JPH07123706A - Dc/dcコンバータ - Google Patents
Dc/dcコンバータInfo
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- JPH07123706A JPH07123706A JP28727793A JP28727793A JPH07123706A JP H07123706 A JPH07123706 A JP H07123706A JP 28727793 A JP28727793 A JP 28727793A JP 28727793 A JP28727793 A JP 28727793A JP H07123706 A JPH07123706 A JP H07123706A
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- coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所定の出力電圧や出力電流を確保しつつ、ス
イッチング手段の破壊や劣化を防ぐ。 【構成】 電源電圧を検出する電源電圧検出手段10
と、該電源電圧検出手段にて検出された電源電圧に応じ
てスイッチング手段5,16のオン,オフの周波数を変
える周波数切換手段14とを設け、DC/DCコンバー
タの動作開始時の電源電源電圧に基づいて、スイッチン
グ手段のオン,オフ、つまりDC/DCコンバータのオ
ン,オフの周波数を切り換えるようにしている。
イッチング手段の破壊や劣化を防ぐ。 【構成】 電源電圧を検出する電源電圧検出手段10
と、該電源電圧検出手段にて検出された電源電圧に応じ
てスイッチング手段5,16のオン,オフの周波数を変
える周波数切換手段14とを設け、DC/DCコンバー
タの動作開始時の電源電源電圧に基づいて、スイッチン
グ手段のオン,オフ、つまりDC/DCコンバータのオ
ン,オフの周波数を切り換えるようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池等の直流電源の電
圧を所定の電圧まで昇降圧して出力するDC/DCコン
バータの改良に関するものである。
圧を所定の電圧まで昇降圧して出力するDC/DCコン
バータの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、DC/DCコンバータは電池
あるいは直流電源が投載されているシステムにおいて広
く使用されている。この種のDC/DCコンバータの例
を図19に示す。
あるいは直流電源が投載されているシステムにおいて広
く使用されている。この種のDC/DCコンバータの例
を図19に示す。
【0003】図19において、1は電源であるところの
電池、2は電池1に接続され所定のインダクタンスを有
するコイル、3はコイル2の一端に接続された逆流防止
用ダイオード、4はダイオード3のアノード側に接続さ
れたDC/DCコンバータの出力コンデンサ、5はコイ
ル2をオン/オフさせる為のスイッチングトランジス
タ、6はスイッチングトランジスタ5に流れる電流を検
出する電流検出用抵抗、7はダイオード3のアノード及
びコンデンサ4に接続され、出力電圧を平滑するフィル
タ回路である。
電池、2は電池1に接続され所定のインダクタンスを有
するコイル、3はコイル2の一端に接続された逆流防止
用ダイオード、4はダイオード3のアノード側に接続さ
れたDC/DCコンバータの出力コンデンサ、5はコイ
ル2をオン/オフさせる為のスイッチングトランジス
タ、6はスイッチングトランジスタ5に流れる電流を検
出する電流検出用抵抗、7はダイオード3のアノード及
びコンデンサ4に接続され、出力電圧を平滑するフィル
タ回路である。
【0004】8は前記フィルタ回路7の出力電圧VOUT
を検出する出力電圧検出回路であり、ここから出力され
る電圧は前記出力電圧VOUT が低い時に高くなり、該出
力電圧VOUT が高くなると低くなるようになっている。
9は出力電圧検出回路8からの電圧と電流検出用抵抗6
の電圧とを比較し、両者が反転することにより(前者の
電圧が後者の電圧よりも低くなることにより)ハイレベ
ルの信号(比較信号)を出力する比較回路、11は後述
の操作スイッチ12のオン/オフを検出して発振回路1
3を駆動したり停止したりする制御回路、12はDC/
DCコンバータ起動用の操作スイッチ、20は前記発振
回路13からの信号を分周する分周回路、15は前記ス
イッチングトランジスタ15をオンさせる最大デューテ
ィを設定する最大デューティ設定回路、16は前記最大
デューティ設定回路15からの信号入力によりスイッチ
ングトランジスタ15をオンさせ、その後最大デューテ
ィ時間が経過するか、あるいは、前記比較回路9から信
号が入力することにより、該スイッチングトランジスタ
15をオフにする駆動回路である。
を検出する出力電圧検出回路であり、ここから出力され
る電圧は前記出力電圧VOUT が低い時に高くなり、該出
力電圧VOUT が高くなると低くなるようになっている。
9は出力電圧検出回路8からの電圧と電流検出用抵抗6
の電圧とを比較し、両者が反転することにより(前者の
電圧が後者の電圧よりも低くなることにより)ハイレベ
ルの信号(比較信号)を出力する比較回路、11は後述
の操作スイッチ12のオン/オフを検出して発振回路1
3を駆動したり停止したりする制御回路、12はDC/
DCコンバータ起動用の操作スイッチ、20は前記発振
回路13からの信号を分周する分周回路、15は前記ス
イッチングトランジスタ15をオンさせる最大デューテ
ィを設定する最大デューティ設定回路、16は前記最大
デューティ設定回路15からの信号入力によりスイッチ
ングトランジスタ15をオンさせ、その後最大デューテ
ィ時間が経過するか、あるいは、前記比較回路9から信
号が入力することにより、該スイッチングトランジスタ
15をオフにする駆動回路である。
【0005】上記構成において、スイッチングトランジ
スタ15のオン時のDC/DCコンバータの出力電圧V
OUT は出力電圧検出回路8にて検出される。比較回路9
は、この出力電圧検出回路8にて検出された出力電圧V
OUT に相関する電圧とコイル電流に相当した電流値を電
流検出用抵抗6にて変換される電圧とを比較し、両者が
反転する事により駆動回路16に信号を送る。駆動回路
16はこの信号を受けることにより、スイッチングトラ
ンジスタ5をオフさせる。
スタ15のオン時のDC/DCコンバータの出力電圧V
OUT は出力電圧検出回路8にて検出される。比較回路9
は、この出力電圧検出回路8にて検出された出力電圧V
OUT に相関する電圧とコイル電流に相当した電流値を電
流検出用抵抗6にて変換される電圧とを比較し、両者が
反転する事により駆動回路16に信号を送る。駆動回路
16はこの信号を受けることにより、スイッチングトラ
ンジスタ5をオフさせる。
【0006】上記動作が何度か繰り返されると、出力電
圧VOUT は徐々に上昇していき、所定の電圧値に達す
る。
圧VOUT は徐々に上昇していき、所定の電圧値に達す
る。
【0007】この様に構成されたDC/DCコンバータ
では、スイッチング電流を直接検出して制御するという
方式をとっている為に、最大突入電流を規制し易く、且
つスイッチングトランジスタ5のオン,オフのデューテ
ィの分解能は事実上無限大(ノイズレベル)である為に
リップル等にも優れ、非常に便利なものである。
では、スイッチング電流を直接検出して制御するという
方式をとっている為に、最大突入電流を規制し易く、且
つスイッチングトランジスタ5のオン,オフのデューテ
ィの分解能は事実上無限大(ノイズレベル)である為に
リップル等にも優れ、非常に便利なものである。
【0008】この様なDC/DCコンバータにおいて、
電源は携帯性に便利な電池である場合が多く、また最近
の傾向として、小型,軽量の為に低電圧にて所定の出力
電圧,出力電流をとれるようにする必要があった。
電源は携帯性に便利な電池である場合が多く、また最近
の傾向として、小型,軽量の為に低電圧にて所定の出力
電圧,出力電流をとれるようにする必要があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、低電圧にて所定の出力電圧,出力電流をとれ
る様になっている為に、電池1を交換した際、あるい
は、出力電圧VOUT が0VからDC/DCコンバータを
起動した際には、定常時の出力電流を供給する為に流す
突入電流よりもはるかに大きな突入電流が、該出力電圧
VOUT が所定電圧に安定するまで、電池1,コイル2,
スイッチングトランジスタ5,電流検出用抵抗6に流れ
続け、電気部品を破壊してしまうことがしばしばあっ
た。特にコイル2は所定値以上の電流が流れると磁気飽
和を起し、インダクタンス成分が「0」に近くなるの
で、事実上電源ショートと同等の現象になり、スイッチ
ングトランジスタ5が破壊されたり、劣化してしまった
りしていた。
来例では、低電圧にて所定の出力電圧,出力電流をとれ
る様になっている為に、電池1を交換した際、あるい
は、出力電圧VOUT が0VからDC/DCコンバータを
起動した際には、定常時の出力電流を供給する為に流す
突入電流よりもはるかに大きな突入電流が、該出力電圧
VOUT が所定電圧に安定するまで、電池1,コイル2,
スイッチングトランジスタ5,電流検出用抵抗6に流れ
続け、電気部品を破壊してしまうことがしばしばあっ
た。特にコイル2は所定値以上の電流が流れると磁気飽
和を起し、インダクタンス成分が「0」に近くなるの
で、事実上電源ショートと同等の現象になり、スイッチ
ングトランジスタ5が破壊されたり、劣化してしまった
りしていた。
【0010】これを回避する為に、0V時に突入電流を
抑えるように出力電圧検出回路8を設定すると、前記低
電圧にて所定出力電圧で所定出力電流がとれなくなった
り、また、定常状態になった後で出力側に負荷変動があ
ると、出力電圧が大幅に変化してしまうという問題点が
あった。
抑えるように出力電圧検出回路8を設定すると、前記低
電圧にて所定出力電圧で所定出力電流がとれなくなった
り、また、定常状態になった後で出力側に負荷変動があ
ると、出力電圧が大幅に変化してしまうという問題点が
あった。
【0011】(発明の目的)本発明の目的は、所定の出
力電圧や出力電流を確保しつつ、スイッチング手段の破
壊や劣化を防ぐことのできるDC/DCコンバータを提
供することである。
力電圧や出力電流を確保しつつ、スイッチング手段の破
壊や劣化を防ぐことのできるDC/DCコンバータを提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、出力電圧検出
手段にて検出された電圧を所定電圧になるようにスイッ
チング手段を駆動する制御手段内に、電源電圧を検出す
る電源電圧検出手段と、該電源電圧検出手段にて検出さ
れた電源電圧に基づいて前記スイッチング手段のオン,
オフの周波数を変える周波数切換手段とを設け、また、
電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、該電源電圧検
出手段にて検出された電源電圧に基づいて前記スイッチ
ング手段のオン,オフの最大デューティを変える最大デ
ューティ設定手段とを設け、また、電源電圧を検出する
電源電圧検出手段と、該電源電圧検出手段の出力に基づ
いて前記出力電圧検出手段にて検出される出力電圧に相
関した電圧に補正をかけ、この補正された電圧と前記コ
イル電流に相当した電圧に応じて前記スイッチング手段
を制御するスイッチング制御手段とを設け、DC/DC
コンバータの動作時の電源電圧に基づいて、スイッチン
グ手段のオン,オフ、つまりDC/DCコンバータのオ
ン,オフの周波数、あるいは、オンさせておく最大デュ
ーティを切り換えたり、出力電圧に相関した電圧に補正
をかけるようにしている。
手段にて検出された電圧を所定電圧になるようにスイッ
チング手段を駆動する制御手段内に、電源電圧を検出す
る電源電圧検出手段と、該電源電圧検出手段にて検出さ
れた電源電圧に基づいて前記スイッチング手段のオン,
オフの周波数を変える周波数切換手段とを設け、また、
電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、該電源電圧検
出手段にて検出された電源電圧に基づいて前記スイッチ
ング手段のオン,オフの最大デューティを変える最大デ
ューティ設定手段とを設け、また、電源電圧を検出する
電源電圧検出手段と、該電源電圧検出手段の出力に基づ
いて前記出力電圧検出手段にて検出される出力電圧に相
関した電圧に補正をかけ、この補正された電圧と前記コ
イル電流に相当した電圧に応じて前記スイッチング手段
を制御するスイッチング制御手段とを設け、DC/DC
コンバータの動作時の電源電圧に基づいて、スイッチン
グ手段のオン,オフ、つまりDC/DCコンバータのオ
ン,オフの周波数、あるいは、オンさせておく最大デュ
ーティを切り換えたり、出力電圧に相関した電圧に補正
をかけるようにしている。
【0013】また、本発明は、出力電圧検出手段にて検
出された電圧を所定電圧になるようにスイッチング手段
を駆動する制御手段内に、このDC/DCコンバータの
動作開始に連動して計時動作を開始するカウント手段
と、該カウント手段の出力に応じて前記スイッチング手
段のオン,オフの周波数を変える周波数切換手段とを設
け、また、このDC/DCコンバータの動作開始に連動
して計時動作を開始するカウント手段と、該カウント手
段の出力に応じて前記スイッチング手段のオン,オフの
最大デューティを変える最大デューティ設定手段とを設
け、また、このDC/DCコンバータの動作開始に連動
して計時動作を開始するカウント手段と、該カウント手
段の出力に応じて前記出力電圧検出手段にて検出される
出力電圧に相関した電圧に補正をかけ、この補正された
電圧と前記コイル電流に相当した電圧に応じて前記スイ
ッチング手段を制御するスイッチング制御手段とを設
け、例えばDC/DCコンバータの動作開始の後、出力
電圧が安定するまでの間(所定電圧に達するまでの間)
をカウントするカウント手段の出力に基づいて、スイッ
チング手段のオン,オフ、つまりDC/DCコンバータ
のオン,オフの周波数、あるいは、オンさせておく最大
デューティを切り換えたり、出力電圧に相関した電圧に
補正をかけるようにしている。
出された電圧を所定電圧になるようにスイッチング手段
を駆動する制御手段内に、このDC/DCコンバータの
動作開始に連動して計時動作を開始するカウント手段
と、該カウント手段の出力に応じて前記スイッチング手
段のオン,オフの周波数を変える周波数切換手段とを設
け、また、このDC/DCコンバータの動作開始に連動
して計時動作を開始するカウント手段と、該カウント手
段の出力に応じて前記スイッチング手段のオン,オフの
最大デューティを変える最大デューティ設定手段とを設
け、また、このDC/DCコンバータの動作開始に連動
して計時動作を開始するカウント手段と、該カウント手
段の出力に応じて前記出力電圧検出手段にて検出される
