JPH07315838A - 耐久性のある顔料の二酸化チタン及びその製造方法 - Google Patents
耐久性のある顔料の二酸化チタン及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 太陽光線に曝される塗料等において使用され
る際に,高い耐久性を有する顔料の二酸化チタン,及び
かかる顔料の二酸化チタンを製造する方法を提供する。 【構成】 発明の耐久性のある顔料の二酸化チタンは、
酸化セリウム及びその上に析出される緻密無定形シリカ
を含むルチル型二酸化チタン粒子から成る。更に、粒子
はその上に析出される含水アルミナの外部被覆を有する
ことが好ましい。
る際に,高い耐久性を有する顔料の二酸化チタン,及び
かかる顔料の二酸化チタンを製造する方法を提供する。 【構成】 発明の耐久性のある顔料の二酸化チタンは、
酸化セリウム及びその上に析出される緻密無定形シリカ
を含むルチル型二酸化チタン粒子から成る。更に、粒子
はその上に析出される含水アルミナの外部被覆を有する
ことが好ましい。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改良された二酸化チタン
顔料及びその製造に関する。
顔料及びその製造に関する。
【0002】
【従来の技術】顔料の二酸化チタン、特にルチル型二酸
化チタンは、高い耐久性が求められる広範囲の製品に利
用されている。例えば、ルチル型二酸化チタン顔料は一
般に塗料、プラスチック、及びペーパー積層品等に使用
される。しかしながら、かかる製品が紫外線放射に曝さ
れると、顔料の分解や変色が加速される。このように、
高い耐久性を持つ改良された二酸化チタン顔料が求めら
れ、それによって顔料を含む製品の効果的な寿命を延長
できることが望まれている。
化チタンは、高い耐久性が求められる広範囲の製品に利
用されている。例えば、ルチル型二酸化チタン顔料は一
般に塗料、プラスチック、及びペーパー積層品等に使用
される。しかしながら、かかる製品が紫外線放射に曝さ
れると、顔料の分解や変色が加速される。このように、
高い耐久性を持つ改良された二酸化チタン顔料が求めら
れ、それによって顔料を含む製品の効果的な寿命を延長
できることが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は改良された耐
久性、つまり改良された耐光化学的分解性を備えた顔料
の二酸化チタンを提供することにより、上述した需要を
満たし、先行技術の欠点を改善するものである。
久性、つまり改良された耐光化学的分解性を備えた顔料
の二酸化チタンを提供することにより、上述した需要を
満たし、先行技術の欠点を改善するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の耐久性のある顔料二酸化チタンは、酸化セ
リウムとその上に析出された緻密無定形シリカ(dense a
morphous silica)を含むルチル型二酸化チタン粒子から
成る。酸化セリウムは二酸化チタンの約0.01重量%
から約1.0重量%の範囲の量で二酸化チタン粒子上に
存在することが好ましく、緻密無定形シリカは二酸化チ
タンの約1重量%から約8重量%の範囲の量で存在する
ことが好ましい。
に、本発明の耐久性のある顔料二酸化チタンは、酸化セ
リウムとその上に析出された緻密無定形シリカ(dense a
morphous silica)を含むルチル型二酸化チタン粒子から
成る。酸化セリウムは二酸化チタンの約0.01重量%
から約1.0重量%の範囲の量で二酸化チタン粒子上に
存在することが好ましく、緻密無定形シリカは二酸化チ
タンの約1重量%から約8重量%の範囲の量で存在する
ことが好ましい。
【0005】酸化セリウムとその上に析出された緻密無
定形シリカを含む二酸化チタン粒子は更に、その上に析
出された含水アルミナの外部被覆を含むことが好まし
い。含水アルミナは二酸化チタンの約2重量%から約4
重量%の範囲の量で粒子上に存在することが好ましい。
定形シリカを含む二酸化チタン粒子は更に、その上に析
出された含水アルミナの外部被覆を含むことが好まし
い。含水アルミナは二酸化チタンの約2重量%から約4
重量%の範囲の量で粒子上に存在することが好ましい。
【0006】本発明の改良された、高い耐久性のある二
酸化チタン顔料は、ルチル型二酸化チタン粒子の水性ス
ラリーを形成し、酸もしくはアルカリと反応させて、二
酸化チタン粒子上に酸化セリウムを析出させる水溶性の
セリウム化合物を加えることにより製造される。酸もし
くはアルカリは、二酸化チタン粒子上に酸化セリウムの
被覆物を生じさせるためにスラリーに添加する。次に、
水溶性ケイ酸塩及び鉱酸をスラリーに添加し、それによ
り緻密無定形シリカを二酸化チタン粒子上に析出させ
る。所望であれば、析出順序を逆にする、つまり、緻密
無定形シリカをまず始めに析出させ、次に酸化セリウム
を析出させることもできる。
酸化チタン顔料は、ルチル型二酸化チタン粒子の水性ス
ラリーを形成し、酸もしくはアルカリと反応させて、二
酸化チタン粒子上に酸化セリウムを析出させる水溶性の
セリウム化合物を加えることにより製造される。酸もし
くはアルカリは、二酸化チタン粒子上に酸化セリウムの
被覆物を生じさせるためにスラリーに添加する。次に、
水溶性ケイ酸塩及び鉱酸をスラリーに添加し、それによ
り緻密無定形シリカを二酸化チタン粒子上に析出させ
る。所望であれば、析出順序を逆にする、つまり、緻密
無定形シリカをまず始めに析出させ、次に酸化セリウム
を析出させることもできる。
【0007】酸化セリウム及びその上に析出される緻密
無定形シリカを含む二酸化チタン粒子上の、含水アルミ
ナの外部被覆の好ましい析出は、アルカリもしくは酸と
の反応と同時に粒子上に含水アルミナを析出させる、酸
性もしくはアルカリ性のアルミニウム化合物を添加する
ことにより行われる。アルカリもしくは酸は、アルミニ
ウム化合物の添加と同時に、もしくはその後、スラリー
