JPH0747658Y2 - メカニカルバルブ - Google Patents
メカニカルバルブInfo
- Publication number
- JPH0747658Y2 JPH0747658Y2 JP7990191U JP7990191U JPH0747658Y2 JP H0747658 Y2 JPH0747658 Y2 JP H0747658Y2 JP 7990191 U JP7990191 U JP 7990191U JP 7990191 U JP7990191 U JP 7990191U JP H0747658 Y2 JPH0747658 Y2 JP H0747658Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- valve
- roller
- lock nut
- adjustment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として、真空吸着パ
ッドへの正圧と負圧の切換えに用いるためのメカニカル
バルブに関するものである。
ッドへの正圧と負圧の切換えに用いるためのメカニカル
バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】生産ラインにおいて、部品を吸着して移
送、搬送、装着等を行う真空吸着パッドは、通常、真空
発生のための負圧源と、真空破壊のための圧力源に切換
え接続される。このような流路の切換えを行うために
は、負圧と正圧を交互に確実に切換えるメカニカルバル
ブが多用され、その場合に、多数の真空吸着パッドを動
作させるため、多数のメカニカルバルブを並列設置し、
それらをアクチュエータにより同時に、あるいは所定の
タイミングで作動させている。このメカニカルバルブ
は、対向位置にある2個の切換え用ローラレバーを、そ
れらの間に位置する1個のドッグで交互に叩くもので、
ドッグの操作位置は固定されている。
送、搬送、装着等を行う真空吸着パッドは、通常、真空
発生のための負圧源と、真空破壊のための圧力源に切換
え接続される。このような流路の切換えを行うために
は、負圧と正圧を交互に確実に切換えるメカニカルバル
ブが多用され、その場合に、多数の真空吸着パッドを動
作させるため、多数のメカニカルバルブを並列設置し、
それらをアクチュエータにより同時に、あるいは所定の
タイミングで作動させている。このメカニカルバルブ
は、対向位置にある2個の切換え用ローラレバーを、そ
れらの間に位置する1個のドッグで交互に叩くもので、
ドッグの操作位置は固定されている。
【0003】しかるに、従来から用いられているメカニ
カルバルブにおける切換えポイントには、製品ごとに比
較的大きなバラツキがあり、そのため、吸着パッド相互
の吸着のタイミングがずれることになる。この傾向は、
タクトが短くなると特に著しい。そして、多数のバルブ
の全てをバラツキなく調整するのは、工数もかかって、
非常に難しく、そのため、バルブの組付け時の調整に非
常に手間がかかるという問題がある。また、バルブの部
品加工精度そのものをよくすることは、技術的な困難性
を伴い、バルブが非常に高価なものになる。
カルバルブにおける切換えポイントには、製品ごとに比
較的大きなバラツキがあり、そのため、吸着パッド相互
の吸着のタイミングがずれることになる。この傾向は、
タクトが短くなると特に著しい。そして、多数のバルブ
の全てをバラツキなく調整するのは、工数もかかって、
非常に難しく、そのため、バルブの組付け時の調整に非
常に手間がかかるという問題がある。また、バルブの部
品加工精度そのものをよくすることは、技術的な困難性
を伴い、バルブが非常に高価なものになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の技術的課題
は、メカニカルバルブ自体に外部から簡易に調整できる
調整機構を設けて、製品ごとの弁体の切換えポイントの
バラツキを容易になくせるようにし、しかもその調整部
分が他物の接触等により簡易にずれ動かないようにした
メカニカルバルブを得ることにある。
は、メカニカルバルブ自体に外部から簡易に調整できる
調整機構を設けて、製品ごとの弁体の切換えポイントの
バラツキを容易になくせるようにし、しかもその調整部
分が他物の接触等により簡易にずれ動かないようにした
メカニカルバルブを得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案のメカニカルバルブは、バルブボディの内部
