JPH0741469A - イソチオシアネート誘導体の製造方法 - Google Patents
イソチオシアネート誘導体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0741469A JPH0741469A JP10286494A JP10286494A JPH0741469A JP H0741469 A JPH0741469 A JP H0741469A JP 10286494 A JP10286494 A JP 10286494A JP 10286494 A JP10286494 A JP 10286494A JP H0741469 A JPH0741469 A JP H0741469A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluoro
- benzoxazin
- amino
- isothiocyanato
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】含窒素極性溶媒を用い、塩基存在下で一般式
〔II〕(化1) 【化1】 (式中、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基ま
たはアルキニル基を表わす。)で示される芳香族アミン
誘導体に二硫化炭素を反応させ、次いで塩素系酸化剤を
反応させることを特徴とする一般式〔I〕(化2) 【化2】 (式中、Rは、前記と同じ意味を表わす。)で示される
芳香族イソチオシアネート誘導体の製造方法。 【効果】本発明によれば、高価で入手が難しいチオホス
ゲンを扱うことなく、収率良く芳香族アミン誘導体から
芳香族イソチオシアネート誘導体を製造することが可能
となる。
〔II〕(化1) 【化1】 (式中、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基ま
たはアルキニル基を表わす。)で示される芳香族アミン
誘導体に二硫化炭素を反応させ、次いで塩素系酸化剤を
反応させることを特徴とする一般式〔I〕(化2) 【化2】 (式中、Rは、前記と同じ意味を表わす。)で示される
芳香族イソチオシアネート誘導体の製造方法。 【効果】本発明によれば、高価で入手が難しいチオホス
ゲンを扱うことなく、収率良く芳香族アミン誘導体から
芳香族イソチオシアネート誘導体を製造することが可能
となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族イソチオシアネ
ート誘導体の製造方法に関する。
ート誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】アミン誘
導体からイソチオシアネート誘導体を製造する方法とし
ては、例えば、アミン誘導体とチオホスゲンとを反応
させる方法(新実験化学講座 14(III) p.1503-1509 (1
978)(丸善))、トルエン、エーテル等の溶媒を用い
て、塩基の存在下に、アニリン、ブロムアニリン、メト
キシアニリン等のアミン誘導体と二硫化炭素とを反応さ
せ、次いで塩素系酸化剤と反応させる方法(J.Org.Che
m.,29,3098 (1964))などが知られている。
導体からイソチオシアネート誘導体を製造する方法とし
ては、例えば、アミン誘導体とチオホスゲンとを反応
させる方法(新実験化学講座 14(III) p.1503-1509 (1
978)(丸善))、トルエン、エーテル等の溶媒を用い
て、塩基の存在下に、アニリン、ブロムアニリン、メト
キシアニリン等のアミン誘導体と二硫化炭素とを反応さ
せ、次いで塩素系酸化剤と反応させる方法(J.Org.Che
m.,29,3098 (1964))などが知られている。
【0003】しかしながら、チオホスゲンを用いるの
方法は、高価で入手が難しいチオホスゲンを用いなけれ
ばならないという欠点があった。また、の方法はアミ
ン誘導体として、本発明のアミン誘導体の1つである6
−アミノ−7−フルオロ−4−(2−プロピニル)−2
H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オンを用
いた場合、目的物であるイソチオシアネート誘導体の収
率が著しく低いという欠点があった。従って、収率良く
イソチオシアネート誘導体を製造する方法の開発が望ま
れている。
方法は、高価で入手が難しいチオホスゲンを用いなけれ
ばならないという欠点があった。また、の方法はアミ
ン誘導体として、本発明のアミン誘導体の1つである6
−アミノ−7−フルオロ−4−(2−プロピニル)−2
H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オンを用
いた場合、目的物であるイソチオシアネート誘導体の収
率が著しく低いという欠点があった。従って、収率良く
イソチオシアネート誘導体を製造する方法の開発が望ま
れている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高価で入
手が難しいチオホスゲンを使用することなく、しかも収
率良く、イソチオシアネート誘導体を製造すべく鋭意検
討を重ねた結果、溶媒として含窒素極性溶媒を用いるこ
とにより、収率良く、イソチオシアネート誘導体を製造
することができることを見いだし、本発明を完成した。
手が難しいチオホスゲンを使用することなく、しかも収
率良く、イソチオシアネート誘導体を製造すべく鋭意検
討を重ねた結果、溶媒として含窒素極性溶媒を用いるこ
とにより、収率良く、イソチオシアネート誘導体を製造
することができることを見いだし、本発明を完成した。
【0005】即ち、本発明は、含窒素極性溶媒中、塩基
存在下で一般式〔II〕(化3)
存在下で一般式〔II〕(化3)
【化3】 (式中、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基、
アルキニル基を表わす。)で示される芳香族アミン誘導
体に二硫化炭素を反応させ、次いで塩素系酸化剤を反応
させることを特徴とする一般式〔I〕(化4)
