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JPH0655941B2 - 冷 媒 - Google Patents

冷 媒

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Publication number
JPH0655941B2
JPH0655941B2 JP62264699A JP26469987A JPH0655941B2 JP H0655941 B2 JPH0655941 B2 JP H0655941B2 JP 62264699 A JP62264699 A JP 62264699A JP 26469987 A JP26469987 A JP 26469987A JP H0655941 B2 JPH0655941 B2 JP H0655941B2
Authority
JP
Japan
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freon
refrigerant
weight
performance
coefficient
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62264699A
Other languages
English (en)
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JPH01108291A (ja
Inventor
公司 田村
弘 柏木
真裕 野口
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP62264699A priority Critical patent/JPH0655941B2/ja
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Publication of JPH0655941B2 publication Critical patent/JPH0655941B2/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷凍機の動作流体、いわゆる冷媒に関する。
従来技術とその問題点 従来、冷媒としては、クロロフルオロ炭化水素、フルオ
ロ炭化水素、これらの共沸組成物並びにその近辺の組成
の組成物が知られている。これらは、フロン又はフロン
系冷媒と称され、現在ジクロロジフルオロメタン(以下
フロン−12という)、クロロジフルオロメタン(以下
フロン−22という)等が主に使用されてい。しかしな
がら、近辺、大気中に放出された場合ある種のフロンが
成層圏のオゾン層を破壊し、その結果、人類を含む地球
上の生態系に増大な悪影響を及ぼすことが指摘されてい
る。このような指摘は、未だ科学的に実証されていると
は言い難いが、趨勢としては、オゾン層破壊の可能性の
高いフロンについては、国際的な取り決めにより、使用
及び生産を統制する方向にある。統制の対象となるフロ
ンの一種にフロン−12がある。冷凍・空調設備の普及
に伴い、需要が毎年増大しているフロンの使用及び生産
の統制は、居住環境を始めとして、現在の社会機構全般
に与える影響が大きい。従って、冷凍性能、特に成績係
数に優れた冷媒の開発が緊急の課題となっている。オゾ
ン層を破壊するおそれがないフロンとして、ペンタフル
オロエタン(フロン−125)が考えられるが、これ
は、成績係数が低いのが欠点である。
ここに、成績係数とは、冷凍能力/圧縮仕事の比で示さ
れるものである。冷凍能力は、被冷却体が奪われる単位
時間当たりの熱量であり、圧縮仕事は、単位時間当たり
の冷凍機運転のための動力の仕事量であるから、成績係
数は、冷媒の効率に相当するものである。
問題点を解決するための手段 本発明者は、成績係数に優れ、且つ大気中に放出された
場合にもオゾン層に及ぼす影響が小さい新たな冷媒を得
るべく、種々研究を重ねてきた。その結果、フロン−1
25に特定のフロン化合物を配合する場合には、フロン
−125よりも優れた成績係数を発揮することを見出し
た。
すなわち、本発明は、(1)ペンタフルオロエタンと(2)ク
ロロテトラフルオロエタン、テトラフルオロエタン、1
−クロロ−1,1−ジフルオロエタン及び1,1−ジフ
ルオロエタンからなる群から選ばれた少くとも1種のフ
ロン化合物とからなる冷媒に係る。
本発明冷媒組成物は、(1)ペンタフルオロエタン95〜
5重量%と(2)クロロテトラフルオロエタン、テトラフ
ルオロエタン、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン
(フロン−142b)及び1,1−ジフルオロエタン
(フロン−152a)からなる群から選ばれた少くとも
1種のフロン化合物5〜95重量%とからなることが好
ましい。(1)のフロン−125と(2)のフロン化合物との
配合割合が、このような範囲内にある場合には、フロン
−125単独の場合に比して、成績係数の大幅な向上が
認められる。特に好ましい混合範囲は、フロン−125
とクロロテトラフルオロエタンとからなる冷媒では、前
者80〜5重量%に対し後者20〜95重量%であり、
フロン−125とテトラフルオロエタンとからなる冷媒
では、前者60〜5重量%に対し後者40〜95重量%
であり、フロン−125と1−クロロ−1,1−ジフル
オロエタンとからなる冷媒では、前者85〜5重量%に
対し後者15〜95重量%であり、フロン−125と
1,1−ジフルオロエタンとからなる冷媒では、前者7
0〜5重量%に対し後者30〜95重量%である。
本発明において使用するクロロテトラフルオロエタンと
しては、2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロ
エタン(フロン−124)及び1−クロロ−1,1,
2,2−テトラフルオロエタン(フロン−124a)が
挙げられ、テトラフルオロエタとしては、1,1,1,
2−テトラフルオロエタン(フロン−134a)及び
1,1,2,2−テトラフルオロエタン(フロン−13
4)か挙げられる。フロン−124とフロン−124a
とは、本発明組成物中で同等の効果を発揮するので、相
互に転換又は混用可能であり、またフロン−134aと
フロン−134についても同様である。
発明の作用及び効果 本発明の冷媒は、比熱比がフロン−22よりも小さく、
圧縮機の吐出ガス温度がフロン−22よりも低いので、
例えば、ヒートポンプ式冷暖房機のような比較的温度の
高い冷凍サイクル用の媒体としても、好適である。
本発明組成物は、非共沸組成物としての特徴を利用する
ことができる。一般に、単一化合物及び共沸組成物で
は、蒸発器における蒸発温度は、蒸発が定圧下に行われ
るために、一定であるが、非共沸組成物では、蒸発器入
口で低温となり、蒸発器出口で高温となる。一方、被冷
却流体は、蒸発器での冷媒の流れと向流方向に熱交換す
るように流されるので、冷媒の蒸発温度が一定であって
も、流れに沿って温度勾配を有する。すなわち、蒸発器
内では、冷媒と被冷却流体との温度差は、被冷却流体が
進むにしたがって、小さくなる。本発明による組成物を
使用する場合には、蒸発器内での被冷却流体の温度勾配
に近付けることが可能となり、冷凍の効率、即ち成績係
数を高めることができる。
実施例 以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明らかにする。
実施例1〜6及び比較例1 フロン−125とフロン−124とを第1表に示す種々
の割合(重量比)で混合し、冷媒とした。
1馬力の冷凍機において、凝縮器における冷媒の凝縮開
始温度を50℃、蒸発器入口における冷媒の温度温度を
0℃、蒸発器過熱度を5℃とし、第1表に示す組成の冷
媒を使用して、運転を行った。第1表に最高蒸発温度
(℃)、冷凍能力(kcal/m3)、成績係数及び圧縮機吐
出温度(℃)を併記する。
尚、第1表には、フロン−125のみを使用する場合
(比較例1)の結果を合わせて示す。
また、第1図には、フロン−125とフロン−124と
の組成比と成績係数(曲線A)との関係を表すグラフを
示す。
第1表及び第1図に示す結果から、本発明冷媒の優れた
特性が明らかである。
実施例7〜12 フロン−125とフロン−134aとを第2表に示す種
々の割合(重量比)で混合して得た冷媒を使用する以外
は、実施例1〜6と同様にして、夫々の特性を調べた。
第2表に各冷媒の最高蒸発温度(℃)、冷凍能力(kcal
/m3)、成績係数及び圧縮機吐出温度(℃)を併記す
る。
また、第2図には、フロン−125とフロン−134a
との組成比と成績係数(曲線B)との関係を表わすグラ
フを示す。
実施例13〜18 フロン−125とフロン−142bとを第3表に示す種
々の割合(重量比)で混合して得た冷媒を使用する以外
は、実施例1〜6と同様にして、夫々の特性を調べた。
第3表に各冷媒の最高蒸発温度(℃)、冷凍能力(kcal
/m3)、成績係数及び圧縮機吐出温度(℃)を併記す
る。
また、第3図には、フロン−125とフロン−142b
との組成比と成績係数(曲線C)との関係を表すグラフ
を示す。
実施例19〜24 フロン−125とフロン−152aとを第4表に示す種
々の割合(重量比)で混合して得た冷媒を使用する以外
は、実施例1〜6と同様にして、夫々の特性を調べた。
第4表に各冷媒の最高蒸発温度(℃)、冷凍能力(kcal
/m3)、成績係数及び圧縮機吐出温度(℃)を併記す
る。
また、第4図には、フロン−125とフロン−152a
との組成比を成績係数(曲線D)との関係を表すグラフ
を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本発明冷媒の性能を示すグラフで
ある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)ペンタフルオロエタンと(2)クロロテト
    ラフルオロエタン、テトラフルオロエタン、1−クロロ
    −1,1−ジフルオロエタン及び1,1−ジフルオロエ
    タンからなる群から選ばれた少くとも1種のフロン化合
    物とからなる冷媒。
  2. 【請求項2】(1)ペンタフルオロエタン95〜5重量%
    と(2)クロロテトラフルオロエタン、テトラフルオロエ
    タン、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン及び1,
    1−ジフルオロエタンからなる群から選ばれた少くとも
    1種のフロン化合物5〜95重量%とからなる特許請求
    の範囲第1項に記載の冷媒。
  3. 【請求項3】ペンタフルオロエタン80〜5重量%とク
    ロロテトラフルオロエタン20〜95重量%とからなる
    特許請求の範囲第2項に記載の冷媒。
  4. 【請求項4】ペンタフルオロエタン60〜5重量%とテ
    トラフルオロエタン40〜95重量%とからなる特許請
    求の範囲第2項に記載の冷媒。
  5. 【請求項5】ペンタフルオロエタン85〜5重量%と1
    −クロロ−1,1−ジフルオロエタン15〜95重量%
    とからなる特許請求の範囲第2項に記載の冷媒。
  6. 【請求項6】ペンタフルオロエタン70〜5重量%と
    1,1−ジフルオロエタン30〜95重量%とからなる
    特許請求の範囲第2項に記載の冷媒。
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