JPH07291831A - クレンジング化粧料 - Google Patents
クレンジング化粧料Info
- Publication number
- JPH07291831A JPH07291831A JP11028194A JP11028194A JPH07291831A JP H07291831 A JPH07291831 A JP H07291831A JP 11028194 A JP11028194 A JP 11028194A JP 11028194 A JP11028194 A JP 11028194A JP H07291831 A JPH07291831 A JP H07291831A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fatty acid
- makeup
- acid ester
- polyoxyethylene glyceryl
- cleansing
- Prior art date
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 化1のポリオキシエチレングリセリル脂肪酸
エステルと、化2のアルキルグリコシドを含有するクレ
ンジング化粧料。 【化1】 (R1、R2、R3のうち少なくとも1つは飽和又は不飽
和の高級脂肪族炭化水素基、その他は水素原子、l、
m、nは整数。) 【化2】 (aは1〜15の整数、bは7〜19の整数。) 【効果】 メイクを落とす効果に優れていると同時に、
水を加えることによって泡立たせることができ、使用後
の肌にさっぱりした感触を与える。
エステルと、化2のアルキルグリコシドを含有するクレ
ンジング化粧料。 【化1】 (R1、R2、R3のうち少なくとも1つは飽和又は不飽
和の高級脂肪族炭化水素基、その他は水素原子、l、
m、nは整数。) 【化2】 (aは1〜15の整数、bは7〜19の整数。) 【効果】 メイクを落とす効果に優れていると同時に、
水を加えることによって泡立たせることができ、使用後
の肌にさっぱりした感触を与える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレンジング化粧料、特
にその使用性の改善に関する。
にその使用性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄料組成物、特に洗顔料については、
単に皮脂等を洗い落とすだけでなく、更に各種化粧料等
を洗い落とすことが必要とされる。このため、口紅、フ
ァンデーション、マスカラ、アイシャドウ等の油分を含
むメイクアップ化粧料を施した人は、洗顔の際、まず第
一段階としてメイクアップ化粧料となじみ易い油分を多
量に含んだクレンジングクリーム、クレンジングオイ
ル、クレンジングミルク、クレンジングジェル等のメイ
クアップ落し用の洗顔料を用いてほとんどのメイクアッ
プ成分を除去した後、第二段階として、石鹸やクレンジ
ングフォームなどを泡立たせて素肌洗いを行い、第一段
階で用いたメイクアップ落し用の洗浄料の残存油分を、
皮膚上の皮脂、汚れとともに洗い流すことで、すっきり
感あるいはさっぱり感といった満足感を得ていた。
単に皮脂等を洗い落とすだけでなく、更に各種化粧料等
を洗い落とすことが必要とされる。このため、口紅、フ
ァンデーション、マスカラ、アイシャドウ等の油分を含
むメイクアップ化粧料を施した人は、洗顔の際、まず第
一段階としてメイクアップ化粧料となじみ易い油分を多
量に含んだクレンジングクリーム、クレンジングオイ
ル、クレンジングミルク、クレンジングジェル等のメイ
クアップ落し用の洗顔料を用いてほとんどのメイクアッ
プ成分を除去した後、第二段階として、石鹸やクレンジ
ングフォームなどを泡立たせて素肌洗いを行い、第一段
階で用いたメイクアップ落し用の洗浄料の残存油分を、
皮膚上の皮脂、汚れとともに洗い流すことで、すっきり
感あるいはさっぱり感といった満足感を得ていた。
【0003】このように二段階の洗浄を必要とするの
は、油分を多量に含有する化粧落し用のクリーム類等を
用いた場合、使用後直ちに水またはぬるま湯ですすいで
も皮膚上に残った油分が十分除去されず、さっぱりした
洗浄感が得られないためであり、また、石鹸やクレンジ
ングフォーム等の泡立たせて使う素肌洗い用の洗顔料の
みでは、メイクアップ化粧料の油分に覆われた顔料、色
剤などを肌上から十分に除去できないためである。
は、油分を多量に含有する化粧落し用のクリーム類等を
用いた場合、使用後直ちに水またはぬるま湯ですすいで
も皮膚上に残った油分が十分除去されず、さっぱりした
洗浄感が得られないためであり、また、石鹸やクレンジ
ングフォーム等の泡立たせて使う素肌洗い用の洗顔料の
みでは、メイクアップ化粧料の油分に覆われた顔料、色
剤などを肌上から十分に除去できないためである。
【0004】一方、化粧行為の迅速性、簡便性が要求さ
