JPH0629639B2 - 液封型弾性のブッシュのストッパー装置 - Google Patents
液封型弾性のブッシュのストッパー装置Info
- Publication number
- JPH0629639B2 JPH0629639B2 JP63043801A JP4380188A JPH0629639B2 JP H0629639 B2 JPH0629639 B2 JP H0629639B2 JP 63043801 A JP63043801 A JP 63043801A JP 4380188 A JP4380188 A JP 4380188A JP H0629639 B2 JPH0629639 B2 JP H0629639B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- liquid
- liquid chamber
- elastic bush
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,自動車のエンジンのロールインシュレータ
用に使用して好適な液封型弾性ブッシュのストッパー装
置に関するものである。
用に使用して好適な液封型弾性ブッシュのストッパー装
置に関するものである。
従来,ブッシュタイプの防振ゴムにも,大振幅時におけ
る減衰性の向上を企図してゴム弾性体の中にオリフィス
構造で連通される液室を隔設して内部に液を封入した液
封型弾性ブッシュが見られる(例えば,特許第885820
号)。このような液封型弾性ブッシュであっても,内外
筒が相対的に過大変位になった場合にこれを規制するス
トッパー装置が必要なことは言うまでもない。しかし,
従来のストッバー装置は,ストッバーを液室内に設ける
のが通常であったから,液室の容積を狭め,減衰性を低
下させていた。
る減衰性の向上を企図してゴム弾性体の中にオリフィス
構造で連通される液室を隔設して内部に液を封入した液
封型弾性ブッシュが見られる(例えば,特許第885820
号)。このような液封型弾性ブッシュであっても,内外
筒が相対的に過大変位になった場合にこれを規制するス
トッパー装置が必要なことは言うまでもない。しかし,
従来のストッバー装置は,ストッバーを液室内に設ける
のが通常であったから,液室の容積を狭め,減衰性を低
下させていた。
このため,特開昭62-228728号では,ストッバーを液室
外に設けたものが提案されている。しかし,これは単に
ストッパーを液室外に設けただけであるから,その分内
筒および外筒の幅は広くなり,ブッシュの大型化につな
がる。
外に設けたものが提案されている。しかし,これは単に
ストッパーを液室外に設けただけであるから,その分内
筒および外筒の幅は広くなり,ブッシュの大型化につな
がる。
このような課題を解決するため,この発明は,平行配置
される剛体の内筒と外筒との間に,ゴム弾性体からなる
軸芯と直角に張設される二枚の側壁と、側壁間に軸芯と
平行に張設される二枚の隔壁とで液封液室を上下に隔成
するとともに,液室間をオリフィス構造で連通した液封
型弾性ブッシュにおいて,側壁を内方にわん曲させ、頭
部が外筒側に延出する内外筒の相対的過大変位を規制す
る剛体のストッパーを側壁の外方位置で内筒に嵌着する
とともに,ストッパーの頭部を前記わん曲空間内に入り
込ませて幅広にしたことを特徴とする液封型弾性ブッシ
ュのストッパー装置を提供したものである。
される剛体の内筒と外筒との間に,ゴム弾性体からなる
軸芯と直角に張設される二枚の側壁と、側壁間に軸芯と
平行に張設される二枚の隔壁とで液封液室を上下に隔成
するとともに,液室間をオリフィス構造で連通した液封
型弾性ブッシュにおいて,側壁を内方にわん曲させ、頭
部が外筒側に延出する内外筒の相対的過大変位を規制す
る剛体のストッパーを側壁の外方位置で内筒に嵌着する
とともに,ストッパーの頭部を前記わん曲空間内に入り
込ませて幅広にしたことを特徴とする液封型弾性ブッシ
ュのストッパー装置を提供したものである。
以上の手段をとることにより,側壁の内方わん曲空間を
ストッバーの設置空間に利用できるから,ストッパーを
内側に寄せられて幅の長大化を防止できる。さらに,ス
トッバーの当たり面である頭部の幅を広くできるから,
ストッバーの強度を高めることができる。
ストッバーの設置空間に利用できるから,ストッパーを
内側に寄せられて幅の長大化を防止できる。さらに,ス
トッバーの当たり面である頭部の幅を広くできるから,
ストッバーの強度を高めることができる。
以下,この発明の実施例を図面を参照して説明するが,
第1図はこの発明の実施例を示す液封型弾性ブッシュの
縦断面図,第2図は同じく横断面図,第3図は側面図,
第4図はストッパーの斜視図,第5図は他の実施例を示
す液封型弾性ブッシュの縦断面図,第6図は同じく横断
面図である。
第1図はこの発明の実施例を示す液封型弾性ブッシュの
縦断面図,第2図は同じく横断面図,第3図は側面図,
