JPH0669572B2 - 鮮映性の優れたプレス成形加工用アルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents
鮮映性の優れたプレス成形加工用アルミニウム合金板の製造方法Info
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- JPH0669572B2 JPH0669572B2 JP1208714A JP20871489A JPH0669572B2 JP H0669572 B2 JPH0669572 B2 JP H0669572B2 JP 1208714 A JP1208714 A JP 1208714A JP 20871489 A JP20871489 A JP 20871489A JP H0669572 B2 JPH0669572 B2 JP H0669572B2
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Classifications
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
- B21B1/227—Surface roughening or texturing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B2003/001—Aluminium or its alloys
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B21B—ROLLING OF METAL
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- B21B27/005—Rolls with a roughened or textured surface; Methods for making same
Landscapes
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- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はプレス成形加工用のアルミニウム合金圧延板の
製造方法に係り、特に塗装後の外観性、及び鮮映性に優
れたアルミニウム合金板の製造方法に関する。
製造方法に係り、特に塗装後の外観性、及び鮮映性に優
れたアルミニウム合金板の製造方法に関する。
（従来の技術及び解決しようとする課題） 従来、プレス成形に供されるアルミニウム合金圧延板と
しては、ダル仕上面（D.C.）を有するものや、上記ダル
仕上面よりも粗いダル仕上面（R.D.C.）を有するものが
自動車や家電製品などの耐久消費材を中心に使用されて
いる。
しては、ダル仕上面（D.C.）を有するものや、上記ダル
仕上面よりも粗いダル仕上面（R.D.C.）を有するものが
自動車や家電製品などの耐久消費材を中心に使用されて
いる。
特に、自動車用材料や家電製品用材料においては、成形
性の向上、表面疵の防止、ハンドリング性の向上などの
ために、R.D.C.用の圧延ロールを用いて表面を粗面化さ
せたR.D.C.仕上面を有するアルミニウム合金板が使用さ
れている。
性の向上、表面疵の防止、ハンドリング性の向上などの
ために、R.D.C.用の圧延ロールを用いて表面を粗面化さ
せたR.D.C.仕上面を有するアルミニウム合金板が使用さ
れている。
しかし乍ら、近時、一般消費者の高級化指向から、塗装
後の外観性、特に鮮映性がより重視されるようになって
きているが、上記のようなアルミニウム合金圧延板の表
面性状では、要求される外観性及び良好な鮮映性を具備
させることは困難となっている。そこで、上記のR.D.C.
の優れた特性を劣化させずに外観性及び鮮映性を向上さ
せたアルミニウム合金圧延板が求められていた。
後の外観性、特に鮮映性がより重視されるようになって
きているが、上記のようなアルミニウム合金圧延板の表
面性状では、要求される外観性及び良好な鮮映性を具備
させることは困難となっている。そこで、上記のR.D.C.
の優れた特性を劣化させずに外観性及び鮮映性を向上さ
せたアルミニウム合金圧延板が求められていた。
本発明は、かゝる要請に応えるべくなされたものであっ
て、R.D.C.の優れた特性を劣化させずに塗装後の外観性
及び鮮映性が向上したプレス成形用アルミニウム合金板
を製造する方法を提供することを目的とするものであ
る。
て、R.D.C.の優れた特性を劣化させずに塗装後の外観性
及び鮮映性が向上したプレス成形用アルミニウム合金板
を製造する方法を提供することを目的とするものであ
る。
（課題を解決するための手段） 前記目的を達成するため、本発明者は、かゝる用途のア
ルミニウム合金板の表面性状を調整する方策について鋭
意研究を重ねた。
ルミニウム合金板の表面性状を調整する方策について鋭
意研究を重ねた。
その結果、レーザー加工された圧延ロールを用いて圧延
し、表面性状を調整することにより、R.D.C.の特性を劣
化させることなく、鮮映性を向上させることができると
いう知見を得て、特に特願昭63-192938号等にて提案し
た。
し、表面性状を調整することにより、R.D.C.の特性を劣
