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JPH0645538A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Publication number
JPH0645538A
JPH0645538A JP4207184A JP20718492A JPH0645538A JP H0645538 A JPH0645538 A JP H0645538A JP 4207184 A JP4207184 A JP 4207184A JP 20718492 A JP20718492 A JP 20718492A JP H0645538 A JPH0645538 A JP H0645538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
buried
buried layer
substrate
diffusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4207184A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Asai
誠 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP4207184A priority Critical patent/JPH0645538A/ja
Publication of JPH0645538A publication Critical patent/JPH0645538A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一基板上に耐圧特性の異なる複数の半導体
素子をモノリシックに形成する。 【構成】 出力用高耐圧素子16および制御用低耐圧
素子15と、基板1上の間に埋込層3、4を形成し、そ
の埋込層を拡散係数の異なる材料によって形成したの
で、拡散係数の大きい材料で形成した埋込層4は厚みが
厚くなり、他方は薄くなる。これによって埋込層4と制
御用低耐圧素子15までの間隔は他方よりも厚くなり、
コレクタ抵抗を少なく形成できる。埋込層3は埋込層4
より薄く形成されるので出力用高耐圧素子16と埋込層
3との間の距離が大きくとれ、高耐圧を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は埋込み拡散を用いた半導
体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モノリシックICの製造時、トラ
ンジスタのコレクタ抵抗を低減または抵抗部に発生する
例えば、図3に示すベース層8・エピタキシャル層2・
基板1の寄生素子の影響を低減するため、エピタキシャ
ル層2と基板1の間に埋込層3挿入している。
【0003】また、出力用高耐圧素子16は耐圧を高く
するためにエピタキシャル層2の不純物濃度を下げて厚
みを増したり、分離層6,コレクタ10、ベース8、エ
ミッタ7の各拡散距離を十分に大きくし、素子面積を大
きくしている。
【0004】一方、制御用素子15は出力用の素子に比
べて高い耐圧を必要としないので、チップサイズを小さ
くする目的で拡散距離を極力小さくしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら出力用素
子に高耐圧を要求することから、エピタキシャル層の不
純物濃度を低く、また厚さを厚くしているので、制御用
素子のコレクタ抵抗が大きくなってしまい、それが回路
設計時の制約となって、設計がし難いという課題を有し
ていた。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、アンチモン、燐等の不純物拡散を行うものと同
一導電形で、拡散係数の異なる多種類の埋込み層を用い
ることにより、耐圧、コレクタ抵抗、オン抵抗の異なる
素子を構成するようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために第1の発明は、少なくとも2種類の半導体素子
を同一基板上にモノリシックに形成し、各半導体素子の
耐圧を異なったものとする半導体装置において、それぞ
れの半導体素子と基板との間に埋込層を設け、耐圧の高
い方の半導体素子に対応する埋込層の厚みを他方よりも
薄くすることを特徴とする。
【0008】第2の発明は、少なくとも2種類の半導体
素子を同一基板上にモノリシックに形成し、その半導体
素子の下方に各半導体素子の耐圧を異なったものとする
ための埋込層を設ける半導体装置の製造方法において、
各埋込層を拡散係数の異なる材料による拡散によって形
成することを特徴とする。
【0009】
【作用】出力用高耐圧素子16および制御用低耐圧素子
15と、基板1との間に埋込層3、4を形成し、その埋
込層を拡散係数の異なる材料によって形成したので、拡
散係数の大きい材料で形成した埋込層4は厚みが厚くな
り、他方は薄くなる。これによって埋込層4と制御用低
耐圧素子15までの間隔は他方よりも厚くなり、コレク
タ抵抗を少なく形成できる。埋込層3は埋込層4より薄
く形成されるので出力用高耐圧素子16と埋込層3との
間の距離が大きくとれ、高耐圧を確保できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す断面図であ
り、この例では左側に出力用高耐圧素子16を、右側に
制御用低耐圧素子15を配置している。出力用高耐圧素
子16はP形ベース拡散層8、N+ エミッタ拡散層7か
らなるプレーナ形半導体の下側であってN形エピタキシ
ャル層2とP形の基板1との間に埋込層3を設けてい
る。また、コレクタウォール10がエピタキシャル層2
の表面から埋込層3まで達している。
【0011】一方、、制御用低耐圧素子15はP形ベー
ス拡散層8、N+ エミッタ拡散層7、N+ コレクタ拡散
層9からなるプレーナ形半導体の下側であってN形エピ
タキシャル層2とP形の基板1との間に埋込層4を設け
ている。
【0012】出力用高耐圧素子16の埋込層3はその形
成時にアンチモン等の拡散定数の小さな不純物を用いて
拡散を行い、エピタキシャル層2への盛上がりを少なく
し、埋込層3からベース層8までのエピタキシャル層2
の距離を長く確保し、高耐圧素子を実現している。
【0013】制御用低耐圧素子15の埋込層4はその形
成時に燐等の拡散定数の大きい不純物を用いて拡散を行
