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JPH0540129U - 組立箱 - Google Patents

組立箱

Info

Publication number
JPH0540129U
JPH0540129U JP8770591U JP8770591U JPH0540129U JP H0540129 U JPH0540129 U JP H0540129U JP 8770591 U JP8770591 U JP 8770591U JP 8770591 U JP8770591 U JP 8770591U JP H0540129 U JPH0540129 U JP H0540129U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
bottom plate
plates
joint
hinge portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8770591U
Other languages
English (en)
Inventor
勝 原尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP8770591U priority Critical patent/JPH0540129U/ja
Publication of JPH0540129U publication Critical patent/JPH0540129U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 発泡樹脂製板状体からなる底板1、左右の妻
板2および前後の側板3を箱状に組立、折り畳み自在に
設ける。底板1と妻板2との連設部に三枚組継手からな
る底板継手部1a・2aを回動自在に設ける。妻板2と
側板3との間に三枚継手である継手部3a・2cを設け
る。 【効果】 従来は、各板状体の連接部分が略V字状溝形
状のヒンジ部からなっており、ヒンジ部の可撓性を確保
するためにそのヒンジ部を肉薄に成形していたことによ
り、大きな荷重がヒンジ部に掛かると破損し易かった
が、上記構成は、各底板継手部1a・2aおよび各継手
部3a・2cにおいて特に肉薄にする必要がなく、強度
を従来より高めることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発泡樹脂成形体を展開組立自在に組合わせてなる組立箱に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、上記のような組立箱としては、実開昭63−186622号公報に開示され ているように、底板、各側板および各妻板を、それらの間で厚さを薄く形成した ヒンジ部を設けて連結し、展開して箱状に組み上げて物品を収納できる一方、折 り畳んで板状にでき、占有面積を減少できるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の構成では、厚みを薄く形成したヒンジ部の強度が不足し 易く、展開と折り畳みを繰り返すと、そのヒンジ部が破損し易いという問題を生 じている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の組立箱は、以上の課題を解決するために、発泡樹脂製板状体からなる 前後側板、左右妻板および底板を有する組立箱であって、上記底板、各妻板の端 部を噛み合うように三枚組等の底板継手部が上記妻板の厚みに応じた位置に設け られ、その底板継手部を貫通するピンが設置されて各妻板が底板に対して垂直位 置から底板上までの間を回動自在に設けられる一方、前記各側板内壁下部と底板 との突き合わせ部のそれぞれを帯状接着部材で連接してヒンジ部が形成され、か つ、各妻板、各側板の突き合う端部を相互に噛み合うように三枚組等の継手部が それぞれ形成されると共に、それらの継手部をそれぞれ短手方向に貫通する貫通 孔がそれぞれ設けられ、それら貫通孔に係止用ピンが着脱自在にそれぞれ設けら れていることを特徴としている。
【0005】 上記の発泡樹脂製板状体は、ポリスチレン樹脂に発泡剤を加えて押出成形した 板状体、発泡剤を加えたポリスチレン樹脂粒子を発泡させて板状体に成形したも の等が用いられるが、ポリスチレンに限らずスチレンに共重合可能なモノマーを 加えたスチレン共重合体、エチレン、プロピレン等のオレフィン樹脂、あるいは ポリスチレンとオレフィンとの共重合体、またはそれらの混合樹脂なども使用で きる。
【0006】 特に、ポリスチレンとエチレンとの共重合体、またはそれらの混合樹脂は、ポ リスチレンの有する剛性とエチレンの有する柔軟性の両性質を併有しているので 、破損し難く耐久性を有し、よって、繰り返し使用し得る組立箱とするのに極め て好適である。
【0007】
【作用】
上記の構成によれば、底板に対して各側板を立ち上げた後、各妻板を底板に対 して立ち上げ、側板と妻板との噛み合う各継手部における貫通孔に係止用ピンを 挿通して、各側板および妻板を相互に固定することで、前後側板、左右妻板およ び底板からなる発泡樹脂製の箱体とすることができる。
