JPH0742673Y2 - 弾性パッド - Google Patents
弾性パッドInfo
- Publication number
- JPH0742673Y2 JPH0742673Y2 JP1990011797U JP1179790U JPH0742673Y2 JP H0742673 Y2 JPH0742673 Y2 JP H0742673Y2 JP 1990011797 U JP1990011797 U JP 1990011797U JP 1179790 U JP1179790 U JP 1179790U JP H0742673 Y2 JPH0742673 Y2 JP H0742673Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core material
- skin
- elastic pad
- core
- instrument
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば自動車の運転席前方に設備されるインス
トルメント芯材の表面に被着されるインストルメントパ
ッド等に使用される弾性パッドに関するものである。
トルメント芯材の表面に被着されるインストルメントパ
ッド等に使用される弾性パッドに関するものである。
〔従来の技術〕 第3図は自動車の車体に設備されているインストルメン
トパネルを示すものであって、このインストルメントパ
ネルの構造について詳細に説明すると、1は予め成形さ
れている金属製又は硬質樹脂製のインストルメント芯材
であって、このインストルメント芯材1の表面に弾性パ
ット2を添着してインストルメントパネル3を構成する
ものである。このインストルメントパネル3成形の従来
例は、例えば第4図及び第5図に示す如きものであっ
て、第4図に示す従来例は、予め用意されたコア型4
に、前記インストルメント芯材1をセットし、またその
コア型4に対応するキャビティ型5のキャビティには例
えばパウダースラッシュ成形等により予め形成されてい
る表皮6をセットする。しかる後上記型4又は5にセッ
トされている芯材1又は表皮6上に適量の発泡性樹脂材
を注入した後、それら両型4及び5を型閉めし、しかる
後これら両型4,5の熱処理等により上記発泡性樹脂を発
泡させて芯材1、表皮6と一体の発泡層7を成形するも
のである。
トパネルを示すものであって、このインストルメントパ
ネルの構造について詳細に説明すると、1は予め成形さ
れている金属製又は硬質樹脂製のインストルメント芯材
であって、このインストルメント芯材1の表面に弾性パ
ット2を添着してインストルメントパネル3を構成する
ものである。このインストルメントパネル3成形の従来
例は、例えば第4図及び第5図に示す如きものであっ
て、第4図に示す従来例は、予め用意されたコア型4
に、前記インストルメント芯材1をセットし、またその
コア型4に対応するキャビティ型5のキャビティには例
えばパウダースラッシュ成形等により予め形成されてい
る表皮6をセットする。しかる後上記型4又は5にセッ
トされている芯材1又は表皮6上に適量の発泡性樹脂材
を注入した後、それら両型4及び5を型閉めし、しかる
後これら両型4,5の熱処理等により上記発泡性樹脂を発
泡させて芯材1、表皮6と一体の発泡層7を成形するも
のである。
ところが、かくして得られる従来のインストルメントパ
ネル3にあっては、発泡性樹脂材の発泡処理時における
発泡圧により、その発泡性樹脂材の一部が芯材1と表皮
6との接合面8より漏出されて、表皮6の外部に発泡樹
脂の漏出部7′が発生するといった不具合が生じる。そ
こでこの不具合を解消するために、第5図に示すよう
に、コア型4にセットしたインストルメント芯材1と、
キャビティ型5にセットされた表皮6との接合面にシー
ル用ウレタンテープ9を介在せしめて、その芯材1の表
皮6との接合面を密着して、発泡性樹脂の漏出を阻止す
る構造が提案されている。ところがかかるシール用ウレ
タンテープ9を用いるシール手段では、各インストルメ
ント芯材1毎にシール用ウレタンテープ9を貼着しなけ
ればならないことから、そのテープの貼着作業に手間、
工数がかかり、製品が高価となるという問題点があっ
た。
ネル3にあっては、発泡性樹脂材の発泡処理時における
発泡圧により、その発泡性樹脂材の一部が芯材1と表皮
6との接合面8より漏出されて、表皮6の外部に発泡樹
脂の漏出部7′が発生するといった不具合が生じる。そ
こでこの不具合を解消するために、第5図に示すよう
に、コア型4にセットしたインストルメント芯材1と、
キャビティ型5にセットされた表皮6との接合面にシー
ル用ウレタンテープ9を介在せしめて、その芯材1の表
皮6との接合面を密着して、発泡性樹脂の漏出を阻止す
る構造が提案されている。ところがかかるシール用ウレ
タンテープ9を用いるシール手段では、各インストルメ
ント芯材1毎にシール用ウレタンテープ9を貼着しなけ
ればならないことから、そのテープの貼着作業に手間、
工数がかかり、製品が高価となるという問題点があっ
た。
本考案は、かかる従来の問題点に着目してなされたもの
で、芯材と表皮との間に介在せしめた発泡性樹脂の漏出
を阻止するための突条を上記芯材に設けて、この突条と
表皮との接圧、及びこの突条をのり越える抵抗によって
発泡性樹脂の漏出を未然に防止することができるように
した弾性パッドを提供することにある。
で、芯材と表皮との間に介在せしめた発泡性樹脂の漏出
を阻止するための突条を上記芯材に設けて、この突条と
表皮との接圧、及びこの突条をのり越える抵抗によって
発泡性樹脂の漏出を未然に防止することができるように
した弾性パッドを提供することにある。
以下に本考案を第1図及び第2図に示す実施例に基いて
詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明した
構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付して、
その同一構造部分の説明は省略する。
詳細に説明するが、本実施例の構造と従来例で説明した
構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付して、
その同一構造部分の説明は省略する。
すなわち、本実施例における特長は、インストルメント
パネル3を構成するために使用されるインストルメント
芯材1の辺縁部10適宜個所に、その辺縁部10と平行する
断面3角山形形状の突条11を、そのインストルメント芯
材1の表面に一体形成したことにある。
パネル3を構成するために使用されるインストルメント
芯材1の辺縁部10適宜個所に、その辺縁部10と平行する
断面3角山形形状の突条11を、そのインストルメント芯
材1の表面に一体形成したことにある。
その他の構造は従来例で示したものと変りない。
このように本実施例にあっては、インストルメント芯材
1の辺縁部に突条11を形成し、この突仗11の尖端に表皮
6を型閉めと同時に圧接せしめるようにしたものである
から、この表皮6と芯材1との間に介在せしめた発泡性
樹脂は、上記突条11の形成作用によって、外部へ漏出さ
れることを有効に阻止せしめることができる。従って上
記突条11をインストルメント芯材1に設けることによ
り、発泡性樹脂の漏出が阻止できることから、表皮6の
辺縁部と芯材1と当接面積を小さくすることができる。
また上記突条11による表皮との接圧力が高いために発泡
性樹脂の発泡成形時における表皮6の位置ずれが防止で
き、品質の良好な弾性パットが生産できる。さらに芯材
1に設ける突条11は芯材1の樹脂成形時に一体成形する
ことができるものであって、その突条が後加工等によっ
て成形するものでないので、生産性が良い等の特長が得
られる。
1の辺縁部に突条11を形成し、この突仗11の尖端に表皮
6を型閉めと同時に圧接せしめるようにしたものである
から、この表皮6と芯材1との間に介在せしめた発泡性
樹脂は、上記突条11の形成作用によって、外部へ漏出さ
れることを有効に阻止せしめることができる。従って上
記突条11をインストルメント芯材1に設けることによ
り、発泡性樹脂の漏出が阻止できることから、表皮6の
辺縁部と芯材1と当接面積を小さくすることができる。
また上記突条11による表皮との接圧力が高いために発泡
性樹脂の発泡成形時における表皮6の位置ずれが防止で
き、品質の良好な弾性パットが生産できる。さらに芯材
1に設ける突条11は芯材1の樹脂成形時に一体成形する
ことができるものであって、その突条が後加工等によっ
て成形するものでないので、生産性が良い等の特長が得
られる。
以上のように本考案は、発泡型のコア型4に芯材1を、
またキャビティ型5には表皮6を配置したうえで前記両
型4,5を型締めし、前記芯材1上に充填した発泡材7を
発泡させて成形する弾性パッドにおいて、前記芯材1の
辺縁部に沿って突条11を設けて前記型締め時において該
突条11が前記表皮6に密着するようにして前記発泡剤7
が漏れ出ないようにした弾性パッドであるから、これに
よれば表皮6の辺縁部と芯材1との当接面積を小さくす
ることができる。また上記突条11による表皮との接圧力
が高いために発泡性樹脂の発泡成形時における表皮6の
