JPH06254665A - 連続鋳造設備におけるロ−ラエプロンのトップゾ−ン の鋳片厚み替え装置 - Google Patents
連続鋳造設備におけるロ−ラエプロンのトップゾ−ン の鋳片厚み替え装置Info
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- JPH06254665A JPH06254665A JP6943793A JP6943793A JPH06254665A JP H06254665 A JPH06254665 A JP H06254665A JP 6943793 A JP6943793 A JP 6943793A JP 6943793 A JP6943793 A JP 6943793A JP H06254665 A JPH06254665 A JP H06254665A
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Abstract
モ−ルドとトップゾ−ンの専用ロ−ラエプロンを共に取
替えていたので、その取替え時間がかかったが、本件の
連鋳機では、トップゾ−ンを構成するフレ−ム3を、水
平方向で対向した可動側フレ−ム3bと固定側フレ−ム
3aによって構成した。そこで、鋳片7の厚み替えに
は、これらの対向フレ−ム3a,3bをウォ−ムジャッ
キ10により互に接近・離間させて鋳片7の厚み替えを
行うので、その厚み替え時間が著しく短縮できた。
Description
ロ−ラエプロンのトップゾ−ンの鋳片厚み替え装置に関
するものである。
るモ−ルドと、下流側に設けたピンチロ−ルとの間に
は、鋳片の成形と、鋳片の冷却等のために長尺の距離に
亘りロ−ラエプロンが設けられている。このロ−ラエプ
ロンは、外側から噴射される冷却水によって鋳片のシェ
ルが完全に凝固する迄、大きな溶鋼圧を支持するように
なっている。そして、このロ−ラエプロンは二つのゾ−
ンで構成され、その一つのゾ−ンは、異なったサイズの
鋳片を形成するためのもので、モ−ルド直下に設けら
れ、しかも、モ−ルドと共に着脱可能とするサイズ専用
の専用ロ−ラエプロン(これをロ−ラエプロンのトップ
ゾ−ンという)で構成されており、他の一つのゾ−ン
は、これに接続して設けられ、いずれのサイズにも使用
できるように調整できる共用ロ−ラエプロンで構成され
ている(これをベンディングゾ−ンという)。このう
ち、前者の専用ロ−ラエプロンは、ガイドロ−ルやク−
リンググリッド等で構成されており、また、後者の共用
ロ−ラエプロンのロ−ル間隔の調整は、個々のロ−ル若
しくはロ−ラセグメントの中心をずらさないようにし
て、内、外側から同量だけ、油圧モ−タ等により調整で
きるように構成されている(例えば、実公昭57−10
12号公報、実開昭63−157457号公報参照)。
るロ−ラエプロンのトップゾ−ンは、鋳片の厚み変更に
際しては、モ−ルドと共に交換しなければならない、と
いう問題があり、ひいては、各種の鋳片厚みのトップゾ
−ンを用意しなければならない、という問題があった。
問題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、1)モ−ルドとロ−ラエプロンのベンディン
グゾ−ンとの間に略垂直状に配置されたトップゾ−ンに
おいて、該トップゾ−ンのフレ−ムを水平方向で対向す
る可動側フレ−ムと固定側フレ−ムとで構成し、これら
のフレ−ムを互に接近・離間可能に結合して、鋳片の厚
み替えを行うようにしたことを特徴とする連続鋳造設備
におけるロ−ラエプロンのトップゾ−ンの鋳片厚み替え
装置にあり、また、2)モ−ルドとロ−ラエプロンのベ
ンディングゾ−ンとの間に配置されたトップゾ−ンにお
いて、該トップゾ−ンの略垂直状の可動側フレ−ムと略
垂直状の固定側フレ−ムにク−リンググリッドとガイド
ロ−ルセグメントとを一体的に設け、かつ、これらのフ
レ−ムを互に接近・離間可能に結合したことを特徴とす
る連続鋳造設備におけるロ−ラエプロンのトップゾ−ン
の鋳片厚み替え装置にある。
述べる。図1は本発明の実施例の側面図、図2は図1の
P矢視平面図で中心線aより左側は図3のA矢視断面図
を示し、右側は図3のB矢視断面図を示しており、図3
は要部断面図である。
厚み替え装置は、スラブ高速鋳造用連続鋳造設備に好適
である。
はロ−ラエプロンのトップゾ−ン2が配置されており、
このトップゾ−ン2の下方には、ロ−ラエプロンの第2
のゾ−ンであるベンディングゾ−ン1Aが連設されてい
る。このトップゾ−ン2の全体フレ−ム3は、固定側フ
レ−ム(R外側フレ−ムともいう)3aと可動側フレ−
