Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH0626380Y2 - 管路内壁面のライニング用ピグ - Google Patents

管路内壁面のライニング用ピグ

Info

Publication number
JPH0626380Y2
JPH0626380Y2 JP10519788U JP10519788U JPH0626380Y2 JP H0626380 Y2 JPH0626380 Y2 JP H0626380Y2 JP 10519788 U JP10519788 U JP 10519788U JP 10519788 U JP10519788 U JP 10519788U JP H0626380 Y2 JPH0626380 Y2 JP H0626380Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pig
pipe
lining
branch
wall surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10519788U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0228767U (ja
Inventor
基 杉崎
通利 高田
清憲 新納
Original Assignee
近畿配管株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 近畿配管株式会社 filed Critical 近畿配管株式会社
Priority to JP10519788U priority Critical patent/JPH0626380Y2/ja
Publication of JPH0228767U publication Critical patent/JPH0228767U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0626380Y2 publication Critical patent/JPH0626380Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は管内壁面のライニング用ピグの改良に係り、埋
設ガス管や水道管等に更生に利用されるものである。
(従来の技術) 所謂液相工法による管内壁面のライニングに置いては、
通常第6図に示す如く、被処理管5内へライニング材6
を蓄層状に充填し、その後方(又は後方と前方)に硬質
弾性材製の球形ピグ8を挿入して圧縮気体7等によりラ
イニング材6を前方へ流動させることにより、管路内壁
面にライニング塗膜6aを形成するようにしている。
又、被処理管5に分岐管路5aがある場合には、ピグ9
として第7図の如き連結式ピグ9を使用し、分岐部Aに
於いて、万一前方のピグ9aがその運動慣性により直管
路5b内へ進入した場合でも、後方のピグ9bを分岐管
路5a内へ押し出すことによりピグ9をスイッチターン
させ、これを分岐管路5a内へ自動的に進行させるよう
にしている(特開昭57−167777号等)。
前記連結式ピグ9は、前方のピグ9aが直管路5b内へ
入った場合でもスイッチターンをすることにより比較的
円滑に分岐管路5a内へ引き戻されるため、ピグ9の詰
り事故の発生が著しく少なくなるという優れた効用を奏
するものである。
然し乍ら、当該連結式ピグ9に於いても、未だ解決すべ
き多くの問題が残されている。
先ず第1は、前記ピグ9のスイッチターンに相当の時間
がかかるため、分岐部Aにライニング材6の溜りを生じ
たり、分岐部Aの被膜6aの厚さに大きな斑が生じると
いう問題がある。
即ち、被処理管路5の分岐部Aに於いては、主管路5c
と直管路5bと分岐管5aとが夫々同径の場合でも、通
常第8図の様に分岐管路5aの開口部は直管路5bの内
径より拡径している。そのため、スイッチターンをする
後方ピグ9bと管内壁との間の間隙Gを通して圧縮気体
7が分岐管路5a内へ漏れ、後方ピグ9bの押出し力が
減少する。その結果、後方のピグ9bの進行が分岐部A
に於いて一時的に停滞し、スイッチターンが迅速に行な
われずに所謂“ピグの迷い”を生ずることになる。そう
すると、前記ピグの迷いの間に分岐管路5a内へ押し出
されたライニング材6が逆流して分岐部Aの底部に溜っ
たり、或いは直管路5bの奥部へライニング材6が流れ