出力電圧に相関した電圧に補正をかけ、この補正された
電圧と前記コイル電流に相当した電圧に応じて前記スイ
ッチング手段を制御するスイッチング制御手段とを設
け、例えばDC/DCコンバータの動作開始の後、出力
電圧が安定するまでの間(所定電圧に達するまでの間)
をカウントするカウント手段の出力に基づいて、スイッ
チング手段のオン,オフ、つまりDC/DCコンバータ
のオン,オフの周波数、あるいは、オンさせておく最大
デューティを切り換えたり、出力電圧に相関した電圧に
補正をかけるようにしている。
【0014】また、本発明は、コイルへ流れる電流に相
関する電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段
からの出力が所定の電流値より大きいことを検知する検
知手段と、該検知手段による検知により、スイッチング
手段を強制的にオフにするスイッチング制御手段とを設
け、コイルへ流れる電流に相関する電流が所定の電流値
を超える場合は、スイッチング手段を強制的にオフにす
るようにしている。
関する電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段
からの出力が所定の電流値より大きいことを検知する検
知手段と、該検知手段による検知により、スイッチング
手段を強制的にオフにするスイッチング制御手段とを設
け、コイルへ流れる電流に相関する電流が所定の電流値
を超える場合は、スイッチング手段を強制的にオフにす
るようにしている。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施例におけるDC
/DCコンバータの概略構成を示すブロック図であり、
上記の図19と同じ機能を持つ部分は同一符号を付し、
その説明の大部分は省略する。
/DCコンバータの概略構成を示すブロック図であり、
上記の図19と同じ機能を持つ部分は同一符号を付し、
その説明の大部分は省略する。
【0017】図1において、10は電池1のプラス側に
接続され、電源電圧VBAT を検出する電源電圧検出回
路、14は発振回路13からのクロック信号(b)を分
周すると共に、前記電源電圧検出回路10からの出力に
応じてこの分周出力を切り換える周波数切換回路、15
は前記周波数切換回路14からの出力(c)を受けてス
イッチングトランジスタ5のオン期間,オフ期間の最大
デューティを設定する最大デューティ設定回路、16は
前記最大デューティ設定回路15及び比較回路9からの
出力(d,f)により直接スイッチングトランジスタ5
を駆動する駆動回路である。
接続され、電源電圧VBAT を検出する電源電圧検出回
路、14は発振回路13からのクロック信号(b)を分
周すると共に、前記電源電圧検出回路10からの出力に
応じてこの分周出力を切り換える周波数切換回路、15
は前記周波数切換回路14からの出力(c)を受けてス
イッチングトランジスタ5のオン期間,オフ期間の最大
デューティを設定する最大デューティ設定回路、16は
前記最大デューティ設定回路15及び比較回路9からの
出力(d,f)により直接スイッチングトランジスタ5
を駆動する駆動回路である。
【0018】この様に構成されたDC/DCコンバータ
の動作を、図2及び図3のタイミングチャートを用いな
がら説明する。
の動作を、図2及び図3のタイミングチャートを用いな
がら説明する。
【0019】初めに、電池1の電圧VBAT が比較的高い
時の動作について、図2のタイミングチャートを用いて
説明する。
時の動作について、図2のタイミングチャートを用いて
説明する。
【0020】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。それと同時に電源電圧検
出回路10は電池1の電圧VBAT を検出し、この結果を
周波数切換回路14へ信号を送る。周波数切換回路14
は前記発振回路13からのクロック信号bを分周すると
共に、前記電源電圧検出回路10からの出力によりスイ
ッチングトランジスタ5をオン,オフさせる周波数を切
換え、これを最大デューティ設定回路15に送る。今回
は電源電圧VBAT が高い為に比較的高い周波数が選ばれ
ている(図2の信号c参照)。最大デューティ設定回路
15はスイッチングトランジスタ5のオン期間,オフ期
間の最大デューティを設定し、これを信号dとして駆動
回路16に送る。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。それと同時に電源電圧検
出回路10は電池1の電圧VBAT を検出し、この結果を
周波数切換回路14へ信号を送る。周波数切換回路14
は前記発振回路13からのクロック信号bを分周すると
共に、前記電源電圧検出回路10からの出力によりスイ
ッチングトランジスタ5をオン,オフさせる周波数を切
換え、これを最大デューティ設定回路15に送る。今回
は電源電圧VBAT が高い為に比較的高い周波数が選ばれ
ている(図2の信号c参照)。最大デューティ設定回路
15はスイッチングトランジスタ5のオン期間,オフ期
間の最大デューティを設定し、これを信号dとして駆動
回路16に送る。
【0021】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)が出力される。比較回路9はこ
の値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵抗6
にて電圧値に変換した値と比較する。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)が出力される。比較回路9はこ
の値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵抗6
にて電圧値に変換した値と比較する。
【0022】ここで、DC/DCコンバータが起動され
ると、スイッチングトランジスタ5がオンし、 I=VBAT /L×tON ……………(1) で示される式に概略そって突入電流が流れる。なお、I
はコイル2、すなわちスイッチングトランジスタ5及び
電流検出用抵抗6に流れる突入電流、Lはコイル2のイ
ンダクタンス、tONはスイッチングトランジスタ5がオ
ンしている時間である。
ると、スイッチングトランジスタ5がオンし、 I=VBAT /L×tON ……………(1) で示される式に概略そって突入電流が流れる。なお、I
はコイル2、すなわちスイッチングトランジスタ5及び
電流検出用抵抗6に流れる突入電流、Lはコイル2のイ
ンダクタンス、tONはスイッチングトランジスタ5がオ
ンしている時間である。
【0023】図2では、電源電圧VBAT が比較的高い、
すなわち電圧eの傾きは急峻であるが、電源電圧検出回
路10,周波数切換回路14によりtONを短く設定し
て、突入電流がコイル2の磁気飽和電流,スイッチング
トランジスタ5の最大定格を超えることのないように設
定してある。また、出力電圧検出回路8からの出力電圧
は出力電圧VOUT がほぼ0Vな為、高い値になってお
り、コイル電流もそれに応じて大きくならなければなら
ないが、最大デューティのtON時間によりそれ以前にて
通電が打ち切られる。
すなわち電圧eの傾きは急峻であるが、電源電圧検出回
路10,周波数切換回路14によりtONを短く設定し
て、突入電流がコイル2の磁気飽和電流,スイッチング
トランジスタ5の最大定格を超えることのないように設
定してある。また、出力電圧検出回路8からの出力電圧
は出力電圧VOUT がほぼ0Vな為、高い値になってお
り、コイル電流もそれに応じて大きくならなければなら
ないが、最大デューティのtON時間によりそれ以前にて
通電が打ち切られる。
【0024】最大デューティ設定回路15よりの信号d
によりtON時間後にスイッチングトランジスタ5がオフ
されると、コイル2は電流を流そうと働き、ダイオード
3を介してコンデンサ4側に電流が流れる。すると出力
電圧VOUT は若干上昇する。
によりtON時間後にスイッチングトランジスタ5がオフ
されると、コイル2は電流を流そうと働き、ダイオード
3を介してコンデンサ4側に電流が流れる。すると出力
電圧VOUT は若干上昇する。
【0025】そして、次のサイクルに入り、スイッチン
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
【0026】上記動作が何度か繰返されると、出力電圧
VOUT は徐々に上昇していく(図2参照)。出力電圧検
出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに相関
した電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。
VOUT は徐々に上昇していく(図2参照)。出力電圧検
出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに相関
した電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。
【0027】この実施例におけるDC/DCコンバータ
は以上の様に動作し、電源電圧VBAT が高い場合には充
分な出力電圧と出力電流がとれるうえに、突入電流は抑
えられ、素子の劣化や破壊等は無くなる。
は以上の様に動作し、電源電圧VBAT が高い場合には充
分な出力電圧と出力電流がとれるうえに、突入電流は抑
えられ、素子の劣化や破壊等は無くなる。
【0028】次に、電池1の電圧VBAT が低い場合の動
作について、図3のタイミングチャートを用いて説明す
る。
作について、図3のタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0029】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。それと同時に電源電圧検
出回路10は電池1の電圧VBAT を検出し、この結果を
周波数切換回路14へ信号を送る。周波数切換回路14
は前記発振回路13からのクロック信号bを分周すると
共に、前記電源電圧検出回路10からの出力によりスイ
ッチングトランジスタ5をオン,オフさせる周波数を切
換え、これを最大デューティ設定回路15に送る。今回
は電源電圧VBAT が低い為に比較的低い周波数が選ばれ
ている(図3の信号c参照)。最大デューティ設定回路
15はスイッチングトランジスタ5のオン期間,オフ期
間の最大デューティを設定し、これを信号dとして駆動
回路16に送る。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。それと同時に電源電圧検
出回路10は電池1の電圧VBAT を検出し、この結果を
周波数切換回路14へ信号を送る。周波数切換回路14
は前記発振回路13からのクロック信号bを分周すると
共に、前記電源電圧検出回路10からの出力によりスイ
ッチングトランジスタ5をオン,オフさせる周波数を切
換え、これを最大デューティ設定回路15に送る。今回
は電源電圧VBAT が低い為に比較的低い周波数が選ばれ
ている(図3の信号c参照)。最大デューティ設定回路
15はスイッチングトランジスタ5のオン期間,オフ期
間の最大デューティを設定し、これを信号dとして駆動
回路16に送る。
【0030】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
【0031】ここで、DC/DCコンバータが起動され
るとスイッチングトランジスタ5はオンし、上記の
(1)式で示される式に概略そって突入電流が流れる。
るとスイッチングトランジスタ5はオンし、上記の
(1)式で示される式に概略そって突入電流が流れる。
【0032】図3では、電源電圧VBAT が低い、すなわ
ち電圧の傾きが緩い為に、電源電圧検出回路10,周波
数変換回路14によりtONを長く設定されていても、突
入電流としては所定の値に制限することができるように
設定してある。この時の突入電流は電源電圧VBAT が高
い時とほぼ同程度流すことができる為、所定の出力電
圧,出力電流をとることも可能である。
ち電圧の傾きが緩い為に、電源電圧検出回路10,周波
数変換回路14によりtONを長く設定されていても、突
入電流としては所定の値に制限することができるように
設定してある。この時の突入電流は電源電圧VBAT が高
い時とほぼ同程度流すことができる為、所定の出力電
圧,出力電流をとることも可能である。
【0033】最大デューティ設定回路15によりtON時
間後にスイッチングトランジスタ5がオフされると、コ
イル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコ
ンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧VOUT は
若干上昇する。
間後にスイッチングトランジスタ5がオフされると、コ
イル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコ
ンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧VOUT は
若干上昇する。
【0034】そして、次のサイクルに入り、スイッチン
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
【0035】上記動作が何度か繰返されると、出力電圧
VOUT は徐々に上昇していく(図3参照)。出力電圧検
出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応じ
た電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにする。この動作は出力
電圧が目標とする所定電圧になるまで続くと共に、安定
後も出力電流に相当した電流を毎回供給するように働
く。
VOUT は徐々に上昇していく(図3参照)。出力電圧検
出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応じ
た電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにする。この動作は出力
電圧が目標とする所定電圧になるまで続くと共に、安定
後も出力電流に相当した電流を毎回供給するように働
く。
【0036】以上の様に、電源電圧が低い場合には、ス
イッチングトランジスタ5をオン,オフする周波数が低
くなるので、突入電流としては所定値以内に抑えながら
も、安定した出力電圧にて必要な出力電流を供給するこ
とができる。
イッチングトランジスタ5をオン,オフする周波数が低
くなるので、突入電流としては所定値以内に抑えながら
も、安定した出力電圧にて必要な出力電流を供給するこ
とができる。
【0037】尚、この実施例では、コイルを用いたDC
/DCコンバータについて説明したが、これをトランス
