JPH0737190A - 車両検知装置 - Google Patents
車両検知装置Info
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- JPH0737190A JPH0737190A JP19920393A JP19920393A JPH0737190A JP H0737190 A JPH0737190 A JP H0737190A JP 19920393 A JP19920393 A JP 19920393A JP 19920393 A JP19920393 A JP 19920393A JP H0737190 A JPH0737190 A JP H0737190A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】トンネルの出入口等の見通しの悪い道路箇所の
両側で、接近車両の有無を検知する。上り下りの適切な
検知情報を表示器に表示する。 【構成】接近する車両をビデオカメラ1で写し、画像メ
モリ2に記憶する。記憶データに基づいて、画像処理部
3、警報判定部4を用いて検知する。判定された警報
を、警報表示部5で表示する。これらものを同一の筐体
(表示装置1、2)に一体に設けた。トンネルの両側に
設置された表示装置1、2を通信回線で結び、検知情報
のやりとりをすることにより連動動作を可能にする。
両側で、接近車両の有無を検知する。上り下りの適切な
検知情報を表示器に表示する。 【構成】接近する車両をビデオカメラ1で写し、画像メ
モリ2に記憶する。記憶データに基づいて、画像処理部
3、警報判定部4を用いて検知する。判定された警報
を、警報表示部5で表示する。これらものを同一の筐体
(表示装置1、2)に一体に設けた。トンネルの両側に
設置された表示装置1、2を通信回線で結び、検知情報
のやりとりをすることにより連動動作を可能にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーブ、交差点、トン
ネルの出入口等の見通しの悪い道路箇所、または車両同
士のすれ違いが困難な道路箇所で、接近車両の有無を検
知し、その情報を表示器に表示する車両検知装置に関す
る。
ネルの出入口等の見通しの悪い道路箇所、または車両同
士のすれ違いが困難な道路箇所で、接近車両の有無を検
知し、その情報を表示器に表示する車両検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両検知装置は、道路の
カーブ等で対向車を検知し、警報表示するための用いら
れている。従来、超音波を利用した超音波方式センサが
知られている。これは、道路上に設置され、車両が通過
する路面に超音波を発射し、車両により反射した超音波
を受信することで、車両の感知をするものである。
カーブ等で対向車を検知し、警報表示するための用いら
れている。従来、超音波を利用した超音波方式センサが
知られている。これは、道路上に設置され、車両が通過
する路面に超音波を発射し、車両により反射した超音波
を受信することで、車両の感知をするものである。
【0003】また、カーブ地点における対向車進入警報
方法の一例が、特開平1−108700号公報に記載さ
れている。図10を参照すると、カーブ地点における対
向車進入警報方法は、カーブ地点1の両出入口2a、2
bの各路面に敷設した感知センサ3a、3bと、その感
知センサ3a、3bの情報により点滅する警告灯装置4
a、4bから構成される。つまり、出入口2aから進入
し、感知センサ3a上を通過した対向車の重量で、感知
センサ3aは押圧され、動作する。警告灯装置4bは、
動作した感知センサ3aから情報を受け、点滅の警報を
発する。その警報を対向車と反対の出入口2bから進入
する車両の運転者に与える。
方法の一例が、特開平1−108700号公報に記載さ
れている。図10を参照すると、カーブ地点における対
向車進入警報方法は、カーブ地点1の両出入口2a、2
bの各路面に敷設した感知センサ3a、3bと、その感
知センサ3a、3bの情報により点滅する警告灯装置4
a、4bから構成される。つまり、出入口2aから進入
し、感知センサ3a上を通過した対向車の重量で、感知
センサ3aは押圧され、動作する。警告灯装置4bは、
動作した感知センサ3aから情報を受け、点滅の警報を
