JPH0737458B2 - エセロリンの炭酸エステル誘導体およびその製造方法 - Google Patents
エセロリンの炭酸エステル誘導体およびその製造方法Info
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- JPH0737458B2 JPH0737458B2 JP2073603A JP7360390A JPH0737458B2 JP H0737458 B2 JPH0737458 B2 JP H0737458B2 JP 2073603 A JP2073603 A JP 2073603A JP 7360390 A JP7360390 A JP 7360390A JP H0737458 B2 JPH0737458 B2 JP H0737458B2
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Description
ル、アラルキルまたは であり;Xは水素またはハロゲンである)で示される化合
物に関する。
は化学名は、それらに幾何および光学異性体ならびにラ
セミ混合物が存在する場合には、すべての幾何および光
学異性体ならびにラセミ混合物を包含するものである。
用語はその基が1〜8個の炭素原子を含有することを意
味する。「アルキル」なる用語は、不飽和結合を含まな
い直鎖状または分岐状の炭化水素鎖、たとえばメチル、
エチル、イソプロピル、2−ブチル、ネオペンチルまた
はn−ヘキシルを意味し、「シクロアルキル」なる用語
は3〜8個の炭素原子を有する少なくとも1個の炭素環
たとえばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオク
チルを有し、その遊離原子価結合が炭素環の炭素にある
飽和炭化水素からなる1価の置換基を意味し、「アリー
ル」なる用語は、式 (式中、Zおよびmは以下に定義する)で示される1価
の置換基たとえばフエニル、o−トリルまたはm−メト
キシフエニルを意味し、「アラルキル」なる用語は式 (式中、Zは以下に定義するとおりであり、そしてmは
1または2の整数である)で示される「アリール基」た
とえばフエニル、o−トリルまたはm−メトキシフエニ
ルがその遊離原子価結合が低級アルキレン基の炭素にあ
る低級アルキレン基を介して結合し、式 (式中、Zは水素、ハロゲン、低級アルキルまたは低級
アルコキシである)で示される1価の置換基を意味し、
「アルキレン」なる用語は、低級分岐状または直鎖状ア
ルキル基から誘導されその2個の末端炭素からの原子価
結合を有する2価の基たとえばエチレン(−CH2CH
2−)、プロピレン(−CH2CH2CH2−)またはイソプロピ
レン を意味し、「ハロゲン」なる用語はフツ素、塩素、臭素
およびヨウ素からなるハロゲン族の一員を意味する。
い限り先に定義したとおりである。
式 (式中、R1は低級アルキル、シクロアルキル、アリール
またはアラルキルである)で示されるカーボネートと反
応させる。このような炭酸エステルはすべて公知であ
り、本技術分野でよく知られている慣用技術たとえばKi
rk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology(EC
T)第3版、第4巻、758〜771頁、“Carbonic and Chlo
roformic Esters"にE.Abramsによって記載された方法を
用いて容易に製造することができる。エセロリンとカー
ボネートとの反応を慣用の反応条件下、通常はテトラヒ
ドロフラン、クロロホルム、ジクロロメタン等のような
不活性溶媒中、0°から溶媒の沸点までの温度で10分〜
24時間行うことにより、式 (式中、Xは水素である)で示される本発明の化合物II
Iが生成される。この反応は、カーボネートの添加に先
立って塩基たとえば水素化ナトリウム、ジメチルアミノ
ピリジン等を加えると促進される。
物IIIを、式 (式中、HalはCl、BrおよびIから選ばれるハロゲンで
ある)で示されるN−ハロスクシンイミドと反応させて
生成する。通常、この反応はジクロロメタン、ジメチル
ホルムアミド等のような不活性溶媒中、0°から50℃ま
での温度で0.5〜24時間行われる。
せて、式 (式中、Xは水素である)で示される化合物Vを生成さ
せる。この反応は通常、テトラヒドロフラン、クロロホ
ルム、ジクロロメタン等のような不活性溶媒中、0℃か
ら溶媒の沸点までの温度で0.5〜24時間行われる。化合
物Vをその場で、次いで等モル量のエセロリンと同じ反
応条件下に反応させると、式 (式中、Xは水素である)で示される化合物VIが生成す
る。
のと同じ操作が行われる。
−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドール−5−イル
