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JPH06211491A - 自動車エンジン等の脱着装置 - Google Patents

自動車エンジン等の脱着装置

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Publication number
JPH06211491A
JPH06211491A JP4040293A JP4029392A JPH06211491A JP H06211491 A JPH06211491 A JP H06211491A JP 4040293 A JP4040293 A JP 4040293A JP 4029392 A JP4029392 A JP 4029392A JP H06211491 A JPH06211491 A JP H06211491A
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JP
Japan
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lifting
arm
engine
lift
lifting device
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JP4040293A
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Kinsaku Yamashita
金作 山下
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンおよミッションの脱着作業を安全に
しかも作業性良く行うことができる装置を提供すること
にある。 【構成】 長手方向複数箇所に吊上装置の取付部を有
し、一端側を介して昇降リフトの昇降部に水平方向旋回
可能に取付けられる旋回アームと、この該旋回アームの
任意の取付部に脱着可能に取付けられる吊上装置とを有
し、吊上装置は、エンジン等吊上用の動力機構を備えた
上下回動可能な吊上用アームを備え、吊上装置本体また
はこれを構成する吊上用アームが水平方向旋回可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のエンジンや
ミッション等を車体に対して脱着するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンおよびミッション内部
の修理や頻繁に行われるクラッチディスクの交換等の作
業は、車体からエンジンやミッションを取り外して行わ
れる。エンジンおよびミッションは非常に重量があるた
め、これらの脱着には専用の脱着機が使用されるが、自
動車整備における各種作業のなかでこの脱着作業ほど複
雑で且つ危険を伴う作業はない。
【0003】特に近年、従来のフロントエンジン・リヤ
ドライブ車(FR車)に代り、居住性等を重視したフロ
ントエンジン・フロントドライブ車(FF車)の割合が
急増しているが、上述したようなエンジン等の脱着作業
上の問題は、このようなFF車において特に大きい。す
なわち、FR車の場合にはエンジンルームにエンジン
が、床下にミッションギアが、また、リアトランクの下
にデファレンシャルギアがそれぞれ分離して配されたシ
ンプル構造であるため、エンジンやミッションの脱着も
さほど困難を伴うものではなく、作業上の危険性も少な
い。これに対し、FF車の場合には、本来エンジンだけ
が納まるエンジンルームの狭い空間に、エンジンに加え
てミッションギアとデファレンシャルギアを詰め込んだ
構造であるため、エンジンとミッションの脱着には大き
な困難をともない、またそれだけ危険も大きい。
【0004】従来、脱着機としてはチェーンブロック等
の吊上手段を備えた台車方式のものが使用されており、
この脱着機は自動車の昇降リフトとは独立して作業床上
に置かれ、吊上手段によりエンジンやミッションを吊り
上げ、車輪により作業床上を移動することによりエンジ
ンやミッションを車体内外に搬出入できるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、このような脱着