に、出力流路を負圧と正圧に切換える弁体を、その軸方
向に摺動可能に収容し、このバルブボディの両端に、ロ
ーラへのドッグの当接により弁体を機械的に押圧して流
路の切換えを行うローラレバーを、上記ローラをバルブ
ボディの側面側に突出させて枢着し、そのローラレバー
のそれぞれに、先端が弁体の端部に対向し、基端がバル
ブボディの端面から外部に突出した調整ビスを螺挿し
て、ロックナットによりその調整ビスを固定し、バルブ
ボディの両端から外部に突出した調整ビスの基端部及び
ロックナットに弾性キャップを被着することによって構
成される。
の本考案のメカニカルバルブは、バルブボディの内部
に、出力流路を負圧と正圧に切換える弁体を、その軸方
向に摺動可能に収容し、このバルブボディの両端に、ロ
ーラへのドッグの当接により弁体を機械的に押圧して流
路の切換えを行うローラレバーを、上記ローラをバルブ
ボディの側面側に突出させて枢着し、そのローラレバー
のそれぞれに、先端が弁体の端部に対向し、基端がバル
ブボディの端面から外部に突出した調整ビスを螺挿し
て、ロックナットによりその調整ビスを固定し、バルブ
ボディの両端から外部に突出した調整ビスの基端部及び
ロックナットに弾性キャップを被着することによって構
成される。
【0006】
【作用】バルブボディの両端に枢着したローラレバーの
それぞれに、基端が外部に突出する調整ビスを螺挿して
いるので、その調整ビスの基端部を外部から操作して突
出量を調整することにより、弁体の切換えポイントを調
整し、その調整により製品ごとの弁体の切換えポイント
のバラツキをなくすことができる。従って、バルブの切
換え駆動により動作する吸着パッド相互の吸着のタイミ
ングがずれるのが抑制される。上記調整ビスとロックナ
ットからなる調整機構を外部から調整可能にすること
は、調整工数の低減と調整の容易化、さらにバルブ部品
の精度の高い加工を不要にするものである。
それぞれに、基端が外部に突出する調整ビスを螺挿して
いるので、その調整ビスの基端部を外部から操作して突
出量を調整することにより、弁体の切換えポイントを調
整し、その調整により製品ごとの弁体の切換えポイント
のバラツキをなくすことができる。従って、バルブの切
換え駆動により動作する吸着パッド相互の吸着のタイミ
ングがずれるのが抑制される。上記調整ビスとロックナ
ットからなる調整機構を外部から調整可能にすること
は、調整工数の低減と調整の容易化、さらにバルブ部品
の精度の高い加工を不要にするものである。
【0007】また、バルブボディの端部から調整ビス及
びロックナットを外部に突出させているので、簡単な構
造により調整が容易になる反面、その調整部分が他物と
の接触等により簡易にずれ動く可能性があるが、調整ビ
スの基端部及びロックナットに弾性キャップを被着して
いるので、調整ビス及びロックナットのずれ動きを抑制
すると同時に、他物との接触時における緩衝作用があ
る。
びロックナットを外部に突出させているので、簡単な構
造により調整が容易になる反面、その調整部分が他物と
の接触等により簡易にずれ動く可能性があるが、調整ビ
スの基端部及びロックナットに弾性キャップを被着して
いるので、調整ビス及びロックナットのずれ動きを抑制
すると同時に、他物との接触時における緩衝作用があ
る。
【0008】
【実施例】図1は、本考案にかかるメカニカルバルブの
実施例を示している。このメカニカルバルブは、バルブ
ボディ1に、負圧源に接続される負圧ポート2と、正圧
源に接続される正圧ポート3と、吸着パッドへの出力流
路に接続される出力ポート4とを備え、そのボディ1の
内部に、出力流路を負圧ポート2と正圧ポート3とに切
換え連通させるための弁体5を、その軸方向に摺動可能
に収容している。上記弁体5は、スプール部6とその端
面に接してブッシュ8により摺動を案内される押し棒7
により構成されるものである。
実施例を示している。このメカニカルバルブは、バルブ
ボディ1に、負圧源に接続される負圧ポート2と、正圧
源に接続される正圧ポート3と、吸着パッドへの出力流
路に接続される出力ポート4とを備え、そのボディ1の
内部に、出力流路を負圧ポート2と正圧ポート3とに切
換え連通させるための弁体5を、その軸方向に摺動可能
に収容している。上記弁体5は、スプール部6とその端
面に接してブッシュ8により摺動を案内される押し棒7
により構成されるものである。
【0009】バルブボディ1の両端には、上記弁体5を
