JPH0597723A - 2,2−ジブロモまたはジクロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの製法 - Google Patents
2,2−ジブロモまたはジクロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの製法Info
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- JPH0597723A JPH0597723A JP3260347A JP26034791A JPH0597723A JP H0597723 A JPH0597723 A JP H0597723A JP 3260347 A JP3260347 A JP 3260347A JP 26034791 A JP26034791 A JP 26034791A JP H0597723 A JPH0597723 A JP H0597723A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
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- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 無水ハロゲン化アルミニウムから成る触媒の
存在下に、1,2−ジブロモまたはクロロ−1,1,2,
3,3,3−ヘキサフルオロプロパンを異性化して2,2
−ジブロモまたはジクロロ−ヘキサフルオロプロパンを
製造する。 【効果】 2,2−ジブロモまたはジクロロ−ヘキサフ
ルオロプロパンを高い収率で製造することができる。
存在下に、1,2−ジブロモまたはクロロ−1,1,2,
3,3,3−ヘキサフルオロプロパンを異性化して2,2
−ジブロモまたはジクロロ−ヘキサフルオロプロパンを
製造する。 【効果】 2,2−ジブロモまたはジクロロ−ヘキサフ
ルオロプロパンを高い収率で製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡剤、溶剤、冷媒な
どの中間体として有用な化合物である2,2−ジブロモ
またはジクロロ−ヘキサフルオロプロパンの製法に関す
る。
どの中間体として有用な化合物である2,2−ジブロモ
またはジクロロ−ヘキサフルオロプロパンの製法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フルオロアルカン、例えばCFC12C
C12F、CF2C1CC12F、CF2BrCHC1F、
CF2BrCFC1BrおよびCF2ClCHFIが、ハロ
ゲン化アルミニウムを触媒とする分子転移反応に付され
うることは、例えば、ハドリッキー(M.Hudlicky)、
ケミストリー・オブ・オーガニック・フロオリン・カン
パウンズ(Chemistry of Organic Fluorine Compoun
ds)、第2版[ジョン・ワイリー・アンド・サンズ(John
Wiley & Sons)、501〜2(1976)]により既知
である。
C12F、CF2C1CC12F、CF2BrCHC1F、
CF2BrCFC1BrおよびCF2ClCHFIが、ハロ
ゲン化アルミニウムを触媒とする分子転移反応に付され
うることは、例えば、ハドリッキー(M.Hudlicky)、
ケミストリー・オブ・オーガニック・フロオリン・カン
パウンズ(Chemistry of Organic Fluorine Compoun
ds)、第2版[ジョン・ワイリー・アンド・サンズ(John
Wiley & Sons)、501〜2(1976)]により既知
である。
【0003】また、ハロゲン化アルミニウムを触媒とし
て、1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タンから1,1−ジブロモ−1,2,2,2−テトラフルオ
ロエタンを製造する方法も知られている(特開平2−6
1926号公報)。
て、1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タンから1,1−ジブロモ−1,2,2,2−テトラフルオ
ロエタンを製造する方法も知られている(特開平2−6
1926号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1,2
−ジハロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパ
ンを対応する2,2−ジハロヘキサフルオロプロパンに
異性化することはこれまで報告されていない。また本発
明者らは、無水塩化アルミニウムを1,2−ジハロ−1,
1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンと接触させ、
加熱還流しても、1,2−ジハロ−1,1,2,3,3,3−
ヘキサフルオロプロパンの異性化はまったく進行しない
か、非常に長い反応時間を要し、反応が完結しがたいこ
とを確認している。
−ジハロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパ
ンを対応する2,2−ジハロヘキサフルオロプロパンに
異性化することはこれまで報告されていない。また本発
明者らは、無水塩化アルミニウムを1,2−ジハロ−1,
