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JPH07185726A - 厚肉化プレス加工方法 - Google Patents

厚肉化プレス加工方法

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JPH07185726A
JPH07185726A JP33069693A JP33069693A JPH07185726A JP H07185726 A JPH07185726 A JP H07185726A JP 33069693 A JP33069693 A JP 33069693A JP 33069693 A JP33069693 A JP 33069693A JP H07185726 A JPH07185726 A JP H07185726A
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JP
Japan
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cylindrical portion
thickening
cylindrical part
press
cup
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Application number
JP33069693A
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English (en)
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JP3281471B2 (ja
Inventor
Haruo Tanaka
治雄 田中
Toshiki Takeda
俊樹 武田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カップ状部材の円筒部の厚肉化を確実かつ効率
的に行うとともに、構造が容易に簡素化することを可能
にする。 【構成】円筒部Sの開放端部S2 が据込みポンチ26に
当接する一方、この円筒部Sの外周端部S1 側が上ダイ
34の突起部36に当接した状態で、前記据込みポンチ
26が該円筒部Sを軸方向に押圧する。従って、円筒部
Sは、空間P内に塑性流動して円滑に厚肉化されるとと
もに、この円筒部Sに巻き込みによるヒケや座屈等が発
生することを確実に阻止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カップ状部材の周端部
に設けられた円筒部を厚肉化するための厚肉化プレス加
工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ベルト式無断変速機に使用され
るピストン(カップ状部材)では、シリンダ内周面との
摺接部位にOリングを装着するために、この摺接部位に
対応する円筒部がカップ状本体部よりも肉厚に構成され
ている。このため、従来より、この種のカップ状部材の
円筒部を厚肉化するための方法や装置が種々提案されて
おり、座屈やヒケ等の無い良好な状態で厚肉化すること
を可能にすべく、例えば、特開昭56−41020号公
報(以下、従来例1という)や特公平5−55208号
公報(以下、従来例2という)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
例1では、折曲工程で形成された板材の内側角部に、角
部に沿って滑らかな曲面により形成される突起を備えた
押型の角部をあてがう必要がある。しかしながら、この
突起を備えた押型は、形状が相当に複雑化してしまい、
該押型の製造に多くの工程がかかるとともに、その製造
費が高騰するという不具合が生じる。
【0004】また、上記の従来例2では、ブランクのリ
ング状縁部を圧縮する据込みポンチの先端面が外周面よ
り内周面が後退する内テーパ状の傾斜面であるため、前
記リング状縁部の端面にこの傾斜面に対応して斜面部が
形成されてしまう。従って、厚肉化処理後に、前記傾斜
面を平坦化させるための加工工程が必要となり、製品の
コストが上がるという問題が指摘されている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、カップ状部材の円筒部の厚肉化を確実かつ
効率的に行うことができるとともに、加工装置の構造を
容易に簡素化することが可能な厚肉化プレス加工方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、カップ状部材の周端部を折り曲げて前記
カップ状部材の本体部と同軸的に設けられた円筒部に対
し、プレス加工を施して該円筒部を厚肉化するための厚
肉化プレス加工方法であって、前記円筒部の折曲部位の
外周端縁側を拘束した状態で、前記円筒部の前記折曲部
位とは反対側の開放端部を前記軸方向に押圧することに
より、該円筒部を厚肉化することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係る厚肉化プレス加工方法では、カッ
プ状部材の周端部を折り曲げて設けられた円筒部の開放
端部が軸方向に押圧される際、この円筒部の折曲部位の
外周端縁側が拘束されている。このため、円筒部は、軸
方向への塑性流動が阻止されて厚肉化加工が円滑に行わ
れるとともに、前記円筒部の折曲部位外周端縁側が拘束
されて該円筒部に座屈やヒケ等が発生することを確実か
つ容易に防止することができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る厚肉化プレス加工方法について
これを実施するための装置との関連で実施例を挙げ、添
付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0009】図1において、参照数字10は、本実施例
に係る厚肉化プレス加工方法を実施するためのプレス成
形装置を示す。このプレス成形装置10により厚肉化プ
レス加工が施されるワークWは、カップ状部材であり、