機を用いてFF車の車体からエンジンおよびミッション
を取り外す場合、車体を昇降リフトに乗せ、エンジンル
ームおよび床下から諸部品およびボルト類を取り外した
後、昇降リフトをエンジン等に脱着機をセットできる位
置まで下降させる。そして、昇降リフト近傍の作業床上
に位置した脱着機の吊上手段をエンジンおよびミッショ
ンにセットし、次いで、エンジンおよびミッションを車
体にサポートしている仮止め用の数本のボルトを取り外
し、脱着機でエンジンおよびミッションを吊り上げ、車
体外に取り出す。
【0006】しかし、このエンジン等の取外しの際、重
量のあるエンジンおよびミッションが外された車体はそ
の分軽くなるため、これを支持する昇降リフトが上方へ
跳ね上がろうとし、一方、脱着機はエンジン等の重量を
得て下方に下がろうとし、このような相反する動きが狭
いエンジンルーム内で起こるため、その作業は大きな危
険を伴い、また、このような動作を考慮しつつ作業を行
わなければならないという難しさがある。このため、こ
の種の脱着作業は事故も多く、また、作業自体に時間が
かかるという大きな問題があった。
【0007】また、従来使用されているような脱着機で
は、エンジンおよびミッションの取外の際に、その吊上
手段を一旦エンジンおよびミッションにセットしてしま
うと、昇降リフトによる車体の昇降ができなくなるた
め、仮にボルト1本の取外しを忘れた場合でも、脱着機
を外し、エンジンおよびミッションをサポートしている
ボルトを取り付けるところまで作業を逆戻りしなくては
ならず、この点からも作業性が悪いという問題があっ
た。
【0008】本発明はこのような従来の問題に鑑みなさ
れたもので、エンジンおよミッションの脱着作業を安全
にしかも作業性良く行うことができる装置の提供をその
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な従来の問題が、脱着機が車体の昇降リフトと独立し、
これと同一の動きをしないことに起因していることに着
目し、昇降リフトと一体に昇降動作を行うことができる
脱着装置を創案したものである。
【0010】すなわち、本発明は、長手方向複数箇所に
吊上装置の取付部を有し、一端側を介して昇降リフトの
昇降部に水平方向旋回可能に取付けられる旋回アーム
と、該旋回アームの任意の取付部に脱着可能に取付けら
れる吊上装置とを有し、該吊上装置は、エンジン等吊上
用の動力機構を備えた上下回動可能な吊上用アームを備
え、吊上装置本体またはこれを構成する吊上用アームが
水平方向旋回可能であることを特徴とする脱着装置であ
る。
【0011】
【作用】本発明の脱着装置では、車体のエンジン等の位
置に応じて、吊上装置を旋回アームの任意の取付部に取
り付ける。旋回アームは昇降リフトの昇降部または/お
よびその長手方向中間部を支点として水平方向旋回可能
であり、また、エンジン等吊上用の動力機構を備えた吊
上用アームは上下回動可能であり、さらに、吊上装置本
体またはこれを構成する前記吊上用アームは水平方向旋
回可能である。このため、吊上用アームで吊り上げられ
たエンジンやミッションを、車体に対して上下および前
後左右の何れの方向にも移動させることができる。
【0012】また、本発明装置は昇降リフトの昇降部と
一体に昇降するため、エンジンやミッションを吊り上げ
た状態で昇降リフトを昇降させることが可能であり、ま
た、昇降部の昇降位置に拘りなく吊り上げたエンジンや
ミッションを上記した何れの方向にも移動させることが
できる。
【0013】
【実施例】図1ないし図4は、本発明装置(イ)を固定
柱型の昇降リフトに取り付けた場合の一実施例を示すも
ので、FF車のエンジンとミッションを脱着している状
態を示している。図において、Aは昇降リフトを構成す
る2本の固定ポール、Bはこれら固定ポールAに上下昇
降可能に取り付けられた車体支持部体であり、この車体
支持部体Bは水平方向に延出する1対の支持アームbを
有している。この実施例では、エンジンとミッションの
それぞれの脱着用として、両固定ポールAの車体支持部
Bにそれぞれ本発明装置(イ)が取り付けられている。
