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JPH06115197A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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Publication number
JPH06115197A
JPH06115197A JP27056392A JP27056392A JPH06115197A JP H06115197 A JPH06115197 A JP H06115197A JP 27056392 A JP27056392 A JP 27056392A JP 27056392 A JP27056392 A JP 27056392A JP H06115197 A JPH06115197 A JP H06115197A
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JP
Japan
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paper
roller
paper feed
feed roller
print area
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Application number
JP27056392A
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English (en)
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Takeshi Tomii
剛 富井
Kazuo Saito
一夫 斉藤
Kenichi Miyazaki
謙一 宮崎
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Priority to DE4345337A priority patent/DE4345337B4/de
Priority to DE4345334A priority patent/DE4345334C2/de
Priority to SG9903807A priority patent/SG80055A1/en
Priority to GB9409516A priority patent/GB2279121B/en
Priority to DE4345332A priority patent/DE4345332C2/de
Priority to DE4345336A priority patent/DE4345336C2/de
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Priority to FR9310771A priority patent/FR2695348B1/fr
Priority to DE4345331A priority patent/DE4345331C2/de
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Priority to GB9409518A priority patent/GB2279066B/en
Priority to GB9409521A priority patent/GB2279044B/en
Priority to DE4330798A priority patent/DE4330798C2/de
Priority to GB9615381A priority patent/GB2302314B/en
Priority to DE4345338A priority patent/DE4345338C2/de
Priority to DE4345333A priority patent/DE4345333C2/de
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Priority to GB9409519A priority patent/GB2279042B/en
Priority to SG9903860A priority patent/SG80056A1/en
Priority to GB9409517A priority patent/GB2279041B/en
Priority to SG9903803A priority patent/SG80054A1/en
Priority to GB9318816A priority patent/GB2271084B/en