れつつある近年、一回の操作のみでメイクアップ落とし
効果と、すっきり感、さっぱり感という素肌洗い効果と
を併せ持つ皮膚洗浄料が望まれている。この様な一段階
用の皮膚洗浄料としては、例えば特開昭63−1226
18号公報に開示されているものがある。
れつつある近年、一回の操作のみでメイクアップ落とし
効果と、すっきり感、さっぱり感という素肌洗い効果と
を併せ持つ皮膚洗浄料が望まれている。この様な一段階
用の皮膚洗浄料としては、例えば特開昭63−1226
18号公報に開示されているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来知
られている一段階用のメイクアップ落とし洗浄料は、す
すいだ後に皮膚に残る油分の量を少なくしたことにとど
まるものであり、石鹸やクレンジングフォームなどで泡
を立てて素肌を洗うことによって得られるさっぱり感や
洗顔後の満足感といったものを得ることはできなかっ
た。すなわち、メイクアップを落とせると同時に泡立た
せることができ、素肌洗いのさっぱり感が得られる洗浄
料の開発が望まれるわけであるが、メイクアップ落し用
の洗浄料は前述したように基本的に多量の油分や油性成
分を含有しなければならないものであり、一方、石鹸や
クレンジングフォームなどの泡立ち、さっぱり感をもた
らす洗浄料は、基本的に親水性が高いイオン性の界面活
性剤が主成分であるため、単純にこれらの成分を組み合
わせて両方の効果を得ようとしても、実際には互いにそ
の効果を打ち消し合い、ほとんど泡が立たなくなってし
まうばかりか、メイクアップを落とす効果も損なわれて
しまい満足のいくものは得られないのが現状であった。
られている一段階用のメイクアップ落とし洗浄料は、す
すいだ後に皮膚に残る油分の量を少なくしたことにとど
まるものであり、石鹸やクレンジングフォームなどで泡
を立てて素肌を洗うことによって得られるさっぱり感や
洗顔後の満足感といったものを得ることはできなかっ
た。すなわち、メイクアップを落とせると同時に泡立た
せることができ、素肌洗いのさっぱり感が得られる洗浄
料の開発が望まれるわけであるが、メイクアップ落し用
の洗浄料は前述したように基本的に多量の油分や油性成
分を含有しなければならないものであり、一方、石鹸や
クレンジングフォームなどの泡立ち、さっぱり感をもた
らす洗浄料は、基本的に親水性が高いイオン性の界面活
性剤が主成分であるため、単純にこれらの成分を組み合
わせて両方の効果を得ようとしても、実際には互いにそ
の効果を打ち消し合い、ほとんど泡が立たなくなってし
まうばかりか、メイクアップを落とす効果も損なわれて
しまい満足のいくものは得られないのが現状であった。
【0006】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は使用性、使用感触に優れると
ともに、高い洗浄効果をも有するクレンジング化粧料を
提供することに有る。
たものであり、その目的は使用性、使用感触に優れると
ともに、高い洗浄効果をも有するクレンジング化粧料を
提供することに有る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者はかかる問題点
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリオキシエ
チレングリセリル脂肪酸エステルと、特定のアルキルグ
リコシドとを組み合わせることにより、メイクアップ落
とし機能に加え、泡立ち機能を有し、素肌洗いのさっぱ
り感が得られるクレンジング化粧料が得られることを見
出し、本発明を完成するに至った。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ポリオキシエ
チレングリセリル脂肪酸エステルと、特定のアルキルグ
リコシドとを組み合わせることにより、メイクアップ落
とし機能に加え、泡立ち機能を有し、素肌洗いのさっぱ
り感が得られるクレンジング化粧料が得られることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本出願の請求項1記載のクレン
ジング化粧料は、一般式化3で表わされるポリオキシエ
チレングリセリル脂肪酸エステルと、一般式化4で表わ
されるアルキルグリコシドを含有することを特徴とす
る。
ジング化粧料は、一般式化3で表わされるポリオキシエ
チレングリセリル脂肪酸エステルと、一般式化4で表わ
されるアルキルグリコシドを含有することを特徴とす
る。
【化3】 (式中、R1、R2、R3のうち少なくとも1つは飽和又
は不飽和の高級脂肪族炭化水素基であり、その他は水素
原子を表わす。また、l、m、nは整数である。)
は不飽和の高級脂肪族炭化水素基であり、その他は水素
原子を表わす。また、l、m、nは整数である。)
【0009】
【化4】 (式中、aは1〜15の整数、bは7〜19の整数をそ
れぞれ表わす。)