【0014】本発明装置(イ)は、一端を介して前記車
体支持部体B(昇降リフトの昇降部)に水平方向旋回可
能に取り付けられる旋回アーム1と、この旋回アームに
脱着可能に取付けられる吊上装置2とを有している。
【0015】図2は、旋回アーム1とその取付部(受け
金具6a)の分解図である。旋回アーム1は、長手方向
複数箇所に適当な間隔をおいて吊上装置の取付部を有す
るが、本実施例では、この各取付部が旋回アーム1の上
下面に開口した差し込み孔3により構成されている。
【0016】旋回アーム1の一端側には、旋回の支点と
なる軸部4が設けられている。この軸部4の外周には、
環状溝5が形成されている。一方、昇降リフトの車体支
持部Bには、前記軸部4を支持するための受け金具6a
が取り付けられている。図3はこの受け金具6aの取付
状態を示している。受け金具6aは、上端が開口した短
筒部61と、これと一体の取付板62とから構成され、
この取付板62をボルト7で昇降リフトの車体支持部体
Bの側面に固定することにより、昇降リフトの昇降部に
取り付けられる。前記短筒部61にはボルト孔63が貫
設され、このボルト孔63に軸部4の抜け止め用ボルト
8が取り付けられる。なお、取付板62は溶接により車
体支持部体Bに取り付けてもよい。
【0017】旋回アーム1の軸部4は受け金具6aの短
筒部61に回転可能に嵌挿され、これにより旋回アーム
1は軸部4を支点として水平方向旋回可能となってい
る。また、抜け止め用ボルト8が軸部4の環状溝5に係
合し、受け金具6aからの軸部4の抜けが防止される。
なお、旋回アーム1の長手方向に間隔をおいて設けられ
る吊上装置用の取付部は、本実施例のような差し込み孔
に限らず、吊上装置側の構造に応じて適宜な構成となし
得る。
【0018】前記吊上装置2は、前記差し込み孔3を介
して旋回アーム1に脱着可能に取り付けられる支柱9
と、チェンブロックまたはワイヤ巻取方式等の吊上動力
機構を備え、一端側を介して前記支柱9の上部に上下方
向回動可能に設けられる吊上用アーム10と、この吊上
用アームを所定の回動位置に保持するための保持機構1
1とから構成されている。
【0019】前記支柱9は、図4に示すようにその下部
に板状の基部91を有し、この基部91の下部に前記差
し込み孔3に挿脱可能に嵌挿される差し込み軸部12を
有している。前記吊上用アーム10は、その一端側を支
柱9の上端に枢着13されている。この吊上用アーム1
0は、チェンブロックまたはワイヤ巻取方式等のエンジ
ン等吊上用の動力機構14を備えている。本実施例では
一対の本発明装置イが設けられているが、このうちの一
方の装置では、ワイヤ15とその巻取ウインチ16とか
らなる動力機構14が、また他方の装置では、チェンブ
ロック17からなる動力機構14が設けられている。
【0020】前記保持機構11は、中間部にターンバッ
クル18を備えた軸体により構成され、その一端が吊上
用アーム10の端部に、また、他端が支柱下部の基部9
1に連結されている。保持機構11は、ターンバックル
18を操作して軸体を伸縮させることにより吊上用アー
ム10を回動させ、且つこれを所定の回動位置に保持す
ることができる。なお、この保持機構11としては、タ
ーンバックル方式以外に、油圧シリンダ等のシリング装
置等を用いることもできる。
【0021】以上のような構造の吊上装置2は、その差
し込み軸部12を旋回アーム1の任意の差し込み孔3に
差し込むことで、旋回アーム1に旋回可能且つ脱着可能
に取り付けられる。なお、差し込み軸部12の差し込み
孔3からの抜けを防止するため、図4に示すように、差
し込み軸部12を差し込み孔3に差し込んだ後、その下
端部に抜け止め用の鍔板19をねじ止めすることができ
る。
【0022】図5は、本発明装置(イ)を地下埋込型の
昇降リフトに取り付けた場合の一実施例を示すもので、
ワンボックス車の中央に配されたエンジンおよびミッシ
ョンを、フロントドアまたはセンタードアを通じて脱着
している状態を示している。なお、ほとんどのワンボッ
クス車では、エンジン等は下おろし方式となっている。
【0023】昇降リフトは、地下に埋め込まれた1対の
昇降ポールCを有し、この昇降ポールCの上端に自動車