に添加される。
無定形シリカを含む二酸化チタン粒子上の、含水アルミ
ナの外部被覆の好ましい析出は、アルカリもしくは酸と
の反応と同時に粒子上に含水アルミナを析出させる、酸
性もしくはアルカリ性のアルミニウム化合物を添加する
ことにより行われる。アルカリもしくは酸は、アルミニ
ウム化合物の添加と同時に、もしくはその後、スラリー
に添加される。
【0008】このように、本発明の一般的な目的は、改
良された高度に耐久性のある顔料の二酸化チタン及びそ
の製造方法を提供することである。
良された高度に耐久性のある顔料の二酸化チタン及びそ
の製造方法を提供することである。
【0009】本発明の他の目的、特徴及び利点は、好ま
しい態様についての以下の説明を読めば、当業者には自
明となるであろう。
しい態様についての以下の説明を読めば、当業者には自
明となるであろう。
【0010】
【実施例】本発明の耐久性のある顔料の二酸化チタン
は、酸化セリウムとその上に析出される緻密無定形シリ
カを含むルチル型二酸化チタンの粒子から成る。更に、
顔料の分散性及び光学的性質を向上させるために、粒子
は含水アルミナの外部被覆を含むことが好ましい。
は、酸化セリウムとその上に析出される緻密無定形シリ
カを含むルチル型二酸化チタンの粒子から成る。更に、
顔料の分散性及び光学的性質を向上させるために、粒子
は含水アルミナの外部被覆を含むことが好ましい。
【0011】酸化セリウムは二酸化チタンの約0.01
重量%から約1.0重量%の範囲の量で二酸化チタン粒
子上に存在することが好ましく、また緻密無定形シリカ
は二酸化チタンの約1重量%から約8重量%の範囲の量
で粒子上に存在することが好ましく、含水アルミナの外
部被覆は、粒子上に含まれる場合、酸化アルミニウム換
算で、二酸化チタンの約2重量%から約4重量%の範囲
の量で粒子上に析出される。
重量%から約1.0重量%の範囲の量で二酸化チタン粒
子上に存在することが好ましく、また緻密無定形シリカ
は二酸化チタンの約1重量%から約8重量%の範囲の量
で粒子上に存在することが好ましく、含水アルミナの外
部被覆は、粒子上に含まれる場合、酸化アルミニウム換
算で、二酸化チタンの約2重量%から約4重量%の範囲
の量で粒子上に析出される。
【0012】ルチル型二酸化チタン粒子は、ルチル型結
晶形状への高度の変換を確実にするため、好ましくは約
1.5重量%のアルミナの存在下で「塩化物」プロセス
により、つまり四塩化チタンの気相酸化により得られる
ことが好ましい。ルチル型二酸化チタンは二酸化チタン
のアナターゼ型結晶形状より優れた耐久性と耐光化学的
分解性を有する。
晶形状への高度の変換を確実にするため、好ましくは約
1.5重量%のアルミナの存在下で「塩化物」プロセス
により、つまり四塩化チタンの気相酸化により得られる
ことが好ましい。ルチル型二酸化チタンは二酸化チタン
のアナターゼ型結晶形状より優れた耐久性と耐光化学的
分解性を有する。
【0013】ルチル型二酸化チタン粒子は、二酸化チタ
ンの約0.02重量%から0.5重量%の範囲のより好
ましい量で、その上に析出される酸化セリウムを含む。
酸化セリウムは完全に各粒子を被覆する必要はないが、
一部の酸化セリウムが粒子上に析出される必要がある。
ンの約0.02重量%から0.5重量%の範囲のより好
ましい量で、その上に析出される酸化セリウムを含む。
酸化セリウムは完全に各粒子を被覆する必要はないが、
一部の酸化セリウムが粒子上に析出される必要がある。
【0014】更に、二酸化チタン粒子は上述したような
一般的な量でその上に析出される、緻密無定型シリカの
非多孔質被覆を含む。より好ましい量は二酸化チタンの
約1重量%から約6重量%の範囲である。
一般的な量でその上に析出される、緻密無定型シリカの
非多孔質被覆を含む。より好ましい量は二酸化チタンの
約1重量%から約6重量%の範囲である。
【0015】上述したように、酸化セリウムと緻密シリ
カを含む粒子は、酸化アルミニウム換算で、二酸化チタ
ンの約2重量%から約4重量%の範囲の一般的な量でそ
の上に析出される含水アルミナの外部被覆を有すること
が好ましい。より好ましくは、二酸化チタン粒子は二酸
化チタンの約2.5重量%から約3.5重量%の範囲の
量で含水アルミナを含む。
カを含む粒子は、酸化アルミニウム換算で、二酸化チタ
ンの約2重量%から約4重量%の範囲の一般的な量でそ
の上に析出される含水アルミナの外部被覆を有すること
が好ましい。より好ましくは、二酸化チタン粒子は二酸
化チタンの約2.5重量%から約3.5重量%の範囲の
量で含水アルミナを含む。
【0016】前記耐久性のある顔料の二酸化チタンは本
発明によれば、ルチル型二酸化チタン粒子の水性スラリ
ーをまず形成することにより製造される。水中での粒子
の分散は、最初に分散剤、例えば水酸化ナトリウム及び
ヘキサメタリン酸ナトリウムを水に添加し、次に二酸化
チタン粒子を添加することにより助長される。所望であ
れば、スラリーをサンドミルを用いる湿式ミリングに賦
し、続いてスクリーニングによりグリット及びサンド残
渣を取り除く。
発明によれば、ルチル型二酸化チタン粒子の水性スラリ
ーをまず形成することにより製造される。水中での粒子
の分散は、最初に分散剤、例えば水酸化ナトリウム及び
ヘキサメタリン酸ナトリウムを水に添加し、次に二酸化
チタン粒子を添加することにより助長される。所望であ
れば、スラリーをサンドミルを用いる湿式ミリングに賦
し、続いてスクリーニングによりグリット及びサンド残
渣を取り除く。
【0017】水性スラリーを形成した後、酸もしくはア
ルカリとの反応により二酸化チタン粒子上に酸化セリウ
ムを析出させる水溶性セリウム化合物をスラリーに添加
する。使用できる酸性セリウム化合物の例としては、硫
酸セリウムもしくは硝酸セリウム等の鉱酸塩が挙げられ
る。使用される酸性セリウム化合物は、水酸化アルカリ
金属等のアルカリとの反応により酸化セリウムを析出さ
せることができる。あるいはその代わりに、酸、例えば
