JPH061641U - 長尺接続柱体 - Google Patents
長尺接続柱体Info
- Publication number
- JPH061641U JPH061641U JP4526892U JP4526892U JPH061641U JP H061641 U JPH061641 U JP H061641U JP 4526892 U JP4526892 U JP 4526892U JP 4526892 U JP4526892 U JP 4526892U JP H061641 U JPH061641 U JP H061641U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- column
- columnar body
- lining concrete
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大荷重に耐え、且つ接続数の少ない長尺接続
柱体を提供する。 【構成】 鋼管1の一端から間隔を置いて内側に段2を
形成し他端まで鋼管内面に一体に形成された内張コンク
リート層3を有する下部柱体4と、下部柱体4の段2に
接せしめて鋼管1内に他端が挿入され下部柱体4と一体
に固定された下部柱体4と同一構造の中間柱体6と、中
間柱体6の段2に接せしめて鋼管1内に挿入され中間柱
体6と一体に固定された鋼管1内面全長に一体に形成さ
れた内張コンクリート層3を有する上部柱体7とからな
る長尺接続柱体。
柱体を提供する。 【構成】 鋼管1の一端から間隔を置いて内側に段2を
形成し他端まで鋼管内面に一体に形成された内張コンク
リート層3を有する下部柱体4と、下部柱体4の段2に
接せしめて鋼管1内に他端が挿入され下部柱体4と一体
に固定された下部柱体4と同一構造の中間柱体6と、中
間柱体6の段2に接せしめて鋼管1内に挿入され中間柱
体6と一体に固定された鋼管1内面全長に一体に形成さ
れた内張コンクリート層3を有する上部柱体7とからな
る長尺接続柱体。
Description
【0001】
本考案は、照明柱や、ゴルフ用ネット柱として使用する地上からの高さが20 〜50mのような長尺な接続柱体に関する。
【0002】
長尺接続柱体としては、図2に示すような、直円筒状の鋼管1と、鋼管1の一 端から間隔を置いて鋼管1内側に段2を形成し他端まで鋼管1内面に一体に形成 された内張コンクリート層3とを有する下部柱体4と、元口を下部柱体4の鋼管 1の内側に形成された段2に乗せて鋼管1内側に挿入され下部柱体4と一体に接 続された鉄筋コンクリート製のテーパー柱5とからなる長尺接続柱体がある。
【0003】 上記の長尺接続柱体において、テーパー柱5の柱長を30mとした場合、頂部 に作用させうる横方向の短期荷重は約3トンである。この荷重を大きくする場合 にはテーパー柱5の柱長を短くし、末口の径を大きくすることで、最大約6トン の短期荷重に耐えうるようにすることは可能であるが、この場合は接続柱体の柱 長が短くなり、長さの長い接続柱体を得ようとすると、下部柱体4を複数接続し なければならず、柱体の設置に時間を要するようになる。
【0004】
本考案は、大荷重に耐え、かつ接続数の少ない長尺接続柱体を提供する。
【0005】
本考案は、直円筒状の鋼管と、この鋼管の一端から間隔を置いて鋼管内側に段 を形成し他端まで鋼管内面に一体に形成された内張コンクリート層とを有する下 部柱体と、該下部柱体の鋼管内側の段に接せしめて該鋼管内に他端が挿入され下 部柱体と一体に接続された下部柱体と同一構造の中間柱体と、該中間柱体の鋼管 内側の段に接せしめて該鋼管内に挿入され中間柱体と一体に接続された、直円筒 状の鋼管と、この鋼管内面全長に一体に形成された内張コンクリート層を有する 上部柱体とからなる長尺接続柱体、上記の中間柱体が、下部柱体と中間柱体との 接続構造と同接続構造で単数又は複数接続されたもの、及び上記の下部柱体と上 部柱体とからなる接続柱体にある。
【0006】
本考案の接続を行う各柱体は、すべて鋼管の内面にコンクリート層の内張りを 有する鋼管コンクリート柱からなるので、40〜45mの長さに接続した場合で も、大荷重に十分耐え得る接続柱体をうることができ、1本の長さは、運送しう る最大の15mに形成して、接続本数を少なくできる。また鋼管の厚さの厚いも のを用いることにより、より大荷重に耐え得る接続柱体を得ることができる。
【0007】
図1に示す本考案による長尺接続柱体の実施例について説明する。下部柱体4 は鋼管1の内面に、鋼管1の一端から間隔をおいて内側に段2を形成して他端ま で鋼管1内面に一体に形成された高強度コンクリートからなる内張コンクリート 層3を有する。鋼管1の他端には鋼板のフランジ9が鋼管1と溶接して取り付け られている。中間柱体6は、下部柱体4と同様の構造を有する。上部柱体7は中 間柱体6と同様な構造を有するが、段2がなく、内張コンクリート層3が全長に 設けられている。上部柱体7の上端には、内部に雨水の侵入を防ぐための蓋10 が取り付けられている。
【0008】 上部柱体7の外径は中間柱体6の鋼管1の内径より小さく、中間柱体6の外径 は下部柱体4の鋼管1の内径より小さく作られている。下部柱体4の段2、及び 中間柱体6の段2の上には、それぞれ支持板8が周縁を鋼管1の内面に溶接して 配置されている。中間柱体6の他端は下部柱体4の段2の上の支持板8に接して 下部柱体4の鋼管1の内部に挿入され、下部柱体4の鋼管1の内面と、中間柱体 6の鋼管1の外周との間には無収縮のグラウト材11が充填され、下部柱体4と 中間柱体6とが一体に接続されている。
【0009】 上部柱体7の下端は中間柱体6の段2の上の支持板8に接して中間柱体6の鋼 管1内部に挿入され、中間柱体6の鋼管1の内面と、上部柱体7の鋼管1の外周 との間には無収縮のグラウト材11が充填され、中間柱体6と上部柱体7とが一 体に接続されている。支持板8やフランジ9は特に設けなくてもよい。この長尺 接続柱体は、下部柱体4の下部を地中に埋設するか、フーチング基礎に定着した 後、下部柱体4の上に中間柱体6を接続し、中間柱体6の上に上部柱体7を接続 して構成される。ネット柱として使用の場合には、組み立てに先立ってネットワ イヤーのアンカー、避雷針受け具、梁受け具、ステップ等が溶接され、照明柱の 場合には、照明器具の取りつけ具などが溶接される。
