JPH0721610Y2 - プラットホーム - Google Patents
プラットホームInfo
- Publication number
- JPH0721610Y2 JPH0721610Y2 JP481993U JP481993U JPH0721610Y2 JP H0721610 Y2 JPH0721610 Y2 JP H0721610Y2 JP 481993 U JP481993 U JP 481993U JP 481993 U JP481993 U JP 481993U JP H0721610 Y2 JPH0721610 Y2 JP H0721610Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- platform
- passage
- moving
- passengers
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄道の駅のプラットホ
ームで、ラッシュアワーの緩和を図ることができるプラ
ットホームに関する。
ームで、ラッシュアワーの緩和を図ることができるプラ
ットホームに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大都市近郊の私鉄各線は、サラリ
ーマンや学生などの通勤、通学及び帰宅の時間帯にプラ
ットホームが超混雑状態となるため、その解決策として
列車一本当たりの収容乗客数を増やすべく車輌連結数を
多くしている。
ーマンや学生などの通勤、通学及び帰宅の時間帯にプラ
ットホームが超混雑状態となるため、その解決策として
列車一本当たりの収容乗客数を増やすべく車輌連結数を
多くしている。
【0003】かかる車輌連結数は、通常時の8輌に対し
て、10輌程度から多いものでは15輌に達する場合もあ
る。実際の長さでは、20m/1輌の長さ×10輌=200 m
あるいは20m/1輌の長さ×15輌=300 mとなり、この
ように列車1台当たりの長さが200 mあるいは300 mと
長くなるのに対応して、プラットホームの全長も長くし
てきた。
て、10輌程度から多いものでは15輌に達する場合もあ
る。実際の長さでは、20m/1輌の長さ×10輌=200 m
あるいは20m/1輌の長さ×15輌=300 mとなり、この
ように列車1台当たりの長さが200 mあるいは300 mと
長くなるのに対応して、プラットホームの全長も長くし
てきた。
【0004】仮に、プラットホームの端に駅の出入口へ
の階段がある場合に、列車の中央から降りた乗客は100
m以上、階段と反対側に降りた乗客は200 mもの距離を
歩かなければならないケースが多々発生している。
の階段がある場合に、列車の中央から降りた乗客は100
m以上、階段と反対側に降りた乗客は200 mもの距離を
歩かなければならないケースが多々発生している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】プラットホームが超混
雑状態にある場合には、列車に乗る乗客と列車から降り
てくる乗客とが入り乱れて渋滞状態となり、出入口への
階段付近のみならずプラットホームのいたるところが混
雑していて、乗客が100 mあるいは200 mもの長い距離
を歩くことは押し合いになるなどして困難であり、しか
も次の列車が来て大変危険である。
雑状態にある場合には、列車に乗る乗客と列車から降り
てくる乗客とが入り乱れて渋滞状態となり、出入口への
階段付近のみならずプラットホームのいたるところが混
雑していて、乗客が100 mあるいは200 mもの長い距離
を歩くことは押し合いになるなどして困難であり、しか
も次の列車が来て大変危険である。
【0006】また、乗客がお年寄りや身体障害者の場合
は、プラットホームが混雑状態でなくても、長い距離を
歩くことは体力的に困難である。
は、プラットホームが混雑状態でなくても、長い距離を
歩くことは体力的に困難である。
【0007】本考案の目的は前記従来例の不都合を解消
し、通路を自動的に一方向に移動して、乗客に移動すべ
き方向を的確に把握させて混雑状態を緩和し、また、と
くにお年寄りや身体障害者などの弱者が歩かずに移動す
ることができるプラットホームを提供することにある。
し、通路を自動的に一方向に移動して、乗客に移動すべ
き方向を的確に把握させて混雑状態を緩和し、また、と
くにお年寄りや身体障害者などの弱者が歩かずに移動す
ることができるプラットホームを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、線路と平行な方向に移動し、かつ線路側から
どの位置でも乗り降り自在な動く通路を奥側位置に設け
たこと、および、動く通路と同速度、同方向で移動する
手摺を付設すること、さらに、ホーム中央を奥側位置と
し、相互に逆方向に移動する動く通路を並設することを
要旨とするものである。
するため、線路と平行な方向に移動し、かつ線路側から
どの位置でも乗り降り自在な動く通路を奥側位置に設け
たこと、および、動く通路と同速度、同方向で移動する
手摺を付設すること、さらに、ホーム中央を奥側位置と
し、相互に逆方向に移動する動く通路を並設することを
要旨とするものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の本考案によれば、通路は常に一
方向に移動しているので該通路に乗ろうとする乗客は、