硫酸と反応して酸化セリウムを析出させる、硫酸アンモ
ニウムセリウムもしくは硝酸アンモニウムセリウム等の
アルカリ性セリウム塩を使用することができる。好まし
くは、水溶性セリウム化合物は硝酸セリウムであり、そ
れと反応するアルカリは水性水酸化ナトリウム溶液であ
る。使用するセリウム化合物は、酸化セリウム換算でス
ラリー中に二酸化チタン粒子の約0.01重量%から約
1.0重量%の範囲の一般的な量で、より好ましくは、
二酸化チタンの約0.02重量%から約0.5重量%の
範囲の量で水性スラリーに添加される。使用する酸もし
くはアルカリは、セリウム化合物と反応し、粒子上に酸
化セリウムを析出させるために充分な量でスラリーに添
加される。
ルカリとの反応により二酸化チタン粒子上に酸化セリウ
ムを析出させる水溶性セリウム化合物をスラリーに添加
する。使用できる酸性セリウム化合物の例としては、硫
酸セリウムもしくは硝酸セリウム等の鉱酸塩が挙げられ
る。使用される酸性セリウム化合物は、水酸化アルカリ
金属等のアルカリとの反応により酸化セリウムを析出さ
せることができる。あるいはその代わりに、酸、例えば
硫酸と反応して酸化セリウムを析出させる、硫酸アンモ
ニウムセリウムもしくは硝酸アンモニウムセリウム等の
アルカリ性セリウム塩を使用することができる。好まし
くは、水溶性セリウム化合物は硝酸セリウムであり、そ
れと反応するアルカリは水性水酸化ナトリウム溶液であ
る。使用するセリウム化合物は、酸化セリウム換算でス
ラリー中に二酸化チタン粒子の約0.01重量%から約
1.0重量%の範囲の一般的な量で、より好ましくは、
二酸化チタンの約0.02重量%から約0.5重量%の
範囲の量で水性スラリーに添加される。使用する酸もし
くはアルカリは、セリウム化合物と反応し、粒子上に酸
化セリウムを析出させるために充分な量でスラリーに添
加される。
【0018】酸化セリウムの析出が完了した後、粒子上
に、実質的に非多孔質、無定形であり、二酸化チタン粒
子上で連続する緻密シリカの被覆を形成する。pH8以
上、好ましくは約9から11の範囲のpHでスラリーを
維持する一方、水溶性ケイ酸塩の溶液から緻密無定形シ
リカを水性スラリーに形成する。緻密シリカの析出は、
水溶性ケイ酸塩を前記スラリーに添加し、それと同時
に、もしくはそれに引き続いて鉱酸を添加することによ
り行われる。好ましくは、水溶性ケイ酸塩の水溶液をス
ラリーに添加する一方、同時に鉱酸溶液をそれに添加し
て、スラリーのpHを約9から約10.5の範囲内のレ
ベルに維持し、それにより緻密無定形シリカを粒子上に
析出させる。水溶性ケイ酸塩の水溶液は好ましくはケイ
酸ナトリウム溶液であり、鉱酸は好ましくは硫酸溶液で
ある。水溶性ケイ酸塩はシリカ換算で、スラリー中に二
酸化チタン粒子の約1重量%から約8重量%の範囲の一
般的な量で、より好ましくは二酸化チタンの約1重量%
から約6重量%の範囲の量で添加される。使用する鉱酸
はpHを上述したレベルに維持するために充分な量でス
ラリーに添加する。
に、実質的に非多孔質、無定形であり、二酸化チタン粒
子上で連続する緻密シリカの被覆を形成する。pH8以
上、好ましくは約9から11の範囲のpHでスラリーを
維持する一方、水溶性ケイ酸塩の溶液から緻密無定形シ
リカを水性スラリーに形成する。緻密シリカの析出は、
水溶性ケイ酸塩を前記スラリーに添加し、それと同時
に、もしくはそれに引き続いて鉱酸を添加することによ
り行われる。好ましくは、水溶性ケイ酸塩の水溶液をス
ラリーに添加する一方、同時に鉱酸溶液をそれに添加し
て、スラリーのpHを約9から約10.5の範囲内のレ
ベルに維持し、それにより緻密無定形シリカを粒子上に
析出させる。水溶性ケイ酸塩の水溶液は好ましくはケイ
酸ナトリウム溶液であり、鉱酸は好ましくは硫酸溶液で
ある。水溶性ケイ酸塩はシリカ換算で、スラリー中に二
酸化チタン粒子の約1重量%から約8重量%の範囲の一
般的な量で、より好ましくは二酸化チタンの約1重量%
から約6重量%の範囲の量で添加される。使用する鉱酸
はpHを上述したレベルに維持するために充分な量でス
ラリーに添加する。
【0019】酸化セリウム及び緻密無定形シリカの二酸
化チタン粒子上への析出中に、水性スラリーを連続して
かき混ぜ、約60℃から約100℃の範囲内に、好まし
くは約70℃の温度に維持する。更に、上記方法は酸化
セリウムを緻密シリカの前に二酸化チタン粒子上に析出
すると記しているが、析出の逆の順序も可能である、つ
まり緻密無定形シリカの被覆をまず粒子上に析出させ、
引き続いて被覆された粒子上に酸化セリウムの析出をす
るか、あるいは酸化セリウムと緻密シリカを同時に析出
させることもできる。
化チタン粒子上への析出中に、水性スラリーを連続して
かき混ぜ、約60℃から約100℃の範囲内に、好まし
くは約70℃の温度に維持する。更に、上記方法は酸化
セリウムを緻密シリカの前に二酸化チタン粒子上に析出
すると記しているが、析出の逆の順序も可能である、つ
まり緻密無定形シリカの被覆をまず粒子上に析出させ、
引き続いて被覆された粒子上に酸化セリウムの析出をす
るか、あるいは酸化セリウムと緻密シリカを同時に析出
させることもできる。
【0020】酸化セリウムと緻密シリカの粒子上への析
出に引き続いて、その分散性及び光学的性質を改良する
ために、含水アルミナの外部被覆を粒子上に形成するこ
とが好ましい。これは各々アルカリもしくは酸との反応
と同時に粒子上に含水アルミナを析出する酸性もしくは
アルカリ性のアルミニウム化合物を添加することにより
達成される。利用できる酸性アルミニウム化合物の例と
しては、鉱酸のアルミニウム塩、例えば硫酸アルミニウ
ムもしくは硝酸アルミニウムが挙げられる。アルカリ性
アルミニウム化合物の例としては、アルミン酸ナトリウ
ム等のアルミン酸アルカリ金属がある。酸性もしくはア
ルカリ性のアルミニウム化合物は、アルミナ換算で、ス
ラリー中に二酸化チタンの約2重量%から約4重量%の
一般的な範囲の量で、好ましくは約2.5%から約3.