ム(R内側フレ−ムともいう)3bとで構成されてい
る。
−ム3bは、図2の左側で示すガイドロ−ルセグメント
4や、同図の右側で示すク−リンググリッド5を支持し
ていて、モ−ルド1から引き抜かれる鋳片7を保持する
ようにしている。また、固定側フレ−ム3aには、鋳片
7の両端面を保持する端面ロ−ル8,8が設けられてい
る。そして、これらのフレ−ム3a,3bは予め組付け
られており、連続鋳造設備に取付けたり、取外したりす
るときは、支持腕9にクレ−ンのフック(不図示)が係
止して行われる。
側フレ−ム3bとは、鋳片7の厚さTの方向に亘り接近
・離間するようになっていて、鋳片7の厚み替えができ
るようになっている。すなわち、全体フレ−ム3の左お
よび右側には、それぞれ上、下に計4つのウォ−ムジャ
ッキ10,10……が略水平状に設けられており、固定
側フレ−ム3aと可動側フレ−ム3bとは、これらのウ
ォ−ムジャッキ10を介して、連結されている。したが
って、これらのウォ−ムジャッキ10を駆動すれば、可
動フレ−ム3bが固定フレ−ム3aに対し、接近・離間
し、鋳片7の厚み替えができる。
−ム3a,3bに水平状に貫通し、かつ、固定側フレ−
ム3aの軸受11で回転自在に支持されたガイド軸12
と、このガイド軸12の固定側フレ−ム3a側の端部に
螺着されたウォ−ムホイル13と、このウォ−ムホイル
13に噛合ったウォ−ム14と、から構成されている。
また、このガイド軸12の可動側フレ−ム3b側の端部
は、回転自在で、かつ、軸方向に係止された軸受15を
介して、可動側フレ−ム3bに支持されている。
の上、下に設けられているが、上段の2つのウォ−ム1
4同志は、上段駆動軸16で連結されており、下段の2
つのウォ−ム14同志は、下段駆動軸17で連結されて
いる。また、これらの上段および下段のウォ−ム14に
は、図1中右側にそれぞれ油圧モ−タ18が取付けられ
ていて、上段および下段駆動軸16,17を別々に駆動
するようになっている。
には、図1中左側にそれぞれベベルギャ19を取付け、
これらのベベルギャ19同志は、同調軸20で連結し
て、上段および下段の駆動軸16,17の同調を図り、
ひいては、4つのウォ−ムジャッキ10の同調を図って
いる。また、上段のベベルギャ19には、シンクロ発信
器21が取付けられている。
る。鋳片7の厚みTを変更するには、モ−ルド1を所定
のものに取替えると共に、2つの油圧モ−タ18を駆動
すれば、4つのウォ−ムジャッキ10が駆動されて、固
定側フレ−ム3aに対し可動側フレ−ム3bが接近また
は離間するので、ロ−ラエプロンのトップゾ−ン2は厚
み替えができる。そして、ロ−ラエプロンのベンディン
グゾ−ン1Aやピンチロ−ル(不図示)も所定の厚み替
えを行う。このとき、上段と下段のウォ−ムジャッキ1
0は、同調軸20で連結されているので、各ウォ−ムジ
ャッキ10は同調しながら駆動される。そして、これら
の油圧モ−タ18の回転数は、シンクロ発信器21で検
出されるので、操業初期に設定した鋳片7の厚みTか
ら、変更量を検出して厚みTの設定値を決めることがで
きる。
ゾ−ン2の全体構成の概略と、ク−リンググリッド5の
詳細について述べる。トップゾ−ン2は、図3に示すよ
うに上方、すなわち、モ−ルド直下にク−リンググリッ
ド5を配置し、その直下にガイドロ−ルセグメント4を
配置して、両者は全体フレ−ム3に一体的に支持されて
いる。これらのク−リンググリッド5やガイドロ−ルセ
グメント4には、多数の冷却スプレイ(不図示)が設け
られ、鋳片7の表面を一定のパタ−ンで冷却するように
なっている。
22と、このバックフレ−ム22に内張りされたウエア
プレ−ト23とで構成されている。勿論、冷却スプレイ
は所定位置に設けられているが図示していない。この固
定側および可動側のバックフレ−ム22の両端には(図
2では、右側しか図示していない)、支持部24をそれ
ぞれ突設し、この支持部24を、可動側フレ−ム3bお
よび固定側フレ−ム3aにそれぞれ形成されているサイ
ドフレ−ム25,25によって支持している。
は、上方開口された凹み26が形成されており、この凹
み26にバックフレ−ム22の支持部24を上方から嵌
挿して、押しボルト27で水平状に押圧して固定するよ
うにしている。この押しボルト27の押圧方向に対抗し
てライナシム28を設けている。したがって、このク−
リンググリッド5によれば、摩損されたウエアプレ−ト
23を取替える場合や、ライナシム28を取替える場合
も、全体フレ−ム3はそのままでよい。そして、ライナ
シム28の取替えによっても鋳片7の厚みTを変更する
ことができる。かかる場合、全体フレ−ム3を取外さな