れぞれ表わす。)
【0010】尚、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸
エステルがトリエステル体であるときは1分子中の酸化
エチレンの平均重合度が10〜50、ジエステル体であ
るときは1分子中の酸化エチレンの平均重合度が5〜4
0、モノエステル体であるときは1分子中の酸化エチレ
ンの平均重合度が3〜30であることが好適である。ま
た、本発明において、ポリオキシエチレングリセリル脂
肪酸エステルの脂肪酸種はイソステアリン酸及び/又は
オレイン酸であることが好ましい。
エステルがトリエステル体であるときは1分子中の酸化
エチレンの平均重合度が10〜50、ジエステル体であ
るときは1分子中の酸化エチレンの平均重合度が5〜4
0、モノエステル体であるときは1分子中の酸化エチレ
ンの平均重合度が3〜30であることが好適である。ま
た、本発明において、ポリオキシエチレングリセリル脂
肪酸エステルの脂肪酸種はイソステアリン酸及び/又は
オレイン酸であることが好ましい。
【0011】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明において用いられるポリオキシエチレングリセリル
脂肪酸エステルは前記化3に示す基本構造を有するもの
であり、化3中、R1、R2、R3のうち少なくとも1つ
は飽和又は不飽和の高級脂肪族炭化水素基を表わし、そ
の他は水素原子を表わす。
発明において用いられるポリオキシエチレングリセリル
脂肪酸エステルは前記化3に示す基本構造を有するもの
であり、化3中、R1、R2、R3のうち少なくとも1つ
は飽和又は不飽和の高級脂肪族炭化水素基を表わし、そ
の他は水素原子を表わす。
【0012】本発明において用いられるポリオキシエチ
レングリセリル脂肪酸トリエステルの1分子中の酸化エ
チレンの平均重合度は10〜50、好ましくは15〜4
0の範囲である。また、本発明において用いられるポリ
オキシエチレングリセリル脂肪酸ジエステルの1分子中
の酸化エチレンの平均重合度は5〜40、好ましくは5
〜30の範囲である。さらに、本発明において用いられ
るポリオキシエチレングリセリル脂肪酸モノエステルの
1分子中の酸化エチレンの平均重合度は3〜30、好ま
しくは3〜20の範囲である。いずれも平均重合度がそ
の下限より低い場合には泡立ちが十分でなくなり、逆に
その上限より高い場合にはメイクアップを落とす効果が
十分でなくなる。
レングリセリル脂肪酸トリエステルの1分子中の酸化エ
チレンの平均重合度は10〜50、好ましくは15〜4
0の範囲である。また、本発明において用いられるポリ
オキシエチレングリセリル脂肪酸ジエステルの1分子中
の酸化エチレンの平均重合度は5〜40、好ましくは5
〜30の範囲である。さらに、本発明において用いられ
るポリオキシエチレングリセリル脂肪酸モノエステルの
1分子中の酸化エチレンの平均重合度は3〜30、好ま
しくは3〜20の範囲である。いずれも平均重合度がそ
の下限より低い場合には泡立ちが十分でなくなり、逆に
その上限より高い場合にはメイクアップを落とす効果が
十分でなくなる。
【0013】また、前記化3において、ポリオキシエチ
レングリセリル脂肪酸エステルの脂肪酸種としては、水
系の洗浄剤組成物への配合であることを考慮し、かつメ
イクアップ洗浄効果の点から考えるとイソステアリン酸
又はオレイン酸であることが好ましい。尚、本発明にお
いては前記ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステ
ルのうち、一種又は二種以上を任意に用いることができ
る。
レングリセリル脂肪酸エステルの脂肪酸種としては、水
系の洗浄剤組成物への配合であることを考慮し、かつメ
イクアップ洗浄効果の点から考えるとイソステアリン酸
又はオレイン酸であることが好ましい。尚、本発明にお
いては前記ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステ
ルのうち、一種又は二種以上を任意に用いることができ
る。
【0014】また、ポリオキシエチレングリセリル脂肪
酸エステルと共に用いられるアルキルグリコシドは、前
記一般式化4で表わすことができる。化4中、bは7〜
19の整数であることが好ましく、bが6以下である場
合にはメイク落とし効果が十分でなく、bが20以上の
場合には泡立ちや使用感が悪くなる。また、アルキルグ
リコシドの糖部分についてはグルコースもしくはグルコ
ースを基本単位とするオリゴ糖であって、化4中、aは
グルコース単位の数を表わし、1〜15の整数、好まし
くは1〜5の整数である。aが16以上のものでは十分
な洗浄効果が得られない。尚、グルコース間のグリコシ
ド結合及びアルキル基と糖部分の間のグリコシド結合は
特に限定されず、α結合、β結合もしくはこれらの混合
物であっても構わない。本発明においては、これらのア