5%の範囲の量でスラリーに添加する。アルカリもしく
は酸は含水アルミナがアルミニウム化合物の添加と同時
に、もしくは添加に引き続いて、粒子上に析出されるだ
けの充分な量で添加される。アルミニウム化合物は水性
溶液として添加されるアルミン酸ナトリウムであり、ア
ルミン酸ナトリウムは水性硫酸溶液と同時に反応するこ
とが好ましい。
出に引き続いて、その分散性及び光学的性質を改良する
ために、含水アルミナの外部被覆を粒子上に形成するこ
とが好ましい。これは各々アルカリもしくは酸との反応
と同時に粒子上に含水アルミナを析出する酸性もしくは
アルカリ性のアルミニウム化合物を添加することにより
達成される。利用できる酸性アルミニウム化合物の例と
しては、鉱酸のアルミニウム塩、例えば硫酸アルミニウ
ムもしくは硝酸アルミニウムが挙げられる。アルカリ性
アルミニウム化合物の例としては、アルミン酸ナトリウ
ム等のアルミン酸アルカリ金属がある。酸性もしくはア
ルカリ性のアルミニウム化合物は、アルミナ換算で、ス
ラリー中に二酸化チタンの約2重量%から約4重量%の
一般的な範囲の量で、好ましくは約2.5%から約3.
5%の範囲の量でスラリーに添加する。アルカリもしく
は酸は含水アルミナがアルミニウム化合物の添加と同時
に、もしくは添加に引き続いて、粒子上に析出されるだ
けの充分な量で添加される。アルミニウム化合物は水性
溶液として添加されるアルミン酸ナトリウムであり、ア
ルミン酸ナトリウムは水性硫酸溶液と同時に反応するこ
とが好ましい。
【0021】酸化セリウム、緻密無定形シリカ及び任意
で含水アルミナの二酸化チタン粒子上への析出完了後、
粒子を濾過し、洗浄し、乾燥させることが好ましい。所
望であれば、乾燥製品を粉砕し、トリメチロールエタン
等のコンディショニング剤で処理し、流体エネルギー粉
砕することができる。
で含水アルミナの二酸化チタン粒子上への析出完了後、
粒子を濾過し、洗浄し、乾燥させることが好ましい。所
望であれば、乾燥製品を粉砕し、トリメチロールエタン
等のコンディショニング剤で処理し、流体エネルギー粉
砕することができる。
【0022】本発明の顔料を製造するために使用できる
様々な試薬及びその量は、当業者なら容易に確認できる
であろうし、使用される様々な溶液の濃度等も確認でき
るであろう。
様々な試薬及びその量は、当業者なら容易に確認できる
であろうし、使用される様々な溶液の濃度等も確認でき
るであろう。
【0023】本発明の改良された二酸化チタン顔料及び
その製造方法を以下の実施例に基づいて説明する。
その製造方法を以下の実施例に基づいて説明する。
【0024】実施例1 1.5重量%のアルミナの存在下で四塩化チタンの気相
酸化により得たルチル型二酸化チタンを、充分なヘキサ
メタリン酸ナトリウムと水酸化ナトリウムと共に水中で
スラリー化し、34重量%の固形分を安定して分散させ
た。
酸化により得たルチル型二酸化チタンを、充分なヘキサ
メタリン酸ナトリウムと水酸化ナトリウムと共に水中で
スラリー化し、34重量%の固形分を安定して分散させ
た。
【0025】このスラリーをサンドミルで湿式ミリング
に賦した後、18.7%の固形分に希釈し、325の標
準メッシュスクリーンを通してふるい分けし、グリット
とサンド残渣を取り除いた。
に賦した後、18.7%の固形分に希釈し、325の標
準メッシュスクリーンを通してふるい分けし、グリット
とサンド残渣を取り除いた。
【0026】864グラムの二酸化チタンの当量を含む
4610グラムのスラリーの一部をかきまぜ機と熱源を
具備した適当な容器の中においた。そして温度を70℃
まで上昇させた。分散pHは8.8であった。
4610グラムのスラリーの一部をかきまぜ機と熱源を
具備した適当な容器の中においた。そして温度を70℃
まで上昇させた。分散pHは8.8であった。
【0027】このかきまぜて、分散させたスラリーに、
硝酸セリウム(ceric nitrate) (33ml)を酸化セリ
ウムの260グラム/リットルの濃度で10分間に亙っ
て添加した。硝酸セリウムの添加後、分散液のpHは
1.0であった。10分間の熟成の後引き続いて、14
4.7mlの水酸化ナトリウム溶液(110グラム/リ
ットル)を添加して、分散液のpHを14分かけて9.
4まで上昇させた。
硝酸セリウム(ceric nitrate) (33ml)を酸化セリ
ウムの260グラム/リットルの濃度で10分間に亙っ
て添加した。硝酸セリウムの添加後、分散液のpHは
1.0であった。10分間の熟成の後引き続いて、14
4.7mlの水酸化ナトリウム溶液(110グラム/リ
ットル)を添加して、分散液のpHを14分かけて9.
4まで上昇させた。
【0028】分散液を15分間熟成させた。シリカ:酸
化ナトリウム比2.86:1で142.8グラム/リッ
トル当量のシリカを含むケイ酸ナトリウム溶液240.
3mlを58分かけて添加し、その間に10体積%の硫
酸72.4mlを同時に添加することにより分散液のp
HをpH9.4に一定に維持した。
化ナトリウム比2.86:1で142.8グラム/リッ
トル当量のシリカを含むケイ酸ナトリウム溶液240.
