JPH0721423B2 - 記録ペン - Google Patents
記録ペンInfo
- Publication number
- JPH0721423B2 JPH0721423B2 JP62190735A JP19073587A JPH0721423B2 JP H0721423 B2 JPH0721423 B2 JP H0721423B2 JP 62190735 A JP62190735 A JP 62190735A JP 19073587 A JP19073587 A JP 19073587A JP H0721423 B2 JPH0721423 B2 JP H0721423B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- partition plate
- recording
- plate
- recording pen
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はペンレコーダー等の記録計等に使用する記録ペ
ンに関するものである。
ンに関するものである。
従来の技術 従来、この種の記録ペンは、実開昭57−73623号公報に
記載されているように透明あるいは半透明の高分子材か
らなる、インク室と補償室を備えており、インク室から
インク導通穴、補償室を介し記録芯にインクを導き記録
出来きるように構成されている。
記載されているように透明あるいは半透明の高分子材か
らなる、インク室と補償室を備えており、インク室から
インク導通穴、補償室を介し記録芯にインクを導き記録
出来きるように構成されている。
次に上記従来例の動作について説明する。第3図におい
て、透明または半透明の高分子材で成形された容器1の
インク室2に液体インクが注入されている。補償室3に
は板状の吸液材6と綿状繊維の部材7が入れられ記録芯
8が保持されている。補償室3の側面は縦型の溝9が設
けられ、また上部には空気穴5が設けられている。通
常、インク室1のインクは綿状繊維7に流通穴4から浸
透し、記録芯8に導びかれる。そして記録芯8が外部の
記録紙に接し移動することによって記録線を描くことが
出来る。また、容器1の周囲温度が上るとインク室2の
圧力が上昇するためインクは線状繊維7を伝わって圧力
により流れた余分なインクを板状の吸液材6により直接
吸い上げることにより急激に記録芯にインクが流れ込ま
ないようにし、さらに外部圧力とバランスを保つために
縦溝9と空気穴5により空気の流通を行なっている。
て、透明または半透明の高分子材で成形された容器1の
インク室2に液体インクが注入されている。補償室3に
は板状の吸液材6と綿状繊維の部材7が入れられ記録芯
8が保持されている。補償室3の側面は縦型の溝9が設
けられ、また上部には空気穴5が設けられている。通
常、インク室1のインクは綿状繊維7に流通穴4から浸
透し、記録芯8に導びかれる。そして記録芯8が外部の
記録紙に接し移動することによって記録線を描くことが
出来る。また、容器1の周囲温度が上るとインク室2の
圧力が上昇するためインクは線状繊維7を伝わって圧力
により流れた余分なインクを板状の吸液材6により直接
吸い上げることにより急激に記録芯にインクが流れ込ま
ないようにし、さらに外部圧力とバランスを保つために
縦溝9と空気穴5により空気の流通を行なっている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来例では、周囲温度が上昇、下降
をくり返した場合、板状の吸液材6にインクが溜り徐々
に縦型の溝9の空気流通をふさぎ、さらに上部の空気穴
5の空気穴をふさぎ、記録芯8に多量のインクが流れい
わゆるボタ落ち現象を生じるという問題があった。
をくり返した場合、板状の吸液材6にインクが溜り徐々
に縦型の溝9の空気流通をふさぎ、さらに上部の空気穴
5の空気穴をふさぎ、記録芯8に多量のインクが流れい
わゆるボタ落ち現象を生じるという問題があった。
本発明はこのような従来の問題を解決するものであり周
囲温度の急激な変化や上昇下降がくり返されても安定し
た記録線を描くことのできる優れた記録ペンを提供する
ことを目的とするものである。
囲温度の急激な変化や上昇下降がくり返されても安定し
た記録線を描くことのできる優れた記録ペンを提供する
ことを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、補償室に設けた
線状繊維の上部に板状の仕切板を具備し、その上部にあ
る一定の空間をあけて配置した板状または棒状の吸液部
材を設け、周囲温度が上昇し、インク室の圧力により線
状繊維に吸い込まれた余分なインクを仕切板上に吸い上
げ、ある一定量に溜るとその上に配置された板状または
棒状の吸液部材に保持させるようにしたものである。
線状繊維の上部に板状の仕切板を具備し、その上部にあ
る一定の空間をあけて配置した板状または棒状の吸液部