1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンと接触させ、
加熱還流しても、1,2−ジハロ−1,1,2,3,3,3−
ヘキサフルオロプロパンの異性化はまったく進行しない
か、非常に長い反応時間を要し、反応が完結しがたいこ
とを確認している。
【0005】本発明は、1,2−ジハロ−1,1,2,3,
3,3−ヘキサフルオロプロパンを対応する2,2−ジハ
ロヘキサフルオロプロパンに異性化する方法を提供しよ
うとするものである。
3,3−ヘキサフルオロプロパンを対応する2,2−ジハ
ロヘキサフルオロプロパンに異性化する方法を提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記課題を
解決すべく、鋭意検討した結果、無水塩化アルミニウム
または無水臭化アルミニウムをトリクロロフルオロメタ
ン、ジクロロフルオロメタン、1,1−ジブロモ−1,
2,2,2−テトラフルオロエタンなどを用いて処理する
ことによって得られる式を触媒として用いるか、異性化
しようとする1,2−ジブロモまたはジクロロ−1,1,
2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンからなる媒質中
でハロゲン化アルミニウムに対して少なくとも0.1等
量の1,1−ジブロモ−1,2,2,2−テトラフルオロエ
タン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロフルオロメ
タンなどを作用させて得られる上記式(I)で示される化
合物を触媒として用いるなら、1,2−ジブロモまたは
ジクロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパ
ンは、短い反応時間で、再現しうる条件下で、反応過程
の完全な制御を共なって異性化し得、2,2−ジブロモ
またはジクロロ−ヘキサフルオロプロパンを工業規模で
しかも高収率低コストで製造し得ることを見い出し、本
発明を完成した。
解決すべく、鋭意検討した結果、無水塩化アルミニウム
または無水臭化アルミニウムをトリクロロフルオロメタ
ン、ジクロロフルオロメタン、1,1−ジブロモ−1,
2,2,2−テトラフルオロエタンなどを用いて処理する
ことによって得られる式を触媒として用いるか、異性化
しようとする1,2−ジブロモまたはジクロロ−1,1,
2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンからなる媒質中
でハロゲン化アルミニウムに対して少なくとも0.1等
量の1,1−ジブロモ−1,2,2,2−テトラフルオロエ
タン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロフルオロメ
タンなどを作用させて得られる上記式(I)で示される化
合物を触媒として用いるなら、1,2−ジブロモまたは
ジクロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパ
ンは、短い反応時間で、再現しうる条件下で、反応過程
の完全な制御を共なって異性化し得、2,2−ジブロモ
またはジクロロ−ヘキサフルオロプロパンを工業規模で
しかも高収率低コストで製造し得ることを見い出し、本
発明を完成した。
【0007】即ち、本発明の要旨は、 AlClxFyBrz (I) [式中、x、y及びzは、0≦x<3、0≦y<3、0≦z<
3およびx+y+z=3を満たす数である。]で示される化
合物から成る触媒の存在下に、1,2−ジブロモまたは
クロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン
を異性化することから成る2,2−ジブロモまたはジク
ロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの
製法に存する。
3およびx+y+z=3を満たす数である。]で示される化
合物から成る触媒の存在下に、1,2−ジブロモまたは
クロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン
を異性化することから成る2,2−ジブロモまたはジク
ロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの
製法に存する。
【0008】本発明において、異性化触媒として好まし
く使用される式(I)で示される化合物を反応系外で調製
する場合には、市販の無水塩化アルミニウムまたは無水
臭化アルミニウムにフッ化水素、フッ酸、炭素数4以下
の、好ましくは炭素数2以下のフルオロ炭化水素、クロ
ロフルオロ炭化水素またはブロモフルオロ炭化水素(例
えば、トリフルオロメタン、テトラフルオロエタン、ク
ロロジフルオロメタン、ジクロロフルオロメタン、トリ
フルオロジクロロエタン、トリフルオロクロロメタン、
ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタ
ン、ジフルオロテトラクロロエタン、トリフルオロトリ
クロロエタン、1,1−ジブロモテトラフルオロエタン
など)を作用させて製造することができる。その際、こ
れら化合物はそれぞれ単独で作用させてもよいし、混合
して作用させてもよく、また、場合によっては、クロロ