位置ずれが防止でき、品質の良好な弾性パッドが生産で
きる。さらに芯材1に設ける突条11は芯材1の樹脂成形
時に一体成形することができるものであって、その突条
が後加工等によって成形するものでないので、生産性が
良いといった効果が得られる。
またキャビティ型5には表皮6を配置したうえで前記両
型4,5を型締めし、前記芯材1上に充填した発泡材7を
発泡させて成形する弾性パッドにおいて、前記芯材1の
辺縁部に沿って突条11を設けて前記型締め時において該
突条11が前記表皮6に密着するようにして前記発泡剤7
が漏れ出ないようにした弾性パッドであるから、これに
よれば表皮6の辺縁部と芯材1との当接面積を小さくす
ることができる。また上記突条11による表皮との接圧力
が高いために発泡性樹脂の発泡成形時における表皮6の
位置ずれが防止でき、品質の良好な弾性パッドが生産で
きる。さらに芯材1に設ける突条11は芯材1の樹脂成形
時に一体成形することができるものであって、その突条
が後加工等によって成形するものでないので、生産性が
良いといった効果が得られる。
第1図は本考案よりなる弾性パッドを使用するインスト
ルメントパネルの実施例を示した説明斜視図、第2図は
その要部を示した断面説明図、第3図は従来例のインス
トルメントパネルを示した説明図、第4図及び第5図は
夫々の従来例を示した断面説明図である。 1……インストルメント芯材 2……弾性パッド 3……インストルメントパネル 10……辺縁、11……突条
ルメントパネルの実施例を示した説明斜視図、第2図は
その要部を示した断面説明図、第3図は従来例のインス
トルメントパネルを示した説明図、第4図及び第5図は
夫々の従来例を示した断面説明図である。 1……インストルメント芯材 2……弾性パッド 3……インストルメントパネル 10……辺縁、11……突条
Claims (1)
- 【請求項1】発泡型のコア型(4)に芯材(1)を、ま
たキャビティ型(5)には表皮(6)を配置したうえで
前記両型(4,5)を型締めし、前記芯材(1)上に充填
した発泡剤(7)を発泡させて成形する弾性パッドにお
いて、前記芯材(1)の辺縁部に沿って突条(11)を設
けて前記型締め時において該突条(11)が前記表皮
(6)に密着するようにして前記発泡剤(7)が漏れ出
ないようにしたことを特徴とする弾性パッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990011797U JPH0742673Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 弾性パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990011797U JPH0742673Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 弾性パッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03103718U JPH03103718U (ja) | 1991-10-28 |
JPH0742673Y2 true JPH0742673Y2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=31515314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990011797U Expired - Lifetime JPH0742673Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 弾性パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742673Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5759731A (en) * | 1980-09-27 | 1982-04-10 | Nissan Motor Co Ltd | Preparation of foamed molded product |
-
1990
- 1990-02-08 JP JP1990011797U patent/JPH0742673Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03103718U (ja) | 1991-10-28 |
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