またはアルコール例えばエタノー
ル、プロパンジオールまたはグリセリン、それらと並ん
でまた葡萄糖またはマンニツト溶液のような糖溶液ある
いはまた前記した種種の溶媒の混合物も適当である。
実施例 以下の製造例においてペプチド化学に使用される略号が
用いられる。他のしばしば使用される略号は次のとおり
である。
DMF ジメチルホルムアミド NEM N−エチルモルホリン DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド DCH ジシクロヘキシル尿素 DCA ジシクロヘキシルアミン HOBt 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール HOObt 3−ヒドロキシ−4−オキソ−3,4−ジヒドロ
−1,2,3−ベンゾトリアジン Z ベンジルオキシカルボニル Boc 第三ブチルオキシカルボニル But 第三ブチル Me メチル Et エチル Tic 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カ
ルボン酸(L−型) HONp 4−ニトロフエノール HOTcp 2,4,5−トリクロロフエノール HONSu N−ヒドロキシスクシンイミド DC 薄層クロマトグラフイー/薄層クロマトグラム 溶媒A:メチルエチルケトン/ピリジン/水/酢酸(70:1
5:15:2) B:n−ブタノール/酢酸/水(6:2:2) C:n−ブタノール/ピリジン/酢酸/水(4:1:1:
5);このものの上相 D:ヘプタン/第三ブタノール/ピリジン(3:1:1) 実施例 1 Z-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl a)Boc-NH-(CH2)8-NH-Boc 1,8−ジアミノオクタン65gをジオキサン800mlおよび水4
00ml中に溶解させる。トリエチルアミン69mlを加えそし
て次に振動混合しながら20℃以下でジ−第三チルジカー
ボネート216gを分けて加える。その際反応生成物が既に
沈殿する。2時間攪拌し、沈殿を過し、これを少量の
水で洗いそして乾燥する。液を真空下に濃縮し、沈殿
を数回吸引過し、これを前記の如く処理する。沈殿を
集め、水で浸漬しそして乾燥する。収量118g、融点103
〜104℃。
元素分析値(C18H36N2O4(344.4)として) C% H% N% 計算値:62.75 10.53 6.97 実測値:63.0 10.7 7.2 b)Boc-NH-(CH2)8-NH2・HCl a)項により調製された化合物68gを2N HClを含有する
乾燥エーテル1中に懸濁させる。室温で3時間攪拌
し、約0℃に冷却し、沈殿を過しそしてこれを乾燥エ
ーテルで洗う。収量38g、融点150〜152℃(分解)。
元素分析値(C13H29ClN2O2(280.8)として) C% H% N% Cl% 計算値:55.65 10.4 10.0 12.6 実測値:55.6 10.5 10.2 12.5 c)Z-D-Lys(Boc)‐Phe-OMe L−化合物と同様にして調製されたZ-D-Lys(Boc)‐OH
43.2gをジメチルホルムアミド400ml中に溶解させる。H
-Phe-OMe-HCl 24.5g、HOBt 15.33g、NEM 14.53mlおよび
攪拌下にDCC 25gを加えそして室温で一夜放置する。尿
素を去したのち溶媒を真空下に留去しそして油状の残
留物を80%エタノール200mlから再結晶する。
収量57.9g(理論量の94%)。
分析のために試料をDMFからエーテル/石油エーテル
(1:1)を用いて沈殿させそしてもう一回80%エタノー
ルから結晶化させる。
元素分析値(C29H39N3O7(541.6)として) C% H% N% 計算値:64.31 7.26 7.76 実測値:64.3 7.3 7.5 ▲〔α〕20 D▼:+5.5°(c=0.5、90%酢酸中) d)Z-D-Lys(Boc)‐Phe-OH メチルエステル56.0gをジオキサン500ml、メタノール20
0mlおよび水60mlからなる混合物中に加熱下に溶解させ
そしてpH12.5で1NNaOHを用い150分以内でけん化する。
攪拌下に2N NClを用いてpH7とし、有機溶媒を沈殿にか
かわらず真空下に大部分留去し、これに氷冷した酢酸エ
ステル800mlを加えそして氷冷下および強力に攪拌しな
がら注意深く2N HCl 35mlを加える。層を分離し、酢酸
エステル溶液を幾分かの水で洗い、硫酸ナトリウムで乾
燥しそして真空下に濃縮する。はじめに油状である残留
物は少時のち完全に結晶化し、この結晶を石油エーテル
で洗いそして真空下に乾燥する。
収量50.2g(92%)、融点85〜87℃。
元素分析値(C28H37N3O7(527.6)として) C% H% N% 計算値:63.74 7.09 7.96 実測値:63.3 7.3 8.4 ▲〔α〕20 D▼:+10.7°(c=1、90%酢酸中) e)Z-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc d)項により調製されたジペプチド48.5gおよびb)項
により調製されたBoc−ジアミン塩酸塩25.8gをDMF 1
中に溶解させる。これにHOOBt 14.8g、NEM 15mlおよび
冷却下にDCC 25.5gを逐次加え、1時間攪拌しそして室
温で一夜放置する。尿素を過し、溶媒を真空下に留去
しそして残留物を80%エタノール300mlから再結晶す
る。沈殿は過困難でありそして遠心分離により得るの
が好都合である。収量60.2g(86.9%)。
元素分析値(C41H62N5O8(753.0)として) C% H% N% 計算値:65.40 8.30 9.3 実測値:65.6 8.5 9.3 ▲〔α〕20 D▼+2.0°(c=1、90%酢酸中) f)Z-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl e)項により得られた化合物753mgを濃HCl/水/蟻酸
(0.6:0.6:9.6)混合物7.5ml中に30分間放置する。溶媒
を真空下に留去しそして次にトルエンと蒸留する。残留
物はエーテルと放置すると凝固し、これを過し、エー
テルで洗いそして真空下にKOHで乾燥する。収量650mg。
この化合物はシリカゲル上溶媒Aを用いるDCにおいて単
一である。
元素分析値は誤差範囲内である。
実施例 2 Z-D-Lys-Phe-OMe・HCl 実施例1c)項に従い調製されたZ-D-Lys(Boc)‐Phe-OM
e 1.0gから実施例1f)と同様にしてBoc基を除去する。
収量820mg、DC(A)において単一であり、元素分析値
は正確である。
実施例 3 Z-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl 実施例1e)と同様にして調製されたBoc−保護されたL
−化合物1.2gからBoc基を前記のようにして除去する。
収量0.98g、DC(A)において単一そして元素分析値は
正確である。
実施例 4 Z-Lys-Tic-NH-(CH2)8-NH2・2HCl a)Z-Lys(Boc)‐Tic-OMe Z-Lys(Boc)‐OH 15.2gおよび知られた方法でアミノ酸
からメタノール/SOCl2を用いて調製されたH-Tic-OMe・
HCl 9.1g(「J.Am.Chem.Soc.」第70巻第182頁(1948
年)参照)を実施例1e)と同様にしてDMF 300ml中HOBt
5.4g、NEM 5.5mlおよびDCC 8.8gと反応させる。尿素を
去しそしてDMFを真空下に留去して残留する油状物を
酢酸エステル200ml中にとり、この溶液を10%クエン酸
水溶液、1M KHCO3溶液および水で逐次洗い、Na2SO4で乾
燥しそして真空下に蒸発させる。残留物は真空下に乾燥
させると泡状となるがしかし結晶しない。
b)Z-Lys(Boc)‐Tic-OH a)項に従い調製されたメチルエステル17.9gを実施例1
d項と同様にしてけん化する。後処理しそして酢酸エス
テルを留去したのちに非結晶性の油状物が残る。収量1
5.9g、DC(A)において単一。
元素分析値(C29H37N3O7(539.64)として) C% H% N% 計算値:64.55 6.91 7.79 実測値:63.9 6.9 7.9 c)Z-Lys(Boc)-Tic-NH-(CH2)8-NH-Boc b)項記載の化合物2.16gを実施例1eと同様にしてBoc−
ジアミン塩酸塩1.12g、HOBt0.54g、NEM 0.7mlおよびDCC
0.9gと反応させる。粗生成物をa)項におけると同様
にして酢酸エステル中にとりそして洗滌する。溶媒を留
去したのちに非結晶性の油状残留物が得られる。収量2.
