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JPH0565957A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

Info

Publication number
JPH0565957A
JPH0565957A JP3224294A JP22429491A JPH0565957A JP H0565957 A JPH0565957 A JP H0565957A JP 3224294 A JP3224294 A JP 3224294A JP 22429491 A JP22429491 A JP 22429491A JP H0565957 A JPH0565957 A JP H0565957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
band brake
circuit
brake
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3224294A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Wakahara
龍雄 若原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3224294A priority Critical patent/JPH0565957A/ja
Priority to US07/932,555 priority patent/US5361651A/en
Publication of JPH0565957A publication Critical patent/JPH0565957A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/06Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • F16H61/061Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using electric control means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0202Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being electric
    • F16H61/0251Elements specially adapted for electric control units, e.g. valves for converting electrical signals to fluid signals
    • F16H2061/0255Solenoid valve using PWM or duty-cycle control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H2061/0466Smoothing shift shock by apply or release of band brake servos, e.g. overlap control of band brake and a clutch or vice versa
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/3003Band brake actuating mechanisms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦要素の掛け換えにより行う変速時、解放
すべき要素の解放タイミングと、締結すべき要素の締結
タイミングを個別に決定し得るようにして自由度を高め
るようにし、合わせてこの場合に問題となる故障時のイ
ンターロックが生じない構成とする。 【構成】 回路19内のDレンジ圧は、ソレノイド弁14の
デューティ100 %により回路21に出力されてブレーキ35
R/Bを締結し、Dレンジ圧によるロークラッチL/C
の締結保持と相俟って第3速が選択される。ここでソレ
ノイド弁14のデューティを低減し、ソレノイド弁13のデ
ューティを増大すると、回路21の圧力低下によりブレー
キ35R/Bが解放され回路20の圧力上昇によりブレーキ