機械的に押圧して流路の切換えを行うローラレバー9を
ピン10により枢着している。このローラレバー9は、
弁体5を押圧することにより、上記流路の切換えを行う
もので、図示しないドッグが当接するローラ9aを、バ
ルブボディ1の側面側の対向位置に突出させている。そ
して、上記ローラレバー9のそれぞれには、先端が弁体
5の押し棒7の端面に対向し、基端がバルブボディ1の
端面から外部に突出した調整ビス11を螺挿している。
機械的に押圧して流路の切換えを行うローラレバー9を
ピン10により枢着している。このローラレバー9は、
弁体5を押圧することにより、上記流路の切換えを行う
もので、図示しないドッグが当接するローラ9aを、バ
ルブボディ1の側面側の対向位置に突出させている。そ
して、上記ローラレバー9のそれぞれには、先端が弁体
5の押し棒7の端面に対向し、基端がバルブボディ1の
端面から外部に突出した調整ビス11を螺挿している。
【0010】上記調整ビス11は、ロックナット12の
螺挿により緩みが生じないように固定するもので、バル
ブボディ1の両端面から外部に突出した調整ビス11の
基端部及びロックナット12には、ゴム等からなる弾性
キャップ13を被着している。また、上記一対のローラ
レバー9間には、それらを復帰位置に保持するためのば
ね14を張設している。
螺挿により緩みが生じないように固定するもので、バル
ブボディ1の両端面から外部に突出した調整ビス11の
基端部及びロックナット12には、ゴム等からなる弾性
キャップ13を被着している。また、上記一対のローラ
レバー9間には、それらを復帰位置に保持するためのば
ね14を張設している。
【0011】上記構成を有するメカニカルバルブは、一
般的には、負圧ポート2を負圧源(真空源)に、正圧ポ
ート3を正圧源(圧縮空気源)に接続し、真空吸着パッ
ドを出力ポート4に接続して使用するもので、一対のロ
ーラレバー9のローラ9a間に位置するドッグによりい
ずれかのローラ9aを押圧させて、弁体5を駆動し、負
圧ポート2または正圧ポート3を出力ポート4に連通さ
せて、その出力ポートに接続した吸着パッドに必要な動
作を行わせるものである。
般的には、負圧ポート2を負圧源(真空源)に、正圧ポ
ート3を正圧源(圧縮空気源)に接続し、真空吸着パッ
ドを出力ポート4に接続して使用するもので、一対のロ
ーラレバー9のローラ9a間に位置するドッグによりい
ずれかのローラ9aを押圧させて、弁体5を駆動し、負
圧ポート2または正圧ポート3を出力ポート4に連通さ
せて、その出力ポートに接続した吸着パッドに必要な動
作を行わせるものである。
【0012】このようなメカニカルバルブの多数を設置
するに際して、バルブボディ1の両端に枢着したローラ
レバー9のそれぞれには、基端が外部に突出するように
調整ビス11を螺挿しているので、その調整ビス11の
基端部を外部から操作して突出量を調整することによ
り、弁体5の切換えポイントを調整し、その調整により
製品ごとの弁体5の切換えポイントのバラツキをなくす
ことができる。従って、バルブの切換え駆動により動作
する吸着パッド相互の吸着のタイミングがずれるのが抑
制される。
するに際して、バルブボディ1の両端に枢着したローラ
レバー9のそれぞれには、基端が外部に突出するように
調整ビス11を螺挿しているので、その調整ビス11の
基端部を外部から操作して突出量を調整することによ
り、弁体5の切換えポイントを調整し、その調整により
製品ごとの弁体5の切換えポイントのバラツキをなくす
ことができる。従って、バルブの切換え駆動により動作
する吸着パッド相互の吸着のタイミングがずれるのが抑
制される。
【0013】上記調整ビスとロックナットからなる調整
機構を外部から調整可能にすることは、調整工数の低減
と調整の容易化、さらにバルブ部品の精度の高い加工を
不要にするものである。
機構を外部から調整可能にすることは、調整工数の低減
と調整の容易化、さらにバルブ部品の精度の高い加工を
不要にするものである。
【0014】また、バルブボディ1の端部から調整ビス
11及びロックナット12を外部に突出させるに際し、
ローラレバー9に調整ビス11を螺挿しているので、簡
単な構造により調整が容易になる反面、その調整部分が
他物との接触等により簡易にずれ動く可能性があるが、
調整ビス11の基端部及びロックナット12に弾性キャ
ップ13を被着しているので、調整ビス11及びロック
ナット12のずれ動きを抑制すると同時に、他物との接