炭化水素と混合して作用させてもよい。
く使用される式(I)で示される化合物を反応系外で調製
する場合には、市販の無水塩化アルミニウムまたは無水
臭化アルミニウムにフッ化水素、フッ酸、炭素数4以下
の、好ましくは炭素数2以下のフルオロ炭化水素、クロ
ロフルオロ炭化水素またはブロモフルオロ炭化水素(例
えば、トリフルオロメタン、テトラフルオロエタン、ク
ロロジフルオロメタン、ジクロロフルオロメタン、トリ
フルオロジクロロエタン、トリフルオロクロロメタン、
ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタ
ン、ジフルオロテトラクロロエタン、トリフルオロトリ
クロロエタン、1,1−ジブロモテトラフルオロエタン
など)を作用させて製造することができる。その際、こ
れら化合物はそれぞれ単独で作用させてもよいし、混合
して作用させてもよく、また、場合によっては、クロロ
炭化水素と混合して作用させてもよい。
【0009】上記触媒の調製時の温度条件は、0℃〜1
20℃、好ましくは0℃〜100℃の温度範囲であり、
無水塩化アルミニウムまたは無水臭化アルミニウムとの
接触のさせ方は、作用させる化合物を液体状態で接触さ
せても良いし、気体として流通させて接触させても良
い。
20℃、好ましくは0℃〜100℃の温度範囲であり、
無水塩化アルミニウムまたは無水臭化アルミニウムとの
接触のさせ方は、作用させる化合物を液体状態で接触さ
せても良いし、気体として流通させて接触させても良
い。
【0010】上記化合物(I)を反応系内で調製する場
合、即ち異性化しようとする1,2−ジブロモまたはジ
クロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン
媒体中で調製する場合には、無水塩化アルミニウムまた
は無水臭化アルミニウムに対し、0.1〜10等量の上
記の炭素数4以下、好ましくは炭素数2以下のフルオロ
炭化水素、クロロフルオロ炭化水素またはブロモフルオ
ロ炭化水素を反応系内に添加することによって式(I)で
示される化合物がまず調製され、異性化反応が進行す
る。この際の温度条件は、通常20℃〜60℃である。
合、即ち異性化しようとする1,2−ジブロモまたはジ
クロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン
媒体中で調製する場合には、無水塩化アルミニウムまた
は無水臭化アルミニウムに対し、0.1〜10等量の上
記の炭素数4以下、好ましくは炭素数2以下のフルオロ
炭化水素、クロロフルオロ炭化水素またはブロモフルオ
ロ炭化水素を反応系内に添加することによって式(I)で
示される化合物がまず調製され、異性化反応が進行す
る。この際の温度条件は、通常20℃〜60℃である。
【0011】異性化反応に用いる触媒の量は特に限定さ
れないが、通常異性化しようとする1,2−ジブロモま
たはジクロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプ
ロパンに対し、0.05〜30重量%、好ましくは0.
1〜10重量%である。
れないが、通常異性化しようとする1,2−ジブロモま
たはジクロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプ
ロパンに対し、0.05〜30重量%、好ましくは0.
1〜10重量%である。
【0012】異性化反応の反応温度は、好ましくは20
〜60℃の温度範囲であり、反応圧力は特に限定されな
いが、通常、大気圧から5kg/cm2Gの範囲である。
〜60℃の温度範囲であり、反応圧力は特に限定されな
いが、通常、大気圧から5kg/cm2Gの範囲である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、1,2−ジブロモまた
はジクロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロ
パンを20℃〜60℃の反応温度で単に触媒に接触させ
ることにより、1,2−ジブロモまたはジクロロ−1,
1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの完全な異性
化が達成され、その結果、異性体である2,2−ジブロ
モまたはジクロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
ロプロパンが90%以上の収率で得られる。
はジクロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロ
パンを20℃〜60℃の反応温度で単に触媒に接触させ
ることにより、1,2−ジブロモまたはジクロロ−1,
1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの完全な異性
化が達成され、その結果、異性体である2,2−ジブロ
モまたはジクロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
ロプロパンが90%以上の収率で得られる。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。実施例1 1,1−ジブロモ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン
(10g)を含む1,2−ジブロモ−1,1,2,3,3,3−
ヘキサフルオロプロパン(100g)中に塩化アルミニウ
ム(5g)を添加し、還流温度において5時間加熱撹拌し
た。反応終了後、NMRにより反応混合物の分析を行っ
たところ、1,2−ジブロモヘキサフルオロプロパンの
転化率は100%であり、2,2−ジブロモヘキサフル
オロプロパンが収率98%で生成していた。
明する。実施例1 1,1−ジブロモ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン
(10g)を含む1,2−ジブロモ−1,1,2,3,3,3−
ヘキサフルオロプロパン(100g)中に塩化アルミニウ
ム(5g)を添加し、還流温度において5時間加熱撹拌し
た。反応終了後、NMRにより反応混合物の分析を行っ
たところ、1,2−ジブロモヘキサフルオロプロパンの
転化率は100%であり、2,2−ジブロモヘキサフル
オロプロパンが収率98%で生成していた。
【0015】実施例2 トリクロロフルオロメタン(4.6g)を含む1,2−ジブ
ロモヘキサフルオロプロパン(100g)に塩化アルミニ
ウム(3g)を加え、20℃で3時間撹拌した。その後、
還流温度において5時間撹拌して反応させ、NMRによ
り反応混合物の分析を行ったところ、1,2−ジブロモ
ヘキサフルオロプロパンの転化率は100%であり、
2,2−ジブロモヘキサフルオロプロパンが収率96%
で生成していた。
ロモヘキサフルオロプロパン(100g)に塩化アルミニ
ウム(3g)を加え、20℃で3時間撹拌した。その後、
還流温度において5時間撹拌して反応させ、NMRによ
り反応混合物の分析を行ったところ、1,2−ジブロモ
ヘキサフルオロプロパンの転化率は100%であり、
2,2−ジブロモヘキサフルオロプロパンが収率96%
で生成していた。
【0016】実施例3 水分トラップ用塩化カルシウム管を取り付けたコンデン
サー(冷却温度5℃)を備えた50mlガラス製フラスコに
無水塩化アルミニウム(3g)及びトリクロロフルオロメ
タン(9.3g)を仕込んだ。室温で3時間撹拌後、減圧
にし、未反応のトリクロロフルオロメタンおよびこれか
ら生成した四塩化炭素、ジクロロジフルオロメタン、ト
リフルオロクロロメタンを除去し、触媒を得た。
サー(冷却温度5℃)を備えた50mlガラス製フラスコに
無水塩化アルミニウム(3g)及びトリクロロフルオロメ
タン(9.3g)を仕込んだ。室温で3時間撹拌後、減圧
にし、未反応のトリクロロフルオロメタンおよびこれか
ら生成した四塩化炭素、ジクロロジフルオロメタン、ト
リフルオロクロロメタンを除去し、触媒を得た。
【0017】得られた触媒全量と1,2−ジブロモヘキ
サフルオロプロパン(100g)を混合し、還流温度で5
時間加熱撹拌した。NMRにより反応混合物の分析を行
ったころ、1,2−ジブロモヘキサフルオロプロパンの
転化率は100%であり、2,2−ジブロモヘキサフル
オロプロパンが収率97%で生成していた。
サフルオロプロパン(100g)を混合し、還流温度で5
時間加熱撹拌した。NMRにより反応混合物の分析を行
ったころ、1,2−ジブロモヘキサフルオロプロパンの
転化率は100%であり、2,2−ジブロモヘキサフル
オロプロパンが収率97%で生成していた。
【0018】実施例4 トリクロロフルオロメタンに代えてジクロロフルオロメ
タン(9g)を用いる以外は実施例3と同様の手順で触媒
を調製し、異性化反応を行い、反応混合物の分析を行っ
たところ、1,2−ジブロモヘキサフルオロプロパンの
転化率は100%であり、2,2−ジブロモヘキサフル
オロプロパンが収率96%で生成していた。
タン(9g)を用いる以外は実施例3と同様の手順で触媒
を調製し、異性化反応を行い、反応混合物の分析を行っ
たところ、1,2−ジブロモヘキサフルオロプロパンの
転化率は100%であり、2,2−ジブロモヘキサフル
オロプロパンが収率96%で生成していた。
【0019】実施例5 1,2−ジブロモヘキサフルオロプロパンに代えて1,2
−ジクロロヘキサフルオロプロパンを用いる以外は実施
例1と同様の手順で反応を行い、反応混合物の分析を行
ったところ、転化率は100%であり、2,2−ジクロ
ロヘキサフルオロプロパンが収率96%で生成してい
た。
−ジクロロヘキサフルオロプロパンを用いる以外は実施
例1と同様の手順で反応を行い、反応混合物の分析を行
ったところ、転化率は100%であり、2,2−ジクロ
ロヘキサフルオロプロパンが収率96%で生成してい
た。
【0020】実施例6 100mlステンレス製オートクレーブに無水塩化アルミ
ニウム3gを仕込み、系内を減圧にした後、5℃でジク
ロロフルオロメタン(9g)を仕込んだ。生成してくるト
リフルオロメタン、クロロジフルオロメタンを系外へ抜
き出しながら20℃で2時間反応させた。未反応のジク
ロロフルオロメタンおよび生成したクロロホルムを減圧
下除去し、触媒を得た。ここに、1,2−ジクロロヘキ
サフルオロプロパン(100g)を仕込み、50℃で4時
間加熱した。冷却後、オートクレープの内容物を分析し
たところ、転化率は100%であり、2,2−ジクロロ
ヘキサフルフルオロプロパンの選択率は95%であっ
た。
ニウム3gを仕込み、系内を減圧にした後、5℃でジク
ロロフルオロメタン(9g)を仕込んだ。生成してくるト