【0010】 上記の中間柱体6として外径が他の中間柱体6よりも順次に小径のものを作り 、上記と同様の接続構造で中間柱体6を複数個接続してもよく、場合によっては 、下部柱体4に上部柱体7を上記と同様にして直接に接続してもよい。
【0011】
本考案によれば、上端の支持荷重が地上高さ20〜45mで6〜10トンの短 期荷重に耐え、接続本数が少なくてすむ長尺接続柱体を提供できる。
【図1】本考案による長尺接続柱体の一実施例の半部断
面側面図である。
面側面図である。
【図2】従来の長尺接続柱体の半部断面側面図である。
1 鋼管 2 段 3 内張コンクリート層 4 下部柱体 5 テーパー柱 6 中間柱体 7 上部柱体 8 支持板 9 フランジ 10 蓋 11 グラウト材
Claims (3)
- 【請求項1】 直円筒状の鋼管と、この鋼管の一端から
間隔を置いて鋼管内側に段を形成し他端まで鋼管内面に
一体に形成された内張コンクリート層とを有する下部柱
体と、該下部柱体の鋼管内側の段に接せしめて該鋼管内
に他端が挿入され下部柱体と一体に接続された下部柱体
と同一構造の中間柱体と、該中間柱体の鋼管内側の段に
接せしめて該鋼管内に挿入され中間柱体と一体に接続さ
れた、直円筒状の鋼管と、この鋼管内面全長に一体に形
成された内張コンクリート層を有する上部柱体とからな
る長尺接続柱体。 - 【請求項2】 直円筒状の鋼管と、この鋼管の一端から
間隔を置いて鋼管内側に段を形成し他端まで鋼管内面に
一体に形成された内張コンクリート層とを有する下部柱
体と、該下部柱体の鋼管内側の段に接せしめて該鋼管内
に他端が挿入され下部柱体と一体に接続された下部柱体
と同一構造の中間柱体と、前記下部柱体と中間柱体との
接続構造と同接続構造で中間柱体に接続された単数又は
複数の中間柱体と、該最上部の中間柱体の鋼管内側の段
に接せしめて該鋼管内に挿入され中間柱体と一体に接続
された、直円筒状の鋼管と、この鋼管内面全長に一体に
形成された内張コンクリート層を有する上部柱体とから
なる長尺接続柱体。 - 【請求項3】直円筒状の鋼管と、この鋼管の一端から間
隔を置いて鋼管内側に段を形成し他端まで鋼管内面に一
体に形成された内張コンクリート層とを有する下部柱体
と、該下部柱体の鋼管内側の段に接せしめて該鋼管内に
挿入され下部柱体と一体に接続された、直円筒状の鋼管
と、この鋼管内面全長に一体に形成された内張コンクリ
ート層を有する上部柱体とからなる長尺接続柱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4526892U JP2556351Y2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 長尺接続柱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4526892U JP2556351Y2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 長尺接続柱体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061641U true JPH061641U (ja) | 1994-01-14 |
JP2556351Y2 JP2556351Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=12714561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4526892U Expired - Lifetime JP2556351Y2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 長尺接続柱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556351Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11182097A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Tokai Concrete Industries Co Ltd | 接続ポール |
JP2008106508A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Nippon Concrete Ind Co Ltd | 遠心力鉄筋コンクリート杭 |
JP2016153598A (ja) * | 2016-04-15 | 2016-08-25 | 日本コンクリート工業株式会社 | 組立式コンクリート柱およびその接合方法 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP4526892U patent/JP2556351Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11182097A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Tokai Concrete Industries Co Ltd | 接続ポール |
JP2008106508A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Nippon Concrete Ind Co Ltd | 遠心力鉄筋コンクリート杭 |
JP2016153598A (ja) * | 2016-04-15 | 2016-08-25 | 日本コンクリート工業株式会社 | 組立式コンクリート柱およびその接合方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2556351Y2 (ja) | 1997-12-03 |
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Legal Events
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