ルキルグリコシドの中から一種もしくは二種以上を任意
に用いることができる。
酸エステルと共に用いられるアルキルグリコシドは、前
記一般式化4で表わすことができる。化4中、bは7〜
19の整数であることが好ましく、bが6以下である場
合にはメイク落とし効果が十分でなく、bが20以上の
場合には泡立ちや使用感が悪くなる。また、アルキルグ
リコシドの糖部分についてはグルコースもしくはグルコ
ースを基本単位とするオリゴ糖であって、化4中、aは
グルコース単位の数を表わし、1〜15の整数、好まし
くは1〜5の整数である。aが16以上のものでは十分
な洗浄効果が得られない。尚、グルコース間のグリコシ
ド結合及びアルキル基と糖部分の間のグリコシド結合は
特に限定されず、α結合、β結合もしくはこれらの混合
物であっても構わない。本発明においては、これらのア
ルキルグリコシドの中から一種もしくは二種以上を任意
に用いることができる。
【0015】本発明において、ポリオキシエチレングリ
セリル脂肪酸エステルと、アルキルグリコシドとの配合
割合は、重量比で2:1〜l:8、好ましくは1:1〜
1:8の範囲であり、両者の合計配合量は、クレンジン
グ化粧料全量中の1〜80重量%の範囲である。この範
囲外の配合割合では、ポリオキシエチレングリセリル脂
肪酸エステルが多すぎる場合は泡立ちが充分でなく、ア
ルキルグリコシドが多すぎる場合にはメイクアップがな
じみにくく、いずれの場合も満足な結果が得られない。
セリル脂肪酸エステルと、アルキルグリコシドとの配合
割合は、重量比で2:1〜l:8、好ましくは1:1〜
1:8の範囲であり、両者の合計配合量は、クレンジン
グ化粧料全量中の1〜80重量%の範囲である。この範
囲外の配合割合では、ポリオキシエチレングリセリル脂
肪酸エステルが多すぎる場合は泡立ちが充分でなく、ア
ルキルグリコシドが多すぎる場合にはメイクアップがな
じみにくく、いずれの場合も満足な結果が得られない。
【0016】本発明に係るクレンジング化粧料中には、
上記の必須構成成分のほかに必要に応じ、一般的に洗浄
料、化粧料などに配合される成分を配合することができ
る。これらの成分としては、グリセリン、1,3−ブタ
ンジオール、プロピレングリコール等の多価アルコール
類、流動パラフィン、高級アルコール等の油分、アニオ
ン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性
剤、増粘剤、保湿剤、防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、
キレート剤、酸化防止剤、香料などが挙げられる。
上記の必須構成成分のほかに必要に応じ、一般的に洗浄
料、化粧料などに配合される成分を配合することができ
る。これらの成分としては、グリセリン、1,3−ブタ
ンジオール、プロピレングリコール等の多価アルコール
類、流動パラフィン、高級アルコール等の油分、アニオ
ン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性
剤、増粘剤、保湿剤、防腐剤、殺菌剤、紫外線吸収剤、
キレート剤、酸化防止剤、香料などが挙げられる。
【0017】以上のように、本発明のクレンジング化粧
料は、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル
と、アルキルグリコシドを共存させることにより、口
紅、ファンデーション、マスカラ、アイシャドウ等のメ
イクアップ化粧料を良好に落とすと同時に、水を加える
ことによって泡立たせることができる。
料は、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル
と、アルキルグリコシドを共存させることにより、口
紅、ファンデーション、マスカラ、アイシャドウ等のメ
イクアップ化粧料を良好に落とすと同時に、水を加える
ことによって泡立たせることができる。
【0018】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。実施例に先立ち、各実施例で用いた評価法を説
明する。
するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもので
はない。実施例に先立ち、各実施例で用いた評価法を説
明する。
【0019】メイク落とし効果試験法 油性ファンデーションにマーカーとして2−エチルヘキ
シルパラメトキシケイ皮酸をO.1%含ませたもの0.
1gを、前腕内側部の4×10cmの範囲に均一に塗布
し、30分間乾燥後、被験試料0.5gを、指を用いて
通常のメイク落とし行為と同様に塗布部全体に約20秒
間なじませ、その後35℃の水道水でこすらずに洗い流
した。乾燥後、塗布部に残存しているファンデーション
を、直径2cmのガラス製カップを用いて2m1のエタノー
ルで溶出させ、エタノール中の2−エチルヘキシルパラ