アルキニル基を表わす。)で示される芳香族アミン誘導
体に二硫化炭素を反応させ、次いで塩素系酸化剤を反応
させることを特徴とする一般式〔I〕(化4)
【化4】 (式中、Rは、前記と同じ意味を表わす。)で示される
芳香族イソチオシアネート誘導体の製造方法を提供する
ものである。
芳香族イソチオシアネート誘導体の製造方法を提供する
ものである。
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明において、原料となる芳香族アミン誘導体〔II〕の
式中、Rとしては、例えば、水素原子、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブ
チル基、sec−ブチル基、ペンチル基、2−メチルブ
チル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基等の炭素
数1〜5の環状であってもよいアルキル基、2−プロペ
ニル基、1−ブテン−3−イル基、2−メチル−1−プ
ロペン−3−イル基、トランス−2−ブテン−4−イル
基、シス−2−ブテン−4−イル基等の炭素数3〜5の
アルケニル基、2−プロピニル基、1−ブチン−3−イ
ル基、2−ブチン−4−イル基等の炭素数3〜5のアル
キニル基が挙げられる。
発明において、原料となる芳香族アミン誘導体〔II〕の
式中、Rとしては、例えば、水素原子、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブ
チル基、sec−ブチル基、ペンチル基、2−メチルブ
チル基、シクロプロピル基、シクロペンチル基等の炭素
数1〜5の環状であってもよいアルキル基、2−プロペ
ニル基、1−ブテン−3−イル基、2−メチル−1−プ
ロペン−3−イル基、トランス−2−ブテン−4−イル
基、シス−2−ブテン−4−イル基等の炭素数3〜5の
アルケニル基、2−プロピニル基、1−ブチン−3−イ
ル基、2−ブチン−4−イル基等の炭素数3〜5のアル
キニル基が挙げられる。
【0007】芳香族アミン誘導体〔II〕の具体例として
は、例えば、6−アミノ−7−フルオロ−2H−1,4
−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、6−アミノ−
7−フルオロ−4−メチル−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ
−4−エチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−プロ
ピル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−
オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−イソプロピル−
2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、
6−アミノ−7−フルオロ−4−シクロプロピル−2H
−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、6−
アミノ−7−フルオロ−4−ブチル−2H−1,4−ベ
ンズオキサジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−
フルオロ−4−(t−ブチル)−2H−1,4−ベンズ
オキサジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フル
オロ−4−(sec−ブチル)−2H−1,4−ベンズ
オキサジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フル
オロ−4−ペンチル−2H−1,4−ベンズオキサジン
−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−
(2−メチルブチル)−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4
−シクロペンチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−
3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−
(2−プロペニル)−2H−1,4−ベンズオキサジン
−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−
(1−ブテン−3−イル)−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ
−4−(2−メチル−1−プロペン−3−イル)−2H
−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、6−
アミノ−7−フルオロ−4−(トランス−2−ブテン−
4−イル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4
H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−(シス−
2−ブテン−4−イル)−2H−1,4−ベンズオキサ
ジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−
4−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサ
ジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−
4−(1−ブチン−3−イル)−2H−1,4−ベンズ
オキサジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フル
オロ−4−(2−ブチン−4−イル)−2H−1,4−
ベンズオキサジン−3(4H)−オンなどが挙げられ
る。
は、例えば、6−アミノ−7−フルオロ−2H−1,4
−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、6−アミノ−
