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JPH0720229Y2 - 水洗便器の脱臭装置 - Google Patents

水洗便器の脱臭装置

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Publication number
JPH0720229Y2
JPH0720229Y2 JP2393490U JP2393490U JPH0720229Y2 JP H0720229 Y2 JPH0720229 Y2 JP H0720229Y2 JP 2393490 U JP2393490 U JP 2393490U JP 2393490 U JP2393490 U JP 2393490U JP H0720229 Y2 JPH0720229 Y2 JP H0720229Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
toilet
odor
outlet
air
Prior art date
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JP2393490U
Other languages
English (en)
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JPH03115183U (ja
Inventor
秀運 馬場
Original Assignee
大同ほくさん株式会社
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Publication date
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Publication of JPH03115183U publication Critical patent/JPH03115183U/ja
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、排便行為によって生じた臭気を脱臭するよう
にした水洗便器の脱臭装置に関する。
《従来の技術》 これまで知られている脱臭装置としては、便器に直接取
り付けるようにしたタイプのものがあり、これには、オ
ーバーフロー管より臭気を吸引するようにしたものや、
別途に臭気補集口を設けたもの等がある。
しかし、上記の装置によるときは、排便中の人の姿勢か
らして、使用者の股間部より臭気が上昇し、同人の鼻に
つくことがあり、満足すべき結果が得られていない。
そこで、既に臭気の捕集効果を向上するため、便器内に
気流を生じさせ、この気流の流れを利用するようにした
装置も知られている。(実開昭63-176172号公報参照) しかし、この装置は、脱臭機構を持たず、かつ、吹き出
しファン及び吸引ファン等の複数の送風ファンも必要に
なることと、さらに便室外部に排気ダクトを設置しなけ
ればならず、機構が複雑化し、しかも臭気を外部へ放散
してしまうこととなる。
さらに、脱臭機構を具備したものにあっても、それは吸
着タイプのものが採択されているためその脱臭能力は長
期的にはもちろん短期的にも充分なものでなく、このた
め残臭成分を芳香剤等によりマスキングする方法がとら
れている。
しかし、マスキングによる方法では、排便による悪臭と
芳香剤による臭いが混合され、不快な臭いになる恐れが
ある一方、衣服等に芳香剤の臭いが付着し、排便後、便
室外へ出た際、その臭いが感じられる場合が少なくな
く、このような衣服等への移り香を嫌う人も少なくな
い。
そこで、本願人は上記の難点に鑑み、便器内にエアーフ
ローを形成することによって、排便時の臭気を便器内に
て補集するだけでなく、オゾンを用いることにより、悪
臭成分の分解、脱臭を行なうようにすることで、便室内
に臭気が拡散するのはもとより、外部への臭気放散をも
防止し得るようにした水洗便器の脱臭装置を別途提案し
た。
《考案が解決しようとする課題》 本考案は上記脱臭装置の改良に関し、便器本体上部の機
器収納部と便座とに、吸い込み通路と吹き出し通路とを
形成し、便器本体上に便座を倒しての使用時にあっては
当該両通路が連通状態となるように機器収納部と便座に
空気吹き出し口と空気吸い込み口を対向して開口するこ
とで、便座を起立した小便時や清掃時等において、上記
吹き出し口及び吸い込み口から機器収納部や便座内部へ
の小便、清掃用水等の侵入を防止し得るようにするの
が、その目的である。
《課題を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するために、便器本体上部に
おける機器収納部と便座とに、便器本体内の空気、臭気
を吸い込み、これを便器本体内へ吹き出すための吸い込
