JPH0644486Y2 - 面取り付きプレス装置 - Google Patents
面取り付きプレス装置Info
- Publication number
- JPH0644486Y2 JPH0644486Y2 JP1988049298U JP4929888U JPH0644486Y2 JP H0644486 Y2 JPH0644486 Y2 JP H0644486Y2 JP 1988049298 U JP1988049298 U JP 1988049298U JP 4929888 U JP4929888 U JP 4929888U JP H0644486 Y2 JPH0644486 Y2 JP H0644486Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blank
- die
- punch
- chamfering
- pressing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、金属シートから切断又は打抜いたブランクを
プレス加工する装置に関し、プレス加工と同時にブラン
ク外郭のバリ取りをするようにしたものである。
プレス加工する装置に関し、プレス加工と同時にブラン
ク外郭のバリ取りをするようにしたものである。
（従来の技術） ブランクをシートから剪断又は打抜きにより切断する
と、切断された部分の外郭には返りと称するバリが突出
する。このブランク全体が製品となる場合又は工程で外
周部を切断する場合に、従来はバリを付けたままにして
おくか、手作業によるバリ取りをするかのいずれかであ
った。
と、切断された部分の外郭には返りと称するバリが突出
する。このブランク全体が製品となる場合又は工程で外
周部を切断する場合に、従来はバリを付けたままにして
おくか、手作業によるバリ取りをするかのいずれかであ
った。
（考案が解決しようとする課題） バリを付けたままにしておくと危険であり、塗装を施し
たときバリ部分に塗料が滴状に溜り他物に付着し易い。
また手作業によりバリ取りを行なう場合は、人手を要し
てコスト高の要因となる。したがって、簡単な手段でバ
リ取りをすることが必要である。
たときバリ部分に塗料が滴状に溜り他物に付着し易い。
また手作業によりバリ取りを行なう場合は、人手を要し
てコスト高の要因となる。したがって、簡単な手段でバ
リ取りをすることが必要である。
（課題を解決するための手段） 本考案は、プレス加工時にブランクのバリを潰すことに
よりバリ取りを行なうもので、その手段は、ブランクに
成形加工を施す上型及び下型よりなる成形金型と、ブラ
ンクを載置するブランクホルダを有するプレス装置にお
いて、ブランクの外郭稜線に対向し、かつ内開きに傾斜
した加圧面をもつ上下のパンチにより面取り金型を構成
し、該面取り金型の上パンチを前記上型の前部に設け、
下パンチをブランクホルダ側に設けてなり、ブランクを
面取り金型で加圧したのち成形金型で加圧することを特
徴とする。
よりバリ取りを行なうもので、その手段は、ブランクに
成形加工を施す上型及び下型よりなる成形金型と、ブラ
ンクを載置するブランクホルダを有するプレス装置にお
いて、ブランクの外郭稜線に対向し、かつ内開きに傾斜
した加圧面をもつ上下のパンチにより面取り金型を構成
し、該面取り金型の上パンチを前記上型の前部に設け、
下パンチをブランクホルダ側に設けてなり、ブランクを
面取り金型で加圧したのち成形金型で加圧することを特
徴とする。
（作用） 前記の手段により、上型が下降すれば、まずブランクの
外周部分では、面取り金型のパンチの加圧面で加圧され
てバリが圧潰する。次いでブランクホルダは上型と共に
下降して成形金型による成形作用が始まり、該成形作用
に伴って、外周部分は面取り金型から内側に引込まれて
外れ、該面取り金型に拘束されずに成形作用が行なわれ
る。
外周部分では、面取り金型のパンチの加圧面で加圧され
てバリが圧潰する。次いでブランクホルダは上型と共に
下降して成形金型による成形作用が始まり、該成形作用
に伴って、外周部分は面取り金型から内側に引込まれて
外れ、該面取り金型に拘束されずに成形作用が行なわれ
る。
（実施例） 以下図面を参照して実施例を説明する。第１図、第２図
において１はプレス装置、２は成形金型、３は面取り金
型である。成形金型２は、下型のパンチ４と上型のダイ
８からなり、円形に打抜かれたブランクＷを腕形に成形
する。パンチ４は、ボルスタ５にパンチ台６、シム７を
介して固定され、ダイ８と受金９が加圧板10に固定され
ている。ボルスタ５を貫いて複数本の段付きのクッショ
ンピン11が設けられ、該ピン11は段部11a、小径部11b、
頭部11cを有し、小径部11bにクッション板12が遊嵌され
て段部11aに支持されている。
において１はプレス装置、２は成形金型、３は面取り金
型である。成形金型２は、下型のパンチ４と上型のダイ
８からなり、円形に打抜かれたブランクＷを腕形に成形
する。パンチ４は、ボルスタ５にパンチ台６、シム７を
介して固定され、ダイ８と受金９が加圧板10に固定され
ている。ボルスタ５を貫いて複数本の段付きのクッショ
ンピン11が設けられ、該ピン11は段部11a、小径部11b、
頭部11cを有し、小径部11bにクッション板12が遊嵌され
て段部11aに支持されている。
クッション板12上にブランクホルダ13が固定され、該ブ
ランクホルダ13の上部外周側が面取り金型３の下パンチ
14を兼ね、内開きの傾斜面からなる加圧面14aが設けら
れている。ダイ８の環状溝8aには面取り金型３の上パン
チ15が嵌入固定されており、内開きの傾斜面からなる加
圧面15aが設けられている。
ランクホルダ13の上部外周側が面取り金型３の下パンチ
14を兼ね、内開きの傾斜面からなる加圧面14aが設けら
れている。ダイ８の環状溝8aには面取り金型３の上パン
チ15が嵌入固定されており、内開きの傾斜面からなる加
圧面15aが設けられている。
プレス板１の作動開始には、クッションピン11は、下方
から上向きに大きな油圧又はばね圧を受けて図面右半分
に示す上昇位置にあり、加圧板10、ダイ８等は更に上方
位置にある。
から上向きに大きな油圧又はばね圧を受けて図面右半分
に示す上昇位置にあり、加圧板10、ダイ８等は更に上方
位置にある。
ブランクホルダ13上にブランクＷを供給して加圧板10を
下降させると、ブランクＷの外郭W1の上下の稜線は、上
パンチ15と下パンチ14の加圧面15aと14aに加圧力Ｐで加
圧されるため、該稜線から突出しているバリは潰されて
ブランク平面から内向きに変形し、外郭W1の断面形状は
略三角形になる。このときの加圧力Ｐは、ブランクＷを
介して下パンチ14、クッション板12に伝わるが、この圧
力Ｐは、クッションピン11の抵抗によって受けられて下
パンチ14等は下降しない。面取り量が一定値に達する
と、各受金９が各ピン11の頭部11cに接して上下のパン
チ14、15の加圧力Ｐを制限すると共に均等化する。この
状態でバリ取りは終了し、実用に差支えない程度の平滑
面が得られる。
下降させると、ブランクＷの外郭W1の上下の稜線は、上
パンチ15と下パンチ14の加圧面15aと14aに加圧力Ｐで加
圧されるため、該稜線から突出しているバリは潰されて
ブランク平面から内向きに変形し、外郭W1の断面形状は
略三角形になる。このときの加圧力Ｐは、ブランクＷを
介して下パンチ14、クッション板12に伝わるが、この圧
力Ｐは、クッションピン11の抵抗によって受けられて下
パンチ14等は下降しない。面取り量が一定値に達する
と、各受金９が各ピン11の頭部11cに接して上下のパン
チ14、15の加圧力Ｐを制限すると共に均等化する。この
状態でバリ取りは終了し、実用に差支えない程度の平滑
面が得られる。
加圧板10を更に下降させると、クッションピン11は下降
しダイ８と共に面取りパンチ３も下降し、ダイ８とパン
チ４によってブランクＷは図の左半部に示すように成形
され、ブランクＷの外郭W1も第２図左半部に示すように
面取り金型から外れて内側に引込まれ、ブランクＷは拘
束されることがなく所定のプレス製品が得られる。
しダイ８と共に面取りパンチ３も下降し、ダイ８とパン
チ４によってブランクＷは図の左半部に示すように成形
され、ブランクＷの外郭W1も第２図左半部に示すように
面取り金型から外れて内側に引込まれ、ブランクＷは拘
束されることがなく所定のプレス製品が得られる。
このようにバリを圧潰すると共に面取りを行なうので、
取扱い中又は使用中の危険性がなく、塗装時に液滴が形
成されることもない。
取扱い中又は使用中の危険性がなく、塗装時に液滴が形
成されることもない。
上記実施例は、面取り金型３における下パンチ14をクッ
ションピン11で支持しているが、下パンチ14の支持は弾
力的に作用するクッション部材であればよく、例えばボ
ルスタ５上に弾性体を介して支持してもよい。また上下
のパンチ14、15を成形金型２と別の駆動部材によって駆
動してもよい。
ションピン11で支持しているが、下パンチ14の支持は弾
力的に作用するクッション部材であればよく、例えばボ
ルスタ５上に弾性体を介して支持してもよい。また上下
のパンチ14、15を成形金型２と別の駆動部材によって駆
動してもよい。
（考案の効果） 以上のように、１回のストロークでブランクの外郭の上
下の稜線のバリ取り及び面取りと製品の成形ができるの
で極めて能率的であり、製品の取扱い時又は作業時に危
険がなく、塗装も良好に行なえる利点が生じ、使用が便
利になる。
下の稜線のバリ取り及び面取りと製品の成形ができるの
で極めて能率的であり、製品の取扱い時又は作業時に危
険がなく、塗装も良好に行なえる利点が生じ、使用が便
利になる。
第１図は本考案の実施例の縦断面図、第２図は要部拡大
図である。 Ｗ……ブランク、W1……外郭 ２……成形金型、３……面取り金型 13……ブランクホルダ、14,15……パンチ 14a,15a……加圧面
図である。 Ｗ……ブランク、W1……外郭 ２……成形金型、３……面取り金型 13……ブランクホルダ、14,15……パンチ 14a,15a……加圧面
Claims (1)
- 【請求項１】ブランクに成形加工を施す上型及び下型よ
りなる成形金型と、ブランクを載置するブランクホルダ
を有するプレス装置において、ブランクの外郭稜線に対
向し、かつ内開きに傾斜した加圧面をもつ上下のパンチ
により面取り金型を構成し、該面取り金型の上パンチを
前記上型の前部に設け、下パンチをブランクホルダ側に
設けてなり、ブランクを面取り金型で加圧したのち成形
金型で加圧することを特徴とする、面取り付きプレス装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988049298U JPH0644486Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 面取り付きプレス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988049298U JPH0644486Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 面取り付きプレス装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01153815U JPH01153815U (ja) | 1989-10-23 |
| JPH0644486Y2 true JPH0644486Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31275409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988049298U Expired - Lifetime JPH0644486Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 面取り付きプレス装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644486Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6651057B1 (ja) * | 2018-08-15 | 2020-02-19 | ユニプレス株式会社 | プレス成形装置、及び製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61177715U (ja) * | 1985-04-19 | 1986-11-06 | ||
| JPS62101627U (ja) * | 1985-12-17 | 1987-06-29 |
-
1988
- 1988-04-14 JP JP1988049298U patent/JPH0644486Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6651057B1 (ja) * | 2018-08-15 | 2020-02-19 | ユニプレス株式会社 | プレス成形装置、及び製造方法 |
| WO2020035915A1 (ja) * | 2018-08-15 | 2020-02-20 | ユニプレス株式会社 | プレス成形装置、及び製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01153815U (ja) | 1989-10-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3594845B2 (ja) | 増肉プレス加工法 | |
| JPH0644486Y2 (ja) | 面取り付きプレス装置 | |
| JPH0665442B2 (ja) | 切断方法 | |
| JP2008517776A (ja) | クラッチ板の打抜き加工及びバリ取り装置及び方法並びに結果として得られるクラッチ板 | |
| CN210023472U (zh) | 一种新型侧推圆角冲压模具 | |
| JPS61162238A (ja) | ピアスとサイジングを同時に行う鍛造金型装置 | |
| CN214977125U (zh) | 一种成型冲孔复合模具 | |
| JPH03247Y2 (ja) | ||
| CN113828683B (zh) | 一种带孔部件的成型装置和成型方法 | |
| JP3754148B2 (ja) | 板材打抜き加工方法及び同方法に使用するパンチ金型 | |
| CN217595621U (zh) | 圆形杯件缺口冲裁模具 | |
| JP2521684B2 (ja) | プレス成形方法 | |
| KR101569353B1 (ko) | 프레스 성형방법 | |
| JPS6033834A (ja) | サラ穴プレス加工用パンチ，治具及びサラ穴プレス加工方法 | |
| CN211386523U (zh) | 一种钣金件加工用冲压装置 | |
| CN214814008U (zh) | 一种用于环状工件端面修毛边的冲压模具 | |
| CN210098668U (zh) | 一种用于板料件的高精度轴孔冲切模具 | |
| JP2000254736A (ja) | 底部外形成形カップ成形方法及び装置 | |
| JPS58135740A (ja) | スラストワツシヤの製造方法 | |
| JPH0618657Y2 (ja) | 金型装置 | |
| JPH0123621Y2 (ja) | ||
| JPH0731850Y2 (ja) | 複合型プレス加工装置 | |
| JPS6222269Y2 (ja) | ||
| JPH0847729A (ja) | 内周部及び外周部の打抜き方法 | |
| JPS6243631Y2 (ja) |