3mlを58分かけて添加し、その間に10体積%の硫
酸72.4mlを同時に添加することにより分散液のp
HをpH9.4に一定に維持した。
【0029】30分の熟成期間に引続き、10体積%の
硫酸を26.7ml添加することによりpHを7.5に
下がるように調整した。その後分散液の温度を70℃か
ら50℃に低下させ、残りのプロセス中その温度で維持
した。
硫酸を26.7ml添加することによりpHを7.5に
下がるように調整した。その後分散液の温度を70℃か
ら50℃に低下させ、残りのプロセス中その温度で維持
した。
【0030】93.5グラム/リットルのアルミナと1
74.4グラム/リットルの酸化ナトリウムを含むアル
ミン酸ナトリウム溶液(201.9ml)を20分かけ
て冷却した分散液に添加した。分散液のpHが10.0
に達した時、10体積%の硫酸を同時に添加して、pH
を10から10.5の範囲に維持した。合計で216.
9mlを使用した。アルミナの添加完了後、分散液を7
9分間かけて熟成させ、その間pHは10.2から9.
2まで低下した。その後10体積%の硫酸21.6ml
を用いてpHを7.5まで低下させた。更に30分の熟
成期間及びpHを7.5に戻すためのpHの微調整に引
き続いて、スラリーを洗浄して可溶性塩を除去し、10
5℃で乾燥させた。乾燥製品を粉砕し、0.35%のト
リメチロールエタンで処理し、流体エネルギー粉砕し
た。
74.4グラム/リットルの酸化ナトリウムを含むアル
ミン酸ナトリウム溶液(201.9ml)を20分かけ
て冷却した分散液に添加した。分散液のpHが10.0
に達した時、10体積%の硫酸を同時に添加して、pH
を10から10.5の範囲に維持した。合計で216.
9mlを使用した。アルミナの添加完了後、分散液を7
9分間かけて熟成させ、その間pHは10.2から9.
2まで低下した。その後10体積%の硫酸21.6ml
を用いてpHを7.5まで低下させた。更に30分の熟
成期間及びpHを7.5に戻すためのpHの微調整に引
き続いて、スラリーを洗浄して可溶性塩を除去し、10
5℃で乾燥させた。乾燥製品を粉砕し、0.35%のト
リメチロールエタンで処理し、流体エネルギー粉砕し
た。
【0031】結果として生じた製品の光触媒活動度を、
T.I. Brounbridge及びJ.R. Brandの論文「二酸化チタン
顔料の光触媒活動度(Photocatalytic Activity of Tita
niumDioxide Pigment) 」サーフェスコーティング・オ
ーストラリア(Surface Coating Australia) 、1990
年9月、6−11ページ(この論文は1990年9月に
WA、パースにおいて開催された第32回年次SCAA
会議において発表された)に記載の方法により測定し
た。このテストは基本的に以下のステップを含む:
(1)約40mlの分光グレードイソプロパノールの中
に約0.2gのTiO2製品を置き;(2)TiO2/
イソプロパノール組成物を紫外線に曝し;(3)時間の
経過と共にテスト組成物中のアセトンの形成を監視し;
(4)線形回帰分析により、テスト組成物中の線形のア
セトン形成速度を決定し;(5)速度値に103を掛け
る。結果として生じる値はTiO2顔料製品の加速され
た風化性能に比例する。
T.I. Brounbridge及びJ.R. Brandの論文「二酸化チタン
顔料の光触媒活動度(Photocatalytic Activity of Tita
niumDioxide Pigment) 」サーフェスコーティング・オ
ーストラリア(Surface Coating Australia) 、1990
年9月、6−11ページ(この論文は1990年9月に
WA、パースにおいて開催された第32回年次SCAA
会議において発表された)に記載の方法により測定し
た。このテストは基本的に以下のステップを含む:
(1)約40mlの分光グレードイソプロパノールの中
に約0.2gのTiO2製品を置き;(2)TiO2/
イソプロパノール組成物を紫外線に曝し;(3)時間の
経過と共にテスト組成物中のアセトンの形成を監視し;
(4)線形回帰分析により、テスト組成物中の線形のア
セトン形成速度を決定し;(5)速度値に103を掛け
る。結果として生じる値はTiO2顔料製品の加速され
た風化性能に比例する。
【0032】本実施例において製造された顔料製品は光
分解活動値が0であることが判明した。この結果は非常
に高い耐久性を示している。
分解活動値が0であることが判明した。この結果は非常
に高い耐久性を示している。
【0033】実施例2 酸化セリウムを使用しない第二の実施例では、実施例1
と同様に製造された、865グラムの二酸化チタンの当
量の4615グラムのスラリーから成るルチル型二酸化
チタンスラリーの一部を使用した。実施例1において説
明したものと同じ容器を用いて、スラリーを70℃まで
加熱した。pHは8.8であった。多量の水酸化ナトリ
ウム(4.5ml)を添加して、pHを9.4にまで上
昇させた。このかきまぜて、分散させたスラリーに、実
施例1において使用したものと同じケイ酸ナトリウム溶
液を242ml添加した。これはシリカ34.6グラム
の当量であった。この溶液の添加は60分かけて行っ
た。この添加中に、10体積%の硫酸76.4mlを同
時に添加して、pHを一定に維持した。添加の終了時
に、分散液を30分間熟成させた。その後10体積%の
硫酸を29ml添加することにより、分散液のpHを
7.5にまで低下させた。その後分散液の温度を50℃
に低下させた。
と同様に製造された、865グラムの二酸化チタンの当
量の4615グラムのスラリーから成るルチル型二酸化
チタンスラリーの一部を使用した。実施例1において説
明したものと同じ容器を用いて、スラリーを70℃まで
加熱した。pHは8.8であった。多量の水酸化ナトリ
ウム(4.5ml)を添加して、pHを9.4にまで上
昇させた。このかきまぜて、分散させたスラリーに、実
施例1において使用したものと同じケイ酸ナトリウム溶
液を242ml添加した。これはシリカ34.6グラム
の当量であった。この溶液の添加は60分かけて行っ