7−フルオロ−4−メチル−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ
−4−エチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−プロ
ピル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−
オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−イソプロピル−
2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、
6−アミノ−7−フルオロ−4−シクロプロピル−2H
−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、6−
アミノ−7−フルオロ−4−ブチル−2H−1,4−ベ
ンズオキサジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−
フルオロ−4−(t−ブチル)−2H−1,4−ベンズ
オキサジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フル
オロ−4−(sec−ブチル)−2H−1,4−ベンズ
オキサジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フル
オロ−4−ペンチル−2H−1,4−ベンズオキサジン
−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−
(2−メチルブチル)−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4
−シクロペンチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−
3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−
(2−プロペニル)−2H−1,4−ベンズオキサジン
−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−
(1−ブテン−3−イル)−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ
−4−(2−メチル−1−プロペン−3−イル)−2H
−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、6−
アミノ−7−フルオロ−4−(トランス−2−ブテン−
4−イル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4
H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−4−(シス−
2−ブテン−4−イル)−2H−1,4−ベンズオキサ
ジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−
4−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサ
ジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フルオロ−
4−(1−ブチン−3−イル)−2H−1,4−ベンズ
オキサジン−3(4H)−オン、6−アミノ−7−フル
オロ−4−(2−ブチン−4−イル)−2H−1,4−
ベンズオキサジン−3(4H)−オンなどが挙げられ
る。
【0008】本発明は、芳香族イソチオシアネート誘導
体〔I〕を製造するにあたり、含窒素極性溶媒を用いる
ことを特徴とするものであり、芳香族イソチオシアネー
ト誘導体〔I〕は、含窒素極性溶媒中、塩基存在下で芳
香族アミン誘導体〔II〕に二硫化炭素を反応させ、次い
で塩素系酸化剤を反応させることにより製造することが
できる。かかる含窒素極性溶媒としては、例えば、1−
メチルイミダゾール、ピリジン、5−エチル−2−メチ
ルピリジン、2−ピコリン、3−ピコリン、4−ピコリ
ン等の複素環化合物、N,N-ジメチルホルムアミド、1−
メチル−2−ピロリドン等のアミド化合物などが挙げら
れるが、芳香族イソチオシアネート誘導体〔I〕の収率
や経済性の点からピリジン、4−ピコリン、N,N-ジメチ
ルホルムアミドが好ましい。
体〔I〕を製造するにあたり、含窒素極性溶媒を用いる
ことを特徴とするものであり、芳香族イソチオシアネー
ト誘導体〔I〕は、含窒素極性溶媒中、塩基存在下で芳
香族アミン誘導体〔II〕に二硫化炭素を反応させ、次い
で塩素系酸化剤を反応させることにより製造することが
できる。かかる含窒素極性溶媒としては、例えば、1−
メチルイミダゾール、ピリジン、5−エチル−2−メチ
ルピリジン、2−ピコリン、3−ピコリン、4−ピコリ
ン等の複素環化合物、N,N-ジメチルホルムアミド、1−
メチル−2−ピロリドン等のアミド化合物などが挙げら
れるが、芳香族イソチオシアネート誘導体〔I〕の収率
や経済性の点からピリジン、4−ピコリン、N,N-ジメチ
ルホルムアミドが好ましい。
【0009】含窒素極性溶媒の使用量は、通常、芳香族
アミン誘導体〔II〕に対して、2〜30重量倍程度であ
る。含窒素極性溶媒は、単独で使用してもよいし、他の
溶媒と混合して使用してもよい。また他の溶媒が水であ
る場合、溶媒中に等重量程度の水を含んでいてもよい。
アミン誘導体〔II〕に対して、2〜30重量倍程度であ
る。含窒素極性溶媒は、単独で使用してもよいし、他の
溶媒と混合して使用してもよい。また他の溶媒が水であ
る場合、溶媒中に等重量程度の水を含んでいてもよい。
【0010】塩基としては、例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の無機塩基、トリエチ
ルアミン、トリメチルアミン、1−メチルピペリジン、
1−メチルピロリジン、4−メチルモルホリン、4−ジ
メチルアミノピリジン等の有機塩基などが挙げられる