触時における緩衝作用を付与することができる。
11及びロックナット12を外部に突出させるに際し、
ローラレバー9に調整ビス11を螺挿しているので、簡
単な構造により調整が容易になる反面、その調整部分が
他物との接触等により簡易にずれ動く可能性があるが、
調整ビス11の基端部及びロックナット12に弾性キャ
ップ13を被着しているので、調整ビス11及びロック
ナット12のずれ動きを抑制すると同時に、他物との接
触時における緩衝作用を付与することができる。
【0015】
【考案の効果】以上に詳述した本考案によれば、メカニ
カルバルブ自体に外部から簡易に調整できる調整機構を
設けているので、製品ごとの弁体の切換えポイントのバ
ラツキを容易になくすことができ、しかも弾性キャップ
を被着しているので、その調整部分が他物との接触等に
より簡易にずれ動くのを抑止することができる。
カルバルブ自体に外部から簡易に調整できる調整機構を
設けているので、製品ごとの弁体の切換えポイントのバ
ラツキを容易になくすことができ、しかも弾性キャップ
を被着しているので、その調整部分が他物との接触等に
より簡易にずれ動くのを抑止することができる。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
1 バルブボディ、 5 弁体、9
ローラレバー、 9a ローラ、11 調整ビ
ス、 12 ロックナット、13
弾性キャップ。
ローラレバー、 9a ローラ、11 調整ビ
ス、 12 ロックナット、13
弾性キャップ。
Claims (1)
- 【請求項1】バルブボディの内部に、出力流路を負圧と
正圧に切換える弁体を、その軸方向に摺動可能に収容
し、 このバルブボディの両端に、ローラへのドッグの当接に
より弁体を機械的に押圧して流路の切換えを行うローラ
レバーを、上記ローラをバルブボディの側面側に突出さ
せて枢着し、 そのローラレバーのそれぞれに、先端が弁体の端部に対
向し、基端がバルブボディの端面から外部に突出した調
整ビスを螺挿して、ロックナットによりその調整ビスを
固定し、 バルブボディの両端から外部に突出した調整ビスの基端
部及びロックナットに弾性キャップを被着した、 ことを特徴とするメカニカルバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7990191U JPH0747658Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | メカニカルバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7990191U JPH0747658Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | メカニカルバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522965U JPH0522965U (ja) | 1993-03-26 |
JPH0747658Y2 true JPH0747658Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=13703189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7990191U Expired - Lifetime JPH0747658Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | メカニカルバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747658Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4699246B2 (ja) * | 2006-03-09 | 2011-06-08 | 株式会社コガネイ | ダイヤフラム弁 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP7990191U patent/JPH0747658Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0522965U (ja) | 1993-03-26 |
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