材を設け、周囲温度が上昇し、インク室の圧力により線
状繊維に吸い込まれた余分なインクを仕切板上に吸い上
げ、ある一定量に溜るとその上に配置された板状または
棒状の吸液部材に保持させるようにしたものである。
作 用 本発明は上記のような構成により次のような作用を有す
る。すなわち周囲温度が上昇するとインク室の圧力によ
り線状繊維に流れ、仕切板の周囲から余分なインクが仕
切板上に上ってくる。ある一定量のインクが溜ると板状
の吸液部板にインクが接し、毛細管現象により仕切板上
のインクが吸い上げられるため綿状繊維の周囲に空気層
が再び形成されインク室の圧力を吸収することができ
る。また仕切板はインクの過度な逆流を防止しする作用
を行ない仕切板周囲から徐々にインクを綿状繊維に戻す
作用をするためにいつも適量なインク量を記録芯に伝え
ることができる。
る。すなわち周囲温度が上昇するとインク室の圧力によ
り線状繊維に流れ、仕切板の周囲から余分なインクが仕
切板上に上ってくる。ある一定量のインクが溜ると板状
の吸液部板にインクが接し、毛細管現象により仕切板上
のインクが吸い上げられるため綿状繊維の周囲に空気層
が再び形成されインク室の圧力を吸収することができ
る。また仕切板はインクの過度な逆流を防止しする作用
を行ない仕切板周囲から徐々にインクを綿状繊維に戻す
作用をするためにいつも適量なインク量を記録芯に伝え
ることができる。
実施例 第1図a〜cは本発明の一実施例による記録ペンの正面
図および断面図である。
図および断面図である。
第1図a〜cにおいて10は板状の仕切板であり第2図に
示す上面図でわかるように仕切板10はケース周囲の空気
流通用の縦溝15と接している。補償室の周囲には仕切板
を固定する突部13が設けられ、仕切板10を保持してい
る。11は吸液部材14と仕切板10の空間であり、ケースの
周囲温度が上昇するとインク室16から綿状繊維17に伝わ
り仕切板10の空間11にインクが溜る。さらに温度が上昇
するとインクが吸液部材14に接し、毛細管現象によりイ
ンクが急激に吸い上げられ再び空間11に空気層が形成さ
れる。
示す上面図でわかるように仕切板10はケース周囲の空気
流通用の縦溝15と接している。補償室の周囲には仕切板
を固定する突部13が設けられ、仕切板10を保持してい
る。11は吸液部材14と仕切板10の空間であり、ケースの
周囲温度が上昇するとインク室16から綿状繊維17に伝わ
り仕切板10の空間11にインクが溜る。さらに温度が上昇
するとインクが吸液部材14に接し、毛細管現象によりイ
ンクが急激に吸い上げられ再び空間11に空気層が形成さ
れる。
周囲温度が下るとインク室16の圧力は低下し吸液部材14
のインクは吸液部材14の接している補償室内壁を伝わり
徐々に空気層11に戻りさらに綿状繊維17を介し流通穴18
よりインク室16へ戻る。
のインクは吸液部材14の接している補償室内壁を伝わり
徐々に空気層11に戻りさらに綿状繊維17を介し流通穴18
よりインク室16へ戻る。
上記実施例によれば仕切板11により綿状繊維17と吸液部
材の空間に於てインク室の圧力による過度なインクを吸
収するとともに空気層を再び形成することができ周囲温
度が変化しても安定した記録線を描くことができる。
材の空間に於てインク室の圧力による過度なインクを吸
収するとともに空気層を再び形成することができ周囲温
度が変化しても安定した記録線を描くことができる。
第2図は仕切板19と板状の吸液材21の間に空間20を維持
するために板状の吸液材20に切込みを入れたもので第1
図の仕切板10を固定する突部13と同等の効果を得ること
ができる。
するために板状の吸液材20に切込みを入れたもので第1
図の仕切板10を固定する突部13と同等の効果を得ること
ができる。
発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように綿状繊維と吸液
部材の間に仕切板を設け、ある一定の空間を形成すると
いう構成にしたのでインク室の圧力変化を吸収できると
いう利点を有する。
部材の間に仕切板を設け、ある一定の空間を形成すると
いう構成にしたのでインク室の圧力変化を吸収できると
いう利点を有する。
第1図a〜cは本発明の一実施例の記録ペンの正面図、
上面図,側面図第2図は板状の吸液部材の正面図、第3
図a〜cは従来例の上面図正面図側面図である。 10……仕切板、11……空気層、12……空気穴、13……突
部、14……吸液部材、15……溝、16……インク室および
インク、17……綿状繊維、18……流通穴、19……仕切
板、20……空気層、21……板状吸液材。
上面図,側面図第2図は板状の吸液部材の正面図、第3
図a〜cは従来例の上面図正面図側面図である。 10……仕切板、11……空気層、12……空気穴、13……突
部、14……吸液部材、15……溝、16……インク室および
インク、17……綿状繊維、18……流通穴、19……仕切
板、20……空気層、21……板状吸液材。