2−メチルフエニルカーボネート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8
−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドール−5−イル
3−メチルフエニルカーボネート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8
−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドール−5−イル
メチルカーボネート; ヘプチル(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ
−1,3a,8−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドール−
5−イルカーボネート; ベンジル(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ
−1,3a,8−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドール−
5−イルカーボネート; シクロヘキシル(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサ
ヒドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インド
ール−5−イルカーボネート; ベンジル(3aS−シス)−7−ブロモ−1,2,3,3a,8,8a−
ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ〔2,3−b〕
インドール−5−イルカーボネート; (3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8
−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドール−5−イル
(1−フエニルエチル)カーボネート; (3aR−シス)−7−ブロモ−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒ
ドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドー
ル−5−イルt−ブチルカーボネート; 7−ブロモ−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−
トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドール−5−イルt
−ブチルカーボネートを挙げることができる。
効力を有するため鎮痛剤として有用である。これらの化
合物の活性は、鎮痛の標準検定方である2−フエニル−
1,4−ベンゾキノンにより誘発された苦悶テストで明ら
かである〔Proc.Soc.Exptl.Biol.Med.95、729(195
7)〕。本発明の化合物の苦悶阻止をED50値で表した鎮
痛活性を第I表に示す。
要とする患者に、本発明の化合物を1日あたり0.1〜25m
g/kgの量で経口、非経口または静脈投与することにより
達成される。この範囲内での好ましい有効量は1日あた
り約1〜10mg/kgである。しかしながら、特定の患者に
対する特定の投与基準は個々の必要性に応じて調整しな
ければならないことは当然である。さらに、ここに示し
た投与量は単なる例であって、本発明の実際の範囲をい
かなる意味においても限定するものではないことを理解
すべきである。
体とともに経口的に投与することができる。本発明の化
合物はゼラチンカプセルに充填してもよく、また錠剤に
圧縮してもよい。経口投与のためには、化合物を賦形剤
と混和し、錠剤、トローチ、カプセル、エリキシール、
懸濁液、シロツプ、ウエフアース、チユーイングガム等
の形態で使用できる。これらの製剤には、活性成分とし
て本発明のエセロリンカーボネート誘導体を少なくとも
1%含有させるべきであるが、その含量は用いる剤形に
よって変動させることができ、投薬単位の重量の4%〜
約70%とするのが便利である。このような組成物におけ
る化合物の量は適切な投与が達成されるような量とす
る。本発明による好ましい組成物および製剤は、経口投
与の単位剤形が本発明のエセロリンのカーボネート誘導
体5.0〜300mgを含有するように製造される。
助剤を含有させることができる。すなわち、結合剤たと
えば微結晶セルロース、トラガントゴムまたはゼラチ
ン;賦形剤たとえばデンプンまたは乳糖、崩壊剤たとえ
ばアルギン酸、プリモゲル(Primogel)、コーンスター
チ等;潤滑剤たとえばステアリン酸マグネシウムまたは
ステロテツクス(Sterotex);滑沢剤たとえばコロイド