図2に示すように、所定の肉厚を有する本体部Hと周端
部を折り曲げて前記本体部Hと同軸的に設けられた円筒
部Sとから一体的に構成されており、この円筒部Sが厚
肉化される。円筒部Sの折曲部位の外周端部S1 と開放
端部S2 の間には、後加工によってOリングを装着する
ための周溝Fが形成される。
【0010】図1に示すように、プレス成形装置10
は、下部シュー12と上部シュー14とを備え、この下
部シュー12とこの上部シュー14がガイドポスト16
およびブシュ18に案内されて相対的に進退自在に構成
される。
【0011】下部シュー12には、押えポンチ20が固
着され、この押えポンチ20の外周段部にブランクホル
ダ22が載置される。ブランクホルダ22は、押圧ピン
24に係合するとともに、このブランクホルダ22上に
据込みポンチ26が載置される。この据込みポンチ26
の先端面は、ワークWの円筒部Sの開放端部S2 に係合
する。押えポンチ20の内部には、ノックアウト28が
スプリング30を介して昇降自在に配設される。
【0012】上部シュー14には、ダイホルダ32を介
して上ダイ34が装着され、この上ダイ34の内周面に
ワークWの円筒部Sの外周端部S1 側を押圧するための
突起部36が形成される。この突起部36の角部には円
弧面36aが形成されている(図3乃至5参照)。上ダ
イ34の内周面と据込みポンチ26と押えポンチ20の
外周面との間には、ワークWの円筒部Sを厚肉化するた
めの空間Pが形成される(図3参照)。
【0013】ダイホルダ32の内部に、パッド38がス
プリング40を介して昇降自在に支持されるとともに、
このパッド38の内部には、上部シュー14に固着され
たポンチ42が配設される。
【0014】このように構成されるプレス成形装置10
を使用して、本実施例に係る厚肉化プレス加工方法を実
施する手順について以下に説明する。
【0015】まず、下部シュー12と上部シュー14と
が型開きされた状態で、ワークWの円筒部Sの開放端部
2 が据込みポンチ26の先端部に載置される。そこ
で、下部シュー12と上部シュー14とが相対的に近接
する方向に変位すると、パッド38がワークWのフラン
ジ部分を押圧保持するとともに、上ダイ34の突起部3
6がこのワークWの円筒部Sの外周端部S1 側に係合す
る(図3参照)。
【0016】この状態で、円筒部Sの開放端部S2 が据
込みポンチ26に当接する一方、この円筒部Sの外周端
部S1 側が上ダイ34の突起部36の円弧面36aに当
接している。このため、下部シュー12と上部シュー1
4とがさらに相対的に近接変位すると、据込みポンチ2
6の押圧力が付与されている円筒部Sは、軸方向(矢印
A方向)への塑性流動が阻止されて空間P内で半径方向
(矢印B方向)外方に塑性流動を生じる(図4参照)。
【0017】そして、図5に示すように型締めされた状
態では、ワークWの円筒部Sが空間P内に圧縮充填され
て厚肉化処理が終了する。次に、型開きされることによ
り、ノックアウト28がスプリング30の弾初力を介し
て上昇し、厚肉化処理終了後のワークWが離型される。
【0018】この場合、本実施例では、円筒部Sの開放
端部S2 が据込みポンチ26に当接する一方、この円筒
部Sの外周端部S1 側が上ダイ34の突起部36の円弧
面36aに当接した状態で、前記据込みポンチ26が該
円筒部Sを軸方向(矢印A方向)に押圧している。従っ
て、円筒部Sは、上ダイ34と据込みポンチ26と押え
ポンチ20との間に形成された空間P内に塑性流動して
円滑に厚肉化されるとともに、特に、図4に示すよう
に、円筒部Sの外周端部S1 側に係合する上ダイ34の
突起部36の押圧作用下にこの円筒部Sに巻き込みによ
るヒケや座屈等が発生することを確実に阻止することが
できるという効果が得られる。これによって、簡単な構
成からなるプレス成形装置10を使用してワークWの円
筒部Sの厚肉化処理を高精度かつ効率的に行うことが可
能になるという利点が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る厚肉化プレ
ス加工方法によれば、以下の効果乃至利点が得られる。
【0020】カップ状部材の周端部を折り曲げて設けら
れた円筒部の開放端部が軸方向に押圧される際、この円
筒部の折曲部位の外周端縁側が拘束されている。このた
め、円筒部は、軸方向への塑性流動が阻止されて厚肉化
加工が円滑に行われるとともに、前記円筒部の折曲部位
外周端縁側が拘束されることによって該円筒部に座屈や
ヒケ等が発生することを確実かつ容易に防止することが
できる。従って、簡単な構成からなるプレス加工装置に
より、高精度かつ効率的な厚肉化処理が遂行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る厚肉化プレス加工方法を実施する
ためのプレス加工装置の概略縦断面図である。
【図2】前記厚肉化プレス加工方法により厚肉化処理さ
れるカップ状部材であるワークの縦断説明図である。
【図3】前記プレス加工装置によりワークの加工が開始
された状態の一部説明図である。
【図4】前記プレス加工装置によりワークの加工途上の
状態の一部説明図である。
【図5】前記プレス加工装置によりワークの加工が終了
した状態の一部説明図である。
【符号の簡単な説明】
10…プレス加工装置 12…下部シュ
ー 14…上部シュー 20…押えポン
チ 26…据込みポンチ 34…上ダイ 36…突起部 38…パッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カップ状部材の周端部を折り曲げて前記カ
    ップ状部材の本体部と同軸的に設けられた円筒部に対
    し、プレス加工を施して該円筒部を厚肉化するための厚
    肉化プレス加工方法であって、 前記円筒部の折曲部位の外周端縁側を拘束した状態で、
    前記円筒部の前記折曲部位とは反対側の開放端部を前記
    軸方向に押圧することにより、該円筒部を厚肉化するこ
    とを特徴とする厚肉化プレス加工方法。
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