メトキシケイ皮酸の量を紫外線吸収(310nm)から測
定することにより、メイク落し効果を求めた。
シルパラメトキシケイ皮酸をO.1%含ませたもの0.
1gを、前腕内側部の4×10cmの範囲に均一に塗布
し、30分間乾燥後、被験試料0.5gを、指を用いて
通常のメイク落とし行為と同様に塗布部全体に約20秒
間なじませ、その後35℃の水道水でこすらずに洗い流
した。乾燥後、塗布部に残存しているファンデーション
を、直径2cmのガラス製カップを用いて2m1のエタノー
ルで溶出させ、エタノール中の2−エチルヘキシルパラ
メトキシケイ皮酸の量を紫外線吸収(310nm)から測
定することにより、メイク落し効果を求めた。
【0020】 洗浄効率(%)=(A2−AO)/(A1−A0)×l00 AO:ブランクの溶出液の吸収 Al:洗浄前の溶出液の吸収 A2:洗浄後の溶出液の吸収 評価 ○:メイク落し効果良好 洗浄効率90%以上 △:メイク落し効果普通 洗浄効率60%以上 ×:メイク落し効果不良 洗浄効率60%末満
【0021】起泡性試験法 2500m1容量の攪拌機付き円筒形シリンダーに40℃
の人工硬水(70ppm炭酸カルシウム)を400m1入
れ、被験試料40gと油性ファンデーションO.1gを
添加後、4500rpmで1分間攪拌した後の泡容量を測
定した。 評価 ○:泡立ち良好 泡容積1200m1以上 △:泡立ち普通 泡容積800m1以上 ×:泡立ち不良 泡容積800m1未満
の人工硬水(70ppm炭酸カルシウム)を400m1入
れ、被験試料40gと油性ファンデーションO.1gを
添加後、4500rpmで1分間攪拌した後の泡容量を測
定した。 評価 ○:泡立ち良好 泡容積1200m1以上 △:泡立ち普通 泡容積800m1以上 ×:泡立ち不良 泡容積800m1未満
【0022】官能式験(使用後のさっぱり感の評価) 各試料を用いて洗顔後の肌のさっぱり感の有無につい
て、実使用試験を専門パネラー20名により実施した。
なお、評価方法は以下の基準に従った。 ○:専門パネラー20名中15名以上がさっぱり感あり
と認めた。 △:専門パネラー20名中8名以上がさっぱり感ありと
認めた。 ×:専門パネラー20名中7名以下がさっぱり感ありと
認めた。
て、実使用試験を専門パネラー20名により実施した。
なお、評価方法は以下の基準に従った。 ○:専門パネラー20名中15名以上がさっぱり感あり
と認めた。 △:専門パネラー20名中8名以上がさっぱり感ありと
認めた。 ×:専門パネラー20名中7名以下がさっぱり感ありと
認めた。
【0023】
【表1】 ─────────────────────────────────── 試験品 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ───────────────────────────────────ホ゜リオキシエチレン (20)ク゛リセリル トリイソステアレート 20 18 15 13 10 7 5 2 0アルキルク゛リコシト゛ (a=1,b=7) 0 2 5 7 10 13 15 18 20 界面活性剤合計 20 ─────────────────────────────────── 精製水 残部 ─────────────────────────────────── メイク落とし効果 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × 起泡性 × × △ ○ ○ ○ ○ ○ ○ さっぱり感 × × × △ ○ ○ ○ ○ ○ ───────────────────────────────────
【0024】以上のように、ポリオキシエチレングリセ
リル脂肪酸エステル(ポリオキシエチレングリセリルト
リイソステアレート)単独ではメイク落とし効果は比較
的優れているものの、起泡性、さっぱり感等には欠ける
傾向にある。一方、アルキルグリコシド単独では、起泡
性、さっぱり感には優れているものの、メイク落とし効
果に欠ける。そして、ポリオキシエチレングリセリル脂
肪酸エステルと、アルキルグリコシドとの共存系では、
その配合割合が重量比で2:1〜1:8、好ましくは
1:1〜1:8で優れたメイク落とし効果と使用性の両
者を発揮することができる。
リル脂肪酸エステル(ポリオキシエチレングリセリルト
リイソステアレート)単独ではメイク落とし効果は比較
的優れているものの、起泡性、さっぱり感等には欠ける
傾向にある。一方、アルキルグリコシド単独では、起泡
性、さっぱり感には優れているものの、メイク落とし効
果に欠ける。そして、ポリオキシエチレングリセリル脂
肪酸エステルと、アルキルグリコシドとの共存系では、
その配合割合が重量比で2:1〜1:8、好ましくは
1:1〜1:8で優れたメイク落とし効果と使用性の両
者を発揮することができる。
【0025】