73g、DC(A)において痕跡のDCHを除いて単一である。
d)Z-Lys-Tic-NH-(CH2)8-NH2・2HCl c)項により調製された化合物1.1gを実施例1f記載の試
薬10ml中でBoc基を除去する。この生成物は非結晶性で
ある。収量0.61g、DC(B,C)においてほとんど単一であ
る。
実施例 5 Z-D-Lys-Tic-NH-(CH2)8-NH2・2HCl この化合物は実施例4と同様にして得られる。これは同
様に非結晶性でありそしてDC(B,C)において実質上単
一である。
実施例 6 Z-Lys-Tic-OMe・HCl 実施例4aで得られた化合物0.7gからBoc基を実施例1fと
同様にして除去する。残留物を水に溶解させ、過しそ
して凍結乾燥する。白色粉末。収量0.43g、DC(B,C)で
はほとんど単一である。
実施例 7 Z-D-Lys-Phe-D-Lys-Phe-Gly-NH-(CH2)4-NH2・3HCl a)Z-D-Lys(Boc)‐Phe-Gly-OMe Z-D-Lys(Boc)‐Phe-OH(実施例1d)5.3gにDMF 60ml中
で攪拌下にG-Gly-OMe・HCl 1.26g、HOOBt 1.6g、NEM 1.
3mlおよびDCC 2.2gを逐次加える。一夜放置後尿素を
過し、液を真空下に濃縮する。残留物を酢酸エステル
200ml中にとり、溶液に冷却下に10%クエン酸溶液を飽
和する。炭酸水素ナトリウム溶液および水で洗い、真空
下に約40mlとなるまで濃縮しそしてエーテル/石油エー
テル(1:1)を加える。沈澱を過しそしてエーテル/
石油エーテル(1:1)で洗いそして乾燥する。
b)H-D-Lys(Boc)‐Phe-Gly-OMe,TosOH a)項で得られた化合物4.21gをMeOH 70ml中1Nメタノー
ル性TosOHを滴下してpH4.5でPd上接触水素添加する。触
媒を去したのち溶媒を真空下に留去し、残留物をジイ
ソプロピルエーテルで数回すりつぶしそして乾燥する。
収量3.82g、DC(A,C)において単一である。
c)Z-D-Lys(Boc)‐Phe-D-Lys(Boc)‐Phe-Gly-OMe Z-D-Lys(Boc)‐Phe-OH 5.4gおよびH-D-Lys(Boc)‐P
he-Gly-OMe,TosOH 6.4gにDMF 100ml中攪拌下にHOOBt 1.
6g、NEM 1.3gおよびDCC 2.2gを加える。一夜放置しそし
て尿素を過したのち溶媒を真空下に留去する。残留物
を酢酸エステル/n−ブタノール(2:1)300ml中にとりそ
して前記のようにしてクエン酸溶液、炭酸水素ナトリウ
ム溶液および水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を真空下に留去する。残留物をイソプロパノール60mlか
ら再結晶する。収量7.0g、DC(A)において単一。
d)Z-D-Lys(Boc)‐Phe-D-Lys(Boc)‐Phe-Gly-OH メチルエステル5.4gをジオキサン50ml+メタノール50ml
+水20ml中に温時溶解させそしてpH13で1N NaOHを用い
てけん化する。2N HClを用いて冷却下にpH6となし、溶
媒の大部分を留去し、酢酸エステル100mlおよびn−ブ
タノール20mlを加え、冷却下に1N HClを用いてpH2まで
酸性化しそして水洗する。有機相を硫酸ナトリウムで乾
燥しそして真空下に蒸発させる。油状の残留物はエーテ
ルとすりつぶすと固形物となる。収量5.1g、DC(A)に
おいてほとんど単一。
e)Z-D-Lys(Boc)-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-Gly-NH-(CH2)4-
NH-Boc d)により得られた化合物1.9gにDMF 30ml中で、Boc-NH
-(CH2)4-NH2・HCl(「Liebig′s Ann.Chem.」第750巻(1
971)第165頁記載の方法により調製)0.44gおよび攪拌
下にさらにHOBt 0.27g、NEM 0.3mlおよびDCC 0.45gを加
える。一夜放置し、尿素を過しそしてDMFを真空下に
留去したのち残留物を酢酸エステル/n−ブタノール(1:
1)60ml中にとりそして前記したようにクエン酸溶液、
炭酸水素塩溶液および水で洗い、乾燥しそして真空下に
溶媒を除去する。残留物をイソプロパノールから再結晶
する。収量1.55g、DC(A,C)において単一。
f)Z-D-Lys-Phe-D-Lys-Phe-Gly-NH-(CH2)4-NH2・3HCl 582mgを実施例1fにおけると同様にしてHCl/HCOOH 5.4ml
中に溶解させそして同様にして後処理する。収量440m
g、DC(B,C)において単一。
実施例 8 H-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3HCl a)Z-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc H-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc・TosOH(Z−化合
物から実施例7bと同様にしてメタノール中1N TosOHを滴
下しながらpH4.5で接触水素添加することにより調製)1
0.8gをDMF 100ml中に溶解させそして攪拌下にZ-Phe-OH
4.1g、HOBt 1.8g、NEM 2mlおよびDCC 3.0gを加える。一
夜放置後尿素を過しそしてDMFを真空下に留去する。
残留物を80%エタノール50mlから再結晶する。収量8.2
g、DC(A)において単一。
元素分析値(C50H71N6O9(900.2)として) C% H% N% 計算値66.72 7.95 9.34 実測値66.7 7.9 9.1 ▲〔α〕20 D▼:+3.0°(c=1、90%酢酸中) b)H-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH2・HCl a)項により得られた化合物1.0gを実施例7bと同様にし
て接触水素添加する。しかしながらその際pHはメタノー
ル中の1N HClを用いて保持する。同様の後処理により0.