型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得ること
ができる。
/DCコンバータについて説明したが、これをトランス
型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得ること
ができる。
【0038】また、周波数切換回路にて周波数を1回分
周した例と2回分周した例を示したが、これに限定され
るものではない。
周した例と2回分周した例を示したが、これに限定され
るものではない。
【0039】更に、電源電圧が高い場合、及び低い場合
の2つの場合のみを示したが、この区別が複数、あるい
は無段階であったとしても、同様の効果を得ることがで
きる。
の2つの場合のみを示したが、この区別が複数、あるい
は無段階であったとしても、同様の効果を得ることがで
きる。
【0040】(第2の実施例)図4は本発明の第2の実
施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示すブ
ロック図であり、図1と同じ機能を持つ部分は同一符号
を付してある。
施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示すブ
ロック図であり、図1と同じ機能を持つ部分は同一符号
を付してある。
【0041】図1の構成と異なる部分は、電源電圧検出
回路10からの出力が、周波数切換回路14ではなく、
最大デューティ設定回路15に入力されている点であ
り、この信号によって最大デューティを変えるようにし
ている。
回路10からの出力が、周波数切換回路14ではなく、
最大デューティ設定回路15に入力されている点であ
り、この信号によって最大デューティを変えるようにし
ている。
【0042】この様に構成されたDC/DCコンバータ
の動作を、図5及び図6のタイミングチャートを用いな
がら説明する。
の動作を、図5及び図6のタイミングチャートを用いな
がら説明する。
【0043】初めに、電池1の電圧VBAT が比較的高い
時の動作について、図5のタイミングチャートを用いて
説明する。
時の動作について、図5のタイミングチャートを用いて
説明する。
【0044】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。この信号bが入力する周
波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周し、信号
cとして最大デューティ設定回路15に送る。また、こ
れと同時に電源電圧検出回路10は電池1の電圧VBAT
を検出しており、この結果を最大デューティ設定回路1
5に送る。最大デューティ設定回路15は上記電源電圧
検出回路10からの出力によりスイッチングトランジス
タ5のオン期間,オフ期間の最大デューティを設定し、
これを信号dとして駆動回路16に送る。今回は電源電
圧VBATが高い為に比較的低いデューティ比が選ばれて
いる。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。この信号bが入力する周
波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周し、信号
cとして最大デューティ設定回路15に送る。また、こ
れと同時に電源電圧検出回路10は電池1の電圧VBAT
を検出しており、この結果を最大デューティ設定回路1
5に送る。最大デューティ設定回路15は上記電源電圧
検出回路10からの出力によりスイッチングトランジス
タ5のオン期間,オフ期間の最大デューティを設定し、
これを信号dとして駆動回路16に送る。今回は電源電
圧VBATが高い為に比較的低いデューティ比が選ばれて
いる。
【0045】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
【0046】ここで、DC/DCコンバータが起動され
るとスイッチングトランジスタ5はオンし、上記の
(1)式で示される式に概略そって突入電流が流れる。
るとスイッチングトランジスタ5はオンし、上記の
(1)式で示される式に概略そって突入電流が流れる。
【0047】図5では、電源電圧VBAT が高い、すなわ
ち電圧eの傾きは急であり、通常制御ではコイル2に流
れる電流も増加するが、その分電源電圧検出回路10,
最大デューティ設定回路15により最大デューティを低
い値に設定しているので、tONが短くなり、所定の突入
電流に抑えられている。
ち電圧eの傾きは急であり、通常制御ではコイル2に流
れる電流も増加するが、その分電源電圧検出回路10,
最大デューティ設定回路15により最大デューティを低
い値に設定しているので、tONが短くなり、所定の突入
電流に抑えられている。
【0048】この最大デューティ設定回路15によりt
ON後にスイッチングトランジスタ5がオフされると、コ
イル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコ
ンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧VOUT は
若干上昇する。
ON後にスイッチングトランジスタ5がオフされると、コ
イル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコ
ンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧VOUT は
若干上昇する。
【0049】そして、次のサイクルに入り、スイッチン
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
【0050】上記動作が何度か繰返されると、出力電圧
VOUT は徐々に上昇していく(図5参照)。出力電圧検
出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応じ
た電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。
VOUT は徐々に上昇していく(図5参照)。出力電圧検
出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応じ
た電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。
【0051】この第2の実施例におけるDC/DCコン
バータは以上の様に動作し、電源電圧が高い為に最大デ
ューティを比較的低くしても充分な出力電圧と出力電流
がとれるうえに、突入電流は抑えられ、素子の劣化や破
壊等は無くなる。
バータは以上の様に動作し、電源電圧が高い為に最大デ
ューティを比較的低くしても充分な出力電圧と出力電流
がとれるうえに、突入電流は抑えられ、素子の劣化や破
壊等は無くなる。
【0052】次に、電池1の電圧VBAT が低い場合の動
作について、図6のタイミングチャートを用いて説明す
る。
作について、図6のタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0053】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。この信号bが入力する周
波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周し、信号
cとして最大デューティ設定回路15に送る。また、こ
れと同時に電源電圧検出回路10は電池1の電圧VBAT
を検出しており、この結果を最大デューティ設定回路1
5に送る。最大デューティ設定回路15は上記電源電圧
検出回路10からの出力によりスイッチングトランジス
タ5のオン期間,オフ期間の最大デューティを設定し、
これを信号dとして駆動回路16に送る。今回は電源電
圧VBATが低い為に比較的高いデューティ比が選ばれて
いる。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。この信号bが入力する周
波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周し、信号
cとして最大デューティ設定回路15に送る。また、こ
れと同時に電源電圧検出回路10は電池1の電圧VBAT
を検出しており、この結果を最大デューティ設定回路1
5に送る。最大デューティ設定回路15は上記電源電圧
検出回路10からの出力によりスイッチングトランジス
タ5のオン期間,オフ期間の最大デューティを設定し、
これを信号dとして駆動回路16に送る。今回は電源電
圧VBATが低い為に比較的高いデューティ比が選ばれて
いる。
【0054】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
【0055】ここで、DC/DCコンバータが起動され
るとスイッチングトランジスタ5はオンし、上記の
(1)式で示される式に概略そって突入電流が流れる。
るとスイッチングトランジスタ5はオンし、上記の
(1)式で示される式に概略そって突入電流が流れる。
【0056】図6では、電源電圧VBAT が低い、すなわ
ち電圧eの傾きが緩いので、通常制御ではコイルに流れ
る電流がとれなくなるが、その分電源電圧検出回路1
0,最大デューティ設定回路15により最大デューティ
を高い値に設定しているので、tONが長くなり、所定の
突入電流に抑えられている。
ち電圧eの傾きが緩いので、通常制御ではコイルに流れ
る電流がとれなくなるが、その分電源電圧検出回路1
0,最大デューティ設定回路15により最大デューティ
を高い値に設定しているので、tONが長くなり、所定の
突入電流に抑えられている。
【0057】この最大デューティ設定回路15によりt
ON後にスイッチングトランジスタ5がオフされると、コ
イル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコ
ンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧VOUT は
若干上昇する。
ON後にスイッチングトランジスタ5がオフされると、コ
イル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコ
ンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧VOUT は
若干上昇する。
【0058】そして、次のサイクルに入り、スイッチン
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
【0059】上記動作が何度か繰返されると、出力電圧
VOUT は徐々に上昇していく(図6参照)。出力電圧検
出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応じ
た電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。
VOUT は徐々に上昇していく(図6参照)。出力電圧検
出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応じ
た電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。
【0060】以上の様に電源電圧VBAT が低い場合に
は、スイッチングトランジスタ5をオフさせている時間
が長くなる、すなわち最大デューティが長くなるので、
突入電流としては所定値以内に抑えながらも、安定した
出力電圧にて必要な電流を供給することができる。
は、スイッチングトランジスタ5をオフさせている時間
が長くなる、すなわち最大デューティが長くなるので、
突入電流としては所定値以内に抑えながらも、安定した
出力電圧にて必要な電流を供給することができる。
【0061】尚、この実施例においても、コイルを用い
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
【0062】また、最大デューティ設定回路にて最大デ
ューティを50%と75%の場合の例を示したが、これ
に限定されるものではない。
ューティを50%と75%の場合の例を示したが、これ
に限定されるものではない。
【0063】更に、電源電圧が高い場合、及び低い場合
の2つの場合のみを示したが、この区別が複数、あるい
は無段階であったとしても、同様の効果を得ることがで
きる。
の2つの場合のみを示したが、この区別が複数、あるい
は無段階であったとしても、同様の効果を得ることがで
きる。
【0064】(第3の実施例)図7は本発明の第3の実
施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示すブ
ロック図であり、図1と同じ機能を持つ部分は同一符号
を付してある。
施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示すブ
ロック図であり、図1と同じ機能を持つ部分は同一符号
を付してある。
【0065】図1及び図4の構成と異なる部分は、電源
電圧検出回路10からの出力が比較回路9に入力されて
いる点であり、この信号によって出力電圧検出回路8か
らのレベルを可変するようにしている。
電圧検出回路10からの出力が比較回路9に入力されて
いる点であり、この信号によって出力電圧検出回路8か
らのレベルを可変するようにしている。
【0066】すなわち、(1)式において、突入電流が
電源電圧VBAT に比例している為、電源電圧VBAT が高
い場合には、コイル電流に相当した電圧値と比較する出
力電圧検出回路8の出力値(以下、この電源電圧に応じ
て可変された後の出力電圧を比較レベルと記す)を下げ
ることにより、最大デューティになる前にスイッチング
トランジスタ5をオフさせるようにし、電源電圧VBAT
が低い場合には、前記比較レベルを上げることにより、
最大デューティまでスイッチングトランジスタ5をオフ
させるようにするものである。
電源電圧VBAT に比例している為、電源電圧VBAT が高
い場合には、コイル電流に相当した電圧値と比較する出
力電圧検出回路8の出力値(以下、この電源電圧に応じ
て可変された後の出力電圧を比較レベルと記す)を下げ
ることにより、最大デューティになる前にスイッチング
トランジスタ5をオフさせるようにし、電源電圧VBAT
が低い場合には、前記比較レベルを上げることにより、
最大デューティまでスイッチングトランジスタ5をオフ
させるようにするものである。
【0067】この様に構成されたDC/DCコンバータ
の動作を、図8及び図9のタイミングチャートを用いな
がら説明する。
の動作を、図8及び図9のタイミングチャートを用いな
がら説明する。
【0068】初めに、電池1の電圧VBAT が比較的高い
時の動作について、図8のタイミングチャートを用いて
説明する。
時の動作について、図8のタイミングチャートを用いて
説明する。