【0008】 また、上記構成は、上記の箱体の各係止用ピンを引き抜くことで、各側板およ び妻板を底板上に折り畳むことができて板状にでき、占有面積を減少できる。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例について図1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通り である。 組立箱は、図1に示すように、発泡ポリスチレン等の発泡熱可塑性樹脂板状体 からなる底板1、左右の妻板2・2および前後の側板3・3を組み上げてなって おり、各妻板2・2の妻板端辺部2aは、底板1の短手方向両端部に設けられて いる短辺立上部1aと継手における三枚組などのように噛み合いように形成され ている。なお、底板1、妻板2および側板3の厚さはほぼ等しくなるように成形 されている。
【0010】 そして、それらの噛み合わせにおいてピン6が底板1の短手方向に挿通される ことにより、妻板端辺部2aおよび短辺立上部1aは底板継手部を形成し、各妻 板2・2を底板1に対して垂直状態から内側に倒れ込んで底板1に当接する状態 までの間で回動自在とし、底板1と各妻板2とを連結している。
【0011】 一方、各側板3・3は、底板1の長手方向両端部にそれぞれ設けられている長 辺立上部1bの内壁と側板3の内壁下部とを可撓性を有する接着テープ(帯状接 着部材)4を用いて連結されて側板3に対して連設されている。したがって、接 着テープ4によりヒンジ部が形成され、各側板3・3は底板1に対して垂直位置 から内側に倒れ込んで底板1に当接する位置までの間で回動自在となっている。
【0012】 また、各妻板2・2、各側板3・3の突き合う端部を相互に噛み合う三枚組等 の継手部を形成するように、側板3にはその端辺部からほぼ垂直に、側板3とほ ぼ厚さに延びる略直方体形状の立設部3aが複数形成される一方、妻板2には、 上記各立設部3a…に嵌合する切欠部2bがそれぞれ設けられていて、各切欠部 2bによって形成された妻板2における各突出部2c…と、それと隣接する各立 設部3a…とによって継手部が形成される。
【0013】 その上、立設部3aに立設部貫通孔3bが突出部2cに突出部貫通孔2dがそ れぞれ短手方向に設けられ、上記の切欠部2bおよび立設部3aが嵌合した状態 では、各立設部貫通孔3bおよび各突出部貫通孔2dに係止用ピン5が着脱自在 に挿通できるようになっている。各係止用ピン5が挿通されることにより、隣合 う各妻板2および側板3が連結される。
【0014】 次に、底板1、妻板2および側板3について、さらに詳しく順次説明すると、 まず、底板1は、図2に示すように、略長方形状の底板1の長手方向両端部に長 辺立上部1aが垂直上方に延びるようにそれぞれ形成され、また、底板1の短手 方向両端部に短辺立上部1bが垂直上方に延びるようにそれぞれ形成され、短辺 立上部1bの高さは、妻板2の厚さとほぼ等しいか、もしくはやや大きくなるよ うに設定される一方、前記の長辺立上部1aの高さは、妻板2の厚さのほぼ2倍 か、あるいはそれよりやや大きくなるように設定される。
【0015】 長辺立上部1aおよび短辺立上部1bにおいては、貫通孔用溝1c・1dが底 板1における厚さ方向にそれぞれ相異なる位置で、かつ、相向かう方向にそれぞ れ形成されており、それら貫通孔用溝1c・1dが隣接することで、長辺立上部 1aおよび短辺立上部1bの内部を底板1における短手方向に直線状に貫通する 短手方向貫通孔1eが形成されている。
【0016】 また、短辺立上部1bの上面は、上記の短手方向貫通孔1eの軸心とする断面 略円弧状に形成されていて、短辺立上部1bの上面に連設される妻板2の回動を 容易なものとしている。さらに、底板1における短手方向両端部底面側には、妻 板2を垂直状態としたときに、妻板2の下端部と底板1との当接面接を増大させ て、大きな力の加わり易い妻板2の下端部を強化するための底板凹部1fがそれ ぞれ形成されている。
【0017】 次に、妻板2には、図3に示すように、妻板端辺部2aに上記と同様に厚さで 相向かう方向に回動貫通孔用溝2f・2gが形成されていて、妻板端辺部2aを 短辺立上部1bに嵌めこむと、各回動貫通孔用溝2f・2gにより形成される回 動用貫通孔2hと前記短手方向貫通孔1eとが直線状に連通するようになってい る。
【0018】 一方、突出部2cに上記底板1と同様に厚さ方向に相向かう固定孔用溝2d・ 2eがそれぞれ形成されており、各固定孔用溝2d・2eによって、同軸上に各 固定用孔2iが形成されている。また、妻板端辺部2aの先端部には、前記の底 板凹部1fと嵌合する妻板凸部2jが形成されている。
【0019】 さらに、側板3には、図4に示すように、立設部3aに立設部固定用溝3b・ 3cが側板3における厚さ方向にそれぞれ相異なる位置で、かつ、相向かう方向 にそれぞれ形成されており、それら立設部固定用溝3b・3cが隣接することで 、立設部3aの内部を側板3における短手方向に同軸上に貫通する立設部固定用 孔3dが形成されている。
【0020】 このように上記実施例の構成は、図1に示すように、まず、底板1に対して各 側板3・3を立ち上げて垂直状態とし、次に、各妻板2・2を立ち上げて、妻板 2における各切欠部2b…と側板3における各立設部3a…とを嵌合させた後、 同軸上に連通している立設部固定用孔3dおよび固定用孔2iに固定用ピン5を 挿通して、各妻板2および側板3を固定することにより、物品等が収納されて箱 として使用される。