が、特に、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩
基、トリエチルアミン、トリメチルアミン、1−メチル
ピペリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどの有機塩
基が好ましく用いられる。上記の塩基は単独で使用して
も、2種類以上を混合して用いても良い。また、無機塩
基を使用するときは、例えば、テトラブチルアンモニウ
ムブロミドなどの相間移動触媒を添加することが好まし
い。塩基の使用量は、通常、芳香族アミン誘導体〔II〕
に対して1〜10倍モル程度である。
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の無機塩基、トリエチ
ルアミン、トリメチルアミン、1−メチルピペリジン、
1−メチルピロリジン、4−メチルモルホリン、4−ジ
メチルアミノピリジン等の有機塩基などが挙げられる
が、特に、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩
基、トリエチルアミン、トリメチルアミン、1−メチル
ピペリジン、4−ジメチルアミノピリジンなどの有機塩
基が好ましく用いられる。上記の塩基は単独で使用して
も、2種類以上を混合して用いても良い。また、無機塩
基を使用するときは、例えば、テトラブチルアンモニウ
ムブロミドなどの相間移動触媒を添加することが好まし
い。塩基の使用量は、通常、芳香族アミン誘導体〔II〕
に対して1〜10倍モル程度である。
【0011】二硫化炭素の使用量は、通常、芳香族アミ
ン誘導体〔II〕に対して1〜10倍モル程度である。芳
香族アミン誘導体〔II〕、塩基、二硫化炭素の仕込み順
序には特に制限はないが、通常、芳香族アミン誘導体
〔II〕を溶媒に溶解し、次いで二硫化炭素、塩基を加え
ることにより反応を実施する。反応は、通常、0℃〜4
0℃で実施され、反応時間は2〜20時間程度である。
ン誘導体〔II〕に対して1〜10倍モル程度である。芳
香族アミン誘導体〔II〕、塩基、二硫化炭素の仕込み順
序には特に制限はないが、通常、芳香族アミン誘導体
〔II〕を溶媒に溶解し、次いで二硫化炭素、塩基を加え
ることにより反応を実施する。反応は、通常、0℃〜4
0℃で実施され、反応時間は2〜20時間程度である。
【0012】次に反応させる塩素系酸化剤としては、例
えば、クロロ炭酸メチル、クロロ炭酸エチル、クロロ炭
酸プロピル、クロロ炭酸イソプロピル、クロロ炭酸イソ
ブチル等のクロロ炭酸アルキルエステル類、ホスゲン、
塩化オキサリル、次亜塩素酸ナトリウムなどが挙げられ
る。塩素系酸化剤の使用量は、通常、芳香族アミン誘導
体〔II〕に対して1〜10倍モル程度である。反応は、
通常、0℃〜10℃で実施され、反応時間は5分〜2時
間程度である。
えば、クロロ炭酸メチル、クロロ炭酸エチル、クロロ炭
酸プロピル、クロロ炭酸イソプロピル、クロロ炭酸イソ
ブチル等のクロロ炭酸アルキルエステル類、ホスゲン、
塩化オキサリル、次亜塩素酸ナトリウムなどが挙げられ
る。塩素系酸化剤の使用量は、通常、芳香族アミン誘導
体〔II〕に対して1〜10倍モル程度である。反応は、
通常、0℃〜10℃で実施され、反応時間は5分〜2時
間程度である。
【0013】反応終了後は、適当な有機溶媒で抽出した
後、有機溶媒を留去するなどの通常用いられる方法によ
り、目的物であるイソチオシアネート誘導体〔I〕を取
り出すことができる。また、イソチオシアネート誘導体
〔I〕は、一般的に用いられる精製手段により精製して
もよい。
後、有機溶媒を留去するなどの通常用いられる方法によ
り、目的物であるイソチオシアネート誘導体〔I〕を取
り出すことができる。また、イソチオシアネート誘導体
〔I〕は、一般的に用いられる精製手段により精製して
もよい。
【0014】生成する芳香族イソチオシアネート誘導体
〔I〕の具体例としては、例えば、7−フルオロ−6−
イソチオシアナト−2H−1,4−ベンズオキサジン−
3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナ
ト−4−メチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−エチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−プロピル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−イソプロピル−2H−1,4−ベンズオキサジン
−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシア
ナト−4−シクロプロピル−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチ
オシアナト−4−ブチル−2H−1,4−ベンズオキサ
ジン−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオ
シアナト−4−(t−ブチル)−2H−1,4−ベンズ
オキサジン−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イ
ソチオシアナト−4−(sec−ブチル)−2H−1,
4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、7−フルオ
ロ−6−イソチオシアナト−4−ペンチル−2H−1,
4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、7−フルオ
ロ−6−イソチオシアナト−4−(2−メチルブチル)
−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オ
ン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4−シクロ
ペンチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4
H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4