【0069】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。この信号bが入力する周
波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周し、信号
cとして最大デューティ設定回路15に送る。最大デュ
ーティ設定回路15は上記電源電圧検出回路10からの
出力によりスイッチングトランジスタ5のオン期間,オ
フ期間の最大デューティを設定し、これを信号dとして
駆動回路16に送る。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。この信号bが入力する周
波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周し、信号
cとして最大デューティ設定回路15に送る。最大デュ
ーティ設定回路15は上記電源電圧検出回路10からの
出力によりスイッチングトランジスタ5のオン期間,オ
フ期間の最大デューティを設定し、これを信号dとして
駆動回路16に送る。
【0070】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。その際に、電
流電圧検出回路10にて検出された電池電圧VBAT の値
に応じて比較回路9の比較レベルを変化させる。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。その際に、電
流電圧検出回路10にて検出された電池電圧VBAT の値
に応じて比較回路9の比較レベルを変化させる。
【0071】図8では、電源電圧VBAT が比較的高いた
めに比較レベルは低くなっている。すると、本来は出力
電圧VOUT が低い為に出力電圧検出回路8の出力は高く
なり、比較回路9はコイル電流が大きくなった際に出力
信号fを発生するが、電源電圧検出回路8の出力は本来
の電圧よりも低い為に小さいコイル電流時に出力信号f
を発生する。そのため、突入電流等による素子の劣化、
破壊を起さない。また、電力的には、「P=I・V」で
示されるように、突入電流は低くなるものの、元々電圧
が高いので充分な出力電圧,出力電流を得ることが可能
である。
めに比較レベルは低くなっている。すると、本来は出力
電圧VOUT が低い為に出力電圧検出回路8の出力は高く
なり、比較回路9はコイル電流が大きくなった際に出力
信号fを発生するが、電源電圧検出回路8の出力は本来
の電圧よりも低い為に小さいコイル電流時に出力信号f
を発生する。そのため、突入電流等による素子の劣化、
破壊を起さない。また、電力的には、「P=I・V」で
示されるように、突入電流は低くなるものの、元々電圧
が高いので充分な出力電圧,出力電流を得ることが可能
である。
【0072】DC/DCコンバータが起動されるとスイ
ッチングトランジスタ5はオンし、上記の(1)式で示
される式に概略そって突入電流が流れる。すると、比較
回路9は出力電圧検出回路8からの電圧とコイル電流に
相当した電圧eとを比較するが、電源電圧検出回路10
によりその比較レベルは下げられており、その値と等し
くなった時点で信号fが発生する。信号fが発生する
と、駆動回路16は、まだ最大デューティのオフ期間に
なっていないにもかかわらず、スイッチングトランジス
タ5を強制的にオフにする。
ッチングトランジスタ5はオンし、上記の(1)式で示
される式に概略そって突入電流が流れる。すると、比較
回路9は出力電圧検出回路8からの電圧とコイル電流に
相当した電圧eとを比較するが、電源電圧検出回路10
によりその比較レベルは下げられており、その値と等し
くなった時点で信号fが発生する。信号fが発生する
と、駆動回路16は、まだ最大デューティのオフ期間に
なっていないにもかかわらず、スイッチングトランジス
タ5を強制的にオフにする。
【0073】スイッチングトランジスタ5がオフされる
と、コイル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介
してコンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧V
OUTは若干上昇する。
と、コイル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介
してコンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧V
OUTは若干上昇する。
【0074】そして、次のサイクルに入り、スイッチン
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。そして、出力電圧は目標とする所定の電圧に徐々に
近づき、それと共に最大突入電流も徐々に減っていく。
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。そして、出力電圧は目標とする所定の電圧に徐々に
近づき、それと共に最大突入電流も徐々に減っていく。
【0075】この様に電源電圧が高い場合には、最大突
入電流が低く抑えられるので、素子の劣化,破壊等は発
生せず、また電力的には充分な出力電圧,出力電流を得
ることができる。
入電流が低く抑えられるので、素子の劣化,破壊等は発
生せず、また電力的には充分な出力電圧,出力電流を得
ることができる。
【0076】次に、電池1の電圧VBAT が低い場合の動
作について、図9のタイミングチャートを用いて説明す
る。
作について、図9のタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0077】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。この信号bが入力する周
波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周し、信号
cとして最大デューティ設定回路15に送る。最大デュ
ーティ設定回路15は上記電源電圧検出回路10からの
出力によりスイッチングトランジスタ5のオン期間,オ
フ期間の最大デューティを設定し、これを信号dとして
駆動回路16に送る。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。この信号bが入力する周
波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周し、信号
cとして最大デューティ設定回路15に送る。最大デュ
ーティ設定回路15は上記電源電圧検出回路10からの
出力によりスイッチングトランジスタ5のオン期間,オ
フ期間の最大デューティを設定し、これを信号dとして
駆動回路16に送る。
【0078】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。その際に、電
流電圧検出回路10にて検出された電池電圧VBAT の値
に応じて比較回路9の比較レベルを変化させる。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。その際に、電
流電圧検出回路10にて検出された電池電圧VBAT の値
に応じて比較回路9の比較レベルを変化させる。
【0079】図9では、電源電圧VBAT が比較的低いた
めに比較レベルは高くなっている。すると、本来は出力
電圧VOUT が低い為に出力電圧検出回路8の出力は高く
なるので、比較回路9はコイル電流が大きくなった際に
出力信号fを発生する。従って、電源電圧が低くても、
「P=I・V」により、コイル電流Iが大きいので、電
力的には電源電圧が高い場合と同様に充分な出力電圧,
出力電流を得ることができる。また、電源電圧VBAT が
極端に小さくなった場合には、最大デューティ設定回路
15によってオン期間が規定される為に、所定以上の突
入電流が流れず、素子の劣化,破壊を導くことはなくな
る。
めに比較レベルは高くなっている。すると、本来は出力
電圧VOUT が低い為に出力電圧検出回路8の出力は高く
なるので、比較回路9はコイル電流が大きくなった際に
出力信号fを発生する。従って、電源電圧が低くても、
「P=I・V」により、コイル電流Iが大きいので、電
力的には電源電圧が高い場合と同様に充分な出力電圧,
出力電流を得ることができる。また、電源電圧VBAT が
極端に小さくなった場合には、最大デューティ設定回路
15によってオン期間が規定される為に、所定以上の突
入電流が流れず、素子の劣化,破壊を導くことはなくな
る。
【0080】DC/DCコンバータが起動されるとスイ
ッチングトランジスタ5はオンし、上記の(1)式で示
される式に概略そってコイル電流が流れる。すると、比
較回路9はコイル電流に相当した電圧eと出力電圧V
OUT に相関した電圧値とを比較するが、図9では電源電
圧が低い為に、前述した様にコイル電流が大きくなって
おり、比較回路9よりの出力信号fよりも最大デューテ
ィのオン期間の方が短い為に、所定のオン期間経過後に
スイッチングトランジスタ5はオフされる。
ッチングトランジスタ5はオンし、上記の(1)式で示
される式に概略そってコイル電流が流れる。すると、比
較回路9はコイル電流に相当した電圧eと出力電圧V
OUT に相関した電圧値とを比較するが、図9では電源電
圧が低い為に、前述した様にコイル電流が大きくなって
おり、比較回路9よりの出力信号fよりも最大デューテ
ィのオン期間の方が短い為に、所定のオン期間経過後に
スイッチングトランジスタ5はオフされる。
【0081】スイッチングトランジスタ5がオフされる
と、コイル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介
してコンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧V
OUTは若干上昇する。
と、コイル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介
してコンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧V
OUTは若干上昇する。
【0082】そして、次のサイクルに入り、スイッチン
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
【0083】上記動作が何度か繰返されると、出力電圧
VOUT は徐々に上昇していく(図9参照)。出力電圧検
出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応じ
た電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。
VOUT は徐々に上昇していく(図9参照)。出力電圧検
出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応じ
た電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。
【0084】以上の様に、電源電圧VBAT が低い場合に
は、最大突入電流の値を大きくするように働くので、電
源電圧が低くても所定の出力電圧,出力電流が確保でき
る。また、極端に電源電圧VBAT が低い場合でも、最大
デューティにてオン期間が規制されている為に、素子の
劣化や破壊を招くことはない。
は、最大突入電流の値を大きくするように働くので、電
源電圧が低くても所定の出力電圧,出力電流が確保でき
る。また、極端に電源電圧VBAT が低い場合でも、最大
デューティにてオン期間が規制されている為に、素子の
劣化や破壊を招くことはない。
【0085】尚、この実施例においても、コイルを用い
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
【0086】更に、電源電圧が高い場合、及び低い場合
の2つの場合のみを示したが、この区別が複数、あるい
は無段階であったとしても、同様の効果を得ることがで
きる。
の2つの場合のみを示したが、この区別が複数、あるい
は無段階であったとしても、同様の効果を得ることがで
きる。
【0087】以上の第1乃至第3の実施例によれば、電
源交換時、及びDC/DCコバータ起動時に、電源電圧
を検出しこの値に応じて、DC/DCコンバータのオン
オフの周波数、あるいは、オンさせておく最大デューテ
ィ、あるいは、出力電圧に相関した電圧とコイル電流に
相当する電圧とを比較する比較レベルを切り換えるよう
にしている為、突入電流を制限することができ、素子の
破壊や劣化を防ぐと共に、低い電圧でも所定の出力電
圧,出力電流がとることが可能となる。
源交換時、及びDC/DCコバータ起動時に、電源電圧
を検出しこの値に応じて、DC/DCコンバータのオン
オフの周波数、あるいは、オンさせておく最大デューテ
ィ、あるいは、出力電圧に相関した電圧とコイル電流に
相当する電圧とを比較する比較レベルを切り換えるよう
にしている為、突入電流を制限することができ、素子の
破壊や劣化を防ぐと共に、低い電圧でも所定の出力電
圧,出力電流がとることが可能となる。
【0088】また、出力負荷電流が大きく変動しても、
出力電圧があまり変化しない、すなわちレギュレート特
性の良いDC/DCコンバータを提供可能となる。
出力電圧があまり変化しない、すなわちレギュレート特
性の良いDC/DCコンバータを提供可能となる。
【0089】(第4の実施例)図10は本発明の第4の
実施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示す
ブロック図であり、図1と同じ機能を持つ部分は同一符
号を付すと共に、その詳細の大部分は省略する。
実施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示す
ブロック図であり、図1と同じ機能を持つ部分は同一符
号を付すと共に、その詳細の大部分は省略する。
【0090】図10において、14は、発振回路13か
らのクロック信号を幾つかの周波数に分周し、制御回路
11によって選択される分周出力を最大デューティ切換
回路15へ出力する周波数切換回路、19は駆動回路1
6からのスイッチングトランジスタ5のオン,オフ動作
の回数をカウントするカウンタ回路である。
らのクロック信号を幾つかの周波数に分周し、制御回路
11によって選択される分周出力を最大デューティ切換
回路15へ出力する周波数切換回路、19は駆動回路1
6からのスイッチングトランジスタ5のオン,オフ動作
の回数をカウントするカウンタ回路である。
【0091】この様に構成されたDC/DCコンバータ
の動作を、図11のタイミングチャートを用いて説明す
る。
の動作を、図11のタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0092】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。このクロック信号bを入
力する周波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周
するが、この際図11の信号cにて示す様に、カウンタ
回路19にて所定のカウント値がカウントされるまでは
この周波数を早く(高く)し、カウントアップ後は周波
数を遅く(低く)するように切り換える。この基本周波
数cが入力する最大デューティ設定回路15はこれに基
づいてスイッチングトランジスタ5のオン期間,オフ期
間の最大デューティを設定し、信号dとして駆動回路1
6に送る。すると、駆動回路16は信号gを出力してス
イッチングトランジスタ5を駆動する。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。このクロック信号bを入
力する周波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周
するが、この際図11の信号cにて示す様に、カウンタ
回路19にて所定のカウント値がカウントされるまでは
この周波数を早く(高く)し、カウントアップ後は周波
数を遅く(低く)するように切り換える。この基本周波
数cが入力する最大デューティ設定回路15はこれに基
づいてスイッチングトランジスタ5のオン期間,オフ期
間の最大デューティを設定し、信号dとして駆動回路1
6に送る。すると、駆動回路16は信号gを出力してス
イッチングトランジスタ5を駆動する。
【0093】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
【0094】DC/DCコンバータが起動されるとスイ
ッチングトランジスタ5はオンし、上記(1)式で示さ
れる式に概略そって突入電流が流れる。
ッチングトランジスタ5はオンし、上記(1)式で示さ
れる式に概略そって突入電流が流れる。
【0095】図11では電源電圧VBAT は比較的高い状
態である。従って、電流Iの上昇傾き、すなわち電圧e
の上昇傾きは比較的大きい。ここで、カウンタ回路19
が所定のカウント値に達するまでは前記周波数切換回路
14にて基本周波数は高く設定されるので、tONが短く
なり、突入電流Iが所定値以内に抑えられる。
態である。従って、電流Iの上昇傾き、すなわち電圧e
の上昇傾きは比較的大きい。ここで、カウンタ回路19
が所定のカウント値に達するまでは前記周波数切換回路
14にて基本周波数は高く設定されるので、tONが短く
なり、突入電流Iが所定値以内に抑えられる。
【0096】最大デューティ設定回路15により所定時
間後にスイッチングトランジスタ5がオフされると、コ
イル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコ
ンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧VOUT は
若干上昇する。
間後にスイッチングトランジスタ5がオフされると、コ
イル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコ
ンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧VOUT は
若干上昇する。
【0097】そして、次のサイクルに入り、スイッチン
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
【0098】上記動作が何度か繰返されると、出力電圧
VOUT は徐々に上昇していく(図11参照)。出力電圧
検出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応
じた電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。する
と、比較回路9の出力信号fにより、たとえ最大デュー
ティ期間内であっても駆動回路9はスイッチングトラン
ジスタ5をオフにし始める。
VOUT は徐々に上昇していく(図11参照)。出力電圧
検出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応
じた電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。する
と、比較回路9の出力信号fにより、たとえ最大デュー
ティ期間内であっても駆動回路9はスイッチングトラン
ジスタ5をオフにし始める。
【0099】この様な状態になった以降、すなわち、出
力電圧VOUT が目標とする所定電圧に近づいていくと、
カウンタ回路9は信号hを発生する。すると、周波数切
換回路14は基本周波数を低くする。従って、最大デュ
ーティ設定回路15によってスイッチングトランジスタ
5をオンさせる可能最大時間も長くなる。
力電圧VOUT が目標とする所定電圧に近づいていくと、
カウンタ回路9は信号hを発生する。すると、周波数切
換回路14は基本周波数を低くする。従って、最大デュ
ーティ設定回路15によってスイッチングトランジスタ
5をオンさせる可能最大時間も長くなる。
【0100】ところが、前記説明した様に信号fにより
スイッチングトランジスタ5がオフされるから、突入電
流は抑えられる。また、最大オン時間が長くなるので、
電源電圧VOUT が低い場合には突入電流の立上がりの傾
きが低くなるが、出力安定後に充分な突入電流を確保で
き、従って充分な出力電流,出力電圧を得ることができ
る。
スイッチングトランジスタ5がオフされるから、突入電
流は抑えられる。また、最大オン時間が長くなるので、
電源電圧VOUT が低い場合には突入電流の立上がりの傾
きが低くなるが、出力安定後に充分な突入電流を確保で
き、従って充分な出力電流,出力電圧を得ることができ
る。
【0101】尚、この実施例においても、コイルを用い
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
【0102】また、DC/DCコンバータ起動後のカウ
ンタ回路19からの出力を1種類とし、周波数の切換え
を2通りとしたが、勿論これに限定されるものではな
く、複数のカウンタ出力により周波数を複数に切換えて
も、あるいは、連続的に周波数を変えていっても同様の
効果を得ることができる。更に、このカウンタ回路19
はマイコン等でも良く、マイコン内のカウンタ手段、あ
るいは、一連のシーケンス終了後に切換え信号を出力し
ても、同様の効果を得ることができる。
ンタ回路19からの出力を1種類とし、周波数の切換え
を2通りとしたが、勿論これに限定されるものではな
く、複数のカウンタ出力により周波数を複数に切換えて
も、あるいは、連続的に周波数を変えていっても同様の
効果を得ることができる。更に、このカウンタ回路19
はマイコン等でも良く、マイコン内のカウンタ手段、あ
るいは、一連のシーケンス終了後に切換え信号を出力し
ても、同様の効果を得ることができる。
【0103】(第5の実施例)図12は本発明の第5の
実施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示す
ブロック図であり、図10と同じ機能を持つ部分は同一
符号を付してある。
実施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示す
ブロック図であり、図10と同じ機能を持つ部分は同一
符号を付してある。
【0104】図1と異なる部分は、カウンタ回路19か
らの出力が最大デューティ設定回路15に入力している
点であり、この信号によって最大デューティを切換える
ようにしている。
らの出力が最大デューティ設定回路15に入力している
点であり、この信号によって最大デューティを切換える
ようにしている。
【0105】この様に構成されたDC/DCコンバータ
の動作を、図13のタイミングチャートを用いて説明す
る。
の動作を、図13のタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0106】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。このクロック信号bを入
力する周波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周
し、最大デューティ設定回路15にその信号cを送る。
最大デューティ設定回路15はカウンタ回路19の出力
により、スイッチングトランジスタをオン,オフさせる
最大デューティを設定し、信号dとして駆動回路16へ
送る。この場合、カウンタ回路19の出力信号hの出力
前はデューティ「50%」,出力後はデューティ「75
%」となっている。この信号を受ける駆動回路16は信
号gを出力し、スイッチングトランジスタ5を駆動す
る。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。このクロック信号bを入
力する周波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周
し、最大デューティ設定回路15にその信号cを送る。
最大デューティ設定回路15はカウンタ回路19の出力
により、スイッチングトランジスタをオン,オフさせる
最大デューティを設定し、信号dとして駆動回路16へ
送る。この場合、カウンタ回路19の出力信号hの出力
前はデューティ「50%」,出力後はデューティ「75
%」となっている。この信号を受ける駆動回路16は信
号gを出力し、スイッチングトランジスタ5を駆動す
る。
【0107】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
【0108】ここで、DC/DCコンバータが起動され
るとスイッチングトランジスタ5はオンし、上記(1)
式で概略示される突入電流が流れる。DC/DC起動直
後はカウンタ回路19からの信号hは起動開始時はロウ
レベルである為、最大デューティは「50%」となって
おり、tON時間は比較的短くなっている。従って、電源
電圧VBAT が比較的高い場合でも、すなわち電圧eの傾
きが急であっても、tON時間は短いので突入電流は所定
値以内に抑えられ、素子の劣化や破壊の心配はなくな
る。
るとスイッチングトランジスタ5はオンし、上記(1)
式で概略示される突入電流が流れる。DC/DC起動直
後はカウンタ回路19からの信号hは起動開始時はロウ
レベルである為、最大デューティは「50%」となって
おり、tON時間は比較的短くなっている。従って、電源
電圧VBAT が比較的高い場合でも、すなわち電圧eの傾
きが急であっても、tON時間は短いので突入電流は所定
値以内に抑えられ、素子の劣化や破壊の心配はなくな
る。
【0109】最大デューティ設定回路15により所定時
間後にスイッチングトランジスタ5がオフされると、コ
イル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコ
ンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧VOUT は
若干上昇する。
間後にスイッチングトランジスタ5がオフされると、コ
イル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコ
ンデンサ4側に電流が流れる。すると出力電圧VOUT は
若干上昇する。
【0110】そして、次のサイクルに入りスイッチング
トランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
トランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
【0111】上記動作が何度か繰返されると、出力電圧
VOUT は徐々に上昇していく(図13参照)。出力電圧
検出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応
じた電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。
VOUT は徐々に上昇していく(図13参照)。出力電圧
検出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応
じた電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、比較回路9の出力信号fにより、た
とえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9はスイ
ッチングトランジスタ5をオフにするようになる。
【0112】この様に出力電圧VOUT が目標とする所定
電圧に近づいていくと、カウンタ回路9は信号hを発生
する。すると、最大デューティ設定回路15は最大デュ
ーティを「50%」から「75%」に切換える(図13
の信号d参照)。従って、最大デューティ設定回路15
によって駆動回路16を介してスイッチングトランジス
タ5をオンさせる最大時間も長くなる。
電圧に近づいていくと、カウンタ回路9は信号hを発生
する。すると、最大デューティ設定回路15は最大デュ
ーティを「50%」から「75%」に切換える(図13
の信号d参照)。従って、最大デューティ設定回路15
によって駆動回路16を介してスイッチングトランジス
タ5をオンさせる最大時間も長くなる。
【0113】ところが、前記説明した様に信号fにより
スイッチングトランジスタ5がオフされるから、突入電
流は抑えられる。また、最大オン時間が長くなるので不
図示の電源電圧VBAT が低い場合には突入電流の立上が
りの傾きが低くなるが、時間が長くなるので出力安定後
に突入電流が最大値よりオーバーすることなく充分な突
入電流を確保でき、従って充分な出力電圧,出力電流を
得ることができる。
スイッチングトランジスタ5がオフされるから、突入電
流は抑えられる。また、最大オン時間が長くなるので不
図示の電源電圧VBAT が低い場合には突入電流の立上が
りの傾きが低くなるが、時間が長くなるので出力安定後
に突入電流が最大値よりオーバーすることなく充分な突
入電流を確保でき、従って充分な出力電圧,出力電流を
得ることができる。
【0114】尚、この実施例においても、コイルを用い
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
【0115】また、DC/DCコンバータ起動後のカウ
ンタ回路19からの出力を1種類とし、最大デューティ
の切換えを2通りとしたが、これに限定されるものでは
なく、複数のカウンタ出力により最大デューティを複数
切換えても、あるいは、連続的に切換えても同様の効果
を得ることができる。更に、このカウンタ回路19はマ
イコン等でも良く、マイコン内のカウンタ手段、あるい
は、一連のシーケンス終了後に切換え信号を出力して
も、同様の効果を得ることができる。
ンタ回路19からの出力を1種類とし、最大デューティ
の切換えを2通りとしたが、これに限定されるものでは