発する。その警報を対向車と反対の出入口2bから進入
する車両の運転者に与える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、超音波方式
は、検知範囲が10m以内と短い。そのため、カーブ地
点の前にセンサを設置する必要があり、警報を表示する
警報表示部間の接続工事が必要となる。さらに、車種
(トラックの幌等)により超音波を反射せず、車両を検
出できない場合がある。また、センスエリアが狭く、広
い範囲の監視が困難であるため、追越し車線を走行する
対向車や、中央線をまたいで走行する異常走行対向車を
検知するためには、複数のセンサと走行方向判定処理が
必要となる。
は、検知範囲が10m以内と短い。そのため、カーブ地
点の前にセンサを設置する必要があり、警報を表示する
警報表示部間の接続工事が必要となる。さらに、車種
(トラックの幌等)により超音波を反射せず、車両を検
出できない場合がある。また、センスエリアが狭く、広
い範囲の監視が困難であるため、追越し車線を走行する
対向車や、中央線をまたいで走行する異常走行対向車を
検知するためには、複数のセンサと走行方向判定処理が
必要となる。
【0005】また、特開平1−108700号公報記載
の発明では、センサとして車両の重量で動作する感知セ
ンサを用いたため、道路に敷設する必要があり、設置工
事等では通行止を伴う場合が生じる。また、センサと警
報表示部間の接続工事が必要となる。本発明はこのよう
な事情にかんがみてなされたものであり、センサである
ビデオカメラを警報表示部と一体に構造に設けることに
より、センスエリアが広く、道路工事を必要としない車
両検知装置を提供することを課題とする。
の発明では、センサとして車両の重量で動作する感知セ
ンサを用いたため、道路に敷設する必要があり、設置工
事等では通行止を伴う場合が生じる。また、センサと警
報表示部間の接続工事が必要となる。本発明はこのよう
な事情にかんがみてなされたものであり、センサである
ビデオカメラを警報表示部と一体に構造に設けることに
より、センスエリアが広く、道路工事を必要としない車
両検知装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の車両検知装置においては、請求項1の発明で
は、センサであるビデオカメラと、警報を表示する警報
表示部を一つの筐体に収納した。具体的には、から
の構成を一体構造とした。 道路を通過する車両を写すビデオカメラと、 ビデオカメラで写した画像を所定のタイミングで記憶
する画像メモリと、 画像メモリに記憶された複数の画像に基づいて通過す
る車両の状態を処理する画像処理部と、 画像処理部の出力信号と予め定められた値を比較し警
報を出力する警報判定部と、 警報が出力する警報を表示する警報表示部。
に本発明の車両検知装置においては、請求項1の発明で
は、センサであるビデオカメラと、警報を表示する警報
表示部を一つの筐体に収納した。具体的には、から
の構成を一体構造とした。 道路を通過する車両を写すビデオカメラと、 ビデオカメラで写した画像を所定のタイミングで記憶
する画像メモリと、 画像メモリに記憶された複数の画像に基づいて通過す
る車両の状態を処理する画像処理部と、 画像処理部の出力信号と予め定められた値を比較し警
報を出力する警報判定部と、 警報が出力する警報を表示する警報表示部。
【0007】また、請求項2の発明においては、上り方
向を第1のビデオカメラで写し、その警報を第2のビデ
オカメラと一体に設けられた第2の警報表示部に表示す
る。また、下り方向を第2のビデオカメラで写し、その
警報を第1のビデオカメラと一体に設けられた第1の警
報表示部に表示する。つまり、互いに検知情報のやりと
りをすることにより連動動作を可能にしている。具体的
には、からの構成とした。 上り方向の道路を移動する車両を写す第1のビデオカ
メラと、 下り方向の道路を移動する車両を写す第2のビデオカ
メラと、 第1ビデオカメラ及び第2のビデオカメラで写した通
過する車両を表す画像を所定のタイミングで記憶する画
像メモリと、 画像メモリに記憶された複数の画像を処理する画像処
理部と、 画像処理部の出力信号と予め定められた値とを比較し
下り方向の警報、及び上り方向の警報を出力する警報判
定部と、 下り方向の警報を表示しかつ第1のビデオカメラと一