【表2】 ──────────────────────────────────── 試験品* 10 11 12 13 14 15 16 17 18 ──────────────────────────────────── POE(5) GLトリオレエート 10 − − − − − − − − POE(15)GLトリオレエート − 10 − − − − − − − POE(45)GLトリオレエート − − 10 − − − − − − POE(60)GLトリオレエート − − − 10 − − − − − POE(5) GLシ゛オレエート − − − − 10 − − − − POE(35)GLシ゛オレエート − − − − - 10 − − − POE(3) GLモノオレエート − − − − − − 10 − − POE(25)GLモノオレエート − − − − − − − 10 − POE(40)GLモノオレエート − − − − − − − − 10アルキルク゛リコシト゛ (a=1,b=12) 10 10 10 10 10 10 10 10 10 ──────────────────────────────────── 精製水 残 部 ──────────────────────────────────── メイク落とし効果 △ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × 起泡性 × ○ ○ △ ○ ○ ○ ○ △ さっぱり感 △ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ × ──────────────────────────────────── *POE=ポリオキシエチレン、GL=グリセリル
【0026】上記表2より明らかなように、本発明にか
かる組合せ効果は、ポリオキシエチレングリセリル脂肪
酸トリエステル分子中に占める酸化エチレンの平均重合
度が10〜50、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸
ジエステル分子中に占める酸化エチレンの平均重合度が
5〜40、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸モノエ
ステル分子中に占める酸化エチレンの平均重合度が3〜
30であるポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステ
ルに特異的に見られる現象である。
かる組合せ効果は、ポリオキシエチレングリセリル脂肪
酸トリエステル分子中に占める酸化エチレンの平均重合
度が10〜50、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸
ジエステル分子中に占める酸化エチレンの平均重合度が
5〜40、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸モノエ
ステル分子中に占める酸化エチレンの平均重合度が3〜
30であるポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステ
ルに特異的に見られる現象である。
【0027】
【表3】 ──────────────────────────────────── 試験品 19 20 21 22 23 24 25 ──────────────────────────────────── POE(20)GLトリオレエート 5 5 5 5 5 5 5アルキルク゛リコシト゛ (a= 1,b= 7) 10 - - - - - -アルキルク゛リコシト゛ (a= 5,b=19) - 10 - - - - -アルキルク゛リコシト゛ (a=10,b= 8) - - 10 - - - -アルキルク゛リコシト゛ (a=15,b=10) - - - 10 - - -アルキルク゛リコシト゛ (a=18,b=10) - - - - 10 - -アルキルク゛リコシト゛ (a= 5,b=23) - - - - - 10 -アルキルク゛リコシト゛ (a= 5,b= 5) - - - - - - 10 ──────────────────────────────────── 精製水 残 余 ──────────────────────────────────── メイク落とし効果 ○ ○ ○ ○ × △ × 起泡性 ○ ○ ○ ○ △ × △ さっぱり感 ○ ○ ○ ○ △ × △ ────────────────────────────────────
【0028】上記表3より明らかなように、本発明にお
いて用いられるアルキルグリコシドは、前記化4におい
てaが1〜15の整数、bが7〜19の整数のアルキル
グリコシドであることが好ましいことがわかる。次に、
各種配合例について検証を行なった。
いて用いられるアルキルグリコシドは、前記化4におい
てaが1〜15の整数、bが7〜19の整数のアルキル