た。この添加中に、10体積%の硫酸76.4mlを同
時に添加して、pHを一定に維持した。添加の終了時
に、分散液を30分間熟成させた。その後10体積%の
硫酸を29ml添加することにより、分散液のpHを
7.5にまで低下させた。その後分散液の温度を50℃
に低下させた。
【0034】実施例1において使用したものと同じアル
ミン酸ナトリウム203.5mlを21分かけて添加し
た。分散液のpHが10.0に達した時、pHを10か
ら10.5の範囲に維持するために10体積%の硫酸を
同時に添加した。アルミナの添加完了後、そのバッチを
45分間かけて熟成させた。その間pHは10.3から
10.4まで上昇した。この熟成期間の後、10体積%
の硫酸106.9mlを30分間かけて添加することに
より、pHを7.5まで低下させた。30分の熟成期間
及びpHを7.5に戻すためのpHの微調整の後、バッ
チを濾過、洗浄し、105℃で乾燥させた。乾燥製品を
粉砕し、0.35%のトリメチロールエタンで処理し、
流体エネルギー粉砕した。このサンプルの光触媒活動度
は1.0であり、それは実施例1において製造した酸化
セリウム処理サンプルより劣るものであった。
ミン酸ナトリウム203.5mlを21分かけて添加し
た。分散液のpHが10.0に達した時、pHを10か
ら10.5の範囲に維持するために10体積%の硫酸を
同時に添加した。アルミナの添加完了後、そのバッチを
45分間かけて熟成させた。その間pHは10.3から
10.4まで上昇した。この熟成期間の後、10体積%
の硫酸106.9mlを30分間かけて添加することに
より、pHを7.5まで低下させた。30分の熟成期間
及びpHを7.5に戻すためのpHの微調整の後、バッ
チを濾過、洗浄し、105℃で乾燥させた。乾燥製品を
粉砕し、0.35%のトリメチロールエタンで処理し、
流体エネルギー粉砕した。このサンプルの光触媒活動度
は1.0であり、それは実施例1において製造した酸化
セリウム処理サンプルより劣るものであった。
【0035】実施例3 この実施例3では、有益な効果である低いレベルのCe
O2が示された。スラリー濃度が30%固形分もしくは
比重1.3である以外は、前記と同様に製造された、8
36グラムのルチル型二酸化チタンのスラリーを80℃
に加熱した。分散液のpHは8.4であった。9.5m
lの水酸化ナトリウムを添加して、pHを10.0にま
で上昇させた。この加熱したスラリーに、実施例1にお
いて使用したものと同じ硝酸セリウム溶液を1.6ml
添加した。この添加時間は1分であった。200グラム
/リットルの水酸化ナトリウム溶液4.1mlを同時に
添加して、pHを一定に維持した。分散液を15分間熟
成させた。その後95重量%の硫酸を0.4ml添加す
ることにより、分散液のpHを9.4にまで低下させ
た。
O2が示された。スラリー濃度が30%固形分もしくは
比重1.3である以外は、前記と同様に製造された、8
36グラムのルチル型二酸化チタンのスラリーを80℃
に加熱した。分散液のpHは8.4であった。9.5m
lの水酸化ナトリウムを添加して、pHを10.0にま
で上昇させた。この加熱したスラリーに、実施例1にお
いて使用したものと同じ硝酸セリウム溶液を1.6ml
添加した。この添加時間は1分であった。200グラム
/リットルの水酸化ナトリウム溶液4.1mlを同時に
添加して、pHを一定に維持した。分散液を15分間熟
成させた。その後95重量%の硫酸を0.4ml添加す
ることにより、分散液のpHを9.4にまで低下させ
た。
【0036】216グラム/リットルのシリカ濃度で、
シリカ:酸化ナトリウム比が3.22であるケイ酸ナト
リウム溶液154.8mlを121分かけて添加した。
その間に95重量%の硫酸7.2mlを添加することに
よりpHを一定に維持した。シリカの析出完了と同時
に、分散液を15分間熟成させた。95重量%の硫酸を
2.1ml添加することによりpHを8.0にまで低下
させた。
シリカ:酸化ナトリウム比が3.22であるケイ酸ナト
リウム溶液154.8mlを121分かけて添加した。
その間に95重量%の硫酸7.2mlを添加することに
よりpHを一定に維持した。シリカの析出完了と同時
に、分散液を15分間熟成させた。95重量%の硫酸を
2.1ml添加することによりpHを8.0にまで低下
させた。
【0037】250グラム/リットルのアルミナを含む
アルミン酸ナトリウム溶液73.6mlを20分かけて
添加した。アルミン酸ナトリウムの添加中、95重量%
の硫酸19.3mlを同時に添加して、pHを8.0に
一定に維持した。その後分散液のpHを5.6まで低下
させ、分散液を15分間かけて熟成させた。更にpHを
5.6に戻すためのpHの微調整の後、そのバッチを濾
過、洗浄し、105℃で乾燥させた。
アルミン酸ナトリウム溶液73.6mlを20分かけて
添加した。アルミン酸ナトリウムの添加中、95重量%
の硫酸19.3mlを同時に添加して、pHを8.0に
一定に維持した。その後分散液のpHを5.6まで低下
させ、分散液を15分間かけて熟成させた。更にpHを
5.6に戻すためのpHの微調整の後、そのバッチを濾
過、洗浄し、105℃で乾燥させた。
【0038】その後乾燥製品を粉砕し、0.35%のト
リメチロールエタンで処理し、流体エネルギー粉砕し
た。このサンプルの光触媒活動度は0.47であり、そ
れは実施例2において得た値より優れたものであった。
リメチロールエタンで処理し、流体エネルギー粉砕し
た。このサンプルの光触媒活動度は0.47であり、そ
れは実施例2において得た値より優れたものであった。
【0039】実施例4 酸化セリウムを緻密シリカと共に使用しなかった実施例
において、固形分濃度30%及び比重1.3であること
以外は、実施例1と同様に製造された、824グラムの
ルチル型二酸化チタンを80℃の温度に加熱した。2.
9mlの水酸化ナトリウム溶液を添加後、pHを8.5
から9.4にまで上昇させた。
において、固形分濃度30%及び比重1.3であること
以外は、実施例1と同様に製造された、824グラムの
ルチル型二酸化チタンを80℃の温度に加熱した。2.