Claims (1)
- 【請求項1】上部中央に空気穴、下部中央に記録芯を有
する中空の記録ペン本体と、この記録ペン本体内に取り
付けられ、下部に流通穴を有し上記空気穴、上記記録芯
を含む補償室とインクを収納するインク室とに仕切る第
2の仕切板と、上記補償室内側面に取り付けられた複数
の溝と、上記補償室中央に取り付けられ両端上部に突部
を有する第2の仕切板と、この第2の仕切板下部に収納
された線状繊維と、上記第2の仕切板上部に収納され、
上記突部により空気層が形成され細毛現象により上記イ
ンクを吸収可能な吸収部材とを備えた記録ペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62190735A JPH0721423B2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 記録ペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62190735A JPH0721423B2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 記録ペン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6435215A JPS6435215A (en) | 1989-02-06 |
JPH0721423B2 true JPH0721423B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=16262906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62190735A Expired - Fee Related JPH0721423B2 (ja) | 1987-07-30 | 1987-07-30 | 記録ペン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721423B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4794409A (en) * | 1987-12-03 | 1988-12-27 | Hewlett-Packard Company | Ink jet pen having improved ink storage and distribution capabilities |
JP2918558B2 (ja) * | 1989-02-14 | 1999-07-12 | キヤノン株式会社 | 記録ヘッド |
US5619238A (en) | 1992-07-24 | 1997-04-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of making replaceable ink cartridge |
CA2100977C (en) | 1992-07-24 | 2000-02-08 | Noribumi Koitabashi | Ink container, ink and ink jet recording apparatus using ink container |
JP2683187B2 (ja) * | 1992-07-24 | 1997-11-26 | キヤノン株式会社 | 液体収納容器 |
DE69431168T2 (de) | 1993-05-13 | 2003-01-02 | Canon K.K., Tokio/Tokyo | Tintenbehälter, Druckkopfkassette und Tintenstrahldrucker |
JP3229092B2 (ja) * | 1993-11-09 | 2001-11-12 | キヤノン株式会社 | インクカートリッジ |
US6136183A (en) * | 1997-04-24 | 2000-10-24 | Denso Corporation | Relief valve for filter device |
JP2010053920A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Honda Motor Co Ltd | ナット |
JP6597480B2 (ja) | 2016-05-24 | 2019-10-30 | 株式会社豊田自動織機 | バスバー組付構造及び電池モジュール |
-
1987
- 1987-07-30 JP JP62190735A patent/JPH0721423B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6435215A (en) | 1989-02-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |