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JPH07113646B2 - 半導体加速度センサ - Google Patents

半導体加速度センサ

Info

Publication number
JPH07113646B2
JPH07113646B2 JP62227165A JP22716587A JPH07113646B2 JP H07113646 B2 JPH07113646 B2 JP H07113646B2 JP 62227165 A JP62227165 A JP 62227165A JP 22716587 A JP22716587 A JP 22716587A JP H07113646 B2 JPH07113646 B2 JP H07113646B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain gauges
acceleration
weight
component
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62227165A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6469957A (en
Inventor
昭夫 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP62227165A priority Critical patent/JPH07113646B2/ja
Publication of JPS6469957A publication Critical patent/JPS6469957A/ja
Publication of JPH07113646B2 publication Critical patent/JPH07113646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、工業計測、車両、航空機等各種の分野にお
いて用いられ半導体加速度センサに関する。
[従来技術] 近年、2次元または3次元方向の加速度を検出可能であ
る半導体加速度センサが開発されている。例えば、3次
元方向の加速度を検出できるものとしては、第5図に示
すように同一の半導体基板1に、X方向に揺動自在な片
持はりを有するセンサ2、Y方向に揺動自在な片持はり
を有するセンサ3およびZ方向に揺動自在な片持はりを
有するセンサ4を形成し、それぞれの方向の加速度を測
定するものがある。なお、この図に示す半導体加速度セ
ンサは特許願昭62−118260に記載されている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した従来の半導体加速度センサにあって
は、一方向に対して揺動自在とした片持はりを有するセ
ンサが各方向に対して別個に設けられた構造であるた
め、各センサの形状を揃えて形成しなければ検出感度に
ばらつきが生じるという問題がある。この問題を解決す
るためにはセンサの形成精度を高める必要があるが、形
成精度を高めるには技術的に難しいという問題がある。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、形
成精度を高める必要がなく検出精度を向上させることが
できる半導体加速度センサを提供することを目的として
いる。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上述した問題点を解決するために、半導体
基板中央部に形成される重り部と、前記半導体基板の周
縁部に形成される支持部と、前記重り部の一方の側と前
記支持部との間い形成される第1のはり部と、前記重り
部の前記一方の側に対向する側と前記支持部との間に形
成される第2のはり部とを有する半導体加速度センサに
おいて、前記第1のはり部と前記支持部との接続部分に
配置される2個の歪ゲージと前記第2のはり部と前記支
持部との接続部分に配置される2個の歪ゲージとによっ
て構成される第1のホィートストンブリッジと、前記第
2のはり部と前記重り部の接続部分に配置される2個の
歪ゲージと該第2のはり部と前記支持部との接続部分に
配置される2個の歪ゲージによって構成される第2のホ
ィートストンブリッジとを具備したことを特徴とする。
[作用] 上記構成によれば、両持はり構造の加速度センサとし、
第1のはり部と支持部との接続部分に配置した2個の歪
ゲージと、第2のはり部と支持部との接続部分に配置し
た2個の歪ゲージとから第1のホィートストンブリッジ
を構成し、このブリッジによって重り部に作用する加速
度における、はり部の軸方向の加速度成分を検出する。
一方、第2のはり部と支持部との接続部分に配置した2
個の歪ゲージと、第2のはり部と重り部との接続部分に
配置した2個の歪ゲージとから第2のホィートストンブ
リッジを構成し、このブリッジによってはり部の軸方向
に対して直角方向の加速度成分を検出する。このよう
に、重り部に作用する加速度は、はり部の軸方向成分
と、はり部の軸方向に直角な成分に分けられ、軸方向成
分が第1のホィートストンブリッジによって検出され、
軸方向成分に直角な成分が第2のホィートストンブリッ
ジによって検出される。
[実施例] 以下図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
第1図は、この発明の一実施例の構成を示す平面図であ
る。図において、5は半導体基板(支持部を兼ねる)で
あり、6a,6bは半導体基板5に空けらたコ字状の切欠部
である。切欠部6a,6bは、互いに対向するように構成さ
れており、これら切欠部6a,6bに囲まれた部分により、
はり部5a,5bおよび重り部5cが構成されている。第2図
は第1図のAA線断面図であり、この図に示すように、は
り部5a,5bは細く薄く形成され、重り部5cは肉厚に形成
されている。7,8は各々はり部5a上に取り付けられた歪
ゲージであり、半導体基板5とはり部5aとの接続部分に
配置されている。9,10,11,12,13,14は各々はり部5b上に
取り付けられた歪ゲージであり、これらのうち歪ゲージ
13,14は、はり部5bと重り部5cとの接続部分に配置さ
れ、歪ゲージ9,10,11,12は、はり部5bと半導体基板5と
の接続部分に配置されている。
上記構成によれば、はり部5a,5bが、構造上両持はりと
なるため、第3図(イ)に示すように重り部5cに下方向
の加速度が作用すると、はり部5a,5bには同図(ロ)に
示すような応力分布となる。この場合、歪ゲージ7〜11
には引っ張り応力がかかり抵抗値が増加する。また、歪
ゲージ13,14には圧縮応力がかかり抵抗値が減少する。
このように、重り部5cに加速度が作用することにより、
はり部5a,5cには加速度の作用方向に応じた応力がかか
る。また、上述した歪ゲージ7〜14には取り付けられた
部分の応力に応じた抵抗値の変化が生じる。
第4図(イ),(ロ)は、各々この実施例の電気的構成
を示す回路図である。ここで、重り部5cに加速度が作用
したときの歪ゲージ7〜14の抵抗値の変化を検出するこ
とにより重り部5cに作用する加速度の2次元方向成分を
求めることができる。例えば、第3図(イ)に示すごと
く重り部5cに加速度αが作用した場合における、はりの
軸方向成分(以下、X方向成分と称する)αxと、この
はりの軸方向成分に直角な成分(以下、Z方向成分と称
する)αzを求めることができる。以下、この加速度α
を例としてそのX方向成分αx、Z方向成分αzの求め
方について説明する。
まず、第4図(イ)において、歪ゲージ7と歪ゲージ
8、歪ゲージ9と歪ゲージ10が各々対辺となるようにブ
リッジ15が構成されている。このような回路構成によれ
ば、加速度αのX方向成分αxに対して歪ゲージ7,8の
抵抗値の変化の方向が、歪ゲージ9,10の抵抗値の変化の
方向と逆になるため、ブリッジ15の出力電圧VxがX方向
成分αxに対応した値になる。次に、同図(ロ)におい
て、歪ゲージ11と歪ゲージ12、歪ゲージ13と歪ゲージ14
が各々対辺となるようにブリッジ16が構成されている。
このような回路構成によれば、加速度αのZ方向成分α
zに対して歪ゲージ11,12の抵抗値の変化の方向が、歪
ゲージ13,14の抵抗値の変化の方向と逆になるため、ブ
リッジ16の出力電圧VzがZ方向成分αzに対応した値に
なる。
次に、ブリッジ15,16から得られる各出力電圧Vx,Vzは、
以下のように表すことができる。なお、歪ゲージ7〜10
の抵抗値をR1〜R4とし、歪ゲージ11〜14の抵抗値をR5
R8とする。
ブリッジ15,16の出力電圧Vz,Vxは、 となる。
ここで、各歪ゲージの無歪状態における抵抗値が全て等
しいとして、R1,R2,……,R8の各値をRと置く。そし
て、上述したはり部5a,5bの応力の関係から各歪ゲージ
の抵抗値の変化分には次の関係がある。
ΔR1=ΔR2、 ΔR3=ΔR4=ΔR5=ΔR6、 ΔR7=ΔR8 したがって、上記,式は次のようになる。
この場合、ΔR<<Rであるため、,式は次のよう
になる。
次に、各歪ゲージに発生する応力を求める。なお、この
実施例は、長さが共にl0としたはり部5aとはり部5bの各
先端に重り部5cを設けた構造としているので、近似的
に、中央に集中荷重を受けるとともに、軸方向にも力を
受ける長さが2l0の両端固定はりと見なすことができ
る。
さて、各歪ゲージに発生する応力は次式にて表すことが
できる。
歪ゲージ7,8に発生する応力δ7のうち、Z方向成
分αzは、 となる。また、X方向成分αxは、両端における支持部
側の反力がmαx/2となるため、 となる。したがって、 となる。
同様に、歪ゲージ9,10,11,12に発生する応力δ910,
δ1112は、 となり、 歪ゲージ13,14に発生する応力δ1314は、 となる。(a:はりの幅、b:はりの厚さ、m:重り部の重
さ) ここで、ΔR1,ΔR3,ΔR7は歪に比例し、また、歪は応力
に比例する。したがって、応力はΔR1,ΔR3,ΔR7に比例
するので、上記した,式は次のように書き変えるこ
とができる。
(IIι:歪ゲージの縦方向ピエゾ抵抗係数) したがって、,式に,,式を代入すると、 となる。
以上、,式より出力電圧Vz,Vxはαz,αxの一次関
数となり、相互に干渉することなくリニアな出力が得ら
れる。そして、,式よりαz,αxを求めることがで
きる。
このように、両持はり構造にして、各はり部5a,5bに各
々ゲージ抵抗を配置し、これらをブリッジ結線すること
により2次元方向の加速度の各成分を一度に検出するこ
とができる。したがって、従来、片持はりを有するセン
サを各方向毎に別個に設けて2次元方向の加速度の各成
分を検出する場合と比較して、各センサの形状を揃えて
形成するということが全く不要となる。さらに、各セン
サの形成精度の違いによるバラツキというものが全くな
いので検出精度が向上するという利点もある。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、半導体基板中央
部に形成される重り部と、前記半導体基板の周縁部に形
成される支持部と、前記重り部の一方の側と前記支持部
との間に形成される第1のはり部と、前記重り部の前記
一方の側に対向する側と前記支持部との間に形成される
第2のはり部とを有する半導体加速度センサにおいて、
前記第1のはり部と前記支持部との接続部分に配置され
る2個の歪ゲージと前記第2のはり部と前記支持部との
接続部分に配置される2個の歪ゲージとによって構成さ
れる第1のホィートストンブリッジと、前記第2のはり
部と前記重り部の接続部分に配置される2個の歪ゲージ
と該第2のはり部と前記支持部との接続部分に配置され
る2個の歪ゲージによって構成される第2のホィートス
トンブリッジとを具備したので、形成精度を高める必要
がなく検出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の外観構成を示す平面図、
第2図は第1図のAA線断面図、第3図は同実施例を説明
するための図、第4図は同実施例の電気的構成を示す回
路図、第5図は従来の半導体加速度センサの外観構成を
示す斜視図である。 5……半導体基板(支持部を兼ねる)、5a,5b……はり
部、5c……重り部、7〜14……歪ゲージ(歪ゲージ7,8,
9,10は第1のホィートストンブリッジを構成し、歪ゲー
ジ11,12,13,14は第2のホィートストンブリッジを構成
する)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)半導体基板中央部に形成される重り
    部と、前記半導体基板の周縁部に形成される支持部と、
    前記重り部の一方の側と前記支持部との間に形成される
    第1のはり部と、前記重り部の前記一方の側に対向する
    側と前記支持部との間に形成される第2のはり部とを有
    する半導体加速度センサにおいて、 (b)前記第1のはり部と前記支持部との接続部分に配
    置される2個の歪ゲージと前記第2のはり部と前記支持
    部との接続部分に配置される2個の歪ゲージとによって
    構成される第1のホィートストンブリッジと、 (c)前記第2のはり部と前記重り部の接続部分に配置
    される2個の歪ゲージと該第2のはり部と前記支持部と
    の接続部分に配置される2個の歪ゲージによって構成さ
    れる第2のホィートストンブリッジとを具備したことを
    特徴とする半導体加速度センサ。
JP62227165A 1987-09-10 1987-09-10 半導体加速度センサ Expired - Lifetime JPH07113646B2 (ja)

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JPS6469957A JPS6469957A (en) 1989-03-15
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JP2537805Y2 (ja) * 1989-07-31 1997-06-04 株式会社ユニシアジェックス サスペンションシステムのセンサ構造

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