9mlの水酸化ナトリウム溶液を添加後、pHを8.5
から9.4にまで上昇させた。
【0040】分散液に、120分かけて、実施例3にお
いて使用したものと同じケイ酸ナトリウムを152.6
ml添加した。この間に、95重量%の硫酸7.0ml
を同時に添加して、pHを一定に維持した。シリカの添
加に引き続いて、分散液を15分間熟成させた。その後
95重量%の硫酸を2.0ml添加することにより、p
Hを8.0にまで低下させた。
いて使用したものと同じケイ酸ナトリウムを152.6
ml添加した。この間に、95重量%の硫酸7.0ml
を同時に添加して、pHを一定に維持した。シリカの添
加に引き続いて、分散液を15分間熟成させた。その後
95重量%の硫酸を2.0ml添加することにより、p
Hを8.0にまで低下させた。
【0041】実施例3において使用したものと同じアル
ミン酸ナトリウム溶液72.5mlを20分かけて添加
した。この間に、95重量%の硫酸16.0mlを同時
に添加して、pHを一定に維持した。アルミン酸ナトリ
ウムの添加完了時に、95重量%の硫酸1.5mlを添
加して、pHを5.6にまで低下させた。15分間の熟
成期間及び更にpHの微調整の後、そのバッチを濾過、
洗浄し、105℃で乾燥させた。その後乾燥製品を粉砕
し、0.35%のトリメチロールエタンで処理し、流体
エネルギー粉砕した。
ミン酸ナトリウム溶液72.5mlを20分かけて添加
した。この間に、95重量%の硫酸16.0mlを同時
に添加して、pHを一定に維持した。アルミン酸ナトリ
ウムの添加完了時に、95重量%の硫酸1.5mlを添
加して、pHを5.6にまで低下させた。15分間の熟
成期間及び更にpHの微調整の後、そのバッチを濾過、
洗浄し、105℃で乾燥させた。その後乾燥製品を粉砕
し、0.35%のトリメチロールエタンで処理し、流体
エネルギー粉砕した。
【0042】このサンプルの光触媒活動度は1.16で
あり、それは実施例2において得た値と等しかったが、
実施例1及び3の顔料よりは劣るものであった。
あり、それは実施例2において得た値と等しかったが、
実施例1及び3の顔料よりは劣るものであった。
【0043】実施例5 この実施例では、緻密シリカを析出後、酸化セリウムを
析出させた。固形分濃度30%及び比重1.3である以
外は、実施例1と同様に製造された、838グラムの二
酸化チタンを処理容器に置き、温度を80℃まで上昇さ
せた。200グラム/リットルの水酸化ナトリウム3.
2mlの添加に引き続き、pHを8.6から9.4に上
昇させた。
析出させた。固形分濃度30%及び比重1.3である以
外は、実施例1と同様に製造された、838グラムの二
酸化チタンを処理容器に置き、温度を80℃まで上昇さ
せた。200グラム/リットルの水酸化ナトリウム3.
2mlの添加に引き続き、pHを8.6から9.4に上
昇させた。
【0044】この分散液に実施例3において使用したも
のと同じケイ酸ナトリウム溶液155.2mlを120
分かけて添加した。この添加中に、95重量%の硫酸
7.2mlを同時に添加して、pHを一定に維持した。
シリカの添加完了後、スラリーを15分間熟成させた。
のと同じケイ酸ナトリウム溶液155.2mlを120
分かけて添加した。この添加中に、95重量%の硫酸
7.2mlを同時に添加して、pHを一定に維持した。
シリカの添加完了後、スラリーを15分間熟成させた。
【0045】3.5分間かけて、前記において使用した
ものと同じ硝酸セリウム溶液を6.4ml添加し、その
間に、200グラム/リットルの水酸化ナトリウム溶液
13mlを同時に添加して、pHを9.4に一定に維持
した。分散液を15分間熟成させ、その後95重量%の
硫酸を1.7ml添加することにより、pHを8.0に
まで低下させた。
ものと同じ硝酸セリウム溶液を6.4ml添加し、その
間に、200グラム/リットルの水酸化ナトリウム溶液
13mlを同時に添加して、pHを9.4に一定に維持
した。分散液を15分間熟成させ、その後95重量%の
硫酸を1.7ml添加することにより、pHを8.0に
まで低下させた。
【0046】実施例3で使用したものと同じアルミン酸
ナトリウム(73.7ml)を21分かけてスラリーに
添加した。この間、95重量%の硫酸を16.1ml添
加することにより、pHを8.0に一定に維持した。ア
ルミナの添加完了後、95重量%の硫酸を1.8ml添
加することにより、pHを5.6にまで低下させ、15
分間熟成させた。
ナトリウム(73.7ml)を21分かけてスラリーに
添加した。この間、95重量%の硫酸を16.1ml添
加することにより、pHを8.0に一定に維持した。ア
ルミナの添加完了後、95重量%の硫酸を1.8ml添
加することにより、pHを5.6にまで低下させ、15
分間熟成させた。
【0047】熟成期間及びpHの微調整の後、製品を濾
過、洗浄し、105℃で乾燥させた。乾燥顔料を粉砕
し、0.35%のトリメチロールエタンで処理し、流体
エネルギー粉砕した。このサンプルの光触媒活動度は
0.13であった。
過、洗浄し、105℃で乾燥させた。乾燥顔料を粉砕
し、0.35%のトリメチロールエタンで処理し、流体
エネルギー粉砕した。このサンプルの光触媒活動度は
0.13であった。
【0048】上記実施例1−5におけるテスト結果を以
下の表に要約する。
下の表に要約する。
【0049】
【表1】 実施例 析出化合物 CeO2の 光触媒活動度 No. TiO2重量% 析出順序 測定 SiO2 CeO2 Al2O3 1 4.0 1.0 2.2 SiO2前 0 2 4.0 -- 2.2 -- 1.0 3 4.0 0.05 2.2 SiO2前 0.47 4 4.0 -- 2.2 -- 1.16 5 4.0 0.2 2.2 SiO2後 0.13 前述の実施例及び上記の表から、本発明の顔料の二酸化
チタンは低い光触媒活動度を有しており、従って高い耐
久性を持つことが解る。
チタンは低い光触媒活動度を有しており、従って高い耐
久性を持つことが解る。
【0050】
【発明の効果】このように、本発明は目的を達成し、上
述の利点と共に本来備わっている利点を得るためにうま
く適合している。当業者であれば発明において多くの変
更を行えるであろうが、かかる変更は添付請求の範囲に
より定義されたように、本発明の精神に含まれるもので
ある。