車体を支持する車体支持部体Bが設けられている。この
実施例では、図6に示すように前記車体支持部体Bの上
面に受け金具6bが取り付けられ、この受け金具6bの
短筒部61に旋回アーム1の端部の軸部4が嵌挿され
る。なお、その他の構成は図1ないし図4に示すものと
同様であるので、同一の符号を付して、その説明は省略
する。
【0024】図7は、本発明装置(イ)を天吊り型の昇
降リフトに取り付けた場合の一実施例を示すもので、ワ
ンボックス車の後部に配されたエンジンおよびミッショ
ンを、後部ドアを通して脱着している状態を示してい
る。昇降リフトは、天吊り型の1対の昇降ポールDを有
し、この昇降ポールDの下端に自動車車体を支持する車
体支持部体Bが設けられている。この実施例では、図8
に示すように昇降ポールDに受け金具6cが取り付けら
れ、この受け金具6cの短筒部61に旋回アーム1の端
部の軸部4が嵌挿されている。前記受け金具6cは、昇
降ポールDをクランプする取付金具64を有している。
なお、その他の構成は図1ないし図4に示すものと同様
であるので、同一の符号を付して、その説明は省略す
る。
【0025】本発明の旋回アーム1は、図9に示すよう
にその長手方向途中にヒンジ100による折曲部を設
け、その一端側を車体支持部体Bに固定(脱着可能に固
定してもよい)することもできる。このような構造で
は、同図に示すように旋回アーム1はヒンジ100より
も先端側の部分101のみが水平方向で旋回する。ま
た、図10に示すように旋回アーム1の途中にヒンジ1
00による折曲部を設けた上で、一端側を軸部4を介し
て車体支持部体Bに回動可能に取り付けるようにするこ
ともでき、このような構造では、同図に示すように旋回
アーム1は車体支持部体Bを支点としてその全体が水平
方向旋回可能であるとともに、ヒンジ100よりも先端
側の部分101がヒンジ100を支点として水平方向旋
回可能である。
【0026】また、上記各実施例では、旋回アーム1を
昇降リフトに対して脱着できるようにするため、旋回ア
ーム1の車体支持部体Bに対する枢着部を受け金具6a
〜6cとこれに挿脱可能に嵌挿される軸部4とで構成し
たが、この枢着部についても旋回アームを水平方向旋回
可能とし得る適宜な構造とすることができる。また、昇
降リフトには種々の種類があり、その昇降部の形状も様
々であるため、旋回アーム1の取付位置とこの取付けの
ための金具の構造等は、各昇降リフトに応じて適宜選択
される。また、図11は旋回アーム1の軸部4をヒンジ
20により旋回アームの端部に取り付けた例を示すもの
で、このような構造とすれば、旋回アーム1の不使用時
には、これを図12に示すように固定ポールAや昇降ポ
ールC、D側に折り畳んでおくことができる。
【0027】本発明の吊上装置2は上記各実施例の構造
に限定されるものではなく、旋回アーム1に対して脱着
可能に取り付けられ、且つそれ自体が旋回アーム1に対
して水平方向で旋回することができるか、若しくは装置
を構成する吊上用アーム10が水平方向で旋回可能な構
造のものであれば、その構成は問わない。
【0028】なお、上記各実施例に示した吊上装置2
は、図13に示す台車21を別に用意しておけば、作業
床上で使用する従来の脱着機と同様の脱着機の一部とし
ても使用できる。この台車21は、V字状に配される折
畳可能な1対のフレーム22と、両フレーム22を連結
する連結カバー23と、各フレーム22の先端部および
連結カバー23の各下面に設けられた車輪24とからな
り、連結カバー23の上下方向には差し込み孔25が形
成されている。上記吊上装置2は、その差し込み軸部1
2を差し込み孔25に差し込まれることにより、台車2
1に取付けられる。
【0029】また、上記実施例の装置では吊上装置2の
本体を旋回アーム1に対して水平方向で旋回できるよう
にしたものであるが、他の構造例として、例えば吊上装
置2の下部を旋回アーム1に対して脱着可能に固定でき
るようにし、吊上用アーム10またはこれを含む吊上装
置の上部構造のみを水平方向で旋回させるようにしても
よい。
【0030】以上のような本発明装置(イ)は、昇降リ
フトの昇降部(車体支持部体B)と一体に昇降可能であ
