JPH06337647A - 電界発光灯表示板及びその製造方法 - Google Patents
電界発光灯表示板及びその製造方法Info
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- JPH06337647A JPH06337647A JP5126843A JP12684393A JPH06337647A JP H06337647 A JPH06337647 A JP H06337647A JP 5126843 A JP5126843 A JP 5126843A JP 12684393 A JP12684393 A JP 12684393A JP H06337647 A JPH06337647 A JP H06337647A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部分多色発光可能な電界発光灯表示板を容易
かつ安価に提供する。 【構成】 フィルム5上に厚膜で第一色変換層6aを形
成後、薄膜選択印刷で第二色変換層6bを所定の形状に
形成することによって、部分的に色変換層の膜厚を変え
たフィルム7を透明電極4に密着させる。 【効果】 膜厚に応じて発光色が変わるので、部分多色
発光を容易に実現することができる。
かつ安価に提供する。 【構成】 フィルム5上に厚膜で第一色変換層6aを形
成後、薄膜選択印刷で第二色変換層6bを所定の形状に
形成することによって、部分的に色変換層の膜厚を変え
たフィルム7を透明電極4に密着させる。 【効果】 膜厚に応じて発光色が変わるので、部分多色
発光を容易に実現することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界発光灯表示板及びそ
の製造方法に関し、特に部分多色発光表示が可能な電界
発光灯及びその製造方法に関するものである。
の製造方法に関し、特に部分多色発光表示が可能な電界
発光灯及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電界発光灯40は、図5に要部拡
大断面図で示すように、後述の積層体からなる略矩形の
平面形状を有する電界発光素子47をフッ素系樹脂等の
防湿性を有する外皮フィルム48,49により密閉封止
した構造を有する。
大断面図で示すように、後述の積層体からなる略矩形の
平面形状を有する電界発光素子47をフッ素系樹脂等の
防湿性を有する外皮フィルム48,49により密閉封止
した構造を有する。
【0003】上記電界発光素子47は、下層から順に、
背面電極41、反射絶縁層42、発光層43、透明電極
44を積層・形成したものである。尚、図中45,46
は上記電界発光素子47の上下に配置されたポリアミド
等の吸湿フィルムからなる吸湿層である。ここで、電界
発光灯の発光色を部分的に変更する場合は、特開昭60
−84580号公報、実開昭62−83796号公報、
実開昭63−121396号公報に開示されているよう
に蛍光顔料を含むカラーフィルタを発光層の前方に配設
する方法や実開平2−49096号公報に開示されてい
るように発光層を分割して設ける方法、実開平3−52
997号公報に開示されているように発光層を部分的に
紫外線で退色させる方法等がある。また、文字や図形を
表示する場合は実開昭63−17098号公報に開示さ
れているように背面電極上に絶縁物質からなる表示パタ
ーンを形成する方法や実開昭63−101498号公
報、実開昭63−171995号公報、実開平3−69
894号公報に開示されているように発光層の前面に表
示パターンを配設する方法、実開平3−10498号公
報に開示されているように発光層に開口部を設ける方法
等がある。
背面電極41、反射絶縁層42、発光層43、透明電極
44を積層・形成したものである。尚、図中45,46
は上記電界発光素子47の上下に配置されたポリアミド
等の吸湿フィルムからなる吸湿層である。ここで、電界
発光灯の発光色を部分的に変更する場合は、特開昭60
−84580号公報、実開昭62−83796号公報、
実開昭63−121396号公報に開示されているよう
に蛍光顔料を含むカラーフィルタを発光層の前方に配設
する方法や実開平2−49096号公報に開示されてい
るように発光層を分割して設ける方法、実開平3−52
997号公報に開示されているように発光層を部分的に
紫外線で退色させる方法等がある。また、文字や図形を
表示する場合は実開昭63−17098号公報に開示さ
れているように背面電極上に絶縁物質からなる表示パタ
ーンを形成する方法や実開昭63−101498号公
報、実開昭63−171995号公報、実開平3−69
894号公報に開示されているように発光層の前面に表
示パターンを配設する方法、実開平3−10498号公
報に開示されているように発光層に開口部を設ける方法
等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記の構造の
電界発光灯において、フィルタや表示パターンを発光層
前方に配設する場合、電界発光灯の膜厚が厚くなる、フ
ィルタや表示パターンの形成や配設のための多大な工数
がかかるという問題があった。また、発光層を分割して
設ける方法、発光層を部分的に紫外線で退色させる方
法、背面電極上に絶縁物質からなる表示パターンを形成
する方法、発光層に開口部を設ける方法等いずれも多大
な工数を要し、容易に製造することは困難であった。そ
こで、本発明は上記問題点を顧みて提案されたもので、
その目的は任意のパターンを任意の色で発光する安価か
つ薄型の電界発光灯表示板およびその製造方法を提供す
ることにある。
電界発光灯において、フィルタや表示パターンを発光層
前方に配設する場合、電界発光灯の膜厚が厚くなる、フ
ィルタや表示パターンの形成や配設のための多大な工数
がかかるという問題があった。また、発光層を分割して
設ける方法、発光層を部分的に紫外線で退色させる方
法、背面電極上に絶縁物質からなる表示パターンを形成
する方法、発光層に開口部を設ける方法等いずれも多大
な工数を要し、容易に製造することは困難であった。そ
こで、本発明は上記問題点を顧みて提案されたもので、
その目的は任意のパターンを任意の色で発光する安価か
つ薄型の電界発光灯表示板およびその製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電界発光灯表示
板では、背面電極、反射絶縁層、発光層及び透明電極を
有する電界発光灯の発光層の前方にフィルム上に形成し
た色変換層を配設した電界発光灯において、前記フィル
ム上に形成した色変換層が二層以上の多層構造からな
り、厚膜で印刷された第一色変換層の上に薄膜選択印刷
で一層以上の第二色変換層を形成することにより膜厚が
部分的に異なるようにしたことを特徴とする。また、積
層した各色変換層が異なる発光色の蛍光材料で形成され
たことを特徴とする。
板では、背面電極、反射絶縁層、発光層及び透明電極を
有する電界発光灯の発光層の前方にフィルム上に形成し
た色変換層を配設した電界発光灯において、前記フィル
ム上に形成した色変換層が二層以上の多層構造からな
り、厚膜で印刷された第一色変換層の上に薄膜選択印刷
で一層以上の第二色変換層を形成することにより膜厚が
部分的に異なるようにしたことを特徴とする。また、積
層した各色変換層が異なる発光色の蛍光材料で形成され
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】フィルム上に形成した色変換層の膜厚が部分的
に異なるため、容易にハーフトーンの発光を実現でき
る。また、積層する第一色変換層と第二色変換層に異な
る色の蛍光顔料を用いることにより、容易にかつ安価に
多色発光の電界発光灯表示板を実現できる。
に異なるため、容易にハーフトーンの発光を実現でき
る。また、積層する第一色変換層と第二色変換層に異な
る色の蛍光顔料を用いることにより、容易にかつ安価に
多色発光の電界発光灯表示板を実現できる。
【0007】
【実施例】本発明の第一実施例の電界発光灯表示板およ
びその製造方法について、図1〜2を参照しながら説明
する。
びその製造方法について、図1〜2を参照しながら説明
する。
【0008】本発明の電界発光灯13は図1の要部拡大
断面図に示すように、下層から順に、アルミ箔からなる
背面電極1、有機バインダ中にチタン酸バリウム等の絶
縁物を分散した反射絶縁層2、有機バインダ中に硫化亜
鉛を銅で付活した蛍光体を分散した発光層3、透明電極
4を形成した電界発光素子12の表面側にポリアミド等
の吸湿フィルム5に色変換層6を形成したフィルム7を
貼りつけ、裏面側にポリアミド等の吸湿フィルム5に接
着層8を形成したフィルム9を貼りつけ、フッ素系樹脂
等からなる外皮フィルム10,11で封止した構造をし
ている。ここで、図2(a)のように表面側吸湿フィル
ム5の上に、蛍光顔料(例えば、シンロイヒ(株)製F
A001)を熱可塑性樹脂(例えばポリウレタン系樹脂
等)に混合した塗料を、グラビアコータやコンマコータ
等により20〜30μmの厚みで連続印刷し、長尺の吸
湿フィルム5の上に第一色変換層6aを形成する。次
に、該第一色変換層6a上に同色の塗料を任意の形状を
パターニングしたスクリーン印刷で約5μmの厚みの第
二色変換層6bを形成する。この時、色変換層6の断面
は図2(a)に示すようになり、同色の色変換層が膜厚
差を有して形成されていることになる。その後、前記吸
湿フィルム5を任意の形状に切断後、色変換層6側をラ
ミネートロールや熱プレス等により透明電極4上に熱圧
着し密着させる。
断面図に示すように、下層から順に、アルミ箔からなる
背面電極1、有機バインダ中にチタン酸バリウム等の絶
縁物を分散した反射絶縁層2、有機バインダ中に硫化亜
鉛を銅で付活した蛍光体を分散した発光層3、透明電極
4を形成した電界発光素子12の表面側にポリアミド等
の吸湿フィルム5に色変換層6を形成したフィルム7を
貼りつけ、裏面側にポリアミド等の吸湿フィルム5に接
着層8を形成したフィルム9を貼りつけ、フッ素系樹脂
等からなる外皮フィルム10,11で封止した構造をし
ている。ここで、図2(a)のように表面側吸湿フィル
ム5の上に、蛍光顔料(例えば、シンロイヒ(株)製F
A001)を熱可塑性樹脂(例えばポリウレタン系樹脂
等)に混合した塗料を、グラビアコータやコンマコータ
等により20〜30μmの厚みで連続印刷し、長尺の吸
湿フィルム5の上に第一色変換層6aを形成する。次
に、該第一色変換層6a上に同色の塗料を任意の形状を
パターニングしたスクリーン印刷で約5μmの厚みの第
二色変換層6bを形成する。この時、色変換層6の断面
は図2(a)に示すようになり、同色の色変換層が膜厚
差を有して形成されていることになる。その後、前記吸
湿フィルム5を任意の形状に切断後、色変換層6側をラ
ミネートロールや熱プレス等により透明電極4上に熱圧
着し密着させる。
【0009】本発明によれば、表面側吸湿フィルム5に
形成した色変換層に任意の形状で膜厚差を設けることに
より、発光時に第一色変換層のみの部分は色度がx=.
330,y=.415、第一・第二色変換層が積層され
ている部分の色度はx=.360,y=.405となっ
て色の濃さが異なることになり、容易にハーフトーン発
光を実現することができる。また、第二色変換層の蛍光
顔料濃度を低くすることにより、非点灯時にはコントラ
ストが低くなり所定の形状が目立たず、点灯時は所定の
形状が浮き出るように見える電界発光灯表示板を実現す
ることもできる。また、本実施例では色変換層が二層の
例を紹介したが、三層以上形成することにより、より複
雑なパターンの多色発光と多階調のハーフトーン発光を
表示することができる。また、色変換層を形成するフィ
ルムは吸湿フィルムに限定される必要はない。
形成した色変換層に任意の形状で膜厚差を設けることに
より、発光時に第一色変換層のみの部分は色度がx=.
330,y=.415、第一・第二色変換層が積層され
ている部分の色度はx=.360,y=.405となっ
て色の濃さが異なることになり、容易にハーフトーン発
光を実現することができる。また、第二色変換層の蛍光
顔料濃度を低くすることにより、非点灯時にはコントラ
ストが低くなり所定の形状が目立たず、点灯時は所定の
形状が浮き出るように見える電界発光灯表示板を実現す
ることもできる。また、本実施例では色変換層が二層の
例を紹介したが、三層以上形成することにより、より複
雑なパターンの多色発光と多階調のハーフトーン発光を
表示することができる。また、色変換層を形成するフィ
ルムは吸湿フィルムに限定される必要はない。
【0010】次に、本発明に係わる第二実施例について
説明する。第一実施例では第一・第二色変換層に同色の
蛍光顔料を用い、その膜厚差により色変換層の濃さを変
更しハーフトーン発光を実現した例を挙げたが、第一・
第二色変換層に複数の異なる蛍光顔料を用いることによ
り、容易に部分多色化を実現することができる。例え
ば、図3(a)(b)に示すように表面側吸湿フィルム
20の上に、Pink色の蛍光顔料(例えば、シンロイ
ヒ(株)製FA001)を熱可塑性樹脂に混合した塗料
を、グラビアコータやコンマヒータ等により連続印刷
し、長尺の吸湿フィルム20の上に第一色変換層21a
を形成する。次に、該第一色変換層21a上にGree
n色の蛍光顔料(例えば、シンロイヒ(株)製FA00
5)を熱可塑性樹脂に混合した塗料を、任意の形状にパ
ターニングしたスクリーン印刷で第二色変換層21bを
形成する。その後、前記吸湿フィルム20を任意の形状
に切断後、色変換層21側をラミネートロールや熱プレ
ス等により透明電極上に熱圧着し密着させる。
説明する。第一実施例では第一・第二色変換層に同色の
蛍光顔料を用い、その膜厚差により色変換層の濃さを変
更しハーフトーン発光を実現した例を挙げたが、第一・
第二色変換層に複数の異なる蛍光顔料を用いることによ
り、容易に部分多色化を実現することができる。例え
ば、図3(a)(b)に示すように表面側吸湿フィルム
20の上に、Pink色の蛍光顔料(例えば、シンロイ
ヒ(株)製FA001)を熱可塑性樹脂に混合した塗料
を、グラビアコータやコンマヒータ等により連続印刷
し、長尺の吸湿フィルム20の上に第一色変換層21a
を形成する。次に、該第一色変換層21a上にGree
n色の蛍光顔料(例えば、シンロイヒ(株)製FA00
5)を熱可塑性樹脂に混合した塗料を、任意の形状にパ
ターニングしたスクリーン印刷で第二色変換層21bを
形成する。その後、前記吸湿フィルム20を任意の形状
に切断後、色変換層21側をラミネートロールや熱プレ
ス等により透明電極上に熱圧着し密着させる。
【0011】本発明によれば、表面側吸湿フィルム20
に形成した色変換層21を部分的に異なる蛍光顔料で二
層構造にすることにより、発光時第一色変換層のみの部
分は100V−400Hz印加時の色度がx=.33
0,y=.415、第一・第二色変換層が積層されてい
る部分の色度はx=.470,y=.480となり、白
色と黄色の二色部分発光を容易に実現することができ
る。また、第二色変換層21bの膜厚を変えることによ
り多階調のハーフトーン発光を実現できる。
に形成した色変換層21を部分的に異なる蛍光顔料で二
層構造にすることにより、発光時第一色変換層のみの部
分は100V−400Hz印加時の色度がx=.33
0,y=.415、第一・第二色変換層が積層されてい
る部分の色度はx=.470,y=.480となり、白
色と黄色の二色部分発光を容易に実現することができ
る。また、第二色変換層21bの膜厚を変えることによ
り多階調のハーフトーン発光を実現できる。
【0012】また、上記実施例では二層二色の色変換層
を設ける場合について説明したが、三層以上形成するこ
とにより、より複雑な多色化を表示することができる。
を設ける場合について説明したが、三層以上形成するこ
とにより、より複雑な多色化を表示することができる。
【0013】さらに、第三実施例として二層多色の色変
換層を設けた例について説明する。例えば、図4(a)
の断面図、図4(b)の平面図に示すように表面側吸湿
フィルム30の上に、Pink色の蛍光顔料(例えば、
シンロイヒ(株)製FA001)を熱可塑性樹脂に混合
した塗料を、グラビアコータやコンマコータ等により厚
膜連続印刷し、長尺の吸湿フィルム30の上に第一色変
換層31aを形成する。次に、該第一色変換層31a上
にGreen色の蛍光顔料(例えば、シンロイヒ(株)
FA005)を熱可塑性樹脂に混合した塗料を、任意の
形状にパターニングしたスクリーン印刷で第二色変換層
31bを形成する。次に、第一色変換層31aの上に第
二色変換層31bの形成されていない部分にRed色の
蛍光顔料(例えば、シンロイヒ(株)FA007)を熱
可塑性樹脂に混合した塗料を、任意の形状でパターニン
グしたスクリーン印刷で第二色変換層31cを形成す
る。その後、前記吸湿フィルム30を任意の形状に切断
後、色変換層31側をラミネートロールや熱プレス等に
より透明電極上に熱圧着し密着させる。
換層を設けた例について説明する。例えば、図4(a)
の断面図、図4(b)の平面図に示すように表面側吸湿
フィルム30の上に、Pink色の蛍光顔料(例えば、
シンロイヒ(株)製FA001)を熱可塑性樹脂に混合
した塗料を、グラビアコータやコンマコータ等により厚
膜連続印刷し、長尺の吸湿フィルム30の上に第一色変
換層31aを形成する。次に、該第一色変換層31a上
にGreen色の蛍光顔料(例えば、シンロイヒ(株)
FA005)を熱可塑性樹脂に混合した塗料を、任意の
形状にパターニングしたスクリーン印刷で第二色変換層
31bを形成する。次に、第一色変換層31aの上に第
二色変換層31bの形成されていない部分にRed色の
蛍光顔料(例えば、シンロイヒ(株)FA007)を熱
可塑性樹脂に混合した塗料を、任意の形状でパターニン
グしたスクリーン印刷で第二色変換層31cを形成す
る。その後、前記吸湿フィルム30を任意の形状に切断
後、色変換層31側をラミネートロールや熱プレス等に
より透明電極上に熱圧着し密着させる。
【0014】第三実施例によれば、発光時に第一色変換
層31aのみの部分は100V−400Hz印加時の色
度がx=.330,y=.415、第一・第二色変換層
31a,31bが積層されている部分の色度は、x=.
470,y=.480、第一・第二色変換層31a,3
1cが積層されている部分の色度はx=.380,y
=.330となり、青白色、黄色、赤白色の三色部分発
光を任意の形状で容易に実現することができる。この場
合も、表面側吸湿フィルム30に形成した色変換層に任
意の形状で膜厚差を設けることにより、さらに多階調ハ
ーフトーン発光も実現できる。
層31aのみの部分は100V−400Hz印加時の色
度がx=.330,y=.415、第一・第二色変換層
31a,31bが積層されている部分の色度は、x=.