込んだりすることになる。
第2の問題は分岐部Aに於けるピグ9の詰まりを完全に
防止することが出来ないという点である。
即ち、分岐部Aから先きの直管路5bが相当に長い場合
や分岐部Aの手前側の主管路5cが長い場合には、直管
路5b内の空間部やピグ9の運動エネルギーが大きくな
るため前方ピグ9aが相当深く直管路5b内へ進入す
る。
そうすると、後方のピグ9bも相対的に前方へ押し込ま
れ、その結果、ピグ9bと管路内壁面間の間隙Gが増大
し、後方ピグ9bを分岐管路5a内へ押し出す力が弱ま
って、屡々ピグ9の詰まりを生ずることになる。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は従前の連結式ピグ9を用いた管路内壁面のライ
ニングに於ける上述の如き問題、即ち、管路の分岐部
Aに於ける連結式ピグ9のスイッチターンに時間がかか
り、その間にライニング材6が分岐部Aの底部に溜った
り、直管路5bの奥部へ流れ込んだりすること、分岐
部Aに於いてピグ9の詰まりを生じ易いこと等の問題を
解決せんとするものであり、スイッチターンをすること
なしにピグが分岐管路5a内へ円滑に進行し得ると共
に、万一スイッチターンを起こしても極めて迅速にスイ
ッチターンが完了し、ライニング材6の溜りやピグ9の
つまりをほぼ完全に防止出来るようにした管内壁面のラ
イニング用ピグを提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、軟質弾性材製の外層体4の内部に、硬質材製
の2個の芯球3,4を一定間隔Lを置いて埋込み配設し
たことを、考案の基本構成とするものである。
(作用) 分岐部Aに於いて、ピグ1の前方部が直管路5b内へ比
較的浅く進入した場合でも、或いは比較的深く進入した
場合でも、分岐管路5aの開口端部は外層体4の外表面
によって密閉される。その結果、ピグ1は圧縮気体7に
よって強力に圧縮され、ピグ1の前方部が比較的浅く直
管路5b内へ進入している場合には、軟質弾性材製の外
層体の前端部が弾性変形して分岐管路5a内へ迅速に押
し出され、ピグ1は主管路5c内と同姿勢で分岐管路5
a内へ進入して行く。
また、ピグ1が比較的深く直管路5b内へ進入した場合
には、逆に外層体4の後方部が圧縮変形することにより
分岐管路5a内へ押し出され、所謂スイッチバックが行
われる。これにより、ピグ1は前・後位置が入れ替わっ
た状態で分岐管路5a内を進行する。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案に係るライニング用ピグの縦断面図であ
り、当該ライニング用ピグ1は2個の芯球2,3と、一
定の距離Lだけ両芯球2,3を離隔せしめた状態でこれ
を囲繞する軟質弾性材製の外層体4とから形成されてい
る。前記芯球3,4は硬質プラスチック、軽金属、木
材、ガラス等の軟質材を用いて球形若しくは楕円形に形
成されており、その外径Dは20A管路用ピグ1で10
〜15mmφ、25A管路用ピグ1で13〜18mmφに選
定されている。
又、前記両芯球2,3の芯間距離Lは20A管路用ピグ
で20〜25mm、25A管路用ピグで25〜30mmに夫
々選定されている。
尚、本実施例に於いては、2個の芯球を用いると共に両
芯球2,3の外径Dを夫々同一にしているが、後述する
如く、両者の外径Dを違えるようにしてもよい。
一方、前記外層体4は発泡ウレタン等の弾力性を有する
軟質プラスチックや軟質ゴム等の軟質弾性材から形成さ
れており、本実施例に於いては、外表面のみを平滑面と
して通気性を遮断した発泡ウレタンを用いて外層体4が
形成されている。
当該外層体4は距離Lだけ離隔せしめた両芯球2,3を
囲繞した状態で略円柱状に成形されており、且つその両
端部は球面状に形成されている。
前記外層体4の外径Dは20A管路用で26〜30mm
φ、25A管路用で30〜35mmφに夫々選定されてお
り、更にその長手方向の寸法Lは20A管路用で40
〜50mm、25A管路用で50〜60mmに夫々選定され
ている。
次に、本考案に係るピグを用いた管路内壁面のライニン
グについて説明する。
ライニングに際しては、第2図に示す如く被処理管5内
へ1組(又は2組)のピグ1を挿入し、その前方(又は
両ピグの中間)へ所定量のライニング材6を畜層状に充
填する。この時、ピグ1は、その外層体4が圧縮縮径さ
れ、管内壁面へ密着した状態で管内へ挿入されることに
なる。
次に、ピグ1の後方より圧縮気体7を供給し、ピグ1を