92gが得られる。DC(D)において単一。
c)H-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3HCl b)項により得られた化合物のBoc保護基を実施例1fと
同様にして除去する。収量0.86g、DC(A,B)においてほ
とんど単一。
アミノ酸分析値:Phe:Lys(2.0:1.04) 実施例 9 Z-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl a)H-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc・TosOH 実施例8aで調製されたZ−化合物7.5gを実施例7bと同様
にしてメタノール中接触水素添加しそして後処理する。
収量7.3g、DC(D)において単一。
b)Z-Glu(OBut)-His-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-N
H-Boc DMF 70ml中のa)で得られた化合物5.16gをZ-Glu(OBut)
-His-OH 2.76g、HOOBt 0.9g、NEM 0.7mlおよびDCC 1.22
gと反応させそして実施例4aと同様に後処理する。酢酸
エステルを留去した後に残る残留物をエーテル/石油エ
ーテル(1:1)と数回すりつぶしそして乾燥する。収量
5.0g、DC(A,C)によれば非常に少量のDCHにより汚染さ
れている。
c)Z-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl b)により得られた化合物0.5gから実施例1fと同様にし
てBocおよびBut保護基を除去しそしてそこに記載された
ようにして後処理する。次にもう一回少量の水に溶解さ
せ、少量の弱塩基性イオン交換体とpH4.5となるまで攪
拌し、過しそして真空下に濃縮乾固させる。残留物を
エーテルとすりつぶしそして乾燥させる。収量0.3g、DC
(A,B)においてほとんど単一、アミノ酸分析値は正し
い。
実施例 10 フエニルプロピオニル-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(C
H2)8-NH2・3CH3COOH 実施例9bにより調製されたZ−ペプチドからZを接触水
素添加により除去する。フエニルプロピオン酸、DCCお
よびHOBtとモル比率にて反応させそして反応生成物から
Bocおよび第三ブチル基をHCl/HCOOHを用いて除去する。
実施例1gと同様にして酢酸塩に変換したのちそこに記載
されるようにしてセフアデツクス LH20でのクロマトグ
ラフイーにより精製する。DC(A,B,C)では単一であ
る。アミノ酸分析値は正しい。
実施例 11 H-Met(O)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3CH3C
OOH a)Boc-Met-Glu(OBut)-His-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(C
H2)8-NH-Boc 実施例9bで得られた化合物3.75gから実施例7bと同様に
してH-Glu(OBut)-His-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-N
H-Boc・TosOH 4.2g調製する。このものから2.56gをDMF 6
0ml中Boc-Met-ONp 1.2g、HOBt 27mgおよびNEM 0.4mlと
室温で一夜反応させ、溶媒を真空下に留去しそして残留
物をNaHCO3および水で浸漬したのち酢酸エステル/エー
テルから再結晶し、エーテルで浸漬しそして乾燥する。
収量2.2g、DC(C)において単一。
b)Boc-Met(O)-Glu(OBut)-His-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH
-(CH2)8-NH-Boc a)項で得られた化合物1.8gを酢酸36ml中3% H2O2 2
mlで酸化する。30分後真空下に濃縮しそして残留物を水
およびエーテルで浸漬する。
c)H-Met(O)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3
CH3COOH b)項により得られた粗生成物からHCl/HCOOH 25mlを用
い実施例1fと同様にして保護基を除去する。真空下に蒸
発乾固させ、残留物を50%メタノール30ml中に溶解さ
せ、アセテート型のイオン交換体アンバーライト IRA
93でpHが約4.2に戻るまで処理し、過しそしてこの溶
液を真空下に乾固させる。収量1.36g。
精製するために1%酢酸6ml中に溶解させそして同じ溶
媒中セフアデツクス LH-20を充填した200×2.5cmのカ
ラムでクロマトグラフイーする。フラクシヨン5および
6中にクロマトグラフイー上単一で、正しいアミノ酸分
析値を有するペプチド480mgが見出される。
▲〔α〕20 D▼:+4.9°(c=0.5、90%酢酸中) フラクシヨン7には立体異性体Met(O)誘導体との混
合物290mgが見出される。
実施例 12 H-D-Met(O)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3CH
3COOH 実施例11と同様に操作するが、しかしながらBoc-D-Met-
ONpを用いそして標記化合物をセフアデツクス LH-20で
のクロマトグラフイーにより相当する純度で得る。
実施例 13 pGlu-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2CH3COOH a)pGlu-Glu(OBut)-His-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)
8-NH-Boc H-Glu(OBut)-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc・Tos
OH(実施例11a)1.6gおよびp-Glu-OTcp 370mgをDMF 20m
l中NEM 0.17mlおよびHOBt 17mgの存在下に一夜反応せし
める。溶媒を真空下に留去しそして残留物をエーテルで
浸漬する。収量1.6g。
b)a)項で得られた粗生成物から実施例1fと同様にし
て保護基を除去しそして実施例11cと同様にしてクロマ
トグラフイー精製する。DC(C)上単一な標記化合物46
5mgを得る。アミノ酸分析値は正しい。
実施例 14 Z-Tyr-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2CH3COOH 実施例11a記載の部分的に保護されたペンタペプチド−
アミド1.28gをDMF 20ml中HOBt 13.5mgおよびNEM 0.13ml
の存在下にZ-Tyr(But)-ONSu 610mgと反応させる。一夜
放置後溶媒を真空下に留去する。残留物をエーテルとす
りつぶしたのち実施例1fと同様にしてHCl/HCOOHで処理
する。溶媒を留去したのち実施例11cと同様にしてクロ
マトグラフイーする。収量、クロマトグラフイー上単一
なペプチド360mg、アミノ酸分析値は正しい。
実施例 15 H-Tyr-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3CH3COOH 実施例14と同様に操作するが、しかしながらBoc-Tyr(Bu
t)-ONSu 565mgを用いそして標記化合物280mgを得る。DC
(C)において単一、アミノ酸分析値は正しい。
実施例 16 H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3HCl a)Boc-Met(O2)-Glu(OBut)-His-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-N
H-(CH2)8-NH-Boc Boc-Met(O2)-OH 370mgおよびH-Glu(OBut)-His-Phe-D-Ly
s-(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc・TosOH 1.4gにDMF 25ml
中NEM 0.14mlおよびHOBt 150mgを加える。DCC 242mgを
加えそして30分後さらにNEM 0.07mlを加えそして一夜放
置後後処理する。粗生成物を湿つた酢酸エステル中に溶
解させ、10% KHSO4/K2SO4溶液、飽和炭酸水素ナトリ
ウム溶液および水で逐次洗い、酢酸エステル溶液を硫酸
ナトリウムで短時間乾燥し、少量となるまで濃縮しそし
て強力に攪拌しながらエーテル中に滴下する。収量、不
溶の粗生成物1.1g。
b)H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2
3CH3COOH a)項で得られた化合物650mgから実施例11と同様にし
て保護基を除去しそして後処理する。収量520mg。
350mgを1N酢酸2ml中に溶解させそしてセフアデツクス
LH-20(2.5×100cm)でクロマトグラフイーする。DC上
単一な主フラクシヨンを合しそして凍結乾燥する。収量
230mg、DC(C)において単一、アミノ酸分析値は正し
い。
実施例 17 Z-Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl a)Z-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc 部分保護されたトリペプチド(実施例8b)20.85gおよび
Z-Ala-OH 4.95gにDMF 300ml中攪拌下にHOBt 12.7g、NEM
2.84gおよびDCC 4.88gを加える。一夜放置後DCHを去
しそして溶媒を真空下に留去する。エタノール/水から
2回沈澱させそして真空下に乾燥させる。収量18.5g。
▲〔α〕20 D▼:−11°(c=1、90%酢酸中)。
元素分析値(C53H77N7O10(972.3)として) C% H% N% 計算値65.47 7.98 10.09 実測値65.6 8.0 10.3 b)H-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc・TosO
H a)項で調製されたZ−化合物16gをメタノール/DMF中1
NTosOHを添加してpH6でPd上接触水素添加する。触媒を
去し、活性炭を用いて清澄化し、溶媒を留去しそして
残留物を酢酸エステルですりつぶす。収量、乾燥後で1