−(2−プロペニル)−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシ
アナト−4−(1−ブテン−3−イル)−2H−1,4
−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、7−フルオロ
−6−イソチオシアナト−4−(2−メチル−1−プロ
ペン−3−イル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−
3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナ
ト−4−(トランス−2−ブテン−4−イル)−2H−
1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、7−フ
ルオロ−6−イソチオシアナト−4−(シス−2−ブテ
ン−4−イル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチ
オシアナト−4−(1−ブチン−3−イル)−2H−
1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、7−フ
ルオロ−6−イソチオシアナト−4−(2−ブチン−4
−イル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4
H)−オンなどが挙げられる。
〔I〕の具体例としては、例えば、7−フルオロ−6−
イソチオシアナト−2H−1,4−ベンズオキサジン−
3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナ
ト−4−メチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−エチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−プロピル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−イソプロピル−2H−1,4−ベンズオキサジン
−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシア
ナト−4−シクロプロピル−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチ
オシアナト−4−ブチル−2H−1,4−ベンズオキサ
ジン−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオ
シアナト−4−(t−ブチル)−2H−1,4−ベンズ
オキサジン−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イ
ソチオシアナト−4−(sec−ブチル)−2H−1,
4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、7−フルオ
ロ−6−イソチオシアナト−4−ペンチル−2H−1,
4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、7−フルオ
ロ−6−イソチオシアナト−4−(2−メチルブチル)
−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オ
ン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4−シクロ
ペンチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4
H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4
−(2−プロペニル)−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシ
アナト−4−(1−ブテン−3−イル)−2H−1,4
−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、7−フルオロ
−6−イソチオシアナト−4−(2−メチル−1−プロ
ペン−3−イル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−
3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナ
ト−4−(トランス−2−ブテン−4−イル)−2H−
1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、7−フ
ルオロ−6−イソチオシアナト−4−(シス−2−ブテ
ン−4−イル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オン、7−フルオロ−6−イソチ
オシアナト−4−(1−ブチン−3−イル)−2H−
1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、7−フ
ルオロ−6−イソチオシアナト−4−(2−ブチン−4
−イル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4
H)−オンなどが挙げられる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、高価で入手が難しいチ
オホスゲンを扱うことなく、収率良くで芳香族アミン誘
導体〔II〕から対応する芳香族イソチオシアネート誘導
体〔I〕を製造することが可能となる。
オホスゲンを扱うことなく、収率良くで芳香族アミン誘
導体〔II〕から対応する芳香族イソチオシアネート誘導
体〔I〕を製造することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明が実施例により制限されるものでないことは
言うまでもない。尚、生成物である芳香族イソチオシア
ネート誘導体〔I〕の収率は、芳香族アミン誘導体〔I