体に設けられた第1の警報表示部と、 上り方向の警報を表示しかつ第2のビデオカメラと一
体に設けられた第2の警報表示部。
向を第1のビデオカメラで写し、その警報を第2のビデ
オカメラと一体に設けられた第2の警報表示部に表示す
る。また、下り方向を第2のビデオカメラで写し、その
警報を第1のビデオカメラと一体に設けられた第1の警
報表示部に表示する。つまり、互いに検知情報のやりと
りをすることにより連動動作を可能にしている。具体的
には、からの構成とした。 上り方向の道路を移動する車両を写す第1のビデオカ
メラと、 下り方向の道路を移動する車両を写す第2のビデオカ
メラと、 第1ビデオカメラ及び第2のビデオカメラで写した通
過する車両を表す画像を所定のタイミングで記憶する画
像メモリと、 画像メモリに記憶された複数の画像を処理する画像処
理部と、 画像処理部の出力信号と予め定められた値とを比較し
下り方向の警報、及び上り方向の警報を出力する警報判
定部と、 下り方向の警報を表示しかつ第1のビデオカメラと一
体に設けられた第1の警報表示部と、 上り方向の警報を表示しかつ第2のビデオカメラと一
体に設けられた第2の警報表示部。
【0008】
【作用】このように構成された車両検知装置によれば、
ビデオカメラを使用することにより、広いエリアを二次
元的に監視し、追越し車線を走行する対向車や、中央線
をまたいで走行する異常走行対向車の検知もれを防ぐこ
とができる。また、センサの埋設工事が不要となる。さ
らに、ビデオカメラと警報表示部等を一体構造とするこ
とで、その間の接続工事が不要となる。また、請求項2
の発明では、上り下りの交通流情報の総合判断による適
切な情報の提供で渋滞発生の防止ができる。
ビデオカメラを使用することにより、広いエリアを二次
元的に監視し、追越し車線を走行する対向車や、中央線
をまたいで走行する異常走行対向車の検知もれを防ぐこ
とができる。また、センサの埋設工事が不要となる。さ
らに、ビデオカメラと警報表示部等を一体構造とするこ
とで、その間の接続工事が不要となる。また、請求項2
の発明では、上り下りの交通流情報の総合判断による適
切な情報の提供で渋滞発生の防止ができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。 〔第1の実施例〕第1の実施例は、請求項1の実施例で
ある。図1はブロック図、図2は本装置を設置した概要
図を示す。
して説明する。 〔第1の実施例〕第1の実施例は、請求項1の実施例で
ある。図1はブロック図、図2は本装置を設置した概要
図を示す。
【0010】(構成)一つの筐体内にビデオカメラ1、
画像メモリ2、画像処理部3、警報判定部4、及び警報
表示部5を組み込んだ。ビデオカメラ1は道路を通過す
る車両を写し、その監視エリアが警報表示部5の視認距
離より広くなるように俯瞰される。ビデオカメラ1で写
した画像を画像メモリ2に所定のタイミングで記憶す
る。画像メモリ2に記憶された複数の画像を、画像処理
部3で処理する。警報判定部4は画像処理部3の出力と
予め定められた値を比較し警報を出力する。警報判定部
4が出力した警報を警報表示部5で表示する。警報表示
部5はLED表示器等で形成される。
画像メモリ2、画像処理部3、警報判定部4、及び警報
表示部5を組み込んだ。ビデオカメラ1は道路を通過す
る車両を写し、その監視エリアが警報表示部5の視認距
離より広くなるように俯瞰される。ビデオカメラ1で写
した画像を画像メモリ2に所定のタイミングで記憶す
る。画像メモリ2に記憶された複数の画像を、画像処理
部3で処理する。警報判定部4は画像処理部3の出力と
予め定められた値を比較し警報を出力する。警報判定部
4が出力した警報を警報表示部5で表示する。警報表示
部5はLED表示器等で形成される。
【0011】(設置例の説明)図2に示すように、ビデ
オカメラを2台とし、2方向の道路で通過する車両を検
出する実施例である。見通しの悪い交差点に設置され、
交差点に接近する車両1、及び車両2を検知して、車両
3に向かって「接近車注意」を点滅表示する。それによ
って、車両3の運転者に対して注意を喚起することがで
きる。検出車両がない場合は無表示とし、消費電力を軽
減する。これは、通常の道路情報表示装置にも応用で
き、情報表示面に接近する車両がない場合は、無表示と
し、消費電力を軽減する。
オカメラを2台とし、2方向の道路で通過する車両を検