グリコシドであることが好ましいことがわかる。次に、
各種配合例について検証を行なった。
【0029】
【表4】 ─────────────────────────────────── 試験品 26 27 28 29 30 31 ─────────────────────────────────── ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステル POE(30)ク゛リセリルトリオレエート 2 5 6 4 - - POE(15)ク゛リセリルモノイソステアレート - - 6 - 6 - POE(5)ク゛リセリルモノラウレート - - - - - 5 ─────────────────────────────────── アルキルグリコシド a=2,b=10 5 10 12 32 15 - a=3,b=13 5 - - - - 15 ─────────────────────────────────── その他 1,3−ブタンジオール 10 8 10 - 10 10 精製水 残 余 ─────────────────────────────────── メイク落とし効果 ○ ○ ○ ○ ○ △ 起泡性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ さっぱり感 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ───────────────────────────────────
【0030】以上のように各種のポリオキシエチレング
リセリル脂肪酸エステルと、各種アルキルグリコシドに
相乗効果が認められ、特にポリオキシエチレングリセリ
ル脂肪酸エステルはイソステアレート及び/又はオレエ
ートであることが好ましいことが理解される。
リセリル脂肪酸エステルと、各種アルキルグリコシドに
相乗効果が認められ、特にポリオキシエチレングリセリ
ル脂肪酸エステルはイソステアレート及び/又はオレエ
ートであることが好ましいことが理解される。
【0031】実施例1 (1)ポリオキシエチレン(15)グリセリルトリイソステアレート 8重量% (2)ラウリルジメチル酢酸ベタイン 10 (3)アルキルグリコシド(a=1、b=7) 4 (4)ラウリルジエタノールアミド 2 (5)1,3−ブタンジオール 15 (6)ポリエチレングリコール1500 5 (7)ヒドロキシエチルセルロース 2.5 (8)香料 適 量 (9)精製水 残 余
【0032】製法 (9)に(5),(6),(7)を溶解し、(2),
(3)と(4)を混合した後、(1),(8)を加え
て、ジェル状クレンジング化粧料を得た。
(3)と(4)を混合した後、(1),(8)を加え
て、ジェル状クレンジング化粧料を得た。
【0033】実施例2 (1)ポリオキシエチレン(5)グリセリルモノオレエート 5重量% (2)ポリオキシエチレン(30)グリセリルトリイソステアレート 1 (3)アルキルグリコシド(a=5、b=15) 3 (4)l,3−ブタンジオール 10 (5)ソルビトール 8 (6)メチルセルロース 3 (7)香料 適 量 (8)精製水 残 余
【0034】製法 (8)に(4)〜(6)を溶解し、(3)を混合した
後、(1),(2),(7)を加えて、ジェル状クレン
ジング化粧料を得た。実施例1及び2のジェル状クレン
ジング化粧料は、メイク落とし効果、起泡性に優れ、し
かも使用後のさっぱり感も極めて良好であった。
後、(1),(2),(7)を加えて、ジェル状クレン
ジング化粧料を得た。実施例1及び2のジェル状クレン
ジング化粧料は、メイク落とし効果、起泡性に優れ、し
かも使用後のさっぱり感も極めて良好であった。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるクレ
ンジング化粧料は、ポリオキシエチレングリセリル脂肪
酸エステルと、アルキルグリコシドとを共存させること
により、メイクを落とす効果に優れていると同時に、水
を加えることによって泡立たせることができ、使用後の
肌にさっぱりした感触を与えるものである。
ンジング化粧料は、ポリオキシエチレングリセリル脂肪
酸エステルと、アルキルグリコシドとを共存させること
により、メイクを落とす効果に優れていると同時に、水
を加えることによって泡立たせることができ、使用後の
肌にさっぱりした感触を与えるものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 1:74) (72)発明者 宮沢 清 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式化1で表わされるポリオキシエチ
レングリセリル脂肪酸エステルと、一般式化2で表わさ
れるアルキルグリコシドを含有することを特徴とするク
レンジング化粧料。 【化1】 (式中、R1、R2、R3のうち少なくとも1つは飽和又