2.4g。
元素分析値(C55H84N8O12(1081.35)として) C% H% N% S% 計算値61.09 7.83 10.36 2.9 実測値60.9 7.8 10.2 3.2 c)Z-Glu-(OBut)-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-
NH-Boc b)項により得られた化合物5.0gにDMF 50ml中Z-Glu(OB
ut)-OH 2.03gおよび次に攪拌下にHOBt 675mg、NEM 0.71
mlおよびDCC 1.13gを加える。一夜放置後DCHを去し、
溶媒を留去し、残留物をn−ブタノール/酢酸エステル
(1:1)中にとり、炭酸水素ナトリウム溶液および水で
洗いそしてNa2SO4で乾燥する。溶媒を留去したのちに残
る残留物をエーテルで浸漬しそして乾燥する。収量5.24
g、DC(D)において単一。
d)Z-Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl c)項で得られた化合物300mgの保護基を除去するため
に実施例1fにおけるようにして処理する。残留物を後処
理したのちエーテルですりつぶしそして乾燥する。収量
160mg、DC(D)において単一、▲〔α〕20 D▼:−15°
(c=1、MeOH中)、アミノ酸分析値は正しい。
実施例 18 Z-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl 実施例17aで調製された化合物1gを実施例1fと同様にし
て蟻酸/HClで処理しそして後処理する。収量0.88g、DC
(A,B)において単一。
実施例 19 H-Met(O2)-Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3HCl a)Boc-Met(O2)-Glu(OBut)-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-N
H-(CH2)8-NH-Boc 実施例21aで調製されたH-Glu(OBut)-Ala-Phe-D-Lys(Bo
c)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc・TosOH 1.2gにDMF中Boc-Met(O
2)-OH 344mg、HOBt 137mg、NEM 0.13mlおよびDCC 225mg
を加えそして最初攪拌したのち15時間放置する。過
し、溶媒を真空下に留去しそして残留物を水およびエー
テルですりつぶす。収量1.2g、この化合物はまだ少量の
DCHを含有するが他方DC(A,D)において単一である。
b)H-Met(O2)-Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2
3HCl a)項により調製された化合物を実施例1fと同様にして
蟻酸/HClで処理しそして後処理する。次にもう一回水に
溶解させ、過しそして真空下に乾固させる。残留物を
酢酸エステル中ですりつぶしそして乾燥する。収量1.0g
から0.78g。DC(A,B,C)において単一。▲〔α〕
20 D▼:−12.5°(c=1、メタノール)、アミノ酸分
析値は正しい。
実施例 20 メチルスルホニル−β-Ala-Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-
(CH2)8-NH2・2HCl a)メチルスルホニル−β−アラニン β−アラニン22.3gを2N NaOH 125ml中に溶解させる。振
動混合させながら0〜5℃でメタンスルホン酸クロライ
ド20mlおよび2N NaOH 145mlを同時に滴下せしめそして
室温で3時間振動する。この溶液をエーテルで抽出し、
400mlまで希釈しそして強酸性イオン交換体(Lewatit
S100)と約pH2となるまで攪拌する。次に溶液を真空下
に乾固させる。残留物を酢酸エステル中にとり、硫酸ナ
トリウムで乾燥しそしてアルカリ性反応が出るまでDCA
を加える。析出する沈澱を過し、酢酸エステルおよび
エーテルで洗い、乾燥しそしてテトラヒドロフランから
再結晶する。収量DCA−塩17.4g、融点156〜157℃。
元素分析値(C16H32N2O4S(348.5)として) C% H% N% S% 計算値55.14 9.26 8.04 9.20 実測値54.8 8.2 8.0 9.4 塩を解離するために水200ml中に溶解させそして再び約p
H2となるまで強酸性イオン交換体と攪拌する。相当する
交換体カラムで過することもできる。この溶液を真空
下に乾固させ、残留物をデシケーター中P2O5で乾燥しそ
してこの形態で使用する。この化合物はDC(A,C)にお
いて単一。
b)CH3-SO2-NH-(CH2)2-CO-Glu(OBut)-Ala-Phe-D-Lys-
(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc 実施例17cで得られたZ−ペプチド1.2gを実施例21aに従
い接触水素添加する。収量、トシレートとして1.2g。
この化合物をDMF 12ml中CH3SO2-NH-(CH2)2-COOH 204m
g、HOBt 138mg、NEM 0.13mlおよびDCC 225mgと反応さ
せ、室温で15時間放置後DCHを去しそして溶媒を真空
下に留去する。残留物を水ですりつぶし、過しそして
水および酢酸エステルで洗う。収量1.1g、DC(A,D)に
おいて単一、なお少量の尿素が見られうる。
c)CH3-SO2-NH-(CH2)2-CO-Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-
(CH2)8-NH2・2HCl b)項で得られた化合物0.9gから実施例1fと同様にして
保護基を除去する。収量580mg、アミノ酸分析値は正し
い。▲〔α〕20 D▼:−17.6°(c=1、メタノー
ル)。
実施例 21 グルタロイル-Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2
HCl a)グルタロイル-Glu(OBut)-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-
NH-(CH2)-NH-Boc H-Glu(OBut)-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Bo
c・TosOH(実施例17cで得られたZ−化合物の接触水素添
加により調製)1.2gをピリジン10ml中に溶解させる。こ
れにグルタル酸無水物140mgを加えそして室温で15時間
反応せしめる。真空下に濃縮後残留物を酢酸エステルで
すりつぶし、固形生成物を過し、エーテルで洗いそし
て乾燥する。収量1.08g、DC(A,B,C)において単一。
b)グルタロイル-Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-N
H2・2HCl a)項で得られた化合物0.9gを実施例1fと同様にして蟻
酸/HClで処理する。収量0.6g、▲〔α〕20 D▼:−19.6
°(c=1、メタノール)、アミノ酸分析値および元素
分析値は正しい。
水に溶解させ、pH5〜6となるまで弱塩基性イオン交換
体で処理しそして過した溶液を濃縮すると標記化合物
が得られる。
実施例 22 Z-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl a)Z-Ala-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc 部分保護されたトリペプチド(実施例8b)20.85gをDMF
200ml中Z-Ala-Ala-OH 6.53g、HOBt 12.66g、NEM 2.84ml
およびDCC 4.9gと反応させそして実施例4aと同様にして
後処理する。収量16.7g、DC(C,D)において単一。▲
〔α〕20 D▼:−12.0°(c=1、90%酢酸中)。
元素分析値(C56H82N8O11(1043.3)として) C% H% N% 計算値64.47 7.92 10.74 実測値64.2 8.0 10.6 b)Z-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl a)項で得られた化合物500mgから実施例1fと同様にし
て保護基を除去する。この化合物はクロマトグラフイー
精製することなくDC(D)においてすでに単一である。
▲〔α〕20 D▼:−15.2°(c=1、90%酢酸中)、 元素分析値(C46H68Cl2N8O7(916.0)として) C% H% N% Cl% 計算値60.32 7.98 12.23 7.74 実測値60.1 7.9 12.1 7.9 アミノ酸分析値は正しい。
実施例 23 H-Gly-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3HCl a)H-Ala-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc・
TosOH 実施例22aで得られた化合物16gを実施例17bと同様にし
て接触水素添加しそして後処理する。収量12.9g。
元素分析量(C55H84N8O12S(1081.35)として) C% H% N% S% 計算値61.09 7.83 10.36 2.96 実測値60.9 7.8 10.2 3.2 b)Boc-Gly-Ala-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-N
H-Boc a)項により得られた化合物973mgをDMF 10ml中Boc-Gly
-ONSu 260mgと反応させ、溶媒を真空下に留去したのち
標記化合物を酢酸エステルとすりつぶすことより単離す
る。収量850mg、DC(D)において単一。
元素分析値(C55H87N9O12(1066.37)として) C% H% N% 計算値61.95 8.22 11.82 実測値61.8 8.3 11.6 c)H-Gly-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3HCl b)項で得られた化合物800mgから実施例1fと同様にし
て保護基を除去する。収量610mg、DC(B,D)において単
一。▲〔α〕20 D▼:−24.0°(c=1、メタノール
中) 元素分析値(C40H66Cl3N9O6(875.34)として) C% H% N% Cl% 計算値54.88 7.60 14.4 12.5 実測値55.0 7.5 14.2 12.8 アミノ酸分析値は正しい。