出する実施例である。見通しの悪い交差点に設置され、
交差点に接近する車両1、及び車両2を検知して、車両
3に向かって「接近車注意」を点滅表示する。それによ
って、車両3の運転者に対して注意を喚起することがで
きる。検出車両がない場合は無表示とし、消費電力を軽
減する。これは、通常の道路情報表示装置にも応用で
き、情報表示面に接近する車両がない場合は、無表示と
し、消費電力を軽減する。
【0012】〔第2の実施例〕第2の実施例は、請求項
2の実施例である。図3はブロック図、図4は本発明を
カーブ地点に設置した場合の概要図を示す。
2の実施例である。図3はブロック図、図4は本発明を
カーブ地点に設置した場合の概要図を示す。
【0013】(構成)図3に基づいて構成を説明する。
ビデオカメラ1aで撮像した画像データA1を画像メモ
リ2に記憶する。記憶データA2を画像処理部3で画像
処理をする。その画像処理データA3を警報判定部4で
判定し、警報データA4を、警報表示部5bに出力す
る。同様に、ビデオカメラ1bで撮像した画像データB
1を画像メモリ2に記憶する。記憶データB2を画像処
理部3で画像処理をする。その画像処理データB3を警
報判定部4で判定し、警報データB4を、警報表示部5
aに出力する。なお、両ビデオカメラの信号を総合判断
して、それぞれの警報表示部5a、5bに警報を出力す
る構成としてもよい。
ビデオカメラ1aで撮像した画像データA1を画像メモ
リ2に記憶する。記憶データA2を画像処理部3で画像
処理をする。その画像処理データA3を警報判定部4で
判定し、警報データA4を、警報表示部5bに出力す
る。同様に、ビデオカメラ1bで撮像した画像データB
1を画像メモリ2に記憶する。記憶データB2を画像処
理部3で画像処理をする。その画像処理データB3を警
報判定部4で判定し、警報データB4を、警報表示部5
aに出力する。なお、両ビデオカメラの信号を総合判断
して、それぞれの警報表示部5a、5bに警報を出力す
る構成としてもよい。
【0014】(設置例の説明)図4により、車両検知装
置をカーブ地点に設置した例を説明する。ビデオカメラ
1aは、上り方向の道路を移動する車両1を写すように
俯瞰する。また、警報表示部5aの表示面は、車両1の
運転者から見える位置、ビデオカメラ1aと同一面に設
けられる。同様に、ビデオカメラ1bは、下り方向の道
路を移動する車両2を写すように俯瞰する。また、警報
表示部5bの表示面は、車両2の運転者から見える位
置、ビデオカメラ1bと同一面に設けられる。つまり、
上り方向の道路を移動する車両1をビデオカメラ1aで
写し、警報表示部5bの表示面に「対向車接近」等の警
報表示をする。
置をカーブ地点に設置した例を説明する。ビデオカメラ
1aは、上り方向の道路を移動する車両1を写すように
俯瞰する。また、警報表示部5aの表示面は、車両1の
運転者から見える位置、ビデオカメラ1aと同一面に設
けられる。同様に、ビデオカメラ1bは、下り方向の道
路を移動する車両2を写すように俯瞰する。また、警報
表示部5bの表示面は、車両2の運転者から見える位
置、ビデオカメラ1bと同一面に設けられる。つまり、
上り方向の道路を移動する車両1をビデオカメラ1aで
写し、警報表示部5bの表示面に「対向車接近」等の警
報表示をする。
【0015】〔第3の実施例〕第3の実施例は、請求項
2の実施例である。図5はブロック図、図6は警報判定
部4の詳細ブロック図、図7は本発明を大型車同士のす
れ違いが困難な狭いトンネルのそれぞれの出入口に表示
装置1と表示装置2を設置した場合の概要図を示す。
2の実施例である。図5はブロック図、図6は警報判定
部4の詳細ブロック図、図7は本発明を大型車同士のす
れ違いが困難な狭いトンネルのそれぞれの出入口に表示
装置1と表示装置2を設置した場合の概要図を示す。
【0016】(構成)図5、図6に基づいて構成を説明
する。それぞれの表示装置1、2にビデオカメラ1、画
像メモリ2、画像処理部3、警報判定部4、及び警報表
示部5を備える。また、警報判定部4で判定したデータ
を通信回線を介して、互いにデータの交換し、それぞれ
の警報表示部5で警報表示をする。表示装置1の構成に
ついて詳述すると、処理部41は画像処理部3aの画像
処理データA3を入力し、警報処理する。送信部42
は、警報処理したデータを表示装置2に送信する。判定