は不飽和の高級脂肪族炭化水素基であり、その他は水素
原子を表わす。また、l、m、nは整数である。) 【化2】 (式中、aは1〜15の整数、bは7〜19の整数をそ
れぞれ表わす。) - 【請求項2】 請求項1記載のクレンジング化粧料にお
いて、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステルが
トリエステル体であり、かつ1分子中の酸化エチレンの
平均重合度が10〜50であることを特徴とするクレン
ジング化粧料。 - 【請求項3】 請求項1記載のクレンジング化粧料にお
いて、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステルが
ジエステル体であり、かつ1分子中の酸化エチレンの平
均重合度が5〜40であることを特徴とするクレンジン
グ化粧料。 - 【請求項4】 請求項1記載のクレンジング化粧料にお
いて、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステルが
モノエステル体であり、かつ1分子中の酸化エチレンの
平均重合度が3〜30であることを特徴とするクレンジ
ング化粧料。 - 【請求項5】 請求項1〜4記載のクレンジング化粧料
において、ポリオキシエチレングリセリル脂肪酸エステ
ルの脂肪酸種が、イソステアリン酸及び/又はオレイン
酸であることを特徴とするクレンジング化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11028194A JPH07291831A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | クレンジング化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11028194A JPH07291831A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | クレンジング化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07291831A true JPH07291831A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14531718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11028194A Withdrawn JPH07291831A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | クレンジング化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07291831A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6306410B1 (en) | 1997-09-24 | 2001-10-23 | Cognis Deutschland Gmbh | Cosmetic formulations containing ethoxylated partial glycerides |
JP2006241151A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Unilever Nv | メークアップリムーバー化粧品組成物 |
JP2010222323A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Kumano Yushi Kk | メークアップリムーバー化粧品組成物 |
-
1994
- 1994-04-25 JP JP11028194A patent/JPH07291831A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6306410B1 (en) | 1997-09-24 | 2001-10-23 | Cognis Deutschland Gmbh | Cosmetic formulations containing ethoxylated partial glycerides |
JP2006241151A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Unilever Nv | メークアップリムーバー化粧品組成物 |
JP2010222323A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Kumano Yushi Kk | メークアップリムーバー化粧品組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010703 |