リフルオロメタン、クロロジフルオロメタンを系外へ抜
き出しながら20℃で2時間反応させた。未反応のジク
ロロフルオロメタンおよび生成したクロロホルムを減圧
下除去し、触媒を得た。ここに、1,2−ジクロロヘキ
サフルオロプロパン(100g)を仕込み、50℃で4時
間加熱した。冷却後、オートクレープの内容物を分析し
たところ、転化率は100%であり、2,2−ジクロロ
ヘキサフルフルオロプロパンの選択率は95%であっ
た。
Claims (1)
- 【請求項1】 AlClxFyBrz
(I) [式中、x、y及びzは、0≦x<3、0≦y<3、0≦z<
3およびx+y+z=3を満たす数である。]で示される化
合物から成る触媒の存在下に、1,2−ジブロモまたは
ジクロロ−1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロパ
ンを異性化することから成る2,2−ジブロモまたはジ
クロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン
の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3260347A JPH0597723A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 2,2−ジブロモまたはジクロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3260347A JPH0597723A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 2,2−ジブロモまたはジクロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0597723A true JPH0597723A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17346710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3260347A Pending JPH0597723A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 2,2−ジブロモまたはジクロロ−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0597723A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5416246A (en) * | 1994-10-14 | 1995-05-16 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Chlorofluorocarbon isomerization |
WO1997002227A1 (en) * | 1995-06-30 | 1997-01-23 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Addition of trifluoromethanes to fluoroolefins and isomerization of monohaloperfluoro alkanes |
JP2011502760A (ja) * | 2007-11-09 | 2011-01-27 | メキシケム、アマンコ、ホールディング、ソシエダッド、アノニマ、デ、カピタル、バリアブレ | 2クロロ1,1,1,2,3,3,3ヘプタフルオロプロパンの製造方法 |
-
1991
- 1991-10-08 JP JP3260347A patent/JPH0597723A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5416246A (en) * | 1994-10-14 | 1995-05-16 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Chlorofluorocarbon isomerization |
WO1996011896A1 (en) * | 1994-10-14 | 1996-04-25 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Chlorofluorocarbon isomerization |
WO1997002227A1 (en) * | 1995-06-30 | 1997-01-23 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Addition of trifluoromethanes to fluoroolefins and isomerization of monohaloperfluoro alkanes |
JP2011502760A (ja) * | 2007-11-09 | 2011-01-27 | メキシケム、アマンコ、ホールディング、ソシエダッド、アノニマ、デ、カピタル、バリアブレ | 2クロロ1,1,1,2,3,3,3ヘプタフルオロプロパンの製造方法 |
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