Priority to SG9903794A priority patent/SG80638A1/en
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Priority to FR9405668A priority patent/FR2705091B1/fr
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Priority to FR9405671A priority patent/FR2705056B1/fr
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空打ちが生じても用紙が汚れないようにす
る。また、用紙の印字面とヘッドとのギャップを一定に
保つようにする。 【構成】 用紙Pを浮かせた状態で印字を行なう印字領
域60の全域において、インクジェットヘッド62との
間に用紙の通路を形成するように配置されたインク遮蔽
部112を設ける。インク遮蔽部には印字領域60と対
向する部位より下流側に紙ガイド113を設ける。用紙
をその幅方向全長に亙って押圧する押圧部141を紙送
りローラ30と搬送ローラ81のいずれにも接触しない
位置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
に関する。
【0002】より詳しくは、印字領域で用紙を浮かせた
状態で印字するインクジェットプリンタに関するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタを図14
〜16に示す。
【0004】これらの図において、1はインクジェット
ヘッド(以下単にヘッドともいう)、2はインクジェッ
トヘッド1により印字が行なわれる印字領域1aに用紙
Pを送る紙送りローラ、3は印字領域1aを介して紙送
りローラ2より下流側に配置され、紙送りローラ2より
速い周速で回転して、紙送りローラ2との間で用紙Pを
引っ張るようにして搬送する搬送ローラ、4は紙送りロ
ーラ2との間に用紙Pを押さえる紙押さえ板である。
【0005】このようなプリンタによれば、印字領域1
aで用紙Pを浮かせた状態で印字することができる(特
開平3−101980号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
<課題1>この種のプリンタにおいては、印字領域に用
紙Pがないにもかかわらず、ヘッドからインクが吐出さ
れてしまう、いわゆる空打ちが生じることがある。
【0007】空打ちは、例えば、印字領域より上流に配
置されている用紙検出センサが用紙を検出した後、用紙
送り不良等によって用紙が印字領域に達しない場合に生
じる。用紙検出センサが用紙を検出すると、印字領域に
用紙があるものとしてヘッドが作動してしまうからであ
る。
【0008】上述した従来のプリンタでは、ヘッド1と
紙送りローラ2との間に何も介在していなかったので、
空打ちが生じると、ヘッド1から吐出されたインクが紙
送りローラ2に付着し、用紙を汚してしまうという問題
があった。
【0009】本発明の第1の目的は、以上のような問題
を解決し、空打ちが生じても用紙を汚すことのないイン
クジェットプリンタを提供することにある。
【0010】<課題2>紙押さえ板4の先端縁は、用紙
Pの印字面を規制する役割を果たすが、上述した従来の
プリンタでは、紙押さえ板4が紙送りローラ2との間に
用紙Pを押さえる構造となっていたので、紙送りローラ
2の周方向の加工精度が悪くて凹凸がある場合、この凹
凸の影響で紙押さえ板4が揺動してしまい、用紙の印字
面とヘッド1とのギャップが変動して印字品質に悪影響
を及ぼすという問題があった。また、紙押さえ板4は図
14に示すように紙送りローラ2の軸線方向において複
数枚設けられていたので、紙送りローラ2の軸線方向の
加工精度の影響も受けてそれぞれ別角度で揺動し、やは
り印字品質に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0011】本発明の第2の目的は、以上のような問題
を解決し、用紙の印字面とヘッドとのギャップを一定に
保つことのできるインクジェットプリンタを提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載のインクジェットプリンタは、
インクジェットヘッドにより印字が行なわれる印字領域
に用紙を送る紙送りローラと、前記印字領域を介して紙
送りローラより下流側に配置され、紙送りローラより速
い周速で回転して、紙送りローラとの間で用紙を引っ張
るようにして搬送する搬送ローラと、前記印字領域の全
域において、前記インクジェットヘッドとの間に用紙の
通路を形成するように配置されたインク遮蔽部とを備え
たことを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載のインクジェットプリ
ンタは、請求項1記載のプリンタにおいて、インク遮蔽
部に、その印字領域と対向する部位より下流側におい
て、用紙の先端を搬送ローラに導く紙ガイドを設けたこ
とを特徴とする。
【0014】上記第2の目的を達成するために、請求項
3記載のインクジェットプリンタは、インクジェットヘ
ッドにより印字が行なわれる印字領域に用紙を送る紙送
りローラと、前記印字領域を介して紙送りローラより下
流側に配置され、紙送りローラより速い周速で回転し
て、紙送りローラとの間で用紙を引っ張るようにして搬
送する搬送ローラと、前記用紙をその幅方向全長に亙っ
て押圧する押圧部材であって、その押圧部が前記紙送り
ローラと搬送ローラとの間にあってかつ両ローラいずれ
にも接触しない位置に配置された押圧部材とを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1記載のインクジェットプリンタによれ
ば、印字領域を介して紙送りローラより下流側に配置さ
れた搬送ローラが、紙送りローラより速い周速で回転し
て紙送りローラとの間で用紙を引っ張るようにして搬送
するので、印字領域で用紙を浮かせた状態で印字するこ
とができる。
【0016】そして、インクジェットヘッドとの間に用
紙の通路を形成するように配置されたインク遮蔽部が印
字領域の全域において配置されているので、空打ちが生
じても、ヘッドから吐出されたインクはこの遮蔽部材に
当たることとなる。
【0017】したがって、インクが紙送りローラ等に付
着することがなくなり、用紙が汚れるということがなく
なる。
【0018】さらに、請求項2記載のインクジェットプ
リンタによれば、請求項1記載のプリンタにおいて、用
紙の先端を搬送ローラに導く紙ガイドが設けられている
ので、用紙の先端は、確実に搬送ローラに導かれる。そ
して、この紙ガイドは、インク遮蔽部の、印字領域と対
向する部位より下流側において設けられているので、イ
ンク遮蔽部にインクが付着しても、用紙を汚すことがな
い。
【0019】請求項3記載のインクジェットプリンタに
よれば、押圧部材が用紙をその幅方向全長に亙って押圧
するので、その押圧部によって用紙の印字面が規制され
る。そして、押圧部は紙送りローラと搬送ローラのいず
れにも接触しない位置に配置されているので、これらロ
ーラの影響を受けず、確実に用紙の印字面とヘッドとの
ギャップを一定に保つことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0021】図1は本発明に係るインクジェットプリン
タの一実施例を示す正面図、図2は平面図、図3は左側
断面図、図4はローラ等の駆動機構を示す展開図であ
る。
【0022】図3において、10は自動給紙装置、20
は自動給紙経路、30は紙送りローラ、40は紙送りロ
ーラ30に圧接して従動するゲートローラ、50は紙送
りローラ30に圧接して従動するピンチローラ、60は
印字領域、70は排紙経路、80は排紙経路70に設け
られた搬送部、90は排出部、100は排紙トレイ、1
10はインク遮蔽部112を有する中間フレーム、12
0は上フレーム、130は背フレーム、140は押圧部
材である。
【0023】自動給紙装置10は、プリンターの下ケー
ス11(図1参照)の底部11aによって直接、用紙P
のスタッカが形成されている。
【0024】用紙Pは、中央部に1個だけ設けられてい
る給紙ローラ12(図1,4参照)の作動により、一枚
ずつ自動給紙経路20に給送される。給紙ローラ12
は、図4に示すように、紙送りモータ200から歯車列
210、紙送り軸31の一端に固定されている歯車3
2、他端に固定されている歯車33、太陽歯車13、遊
星歯車14、給紙ローラ軸16に固定されている歯車1
5、および給紙ローラ軸16を介して回転駆動される。
なお、遊星歯車14は歯車15と係脱するもので、後述
するキャリッジが紙送り位置に来たときにのみ歯車15
と噛み合うようになっている。
【0025】給送された用紙は、用紙検出用第1レバー
21を軸21aを中心にして反時計方向に回動させる。
用紙検出用第1レバー21が回動すると、用紙検出用第
2レバー22が反時計方向に回動し、さらに図示しない
第3レバーが同じく反時計方向に回動することにより用
紙検出スイッチ23が作動して用紙の給送が検出され
る。
【0026】検出された用紙は、給紙ローラ12が回転
しているとき、紙送り方向と逆方向に回転する紙送りロ
ーラ30とゲートローラ40との間にその先端が押しつ
けられて給紙ローラ12部を中心に(図4矢印X方向
に)回動することによりスキュー取りがなされ、その後
紙送り方向に回転する紙送りローラ30に巻き回され、
ピンチローラ50を経て印字領域60に達する。
【0027】ピンチローラ50は、支点51を中心にし
て回動可能にバネ52で背フレーム130に懸架されて
いる紙案内53の先端に回転可能に取り付けられてい
る。
【0028】印字領域60は、図3において紙面と直交
する方向に往復動するキャリッジ61に取り付けられた
インクジェットヘッド62と、インク遮蔽部112の上
面との間に形成される。キャリッジ61は、その一端が
ガイドシャフト63により案内され、他端が上フレーム
120の上面により案内されるようになっている。
【0029】インク遮蔽部112は中間フレーム110
と一体的に形成されており、紙面と直交方向に伸びる印
字領域60の全域に亙って配置されている。また、イン
ク遮蔽部112の上面には、図6および図8に示すよう
に、印字領域と対向する部位112aより下流側におい
てリブ状の紙ガイド113が形成されている。
【0030】搬送部80は、図1に示すように、6個の
搬送ローラ81(具体的には81a〜81f)と、これ
ら搬送ローラ81a〜81fにそれぞれ対向して設けら
れた6個の搬送ギザローラ82(具体的には82a〜8
2f)とを備えている。
【0031】搬送ローラ81は、中間フレーム110に
支持された2本の回転軸83,84に3個ずつ固定され
ており、図4に示すように、3個ある紙送りローラ30
のうち左右の紙送りローラから伝達歯車85,85を介
して、回転軸83,84に固定された歯車83a,84
aが回転駆動されることにより、回転するようになって
いる。なお、図4は各ローラ等の駆動系を展開した状態
で示したものであるので、各ローラー等の位置関係は他
の図と必ずしも一致してはいない。
【0032】伝達歯車85は、前記回転軸(83または
84)に固定された歯車(83aまたは84a)と噛み
合う歯車部分85aと、紙送りローラ30と転がり接触
するローラ部分85bと、共通軸85cとが一体的に構
成されており、共通軸85cの両端が、図5,6に示す
ように、中間フレーム110に形成された矩形穴111
に移動可能に支持されている。このような構造とするこ
とにより、伝達歯車85はワンウェイクラッチとして作
動する。すなわち、図5に示すように、紙送りローラ3
0が紙送り方向に回転すると、伝達歯車85は矩形穴1
11に沿って下方(噛み合い方向)に移動し、紙送りロ
ーラ30の動力を搬送ローラ81に伝える。図6に示す
ように、紙送りローラ30が紙送り方向と逆方向に回転
すると、伝達歯車85は矩形穴111に沿って上方(逃
げ方向)に移動し、紙送りローラ30の動力を搬送ロー
ラ81には伝えない。したがって、搬送ローラ81は、
紙送りローラ30が紙送り方向に回転した場合にのみ回
転し、紙送りローラ30が逆転した場合には回転しな
い。
【0033】搬送ギザローラ82は、図1,4に示すよ
うに、3本の軸体86にそれぞれ2個1組となって固定
されている。軸体86の両端86aは、図7,8に示す
ように、上フレーム120に支持されている。121は
上フレーム120の一部を下方に折り曲げ形成した支持
部であり、この支持部121に形成された長穴122に
軸体86の両端86aが上下動可能に支持されている。
87はバネであり、上フレーム120の舌片123に挿
入されて取り付けられている。バネ87の一端87aは
フレーム120と係合しており、他端87bは前記軸体
86の中央部と係合して下方に押し下げることにより2
個1組の搬送ギザローラ82を搬送ローラ81に向けて
付勢している。したがって、搬送ギザローラ82は、搬
送ローラ81からの駆動を受けて回転する。
【0034】前記紙送りローラ30、伝達歯車85、お
よび搬送ローラ81の径ないし歯数は、搬送ローラ81
の周速が、紙送りローラ30の周速に対して12%程度
の増速となるように構成されている。このため、用紙P
は、図9に示すように、印字領域60においては、搬送
ローラ81および搬送ギザローラ82に引っ張られて中
空に浮いた状態となって印字される。
【0035】押圧部材140は、図5および図9に示す
ように、薄板状であり、背フレーム130の下端部下面
に取り付けられている。押圧部材140の先端縁は、紙
面と直交する方向に直線状に伸びており、用紙Pをその
幅方向全長に亙って押圧する押圧部141を構成してい
る。押圧部141は、これらの図から明らかなように、
紙送りローラ30と搬送ローラ81との間にあってかつ
両ローラ30,81のいずれにも接触しない位置に配置
されている。押圧部141は、図5に示すように、紙送
りローラ30と搬送ローラ81との接線Tよりも、多少
下方に位置しており、用紙Pを下方に押し下げるように
なっている。