なく、複数のカウンタ出力により最大デューティを複数
切換えても、あるいは、連続的に切換えても同様の効果
を得ることができる。更に、このカウンタ回路19はマ
イコン等でも良く、マイコン内のカウンタ手段、あるい
は、一連のシーケンス終了後に切換え信号を出力して
も、同様の効果を得ることができる。
【0116】(第6の実施例)図14は本発明の第6の
実施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示す
ブロック図であり、図1と同じ機能を持つ部分は同一符
号を付してある。
実施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示す
ブロック図であり、図1と同じ機能を持つ部分は同一符
号を付してある。
【0117】図10及び図12と異なる部分は、カウン
タ回路19からの出力が比較回路9(ここでの比較回路
9は図7と同様の機能を持っている)に入力している点
であり、この信号によって比較レベルを変えるようにし
ている。
タ回路19からの出力が比較回路9(ここでの比較回路
9は図7と同様の機能を持っている)に入力している点
であり、この信号によって比較レベルを変えるようにし
ている。
【0118】すなわち、上記(1)において突入電流が
電源電圧VBAT に比例している為、所定カウント値に達
するまでは、出力電圧検出手段8からの出力値とコイル
電流に相当した電圧値とを比較する比較レベルを下げる
ことにより、最大デューティになる前にスイッチングト
ランジスタ5をオフさせるようにし、所定カウント以降
は、前記比較レベルを上げることにより、所定の出力電
圧にて充分な出力電流を得ようとするものである。
電源電圧VBAT に比例している為、所定カウント値に達
するまでは、出力電圧検出手段8からの出力値とコイル
電流に相当した電圧値とを比較する比較レベルを下げる
ことにより、最大デューティになる前にスイッチングト
ランジスタ5をオフさせるようにし、所定カウント以降
は、前記比較レベルを上げることにより、所定の出力電
圧にて充分な出力電流を得ようとするものである。
【0119】この様に構成されたDC/DCコンバータ
の動作を、図15のタイミングチャートを用いて説明す
る。
の動作を、図15のタイミングチャートを用いて説明す
る。
【0120】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。このクロック信号bを入
力する周波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周
し、最大デューティ設定回路15にその信号cを送る。
最大デューティ設定回路15はスイッチングトランジス
タ5のオン期間,オフ期間の最大デューティを設定し、
これを駆動回路16に送る。すると、駆動回路16は信
号gを出力してスイッチングトランジスタ5を駆動す
る。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。このクロック信号bを入
力する周波数切換回路14はこれを所定の周波数に分周
し、最大デューティ設定回路15にその信号cを送る。
最大デューティ設定回路15はスイッチングトランジス
タ5のオン期間,オフ期間の最大デューティを設定し、
これを駆動回路16に送る。すると、駆動回路16は信
号gを出力してスイッチングトランジスタ5を駆動す
る。
【0121】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。その際に、カ
ウンタ回路19の出力は出力電圧検出回路8からの出力
電圧を低くするように作用する。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。その際に、カ
ウンタ回路19の出力は出力電圧検出回路8からの出力
電圧を低くするように作用する。
【0122】DC/DCコンバータが起動されるとスイ
ッチングトランジスタ5はオンし、上記(1)式にて概
略示される突入電流が流れようになる。すると、本来は
出力電圧VOUT が低い為に出力電圧検出回路8の出力は
高くなり、比較回路9はコイル電流が大きくなった際に
信号fを発生するが、カウンタ回路19よりの信号によ
り出力電圧検出回路8の出力は本来の電圧よりも低くな
り、比較回路9は小さいコイル電流時に信号fを発生す
る。
ッチングトランジスタ5はオンし、上記(1)式にて概
略示される突入電流が流れようになる。すると、本来は
出力電圧VOUT が低い為に出力電圧検出回路8の出力は
高くなり、比較回路9はコイル電流が大きくなった際に
信号fを発生するが、カウンタ回路19よりの信号によ
り出力電圧検出回路8の出力は本来の電圧よりも低くな
り、比較回路9は小さいコイル電流時に信号fを発生す
る。
【0123】上記信号fにより駆動回路16は、まだ最
大デューティのオフ期間になっていないにもかかわら
ず、スイッチングトランジスタ5を強制的にオフにす
る。
大デューティのオフ期間になっていないにもかかわら
ず、スイッチングトランジスタ5を強制的にオフにす
る。
【0124】尚、電源電圧が低い場合には上記(1)式
より、突入電流は所定時間以内に最大突入電流以上にな
らず、所定の最大デューティオン期間が終了後、スイッ
チングトランジスタ5をオフにする。
より、突入電流は所定時間以内に最大突入電流以上にな
らず、所定の最大デューティオン期間が終了後、スイッ
チングトランジスタ5をオフにする。
【0125】スイッチングトランジスタ5がオフされる
とコイル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介し
てコンデンサ4側に電流が流れる。すると、出力電圧V
OUTは若干上昇する。
とコイル2は電流を流そうと働き、ダイオード3を介し
てコンデンサ4側に電流が流れる。すると、出力電圧V
OUTは若干上昇する。
【0126】そして、次のオン期間になるとスイッチン
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。そして出力電圧VOUT は目標とする所定電圧に徐々
に近づき、それと共に突入電流ん最大値も徐々に減って
いく。
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。そして出力電圧VOUT は目標とする所定電圧に徐々
に近づき、それと共に突入電流ん最大値も徐々に減って
いく。
【0127】カウンタ回路19により所定のカウント値
までカウントアップされると信号hはハイレベルとな
り、比較回路9は出力電圧検出回路8の出力そのままの
値と電流検出用抵抗6からの出力(電圧e)とを比較す
るようになる。すると、本来の設定通りに所定の出力電
圧にて充分な出力電流を得ることができ、且つレギュレ
ート特性も良くなる。
までカウントアップされると信号hはハイレベルとな
り、比較回路9は出力電圧検出回路8の出力そのままの
値と電流検出用抵抗6からの出力(電圧e)とを比較す
るようになる。すると、本来の設定通りに所定の出力電
圧にて充分な出力電流を得ることができ、且つレギュレ
ート特性も良くなる。
【0128】この様に該実施例によれば、DC/DCコ
ンバータ起動時の突入電流の最大値を低く抑えられ、素
子の劣化,破壊等の発生がなくなると共に、出力電圧安
定後には所定の出力電圧で充分な出力電流を得ることが
でき、且つ、レギュレート特性の良いDC/DCコンバ
ータとなる。
ンバータ起動時の突入電流の最大値を低く抑えられ、素
子の劣化,破壊等の発生がなくなると共に、出力電圧安
定後には所定の出力電圧で充分な出力電流を得ることが
でき、且つ、レギュレート特性の良いDC/DCコンバ
ータとなる。
【0129】尚、この実施例においても、コイルを用い
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
【0130】また、DC/DCコンバータ起動後のカウ
ンタ回路19からの出力を1種類として、比較回路9の
比較レベルの切換えを2通りとしたが、これに限定され
るものではなく、複数のカウンタ出力により複数の比較
レベルを切換えても同様の効果を得ることができる。更
に、このカウンタ回路19はマイコン等でも良く、マイ
コン内のカウンタ手段、あるいは、一連のシーケンス終
了後に切換え信号を出力しても、同様の効果を得ること
ができる。
ンタ回路19からの出力を1種類として、比較回路9の
比較レベルの切換えを2通りとしたが、これに限定され
るものではなく、複数のカウンタ出力により複数の比較
レベルを切換えても同様の効果を得ることができる。更
に、このカウンタ回路19はマイコン等でも良く、マイ
コン内のカウンタ手段、あるいは、一連のシーケンス終
了後に切換え信号を出力しても、同様の効果を得ること
ができる。
【0131】以上の第4乃至第6の実施例によれば、電
源交換時、及びDC/DCコンバータ起動後、出力電圧
VOUT が安定するまでの間、DC/DCコンバータのス
イッチングトランジスタ5のオン,オフする周波数、あ
るいは、オンさせておく最大デューティ、あるいは、コ
イル電流に相当した電圧と出力電圧VOUT に相関した電
圧の比較レベルを切換えるという構成にしている為、突
入電流を制限することができ、素子の破壊や劣化を防ぐ
と共に、低電圧でも所定の出力電圧VOUT にて充分な出
力電流がとれ、且つ、出力負荷電流が大きく変化しても
出力電圧VOUTがあまり変化しない、すなわちレギュレ
ート特性の良いDC/DCコンバータとすることができ
る。
源交換時、及びDC/DCコンバータ起動後、出力電圧
VOUT が安定するまでの間、DC/DCコンバータのス
イッチングトランジスタ5のオン,オフする周波数、あ
るいは、オンさせておく最大デューティ、あるいは、コ
イル電流に相当した電圧と出力電圧VOUT に相関した電
圧の比較レベルを切換えるという構成にしている為、突
入電流を制限することができ、素子の破壊や劣化を防ぐ
と共に、低電圧でも所定の出力電圧VOUT にて充分な出
力電流がとれ、且つ、出力負荷電流が大きく変化しても
出力電圧VOUTがあまり変化しない、すなわちレギュレ
ート特性の良いDC/DCコンバータとすることができ
る。
【0132】(第7の実施例)図16は本発明の第7の
実施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示す
ブロック図であり、図1と同じ機能を持つ部分は同一符
号を付と共に、その詳細は省略する。
実施例におけるDC/DCコンバータの概略構成を示す
ブロック図であり、図1と同じ機能を持つ部分は同一符
号を付と共に、その詳細は省略する。
【0133】図16において、17はスイッチングトラ
ンジスタ5を流れる電流を電流検出用抵抗6からの出力
により判定し、これが所定の最大電流を超えたか否かを
検出する最大電流検出回路、18は前記最大電流検出回
路17によりスイッチングトランジスタ5を流れる電流
が最大電流を超えた事が検出された際に、たとえ駆動回
路16からの出力によりスイッチングトランジスタ5を
オンさせようとしても強制的にこれをオフにする為のA
NDゲートである。
ンジスタ5を流れる電流を電流検出用抵抗6からの出力
により判定し、これが所定の最大電流を超えたか否かを
検出する最大電流検出回路、18は前記最大電流検出回
路17によりスイッチングトランジスタ5を流れる電流
が最大電流を超えた事が検出された際に、たとえ駆動回
路16からの出力によりスイッチングトランジスタ5を
オンさせようとしても強制的にこれをオフにする為のA
NDゲートである。
【0134】この様に構成されたDC/DCコンバータ
の動作を、図17及び図18のタイミングチャートを用
いて説明する。
の動作を、図17及び図18のタイミングチャートを用
いて説明する。
【0135】初めに、電源電圧VBAT が比較的高い場合
について、図17のタイミングチャートにて説明する。
について、図17のタイミングチャートにて説明する。
【0136】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。このクロック信号bを入
力する周波数切換え回路14はこれを所定の周波数に分
周し、最大デューティ設定回路15に送る。最大デュー
ティ設定回路15はこれに基づいてスイッチングトラン
ジスタ5のオン期間,オフ期間の最大デューティを設定
し、信号dとして駆動回路16に送る。すると、駆動回
路16は信号gを出力してスイッチングトランジスタ5
を駆動する。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。このクロック信号bを入
力する周波数切換え回路14はこれを所定の周波数に分
周し、最大デューティ設定回路15に送る。最大デュー
ティ設定回路15はこれに基づいてスイッチングトラン
ジスタ5のオン期間,オフ期間の最大デューティを設定
し、信号dとして駆動回路16に送る。すると、駆動回
路16は信号gを出力してスイッチングトランジスタ5
を駆動する。
【0137】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧(VOUT が低い程に高くなり、
該高い程低くなる電圧)として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
【0138】ここで、DC/DCコンバータが起動され
るとスイッチングトランジスタ5はオンし、上記(1)
式で示される式に概略そって突入電流が流れる。
るとスイッチングトランジスタ5はオンし、上記(1)
式で示される式に概略そって突入電流が流れる。
【0139】図17では電源電圧VBAT は比較的高くな
っており、電流、すなわち電圧eの傾きが急峻になって
おり、所定の最大オン期間では突入電流Iは大きくなり
すぎて(図17の信号e参照)、コイル2が磁気飽和を
起し、電源ショート状態となり、スイッチングトランジ
スタ5の最大定格を超えて素子の劣化あるいは破壊の可
能性が生じる。
っており、電流、すなわち電圧eの傾きが急峻になって
おり、所定の最大オン期間では突入電流Iは大きくなり
すぎて(図17の信号e参照)、コイル2が磁気飽和を
起し、電源ショート状態となり、スイッチングトランジ
スタ5の最大定格を超えて素子の劣化あるいは破壊の可
能性が生じる。
【0140】そこで、この電流を最大電流検出回路17
は検出し、コイル2が磁気飽和を起さない、つまりスイ
ッチングトランジスタ5の最大定格内の最大電流と比較
する。もし、この最大電流を超えると、該最大電流検出
回路17はロウレベルの出力信号hをANDゲート18
に出力する。よって、たとえスイッチングトランジスタ
5のオン期間であっても強制的にオフにすることにな
り、突入電流が最大電流を超えることはなくなる。
は検出し、コイル2が磁気飽和を起さない、つまりスイ
ッチングトランジスタ5の最大定格内の最大電流と比較
する。もし、この最大電流を超えると、該最大電流検出
