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JPS63307220A - 鮮映性と加工性に優れた鋼板 - Google Patents

鮮映性と加工性に優れた鋼板

Info

Publication number
JPS63307220A
JPS63307220A JP14053487A JP14053487A JPS63307220A JP S63307220 A JPS63307220 A JP S63307220A JP 14053487 A JP14053487 A JP 14053487A JP 14053487 A JP14053487 A JP 14053487A JP S63307220 A JPS63307220 A JP S63307220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
workability
steel plate
depth
rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14053487A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yamamoto
剛 山本
Mutsuo Nakanishi
中西 睦夫
Takao Ko
高 隆夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP14053487A priority Critical patent/JPS63307220A/ja
Publication of JPS63307220A publication Critical patent/JPS63307220A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、表面に規則的に配列された微小な凹部(窪み
)を有し、鮮映性とともに加工性にも優れた冷延jli
il板に関する。
(従来の技術) 冷延鋼板は、成形加工が容易でプレス加工等により様々
な形状を付与することが可能であるため、自動車外板や
家電製品等に広く使用されている。   ・これらの用
途に供される冷延鋼板は、プレス成形性を確保するため
、表面に微細な凹凸をつけるダル加工が施されるのが普
通である。この微小な凹凸がプレス加工時の潤滑油の保
持に役立ち、焼付きや型かじりを防ぐのである。
一方において、上記のような用途向けの鋼板には、最終
製品となったときの外見の美麗さも要求される。通常、
冷延鋼板はめっき、塗装などの表面処理を施して使用さ
れることが多いが、下地の鋼板の表面状態が塗装の後の
美しさに大きく影響する。即ち、前記のダル加工鋼板(
一般に、ダルマット鋼板と称される)は表面の微小凹凸
がわざわいして、塗装仕上げの後でも、表面の光沢が鈍
く、いわゆる鮮映性に劣る。鮮映性という点からは、表
面ができるだけ平滑な、いわゆるブライト鋼板が望まし
いものと考えられている。
上記のように、鋼板の表面には相反する性状が要求され
、それを同時に満たずことは容易でない。
かかる問題を解決する方法として、近年、レーザ−技術
を応用することが、例えば、特公昭62−11922号
公報により提案されている。この方法は圧延用ロールの
表面にレーザービームで凹凸をつけ、これを圧延時に鋼
板表面に転写しようというものである。
従来の、例えば、ショツトブラストでダル加工したロー
ルでの圧延では、鋼板全面にランダムに凹凸がつけられ
るだけであるが、上記公報の方法によれば、ロール表面
、従って、鋼板表面の凹凸パターンのコントロールが可
能である。しかし、実際の鋼板に要求される加工性と鮮
映性とを同時に満足させるために、具体的にどのような
パターンをつければよいのかは未だ不明である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、優れたプレス加工性゛等の従来のダル
マット鋼板の特性を備え、しかも塗装後の表面の美麗さ
、いわゆる鮮映性に優れた鋼板を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の鋼板は、表面に微小な凹みをつけるという点で
はダル仕上げ鋼板の1種である。しかし、その凹みのつ
け方、即ち、凹みの個数、分布状態等、を適正に選ぶこ
とにより、鮮映性においても従来のブライト鋼板に匹敵
する特性をもたせることができる。ここに、本発明の要
旨は、「少なくとも片側表面がRmax3μm以下の平
滑部と、鋼板表面の1mm2当たり10〜50個均等に
配置された深さ5μm以上の微小凹めとから成る表面パ
ターンを有する鋼板であって、上記平滑部が連続した単
一面であること、並びに上記微小凹み一個の投影面積の
ばらつき及び深さのばらつきがいずれも±20%の範囲
内であること、を特徴とする鮮映性と加工性に優れた鋼
板板」にある。
上記本発明による鋼板表面のパターンは、鋼板の片面だ
けにつけてもよい。用途によっては、機器の外面だけに
優れた魚Yl!It’性が求められる場合があり、この
ような場合は、片面(表面)だけを本発明のパターンと
し、他面(裏面)は通常のダル仕上げとして差し支えな
い。しかし、鋼板のハンドリングの便宜を考えれば、両
面とも同じ表面性状にしておくほうが好ましい。
本発明の鋼板の製造は、圧延の最終過程(画質圧延)で
、予め所定のパターンで表面加工されたロールで圧延し
てそのパターンを鋼板に転写する方法によるのがよい。
ロール表面のパターンは、当然のことながら鋼板表面に
つけるパターンと逆の(反転した)ものである。このよ
うなパターンを正確につけるには、先の特公昭62−1
1922号公報に紹介されているレーザービームや電子
ビームを使用する技術が推奨される。
本発明鋼板におけるRmax 3μm以下の平滑部とい
うのは、上記のダル加工を施す前のいわゆるブライト表
面に相当する。この平滑部が鋼板表面に占める割合が鮮
映性に影響する。しかも、本発明者の試験結果によれば