くても、これらの取替えが可能であるので、ク−リング
グリッド5の交換時間は、全体を交換する従来例に比
べ、きわめて短縮化できる。
プゾ−ンにおける鋳片の厚み替えを、共用ロ−ラエプロ
ンと同様、トップゾ−ン全体を取替えることなく、その
場で行うので、鋳造準備時間の大幅削減ができ、ひいて
は、生産費のコストダウンになる。しかも、トップゾ−
ンを調整可能としたので、各種のサイズ専用の専用ロ−
ラエプロンが必要でない。その上、略垂直状に配置され
たトップゾ−ンを1対のフレ−ムで構成して、接近・離
間するので、その調整手段が簡素化できる。また、モ−
ルド直下のブレ−クアウト等の起き易い部分はク−リン
ググリッドにより面圧支持し、その下方はガイドロ−ル
で支持しているので、ブレ−クアウト事故等の防止効果
が高く、安全な操業が可能である。
3のA矢視断面で、右側は図3のB矢視断面図である。
ゾ−ン、3…全体フレ−ム、3a…固定側フレ−ム、3
b…可動側フレ−ム、7…鋳片、10…ウォ−ムジャッ
キ、T…厚み
Claims (2)
- 【請求項1】 モ−ルドとロ−ラエプロンのベンディン
グゾ−ンとの間に略垂直状に配置されたトップゾ−ンに
おいて、 該トップゾ−ンのフレ−ムを水平方向で対向する可動側
フレ−ムと固定側フレ−ムとで構成し、これらのフレ−
ムを互に接近・離間可能に結合して、鋳片の厚み替えを
行うようにしたことを特徴とする連続鋳造設備における
ロ−ラエプロンのトップゾ−ンの鋳片厚み替え装置。 - 【請求項2】 モ−ルドとロ−ラエプロンのベンディン
グゾ−ンとの間に配置されたトップゾ−ンにおいて、 該トップゾ−ンの略垂直状の可動側フレ−ムと略垂直状
の固定側フレ−ムにク−リンググリッドとガイドロ−ル
セグメントとを一体的に設け、かつ、これらのフレ−ム
を互に接近・離間可能に結合したことを特徴とする連続
鋳造設備におけるロ−ラエプロンのトップゾ−ンの鋳片
厚み替え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5069437A JP3009119B2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 連続鋳造設備におけるロ−ラエプロンのトップゾ−ンの鋳片厚み替え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5069437A JP3009119B2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 連続鋳造設備におけるロ−ラエプロンのトップゾ−ンの鋳片厚み替え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06254665A true JPH06254665A (ja) | 1994-09-13 |
JP3009119B2 JP3009119B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=13402620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5069437A Expired - Lifetime JP3009119B2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 連続鋳造設備におけるロ−ラエプロンのトップゾ−ンの鋳片厚み替え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3009119B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101406465B1 (ko) * | 2011-12-23 | 2014-06-16 | 주식회사 포스코 | 연속주조용 톱존 벤더세그먼트 |
-
1993
- 1993-03-04 JP JP5069437A patent/JP3009119B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101406465B1 (ko) * | 2011-12-23 | 2014-06-16 | 주식회사 포스코 | 연속주조용 톱존 벤더세그먼트 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3009119B2 (ja) | 2000-02-14 |
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