る。また、旋回アーム1は水平方向旋回可能であるとと
もに、吊上用アーム10は上下回動可能で、且つ、吊上
装置本体の回動により水平方向旋回可能である。このた
め、吊上用アーム10で吊り上げられたエンジン(ハ)
やミッション(ニ)を、車体(ロ)に対して上下および
前後左右の何れの方向にも移動させることができる。す
なわち、吊り上げられたエンジン等の上下方向の移動は
吊上用アーム10の上下回動により、また、車幅方向で
の移動は旋回アーム1の旋回により、さらに、車長方向
での移動は吊上用アーム10の水平方向での旋回によ
り、それぞれ行うことができる。
【0031】また、本発明装置(イ)は昇降リフトの昇
降部と一体に昇降するため、エンジン(ハ)やミッショ
ン(ニ)を吊り上げた状態で昇降リフトを昇降させるこ
とが可能であり、また、昇降リフトの昇降部位置に拘り
なく吊り上げたエンジンやミッションを上記した何れの
方向にも移動させることができる。本発明装置(イ)に
より自動車車体からエンジン等を取外す場合には、車体
に搭載されたエンジン等の位置に応じて、吊上装置2の
差し込み軸部12を旋回アーム1の任意の差し込み孔3
に取り付ける。本発明装置は吊上用アーム10を備えて
いるため、対象がワンボックス車等であっても、図5や
図7に示すように吊上用アーム10をドアから差し込ん
で脱着作業を行うことができる。
【0032】また、FF車はエンジンとミッションギア
とデファレンシャルギアが一体的になっているものが殆
どであり、この三者を支えているサポートボルトはエン
ジン側に2ヵ所、ミッション側に2ヵ所付いているのが
通常である。したがって、このようなFF車のエンジン
やミッションの何れを取り外す場合にも、他の片方を支
えておく必要がある。この点、図1に示すように昇降リ
フトの両側に本発明装置(イ)をそれぞれ設けておけ
ば、この2機の装置によりエンジンとミッションの両方
を同時に保持することができ、作業上便利である。
【0033】本発明装置(イ)は、受け金具6a〜6c
を昇降部に取り付けるだけで昇降リフトに取付け可能で
あるため、既存の昇降リフトにも簡単に適用できるとい
う大きな利点がある。但し、はじめから本発明装置を昇
降リフトに組み込んだ構造にできることは言うまでもな
い。
【0034】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、脱着装置が
昇降リフトの昇降部と一体に昇降する構造であるため、
エンジン等を車体から吊り上げた際でも、昇降リフトの
昇降部にかかる重量はエンジン吊り上げ前と変わらず、
このため、従来のようなエンジンを吊り上げた際の昇降
部の跳上りがなく、安全且つ効率的に作業を行うことが
できる。
【0035】また、エンジンやミッションを吊り上げた
状態で昇降リフトを昇降させることができるため、本発
明装置をエンジン等にセットした後でも、作業の必要に
応じて昇降リフト(車体)の高さを自在に調整すること
ができ、また、例えば部品の一部を外し忘れたような場
合でも、従来のように脱着装置を外し、エンジン等のサ
ポート用ボルトを取り付けるところまで作業を逆戻りさ
せるような必要が全くない。加えて、吊上用アームで吊
り上げられたエンジンやミッションを、車体に対して上
下および前後左右の何れの方向にも移動させることがで
き、昇降リフトの昇降部位置に拘りなく吊り上げたエン
ジンやミッションを上記した何れの方向にも移動させる
ことができる。
【0036】以上のことから、従来、複雑で且つ危険を
伴い、またそれ故に時間のかかる作業であったエンジン
やミッションの脱着作業を、自動車の車種に拘りなく容
易にしかも安全且つ短時間で効率的に行うことができる
という優れた効果がある。また、本発明装置は受け金具
を昇降部に取り付けるだけで昇降リフトに取付け可能で
あるため、既存の昇降リフトにも簡単に適用できるとい
う大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を固定柱型の昇降リフトに取り付け
た場合の一実施例を示す全体斜視図
【図2】図1に示す装置を構成する旋回アームおよびそ
の取付部を分解した状態で示す部分断面側面図
【図3】図1に示す装置を構成する受け金具の取付状態