第4図はストッパーの斜視図,第5図は他の実施例を示
す液封型弾性ブッシュの縦断面図,第6図は同じく横断
面図である。
この液封型弾性ブッシュは,金属製の内筒1と外筒2を
平行配置し,この両者1,2の間にスリーブ状のゴム弾
性体3を一体モールドするとともに,このゴム弾性体3
の内部に適当な液4を封入した二つの液室5を隔設する
のである。すなわち,内筒1に対してその軸芯と直角に
一定間隔隔てて二枚の側壁6を,また,側壁6で仕切ら
れた空間内に軸芯と平行に二枚の隔壁7をそれぞれ張設
して上下に空間を隔成したものを液中で外筒1に挿入す
れば,隔成された空間の部分が液室5となって内部に液
4を封入できるのである。ところで,この場合,内外筒
1,2を同芯に位置させ,振動方向両側の側壁6部分を
内側にわん曲させた形状にしておくのである。これは,
こうすることで,振動時における側壁6の収縮,伸長を
助長し,その結果,液4の液室5間移動を容易にすると
ともに、後述するストッバーの設置にも有利になるから
である。なお,ゴム弾性体3の外周端近くには液室5部
分を窓状に切欠いた芯金8を挿入して強度アップを図る
とともに,芯金8の外側にもゴム弾性体3の層をわずか
に張り,その外周に数本の突条(図示省略)を形成して
おけば,液封の際のシール性が向上する。
平行配置し,この両者1,2の間にスリーブ状のゴム弾
性体3を一体モールドするとともに,このゴム弾性体3
の内部に適当な液4を封入した二つの液室5を隔設する
のである。すなわち,内筒1に対してその軸芯と直角に
一定間隔隔てて二枚の側壁6を,また,側壁6で仕切ら
れた空間内に軸芯と平行に二枚の隔壁7をそれぞれ張設
して上下に空間を隔成したものを液中で外筒1に挿入す
れば,隔成された空間の部分が液室5となって内部に液
4を封入できるのである。ところで,この場合,内外筒
1,2を同芯に位置させ,振動方向両側の側壁6部分を
内側にわん曲させた形状にしておくのである。これは,
こうすることで,振動時における側壁6の収縮,伸長を
助長し,その結果,液4の液室5間移動を容易にすると
ともに、後述するストッバーの設置にも有利になるから
である。なお,ゴム弾性体3の外周端近くには液室5部
分を窓状に切欠いた芯金8を挿入して強度アップを図る
とともに,芯金8の外側にもゴム弾性体3の層をわずか
に張り,その外周に数本の突条(図示省略)を形成して
おけば,液封の際のシール性が向上する。
以上により,外筒2を固定部材に固定し,内筒1に被支
持部材(振動部材)を取り付けることで,この被支持部
材を弾性支持できるものであるが,このとき,前記液室
5間はオリフィス構造9で連通されており,このときに
液4の移動が起こるから,その流通抵抗によって振動は
減衰するのである。このためのオリフィス構造9である
が,ここでは、前記隔壁7の適所に連通孔10を形成し,
この連通孔10中に断面工形の可動弁11を設置するととも
に,この可動弁11中に両液室5を常時連絡するオリフィ
ス12を形成し,これらを前記したオリフィス構造9とし
たものを示した。なお,可動弁11は,液室5間の液4の
移動を微小振動時許容し,比較的大振動時規制するよう
作動する。すなわち,断面工形のうちの弁体11aを連通
孔10中に相当の隙間13を有して嵌合するとともに,その
両端に連通孔10の径よりも大きな径を有し,かつ,長さ
も長い弁頭11bを取り付けたものである。こうすること
で,微小振動時,可動弁11は大して動かず,液4は連通
孔10との隙間13を通って自由に移動するが,比較的大振
動時,可動弁11が動いてその弁頭11bが隔壁7に接当
し、隙間13を閉止してしまうから,液4の移動は規制さ
れるのである。なお,可動弁11にこのような挙動をさせ
るのは,こうすることで,微小振動時に動ばね定数を下
げて吸振性を高め、比較的大振動時に高減衰性を発揮さ
せるためである。したがって,オリフィス12の径や長さ
はこれに適合するように設定されなければならないが,
特に,長さに関してはある程度のものが確保される必要
がある。
持部材(振動部材)を取り付けることで,この被支持部
材を弾性支持できるものであるが,このとき,前記液室
5間はオリフィス構造9で連通されており,このときに
液4の移動が起こるから,その流通抵抗によって振動は
減衰するのである。このためのオリフィス構造9である
が,ここでは、前記隔壁7の適所に連通孔10を形成し,
この連通孔10中に断面工形の可動弁11を設置するととも
に,この可動弁11中に両液室5を常時連絡するオリフィ
ス12を形成し,これらを前記したオリフィス構造9とし
たものを示した。なお,可動弁11は,液室5間の液4の
移動を微小振動時許容し,比較的大振動時規制するよう
作動する。すなわち,断面工形のうちの弁体11aを連通
孔10中に相当の隙間13を有して嵌合するとともに,その
両端に連通孔10の径よりも大きな径を有し,かつ,長さ
も長い弁頭11bを取り付けたものである。こうすること
で,微小振動時,可動弁11は大して動かず,液4は連通
孔10との隙間13を通って自由に移動するが,比較的大振
動時,可動弁11が動いてその弁頭11bが隔壁7に接当
し、隙間13を閉止してしまうから,液4の移動は規制さ
れるのである。なお,可動弁11にこのような挙動をさせ
るのは,こうすることで,微小振動時に動ばね定数を下
げて吸振性を高め、比較的大振動時に高減衰性を発揮さ
せるためである。したがって,オリフィス12の径や長さ
はこれに適合するように設定されなければならないが,
特に,長さに関してはある程度のものが確保される必要
がある。
一方,被支持物になんらかのショックが加わり,内筒1
が過大に変位すれば,外筒2に相当な衝撃で衝突して破
損等も起こり得るから,これを規制するために以下のス
トッパー装置14が設けられるのである。
が過大に変位すれば,外筒2に相当な衝撃で衝突して破
損等も起こり得るから,これを規制するために以下のス
トッパー装置14が設けられるのである。
すなわち,第1図等で示すように,ストッパー装置14
を、液室5外で内筒1に嵌着され,外筒2側に所定高さ
で延出するストッパー15で構成するのである。このと
き、ストッパー15の形状を振動方向(上下方向)に延出
する直方体形状にするとともに、その中心部に内筒1の
径に対応した貫通孔を設け、この貫通孔の部分をもって
内筒1の両端に嵌合するものが考えられる。なお,スト
ッパー15自体は金属製のものにするが、衝突時の衝撃吸
収のためにその表層部はゴム等で薄く被覆しておく。さ
らに,ストッバー15の頭部は側壁6の内方わん曲空間内
に入り込ませて幅広にしておく。
を、液室5外で内筒1に嵌着され,外筒2側に所定高さ
で延出するストッパー15で構成するのである。このと
き、ストッパー15の形状を振動方向(上下方向)に延出
する直方体形状にするとともに、その中心部に内筒1の
径に対応した貫通孔を設け、この貫通孔の部分をもって
内筒1の両端に嵌合するものが考えられる。なお,スト
ッパー15自体は金属製のものにするが、衝突時の衝撃吸
収のためにその表層部はゴム等で薄く被覆しておく。さ
らに,ストッバー15の頭部は側壁6の内方わん曲空間内
に入り込ませて幅広にしておく。
次に,ストッパー装置14を液室5内にも設けるものが考
えられる。すなわち,液室5内で,外筒2の振動方向に
向けて延びる主体が金属製のストッパー16を溶接等で直
接内筒2に取り付けるのである(第5図,第6図参
照)。なお,このストッパー16の先端にもゴム弾性体3
を隔壁7等から連続してモールドして被覆しておく。
えられる。すなわち,液室5内で,外筒2の振動方向に
向けて延びる主体が金属製のストッパー16を溶接等で直
接内筒2に取り付けるのである(第5図,第6図参
照)。なお,このストッパー16の先端にもゴム弾性体3
を隔壁7等から連続してモールドして被覆しておく。
ところで,以上のストッパー15,16を液室5の外と内双
方に設けた場合,各ストッパー15,16の背の高さを変え
れば,いわゆる,二段ストッパーとなってストッパー性
能が高まる。そして,この場合,背の高い方の材質を弾
性体等で構成しておけば,ある種の制振作用をする。す
なわち、第5図に示すように、液室5内のストッパー16
を外部ストッパー15よりも背の高いものにしておき,し
かも,そのストッパー15の少なくとも先端の高さまでは
ゴム弾性体3でモールドして金属製部分の背の高さをこ
れより低くすることで、剛性は背の高いものの方が低い
ものよりも低くなり、ストッパー16の先端が外筒1に当
たってからストッパー15の先端が当たるまでの間はこの
ゴム弾性体3を圧縮し,ブッシュ全体の剛性度を増す作
用がある。この意味から、ここでいうストッパー機能は
それ以上の変位を完全に規制していまうもののみでな
く,このようにある種の制振作用を果たすものも含む。
ただし、背の低い方のストッパー15が外筒2に衝突した
なら,一気に変位を規制するものでなければならない。
したがって,低い方のストッパー15のゴム被覆は薄いも
のである必要がある。第7図はこれらのことを示す荷重
と変位との関係のグラフであるが,荷重が増すに従って
変位は増え,最初に,まず,背の高い方のストッパー16
が外筒1に衝突し(この点をP1とする),次いで,低
い方のストッパー15が衝突する(この点をP2とす
る)。したがって,アイドリング時や通常走行時の振動
であるOからP1までよりも,加減速ショックや速度レ
ンジ切り換えショックの振動であるP1からP2までの
方が勾配が急になって,剛性度が高まり,実情の即した
ものになる。P2点を越えたときは車輌が異物に乗り上
げたり,穴等に落ち込んだ異常事態であるから,それ以
上の変位を完全に規制するものでなければならないか
ら,急激な勾配のほぼ剛体で構成している。
方に設けた場合,各ストッパー15,16の背の高さを変え
れば,いわゆる,二段ストッパーとなってストッパー性
能が高まる。そして,この場合,背の高い方の材質を弾
性体等で構成しておけば,ある種の制振作用をする。す
なわち、第5図に示すように、液室5内のストッパー16
を外部ストッパー15よりも背の高いものにしておき,し
かも,そのストッパー15の少なくとも先端の高さまでは
ゴム弾性体3でモールドして金属製部分の背の高さをこ
れより低くすることで、剛性は背の高いものの方が低い
ものよりも低くなり、ストッパー16の先端が外筒1に当
たってからストッパー15の先端が当たるまでの間はこの
ゴム弾性体3を圧縮し,ブッシュ全体の剛性度を増す作
用がある。この意味から、ここでいうストッパー機能は
それ以上の変位を完全に規制していまうもののみでな
く,このようにある種の制振作用を果たすものも含む。
ただし、背の低い方のストッパー15が外筒2に衝突した
なら,一気に変位を規制するものでなければならない。
したがって,低い方のストッパー15のゴム被覆は薄いも
のである必要がある。第7図はこれらのことを示す荷重
と変位との関係のグラフであるが,荷重が増すに従って
変位は増え,最初に,まず,背の高い方のストッパー16
が外筒1に衝突し(この点をP1とする),次いで,低
い方のストッパー15が衝突する(この点をP2とす
る)。したがって,アイドリング時や通常走行時の振動
であるOからP1までよりも,加減速ショックや速度レ
ンジ切り換えショックの振動であるP1からP2までの
方が勾配が急になって,剛性度が高まり,実情の即した
ものになる。P2点を越えたときは車輌が異物に乗り上
げたり,穴等に落ち込んだ異常事態であるから,それ以
上の変位を完全に規制するものでなければならないか
ら,急激な勾配のほぼ剛体で構成している。
ところで,以上は,内外筒1,2が同芯,かつ,振動方
向両側の側壁6がともに内方にわん曲した初期荷重零の
ロールインシュレータ用の液封型弾性ブッシュである
が,一定の初期荷重を有し,内外筒1,2がその荷重方
向に偏心しており,かつ,側壁6の一方あるいは両方が
真直なエンジンマウント用等の液封型弾性ブッシュであ
っても,このようなストッパー装置が適用でき,特有の
効果を派生することは明らかである。
向両側の側壁6がともに内方にわん曲した初期荷重零の
ロールインシュレータ用の液封型弾性ブッシュである
が,一定の初期荷重を有し,内外筒1,2がその荷重方
向に偏心しており,かつ,側壁6の一方あるいは両方が
真直なエンジンマウント用等の液封型弾性ブッシュであ
っても,このようなストッパー装置が適用でき,特有の
効果を派生することは明らかである。
以上,この発明は前記したものであるから,すなわち,
内筒に嵌着するストッパーを液室外に設けた液封型弾性
ブッシュにおいて,液室の側壁を内方にわん曲させると
ともに、ストッパーの頭部をこの内方わん曲空間内に入
り込ませて幅広にしたものであるから,空間の有効利用
を図ることができ,ストッパーの幅を抑えて全体を小型
化できる。また,ストッパーの当たり面である頭部の幅
を広くできることでストッパーの強度が高まる。
内筒に嵌着するストッパーを液室外に設けた液封型弾性
ブッシュにおいて,液室の側壁を内方にわん曲させると
ともに、ストッパーの頭部をこの内方わん曲空間内に入
り込ませて幅広にしたものであるから,空間の有効利用
を図ることができ,ストッパーの幅を抑えて全体を小型
化できる。また,ストッパーの当たり面である頭部の幅
を広くできることでストッパーの強度が高まる。
第1図はこの発明の実施例を示す液封型弾性ブッシュの
縦断面図,第2図は同じく横断面図,第3図は側面図,
第4図はストッパーの斜視図,第5図は他の実施例を示
す液封型弾性ブッシュの縦断面図,第6図は同じく横断
面図,第7図はこの発明の実施例を示す液封型弾性ブッ
シュの荷重と変位との関係のグラフであるである。 (符号) 1……内筒 2……外筒 3……ゴム弾性体 4……液 5……液室 6……側壁 7……隔壁 9……オリフィス構造 14……ストッパー装置 15……ストッパー 16……ストッパー
縦断面図,第2図は同じく横断面図,第3図は側面図,
第4図はストッパーの斜視図,第5図は他の実施例を示
す液封型弾性ブッシュの縦断面図,第6図は同じく横断
面図,第7図はこの発明の実施例を示す液封型弾性ブッ
シュの荷重と変位との関係のグラフであるである。 (符号) 1……内筒 2……外筒 3……ゴム弾性体 4……液 5……液室 6……側壁 7……隔壁 9……オリフィス構造 14……ストッパー装置 15……ストッパー 16……ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−228728(JP,A) 特開 昭62−52234(JP,A) 特開 昭62−196434(JP,A) 実公 昭57−58426(JP,Y2)
Claims (2)
- 【請求項1】平行配置される剛体の内筒と外筒との間
に,ゴム弾性体からなる軸芯と直角に張設される二枚の
側壁と,側壁間に軸芯と平行に張設される二枚の隔壁と
で液封液室を上下に隔成するとともに,液室間をオリフ
ィス構造で連通した液封型弾性ブッシュにおいて,側壁
を内方にわん曲させ,頭部が外筒側に延出する内外筒の
相対的過大変位を規制する剛体のストッパーを側壁の外
方位置で内筒に嵌着するとともに,ストッパーの頭部を
前記わん曲空間内に入り込ませて幅広にしたことを特徴
とする液封型弾性ブッシュのストッパー装置。 - 【請求項2】頭部が外筒側に延出する内外筒の相対的過
大変位を規制する剛体のストッパーを液室内で内筒に嵌
着するとともに,液室内のストッパーの背を液室外のス
トッパーの背よりも低くし,かつ,その頭部をゴム弾性
体でモールドして液室外のストッパーの背よりも高くし
たことを特徴とする特許請求の範囲第項記載の液封型
弾性ブッシュのストッパー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63043801A JPH0629639B2 (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 液封型弾性のブッシュのストッパー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63043801A JPH0629639B2 (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 液封型弾性のブッシュのストッパー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01220736A JPH01220736A (ja) | 1989-09-04 |
JPH0629639B2 true JPH0629639B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=12673852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63043801A Expired - Lifetime JPH0629639B2 (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 液封型弾性のブッシュのストッパー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629639B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4305173C2 (de) * | 1993-02-19 | 1998-03-12 | Metzeler Gimetall Ag | Hydraulisch dämpfende Lagerbuchse |
FR2726339B1 (fr) * | 1994-10-27 | 1996-12-27 | Hutchinson | Perfectionnements aux supports antivibratoires hydrauliques |
DE102005018211B4 (de) * | 2005-04-20 | 2012-12-06 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Hydraulisch dämpfende Lagerbüchse |
KR102041083B1 (ko) | 2013-05-10 | 2019-11-06 | 현대모비스 주식회사 | 하이드로 부시 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6115930Y2 (ja) * | 1980-09-19 | 1986-05-17 | ||
DE3531182A1 (de) * | 1985-08-31 | 1987-03-12 | Porsche Ag | Hydraulisch daempfendes lager |
JPH0648029B2 (ja) * | 1986-02-22 | 1994-06-22 | 丸五ゴム工業株式会社 | 防振支持装置 |
FR2596123B1 (fr) * | 1986-03-19 | 1988-06-24 | Hutchinson Sa | Perfectionnements aux manchons de support antivibratoires hydrauliques |
-
1988
- 1988-02-25 JP JP63043801A patent/JPH0629639B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01220736A (ja) | 1989-09-04 |
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