部43は、受信部44で受信した表示装置2の警報処理
データと、処理部41の出力(表示装置1の警報処理デ
ータ)とを判定し、警報データB4を警報表示部5aに
出力する。
する。それぞれの表示装置1、2にビデオカメラ1、画
像メモリ2、画像処理部3、警報判定部4、及び警報表
示部5を備える。また、警報判定部4で判定したデータ
を通信回線を介して、互いにデータの交換し、それぞれ
の警報表示部5で警報表示をする。表示装置1の構成に
ついて詳述すると、処理部41は画像処理部3aの画像
処理データA3を入力し、警報処理する。送信部42
は、警報処理したデータを表示装置2に送信する。判定
部43は、受信部44で受信した表示装置2の警報処理
データと、処理部41の出力(表示装置1の警報処理デ
ータ)とを判定し、警報データB4を警報表示部5aに
出力する。
【0017】なお、本実施例は表示装置1、及び表示装
置2に画像メモリ2、画像処理部3、及び警報判定部を
備えた。それに対し、表示装置1のみ(又は別筐体)に
画像メモリ2、画像処理部3、及び警報判定部を備え
た。そして、表示装置2のビデオカメラの信号を入力
し、両ビデオカメラの信号を総合判断して、それぞれの
警報表示部5a、5bに警報を出力する構成としてもよ
い。
置2に画像メモリ2、画像処理部3、及び警報判定部を
備えた。それに対し、表示装置1のみ(又は別筐体)に
画像メモリ2、画像処理部3、及び警報判定部を備え
た。そして、表示装置2のビデオカメラの信号を入力
し、両ビデオカメラの信号を総合判断して、それぞれの
警報表示部5a、5bに警報を出力する構成としてもよ
い。
【0018】(設置例の説明)図7により、車両検知装
置の表示装置1をトンネルの一方の出入口に、表示装置
2を他方の出入口にそれぞれ設置した例を説明する。表
示装置1は、トンネルの一方の入口に向かう対向車(大
型車)を検知して、表示装置2に「大型/対向車有」
(交互表示)を表示する。一方、表示装置2は、トンネ
ルの他方の入口に向かう対向車(普通車)を検知し、表
示装置1に「対向車有」(点滅)を表示する。また、ト
ンネルの両方から大型車が接近している場合は、先に大
型車を検知した装置に対向する表示機に「大型進入/対
向車有」(交互表示)を表示する。対向車がないときは
無表示(又は「走行注意」(点滅))とする。
置の表示装置1をトンネルの一方の出入口に、表示装置
2を他方の出入口にそれぞれ設置した例を説明する。表
示装置1は、トンネルの一方の入口に向かう対向車(大
型車)を検知して、表示装置2に「大型/対向車有」
(交互表示)を表示する。一方、表示装置2は、トンネ
ルの他方の入口に向かう対向車(普通車)を検知し、表
示装置1に「対向車有」(点滅)を表示する。また、ト
ンネルの両方から大型車が接近している場合は、先に大
型車を検知した装置に対向する表示機に「大型進入/対
向車有」(交互表示)を表示する。対向車がないときは
無表示(又は「走行注意」(点滅))とする。
【0019】〔車両検知アルゴリズム〕入力画像信号を
処理して接近する車両の有無を検知するアルゴリズムを
説明する。監視する道路を俯瞰するように設置されたビ
デオカメラで撮像された画像に対して各車線単位に監視
領域を設定する機能を有し、参照画像と監視画像の差分
画像を2値化し、設定された監視領域単位にその面積を
求める。次に、いずれかの監視領域について過去L回の
測定値に対してM回以上の面積増加があった場合、対向
車(接近車両)有りと判断する。一旦接近車両有りと判
断した場合は、過去のL回中の面積増加回数がN回を下
回らないとき、接近車両存在状態が継続中と判断する。
ここで、L、M、Nの関係はL>M>Nである。
処理して接近する車両の有無を検知するアルゴリズムを
説明する。監視する道路を俯瞰するように設置されたビ
デオカメラで撮像された画像に対して各車線単位に監視
領域を設定する機能を有し、参照画像と監視画像の差分
画像を2値化し、設定された監視領域単位にその面積を
求める。次に、いずれかの監視領域について過去L回の
測定値に対してM回以上の面積増加があった場合、対向
車(接近車両)有りと判断する。一旦接近車両有りと判
断した場合は、過去のL回中の面積増加回数がN回を下
回らないとき、接近車両存在状態が継続中と判断する。
ここで、L、M、Nの関係はL>M>Nである。
【0020】図8のフローチャートを用い、2車線道路