化させることなく、鮮映性を向上させることができると
いう知見を得て、特に特願昭63-192938号等にて提案し
た。
すなわち、レーザー加工された圧延ロールを用いて圧延
したアルミニウム合金板の表面形態として、圧痕の径、
ピッチ、平坦部面積率、微小うねりが鮮映性に影響を及
ぼすので、これらを規制し、また平坦部の粗度も鮮映性
に影響を及ぼすのでこれを規制したプレス成形加工用ア
ルミニウム合金板を提案した。
したアルミニウム合金板の表面形態として、圧痕の径、
ピッチ、平坦部面積率、微小うねりが鮮映性に影響を及
ぼすので、これらを規制し、また平坦部の粗度も鮮映性
に影響を及ぼすのでこれを規制したプレス成形加工用ア
ルミニウム合金板を提案した。
しかし、その後の研究により、かゝる表面性状条件を具
備した圧延板においても、圧延条件が適切でないと、板
表面の広範囲において圧延模様の１つであるヘリンボー
ン（圧延方向に対して或る角度で発生する杉綾模様の光
沢差）が発生し、鮮映性を阻害することになることが判
明した。
備した圧延板においても、圧延条件が適切でないと、板
表面の広範囲において圧延模様の１つであるヘリンボー
ン（圧延方向に対して或る角度で発生する杉綾模様の光
沢差）が発生し、鮮映性を阻害することになることが判
明した。
そこで、このようなヘリンボーンの発生しない圧延条件
について更に研究した結果、圧下量を20μｍ以下とする
ことが必要であることを見い出したものである。
について更に研究した結果、圧下量を20μｍ以下とする
ことが必要であることを見い出したものである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
（作用） 前述の如く、従来のアルミニウム合金板の表面性状調整
方法は、ショットピーニング等々により粗面化された圧
延ロールにより、アルミニウム合金圧延板の表面をダル
仕上面としていたが、本発明ではレーザー加工により表
面調整した圧延ロールを用いて板の表面性状を圧延調整
するのである。
方法は、ショットピーニング等々により粗面化された圧
延ロールにより、アルミニウム合金圧延板の表面をダル
仕上面としていたが、本発明ではレーザー加工により表
面調整した圧延ロールを用いて板の表面性状を圧延調整
するのである。
その際、ロール表面性状の調整基準としては、圧延板に
転写された円形状の圧痕の径を100〜300μｍ、ピッチが
150〜500μｍで、圧痕のない平坦な部分の面積率が60％
以上で、しかも平坦部の表面粗さRaが0.35μｍ以下とな
るようにする（第１図参照）。これにより、鮮映性を優
れたものとすることが可能である。
転写された円形状の圧痕の径を100〜300μｍ、ピッチが
150〜500μｍで、圧痕のない平坦な部分の面積率が60％
以上で、しかも平坦部の表面粗さRaが0.35μｍ以下とな
るようにする（第１図参照）。これにより、鮮映性を優
れたものとすることが可能である。
ところで、レーザー加工した圧延ロールを用いてアルミ
ニウム合金板を圧延する時にヘリンボーン（第２図参
照）が圧延方向と30〜80°の傾斜角度で発生することが
多く、圧延条件を適正に調整することが重要である。
ニウム合金板を圧延する時にヘリンボーン（第２図参
照）が圧延方向と30〜80°の傾斜角度で発生することが
多く、圧延条件を適正に調整することが重要である。
このヘリンボーンが発生すると、せっかくレーザー加工
により表面調整したにもかかわらず、塗装後においても
この模様が消えないため、外観性を損ない、商品価値を
失うこととなる。
により表面調整したにもかかわらず、塗装後においても
この模様が消えないため、外観性を損ない、商品価値を
失うこととなる。
本発明者の研究により、ヘリンボーンの発生はアルミニ
ウム合金板の圧延圧下量と関係があり、圧下量を20μｍ
以下とすることにより、その発生を防止できることが判
明した。したがって、圧延圧下量を20μｍ以下とする。
ウム合金板の圧延圧下量と関係があり、圧下量を20μｍ
以下とすることにより、その発生を防止できることが判
明した。したがって、圧延圧下量を20μｍ以下とする。
また、圧下量を20μｍ以下とすることにより、同一圧延
ロールを使用しても鮮映性を向上させることができるこ
とも判明したので、外観性及び鮮映性の両面で優れた製
品（アルミニウム合金板）を製造することができる。
ロールを使用しても鮮映性を向上させることができるこ
とも判明したので、外観性及び鮮映性の両面で優れた製
品（アルミニウム合金板）を製造することができる。
なお、他の圧延条件については、潤滑油、圧延速度を一
定として実験を行ったが、圧延速度を変更しても、圧下
量を上記範囲とする限り、同一の効果が得られることが
確認された。したがって、他の圧延条件は特に制限され
ない。
定として実験を行ったが、圧延速度を変更しても、圧下
量を上記範囲とする限り、同一の効果が得られることが
確認された。したがって、他の圧延条件は特に制限され
ない。
また、アルミニウム合金の材質も特に制限されず、用途
に応じた種々の成分系、組成のものが可能である。
に応じた種々の成分系、組成のものが可能である。
次に本発明の実施例を示す。
（実施例） JIS5182相当のAl−Mg系のアルミニウム合金板（板厚:1.
0mm、板幅:1500mm）を４段圧延機にて、レーザー加工条
件を種々に変更した圧延ロールを用い、圧延条件を変更
して圧延を行った。圧延条件は圧下量（圧延荷重に比例
する）を変更した。
0mm、板幅:1500mm）を４段圧延機にて、レーザー加工条
件を種々に変更した圧延ロールを用い、圧延条件を変更
して圧延を行った。圧延条件は圧下量（圧延荷重に比例
する）を変更した。
圧延ロールは、第１表に示すように、圧延板の圧痕の径
を150〜200μｍφ、圧痕ピッチを200〜350μｍ、更に平
坦部の面積率を60％以上、表面粗さRaを0.35μｍ以下と
なるように調整し、圧延条件は圧下量を８〜39μｍの範
囲で変更してテストを実施した。
を150〜200μｍφ、圧痕ピッチを200〜350μｍ、更に平
坦部の面積率を60％以上、表面粗さRaを0.35μｍ以下と
なるように調整し、圧延条件は圧下量を８〜39μｍの範
囲で変更してテストを実施した。
板の表面に表われるヘリンボーンの状態を観察して外観
性を評価すると共に、鮮映性を評価した。それらの結果
を第１表並びに第３図に示す。
性を評価すると共に、鮮映性を評価した。それらの結果
を第１表並びに第３図に示す。
なお、圧延板の鮮映性は、リン酸亜鉛処理後、下塗（カ
チオン電着）→中塗（スプレー塗布）→上塗（スプレー
塗布）を行い、鮮映度光沢度計（PGD）にて測定して評
価した。
チオン電着）→中塗（スプレー塗布）→上塗（スプレー
塗布）を行い、鮮映度光沢度計（PGD）にて測定して評
価した。
また、ヘリンボーンの発生状況は目視にて観察を行い、
塗装後に影響が現われたものを×、塗装後影響は見られ
ないが素材の状態で確認できるものを△、良好品を○と
し、外観性を評価した。
塗装後に影響が現われたものを×、塗装後影響は見られ
ないが素材の状態で確認できるものを△、良好品を○と
し、外観性を評価した。
以上のテスト結果より明らかなとおり、ヘリンボーンの
発生を防ぐためには圧下量を20mm以内とすることが必要
であり、また、鮮映性は圧下量を少なくする程、良好と
なり、圧下量を20μｍ以下にすることにより、極めて優
れた効果があることが判る。
発生を防ぐためには圧下量を20mm以内とすることが必要
であり、また、鮮映性は圧下量を少なくする程、良好と
なり、圧下量を20μｍ以下にすることにより、極めて優
れた効果があることが判る。
（発明の効果） 以上詳述したように、本発明によれば、鮮映性、外観性
に優れたプレス成形加工用アルミニウム合金板の製造が
可能となり、商品価値の優れた製品を提供することがで
きる。
に優れたプレス成形加工用アルミニウム合金板の製造が
可能となり、商品価値の優れた製品を提供することがで
きる。
第１図（ａ）、（ｂ）は圧延板の表面及び断面の拡大模
式図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ断面
図であり、 第２図はヘリンボーン発生状態の模式図、 第３図は実施例で得られた圧延板の鮮映性及び外観性
（ヘリンボーン）を示す図である。
式図で、（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ断面
図であり、 第２図はヘリンボーン発生状態の模式図、 第３図は実施例で得られた圧延板の鮮映性及び外観性
（ヘリンボーン）を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項１】レーザー加工された圧延ロールを用いてプ
レス成形加工用アルミニウム合金板を圧延するに際し、
圧延ロールとして、圧延板に転写される円形状の圧痕の
径が100〜300μｍ、ピッチが150〜500μｍ、圧痕のない
平坦な部分の面積率が60％以上、平坦部の表面粗さRaが
0.35μｍ以下となるようにレーザ加工により表面調整し
た圧延ロールを用い、かつ、圧下量を20μｍ以下とする
ことを特徴とする塗装後の外観性及び鮮映性の優れたプ
レス成形加工用アルミニウム合金板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1208714A JPH0669572B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 鮮映性の優れたプレス成形加工用アルミニウム合金板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1208714A JPH0669572B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 鮮映性の優れたプレス成形加工用アルミニウム合金板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0371903A JPH0371903A (ja) | 1991-03-27 |
| JPH0669572B2 true JPH0669572B2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=16560870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1208714A Expired - Lifetime JPH0669572B2 (ja) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | 鮮映性の優れたプレス成形加工用アルミニウム合金板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0669572B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62168602A (ja) * | 1986-01-17 | 1987-07-24 | Kawasaki Steel Corp | 塗装用鋼板およびその製造方法 |
| JPS63132702A (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-04 | Kawasaki Steel Corp | 塗装用鋼板及びその製造方法 |
| JPS62224405A (ja) * | 1986-03-26 | 1987-10-02 | Kawasaki Steel Corp | 冷延鋼板の製造方法 |
-
1989
- 1989-08-11 JP JP1208714A patent/JPH0669572B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0371903A (ja) | 1991-03-27 |
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