実施例 24 H-Tyr-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3HCl 実施例17aで得られた化合物0.97gをDMF 10ml中NEM 0.13
ml添加の下Boc-Tyr(But)-ONSu 435mgと反応させる。実
施例13aに従い後処理する。次に生成物(0.8g)から実
施例1fと同様にして保護基を除去する。収量0.65g。▲
〔α〕20 D▼:−15.0°(c=1、メタノール中)。DC
(A,B,C)において単一。アミノ酸分析値は正しい。
実施例 25 グルタロイル-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2
HCl 実施例23aにより得られた部分保護されたペプチドを実
施例21aと同様にしてグルタル酸無水物と反応させ、保
護基を除去しそしてそこに記載されるようにして後処理
する。▲〔α〕20 D▼:−19.6°(c=1、メタノー
ル)。
アミノ酸分析値は正しい。水に溶解させ、pH5〜6とな
るまで弱塩基性イオン交換体で処理することによりモノ
塩酸塩が得られ、このものは溶液を濃縮しそして残留物
をエーテルですりつぶすことにより単離される。
実施例 26 H-Met(O2)-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3HCl 実施例16と同様にして実施例23aで調製されたペプチド
から保護基を除去することにより標記化合物が得られ
る。▲〔α〕20 D▼:−15.3°(c=1、メタノー
ル)。アミノ酸分析値は正しい。DC(A,B,C)において
単一。
実施例 27 CH3NH-CO-(CH2)3-CO-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8
-NH2・2HCl a)グルタル酸モノメチルアミド メチルアミン−HCl 6.75gをDMF 150ml中に懸濁させそし
てNEM 25.5mlの存在下にグルタル酸無水物11.5gと反応
させる。透明な溶液が得られる。1時間攪拌後真空下に
濃縮し、残留物にアセトン120mlを加え、過したのち
溶媒を留去する。
油状の残留物を酢酸エステル200ml+100mlで抽出し、酢
酸エステル溶液を過しそして最早や何ら沈澱が生じな
くなるまでDCAを加える。この沈澱をイソプロパノール
/酢酸エステルから再結晶し、イソプロパノールからの
最初のフラクシヨン(2g)を捨てる。収量22g。
元素分析値(C18H34N2O3(326.5)として) C% H% N% 計算値66.22 10.50 8.58 実測値65.7 10.3 8.5 塩の解離は実施例20aと同様にして行われる。収量、油
状物7.9g、クロマトグラフイー上純粋。
b)CH3NH-CO-(CH2)3-CO-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(C
H2)-NH2・2HCl a)項により調製された化合物15gおよび実施例23aに従
い調製されたH-Ala-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8
-NH-Boc・TosOH 975mgにDMF 8ml中攪拌下にHOBt 121mg、
NEM 0.12mlおよびDCC 200mgを逐次加えそして室温で15
時間放置する。実施例17cと同様に後処理する。DC
(A)において単一。収量923mg、保護基の除去は実施
例1fにおけると同様である。収量790mg、元素分析値は
正しい。
実施例 28 CH3NH-CO-(CH2)3-CO-Glu-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8
-NH2・2HCl 実施例27bと同様に操作するが、しかしながら実施例20b
で調製された等モル量のH-Glu(OBut)-Ala-Phe-D-Lys(Bo
c)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc・TosOHを使用する。この化合
物はDC(A,B)においてほとんど単一である。アミノ酸
分析値は正しい。
実施例 29 CH3NH-CO-(CH2)3-CO-Glu-Phe-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8
-NH2・2HCl 実施例27bと同様に操作するが、しかしながら実施例34d
で調製された等モル量のH-Glu(OBut)-Phe-Phe-D-Lys(Bo
c)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc-TosOHを使用する。
実施例 30 CH3NH-CO-(CH2)3-CO-Ala-Phe-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8
-NH2・2HCl 実施例27bと同様に操作するが、しかしながら実施例37
で調製された等モル量のH-Ala-Phe-Phe-D-Lys-(Boc)-Ph
e-NH-(CH2)8-NH-Boc・TosOHを使用する。
実施例 31 CH3SO2-β-Ala-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2
2HCl 実施例27bと同様にして実施例23aで調製された部分保護
されたペプチド975mgをメチルスルホニル−β−アラニ
ン180mgと反応させ、保護基をそこに記載のようにして
除去しそして後処理する。収量540mg。〔α〕:−18.
5°(c=1、メタノール)。アミノ酸分析値は正し
い、DC(A)において単一。
実施例 32 アセチルアミノカプロイル-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(C
H2)8-NH2・2HCl a)アセチルアミノカプロン酸−ヒドロキシスクシンイ
ミドエステル ε−アミノカプロン酸26.2gを酢酸100ml中に懸濁させ
る。これに無水酢酸22.2mlを加えそして室温で5時間攪
拌する。透明な溶液を真空下に乾固させ、残留物をエー
テルで浸漬し、過し、エーテルで洗いそして真空下に
乾燥する。収量30.4g。
元素分析値(C8H15NO3として) C% H% N% 計算値55.47 8.73 8.09 実測値55.4 8.8 8.0 10.4gにアセトニトリル150ml中N−ヒドロキシスクシン
イミド8.3gおよびDCC 13.2gを加える。一夜放置し、DCH
を去しそして溶媒を真空下に留去する。残留物を石油
エーテルおよびジイソプロピルエーテルで浸漬しそして
乾燥させる。収量16.9g。この生成物はそれ以上精製す
ることなく反応に使用される。
b)CH3CO-NH-(CH2)5-CO-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8
-NH2・2HCl 実施例17bで調製されたH-Ala-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-
(CH2)8-NH-Boc・TosOH 1gをDMF 8ml中で前記a)項によ
り調製された活性エステル0.3gとNEM 0.5ml添加の下に
反応させ、一夜放置しそして溶媒を真空下に留去する。
残留物を酢酸エステルおよび水で浸漬し、過しそして
酢酸エステルおよびエーテルで洗う。
乾燥後の収量0.9g、DC(A)において単一。元素分析値
は正しい、保護基の除去および後処理は実施例1fと同様
に行われる。〔α〕:−18.2°(c=1、メタノール
中)。
実施例 33 CH3SO2-NH-(CH2)5-CO-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)-NH2
・2HCl a)メチルスルホニル−ε−アミノカプロン酸 ε−アミノカプロン酸65.6gを実施例20aと同様にして2N
NaOHの存在下にメタンスルホン酸クロリド40mlと反応
させそして後処理する。DCA塩を調製しそして42.3gを得
る。融点134℃。
元素分析値(C19H38N2O4S(390.6)として) C% H% N% S% 計算値58.43 8.81 7.17 8.21 実測値58.2 9.9 7.4 8.4 酸は実施例20aに従い遊離させる。収量、油状物24.6g、
このものは完全に結晶化する。DC(A,B,C)において純
粋。
b)CH3-SO2-NH-(CH2)5-CO-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(C
H2)8-NH2・2HCl 実施例17bで得られた部分保護されたペプチド975mgを実
施例20と同様にして前記a)項で得られた化合物225mg
と反応させそして保護基を除去しそして相当する後処理
後に標記化合物724mgが得られる。アミノ酸分析値は正
しい、DC(A,B)においてほとんど単一。
実施例 34 H-Met(O2)-Glu-Phe-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2CH3
COOH a)Z-Phe-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc Z-Phe-OH 3.9gおよび実施例9aで調製されたH-Phe-D-Lys
(Boc)-Phe-NH-(CH2)-NH-Boc・TosOH 12.2gをDMF 150ml中
NEM 1.7ml、HOBt 1.76gおよびDCC 2.9gと前記した方法
で反応させる。室温で15時間放置後DCHを去し、溶液
を真空下に乾固させそして残留物をエタノールから再結
晶する。収量8.1g。DC(A,B,C)において完全には単一
でないが、しかしながらアミノ酸分析値は誤差限界の範
囲内で正しい。
b)H-Phe-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc・TosO
H a)項で調製された化合物8.0gから実施例7bと同様にし
て接触水素添加することにより標記化合物7.2gが得ら
れ、このものはクロマトグラフイー上ほとんど純粋な出
発化合物としてこの形態で以後の反応に使用される。
c)Z-Glu(OBut)-Phe-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-N
H-Boc Z-Glu(OBut)-OTcp 4.0gおよびb)項により得られた化
合物7.6gをNEM 0.9mlおよびDMF 100mlの存在下に15時間