、平滑部は連続した単一面であることが優れた鮮映性を
確保するために必要である。言い換えれば、凹みが連続
して平滑部が区切られているようなパターン(後述の第
1図(B))では、高い鮮映性が得られ難い。
個々の凹みの面積(鋼板表面を上から見て平面として見
える面積、本明細書ではこれを「投影面積」という)お
よび深さとその分布状態も重要である。例えば、板幅1
mのコイルとした場合、そのどこをとっても同等の加工
性と鮮映性を保証できるようにするためには、微小凹み
の分布に偏りがあってはならない。また、鋼板の表面位
置によって凹みの大きさや深さに大きな違いがあっては
ならない。
凹みの深さは、潤滑油の保持性からみてRmax5μm
以上が必要である。個々の凹みの投影面積は、必要とさ
れる加工性と鮮映性とのバランスで決められるが、一般
的な範囲としては1.OXl0−’112〜40X10
−”mm2である。実験的に確かめたところ、個々の凹
みの投影面積のばらつき、および深さのばらつきは、い
ずれも±20%内に抑えるべきことが判った。
凹みの個数も加工性と鮮映性に影響する。単位面積当た
りの個数が多いと前者が向上し、逆に個数が少ないと後
者がよくなる。加工性と鮮映性の両者を満足する範囲は
、l mm2当たり10〜50個である。勿論、この範
囲であっても、鋼板表面のある部分が10個/mm2で
他の部分が50個/mm2というように大きく異なって
いれば、鋼板全体として鮮映性および加工性にムラがあ
ることになり製品として全く好ましくない。本発明にお
いて「徽小凹みが均等に配置される」というのは、上記
のような分布の偏りがないということである。
第1図は、網板表面の凹凸パターンの数例を示す拡大斜
視図である。(八)がショツトブラストロールで圧延さ
れた従来のダルマット鋼板、(B)と(C)がレーザー
ビームで表面加工したロールで圧延した鋼板である。(
A)が所望の鮮映性を備えていないことは既述のとおり
である。(B)は凹凸パターンは規則的であるが、平滑
部1が凹み2によって取り囲まれて孤立しているため鮮
映性が十分でない。
第1図の(C)が本発明の鋼板に相当する。このように
平滑部1が連続していて、しかもほぼ均しい大きさの凹
み2が均一に分布している状態が好ましい。なお、凹み
形状は、円形、楕円形、半月形、或いはリング状等その
種類は問わない。
以下、実施例により本発明の作用効果を具体的に説明す
る。
(実施例) 焼鈍後の冷延鋼板(JIS 3310の5IICDS)
を各種の表面加工を施したロールで調質圧延してダル加
工し、加工性と鮮映性を調べた。
加工性と鮮映性の試験および評価方法は下記のとおりで
ある。
試験および評価方法: i、加工性二円筒絞りによる限界絞り比(LDR)によ
り評価。LDI72.2以上を良好、1,70を超え2
.0未満を普通、1.7以下を不良とする。
11、鮮映性:冷延鋼板は前記のパターソイ1与加工の
後、めっき鋼板は更にめっき処理をした後、自動車外板
塗装と同しく、電着プライマー塗装、中塗、上塗の3コ
ート被覆(90μm厚)を施し、PGD(Pcnabl
e Gloss DistinGess Meter、
携帯用鮮明度光沢度計)により測定。
PGD O,9〜1.0を鮮映性良好、0.7を超え0
.9未満を普通、0.7以下を不良と評価。
第1表に使用したロールの種類、鋼板表面のパターン、
工mm”当たりの凹みの個数、および鮮映性と加工性の
評価結果をまとめて示す。表面パターンと凹みの個数測
定は、光学顕微鏡により目視で行った。
第2図は、本発明の鋼板表面の一例を示す顕微鏡写真(
倍率:約50)である。この例では、凹みの個数は、1
1Il1112につき16個である。
第1表に明らかなとおり、従来のショツトブラストロー
ルで圧延した鋼板はランダムな凹凸をもち、加工性は良
いが鮮映性に劣る。放電加工でダルにしたロールでも、
圧延された鋼板表面の凹凸はランダムでやはり鮮映性に
劣る。
レーザー加工のロールによれば凹みのパターンは規則的
にできるが、凹みが連続した溝状のもの(G)、密着し
ているもの()I)は鮮映性が劣り、凹みの個数が少な
いもの(1,J)は加工性が悪い。また、凹みの個数が
多いもの(P、Q)は、個々の凹みが小さすぎてやはり
加工性が劣る。Sは、たまたま凹みの大きさに±30%
のばらつきがあったもので鮮映性に問題がある。
本発明の条件を満足するに〜0、Rは加工性に優れ、し
かも鮮映性においてもブライト鋼板(T)に匹敵する。
(発明の効果) 本発明の鋼板は、表面全体に規則的に配置された微小凹
みのパターンをもつことにより、板のどの部分でも優れ
た鮮映性と加工性とを確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ダル綱板の表面状態の数例を説明する斜視図
、 第2図は、本発明の鋼板表面の一例を示す顕微鏡写真(
x50) 、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも片側表面がRmax3μm以下の平滑部と、
    鋼板表面の1mm^2当たり10〜50個均等に配置さ
    れた深さ5μm以上の微小凹みとから成る表面パターン
    を有する綱板であって、上記平滑部が連続した単一面で
    あること、並びに上記微小凹み一個の投影面積のばらつ
    き及び深さのばらつきがいずれも±20%の範囲内であ
    ること、を特徴とする鮮映性と加工性に優れた鋼板。
JP14053487A 1987-06-04 1987-06-04 鮮映性と加工性に優れた鋼板 Pending JPS63307220A (ja)

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JP14053487A JPS63307220A (ja) 1987-06-04 1987-06-04 鮮映性と加工性に優れた鋼板

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