を示す斜視図
【図4】図1に示す装置を構成する差し込み軸部の旋回
アームに対する取付状態を示す断面図
【図5】本発明装置を地下埋込型の昇降リフトに取り付
けた場合の一実施例を示す全体斜視図
【図6】図5に示す装置を構成する受け金具の取付状態
を示す斜視図
【図7】本発明装置を天吊り型の昇降リフトに取り付け
た場合の一実施例を示す全体斜視図
【図8】図7に示す装置を構成する受け金具の取付状態
を示す斜視図
【図9】本発明装置の旋回アームの他の構成例を示す平
面図
【図10】本発明装置の旋回アームの他の構成例を示す
平面図
【図11】本発明装置の旋回アームの軸部の一構成例を
示す斜視図
【図12】図9に示す旋回アームの折り畳み状態を示す
斜視図
【図13】図1等に示す実施例の吊上装置を作業床用の
脱着装置の部品として使用する場合の、吊上装置が組付
けられる台車を示す斜視図
【符号の簡単な説明】
1…旋回アーム、2…吊上装置、3…差し込み孔、4…
軸部、6a、6b、6c…受け金具、9…支柱、10…
吊上アーム、11…保持機構、12…差し込み軸部、1
4…動力機構、イ…本発明装置、B…車体支持部体、
C、D…昇降ポール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向複数箇所に吊上装置の取付部を
    有し、一端側を介して昇降リフトの昇降部に水平方向旋
    回可能に取付けられる旋回アームと、該旋回アームの任
    意の取付部に脱着可能に取付けられる吊上装置とを有
    し、該吊上装置は、エンジン等吊上用の動力機構を備え
    た上下回動可能な吊上用アームを備え、吊上装置本体ま
    たはこれを構成する吊上用アームが水平方向旋回可能で
    ある自動車エンジン等の脱着装置。
  2. 【請求項2】 旋回アームに設けられた取付部が差し込
    み孔からなり、且つ、吊上装置が、下端に前記差し込み
    孔に挿脱可能且つ回動可能に差し込まれる差し込み軸部
    を有する支柱と、エンジン等吊上用の動力機構を備え、
    一端側を介して前記支柱の上部に上下方向回動可能に設
    けられる吊上用アームと、該吊上用アームを所定の回動
    位置に保持するための保持機構とからなる請求項1に記
    載の自動車エンジン等の脱着装置。
  3. 【請求項3】 旋回アームがその長手方向途中にヒンジ
    を有することにより水平方向折曲可能であり、旋回アー
    ムの一端が昇降リフトの昇降部に固定的または水平方向
    回動可能に取付けられた請求の範囲1または2記載の自
    動車エンジン等の脱着装置。
JP4040293A 1992-01-30 1992-01-30 自動車エンジン等の脱着装置 Expired - Lifetime JPH07115825B2 (ja)

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JPH06211491A true JPH06211491A (ja) 1994-08-02
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102674162A (zh) * 2012-05-28 2012-09-19 山东电力集团公司潍坊供电公司 断路器气动机构专用吊运装置
WO2015129012A1 (ja) * 2014-02-27 2015-09-03 株式会社小松製作所 ダンプトラック
JPWO2020065770A1 (ja) * 2018-09-26 2021-01-07 三菱電機株式会社 重量物据付装置

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JPH02113067U (ja) * 1989-02-27 1990-09-10

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JPH02113067U (ja) * 1989-02-27 1990-09-10

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