保持する。溶媒を留去したのち残留物をイソプロパノー
ルから結晶化させる。収量9.0g、DC(A,B)においてほ
とんど単一。アミノ酸分析値は正しい。
d)H-Glu(OBut)-Phe-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-N
H-Boc・TosOH c)項で得られた化合物をb)と同様にして接触水素添
加することにより、エーテルおよび水で浸漬し、乾燥し
そしてエタノール/エーテルから再沈澱後にDC(A,B)
上単一な生成物4.8gを得る。
e)Boc-Met(O2)-Glu(OBut)-Phe-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-N
H-(CH2)8-NH-Boc d)項で得られた化合物2.54gを実施例16aと同様にして
DMF 50ml中NEM 0.26ml、HOBt 270mgおよびDCC 440mgの
存在下にBoc-Met(O2)-OH 675mgと反応させそしてそこに
記載されるようにして後処理する。収量2.2g、DC(A,B,
C)においてほとんど単一。
f)H-Met(O2)-Glu-Phe-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2
2CH3COOH e)項で得られた化合物1.9gから実施例1fと同様にして
保護基を除去し、反応生成物を実施例11cと同様にして
酢酸塩に変換しそしてクロマトグラフイー精製する。メ
タノール/酢酸エステルから再沈澱させるとクロマトグ
ラフイー(A,B,C)上純粋で、正しいアミノ酸分析値を
有するペプチド0.6gが得られる。
実施例 35 H-Met(O2)-D-Glu-Phe-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2C
H3COOH 実施例34の記載と同様にして操作するが、しかしながら
Z-D-Glu(OBut)-OTcpを使用する。
実施例 36 pGlu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2CH3COOH a)pGlu-His-Phe-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc pGlu-His-OH 0.8gおよび実施例9aで調製されたH-Phe-D-
Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc 2.8gをDMF 50ml中に溶
解させる。HOOBt 490mg、NEM 0.4mlおよびDCC 660mgを
遂次加えそして室温で15時間攪拌する。DCHを去しそ
して溶媒を留去した後に残る残留物を飽和炭酸水素ナト
リウム溶液および水で浸漬しそしてメタノール/酢酸エ
ステルから再沈澱させる。収量1.6g、クロマトグラフイ
ー(A,C)上ほとんど単一。
b)pGlu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2CH3COOH 保護基を除去し、酢酸塩に変換しそして実施例11cと同
様にしてクロマトグラフイー精製する。収量0.78g、DC
(A,C)において単一、アミノ酸分析値は正しい。
実施例 37 H-Met(O2)-Ala-Phe-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2CH3
COOH 実施例34に従い操作するが、しかしZ-Glu(OBut)-OTcpの
代りに等モル量のZ-Ala-OTcpを用いそして実施例1fと同
様にして保護基を除去し、酢酸塩に変換しそして実施例
11cと同様にしてクロマトグラフイーして標記化合物を
正確なアミノ酸分析値を有するクロマトグラフイー上純
粋な形態で得る。
実施例 38 H-Met(O2)-Ala-Ala-Ala-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3HCl a)H-Ala-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH-Boc・HCl 実施例8aに従い操作するが、しかしZ-Phe-OHをZ-Ala-OH
3.1gで置換する。Z-Ala-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-NH
-Boc 7.5gが得られ、このものから実施例8bと同様にし
てZ基を除去する。DC(C,D)において単一、アミノ酸
分析値は正しい。
b)H-Met(O2)-Ala-Ala-Ala-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2
3HCl a)項で得られた化合物をはじめに実施例22aと同様に
してZ-Ala-Ala-OH、DCCおよびHOBtと反応させ、前記の
ようにしてZ−基を接触水素添加により除去し、実施例
16aと同様にしてBoc-Met(O2)-OH、DCCおよびHOBtと反応
させそして実施例1fと同様にして保護基を除去する。標
記化合物はDC(A,B)においてほとんど単一であり、ア
ミノ酸分析値は正しい。
実施例 39 H-Met(O2)-Ala-Ala-Leu-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・3HCl 実施例38aに従い操作するが、しかしながらZ-Leu-OH 3.
7gを使用しそしてさらに実施例38bに従い操作する。標
記化合物はDC(A)においてほとんど単一でそして正し
いアミノ酸分析値を示す。
実施例 40 Z-D-Lys-Phe-NH-(CH2)9-NH2・2HCl a)Z-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)9-NH-Boc 実施例1a〜bと同様にして調製されたNH2-(CH2)9-NH-Bo
c・HCl 27gを実施例1eと同様にしてZ-D-Lys-Phe-OH 48g
と反応させそして後処理する。収量61.9g。〔α〕
+1.9°(c=1、メタノール中)。
元素分析値(C42H64N5O8(767.0)として) C% H% N% 計算値65.77 8.41 9.13 実測値65.2 8.5 9.0 b)Z-D-Lys-Phe-NH-(CH2)9-NH2・2HCl a)項で調製された化合物から実施例1fと同様にして保
護基を除去することにより標記化合物をクロマトグラフ
イー(A,B)上単一な形態で得る。元素分析値は正し
い。
実施例 41 H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)9-NH2・3CH3
COOH 実施例40aで得られたペプチド誘導体から実施例8aと同
様にしてZ−基を除去しそして次にそこに記載されるよ
うにしてZ-Phe-OHと反応させる。次に実施例8bと同様に
してZ−基を除去しそして実施例9bおよび16aの操作に
従いさらに操作する。保護された標記化合物が得られ、
このものから実施例1fに従い保護基を除去する。後処理
しそして実施例11cに従い精製する。アミノ酸分析値は
正しい。
実施例 42 H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)10-NH2・3CH
3COOH 実施例40aおよび41に従い操作するが、しかしながら第
一段階でNH2-(CH2)10-NH-Boc・HClを使用する。
標記化合物は実施例11cと同様にして精製するとクロマ
トグラフイー上単一でありそして正しいアミノ酸分析値
を示す。
実施例 43 H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)6-NH2・3CH3
COOH 実施例42と同様に操作するが、しかしながら塩基性残基
としてNH2-(CH2)6-NH-Boc・HClを使用する。
実施例 44 H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-Gly-NH-(CH2)2-NH2
3CH3COOH a)Z-D-Lys(Boc)-Phe-Gly-NH-(CH2)2-NH-Boc 実施例7aにより調製されたZ-D-Lys(Boc)‐Phe-Gly-OM
eを実施例7dに従いアルカリけん化しそして相当して後
処理する。実施例1eと同様にしてNH2-(CH2)2-NH-Boc・HC
lと反応させると標記化合物が得られる。
元素分析値(C37H53N6O9(725.9)として) C% H% N% 計算値61.22 7.36 11.58 実測値60.8 7.5 11.3 b)H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-Gly-NH-(CH2)2-
NH2・3CH3COOH a)項で得られた化合物から実施例41と同様にしてZ−
保護基を除去しそして実施例41記載のようにしてさらに
操作する。実施例11cと同様にして精製すると標記化合
物はDC(A,C)上単一でありそして正しいアミノ酸分析
値を示す。
実施例 45 H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-Gly-NH-(CH2)6-NH2
3CH3COOH 実施例44と同様に操作するが、しかしながら塩基性アミ
ドとしてNH2-(CH2)6-NH-Boc・HClを使用する。
実施例 46 フエニルプロピオニル-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(C
H2)8-NH2・2HCl 実施例23aに従い得られた部分保護されたペプチド970mg
を実施例10と同様にしてフエニルプロピオン酸150mgと
反応させそして保護基を実施例1fと同様にして除去する
と標記化合物630mgが得られる。〔α〕:−18.0°
(c=1、メタノール中)、DC(B,D)において単一。
実施例 47 フエニルプロピオニル-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl a)フエニルプロピオニル-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8-
NH-Boc 実施例1eにより調製されたZ-D-Lys(Boc)-Phe-NH-(CH2)8
-NH-Boc 7.5gを実施例8aと同様にして接触水素添加しそ
して実施例10と同様にしてフエニルプロピオン酸1.5gと
反応させそして後処理する。収量7.9g、〔α〕::+3.