2/Bが締結され、第2速へダウンシフト変速される。
この時ソレノイド弁13, 14により両要素の圧力を個別に
制御して両者の解放タイミング及び締結タイミングを自
由に決め得る。又、ブレーキ2/Bの締結圧はブレーキ
35R/Bに至ってその解放を保証し、故障で回路21に圧
力が発生しても該ブレーキが締結されることはなく、イ
ンターロックを防止し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の変速制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は各種摩擦要素(クラッチ、
ブレーキ)の選択的油圧作動により所定変速段を選択
し、作動する摩擦要素の切り換えにより他の変速段への
変速が可能である。従って、変速の種類によっては、本
願出願人が昭和63年3月に発行した「NISSAN RE4F02A
型オートマチックトランスアクスル整備要領書」におけ
る自動変速機の2→3変速に見られる如く、或る摩擦要
素(ハイクラッチ)を締結すると同時に他の摩擦要素
(バンドブレーキ)を解放する摩擦要素の掛け換えが必
要である。この掛け換えによる変速は、通常上記文献に
記載の自動変速機に代表されるように図6の構成により
これを行う。
【0003】この図において、H/Cがハイクラッチ、
B/Bがバンドブレーキで、1は1−2変速弁、2は2
−3変速弁、L/Cはロークラッチを示す。変速弁1,
2のOFF (図示状態)によりハイクラッチH/C及びバ
ンドブレーキB/Bを共に解放し、ロークラッチL/C
のみが締結された第1速選択状態で、1−2変速弁1を
ONすると、バンドブレーキB/Bがライン圧PL を締結
圧PB/A として供給されることにより締結され、該バン
ドブレーキの追加作動により自動変速機は第2速へのア
ップシフト変速を行う。
【0004】この状態で、2−3変速弁2をもONする
と、ラインPLがハイクラッチH/Cにその締結圧P
H/C として、又バンドブレーキB/Bにその解放圧P
B/R として供給される。圧力PH/C はハイクラッチH/
Cを締結し、圧力PB/R は締結圧P B/A にもかかわらず
受圧面積が大きいことによってバンドブレーキB/Bを
解放する。よって、ハイクラッチH/Cが締結されると
同時にバンドブレーキB/Bが解放される摩擦要素の掛
け換えにより自動変速機は2→3アップシフト変速を行
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、かかる従来
の掛け換えのための制御回路ではバンドブレーキB/B
の締結圧受圧面積をAA 、解放圧受圧面積をAR 、リタ
ーンスプリング力をFS とすると、バンドブレーキの力
の釣合式が PB/A ・AA =PB/R ・AR +FS で表され、従って PB/R =(PB/A ・AA −FS )/AR =(PL ・AA −FS )/AR --- (1) であることから、PB/R 、即ちハイクラッチ締結圧P
H/C が上記(1) 式で表される値になった時に、バンドブ
レーキB/Bが解放されるため、ハイクラッチの締結タ
イミングと、バンドブレーキの解放タイミングとを独立
に制御することができない。このため、両タイミングを
相互に丁度良いタイミングにすることができず、或いは
運転状態や仕様に応じて両タイミングを希望のタイミン
グにチューニングするという訳にゆかない。
【0006】本発明は基本的には、前記他の摩擦要素の
解放を締結圧の排除により行うこととし、この締結圧及
び前記或る摩擦要素の締結圧を個別に制御する構成にす
ることで上記の問題を解消することを目的とする。とこ
ろでこの場合、前者の締結圧に係る調圧機能が失われて
他の摩擦要素が解放不能になると、或る摩擦要素の締結
と相俟って自動変速機がインターロック状態となる可能
性がある。
【0007】本発明はこの不都合が絶対に生じない油路
構造にすることをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明
は、或る摩擦要素を締結圧で締結すると同時に他の摩擦
要素を締結圧の排除で開放する摩擦要素の掛け換えによ
り変速を行うようにした自動変速機において、前記或る
摩擦要素及び他の摩擦要素の締結圧を夫々個別に制御す
る調圧弁を設け、前記他の摩擦要素に、前記或る摩擦要
素の締結圧が解放方向に作用する受圧面を設定したもの
である。
【0009】