み通路と吹き出し通路とを形成し、前記吸い込み通路に
は空気、臭気を吸、排気するファンと、悪臭を分解、脱
臭するオゾン発生部と、過剰オゾンの分解、オゾン反応
促進、残臭成分の吸着等の機能を有する触媒を各々配設
し、前記吸い込み通路の空気吹き出し口を下向きに開口
する一方、前記吹き出し通路の便座吸い込み口は上向き
に、かつ、上記吹き出し口と上下方向に対向して開口さ
れ、かつ前記便座の倒立回動により前記吹き出し口と便
座吸い込み口とが、相互に夫々連通そして離断自在なる
よう配設されてなる水洗便器の脱臭装置を提供しようと
するものである。
《作用》 排便に際し便座を便器本体上に倒すと、吹き出し口に対
して便座吸い込み口が対向して連接状態となることで、
機器収納部の吸い込み通路と便座の吹き出し通路が連通
となる。
この状態にて使用者が便座に着座し、ファンを始動する
と、当該使用者の直下近傍における機器収納部の吸い込
み口から便器本体内の空気とともに、排便時に生じる臭
気が上記ファンによって吸い込み通路に吸引され、オゾ
ン発生部へ導入される。
従って、オゾン発生部にて発生するオゾンの持つ強力な
酸化作用によって、悪臭成分の分解、脱臭が行なわれ
る。
次いで、触媒が、オゾンの悪臭成分の分解作用を促進す
ると共に、過剰オゾンの分解、残臭成分の吸着等を行な
う。
脱臭後の空気は、吹き出し口、便座吸い込み口から便座
の吹き出し通路に送気され、該吹き出し通路を通って、
その吹き出し口から便器本体内、吸い込み通路の吸い込
み口側へと吹き出され、これにより便器本体内には空気
の流れによってエアーカーテンがほぼ水平状態に作り出
される。
従って、便器本体内の臭気は、ほとんどが外部へ漏れる
ことなく補集され、吸い込み口より吸い込み通路に吸引
される。
以上のようにして脱臭作用が連続して行なわれること
で、便室内に臭気が拡散することはなくなり、事業者の
臭気による不快感及び後から使用する人に対して前使用
者の残臭気により不快感を与えることもなくなる。
便座を起立させると、機器収納部側の吹き出し口に対し
て便座吸い込み口は遠ざかり、当該吹き出し口と吸い込
み口との連通状態は遮断される。
この状態においては、機器収納部側の吹き出し口は下向
きに開口しており、便座吸い込み口は、上記吹き出し口
の前方部にあって、後方へ向け開口することとなるの
で、便座を起立して小便、または便器の清掃等を行う場
合、上記吹き出し口及び便座吸い込み口に小便や清掃用
水等が侵入しないこととなる。
《実施例》 以下、本考案を図示の実施例について説明する。
第1図ないし第3図に示したように、便器本体1の上部
にあって、その後部側には横長箱形状の機器収納部2が
配設され、かつ前部には便座3が、回動により倒立自在
なるよう支軸4,4により枢着させてある。
機器収納部2内には、便器本体1内における空気、臭気
の吸い込み通路5が、形成されている。
この吸い込み通路5は、その一端が機器収納部2の前壁
2aにおける略中央部下方にあって、排便者着座時の直下
近傍位置に設けた下向きの吸い込み口6にて開口されて
いるとともに、他端は同上前壁2aの一側部にあって下向
きに設けた吹き出し口7にて開口されている。
一方、便座3には、上記吸い込み通路5に吸い込んだ空
気を便器本体1内へ吹き出す為の吹き出し通路8が形成
されている。
この吹き出し通路8は、その一端が、上記吸い込み通路
5の吹き出し口7に対向するよう上向きに設けた便座吸
い込み口9にて開口されているとともに、他端は、便座
3の前部(各図において右側部)にあって、便器本体1
内へ向けて設けられた便座吹き出し口10に開口されてい
る。
即ち、上記吹き出し通路8の便座吸い込み口9は、機器
収納部2の頂壁2b前端から前方下側へ弯曲して延設の被
い板11と、その両側にあって前壁2aから突設した左右の
側板12,12とにより下向きに開口され、第3図のように
便座3を起立した状態において、小便や清掃用水等が機
器収納部2内部に侵入し難いようになっている。
また、便座吸い込み口9は、便座3が支軸4,4を中心と
して回動され、第2図のように便器本体1上に重積状態
となるよう倒された便座使用状態になると、機器収納部
2の吹き出し口7と当該吸い込み口9が連結されるので
あり、この際気密な連絡とするために、吹き出し口7、
便座吸い込み口9の何れか一方、または双方の開口縁に
図示しないパッキング等を装着させるのがよく、便座3
を、その使用状態から回動し、第3図のように起立させ
た便座不使用状態としたとき、上記吹き出し口7の前方
下側に位置して、後方向(機器収納部側へ開口し、小便
や清掃用水等がここから、侵入し難いように当該便座3
の上壁3aにあって上向きに開口されている。
さらに、上記機器収納部2内即ち吸い込み通路5には、
その吸い込み口6側から吹き出し口7側へ向けて順次、
便器本体1内の空気、臭気を吸、排気するためのファン