い、エピタキシャル層2への盛上がりを大きくし、埋込
層4からベース層8までのエピタキシャル層2の長さを
短くすることによってコレクタ抵抗を低減している。
【0014】図2はこのような装置を製造する製造工程
を示す断面図である。先ず図2(a)に示すようにP形
基板1の表面に酸化膜5aを形成し、その酸化膜5aに
窓5bを開け、それをマスクとして拡散定数の小さなア
ンチモンを使用して拡散を行う。この処理によってアン
チモンが窓5bから基板1に拡散浸透し、窓5bより若
干広い面積にわたり、N+ 埋込み層3を形成する。
【0015】次に酸化膜5aを除去して図2(b)に示
すように酸化膜5cを形成し、その酸化膜5cに窓5d
を開け、それをマスクとして拡散定数の大きな燐を使用
して拡散を行う。この処理によって燐が窓5dから基板
1に拡散浸透し、窓5dより若干広い面積にわたり、埋
込層3と同一導電形のN+ 埋込層4を形成する。このと
き、アンチモンより燐の方が拡散係数が大きいので、埋
込層4は埋込層3より基板1の奥深くまで浸透し、埋込
層4の厚みは埋込層3より厚くなる。
【0016】そして酸化膜5cを除去し、その後に図2
(c)で示すようにN形エピタキシャル層2を形成す
る。このとき熱処理を行うと、先に基板1に拡散したア
ンチモンおよび燐がエピタキシャル層2に再度拡散さ
れ、埋込層3、4はエピタキシャル層2に浸透し、盛り
上がる。
【0017】次に図2(d)に示すようにエピタキシャ
ル層2の表面に酸化膜5eを形成しその、その酸化膜5
eの所定個所に窓を設け、酸化膜5eをマスクとして、
P+分離拡散層6をN形エピタキシャル層2の表面から
P形基板1に達するまで形成する。同様にして、N+ コ
レクタウォール拡散層10をN形エピタキシャル層2の
表面からP形基板1に達するまで形成する。
【0018】そして図2(e)に示すようにベース拡散
層8、エミッタ拡散層7を形成し、その後に各電極を形
成し、図1の構造の半導体を完成する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はモノリシ
ックに形成した半導体素子の下側に複数の埋込層を形成
するとき、拡散係数の異なる材料により拡散を行うよう
にしたので、埋込層は拡散係数差による厚みの差がで
き、埋込層からプレーナ形半導体までの距離を任意に形
成することができる。これにより各半導体の特性を独立
に制御でき、各半導体が所望の特性を得ることができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して形成した半導体装置の構成を
示す断面図である。
【図2】図1の半導体装置を製造する工程を示す図であ
る。
【図3】従来の半導体装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 エピタキシャル層 3、4 埋込層 5 酸化膜 6 分離層 7 エミッタ 8 ベース層 9 コレクタ拡散層 10 コレクタ 15 制御用低耐圧素子 16 出力用高耐圧素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種類の半導体素子を同一基
    板上にモノリシックに形成し、各半導体素子の耐圧を異
    なったものとする半導体装置において、 それぞれの半導体素子と基板との間に埋込層を設け、耐
    圧の高い方の半導体素子に対応する埋込層の厚みを他方
    よりも薄くすることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2種類の半導体素子を同一基
    板上にモノリシックに形成し、その半導体素子の下方に
    各半導体素子の耐圧を異なったものとするための埋込層
    を設ける半導体装置の製造方法において、 各埋込層を拡散係数の異なる材料による拡散によって形
    成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP4207184A 1992-07-10 1992-07-10 半導体装置およびその製造方法 Withdrawn JPH0645538A (ja)

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JP4207184A JPH0645538A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 半導体装置およびその製造方法

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JPH0645538A true JPH0645538A (ja) 1994-02-18

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JP4207184A Withdrawn JPH0645538A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 半導体装置およびその製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003061009A1 (fr) * 2002-01-16 2003-07-24 Sanken Electric Co., Ltd. Procede de fabrication de dispositif semi-conducteur

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003061009A1 (fr) * 2002-01-16 2003-07-24 Sanken Electric Co., Ltd. Procede de fabrication de dispositif semi-conducteur
US7074663B2 (en) 2002-01-16 2006-07-11 Sanken Electric Co., Ltd. Method of making semiconductor device including a first set of windows in a mask with larger ratio of surface area than a second set of windows

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Effective date: 19991005