【作用】自動変速機は、或る摩擦要素を締結すると同時
に他の摩擦要素を解放する摩擦要素の掛け換えにより対
応する変速を行う。ところで、或る摩擦要素の締結に供
される締結圧、及び他の摩擦要素の解放に当たり排除す
べき締結圧を夫々の調圧弁で個別に制御することから、
或る摩擦要素の締結タイミングと、他の摩擦要素の解放
タイミングとを夫々運転状態や、仕様に合わせて丁度良
いタイミングにすることができる。
【0010】又、或る摩擦要素の締結圧を他の摩擦要素
の解放方向に作用させる受圧面を他の摩擦要素に設定し
たから、他の摩擦要素が調圧機能の消失で解放不能にな
っても、この要素が上記受圧面に作用する或る摩擦要素
の締結圧で確実に解放されることとなり、自動変速機の
インターロックを回避することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明装置により変速制御する自動変
速機の歯車伝動列と、これに係る摩擦要素の締結論理表
を示す。入出力軸I,O間に同軸に3個の第1,第2,
第3遊星歯車組G1, G2, G3を配列し、これらは夫々第
1,第2,第3サンギヤ、第1,第2,第3リングギ
ヤ、及び第1,第2,第3キャリアよりなる単純遊星歯
車組とする。第1サンギヤを入力軸Iに結合し、第2及
び第3サンギヤをロークラッチL/Cで入力軸に結合可
能にすると共に第2キャリアをハイクラッチH/Cで入
力軸に結合可能とする。第1キャリア及び第2リングギ
ヤを一体結合してセカンドブレーキ2/Bで固定可能と
し、第1リングギヤを3速/5速/後退バンドブレーキ
35R/Bで固定可能とする。又、第2キャリアは更に第
3リングギヤに一体結合してローリバースブレーキLR
/Bで固定可能にすると共に、ローワンウェイクラッチ
L/OWCで入力軸Iと反対方向に回転止めする。
【0012】かかる歯車伝動列は、同じく図1に示す摩
擦要素の締結(○印で示す)、解放(無印)の組合せに
より前進第1速乃至第5速及び後退の変速段を選択する
ことができ、図1には更に、これら締結、解放を得るた
めに圧力を供給すべき各摩擦要素の室を○印により合わ
せ示した。なお、図1の論理表において△印は変速段の
選択に関与しないが、後述の目的のために締結する摩擦
要素及び圧力を供給する室を示す。
【0013】図2は、図1に示す歯車伝動列のための変
速制御油圧回路で、これにより図1の締結論理を達成す
る。10はマニュアル弁を示し、この弁は運転者が希望す
る走行形態に応じ図示の前進自動変速レンジ(Dレン
ジ)や、第1速エンジンブレーキレンジ(Iレンジ)や
停車レンジ(Nレンジ)や、後退レンジ(Rレンジ)に
手動操作するものとする。なお、マニュアル弁10はその
他にも駐車レンジ(Pレンジ)や、第2速エンジンブレ
ーキレンジ(IIレンジ)を有するが、これらについては
本発明と関係ないため省略する。
【0014】マニュアル弁10は、圧力源11で調圧され、
回路12に出力されたライン圧PL を、選択レンジに応じ
Dレンジではポート10Dに、Iレンジではポート10D,
10Iに、Rレンジではポート10Rに出力するものとする
が、Nレンジではライン圧回路12をどのポートにも通じ
ず、全てのポートをドレンするものとする。13, 14, 15
は夫々第1,第2,第3デューティソレノイド弁、16は
ソレノイド切換弁を示し、これら弁13〜16には回路17に
より一定のパイロット圧を供給する。このパイロット圧
は、パイロット弁18がラインPL を一定値に減圧して作
り出す。
【0015】デューティソレノイド弁13〜15には更に、
マニュアル弁ポート10Dに通じた前進圧回路19を接続
し、この回路19は更にロークラッチL/Cの締結室LC
Aに通じさせる。デューティソレノイド弁13, 14, 15は
夫々デューティ0%で室13a, 14a, 15a内へのパイロッ
ト圧を全てドレンされて回路20, 21, 22をドレンする図
示位置を保ち、デューティを100 %に向け増大されるに
つれて室13a, 14a, 15a 内がパイロット圧と同じ値にな
るまで圧力上昇し、回路20, 21, 22内の圧力を前進圧回
路19のライン圧と同じ値になるまで圧力上昇させる。
【0016】ソレノイド切換弁16はON時回路17のパイロ
ット圧を切換弁23, 24に供給してこれら弁を図中右行さ
せ、OFF 時切換弁23, 24を図示位置にするものとする。
切換弁23は図示位置で回路20を回路25に通じ、右行時回