2°(c=1、メタノール中)。
元素分析値(C51H73N6O8(898.2)として) C% H% N% 計算値68.21 8.19 9.36 実測値68.0 8.2 9.2 b)フエニルプロピオニル-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2
HCl a)項で得られた化合物から実施例1fと同様にして保護
基を除去しそして後処理する。収量7.1g、DC(A,B)に
おいて単一。
実施例 48 Z-D-Lys-(CH3)Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl a)Z-D-Lys(Boc)-(CH3)Phe-OCH3 Z-Lys(Boc)‐OH 38gをDMF 500ml中NEM 12.8ml、HOBt
13.5gおよびDCC 22gの存在下にN−メチル−L−フエニ
ルアラニンメチルエステル塩酸塩23gと実施例1cと同様
にして室温で反応させる。過しそして溶媒を真空下に
留去したのち残留物を酢酸エステル中にとりそして10%
KHSO4/K2SO4、炭酸水素ナトリウム溶 液および水で洗
う。この溶液をNa2SO4で乾燥し、酢酸エステルを留去し
そして残留物を浸漬すると標記化合物48.2gが得られ
る。元素分析値(C30H41N3O7(555.6)として) C% H% N% 計算値64.85 7.44 7.56 実測値65.0 7.3 7.5 b)Z-D-Lys-(CH3)Phe-NH-(CH2)8-NH2・2HCl a)項で得られた化合物を実施例1dと同様にしてけん化
し、得られたジペプチド酸を実施例1eと同様にしてBoc
−ジアミンと反応させそして実施例1fに従いBoc−基を
除去する。元素分析値は正しい。DC(A,B)において単
一。
実施例 49 H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-Gly-D-Lys-ピロリジ
ド・3CH3COOH 実施例44aで得られたZ-D-Lys(Boc)‐Phe-Gly-OHをZ
−化合物の接触水素添加により得られるH-D-Lys(Boc)
−ピロリジドと実施例1eと同様にして反応させる。実施
例44bに従いさらに操作しそして正しいアミノ酸分析値
を有する標記化合物を得る。
実施例 50 H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-Gly-Lys-ジエチルア
ミド3CH3COOH 実施例49と同様に操作するが、しかしながらH-Lys(Bo
c)−ジエチルアミドを使用する。実施例11cに従い精製
された標記化合物はDC(A,B)上単一でありそして正し
いアミノ酸分析値を示す。
実施例 51 CH3CO-β-Ala-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH-(CH2)8-NH2・2
HCl 実施例31と同様に操作するが、しかしながら実施例23a
に従い調製された部分保護されたペプチドと等価量のア
セチル−β−アラニンを使用する。正しいアミノ酸分析
値を有する標記化合物が得られる。
実施例 52 実施例31および51と同様に操作するが、しかしながら反
応相手として4−メチルスルホニル安息香酸を使用す
る。S:N比は正しい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 7/06 Z 8318−4H // C07K 99:00

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式I R4-A5-A6-R7 (I) を有する化合物ならびにそれらの生理学的に受容しる塩
    〔上式中、R4はNαを介して結合したベンジルオキシカ
    ルボニル(Z)、(C2〜C6)−アルカノイル、(C6〜C
    10)−アリール−(C2〜C4)−アルカノイル、2個まで
    のアルキル炭素原子および5〜7個のシクロアルキル炭
    素原子を有するシクロアルカノイルであるか、またはR1
    -A2-A3-A4(ここでA4はPhe、AlaまたはLeuを意味し、A3
    はHis、Ala、PheまたはD-Lysを意味し、A2はピログルタ
    ミル、Glu、D-GluまたはAlaを意味し、そしてR1はNα
    を介して結合した水素、Z、(C2〜C6)−アルカノイ
    ル、(C6〜C10)−アリール−(C2〜C4)−アルカノイ
    ル、2個までのアルキル炭素原子および5〜7個のシク
    ロアルキル炭素原子を有するシクロアルカノイル、(C2
    〜C4)−アルカノイル−ω−アミノ−(C5〜C8)−n−
    アルカノイル、メチルスルホニル−ω−アミノ−(C5
    C8)−n−アルカノイル、4−メチルスルホニルベンゾ
    イル、スクシノイル、グルタロイル、(C2〜C4)−アル
    カノイル−ω−アミノ−(C3〜C4)−n−アルカノイ
    ル、メチルスルホニル−ω−アミノ−(C3〜C4)−n−
    アルカノイル、メチルアミドグルタロイル、H-Met、H-D
    -Met、H-Met(O)、H-D-Met(O)、H-Met(O2)、H-D
    -Met(O2)、H-Gly、Z-Gly、H-Tyr、Z-Tyrまたはピログ
    ルタミルを意味する)であり、A5はD-LysまたはLysであ
    り、A6はフェニルアラニン、N−メチルフェニルアラニ
    ンまたは1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カ
    ルボン酸でありそしてR7はNH-(CH2)n-NH2、Gly-NH-(C
    H2)m-NH2、Gly-Lys-R8またはGly-D-Lys-R8(ここでnは
    4〜10の整数であり、mは2〜6の整数でありそしてR8
    は1−ピロリジニル、NH-RまたはNR2(Rは(C1〜C4
    アルキルである)を表わす)である〕。
  2. 【請求項2】R4がZ、フェニル−(C2〜C4)−アルカノ
    イル、(C2〜C6)−アルカノイルまたはR1-A2-A3-A
    4(ここでA2、A3およびA4は前記第1項に定義したとお
    りであり、そしてR1は水素、Z、フェニル−(C2〜C4
    −アルカノイル、アセチル−ε−アミノカプロイル、メ
    チルスルホニル−ε−アミノカプロイル、4−メチルス
    ルホニルベンゾイル、グルタロイル、アセチル−β−ア
    ラニル、メチル−スルホニル−β−アラニル、メチルア
    ミドグルタロイル、H-Met、H-Met(O)、H-D-Met
    (O)、H-Met(O2)、H-Gly、Z-Gly、H-Tyr、Z-Tyrま
    たはピログルタミルを表わす)でありそしてA6がフェニ
    ルアラニン、N−メチルフェニルアラニンまたは1,2,3,
    4−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン酸の残基
    である前記特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】A6がPheを表わす前記特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。
  4. 【請求項4】R7が-NH-(CH2)8-NH2を表わす前記特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】R1がH-Met(O)を表わす前記特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。
  6. 【請求項6】スルフィニル基がR−配置で存在する前記
    特許請求の範囲第5項記載の化合物。
  7. 【請求項7】スルフィニル基がS−配置で存在する前記
    特許請求の範囲第5項記載の化合物。
  8. 【請求項8】R1がH-Met(O2)を表わす前記特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。
  9. 【請求項9】R1がHO2C-(CH2)3-CO-を表わす前記特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。
  10. 【請求項10】A5がD-Lysを表わす前記特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。
  11. 【請求項11】A2がGluを、A3がHisを、A4がPheを、A5
    がD-LysをそしてA6がPheを意味する前記特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。
  12. 【請求項12】A2がAlaを、A3がAlaを、A4がPheを、A5