状二酸化ケイ素;甘味剤たとえば庶糖またはサツカリ
ン;賦香剤たとえばペパーミント、サリチル酸メチルま
たはオレンジフレーバーを添加することができる。投与
単位剤形がカプセルの場合には、上記種類の物質に加え
て、液体担体たとえば脂肪油を含有させることができ
る。他の投与量単位剤形は投薬量単位の物理的形態を改
変する様々な他の材料たとえば被覆剤を含有させること
ができる。すなわち、錠剤または丸剤は、糖、シエラツ
ク、または他の腸溶性被覆剤で被覆することができる。
シロツプには本発明の化合物に加えて、甘味剤として庶
糖ならびに防腐剤、染料、着色剤およびフレーバーを含
有させることができる。これらの様々の組成物の製剤に
用いられる材料は、使用される用量で医薬的に純粋で非
毒性でなければならない。
懸濁液中に添加することができる。これらの製剤は本発
明のカーボネート誘導体を少なくとも0.1%含有させる
べきであるが、0.1〜約50重量%の間で変動させること
ができる。このような組成物における本発明の化合物の
量は適切な投与が得られるような量である。本発明によ
る好ましい組成物および製剤は、非経口投与量の単位で
ある本発明のカーボネート誘導体5.0〜100mgを含有する
ように製造される。
ち滅菌希釈液たとえば注射用水、食塩溶液、固定油、ポ
リエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコ
ールまたは他の合成溶液;抗菌剤たとえばベンジルアル
コールまたはメチルパラベン;抗酸化剤たとえばアスコ
ルビン酸または亜硫酸水素ナトリウム;キレート化剤た
とえばエチレンジアミン四酢酸;緩衝剤たとえば酢酸
塩、クエン酸塩またはリン酸塩;および張度調整剤たと
えば塩化ナトリウムまたはデキストロースを含有させる
ことができる。非経口投与用製剤は、ガラスまたはプラ
スチツク製のアンプル、使い捨てシリンジまたは多用量
バイアル中に充填することができる。
書に開示された発明の限定を意図するものではない。温
度はすべて摂氏で表示する。
キサヒドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ〔2,3−b〕イ
ンドール−5−インカーボネートフマレート エセロリン(4g、18.3mmol)のテトラヒドロフラン(TH
F)250ml中溶液を脱ガスし、NaH(1.1eq.、0.97gの油中
50%分散液)を一度に加え、室温で20分間撹拌した。ビ
ス(4−クロロフエニル)カーボネート(2.5eq.、13.0
3g)を加え、混合物を一夜還流した。反応混合物を室温
に冷却し、95%エタノール2mlを加えた。混合物を5分
間撹拌し、ついで過し、蒸発すると油状物が得られ
た。この残留物をクロマトグラフイーに付すと(溶出
液:2%メタノール/ジクロロメタン)精製された油状物
3.4g(49.8%)が生成した。油状物のメタノール溶液を
メタノールに溶解したフマール酸1当量と混合し、次に
エーテルついでペンタンを加えて生成物の塩の析出を誘
発することによってフマレートが製造された。これによ
り、純粋な4−クロロフエニル(3aS−シス)−1,2,3,3
a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ〔2,
3−b〕インドール−5−インカーボネートフマレート
1.7gが得られた。融点91〜93℃ 元素分析(C20H21ClN2O3・C4H4O4として) 計算値:C 58.95%、H 5.16%、N 5.73% 分析値:C 58.66%、H 5.27%、N 5.84% 例2 t−ブチル(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒド
ロ−1,3a,8−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドール
−5−イルカーボネートフマレート半水和物 エセロリン(4.61g、21.2mmol)のクロロホルム75ml中
溶液を脱ガスし、これに0℃でジメチルアミノピリジン
(DMAP;2.6g、1.0eq.)およびジ−t−ブチルカーボネ
ート(7.8g、1.5eq.)のクロロホルム10ml中溶液を添加
した。0℃で10分後、溶媒を蒸発させ、残留物をヘキサ
ンに抽出し、不溶物を去した。ヘキサンからの粗製油
状物をフラツシユクロマトグラフイー(SiO2 60g、ジク
ロロメタン中0.5%CH3OH 2lで溶出)によって精製する
と、精製された油状物(6g、90%)が得られた。この油
状物の一部1.45gをエーテル中に溶解し、フマール酸(5
28mg、1.0eq.)のエタノール溶液を加えた。溶媒を除き
乾固する。残った物質をエタノール−イソプロピルエー
テル(5:15ml)およびアセトン:イソプロピルエーテル
(4:4ml)から2回再結晶化すると、t−ブチル(3aS−
シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−トリ
メチルピロロ〔2,3−b〕インドール−5−イルカーボ
ネートフマレート半水和物587mgが生成した。融点132〜
133℃ 元素分析(C18H26N2O3・C4H4O4・0.5H2Oとして) 計算値:C 59.58%、H 7.05%、N 6.32% 分析値:C 59.89%、H 6.84%、N 6.28% 例3 (3aS−シス)−7−ブロモ−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒ
ドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドー
ル−5−イルt−ブチルカーボネートセスキフマレート 例2のエセロリンのt−ブチルカーボネート(2.56g、
8.05mmol)のジクロロメタン10ml中溶液を脱ガスし、N
−ブロモスクシンイミド(1.53g、1.05eq.)のジクロロ
メタン(25ml)中溶液を加えた。室温に30分間置いたの
ち、溶媒を蒸発させ、残留物をフラツシユクロマトグラ
フイー(SiO235g、ジクロロメタン1で溶出)で精製
すると、精製油状物(2.9g、90%)が得られた。この油
状物をエーテル中に溶解し、フマール酸のエタノール溶
液(850mg、1.0eq.)で処理した。溶媒を濃縮乾固し
た。残留物をアセトンに溶解し、1回過し、ついで約
7mlに濃縮した時点でイソプロピルエーテルを徐々に加
えて再結晶化させた。直ちに生成した結晶を集め乾燥す
ると、(3aS−シス)−7−ブロモ−1,2,3,3a,8,8a−ヘ
キサヒドロ−1,3a,8−トリメチルピロロ〔2,3−b〕イ
ンドール−5−イルt−ブチルカーボネートセスキフマ
レート2.16gが生成した。融点146〜147.5℃ 元素分析(C18H25BrN2O3・1.5C4H4O4として) 計算値:C 50.44%、H 5.47%、N 4.90% 分析値:C 50.59%、H 5.34%、N 4.86% 例4 ビス(3aS−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,
3a,8−トリメチルピロロ〔2,3−b〕インドール−5−
イルカーボネート エセロリン(2g、9.2mmol)のジクロロメタン50ml中溶
液を脱ガスし、1,1′−カルボニルジイミダゾール(1.5
g、1eq.)を一度に加え、ついで室温で1時間撹拌し
た。さらに当量のエセロリン(2g、9.2mmol)をこの溶
液に加え、反応混合物を窒素気相下に室温で一夜撹拌し
た。溶液を濃縮し、得られた残留物をアルミナクロマト
グラフイー(50%酢酸エチル/ジクロロメタン)、つい
でシリカゲルフラツシユクロマトグラフイー(15%メタ
ノール/アセトン)によって精製すると油状物(1.15
g、薄層クロマトグラフイーで純粋)が生成した。この
油状物を熱石油エーテルから結晶化すると、ビス(3aS
−シス)−1,2,3,3a,8,8a−ヘキサヒドロ−1,3a,8−ト
リメチルピロロ〔2,3−b〕インドール−5−イルカー
ボネート0.7gが得られた。融点101〜102℃ 元素分析(C27H34N4O3として) 計算値:C 70.09%、H 7.42%、N 12.11% 分析値:C 70.05%、H 7.39%、N 12.20%
Claims (3)
- 【請求項1】式I (式中、Rは低級アルキル、シクロアルキル、アリー
ル、アラルキルまたは であり、Xは水素またはハロゲンである)で示される化
合物、その医薬的に許容される酸付加塩、ならびにそれ
らに異性体がある場合にはその幾何および光学異性体、
およびそれらのラセミ混合物。 - 【請求項2】活性成分として請求項1記載の化合物およ
びその適当な担体を含有する鎮痛剤としての医薬組成
物。 - 【請求項3】請求項1記載の化合物を製造するにあた
り、 (a)式II で示される化合物を式 (式中、Rは低級アルキル、シクロアルキル、アリール
またはアラルキルである)で示されるカーボネートと反
応させて式IにおいてRは前記で定義したとおりであ
り、そしてXは水素である化合物を生成させるか、また
は (b)式IIの化合物を式 で示される1,1′−カルボニルジイミダゾールと反応さ
せて式V の化合物を生成させ、この化合物をその場で再び式IIの
化合物と反応させて、式IにおいてRが (式中、Xは水素である)である化合物を生成させ、そ
して (c)場合により、式IにおいてXが水素である化合物
を式 (式中、Ha1はCl、BrまたはIである)で示されるN−
ハロスクシンイミドと反応させて、式IにおいてXがハ
ロゲンである化合物を生成させる ことを特徴とする方法。
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