の場合について具体的に説明する。 (1)監視領域の設定を行う。例えば、上り1車線、下
り1車線の計2車線の場合、各車線単位に監視領域を2
つ設定する。具体的には、2面の2値化された監視領域
画像を生成する。 (2)接近車両のない画像を初期画像として入力する。 (3)監視状態において、監視画像を入力する。 (4)移動平均方式で参照画像を生成する。 (5)最新の監視画像と参照画像の差分を取り、所定の
しきい値で2値化し、変化分の2値画像を得る。なお、
しきい値はS/N比等で決定される。 (6)2車線の場合、得られた2値画像と設定された2
つの監視領域画像と論理積をとる。 (7)各監視領域について変化分の面積計算をおこな
う。 (8)過去L回分の面積データに関して増加回数を求め
る。 (9)過去L回分の面積データに関して求めた増加回
数がM回以上の場合、接近車両有りと判定する。一旦
有りと判定した場合、増加回数がN回を下回らない限り
継続して接近車両有りと判定する。N回を下回ったと
き、接近車両なしと判定する。〜の判定を各車線
単位について行い、結果の論理和を出力する。 (10)接近車両有りの場合、情報表示制御を行う。
の場合について具体的に説明する。 (1)監視領域の設定を行う。例えば、上り1車線、下
り1車線の計2車線の場合、各車線単位に監視領域を2
つ設定する。具体的には、2面の2値化された監視領域
画像を生成する。 (2)接近車両のない画像を初期画像として入力する。 (3)監視状態において、監視画像を入力する。 (4)移動平均方式で参照画像を生成する。 (5)最新の監視画像と参照画像の差分を取り、所定の
しきい値で2値化し、変化分の2値画像を得る。なお、
しきい値はS/N比等で決定される。 (6)2車線の場合、得られた2値画像と設定された2
つの監視領域画像と論理積をとる。 (7)各監視領域について変化分の面積計算をおこな
う。 (8)過去L回分の面積データに関して増加回数を求め
る。 (9)過去L回分の面積データに関して求めた増加回
数がM回以上の場合、接近車両有りと判定する。一旦
有りと判定した場合、増加回数がN回を下回らない限り
継続して接近車両有りと判定する。N回を下回ったと
き、接近車両なしと判定する。〜の判定を各車線
単位について行い、結果の論理和を出力する。 (10)接近車両有りの場合、情報表示制御を行う。
【0021】以上の説明のように、広い監視エリアが可
能となり、車両が反対車線にはみ出して走行している車
両等の検知ができる。つまり、ビデオカメラ1のとらえ
た画面内に設定した広い監視エリア内(例えば、上り車
線と下り車線)を接近してくる車両を検出することがで
きる。また、路面の凹凸等で車両の面積が一次的に減少
しても確実に、接近を検知できる。なお、接近車両有り
の場合、入力した監視画像から車種(大型/普通)の判
定処理をする。具体的には、車幅、ヘッドライトの間隔
で予め設定したしきい値と比較し行う。
能となり、車両が反対車線にはみ出して走行している車
両等の検知ができる。つまり、ビデオカメラ1のとらえ
た画面内に設定した広い監視エリア内(例えば、上り車
線と下り車線)を接近してくる車両を検出することがで
きる。また、路面の凹凸等で車両の面積が一次的に減少
しても確実に、接近を検知できる。なお、接近車両有り
の場合、入力した監視画像から車種(大型/普通)の判
定処理をする。具体的には、車幅、ヘッドライトの間隔
で予め設定したしきい値と比較し行う。
【0022】(車両検知アルゴリズムの詳細例) 監視画像は、サンプリング周期T(例えば、1/30
秒周期)で取り込む。 差分をとるための参照画像は、バースト的な雑音を除
去するため、移動平均処理(例えば、n=8)を行い生
成している。 前回取り込んだ画像との差分をとることで移動物体を
抽出する。さらに、移動物体の大きさにより車両のみ抽
出する(大型対向車両の検知)。 前回の移動車両の面積との比較により、移動方向を判
定する。 〜で得られた結果から接近車両の有無を判定す
る。
秒周期)で取り込む。 差分をとるための参照画像は、バースト的な雑音を除
去するため、移動平均処理(例えば、n=8)を行い生
成している。 前回取り込んだ画像との差分をとることで移動物体を
抽出する。さらに、移動物体の大きさにより車両のみ抽
出する(大型対向車両の検知)。 前回の移動車両の面積との比較により、移動方向を判
定する。 〜で得られた結果から接近車両の有無を判定す