    がD-LysをそしてA6がPheを意味する前記特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。
  13. 【請求項13】A2がGluを、A3がAlaを、A4がPheを、A5
    がD-LysをそしてA6がPheを意味する前記特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。
  14. 【請求項14】前記特許請求の範囲第1項記載のヘキサ
    ペプチド誘導体。
  15. 【請求項15】前記特許請求の範囲第1項記載のペンタ
    ペプチド誘導体。
  16. 【請求項16】式H-Met(O)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-
    (CH2)8-NH2を有する前記特許請求の範囲第1項記載の化
    合物およびその生理学的に受容しうる塩。
  17. 【請求項17】スルフィニル基がR−配置で存在する前
    記特許請求の範囲第16項記載の化合物。
  18. 【請求項18】スルフィニル基がS−配置で存在する前
    記特許請求の範囲第16項記載の化合物。
  19. 【請求項19】式H-Met(O2)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH
    -(CH2)8-NH2を有する前記特許請求の範囲第1項記載の
    化合物およびその生理学的に受容しうる塩。
  20. 【請求項20】式HOOC-(CH2)3-CO-Glu-Ala-Phe-D-Lys-P
    he-NH-(CH2)8-NH2を有する前記特許請求の範囲第1項記
    載の化合物およびその生理学的に受容しうる塩。
  21. 【請求項21】式H-Met(O)-Glu-His-Phe-D-Lys-Phe-NH-
    (CH2)6-NH2を有する前記特許請求の範囲第1項記載の化
    合物およびその生理学的に受容しうる塩。
  22. 【請求項22】式H-Met(O2)-Ala-Ala-Phe-D-Lys-Phe-NH
    -(CH2)8-NH2を有する前記特許請求の範囲第1項記載の
    化合物およびその生理学的に受容しうる塩。
  23. 【請求項23】一般式I R4-A5-A6-R7 (I) を有する化合物またはそれらの生理学的に受容しる塩の
    有効量および生理学的に受容しうる担体を包含する健忘
    症治療剤〔上式中、R4はNαを介して結合したベンジル
    オキシカルボニル(Z)、(C2〜C6)−アルカノイル、
    (C6〜C10)−アリール−(C2〜C4)−アルカノイル、
    2個までのアルキル炭素原子および5〜7個のシクロア
    ルキル炭素原子を有するシクロアルカノイルであるか、
    またはR1-A2-A3-A4(ここでA4はPhe、AlaまたはLeuを意
    味し、A3はHis、Ala、PheまたはD-Lysを意味し、A2はピ
    ログルタミル、Glu、D-GluまたはAlaを意味し、そしてR
    1はNαを介して結合した水素、Z、(C2〜C6)−アル
    カノイル、(C6〜C10)−アリール−(C2〜C4)−アル
    カノイル、2個までのアルキル炭素原子および5〜7個
    のシクロアルキル炭素原子を有するシクロアルカノイ
    ル、(C2〜C4)−アルカノイル−ω−アミノ−(C5
    C8)−n−アルカノイル、メチルスルホニル−ω−アミ
    ノ−(C5〜C8)−n−アルカノイル、4−メチルスルホ
    ニルベンゾイル、スクシノイル、グルタロイル、(C2
    C4)−アルカノイル−ω−アミノ−(C3〜C4)−n−ア
    ルカノイル、メチルスルホニル−ω−アミノ−(C3
    C4)−n−アルカノイル、メチルアミドグルタロイル、
    H-Met、H-D-Met、H-Met(O)、H-D-Met(O)、H-Met
    (O2)、H-D-Met(O2)、H-Gly、Z-Gly、H-Tyr、Z-Tyrまたは
    ピログルタミルを意味する)であり、A5はD-LysまたはL
    ysであり、A6はフェニルアラニン、N−メチルフェニル
    アラニンまたは1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−
    3−カルボン酸でありそしてR7はNH-(CH2)n-NH2、Gly-N
    H-(CH2)m-NH2、Gly-Lys-R8またはGly-D-Lys-R8(ここで
    nは4〜10の整数であり、mは2〜6の整数でありそし
    てR8は1−ピロリジニル、NH-RまたはNR2(Rは(C1〜C
    4)アルキルである)を表わす)である〕。
  24. 【請求項24】N−末端に遊離のアミノ基を有する断片
    をC−末端に遊離のカルボキシル基を有する断片と縮合
    させ、その際これら断片において反応に関与しない第一
    および第二アミノ基は酸性条件下に除去しうるウレタン
    型の保護基でそしてカルボキシル基は酸性条件下に除去
    しうるエステル型の保護基で保護された状態で存在して
    おり、かくして得られた化合物中のアミノまたはカルボ
    キシル基を保護するために導入された保護基を酸性条件
    に除去しそして化合物を場合によりそれらの生理学的に
    受容しうる塩に変換することを特徴とする、一般式I R4-A5-A6-R7 (I) を有する化合物ならびにそれらの生理学的に受容しる塩
    の製法〔上式中、R4はNαを介して結合したベンジルオ
    キシカルボニル(Z)、(C2〜C6)−アルカノイル、
    (C6〜C10)−アリール−(C2〜C4)−アルカノイル、
    2個までのアルキル炭素原子および5〜7個のシクロア
    ルキル炭素原子を有するシクロアルカノイルであるか、
    またはR1-A2-A3-A4(ここでA4はPhe、AlaまたはLeuを意
    味し、A3はHis、Ala、PheまたはD-Lysを意味し、A2はピ
    ログルタミル、Glu、D-GluまたはAlaを意味し、そしてR
    1はNαを介して結合した水素、Z、(C2〜C6)−アル
    カノイル、(C6〜C10)−アリール−(C2〜C4)−アル
    カノイル、2個までのアルキル炭素原子および5〜7個
    のシクロアルキル炭素原子を有するシクロアルカノイ
    ル、(C2〜C4)−アルカノイル−ω−アミノ−(C5
    C8)−n−アルカノイル、メチルスルホニル−ω−アミ
    ノ−(C5〜C8)−n−アルカノイル、4−メチルスルホ
    ニルベンゾイル、スクシノイル、グルタロイル、(C2
    C4)−アルカノイル−ω−アミノ−(C3〜C4)−n−ア
    ルカノイル、メチルスルホニル−ω−アミノ−(C3
    C4)−n−アルカノイル、メチルアミドグルタロイル、
    H-Met、H-D-Met、H-Met(O)、H-D-Met(O)、H-Met
    (O2)、H-D-Met(O2)、H-Gly、Z-Gly、H-Tyr、Z-Tyrまた
    はピログルタミルを意味する)であり、A5はD-Lysまた
    はLysであり、A6はフェニルアラニン、N−メチルフェ
    ニルアラニンまたは1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ
    ン−3−カルボン酸でありそしてR7はNH-(CH2)n-NH2、G
    ly-NH-(CH2)m-NH2、Gly-Lys-R8またはGly-D-Lys-R8(こ
    こでnは4〜10の整数であり、mは2〜6の整数であり
    そしてR8は1−ピロリジニル、NH-RまたはNR2(Rは(C
    1〜C4)アルキルである)を表わす)である〕。
  25. 【請求項25】(a)式IIaの化合物を式IIIaの化合物
    と縮合させる、 (b)式IIbの化合物を式IIIbの化合物と縮合させ、 または (e)式IIeの化合物を式IIIeの化合物と縮合させる、 その際残基R1およびR4、R7およびA2〜A6は前記第1項に
    定義された意味を有するが、しかし式IIIa、IIIbおよび
    IIIeの化合物のN−末端基を除く遊離の第一および第二
    アミノ基は酸性条件下に除去されうるウレタン型保護基
    で保護されておりそして式IIa、IIbおよびIIeの化合物
    のC−末端基を除く遊離のカルボキシル基は酸性条件下
    に除去されうるエステル型保護基で保護されており、次
    に(a)、(b)および(e)項で得られた化合物中の
    アミノまたはカルボキシル基を保護するために導入され
    た保護基を酸性条件下に除去しそして得られた化合物を
    場合によりそれらの生理学的に受容しうる塩に変換する ことを特徴とする前記特許請求の範囲第24項記載の方
    法。
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