回路17はロウレベルの出力信号hをANDゲート18
に出力する。よって、たとえスイッチングトランジスタ
5のオン期間であっても強制的にオフにすることにな
り、突入電流が最大電流を超えることはなくなる。
【0141】上記最大電流検出回路17、あるいは駆動
回路16からのオフ信号d´によりスイッチングトラン
ジスタ5がオフされると、コイル2は電流を流そうと働
き、ダイオード3を介してコンデンサ4側に電流が流れ
る。すると、出力電圧VOUTは若干上昇する。
回路16からのオフ信号d´によりスイッチングトラン
ジスタ5がオフされると、コイル2は電流を流そうと働
き、ダイオード3を介してコンデンサ4側に電流が流れ
る。すると、出力電圧VOUTは若干上昇する。
【0142】そして、次のオン期間になるとスイッチン
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
【0143】上記動作が何度か繰返されると、出力電圧
VOUT は徐々に上昇していく(図17参照)。出力電圧
検出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応
じた電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、今までは最大電流検出回路17の出
力は変化しなくなる為に比較回路9の出力信号fによ
り、たとえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9
はスイッチングトランジスタ5をオフにするようにな
る。
VOUT は徐々に上昇していく(図17参照)。出力電圧
検出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応
じた電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、上記(1)式のコイル電流よりも小さくな
っていく。すると、今までは最大電流検出回路17の出
力は変化しなくなる為に比較回路9の出力信号fによ
り、たとえ最大デューティ期間内であっても駆動回路9
はスイッチングトランジスタ5をオフにするようにな
る。
【0144】この動作は出力電圧VOUT が目標とする所
定電圧になるまで続くと共に、安定後も出力電流に相当
した電流を毎回供給するように動作する。
定電圧になるまで続くと共に、安定後も出力電流に相当
した電流を毎回供給するように動作する。
【0145】この実施例におけるDC/DCコンバータ
は以上の様に動作し、電源電圧VBAT が高い場合でも、
突入電流を抑えることができ、素子の劣化や破壊を防ぐ
ことができる。また、電源電圧VBAT が高いので、突入
電流が抑えられていても充分な出力電圧,出力電流をと
ることができる。
は以上の様に動作し、電源電圧VBAT が高い場合でも、
突入電流を抑えることができ、素子の劣化や破壊を防ぐ
ことができる。また、電源電圧VBAT が高いので、突入
電流が抑えられていても充分な出力電圧,出力電流をと
ることができる。
【0146】次に、電源電圧VBAT が低い場合につい
て、図18のタイミングチャートにて説明する。
て、図18のタイミングチャートにて説明する。
【0147】まず、DC/DCコンバータ起動用の操作
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。このクロック信号bを入
力する周波数切換え回路14はこれを所定の周波数に分
周し、最大デューティ設定回路15に送る。最大デュー
ティ設定回路15はこれに基づいてスイッチングトラン
ジスタ5のオン期間,オフ期間の最大デューティを設定
し、信号dとして駆動回路16に送る。すると、駆動回
路16は信号gを出力してスイッチングトランジスタ5
を駆動する。
スイッチ12がオンされると、信号aがハイレベルから
ロウレベルへと変化する。これにより、制御回路11よ
り発振開始信号が発振回路13に送られ、発振回路13
は発振を開始する(信号b)。このクロック信号bを入
力する周波数切換え回路14はこれを所定の周波数に分
周し、最大デューティ設定回路15に送る。最大デュー
ティ設定回路15はこれに基づいてスイッチングトラン
ジスタ5のオン期間,オフ期間の最大デューティを設定
し、信号dとして駆動回路16に送る。すると、駆動回
路16は信号gを出力してスイッチングトランジスタ5
を駆動する。
【0148】一方、DC/DCコンバータ起動前は、ス
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
イッチングトランジスタ5がオフしており、電池1,コ
イル2,ダイオード3,フィルタ回路7を介してある電
圧が出力電圧VOUT として出力されている。この出力電
圧VOUT は出力電圧検出回路8にて検出され、該出力電
圧VOUT に相関した電圧として出力される。比較回路9
はこの値とコイル電流に相当した電流値を電流検出用抵
抗6にて電圧値に変換した値と比較する。
【0149】DC/DCコンバータが起動されるとスイ
ッチングトランジスタ5はオンし、上記(1)式で示さ
れる式に概略そって突入電流が流れる。
ッチングトランジスタ5はオンし、上記(1)式で示さ
れる式に概略そって突入電流が流れる。
【0150】図18では電源電圧VBAT は比較的低いの
で、図17の場合よりも突入電流Iの傾きは緩やかにな
っている。すなわち、電圧eの傾きも緩やかになってい
る。この例では、所定の最大オン期間では最大電流検出
回路17にて設定されている最大電流よりも小さくなっ
ており、信号hはハイレベルのままになっている。従っ
て、この突入電流にて素子の劣化や破壊等を招く事はな
い。また、出力としては電源電圧VBAT が低くなってい
る分、tONが長くなり、突入電流を大きくしようとする
ので、充分な出力電圧にて充分な出力電流を得ることが
可能となる。
で、図17の場合よりも突入電流Iの傾きは緩やかにな
っている。すなわち、電圧eの傾きも緩やかになってい
る。この例では、所定の最大オン期間では最大電流検出
回路17にて設定されている最大電流よりも小さくなっ
ており、信号hはハイレベルのままになっている。従っ
て、この突入電流にて素子の劣化や破壊等を招く事はな
い。また、出力としては電源電圧VBAT が低くなってい
る分、tONが長くなり、突入電流を大きくしようとする
ので、充分な出力電圧にて充分な出力電流を得ることが
可能となる。
【0151】駆動回路16からのオフ信号d´によりス
イッチングトランジスタ5がオフされると、コイル2は
電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコンデンサ
4側に電流が流れる。すると、出力電圧VOUT は若干上
昇する。
イッチングトランジスタ5がオフされると、コイル2は
電流を流そうと働き、ダイオード3を介してコンデンサ
4側に電流が流れる。すると、出力電圧VOUT は若干上
昇する。
【0152】そして、次のオン期間になるとスイッチン
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
グトランジスタ5は再びオンし、以下同様の動作を繰返
す。
【0153】上記動作が何度か繰返されると、出力電圧
VOUT は徐々に上昇していく(図18参照)。出力電圧
検出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応
じた電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、前記最大電流検出回路17の最大電流より
も小さくなっていく。すると、同様に比較回路9の出力
信号fにより、駆動回路9はスイッチングトランジスタ
5をオフにする。この動作は出力電圧が目標とする所定
電圧になるまで続くと共に、安定後も出力電流に相当し
た電流を毎回供給するように動作する。
VOUT は徐々に上昇していく(図18参照)。出力電圧
検出回路8は前述した様にこの電圧を検出し、これに応
じた電圧を出力しており、比較回路9はこの値と上記
(1)式で求められる電流に相当した電圧eとを比較す
る。ここで、前記出力電圧検出回路8は出力電圧VOUT
が前回よりも高くなっている為、前回よりも低い電圧を
出力しており、従って、比較回路9はより低い電圧値、
つまりより低い電流値にて比較信号を出力するようにな
る。そして、前記最大電流検出回路17の最大電流より
も小さくなっていく。すると、同様に比較回路9の出力
信号fにより、駆動回路9はスイッチングトランジスタ
5をオフにする。この動作は出力電圧が目標とする所定
電圧になるまで続くと共に、安定後も出力電流に相当し
た電流を毎回供給するように動作する。
【0154】以上の様に、電源電圧が高い場合も低い場
合も、最大突入電流以上、電流を流さないようにするの
で、素子の破壊や劣化等の心配はなくなる。また、電源
電圧VBAT が低くなると、最大オン時間までtONが長く
なる為、充分な出力電圧,出力電流を得ることができ
る。
合も、最大突入電流以上、電流を流さないようにするの
で、素子の破壊や劣化等の心配はなくなる。また、電源
電圧VBAT が低くなると、最大オン時間までtONが長く
なる為、充分な出力電圧,出力電流を得ることができ
る。
【0155】尚、この実施例においても、コイルを用い
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
たDC/DCコンバータについて説明したが、これをト
ランス型DC/DCコンバータとしても同様の効果を得
ることができる。
【0156】また、昇圧型,降圧型コンバータの何れに
も適用可能である。
も適用可能である。
【0157】さらに、最大電流検出回路17によって判
定される電流検出方式は、上記の実施例に限定されるも
のではない。例えば、トランス型DC/DCコンバータ
において、電流検出巻線を用いてコイルに流れる電流を
検出しても、あるいは、非接触タイプのコイル電流を直
接検出できる素子を用いても、同様の効果を得ることが
できる。
定される電流検出方式は、上記の実施例に限定されるも
のではない。例えば、トランス型DC/DCコンバータ
において、電流検出巻線を用いてコイルに流れる電流を
検出しても、あるいは、非接触タイプのコイル電流を直
接検出できる素子を用いても、同様の効果を得ることが
できる。
【0158】上記の第7の実施例によれば、電源交換
時、あるいはDC/DCコンバータ起動時に突入電流を
検出し、これが所定電流以上になった時は、DC/DC
コンバータのスイッチングトランジスタを強制的にオフ
するようにしている為、突入電流による素子の劣化や破
壊を防ぐことができ、且つ、低電圧でも所定の出力電
圧,出力電流を得ることができる。
時、あるいはDC/DCコンバータ起動時に突入電流を
検出し、これが所定電流以上になった時は、DC/DC
コンバータのスイッチングトランジスタを強制的にオフ
するようにしている為、突入電流による素子の劣化や破
壊を防ぐことができ、且つ、低電圧でも所定の出力電
圧,出力電流を得ることができる。
【0159】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出力電圧検出手段にて検出された電圧を所定電圧になる
ようにスイッチング手段を駆動する制御手段内に、電源
電圧を検出する電源電圧検出手段と、該電源電圧検出手
段にて検出された電源電圧に基づいてスイッチング手段
のオン,オフの周波数を変える周波数切換手段とを設
け、また、電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、該
電源電圧検出手段にて検出された電源電圧に基づいてス
イッチング手段のオン,オフの最大デューティを変える
最大デューティ設定手段とを設け、また、電源電圧を検
出する電源電圧検出手段と、該電源電圧検出手段の出力
に基づいて前記出力電圧検出手段にて検出される出力電
圧に相関した電圧に補正をかけ、この補正された電圧と
前記コイル電流に相当した電圧に応じて前記スイッチン
グ手段を制御するスイッチング制御手段とを設け、DC
/DCコンバータの動作開始時の電源電源電圧に基づい
て、スイッチング手段のオン,オフ、つまりDC/DC
コンバータのオン,オフの周波数、あるいは、オンさせ
ておく最大デューティを切り換えたり、出力電圧に相関
した電圧に補正をかけるようにしている。
出力電圧検出手段にて検出された電圧を所定電圧になる
ようにスイッチング手段を駆動する制御手段内に、電源
電圧を検出する電源電圧検出手段と、該電源電圧検出手
段にて検出された電源電圧に基づいてスイッチング手段
のオン,オフの周波数を変える周波数切換手段とを設
け、また、電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、該
電源電圧検出手段にて検出された電源電圧に基づいてス
イッチング手段のオン,オフの最大デューティを変える
最大デューティ設定手段とを設け、また、電源電圧を検
出する電源電圧検出手段と、該電源電圧検出手段の出力
に基づいて前記出力電圧検出手段にて検出される出力電
圧に相関した電圧に補正をかけ、この補正された電圧と
前記コイル電流に相当した電圧に応じて前記スイッチン
グ手段を制御するスイッチング制御手段とを設け、DC
/DCコンバータの動作開始時の電源電源電圧に基づい
て、スイッチング手段のオン,オフ、つまりDC/DC
コンバータのオン,オフの周波数、あるいは、オンさせ
ておく最大デューティを切り換えたり、出力電圧に相関
した電圧に補正をかけるようにしている。
【0160】また、本発明によれば、出力電圧検出手段
にて検出された電圧を所定電圧になるようにスイッチン
グ手段を駆動する制御手段内に、このDC/DCコンバ
ータの動作開始に連動して計時動作を開始するカウント
手段と、該カウント手段の出力に応じて前記スイッチン
グ手段のオン,オフの周波数を変える周波数切換手段と
を設け、また、このDC/DCコンバータの動作開始に
連動して計時動作を開始するカウント手段と、該カウン
ト手段の出力に応じて前記スイッチング手段のオン,オ
フの最大デューティを変える最大デューティ設定手段と
を設け、また、このDC/DCコンバータの動作開始に
連動して計時動作を開始するカウント手段と、該カウン
ト手段の出力に応じて前記出力電圧検出手段にて検出さ
れる出力電圧に相関した電圧に補正をかけ、この補正さ
れた電圧と前記コイル電流に相当した電圧に応じて前記
スイッチング手段を制御するスイッチング制御手段とを
設け、例えばDC/DCコンバータの動作開始の後、出
力電圧が安定するまでの間をカウントするカウント手段
の出力に基づいて、スイッチング手段のオン,オフ、つ
まりDC/DCコンバータのオン,オフの周波数、ある
いは、オンさせておく最大デューティを切り換えたり、
出力電圧に相関した電圧に補正をかけるようにしてい
る。
にて検出された電圧を所定電圧になるようにスイッチン
グ手段を駆動する制御手段内に、このDC/DCコンバ