路20を回路26に通じるものとする。又、切換弁24は図示
位置でセカンドブレーキ2/Bを回路25に、ハイクラッ
チH/Cをドレンポート24a に夫々通じ、右行時セカン
ドブレーキ2/Bをドレンポート24a に、ハイクラッチ
H/Cをシャトル弁27の出力ポートに夫々通じるものと
するう。
【0017】シャトル弁27の一方の入力ポートは回路26
に接続し、この回路26はロークラッチL/Cの解放室L
CR及び切換弁28を介しバンドブレーキ35R/Bの5
速、後退締結室5RAにも通じさせる。シャトル弁27の
他方の入力ポートは回路22に接続し、この回路22及び回
路25をシャトル弁29を経てバンドブレーキ35R/Bの2
速、4速解放室24Rに通じさせ、該バンドブレーキの3
速、後退締結室3RAに回路21を接続する。
【0018】マニュアル弁10のポート10IはIレンジ減
圧弁30を経てローリバースブレーキLR/Bの1速締結
室1Aに接続する。マニュアル弁10のポート10Rは回路
31によりローリバースブレーキLR/Bの後退締結室R
Aに接続すると共に、切換弁28を介しバンドブレーキ35
R/Bの5速、後退締結室5RAに接続する。
【0019】上記実施例の作用を次に説明する。マニュ
アル弁10のNレンジでは、回路12のライン圧はどのポー
ト10D, 10I, 10Rにも出力されず、全ポートがドレン
されている。このため、全ての摩擦要素が非作動(解
放)にされ、自動変速機は入出力軸I,O間で動力伝達
を行わず、停車状態を保つ。 (第1速)前進走行を希望してマニュアル弁10をDレン
ジにすると、ポート10Dに回路12のライン圧が出力され
る。このライン圧はポート10Dから回路19を経てローク
ラッチL/Cの締結室LCAに至り、このクラッチを締
結する。一方、第1速を選択すべき走行状態であれば、
図示せざるコンピュータがデューティソレノイド弁13,
14, 15 をデューティ0%にし、ソレノイド切換弁16を
OFF する。よって、回路20, 21, 22が無圧状態となり、
切換弁23, 24が図示位置にされるため、ロークラッチL
/Cの解放室LCR、セカンドブレーキ2/B、ハイク
ラッチH/C及びバンドブレーキ35R/Bの全室3R
A,5RA,24Rがドレンされる。従って、自動変速機
はロークラッチL/Cのみが締結されることとなり、第
1速を選択することができる。
【0020】なお、図1の歯車伝動列では、この第1速
時、ローワンウェイクラッチL/OWCの存在によって
エンジンブレーキが得られない。第1速でエンジンブレ
ーキが必要なら、運転者はマニュアル弁10をIレンジに
してポート10Dだけでなくポート10Iからもライン圧を
出力させる。この時、ポート10Iからのライン圧が減圧
弁30を経てローリバースブレーキLR/Bの室1Aに至
り(図1の表中△印参照)、このブレーキを追加作動さ
せ、第1速でのエンジンブレーキを可能にする。 (第2速)Dレンジ第1速状態において、第2速を選択
すべき運転状態になると、コンピュータは第1デューテ
ィソレノイド弁13のデューティを漸増させることによ
り、回路20に圧力を生じさせると共にこの圧力を徐々に
上昇させる。この圧力は切換弁23, 24を経てセカンドブ
レーキ2/Bに至り、これを徐々に締結させ、第2速へ
のアップシフト変速をショックなしに行うことができ
る。
【0021】ところで、セカンドブレーキの締結圧はシ
ャトル弁29を経てバンドブレーキ35R/Bの解放室24R
に至り(図1の表中△印参照)、リターンスプリングと
の共働により該バンドブレーキの締結を禁ずる。このた
め、デューティソレノイド弁14が制御系の故障により回
路21内に圧力を生じさせることがあっても、バンドブレ
ーキ35R/Bが締結されることはなく、自動変速機のイ
ンターロックによる走行不能を回避することができる。 (第3速)第2速状態で、第3速を選択すべき運転状態
になると、コンピュータは第1デューティソレノイド弁
13のデューティを漸減させて回路20(セカンドブレーキ
2/B)の圧力を低下させると共に、第2デューティソ
レノイド弁14のデューティを漸増させて回路21(バンド
ブレーキ35R/Bの室3RA)に圧力を生じさせ、徐々
に上昇させる。これにより、セカンドブレーキ2/Bが
解放され、バンドブレーキ35R/Bが締結される摩擦要
素の掛け換えにより第3速へのアップシフト変速を行う
ことができる。
【0022】この変速中、解放されるセカンドブレーキ
2/Bの締結圧と締結されるバンドブレーキ35R/Bの
締結圧とを夫々デューティソレノイド弁13, 14で個別に
制御することから、運転状態や仕様に応じて自由に、セ
カンドブレーキ2/Bの解放タイミング及びバンドブレ
ーキ35R/Bの締結タイミングを夫々丁度良いタイミン
グにすることができる。
【0023】ちなみに、通常足離しアップシフト変速時
は、つまりアクセルペダルから足を離すことによって生
ずるアップシフト変速時は、図3に示す如く好ましい変
速機出力トルクTo の波形に鑑み、解放すべき摩擦要素
(この場合セカンドブレーキ2/B)の締結圧をPOFF
のように変速開始瞬時t1 より低下させるも、締結すべ
き摩擦要素(この場合バンドブレーキ35R/B) の締結
圧をPONのようにタービンセンサによる同期検知瞬時t
2 に上昇させると共に上限値をライン圧PL より低くす
るのが良い。他方、それ以外の通常のアップシフト変速
時は、図4に示す如く好ましい変速機出力トルクTo
波形に鑑み、解放すべき摩擦要素の締結圧はPOFF のよ
うに同じく変速開始瞬時t1 より低下させるも、締結す
べき摩擦要素の締結圧はPONのようにその直後より上昇
させ、一旦棚圧に保った後に、ライン圧PL と同じ値に
持ち来すのが良い。
【0024】このように運転状態で好ましい圧力制御態
様が違っても、第1デューティソレノイド弁13による圧
力低下機能及び第2デューティソレノイド弁14による圧
力上昇機能の個別制御により運転状態毎に全ての要求を
満足させることができる。又、通常のアップシフト変速
時において、解放される摩擦要素の締結圧POFF にも図
5に示す如くに棚圧を設定し、該棚圧のレベルを矢印で
示す如く変化させてエンジン空吹け気味の変速にした
り、逆にインターロック気味の変速にチューニングする
要求に対しても十分応えることができる。加えて、この
棚圧を学習制御したり、圧力PONの関数として調圧する
ことも容易に可能である。 (第4速)第3速選択状態で第4速を選択すべき運転状
態になると、コンピュータはソレノイド切換弁16をONし
て切換弁23, 24を夫々回路17からのパイロット圧により
図中右行位置に切り換え、同時に第2デューティソレノ
イド弁14のデューティを漸減させて回路21の圧力(バン
ドブレーキ35R/Bの締結室3RA内における圧力)を
低下させると共に、第3デューティソレノイド弁15のデ
ューティを漸増させて回路22の圧力(シャトル弁27, 切
換弁24を経てハイクラッチH/Cに至る締結圧)を徐々
に上昇させる。これにより、バンドブレーキ35R/Bが
解放され、ハイクラッチH/Cが締結される摩擦要素の
掛け換えにより第4速へのアップシフト変速を行うこと
ができる。
【0025】この変速中も、解放されるバンドブレーキ
35R/Bの室35Aにおける締結圧と、締結されるハイク
ラッチH/Cの締結圧とを夫々デューティソレノイド弁
14,15で個別に制御することから、図3乃至図5を参照
しつつ2→3変速につき前述したと同様の作用効果を奏
し得る。なお、回路22のハイクラッチ締結圧はシャトル
弁29を経てバンドブレーキ35R/Bの解放室24Rに至り
(図1の表中△印参照)、リターンスプリングとの共働
により該バンドブレーキの締結を禁ずる。このため、デ
ューティソレノイド弁14が制御系の故障により回路21内
に圧力を生じさせることがあっても、バンドブレーキ35
R/Bが締結されることはなく、自動変速機のインター
ロックを防止することができる。 (第5速)第4速選択状態で第5速を選択すべき運転状
態になると、コンピュータは第3デューティソレノイド
弁15のデューティを減少させて回路22の圧力を低下させ
ると共に、第1デューティソレノイド弁13のデューティ
を増大させて回路20の圧力を上昇させる。回路22の圧力
低下はハイクラッチH/Cを解放させようとするが、代
わりに回路20の圧力が切換弁23、シャトル弁27、回路26
及び切換弁24を経てハイクラッチH/Cに至り、ハイク
ラッチH/Cを締結し続ける。回路26に至った圧力は同
時に、ロークラッチL/Cの解放室LCRに至り、この
室の受圧面積が室LCAの受圧面積より大きいことによ
ってロークラッチL/Cを解放させる。回路26の圧力は
更に切換弁28を経てバンドブレーキ35R/Bの締結室5
RAに至り、該ブレーキの解放室24Rが回路22の圧力低
下でドレンされることから、バンドブレーキ35R/Bを
締結させる。これにより自動変速機は第5速へのアップ
シフト変速を行うことができる。
【0026】5→4ダウンシフト変速、4→3ダウンシ
フト変速、3→2ダウンシフト、2→1ダウンシフト変
速についても、デューティソレノイド弁13,14, 15及び
ソレノイド切換弁16の対応する制御により所定通りに得
られる。かかるダウンシフト変速についても、デューテ
ィソレノイド弁13, 14, 15により掛け換えるべき両摩擦
要素の締結圧の低下及び上昇を個別に制御し得る変速に
あっては、図3乃至図5を参照しつつ2→3変速につき
前述したと同様の作用効果を奏し得ること勿論である。 (後退)後退を希望して運転者がマニュアル弁10をRレ
ンジにすると、回路12のライン圧PL がポート10Rによ
り回路31に出力され、他のポートは全てドレンとなる。
又、コンピュータは基本的にはデューティソレノイド弁
13, 14, 15のデューティを0%にして回路20, 21, 22を
無圧状態にし、ソレノイド切換弁16をOFFして切換弁23,
24を図示位置にしている。
【0027】回路31の圧力は一方で、ローリバースブレ
ーキLR/Bの締結室RAに至ってこのブレーキを締結
し、他方で切換弁28を経てバンドブレーキ35R/Bの締
結室5RAに至り、このバンドブレーキを締結する。よ
って、自動変速機は後退を選択することができる。な
お、アクセルペダル急踏み込み時等のようにバンドブレ
ーキ35R/Bのブレーキ容量を大きくしたい場合、コン
ピュータは第2デューティソレノイド弁14のデューティ
を上昇させて回路21に圧力を生じさせる(図1の表中△
印参照)。この圧力は室3RAに至ってバンドブレーキ
35R/Bの締結力を強め、そのブレーキ容量を要求通り
に高めることができる。
【0028】
【発明の効果】かくして本発明変速制御装置は、変速の
ため摩擦要素の掛け換えを行うに当たり、解放すべき要
素の締結圧を低下させると同時に締結すべき要素の締結
圧を上昇させるに際し、両締結圧を個別に制御する構成
としたから要素の解放タイミングと締結タイミングを夫
々、運転状態や仕様に応じた丁度良いタイミングにする
ことができる。
【0029】又、締結すべき要素の締結圧を解放すべき
要素に対し解放方向へ作用させる構成を付加したから、
解放すべき要素の締結圧制御系の故障で該締結圧の低下
が不能になっても該要素の解放が補償され、この要素が
締結されたままになることで生ずる自動変速機のインタ
ーロックを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置により変速制御する自動変速機の歯
車伝動列を例示するスケルトン図及びその摩擦要素締結
論理表である。
【図2】同伝動列の変速制御油圧回路を示す回路図であ
る。
【図3】足離しアップシフト変速時の好適な動作タイム
チャートである。
【図4】通常のアップシフト変速時の好適な動作タイム
チャートである。
【図5】通常のアップシフト変速時の他の好適な動作タ
イムチャートである。
【図6】従来の変速制御装置を示す回路図である。
【符号の説明】
I 入力軸 O 出力軸 G1 第1遊星歯車組 G2 第2遊星歯車組 G3 第3遊星歯車組 L/C ロークラッチ H/C ハイクラッチ 35R/B バンドブレーキ 2/B セカンドブレーキ LR/B ローリバースブレーキ L/OWC ローワンウェイクラッチ 10 マニュアル弁 11 圧力源 13 第1デューティソレノイド弁 14 第2デューティソレノイド弁 15 第3デューティソレノイド弁 16 ソレノイド切換弁 18 パイロット弁 23 切換弁 24 切換弁 28 切換弁 30 Iレンジ減圧弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 或る摩擦要素を締結圧で締結すると同時
    に他の摩擦要素を締結圧の排除で開放する摩擦要素の掛
    け換えにより変速を行うようにした自動変速機におい
    て、前記或る摩擦要素及び他の摩擦要素の締結圧を夫々
    個別に制御する調圧弁を設け、前記他の摩擦要素に、前
    記或る摩擦要素の締結圧が解放方向に作用する受圧面を
    設定したことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
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