【0021】 また、上記の構成は、短辺立上部1bの高さは、妻板2の厚さとほぼ等しいか 、もしくはやや大きくなるように設定される一方、前記の長辺立上部1aの高さ は、妻板2の厚さのほぼ2倍か、あるいはそれよりやや大きくなるように設定さ れ、かつ、立設部3aの厚さが妻板2とほぼ等しくなるように設定されている。
【0022】 これにより、図5に示すように、各係止用ピン5…を抜き取り、各妻板2・2 を内側に倒し込んだ後、図6に示すように、各側板3・3を妻板2上に倒し込む ことができて、折り畳んだ上記構成は略板状となって、その占有面積を減らすこ とができる。
【0023】 ところで、従来は、折り畳み自在の組立箱における各板状体の連接部分が略V 字状溝形状のヒンジ部からなっており、そのヒンジ部の可撓性を確保するために そのヒンジ部を肉薄に成形していたため、大きな荷重がヒンジ部に掛かると破損 し易かった。
【0024】 しかしながら、上記構成は、ヒンジ部となる短辺立上部1bおよび妻板端辺部 2aにおいても、また、係止用の妻板2における突出部2cおよび立設部3aに おいても、従来のような特に肉薄にする必要がなく、連結部分の強度を従来より 高めることが可能となる。
【0025】 このように上記構成は、軽量で断熱性に優れるという特性を有すると共に、よ り強度の高いものとすることができる。なお、上記構成では、各底板継手部1a ・2aおよび各継手部2c・3aを三枚組の継手で構成した例を挙げたが、相じ ゃくりや三段以上の継手で組合わせて構成することも可能である。
【0026】
【考案の効果】
本考案の組立箱は、以上のように、発泡樹脂製板状体からなる底板、前後側板 および左右妻板を有する組立箱であって、上記底板、各妻板の端部を噛み合うよ うに三枚組等の底板継手部が上記妻板の厚みに応じた位置に設けられ、その底板 継手部を貫通するピンが設置されて各妻板が底板に対して垂直位置から底板上ま での間を回動自在に設けられる一方、前記各側板内壁下部と底板との突き合わせ 部のそれぞれを帯状接着部材で連接してヒンジ部が形成され、かつ、各妻板、各 側板の突き合う端部を相互に噛み合うように三枚組等の継手部がそれぞれ形成さ れると共に、それらの継手部をそれぞれ短手方向に貫通する貫通孔がそれぞれ設 けられ、それら貫通孔に係止用ピンが着脱自在にそれぞれ設けられている構成で ある。
【0027】 それゆえ、上記構成は、底板、妻板および側板によって箱体を形成することが でき、また、上記箱体における各係止用ピンを引き抜くことで、各側板および妻 板を底板上に折り畳むことができて板状にでき、占有面積を減少できる。
【0028】 ところで、従来は、各板状体の連接部分が略V字状溝形状のヒンジ部からなっ ており、ヒンジ部の可撓性を確保するためにそのヒンジ部を肉薄に成形していた ことにより、大きな荷重がヒンジ部に掛かると破損し易かったが、上記構成は、 底板継手部および各継手部において特に肉薄にする必要がなく、強度を従来より 高めることが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の組立箱の斜視図である。
【図2】上記組立箱における底板の正面図および側面図
である。
【図3】上記組立箱における妻板の正面図および側面図
である。
【図4】上記組立箱における側板の正面図および側面図
である。
【図5】上記妻板を倒し込んだ組立箱の斜視図である。
【図6】上記組立箱においてさらに上記側板を倒し込ん
だ組立箱の斜視図である。
【符号の説明】
1 底板 1a 短辺立上部(底板継手部) 2 妻板 2a 妻板端辺部(底板継手部) 2c 突出部(継手部) 2d 固定孔用溝(貫通孔) 2e 固定孔用溝(貫通孔) 3 側板 3a 立設部(継手部) 4 帯状接着部材 5 係止用ピン 6 ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡樹脂製板状体からなる底板、前後側板
    および左右妻板を有する組立箱であって、 上記底板、各妻板の端部を噛み合うように三枚組等の底
    板継手部が上記妻板の厚みに応じた位置に設けられ、そ
    の底板継手部を貫通するピンが設置されて各妻板が底板
    に対して垂直位置から底板上までの間を回動自在に設け
    られる一方、前記各側板内壁下部と底板との突き合わせ
    部のそれぞれを帯状接着部材で連接してヒンジ部が形成
    され、かつ、各妻板、各側板の突き合う端部を相互に噛
    み合うように三枚組等の継手部がそれぞれ形成されると
    共に、それらの継手部をそれぞれ短手方向に貫通する貫
    通孔がそれぞれ設けられ、それら貫通孔に係止用ピンが
    着脱自在にそれぞれ設けられていることを特徴とする組
    立箱。
JP8770591U 1991-10-25 1991-10-25 組立箱 Pending JPH0540129U (ja)

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