る。
【0023】また、ビデオカメラで道路を俯瞰する関係
上、道路の各車線から得られる情報は、遠方からは情報
量が薄く、近くからは情報量が厚くなるように、くさび
形の監視領域を設けることといた。すなわち、図9に示
すように、対向車線及び順方向車線の各車線にくさび形
監視エリアを設定する。くさび形は判定アルゴリズムに
おいて、接近車両の面積増加のための重み付けの意味が
ある。
上、道路の各車線から得られる情報は、遠方からは情報
量が薄く、近くからは情報量が厚くなるように、くさび
形の監視領域を設けることといた。すなわち、図9に示
すように、対向車線及び順方向車線の各車線にくさび形
監視エリアを設定する。くさび形は判定アルゴリズムに
おいて、接近車両の面積増加のための重み付けの意味が
ある。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように請求項1
の発明では、センサとしてビデオカメラを用い、警報表
示部と一体構造とした。したがって、広いエリアを2次
元的に監視し、追越し車線を走行する対向車や、中央線
をまたいで走行する異常走行対向車の検知もれを防ぐこ
とができる。また、センサの埋設工事が不要となる。
の発明では、センサとしてビデオカメラを用い、警報表
示部と一体構造とした。したがって、広いエリアを2次
元的に監視し、追越し車線を走行する対向車や、中央線
をまたいで走行する異常走行対向車の検知もれを防ぐこ
とができる。また、センサの埋設工事が不要となる。
【0025】また、請求項2の発明では、上り方向を第
1のビデオカメラで写し、その警報を第2のビデオカメ
ラと一体に設けられた第2の警報表示部に表示する。ま
た、下り方向を第2のビデオカメラで写し、その警報を
第1のビデオカメラと一体に設けられた第1の警報表示
部に表示する。つまり、互いに検知情報のやりとりをす
ることにより連動動作を可能にしている。したがって、
請求項1の発明の効果の他に、上り下りの交通流情報の
総合判断による適切な情報を提供でき、渋滞発生の防止
ができる。
1のビデオカメラで写し、その警報を第2のビデオカメ
ラと一体に設けられた第2の警報表示部に表示する。ま
た、下り方向を第2のビデオカメラで写し、その警報を
第1のビデオカメラと一体に設けられた第1の警報表示
部に表示する。つまり、互いに検知情報のやりとりをす
ることにより連動動作を可能にしている。したがって、
請求項1の発明の効果の他に、上り下りの交通流情報の
総合判断による適切な情報を提供でき、渋滞発生の防止
ができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1の実施例の設置図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2の実施例の設置図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図6】本発明の第3の実施例の警報判定部のブロック
図である。
図である。
【図7】本発明の第3の実施例の設置図である。
【図8】本発明の車両検知アルゴリズムを説明するため
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図9】本発明の監視エリアをマスクする一例を説明す
るための図である。
るための図である。
【図10】従来の車両検知装置の概要図である。
1…テレビカメラ、2…画像メモリ、3…画像処理部、
4…警報判定部、5…警報表示部。
4…警報判定部、5…警報表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08G 1/09 R 7531−3H Q 7531−3H
Claims (2)
- 【請求項1】道路を通過する車両を写すビデオカメラ
(1)と、該ビデオカメラで写した通過する車両を表す
画像を所定のタイミングで記憶する画像メモリ(2)
と、該画像メモリに記憶された複数の画像を処理する画
像処理部(3)と、該画像処理部の出力信号と予め定め
られた値とを比較し警報を出力する警報判定部(4)
と、該警報を表示する警報表示部(5)とを一体構造と
した車両検知装置。 - 【請求項2】上り方向の道路を移動する車両を写す第1
のビデオカメラ(1a)と、下り方向の道路を移動する