歩く動作が奥側までだけですみ、通路に乗れば自動的に
目的地点に達することができ、また、通路上の乗客が移
動する方向につられてその周辺の乗客も目的地点の方向
を把握することができ、プラットホームの混雑状態を緩
和できる。なお、通路上の乗客は目的地点に達したなら
ば適宜降りることができる。
方向に移動しているので該通路に乗ろうとする乗客は、
歩く動作が奥側までだけですみ、通路に乗れば自動的に
目的地点に達することができ、また、通路上の乗客が移
動する方向につられてその周辺の乗客も目的地点の方向
を把握することができ、プラットホームの混雑状態を緩
和できる。なお、通路上の乗客は目的地点に達したなら
ば適宜降りることができる。
【0010】請求項2記載の本考案によれば、前記作用
に加えて、手摺が通路と同じスピードで移動しているの
で、通路上の乗客は、この手摺につかまることで移動中
の態勢を崩さずにすむ。
に加えて、手摺が通路と同じスピードで移動しているの
で、通路上の乗客は、この手摺につかまることで移動中
の態勢を崩さずにすむ。
【0011】請求項3記載の本考案によれば、前記作用
に加えて、通路を相互に逆方向に並設しているので、乗
客は誤って乗り過ごした場合にも、反対方向に移動する
通路に乗り換えることで再度自動的に乗り過ごした地点
へ戻ることができる。
に加えて、通路を相互に逆方向に並設しているので、乗
客は誤って乗り過ごした場合にも、反対方向に移動する
通路に乗り換えることで再度自動的に乗り過ごした地点
へ戻ることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面について本考案の実施例を詳細に
説明する。図1,図2は本考案のプラットホームの第1
実施例を示す斜視図ならびに断面側面図で、従来と同じ
くプラットホーム1には線路2近くに該線路2と平行に
白線3が引いてある。
説明する。図1,図2は本考案のプラットホームの第1
実施例を示す斜視図ならびに断面側面図で、従来と同じ
くプラットホーム1には線路2近くに該線路2と平行に
白線3が引いてある。
【0013】図中4は、線路2に沿ってプラットホーム
1の奥側位置に端から端まで長尺に設けた動く通路であ
り、該動く通路4は、ローラ6で走行する無端帯コンベ
ア5を利用した。図中9はローラ6,6間に配置する支
承板であり、また、7は軸8を介してローラ6に連結す
るモータである。
1の奥側位置に端から端まで長尺に設けた動く通路であ
り、該動く通路4は、ローラ6で走行する無端帯コンベ
ア5を利用した。図中9はローラ6,6間に配置する支
承板であり、また、7は軸8を介してローラ6に連結す
るモータである。
【0014】この動く通路4は線路2側には何の障害物
もなく、プラットホーム1の長さ方向でどの位置からも
自由に乗り降りできるものとする。また、プラットホー
ム1が片側が壁や建物であり、他の片側にのみ線路2が
有る場合は、これら壁や建物に近づけて動く通路4を設
ける。一方、プラットホーム1が両側に線路2が有る場
合では動く通路4はその中央に設けるものとするが、こ
の場合はさらに往路4a用と該往路4aとは逆方向に移
動する復路4bとを並列させて設けてもよい。
もなく、プラットホーム1の長さ方向でどの位置からも
自由に乗り降りできるものとする。また、プラットホー
ム1が片側が壁や建物であり、他の片側にのみ線路2が
有る場合は、これら壁や建物に近づけて動く通路4を設
ける。一方、プラットホーム1が両側に線路2が有る場
合では動く通路4はその中央に設けるものとするが、こ
の場合はさらに往路4a用と該往路4aとは逆方向に移
動する復路4bとを並列させて設けてもよい。
【0015】プラットホーム1の中央に仕切り板10を立
設し、該仕切り板10に通路4上の乗客の腰あたりの高さ
に略L字形のガイドレール12を設け、このガイドレール
12を移動するベルト式の動く手摺11を沿設する。この手
摺11は無端帯として回転軸13相互に掛け渡し、駆動軸と
なる回転軸13にはモータ14を取付けた。
設し、該仕切り板10に通路4上の乗客の腰あたりの高さ
に略L字形のガイドレール12を設け、このガイドレール
12を移動するベルト式の動く手摺11を沿設する。この手
摺11は無端帯として回転軸13相互に掛け渡し、駆動軸と
なる回転軸13にはモータ14を取付けた。
【0016】一方、仕切り板10は動く通路4に沿って適
宜長さで断続的に設けるものであり、該仕切り板10,10
の間は通路4上の乗客が行き来できる程度の開口部16と
しておく。
宜長さで断続的に設けるものであり、該仕切り板10,10
の間は通路4上の乗客が行き来できる程度の開口部16と
しておく。
【0017】次に使用法および動作について説明する
と、ローラ6がモータ7からの回転力により回動するの
で、これによりコンベア5は通常、一方向に移動してい
るので、列車から降りてきた乗客は通路の線路2側から
いつでもこのコンベア5に乗れて、しかも乗るだけで自
動的に移動でき、出口または目的地点など適宜の位置で
任意に降りることができる。
と、ローラ6がモータ7からの回転力により回動するの
で、これによりコンベア5は通常、一方向に移動してい
るので、列車から降りてきた乗客は通路の線路2側から
いつでもこのコンベア5に乗れて、しかも乗るだけで自
動的に移動でき、出口または目的地点など適宜の位置で
任意に降りることができる。
【0018】このとき、仕切り板10に沿設した手摺11が