【0036】このため、用紙が紙送りローラ30によっ
て送られ、用紙の先端部分が印字領域60に進入する際
には多少下向きに案内される。しかしながら、押圧部1
41の位置は、用紙の先端Pa’が(図9の一点鎖線参
照)、インク遮蔽部112の印字領域と対向する部位1
12aには接触することなくその上方を通過して紙ガイ
ド113に当接するように設定されている。
【0037】排出部90は、図1,3に示すように、印
字領域60により上面に印字されて排出される用紙の両
側部分を下方から支持する両側支持部91,91と、用
紙の中央部を下方に向けて押し下げる押し下げ部92と
で構成されている。
【0038】両側支持部91は中間フレーム110と一
体的に形成された固定リブで構成されている。両側支持
部91は、図1に示すように、用紙の搬送方向からみ
て、前記搬送ギザローラ82のうち、両側の搬送ギザロ
ーラ82a,82fと一致させた位置に配置されてい
る。両側支持部91の上面91aは、図9に示すよう
に、排紙方向にしたがって上向きに傾斜している。
【0039】押し下げ部92はギザローラで構成されて
おり、上フレーム120に対して回動可能に取り付けら
れたアーム93に回転可能に支持されている。アーム9
3は、図10に示すように、二股93a,93a状にな
っており、その先端には第1のストッパ93b,93b
が横方向に突出形成されている。また、この第1のスト
ッパより多少の間隔を隔てて第2のストッパ93c,9
3cが横方向に突出形成されている。上フレーム120
には、その折り曲げ部に角穴123が設けられている。
この角穴123にアームの二股部93a,93a同士の
間隔を縮めた状態で第1のストッパ93b,93bを通
し、二股部93a,93aを放すことによりアーム93
が上フレーム120に取り付けられる。取り付けられた
後は、第1のストッパ93bと第2のストッパ93cと
で、アームの回動を妨げない程度の間隔を持って上フレ
ーム120を挟み込むような状態となるので、アーム9
3は角穴123から外れない。
【0040】次に以上のようなプリンタの作動について
説明する。
【0041】(i)自動給紙装置10の作動により自動
給紙経路20に給送された用紙は、用紙検出スイッチ2
3により検出され、スキュー取りがなされた後、紙送り
ローラ30に巻き回されて、その先端部が印字領域60
に進入する。
【0042】ここで、用紙が、検出スイッチ23によっ
て検出された後、紙送り不良等により印字領域60に達
しなかったために、ヘッド62によってインクが空打ち
されたとしても、インクはインク遮蔽部112に当たる
ので、紙送りローラ30等に付着することがない。
【0043】また、図3に示すように、ヘッド62の下
方には、自動給紙装置10にセットされた用紙が位置し
ているが、この用紙を汚してしまうこともない。
【0044】さらに、その後給送されてきた用紙は、図
9に示すようにその先端Pa’が、インク遮蔽部112
の印字領域と対向する部位112aと接触することなく
その上方を通過して紙ガイド113に当接するように案
内されるので、インク遮蔽部112に付着しているイン
クによって汚れることもない。
【0045】(ii)印字領域60に進入した用紙は、
その先端が紙ガイド113によって確実に排紙ローラ8
1に導かれ、図9に示すように搬送ローラ81および搬
送ギザローラ82に引っ張られて中空に浮いた状態とな
って印字される。
【0046】ここで、用紙はPは、その幅方向全長に亙
って押圧部141によって押圧され、印字面が規制され
る。押圧部141は紙送りローラ30の加工精度の影響
を受けず、確実に用紙Pの印字面とヘッド62とのギャ
ップGを一定に保つ。本実施例では図4に明示するよう
に紙送りローラ30は、間隔をおいて3個しか設けてい
ないが、このような場合でも、用紙Pの印字面とヘッド
62とのギャップGは一定に保たれる。
【0047】(iii)図9の実線で示すように、用紙
の先端縁Paが排紙部90に進入すると、先端縁Paの
両側部分は両側支持部91の上面91aによって徐々に
上方に向けて案内される。同時に、先端縁Paの中央部
分Pa1はアーム93を半時計方向に回動させつつ徐々
に押し下げ部92を押し上げてゆくが、逆に先端縁Pa
の中央部分Pa1は徐々に押し下げ部92の下方に入り
込み、押し下げ部92およびアーム93の重量により、
両側部分に比べて押し下げられてゆく。
【0048】このように、用紙Pは、その先端部から徐
々に、排出方向から見て印字面が窪む凹形状に強制的に
付勢されつつ排出されてゆく。
【0049】用紙Pが途中まで排出された状態を図11
に示す。
【0050】この図に示すように、用紙Pが排出方向か
ら見て凹形状に強制的に付勢されると、用紙Pの腰が強
くなり、浮いた状態で搬送されることとなる。このた