車両を写す第2のビデオカメラ(1b)と、該第1ビデ
オカメラ及び第2のビデオカメラで写した通過する車両
を表す画像を所定のタイミングで記憶する画像メモリ
(2)と、該画像メモリに記憶された複数の画像を処理
する画像処理部(3)と、該画像処理部の出力信号と予
め定められた値とを比較し下り方向の警報、及び上り方
向の警報を出力する警報判定部(4)と、該下り方向の
警報を表示しかつ第1のビデオカメラと一体に設けられ
た第1の警報表示部(5a)と、該上り方向の警報を表
示しかつ第2のビデオカメラと一体に設けられた第2の
警報表示部(5b)とを備えた車両検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19920393A JPH0737190A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 車両検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19920393A JPH0737190A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 車両検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737190A true JPH0737190A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16403860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19920393A Pending JPH0737190A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 車両検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737190A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006120002A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Kochi Univ Of Technology | 対向車接近表示システム |
JP2007156568A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Toshiba Corp | 道路走行支援システム |
JP2012174181A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Alpine Electronics Inc | 立体物検知装置および立体物検知方法 |
CN115240448A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-10-25 | 北京科技大学 | 一种道路转角预警系统 |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP19920393A patent/JPH0737190A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006120002A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Kochi Univ Of Technology | 対向車接近表示システム |
JP2007156568A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Toshiba Corp | 道路走行支援システム |
JP2012174181A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Alpine Electronics Inc | 立体物検知装置および立体物検知方法 |
CN115240448A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-10-25 | 北京科技大学 | 一种道路转角预警系统 |
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