470,y=.480、第一・第二色変換層31a,3
1cが積層されている部分の色度はx=.380,y
=.330となり、青白色、黄色、赤白色の三色部分発
光を任意の形状で容易に実現することができる。この場
合も、表面側吸湿フィルム30に形成した色変換層に任
意の形状で膜厚差を設けることにより、さらに多階調ハ
ーフトーン発光も実現できる。
【0015】なお、前記各実施例では外皮フィルムで封
止した電界発光灯表示板を説明したが、耐湿性を改善し
た電界発光素子を使用して外皮フィルムを使用しないよ
うにしてもよい。
止した電界発光灯表示板を説明したが、耐湿性を改善し
た電界発光素子を使用して外皮フィルムを使用しないよ
うにしてもよい。
【0016】また、図4の第三実施例は色の異なる第二
変換層31b,31cを離隔して選択印刷したもので、
下地の第一変換層31aが露出している部分があるが、
露出しないように第二色変換層31b,31cの境界を
接して印刷してもよい。
変換層31b,31cを離隔して選択印刷したもので、
下地の第一変換層31aが露出している部分があるが、
露出しないように第二色変換層31b,31cの境界を
接して印刷してもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、第一色変換層の上に少
なくとも一層以上の色変換層を任意の形状・膜厚で選択
印刷することにより、任意の形状で部分多色発光、多階
調発光が可能な電界発光灯表示板を安価かつ容易に実現
することができ、様々な用途に対応できる。
なくとも一層以上の色変換層を任意の形状・膜厚で選択
印刷することにより、任意の形状で部分多色発光、多階
調発光が可能な電界発光灯表示板を安価かつ容易に実現
することができ、様々な用途に対応できる。
【図1】 本発明の第一実施例を示す電界発光灯表示板
の要部拡大断面図。
の要部拡大断面図。
【図2】 本発明の第一実施例における色変換層を形成
したフィルムの断面図(a)と平面図(b)。
したフィルムの断面図(a)と平面図(b)。
【図3】 本発明の第二実施例における色変換層を形成
したフィルムの断面図(a)と平面図(b)。
したフィルムの断面図(a)と平面図(b)。
【図4】 本発明の第三実施例における色変換層を形成
したフィルムの断面図(a)と平面図(b)。
したフィルムの断面図(a)と平面図(b)。
【図5】 従来の電界発光灯を示す要部拡大断面図。
1 背面電極 2 絶縁層 3 発光層 4 透明電極 5,20,30 吸湿フィルム 6 色変換層 6a,21a,31a 第一色変換層 6b,21b,31b 第二色変換層 7,21,31 色変換層を形成したフィルム 8 接着層 9 裏面側吸湿フィルム 10 表面側外皮フィルム 11 裏面側外皮フィルム 12 電界発光素子 13 電界発光灯表示板
Claims (4)
- 【請求項1】背面電極、反射絶縁層、発光層及び透明電
極を有する電界発光灯の発光層の前方にフィルム上に形
成した色変換層を配設した電界発光灯において、前記フ
ィルム上に形成した色変換層が部分的に膜厚が異なるこ
とを特徴とする電界発光灯表示板。 - 【請求項2】背面電極、反射絶縁層、発光層及び透明電
極を有する電界発光灯の発光層の前方にフィルム上に形
成した色変換層を配設した電界発光灯において、前記色
変換層が二層以上の積層された色変換層からなり、かつ
少なくとも一層の色変換層が所定の形状に選択印刷され
たことを特徴とする電界発光灯表示板。 - 【請求項3】前記色変換層が異なる発光色の蛍光材料で
形成されたことを特徴とする請求項2記載の電界発光灯
表示板。 - 【請求項4】請求項1又は請求項2記載の電界発光灯表
示板を製造する方法において、長尺の前記フィルム上に
第一色変換層を厚膜で連続印刷する工程と、該第一色変
換層の上に第二色変換層を薄膜選択印刷で一層以上積層
する工程とを含むことを特徴とする電界発光灯表示板の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5126843A JPH06337647A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 電界発光灯表示板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5126843A JPH06337647A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 電界発光灯表示板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06337647A true JPH06337647A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14945252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5126843A Pending JPH06337647A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 電界発光灯表示板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06337647A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2294589A (en) * | 1994-10-27 | 1996-05-01 | Seikosha Kk | Electro-luminescent display |
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-
1993
- 1993-05-28 JP JP5126843A patent/JPH06337647A/ja active Pending
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