通路と同じスピードで移動しているので、移動中態勢が
崩れそうな場合は乗客はこの手摺11につかまることがで
きる。
通路と同じスピードで移動しているので、移動中態勢が
崩れそうな場合は乗客はこの手摺11につかまることがで
きる。
【0019】また、図示の例では動く通路4は、相互に
逆方向に移動する往路4aと復路4bとを並設している
ので、乗客が誤って乗り過ごした場合にも、開口部16よ
り往路aから逆方向に移動する復路4bへ、または復路
4bから往路4aへ乗り換えることができ、任意の地点
へ確実に向かうことができる。
逆方向に移動する往路4aと復路4bとを並設している
ので、乗客が誤って乗り過ごした場合にも、開口部16よ
り往路aから逆方向に移動する復路4bへ、または復路
4bから往路4aへ乗り換えることができ、任意の地点
へ確実に向かうことができる。
【0020】図3、図4は本考案の第2実施例を示すも
のであり、前記第1実施例の構成に加えて動く通路4に
適宜個所に傾倒自在な横バーからなるサポータ19を付設
した。このサポータ19は車椅子20を保持するためのもの
である。
のであり、前記第1実施例の構成に加えて動く通路4に
適宜個所に傾倒自在な横バーからなるサポータ19を付設
した。このサポータ19は車椅子20を保持するためのもの
である。
【0021】車椅子20を動く通路4上に載せて、サポー
タ19を倒して、車輪の前若しくは後に当接することで通
路4上で動いてしまうことが防止できる。
タ19を倒して、車輪の前若しくは後に当接することで通
路4上で動いてしまうことが防止できる。
【0022】
【考案の効果】以上述べたように本考案のプラットホー
ムは、自動的に一方向に移動できるようにして乗客に移
動すべき方向を的確に把握させて混雑状態を緩和し、ま
た、とくにお年寄りや身体障害者などの弱者が歩かずに
すむようにした便利なものである。
ムは、自動的に一方向に移動できるようにして乗客に移
動すべき方向を的確に把握させて混雑状態を緩和し、ま
た、とくにお年寄りや身体障害者などの弱者が歩かずに
すむようにした便利なものである。
【図1】本考案のプラットホームの第1実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本考案のプラットホームの第1実施例の示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図3】本考案のプラットホームの第2実施例の示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図4】本考案のプラットホームの第2実施例を示す要
部の正面図である。
部の正面図である。
1…プラットホーム 2…線路 3…白線 4…通路 4a…往路 4b…復路 5…コンベア 6…ローラ 7…モータ 8…軸 9…支承板 10…仕切り 11…手摺 12…ガイドレール 13…回転軸 14…モータ 16…開口部 19…サポータ 20…車椅子
Claims (3)
- 【請求項1】 線路と平行な方向に移動し、かつ線路側
からどの位置でも乗り降り自在な動く通路を奥側位置に
設けたことを特徴とするプラットホーム。 - 【請求項2】 動く通路と同速度、同方向で移動する手
摺を付設する請求項1記載のプラットホーム。 - 【請求項3】 ホーム中央を奥側位置とし、相互に逆方
向に移動する動く通路を並設する請求項1および2記載
のプラットホーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP481993U JPH0721610Y2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | プラットホーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP481993U JPH0721610Y2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | プラットホーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657907U JPH0657907U (ja) | 1994-08-12 |
JPH0721610Y2 true JPH0721610Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=11594339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP481993U Expired - Lifetime JPH0721610Y2 (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | プラットホーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721610Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-22 JP JP481993U patent/JPH0721610Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0657907U (ja) | 1994-08-12 |
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