ータの動作開始に連動して計時動作を開始するカウント
手段と、該カウント手段の出力に応じて前記スイッチン
グ手段のオン,オフの周波数を変える周波数切換手段と
を設け、また、このDC/DCコンバータの動作開始に
連動して計時動作を開始するカウント手段と、該カウン
ト手段の出力に応じて前記スイッチング手段のオン,オ
フの最大デューティを変える最大デューティ設定手段と
を設け、また、このDC/DCコンバータの動作開始に
連動して計時動作を開始するカウント手段と、該カウン
ト手段の出力に応じて前記出力電圧検出手段にて検出さ
れる出力電圧に相関した電圧に補正をかけ、この補正さ
れた電圧と前記コイル電流に相当した電圧に応じて前記
スイッチング手段を制御するスイッチング制御手段とを
設け、例えばDC/DCコンバータの動作開始の後、出
力電圧が安定するまでの間をカウントするカウント手段
の出力に基づいて、スイッチング手段のオン,オフ、つ
まりDC/DCコンバータのオン,オフの周波数、ある
いは、オンさせておく最大デューティを切り換えたり、
出力電圧に相関した電圧に補正をかけるようにしてい
る。
【0161】また、本発明によれば、コイル電流に相関
する電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段か
らの出力が所定の電流値より大きいことを検知する検知
手段と、該検知手段による検知により、スイッチング手
段を強制的にオフにするスイッチング制御手段とを設
け、コイルへ流れる電流に相関する電流が所定の電流値
を超える場合は、スイッチング手段を強制的にオフにす
るようにしている。
する電流を検出する電流検出手段と、該電流検出手段か
らの出力が所定の電流値より大きいことを検知する検知
手段と、該検知手段による検知により、スイッチング手
段を強制的にオフにするスイッチング制御手段とを設
け、コイルへ流れる電流に相関する電流が所定の電流値
を超える場合は、スイッチング手段を強制的にオフにす
るようにしている。
【0162】よって、所定の出力電圧や出力電流を確保
しつつ、スイッチング手段の破壊や劣化を防ぐことが可
能となる。
しつつ、スイッチング手段の破壊や劣化を防ぐことが可
能となる。
【図1】本発明の第1の実施例におけるDC/DCコン
バータの概略構成を示すブロック図である。
バータの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のDC/DCコンバータにおいて電源電圧
が高い場合の各部のタイミングチャートである。
が高い場合の各部のタイミングチャートである。
【図3】図1のDC/DCコンバータにおいて電源電圧
が低い場合の各部のタイミングチャートである。
が低い場合の各部のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例におけるDC/DCコン
バータの概略構成を示すブロック図である。
バータの概略構成を示すブロック図である。
【図5】図4のDC/DCコンバータにおいて電源電圧
が高い場合の各部のタイミングチャートである。
が高い場合の各部のタイミングチャートである。
【図6】図4のDC/DCコンバータにおいて電源電圧
が低い場合の各部のタイミングチャートである。
が低い場合の各部のタイミングチャートである。
【図7】本発明の第3の実施例におけるDC/DCコン
バータの概略構成を示すブロック図である。
バータの概略構成を示すブロック図である。
【図8】図7のDC/DCコンバータにおいて電源電圧
が高い場合の各部のタイミングチャートである。
が高い場合の各部のタイミングチャートである。
【図9】図7のDC/DCコンバータにおいて電源電圧
が低い場合の各部のタイミングチャートである。
が低い場合の各部のタイミングチャートである。
【図10】本発明の第4の実施例におけるDC/DCコ
ンバータの概略構成を示すブロック図である。
ンバータの概略構成を示すブロック図である。
【図11】図10のDC/DCコンバータにおける各部
のタイミングチャートである。
のタイミングチャートである。
【図12】本発明の第5の実施例におけるDC/DCコ
ンバータの概略構成を示すブロック図である。
ンバータの概略構成を示すブロック図である。
【図13】図12のDC/DCコンバータにおける各部
のタイミングチャートである。
のタイミングチャートである。
【図14】本発明の第6の実施例におけるDC/DCコ
ンバータの概略構成を示すブロック図である。
ンバータの概略構成を示すブロック図である。
【図15】図14のDC/DCコンバータにおける各部
のタイミングチャートである。
のタイミングチャートである。
【図16】本発明の第7の実施例におけるDC/DCコ
ンバータの概略構成を示すブロック図である。
ンバータの概略構成を示すブロック図である。
【図17】図16のDC/DCコンバータにおいて電源
電圧が高い場合の各部のタイミングチャートである。
電圧が高い場合の各部のタイミングチャートである。
【図18】図16のDC/DCコンバータにおいて電源
電圧が低い場合の各部のタイミングチャートである。
電圧が低い場合の各部のタイミングチャートである。
【図19】従来のDC/DCコンバータの概略構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
1 電池 2 コイル 4 コンデンサ(蓄積手段) 5 スイッチングトランジスタ(スイッチング手
段) 8 出力電圧検出回路 9 比較回路 10 電源電圧検出回路 11 制御回路 14 周波数切換回路 15 最大デューティ設定回路 16 駆動回路 17 最大電流検出回路 18 ANDゲート 19 カウンタ回路
段) 8 出力電圧検出回路 9 比較回路 10 電源電圧検出回路 11 制御回路 14 周波数切換回路 15 最大デューティ設定回路 16 駆動回路 17 最大電流検出回路 18 ANDゲート 19 カウンタ回路
Claims (7)
- 【請求項1】 所定のインダクタンスを有するコイル
と、該コイルに直列に接続されるスイッチング手段と、
電源が供給されて前記コイルに発生するエネルギーを蓄
積する蓄積手段と、該蓄積手段に蓄積されたエネルギー
を出力電圧として検出する出力電圧検出手段と、該出力
電圧検出手段にて検出された電圧を所定電圧になるよう
に前記スイッチング手段を駆動する制御手段とを備えた
DC/DCコンバータにおいて、前記制御手段内に、電
源電圧を検出する電源電圧検出手段と、該電源電圧検出
手段にて検出された電源電圧に基づいて前記スイッチン
グ手段のオン,オフの周波数を変える周波数切換手段と
を設けたことを特徴とするDC/DCコンバータ。 - 【請求項2】 所定のインダクタンスを有するコイル
と、該コイルに直列に接続されるスイッチング手段と、
電源が供給されて前記コイルに発生するエネルギーを蓄
積する蓄積手段と、該蓄積手段に蓄積されたエネルギー
を出力電圧として検出する出力電圧検出手段と、該出力
電圧検出手段にて検出された電圧を所定電圧になるよう
に前記スイッチング手段を駆動する制御手段とを備えた
DC/DCコンバータにおいて、前記制御手段内に、電
源電圧を検出する電源電圧検出手段と、該電源電圧検出
手段にて検出された電源電圧に基づいて前記スイッチン
グ手段のオン,オフの最大デューティを変える最大デュ
ーティ設定手段とを設けたことを特徴とするDC/DC
コンバータ。 - 【請求項3】 所定のインダクタンスを有するコイル
と、該コイルに直列に接続されるスイッチング手段と、
前記コイルへ流れる電流を検出する電流検出手段と、電
源が供給されて前記コイルに発生するエネルギーを蓄積
する蓄積手段と、該蓄積手段に蓄積されたエネルギーを
出力電圧として検出する出力電圧検出手段と、該出力電
圧検出手段にて検出された電圧と所定電圧との差に相当
する電流を前記コイルに流すべく、前記スイッチング手
段を駆動する制御手段とを備えたDC/DCコンバータ
であって、前記制御手段内に、電源電圧を検出する電源
電圧検出手段と、該電源電圧検出手段の出力に基づいて
前記出力電圧検出手段にて検出される出力電圧に相関し
た電圧に補正をかけ、この補正された電圧と前記コイル
電流に相当した電圧に応じて前記スイッチング手段を制
御するスイッチング制御手段とを設けたことを特徴とす
るDC/DCコンバータ。 - 【請求項4】 所定のインダクタンスを有するコイル
と、該コイルに直列に接続されるスイッチング手段と、
電源が供給されて前記コイルに発生するエネルギーを蓄
積する蓄積手段と、該蓄積手段に蓄積されたエネルギー
を出力電圧として検出する出力電圧検出手段と、該出力
電圧検出手段にて検出された電圧を所定電圧になるよう
に前記スイッチング手段を駆動する制御手段とを備えた
DC/DCコンバータにおいて、前記制御手段内に、こ
のDC/DCコンバータの動作開始に連動して計時動作
を開始するカウント手段と、該カウント手段の出力に応
じて前記スイッチング手段のオン,オフの周波数を変え
る周波数切換手段とを設けたことを特徴とするDC/D
Cコンバータ。 - 【請求項5】 所定のインダクタンスを有するコイル
と、該コイルに直列に接続されるスイッチング手段と、
電源が供給されて前記コイルに発生するエネルギーを蓄
積する蓄積手段と、該蓄積手段に蓄積されたエネルギー
を出力電圧として検出する出力電圧検出手段と、該出力
電圧検出手段にて検出された電圧を所定電圧になるよう
に前記スイッチング手段を駆動する制御手段とを備えた
DC/DCコンバータにおいて、前記制御手段内に、こ
のDC/DCコンバータの動作開始に連動して計時動作
を開始するカウント手段と、該カウント手段の出力に応
じて前記スイッチング手段のオン,オフの最大デューテ
ィを変える最大デューティ設定手段とを設けたことを特
徴とするDC/DCコンバータ。 - 【請求項6】 所定のインダクタンスを有するコイル
と、該コイルに直列に接続されるスイッチング手段と、
前記コイルへ流れる電流を検出する電流検出手段と、電
源が供給されて前記コイルに発生するエネルギーを蓄積
する蓄積手段と、該蓄積手段に蓄積されたエネルギーを
出力電圧として検出する出力電圧検出手段と、該出力電
圧検出手段にて検出された電圧を所定電圧になるように
前記スイッチング手段を駆動する制御手段とを備えたD
C/DCコンバータであって、前記制御手段内に、この
DC/DCコンバータの動作開始に連動して計時動作を
開始するカウント手段と、該カウント手段の出力に応じ
て前記出力電圧検出手段にて検出される出力電圧に相関
した電圧に補正をかけ、この補正された電圧と前記コイ
ル電流に相当した電圧に応じて前記スイッチング手段を
制御するスイッチング制御手段とを設けたことを特徴と
するDC/DCコンバータ。 - 【請求項7】 所定のインダクタンスを有するコイル
と、該コイルに直列に接続されるスイッチング手段と、
電源が供給されて前記コイルに発生するエネルギーを蓄
積する蓄積手段とを備えたDC/DCコンバータにおい
て、前記コイルへ流れる電流に相関する電流を検出する
電流検出手段と、該電流検出手段からの出力が所定の電
流値より大きいことを検知する検知手段と、該検知手段
による検知により、前記スイッチング手段を強制的にオ
フにするスイッチング制御手段とを設けたことを特徴と
するDC/DCコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28727793A JPH07123706A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | Dc/dcコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28727793A JPH07123706A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | Dc/dcコンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07123706A true JPH07123706A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17715323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28727793A Pending JPH07123706A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | Dc/dcコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07123706A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002010633A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-11 | Funai Electric Co Ltd | スイッチング電源 |
US6900996B2 (en) | 2002-07-26 | 2005-05-31 | Fuji Electric Co., Ltd. | Method and apparatus for controlling a DC-DC converter |
WO2008111347A1 (en) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Ricoh Company, Ltd. | Switching regulator and method of controlling the same |
JP2009195101A (ja) * | 2008-01-16 | 2009-08-27 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 電源供給装置および電源供給方法 |
JP2009268348A (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-12 | Honeywell Internatl Inc | 電源ブーストシステムにおいて実質的に一定の出力電圧を提供するためのシステムおよび方法 |
JP2010074895A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Sony Corp | 電源装置 |
-
1993
- 1993-10-25 JP JP28727793A patent/JPH07123706A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010074895A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Sony Corp | 電源装置 |
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