I〕を基準として求めた。
が、本発明が実施例により制限されるものでないことは
言うまでもない。尚、生成物である芳香族イソチオシア
ネート誘導体〔I〕の収率は、芳香族アミン誘導体〔I
I〕を基準として求めた。
【0017】実施例1 20 ml 2つ口フラスコに6−アミノ−7−フルオロ−4
−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン 0.55 g (2.5 mmol)を入れ、ピリ
ジン 3 gを加えて溶解させた。0℃に冷却後、二硫化炭
素 0.57 g (7.5mmol)、トリエチルアミン 0.76 g (7.5
mmol)を加え、同温度で3.5 時間攪拌を行ったあと、同
温度を維持しながらクロロ炭酸メチル 0.47 g (5 mmol)
を滴下した。さらに0℃で30分間攪拌を行った後、水 2
0 g 、ジクロロメタン 30 g を加え抽出を行った。水層
はさらにジクロロメタン 20 g を加え、2回抽出を行っ
た。ジクロロメタン層全てを合わせ、これに無水硫酸ナ
トリウムを加えて乾燥した後、エバポレーションにより
ジクロロメタンを除去した。ガスクロマトグラフィーで
分析したところ、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オンの収率は93%であった。
−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン 0.55 g (2.5 mmol)を入れ、ピリ
ジン 3 gを加えて溶解させた。0℃に冷却後、二硫化炭
素 0.57 g (7.5mmol)、トリエチルアミン 0.76 g (7.5
mmol)を加え、同温度で3.5 時間攪拌を行ったあと、同
温度を維持しながらクロロ炭酸メチル 0.47 g (5 mmol)
を滴下した。さらに0℃で30分間攪拌を行った後、水 2
0 g 、ジクロロメタン 30 g を加え抽出を行った。水層
はさらにジクロロメタン 20 g を加え、2回抽出を行っ
た。ジクロロメタン層全てを合わせ、これに無水硫酸ナ
トリウムを加えて乾燥した後、エバポレーションにより
ジクロロメタンを除去した。ガスクロマトグラフィーで
分析したところ、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オンの収率は93%であった。
【0018】実施例2 実施例1においてピリジン 3 gを 4.5 gに、二硫化炭素
0.57 g (7.5 mmol)を0.95 g (12.5 mmol) に、トリエ
チルアミン 0.76 g (7.5 mmol)をN−メチルピペリジン
0.74 g (7.5 mmol)に変更し、N−メチルピペリジンを
加えた後、0℃で7時間攪拌する以外は実施例1に準拠
して実施した。ガスクロマトグラフィーで分析したとこ
ろ、7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4−(2−
プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オンの収率は93%であった。
0.57 g (7.5 mmol)を0.95 g (12.5 mmol) に、トリエ
チルアミン 0.76 g (7.5 mmol)をN−メチルピペリジン
0.74 g (7.5 mmol)に変更し、N−メチルピペリジンを
加えた後、0℃で7時間攪拌する以外は実施例1に準拠
して実施した。ガスクロマトグラフィーで分析したとこ
ろ、7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4−(2−
プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3
(4H)−オンの収率は93%であった。
【0019】実施例3 20 ml 2つ口フラスコに6−アミノ−7−フルオロ−4
−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン 0.55 g (2.5 mmol)を入れ、4−
ジメチルアミノピリジン 0.92 g (7.5 mmol)、N,N-ジメ
チルホルムアミド 4.5 gを加えて20℃で5分間攪拌し
た。0℃に冷却後、二硫化炭素 0.95 g (12.5 mmol) を
加え、同温度で3時間攪拌を行ったあと、20℃に昇温
し、さらに10時間攪拌した。0℃に冷却後、クロロ炭酸
メチル 0.47 g (5 mmol)を滴下した。その後は実施例1
に準拠して実施した。ガスクロマトグラフィーで分析し
たところ、7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4−
(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジン
−3(4H)−オンの収率は95%であった。
−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン 0.55 g (2.5 mmol)を入れ、4−
ジメチルアミノピリジン 0.92 g (7.5 mmol)、N,N-ジメ
チルホルムアミド 4.5 gを加えて20℃で5分間攪拌し
た。0℃に冷却後、二硫化炭素 0.95 g (12.5 mmol) を
加え、同温度で3時間攪拌を行ったあと、20℃に昇温
し、さらに10時間攪拌した。0℃に冷却後、クロロ炭酸
メチル 0.47 g (5 mmol)を滴下した。その後は実施例1
に準拠して実施した。ガスクロマトグラフィーで分析し
たところ、7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4−
(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジン
−3(4H)−オンの収率は95%であった。
【0020】実施例4 実施例3においてN,N-ジメチルホルムアミド 4.5 gを4
−ピコリン 5.5 gに変更した以外は実施例3に準拠して
実施した。ガスクロマトグラフィーで分析したところ、