前方へ押圧することによりライニング材6を前方へ流動
させ、管路内壁面に皮膜6aを形成する。
圧縮気体7を供給することにより、ピグ1は管路内壁面
との摩擦抵抗やライニング材6の流動抵抗によって抵抗
を受け、圧縮気体7によって押圧されることにより、外
層体4の長さLが僅かに短縮すると共に、拡径方向に
変形して管内壁面に対する圧縮力が増大する。これによ
り、管内壁に付着したライニング材6は管内壁面へ押し
付けられると共に平滑化され、管路内壁面に一定厚みの
ライニング皮膜6aが形成されて行く。
ピグ1が被処理管路5の分岐部Aへ到達すれば、第3図
に←示す如くピグ1の先端部は若干直管路5b内へ進入
する。しかし、比較的長い外層体4によって分岐管路5
aの開口部が完全に閉鎖されて圧縮気体7の漏洩がない
ため、外層体4は強力に押圧され、その前端部が圧縮変
形することにより分岐管路5a内へ押し出され、スイッ
チターンを行なうことなく極めて円滑に、主管路5c内
を進行中と同じ位置関係で分岐管路5a内へ進行して行
く。
また、主管路5cが長くてピグ1の運動エネルギーが大
きい場合や、直管路5bが長くて管内空間部が大きい場
合には、第4図←に示す如くピグ1の前半部が直管路5
b内へ相当深く入り込んだ状態となる。
しかし、外層体4が比較的長いため分岐管路5aの開口
部は完全に密閉された状態にあり、外層体4は圧縮気体
7によって極力に押圧されることになる。その結果、ピ
グ本体1の後方部が圧縮変形受け、分岐管路5a内へ彎
曲しつつ押し出されて迅速にスイッチターンを行なった
後、主管路5c内とは逆の位置関係となって分岐管路5
a内を進行する。
第5図は本考案の第2実施例を示すものであり、前方の
芯球2の外径Dを後方の芯球3の外径Dより小さくする
と共に、ピグ本体4の外径も両芯球に応じてその前方部
を縮径状に成形したものである。
例えば、一方の芯球3の外径が15mmφのときには、他
方の芯球2の外径は13mmφに、また、一方の芯球3の
外径が18mmφのときには、他方の芯球2の外径は16
mmφに夫々選定され、更に、芯球の縮径に応じて、芯球
2の近傍部の外層体4の外径は、芯球3の近傍部の外層
体4の外径よりも3〜4mm縮径される。
ピグ本体1を第5図の如き形状とすることにより、管路
内壁面に形成されるライニング皮膜6aの厚さが比較的
厚くなると共に、分岐部Aに於いてピグ1の先端部がよ
り容易に分岐管路5a内へ進行することになる。
(考案の効果) 本考案に於いては、ピグ1を弾力性を有する軟質材製の
外層体4の内部に、硬質材製の2個の芯球2,3を一定
間隔Lを置いて配設した構成としているため、管路の分
岐部Aに於いて分岐管路5aの開口部が完全にピグ1に
よって密閉される。その結果、ピグ1は圧縮気体7によ
って強く押圧され、その先端部が圧縮変形して分岐管路
5a内へ押し出されることにより、スイッチバックをす
ることなしに円滑に分岐管路5a内へ進行し、分岐部A
に於けるライニング材の溜り等が皆無となる。
また、万一分岐部Aに於いてスイッチバックをしたとし
ても極めて迅速にスイッチバックが行なわれ、従前の連
結形ピグの場合に様に“ピグの迷い時間”が長くなって
ライニング材の溜りを生じたり、或いはピグの詰りが発
生するという事故が皆無となる。
更に、両芯球2,3の外径D並びに両芯球2,3の近傍
部の外層体の外径Dを変えたピグの場合には、縮径し
た方を前方にしてピグ1を管路内へ挿入することによ
り、管路内壁面の積層固着されるライニング皮膜が同外
径の芯球を用いたピグ1の場合よりも厚くなると共に、
分岐部Aに於いても、ピグ1の先端部がより円滑に分岐
管路5a内へ進行することになり、詰まりの発生が少な
くなる。
本考案は上述の通り高い実用的効用を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るピグの縦断面図である。 第2図は、本考案のピグを用いた管路内壁面のライニン
グの一例を示すものであり、第3図及び第4図は管路の
分岐部Aに於けるピグの作動状態の説明図である。 第5図は本考案の第2実施例に係るピグの縦断面図であ
る。 第6図及び第7図は、従前のライニング用ピグによる管
路のライニング説明図である。 第8図は分岐部に於ける従前の連結形ピグのスイッチタ