13と、図示しない便座スイッチを介して電源に接続され
ているファン駆動用モータ14と、オゾン発生部15、そし
て触媒16が配設されている。
上記ファン駆動用モータ14への通電と、これを遮断する
ためのスイッチ機構としては、図示しない着座スイッ
チ、またはON、OFFの切換えスイッチを使用することが
できる。
着座スイッチは、使用者が便座3に着座することでONと
なり、離座することでOFFとなるよう便器本体1または
便座3に適宜配置すればよく、切換えスイッチは、便器
本体1もしくは機器収納部2その他適所に配置すればよ
い。
上記オゾン発生部15は、オゾンを発生するための図示し
ない電極と、該電極に電圧を印加する図示しない電源部
とにより構成されており、電極に高電圧が印加した際の
放電によりオゾンを発生させ、それの持つ強力な酸化作
用によって悪臭成分を分解、脱臭を行なう。
また、触媒16としては、オゾンの悪臭成分の分解作用の
促進をはかり、過剰オゾンの分解、残臭成分の吸着等を
行なう機能を有するものが使用される。
このように構成される脱臭装置を使用すれば、第4図の
フローチャートの如く、ファン13により便器本体1内の
空気、臭気が吸い込み口6から吸い込み通路5へ吸引さ
れると、オゾン発生部15及び触媒16にて悪臭成分が分
解、脱臭され、脱臭後の空気は吹き出し口7、吸い込み
口9及び吹き出し通路8を通り、その吹き出し口10から
便器本体1内へ吹き出され、再び吸い込み口6から吸い
込み通路5に吸気されるので、便器本体1内の上部に
は、第1図に矢印で示したような気流aが生じ、この気
流aによってエアーカーテンが作り出され、これにより
排便時に生じる臭気や残臭気が便器本体1内から上昇し
て外部へ漏れるのを防止する。
第2図、第3図において、17は便座ヒーターで、便座3
の吹き出し通路8内に配置されており、該便座ヒーター
17にて便座3及び吹き出し通路8内を送気される空気が
暖められる。
また、第1図において18は便座ヒーター17の電源で、機
器収納部2に内装されている。
《考案の効果》 本考案は、以上説明したように構成されているので、こ
れまで不完全であった便室の脱臭、無臭化が実現され得
ることとなり、使用者及び周辺の人々に不快感を与える
ことのない快適な便室空間を作ることができるととも
に、吸い込み通路と吹き出し通路を連通する機器収納部
側の吹き出し口は下向きに形成されており、一方便座に
は上記吹き出し口と対向して便座吸い込み口が上向きに
形成させてあるものの、便座吸い込み口は、便座の回動
起立により後方向に開口することとなり、しかも、便座
の後部壁により機器収納部の吹き出し口が、その前側を
被われることとなるから、用便時や便器清掃に際し小便
や清掃用水等が機器収納部や便座内部に侵入するのを防
止でき、従って、構成部品の腐蝕や電気系統の絶縁不良
等による故障も生ぜず長期の使用に耐え得ることとな
る。
また、吹き出し口は下向きに、便座吸い込み口は上向き
にて、相互に対向して形成するだけであるから、構造も
簡潔で安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水洗便器の脱臭装置を示す一実施
例の平面図、第2図は第1図におけるII-II線矢視断面
図、第3図は第2図と同一態様において便座を起立した
状態を示す断面図、第4図は同脱臭装置における脱臭作
用のフローチャートである。 1……便器本体 2……機器収納部 3……便座 5……吸い込み通路 7……吹き出し口 8……吹き出し通路 9……便座吸い込み口 13……ファン 15……オゾン発生部 16……触媒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器本体上部における機器収納部と便座と
    に、便器本体内の空気、臭気を吸い込み、これを便器本
    体内へ吹き出すための吸い込み通路と吹き出し通路とを
    形成し、前記吸い込み通路には空気、臭気を吸、排気す
    るファンと、悪臭を分解、脱臭するオゾン発生部と、過
    剰オゾンの分解、オゾン反応促進、残臭成分の吸着等の
    機能を有する触媒を各々配設し、前記吸い込み通路の空
    気吹き出し口を下向きに開口する一方、前記吹き出し通
    路の便座吸い込み口は上向きに、かつ、上記吹き出し口
    と上下方向に対向して開口され、かつ前記便座の倒立回
    動により前記吹き出し口と便座吸い込み口とが、相互に
    夫々連通そして離断自在なるよう配設されてなる水洗便
    器の脱臭装置。
JP2393490U 1990-03-09 1990-03-09 水洗便器の脱臭装置 Expired - Fee Related JPH0720229Y2 (ja)

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