7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4−(2−プロ
ピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4
H)−オンの収率は93%であった。
−ピコリン 5.5 gに変更した以外は実施例3に準拠して
実施した。ガスクロマトグラフィーで分析したところ、
7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4−(2−プロ
ピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4
H)−オンの収率は93%であった。
【0021】実施例5 20 ml 2つ口フラスコに6−アミノ−7−フルオロ−4
−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン 0.55 g (2.5 mmol)、炭酸カリウ
ム 1.04 g (7.5 mmol)、テトラブチルアンモニウムブロ
ミド 0.08 g (0.25 mmol) 、ピリジン 6 gを仕込み、0
℃に冷却後、二硫化炭素 0.95 g (12.5mmol) を加え、
0℃で11時間攪拌を行ったあと、同温度を維持しなが
らクロロ炭酸メチル 0.47 g (5 mmol)を滴下した。その
後は実施例1に準拠して実施した。ガスクロマトグラフ
ィーで分析したところ、7−フルオロ−6−イソチオシ
アナト−4−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベン
ズオキサジン−3(4H)−オンの収率は75%であっ
た。
−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン−3(4H)−オン 0.55 g (2.5 mmol)、炭酸カリウ
ム 1.04 g (7.5 mmol)、テトラブチルアンモニウムブロ
ミド 0.08 g (0.25 mmol) 、ピリジン 6 gを仕込み、0
℃に冷却後、二硫化炭素 0.95 g (12.5mmol) を加え、
0℃で11時間攪拌を行ったあと、同温度を維持しなが
らクロロ炭酸メチル 0.47 g (5 mmol)を滴下した。その
後は実施例1に準拠して実施した。ガスクロマトグラフ
ィーで分析したところ、7−フルオロ−6−イソチオシ
アナト−4−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベン
ズオキサジン−3(4H)−オンの収率は75%であっ
た。
【0022】実施例6 実施例1においてクロロ炭酸メチル 0.47 g (5 mmol)を
12.7%次亜塩素酸ナトリウム水溶液 7.3 g (12.5 mmol)
に変更した以外は実施例1に準拠して実施した。ガスク
ロマトグラフィーで分析したところ、7−フルオロ−6
−イソチオシアナト−4−(2−プロピニル)−2H−
1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オンの収率は
84%であった。
12.7%次亜塩素酸ナトリウム水溶液 7.3 g (12.5 mmol)
に変更した以外は実施例1に準拠して実施した。ガスク
ロマトグラフィーで分析したところ、7−フルオロ−6
−イソチオシアナト−4−(2−プロピニル)−2H−
1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オンの収率は
84%であった。
【0023】比較例1 実施例1においてピリジン 3 gをテトラヒドロフラン 6
gに、6−アミノ−7−フルオロ−4−(2−プロピニ
ル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−
オンと二硫化炭素との反応時間を8時間とする以外は実
施例1に準拠して実施した。ガスクロマトグラフィーで
分析したところ、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オンの収率は20%であった。
gに、6−アミノ−7−フルオロ−4−(2−プロピニ
ル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−
オンと二硫化炭素との反応時間を8時間とする以外は実
施例1に準拠して実施した。ガスクロマトグラフィーで
分析したところ、7−フルオロ−6−イソチオシアナト
−4−(2−プロピニル)−2H−1,4−ベンズオキ
サジン−3(4H)−オンの収率は20%であった。
【0024】実施例7 20 ml 2つ口フラスコに6−アミノ−7−フルオロ−4
−メチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4
H)−オン 0.49 g (2.5 mmol)を入れ、ピリジン4.5g
を加えて懸濁した。二硫化炭素 0.57g(7.5mmol) 、トリ
エチルアミン 0.76g (7.5mmol)を室温で加え、0℃に冷
却し、同温度で5時間攪拌した。その後は、実施例1に
準拠して実施した。ガスクロマトグラフィーで分析した
ところ、7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4−メ
チル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−
オンの収率は91%であった。
−メチル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4
H)−オン 0.49 g (2.5 mmol)を入れ、ピリジン4.5g
を加えて懸濁した。二硫化炭素 0.57g(7.5mmol) 、トリ
エチルアミン 0.76g (7.5mmol)を室温で加え、0℃に冷
却し、同温度で5時間攪拌した。その後は、実施例1に
準拠して実施した。ガスクロマトグラフィーで分析した
ところ、7−フルオロ−6−イソチオシアナト−4−メ
チル−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−
オンの収率は91%であった。
【0025】比較例2 実施例7においてピリジン 4.5g をテトラヒドロフラン
6 gとする以外は実施例7に準拠して実施した。ガスク
ロマトグラフィーで分析したところ、7−フルオロ−6
−イソチオシアナト−4−メチル−2H−1,4−ベン
ズオキサジン−3(4H)−オンの収率は3%であっ
た。
6 gとする以外は実施例7に準拠して実施した。ガスク
ロマトグラフィーで分析したところ、7−フルオロ−6
−イソチオシアナト−4−メチル−2H−1,4−ベン
ズオキサジン−3(4H)−オンの収率は3%であっ
た。
Claims (2)
- 【請求項1】含窒素極性溶媒中、塩基存在下で一般式
〔II〕(化1) 【化1】 (式中、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基、
アルキニル基を表わす。)で示される芳香族アミン誘導
体に二硫化炭素を反応させ、次いで塩素系酸化剤を反応
させることを特徴とする一般式〔I〕(化2) 【化2】 (式中、Rは、前記と同じ意味を表わす。)で示される
芳香族イソチオシアネート誘導体の製造方法。 - 【請求項2】請求項1において、Rが、アルキル基また
はアルキニル基である請求項1に記載の芳香族イソチオ
シアネート誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10286494A JPH0741469A (ja) | 1993-05-25 | 1994-05-17 | イソチオシアネート誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12243393 | 1993-05-25 | ||
JP5-122433 | 1993-05-25 | ||
JP10286494A JPH0741469A (ja) | 1993-05-25 | 1994-05-17 | イソチオシアネート誘導体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741469A true JPH0741469A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=26443547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10286494A Pending JPH0741469A (ja) | 1993-05-25 | 1994-05-17 | イソチオシアネート誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741469A (ja) |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP10286494A patent/JPH0741469A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01211567A (ja) | 新規なスルホンアミド化合物 | |
EP1773783B1 (fr) | Procede de preparation de derives n-piperidino-1,5-diphenylpyrazole-3-carboxamide | |
JPH0741469A (ja) | イソチオシアネート誘導体の製造方法 | |
JP3907207B2 (ja) | 殺節足動物性オキサジアジン中間体 | |
JPH061776A (ja) | 置換ピラジンカルボニトリルの製造方法 | |
JP3066594B2 (ja) | アニリン誘導体及びその製造法 | |
WO2002076958A1 (fr) | Procede de production de composes oxazoles 5-substitues et de composes imidazoles 5-substitues | |
JPH0657698B2 (ja) | ピラゾ−ルオキシム誘導体及びその製造方法 | |
JP4853911B2 (ja) | イソチアゾロピリジン−3−オン化合物の製造方法 | |
JP7096078B2 (ja) | セミカルバジド化合物の製造方法、およびトリアゾリジンジオン化合物の製造方法 | |
JPH0558985A (ja) | シアノグアニジン誘導体の製造法 | |
JPH07309831A (ja) | イソチオシアネート誘導体の製造法 | |
JPS62120350A (ja) | グリコ−ルアミド類の製造方法 | |
JPH04139170A (ja) | 置換ピリジンスルホニルカーバメート系化合物及びその製造方法並びに置換ピリジンスルホンアミド系化合物の製造方法 | |
JPH07267950A (ja) | 5−クロロ−n−(4,5−ジヒドロ−1h−イミダゾール−2−イル)−2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−アミン又はその酸付加塩の製造方法 | |
JPS6245877B2 (ja) | ||
JPS5888372A (ja) | N−カルバモイル安息香酸スルフイミド誘導体の製法 | |
JPS6048974A (ja) | 1−(3−ニトロフエニル)−3−メチル−δ↑2−1,2,4−トリアゾリン−5−オン及びその製造方法 | |
JPS6354707B2 (ja) | ||
JP2000198775A (ja) | 環状グアニジン類及びその製造法 | |
JPS6248667A (ja) | チオカルバメ−ト誘導体の製造法 | |
JP2003055355A (ja) | 1,2,5−チアジアゾイルメタノン誘導体の製造方法及びジオキシム誘導体 | |
JP2003321468A (ja) | ピリドン化合物の製造法およびその中間体 | |
JPH11349585A (ja) | 2−オキソ−1,3−ジオキサ−2−チオラン誘導体の製造方法 | |
JPH0236164A (ja) | 2‐ニトロ‐5‐(置換アリールオキシ)ベンゾヒドロキシム酸誘導体の製造法 |