述の利点と共に本来備わっている利点を得るためにうま
く適合している。当業者であれば発明において多くの変
更を行えるであろうが、かかる変更は添付請求の範囲に
より定義されたように、本発明の精神に含まれるもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 19/36 (72)発明者 ロジャー エイ. ボールドウィン アメリカ合衆国 73132 オクラホマ州 ウォー エイカーズ エヌ.ダブリュー. セヴンティセカンド ストリート 5908 (72)発明者 トーマス イアン ブラウンブリッジ アメリカ合衆国 73762 オクラホマ州 オクラホマ シティ ウッドリッジ アヴ ェニュー 7140
Claims (17)
- 【請求項1】 酸化セリウムとその上に析出された緻密
無定形シリカを含むルチル型二酸化チタン粒子から成る
耐久性のある顔料の二酸化チタンであって、前記酸化セ
リウムは二酸化チタンの約0.01重量%から約1.0
重量%の範囲の量で存在し、前記緻密無定形シリカは二
酸化チタンの約1重量%から約8重量%の範囲の量で存
在することを特徴とする耐久性のある顔料の二酸化チタ
ン。 - 【請求項2】 酸化セリウムの量が二酸化チタンの約
0.02重量%から約0.5重量%の範囲である請求項
1に記載の耐久性のある顔料の二酸化チタン。 - 【請求項3】 緻密無定形シリカの量が二酸化チタンの
約1重量%から約6重量%の範囲である請求項2に記載
の耐久性のある顔料の二酸化チタン。 - 【請求項4】 前記粒子が、酸化アルミニウム換算で、
二酸化チタンの約2重量%から約4重量%の範囲の量
で、その上に析出された含水アルミナの外部被覆を含む
請求項1に記載の耐久性のある顔料の二酸化チタン。 - 【請求項5】 酸化セリウムとその上に析出された緻密
無定形シリカ及び含水アルミナの外部被覆を有するルチ
ル型二酸化チタン粒子から成る耐久性のある顔料の二酸
化チタンであって、前記酸化セリウムは二酸化チタンの
約0.02重量%から約0.5重量%の範囲の量で存在
し、前記緻密無定形シリカは二酸化チタンの約1重量%
から約6重量%の範囲の量で存在し、前記含水アルミナ
は二酸化チタンの約2.5重量%から約3.5重量%の
範囲の量で存在することを特徴とする二酸化チタン。 - 【請求項6】 耐久性のある顔料の二酸化チタンを製造
する方法であって、以下のステップから成ることを特徴
とする: (a)ルチル型二酸化チタン粒子の水性スラリーに、酸
もしくはアルカリとの反応により前記二酸化チタン粒子
上に酸化セリウムを析出させる水溶性セリウム化合物を
添加し、前記セリウム化合物は酸化セリウム換算で前記
スラリー中に二酸化チタンの約0.01重量%から約
1.0重量%の範囲の量で添加され、 (b)前記セリウム化合物と反応し、前記二酸化チタン
粒子上に酸化セリウムを析出させるために効果的な量
で、酸もしくはアルカリを前記スラリーに添加し、そし
て (c)水溶性ケイ酸塩及び鉱酸を前記スラリーに添加
し、それにより少なくともおよそpH8で、緻密無定形
シリカを前記二酸化チタン粒子上に析出させるが、前記
水溶性ケイ酸塩は、シリカ換算で、前記スラリー中に二
酸化チタンの約1重量%から約6重量%の範囲の量で添
加される。 - 【請求項7】 ステップ(a)に従って添加される前記
水溶性セリウム化合物は硝酸セリウムである請求項6に
記載の方法。 - 【請求項8】 ステップ(b)に従って添加される前記
酸もしくはアルカリは水性水酸化ナトリウム溶液である
請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 ステップ(c)に従って添加される前記
水溶性ケイ酸塩及び前記鉱酸は各々ケイ酸ナトリウム及
び水性硫酸溶液である請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 前記硝酸セリウムは、酸化セリウム換
算で、前記スラリー中に二酸化チタンの約0.02重量
%から約0.5重量%の範囲の量で添加される請求項9
に記載の方法。 - 【請求項11】 前記ケイ酸ナトリウムの水溶液は、シ
リカ換算で、前記スラリー中に二酸化チタンの約1重量
%から約6重量%の範囲の量で添加される請求項10に
記載の方法。 - 【請求項12】 更にステップ(c)の後、前記スラリ
ーにアルミン酸ナトリウムの水溶液を添加し、更に前記
アルミン酸ナトリウムと反応させ、前記含水アルミナの
外部被覆を前記二酸化チタン粒子上に析出させるため
に、効果的な量の硫酸水溶液を前記スラリーに添加する
ことにより、含水アルミナの外部被覆を前記二酸化チタ
ン粒子上に形成するステップを含み、前記アルミン酸ナ
トリウムの水溶液はアルミナ換算で、前記スラリー中に
二酸化チタンの約2.5重量%から約3.5重量%の範
囲の量で添加されることを特徴とする請求項11に記載
の方法。 - 【請求項13】 更に、結果として生じる二酸化チタン
粒子を濾過し、洗浄し、乾燥することを含むことを特徴
とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 ステップ(c)がステップ(a)及び
(b)の前に行われる請求項6に記載の方法。 - 【請求項15】 更にステップ(c)の後、各々アルカ
リもしくは酸との反応と同時に前記二酸化チタン粒子上
に含水アルミナを析出させる酸性もしくはアルカリ性の
アルミニウム化合物を添加し、また前記含水アルミナの
析出を生じさせるのに効果的な量で前記アルカリもしく
は酸を添加することにより、含水アルミナの外部被覆を
前記二酸化チタン粒子上に形成するステップを含み、前
記アルミニウム化合物はアルミナ換算で、前記スラリー
中に二酸化チタンの約2重量%から約4重量%の範囲の
量で添加されることを特徴とする請求項6に記載の方
法。 - 【請求項16】 前記酸性もしくはアルカリ性のアルミ
ニウム化合物はアルミン酸ナトリウムの水溶液であり、
前記アルカリもしくは酸は水性硫酸溶液である請求項1
5に記載の方法。 - 【請求項17】 前記アルミニウム化合物は、アルミナ
換算で、前記スラリー中に二酸化チタンの約2.5重量
%から約3.5重量%の範囲の量で添加される請求項1
6に記載の方法。
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