め、図12に示すように、排出される用紙Pが、先に印
字され排出されて積層されている用紙P1の印字面P1
fと摺接するまでの時間が遅延されて、印字済用紙P1
のインクが乾く時間が確保される。
【0051】また、図11に示すように、用紙Pは、凹
形状に強制的に付勢されつつ排出される前段階にある搬
送部80において、排出方向から見て平坦な状態で搬送
されるので、用紙Pの凹形状の影響は、平坦な状態での
搬送部80にて遮断され、印字領域60には及ばない。
したがって、良好な印字品質が確保される。
【0052】用紙Pがさらに搬送され、図13に示すよ
うに、後端縁Pbが搬送部80を通過すると搬送力が失
われ、用紙の後端部Pcが排出部90により凹形状のま
ま保持される。
【0053】(iv)後続する用紙P2が印字され、図
13に示すように、その先端縁P2aが搬送部80を通
過して、先行する用紙Pの後端縁Pbに当たることによ
り先行する用紙Pの排出部90による保持が解除され
る。
【0054】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、インクの空打ちが生じ
ても用紙が汚れないという効果が得られる。
【0056】また、用紙の印字面とヘッドとのギャップ
が一定に保たれ、印字品質の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの一実施
例を示す正面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】同じく左側断面図。
【図4】同じく駆動系の展開図。
【図5】同じく部分拡大側断面図。
【図6】同じく部分拡大側断面図。
【図7】同じく部分拡大側断面図。
【図8】同じく部分拡大平面図。
【図9】同じく部分拡大側断面図。
【図10】同じく押し下げ部の斜視図。
【図11】作動説明斜視図。
【図12】作動説明斜視図。
【図13】作動説明斜視図。
【図14】従来技術の説明図。
【図15】従来技術の説明図。
【図16】従来技術の説明図。
【符号の説明】
30 紙送りローラ 60 印字領域 62 インクジェットヘッド P 用紙 81 搬送ローラ 110 中間フレーム 112 インク遮蔽部 113 紙ガイド 140 押圧部材 141 押圧部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドにより印字が行な
    われる印字領域に用紙を送る紙送りローラと、前記印字
    領域を介して紙送りローラより下流側に配置され、紙送
    りローラより速い周速で回転して、紙送りローラとの間
    で用紙を引っ張るようにして搬送する搬送ローラと、前
    記印字領域の全域において、前記インクジェットヘッド
    との間に用紙の通路を形成するように配置されたインク
    遮蔽部とを備えたことを特徴とするインクジェットプリ
    ンタ。
  2. 【請求項2】 前記インク遮蔽部には、その印字領域と
    対向する部位より下流側において、用紙の先端を前記搬
    送ローラに導く紙ガイドを設けたことを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 インクジェットヘッドにより印字が行な
    われる印字領域に用紙を送る紙送りローラと、前記印字
    領域を介して紙送りローラより下流側に配置され、紙送
    りローラより速い周速で回転して、紙送りローラとの間
    で用紙を引っ張るようにして搬送する搬送ローラと、前
    記用紙をその幅方向全長に亙って押圧する押圧部材であ
    って、その押圧部が前記紙送りローラと搬送ローラとの
    間にあってかつ両ローラいずれにも接触しない位置に配
    置された押圧部材とを備えたことを特徴とするインクジ
    ェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 インクジェットヘッドにより印字が行な
    われる印字領域に用紙を送る紙送りローラと、前記印字
    領域を介して紙送りローラより下流側に配置され、紙送
    りローラより速い周速で回転して、紙送りローラとの間
    で用紙を引っ張るようにして搬送する搬送ローラと、前
    記用紙をその幅方向全長に亙って押圧する押圧部材であ
    って、その押圧部が前記紙送りローラと搬送ローラとの
    間にあってかつ両ローラいずれにも接触しない位置に配
    置された押圧部材とを備えたことを特徴とする請求項1
    または2記載のインクジェットプリンタ。
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