ーンの説明図である。 1……ピグ 2,3……芯球 4……外層体 L……芯間距離 D……芯球の半径 D……ピグ本体の外径 L……ピグ本体の長さ 5……被処理管路 6……ライニング材 7……圧縮気体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟質弾性材製の外層体の内部に、硬質材製
    の2個の芯球を一定間隔を置いて埋込配設したことを特
    徴とする管路内壁面のライニング用ピグ。
  2. 【請求項2】一方の芯球と他方の芯球の外径並びに両芯
    球の近傍部の外層体の外径を夫々異なる外径とした請求
    項1に記載の管路内壁面のライニング用ピグ。
JP10519788U 1988-08-09 1988-08-09 管路内壁面のライニング用ピグ Expired - Fee Related JPH0626380Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10519788U JPH0626380Y2 (ja) 1988-08-09 1988-08-09 管路内壁面のライニング用ピグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10519788U JPH0626380Y2 (ja) 1988-08-09 1988-08-09 管路内壁面のライニング用ピグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0228767U JPH0228767U (ja) 1990-02-23
JPH0626380Y2 true JPH0626380Y2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=31337593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10519788U Expired - Fee Related JPH0626380Y2 (ja) 1988-08-09 1988-08-09 管路内壁面のライニング用ピグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0626380Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0228767U (ja) 1990-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0473103B1 (en) Method for lining internal surfaces of pipelines
JPH0626380Y2 (ja) 管路内壁面のライニング用ピグ
US3403418A (en) Pipeline pig or swipe
JPH064934Y2 (ja) ライニング用ピグ
JP3421012B2 (ja) 管内クリーニング用ピグ
JPH08183095A (ja) 管内ライニング用ボールピグ
JP2805504B2 (ja) 管路内壁面のライニング方法
JP2546408Y2 (ja) 配管工事用コック
JP2821566B2 (ja) 管内面ライニング補修工法
US5855712A (en) Method of repairing an existing pipe
JPH0630297Y2 (ja) 管内壁面のライニング用ピグ
JPH0236758B2 (ja)
JPH09184583A (ja) 発泡樹脂管と管継手との接続構造
JPS6334407Y2 (ja)
JPH04163025A (ja) 管の反転ライニング方法
JPH077668Y2 (ja) 管継手
JP2719865B2 (ja) 二重管の推進工法に於ける滑材及び裏込材の注入方法
JP2000051769A (ja) 管内面ライニング用ピグ及び管内面のライニング方法
CN206754702U (zh) 填充式弯头保温外套
JP2003097762A (ja) 強化プラスチック複合管及びその敷設工法
JPH064933Y2 (ja) 管内面ライニング用物体
JP3167253B2 (ja) 既設配管の更生修理工法
JPH01257028A (ja) 管路形成方法及び複数の管路を有する管体
JPH10153281A (ja) 塩化ビニル樹脂製推進管の継手構造
JPH078065Y2 (ja) レジユース配管路の更生用ピグ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees