Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH0539212A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

Info

Publication number
JPH0539212A
JPH0539212A JP3021214A JP2121491A JPH0539212A JP H0539212 A JPH0539212 A JP H0539212A JP 3021214 A JP3021214 A JP 3021214A JP 2121491 A JP2121491 A JP 2121491A JP H0539212 A JPH0539212 A JP H0539212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon atoms
formula
alkyl
chemical
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3021214A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Watanabe
孝次 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP3021214A priority Critical patent/JPH0539212A/ja
Publication of JPH0539212A publication Critical patent/JPH0539212A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】α−オレフィンスルホネート(AOS塩)、で
代表されるスルホン酸塩及び高級アルコール硫酸エステ
ル塩で代表される硫酸エステル塩からなる群から選ばれ
る少くとも一種の界面活性剤[I]とココアミドプロピ
ルベタイン、ココジメチルスルホプロピルベタイン等で
代表されるベタイン型両性界面活性剤[II]と、粒径
0.05〜10μmのシリコン分散液[III ]と、アク
リル樹脂からなる群から選択される少なくとも1種[I
V]とを含有し、かつ[III ]と[IV]の配合量は、そ
の合計量が全成分量に対し1〜15%であり、その配合
比が[III ]:[IV]=5:1〜1:5である、洗浄剤
組成物。 【効果】本発明によれば、十分な洗浄効果、仕上げ効果
及び経時安定性を有する洗浄剤組成物を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄効果と仕上げ効果
とを併せ持つ毛髪用洗浄剤、衣類用洗浄剤等の洗浄剤組
成物に関する。
【0002】
【従来技術】これまで、頭髪や衣類の洗浄においては、
洗浄剤と仕上げ剤とを順次別個に使用するものであった
が、近年になって洗浄効果と仕上げ効果とを併せ持つ洗
浄剤を得るための種々の提案がなされている。その提案
の多くは、洗浄剤に仕上げ効果を有する特定の成分を添
加することにより洗浄効果と仕上げ効果の両方を得よう
とするものであり、このような仕上げ効果を有する成分
として、従来水溶性のシリコーン誘導体、水溶性のグリ
セリド誘導体、プロピレングリコール、グリセリン、エ
チレングリコール等の保湿剤、あるいは炭化水素油、シ
リコーン油(特開昭61−210022号) 等が公知で
あり、柔軟剤もしくはリンス基剤である第4級アンモニ
ウム塩、ノニオン界面活性剤(特開昭53−13320
6号) 、両性界面活性剤(特開昭50−23407号)
、特定のアニオン界面活性剤(特開昭52−3520
3号) 、特定のカチオン界面活性剤(特公昭47−47
845号) の使用も知られている。また、米国特許第3
472840号には、陽イオン・セルロース樹脂である
ポリマーJR樹脂を配合したシャンプーがシャンプーと
リンスの両方の望ましい特性を有することが記載されて
いる。更に、シリコーン分散液をシャンプーに配合する
ことも提案されている(特開昭63−130512号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
添加剤は必ずしも十分な効果を示すものではない。例え
ば、水溶性シリコーン誘導体、水溶性グリセリド誘導体
等は、水溶性であるため、すすぎによってその多くが流
されてしまい、仕上げ効果が十分に発揮されない。プロ
ピレングリコール、グリセリン、エチレングリコール等
は洗浄されたものになめらかな感触をある程度与えはす
るがべたつきが生ずる。炭化水素油、シリコーン油等
は、洗浄するものになめらかさを付与する性能を有する
ものの、液体洗浄剤への配合が困難であったり、これら
を配合することによって洗浄剤の起泡力が劣化する等の
欠点を有する。また、第4級アンモニウム塩および各種
の界面活性剤の添加によっては柔軟性、整髪性、調髪性
等を向上させる仕上げ剤の特性を十分に発揮するとは言
えず、逆に洗浄剤の起泡力を劣化させる。水溶性陽イオ
ン・セルロース樹脂であるポリマーJR樹脂を配合した
シャンプー組成物については、洗浄効果に関しては優れ
ているものの、柔軟性の付与という点に関しては満足し
かねるものであり、また毛髪の状態を良好に保つために
はシャンプーは弱酸性であることが望ましいのに対し、
このシャンプーはpHが約8.0のアルカリ性に調整さ
れている。更に、シリコーン分散液を配合したシャンプ
ーはシリコーンの分散安定性が悪いという欠点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、洗浄効果と
仕上げ効果を併せ有するとともに、経時安定性の良好な
洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明の洗浄組成物
は、下記一般式(1)で表わされるスルホン酸塩及び下
記「化6」に示す一般式(2)で表される硫酸エステル
塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤
[I]と、下記「化7」に示す一般式(3)で表される
ベタイン型両性界面活性剤[II]と、粒径0.05〜1
0μmのシリコン分散液[III ]と、下記「化9」〜
「化11」に示す一般式(4)〜(6)で表わされるア
クリル樹脂[IV]とを含有し、かつ[III ]と[IV]の
総量が全成分量に対し1〜15%でその配合比が[III
]:[IV]=5:1〜1:5であることを特徴とす
る。一般式(1)で表わされるスルホン酸塩は、以下の
通りである。 R1 SO3 1 …(1)
【0005】[式中、R1 は炭素原子数12〜16のα
−オレフィン、炭素原子数12〜16のビニリデン型オ
レフィン、炭素原子数12〜16のインナーオレフィ
ン、炭素原子数12〜16のヒドロキシアルキル基また
は炭素原子数10〜18の直鎖もしくは分枝鎖のパラフ
ィンであり、M1 はアルカリ金属、アルキル置換アンモ
ニウムまたはヒドロキシアルキル置換アンモニウムであ
る。]
【0006】上記一般式(1)で表わされるスルホン酸
塩の具体例としては、例えば、α−オレフィンスルホネ
ート(AOS塩)と称する物質が挙げられる。この物質
は通常ワックスクラッキング法、チーグラー触媒を用い
たエチレン重合法等によって得られる平均炭素数12〜
16のαーオレフィンを原料とし、これを薄膜状に保持
して、不活性ガスで稀釈したガス状無水硫酸でスルホン
化した後、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属塩又はア
ルカリ土類金属塩で中和し、加水分解することにより得
られる。
【0007】この場合、得られた生成物は例えばHOS
(ヒドロキシアルカンスルホネート)を10〜45重量
%(但し、2HOSが0.5〜8重量%、通常1〜5重
量%、3HOS以上が5〜44.5重量%) 、ANS
(アルケニルスルホネート) を55〜80重量%、DS
(ジスルホネート) を3〜15重量%含有する混合物で
ある。他のスルホン酸塩としては平均炭素数10〜1
8、好ましくは14〜18のアルカンスルホネートのア
ルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩が挙げられる。こ
れらアルカンスルホネートは、例えば炭素数10〜18
のn−パラフィンにスルフォキシデーションを施して、
アルカンスルホン酸とした後、これをアルカリで中和す
ることによって得ることができる。また、「化6」に示
す一般式(2)で表される硫酸エステル塩は以下の通り
である。
【0008】
【化6】
【0009】[式中、R2 は炭素原子数8〜18のアル
キル基または炭素原子数5〜15のアルキル基を有する
アルキルフェニル基、R3 は炭素原子数2〜3のアルキ
ル基、mは平均値として0〜6、M2 はアルカリ金属、
アルカリ土類金属、アルキル置換アンモニウムまたはヒ
ドロキシアルキル置換アンモニウムである。]
【0010】上記「化6」で表わされる一般式(2)に
示す硫酸エステル塩の具体例としては例えば長鎖のアル
キル基を有する高級アルコール硫酸エステル塩がある。
これは、高級アルコールを硫酸化剤(硫酸、発煙硫酸、
クロルスルホン酸、無水硫酸及びスルファミン酸等) に
より硫酸化して得られる。この中でも特に炭素数12〜
18の硫酸エステル塩が有用であり、具体的にはラウリ
ル硫酸エステルナトリウム塩、セチル硫酸エステルナト
リウム塩、ステアリル硫酸エステルナトリウム塩、オレ
イル硫酸エステルナトリウム塩等が挙げられる。本発明
の第1の必須成分は、上記一般式(1)及び(2)で表
される化合物から選択される少なくとも1種の界面活性
剤[I]である。
【0011】界面活性剤[I]の配合量は、組成物全体
の10〜30%が適当で、好ましくは10〜25%であ
り、10%より少ないと洗浄効果が低下する傾向があ
り、30%より多いと仕上り性能が低下する傾向にあ
る。本発明の洗浄剤組成物の第2の必須成分はまた下記
「化7」で表わされる一般式(3)に示すベタイン型両
性界面活性剤[II]である。
【0012】
【化7】
【0013】(式中R3 は炭素数7〜20の高級アルキ
ル基であり、R4 、R5 は炭素数1〜4の低級アルキル
基であり、Qは炭素数1〜3のアルキレン又は炭素数2
〜3のヒドロキシアルキレンであり、Zは−COO−又
は−SO3 −であるが、但し、Zが−COO−である場
合にはQはアルキレンであり、mは0又は1である。)
【0014】上記「化7」で表される一般式(3)にお
いて、好適なR3 基にはデシル、ドデシル、ヘキサデシ
ル、オクタデシル、エイコシル、などがある。好適なR
4 、R4 の例には、メチル、エチル、プロピル、イソブ
チルなどがある。上記一般式の範囲内で代表的なアルキ
ルベタインには、デシルベタイン(すなわち、N−デシ
ルジメチルグリシン) 、ドデシルベタイン、テトラデシ
ルベタイン、セチルベタイン、ステアリルベタイン、コ
コベタインなどがあり、代表的なアミドベタインには、
ココアミドプロピルベタインすなわちN−(3−ヤシ油
アシルアミノプロピル) −N,N−ジメチル−2−アミ
ノ酢酸塩、ラウリルアミドメチルベタイン、ミリスチル
アミドメチルベタイン、パルミチルアミドメチルベタイ
ン、ステアリルアミドメチルベタインなどがある。代表
的なアルキルスルホベタインとしては、ココジメチルス
ルホプロピルベタイン、ステアリルジメチルスルホプロ
ピルベタインなどがあり、代表的なアミドスルホベタイ
ンには、ココアミノメチルジメチルスルホプロピルベタ
インすなわち、N−ココイル(ジメチルアミノ) プロパ
ンスルホネート、ステアリルアミノメチルジメチルスル
ホプロピルベタイン、ミリスチルアミノメチルジメチル
スルホプロピルベタイン、ラウリルアミノメチル−ビス
−(2−ヒドロキシエチル) −スルホプロピルベタイ
ン、すなわち−(N,N−ジメチル−N−ラウリルアミ
ノ) 2−ヒドロキシプロパンスルホネートなどがある。
【0015】上記ベタイン型両性界面活性剤は、その1
種または2種以上を組合せて用いることが出来る。ま
た、その配合量としては組成物全体の1〜10%が適当
で、好ましくは、1〜5%である。
【0016】本発明の第3の必須成分[III ]であるシ
リコン分散液は、下記「化8」で表される一般式(7)
に示す粒径0.05〜10μm、好ましくは、0.1〜
5μmのシリコンを界面活性剤によって全体の15〜7
0%、好ましくは30〜50%乳化分散したものであ
る。
【0017】
【化8】 (n:150〜2000)なお、nは、約1000〜1
500であることが望ましい。
【0018】シリコン分散液の配合量は、洗浄剤全体の
0.2〜10%であり好ましくは1〜5%である。0.
2%より少ないと仕上り効果が不充分になることがあ
り、10%を超えると滑らかさがなくなり、べたつくな
どのデメリットを生ずる場合がある。
【0019】本発明の第4の必須成分[IV]は、「化
9」〜「化11」で表される一般式(4)〜一般式
(6)に示すアクリル樹脂からなる群から選択される少
なくとも1種である。
【0020】
【化9】
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】(但し、式中X及びYはそれぞれ水素原
子、アルカリ金属、アンモニウム基、アルカノールアミ
ン残基又は炭素数1〜4のアルキル基、P及びQは10
0〜20000である)
【0024】本発明で用いるアクリル樹脂は、上記一般
式(4)及び(5)に示す重合体、及び一般式(6)に
示すランダム共重合体のうち1種又は2種以上である。
この場合、上記一般式(4)〜(6)においてXは、水
素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、Yは、水素原
子、アルカリ金属原子又は、アルカノールアミン残基、
P及びQは、1000〜20000であることが特に好
ましい。
【0025】上記アクリル樹脂の具体例としては、例え
ばメタクリル酸、アクリル酸エステル共重合体等があ
り、上記一般式(6)のP:Q=63.5:36.5の
構造をもつもの等が好適に使用される。
【0026】アクリル樹脂の配合量は組成物全体の0.
1〜5重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜3重
量%である。0.1重量%未満ではシリコン分散液の安
定配合が困難となるばかりでなく、シリコン分散液を被
洗浄物に対し吸着させにくく、しかも被膜の形成も行な
われにくくなり、仕上り時の柔らかさや滑らかさを充分
付与することが困難となる。また、5重量%を超えると
仕上り時に被洗浄物にべたつきが生じる傾向となる上、
安定配合への効果は増大しないため、経済的に意味が少
ない。
【0027】上記成分[III ]及び[IV]の配合量は、
総量で全成分量に対し1〜15%、好ましくは1〜10
%である。この配合量が1%未満であると仕上りの滑ら
かさ、さらさら感が不充分であり、15%を越えると仕
上りが重くなり、劣化する。また、両者の配合比率は成
分[III ]:成分[IV]が5:1〜1:5であり、この
範囲外であると液安定性が劣る。
【0028】本発明の洗浄剤組成物には、発明の効果に
影響のない範囲内で、必要に応じて一般に用いられてい
る添加剤を添加することができる。このような添加剤と
して例えば、食塩、芒硝、可溶化剤、BHT、α−トコ
フェロールなどの酸化防止剤、紫外線吸収剤、蛋白誘導
体、動植物抽出エキス、殺菌剤、色素、香料、カチオン
性ポリマー等のコンディショニング剤、パール外観付与
剤、ハイドロトロープ、pH調整剤などが挙げられる。
【0029】更に、洗浄性や泡立ちを調整する目的で、
非イオン界面活性剤、上記以外他の界面活性剤を適量添
加することができる。この場合の他の界面活性剤として
は、例えば、ポリオキシエチレン高級アルコールリン酸
エステル又はその塩ポリオキシエチレン高級アルコール
リン酸エステル又はその塩、ポリオキシエチレン高級脂
肪酸エステル又はその塩等が挙げられる。以下、本発明
の実施例及び比較例を示してこの発明を具体的に説明す
るが、この発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を示してこ
の発明を具体的に説明するが、この発明はこれら実施例
に限定されるものではない。各例の説明に先立ち、各例
において採用した評価方法について説明する。 (1)起泡力の評価
【0031】調製した液体洗浄剤の6%水溶液20ml
(25℃)を100mlのメスシリダーに採取し、人口汚
垢として液体ラノリンを0.2g添加して10秒間に2
0回振とうし、振とう終了から1分後の泡容積を測定し
た。評価は、測定された泡容積が60ml以上のものを良
好とし、それ未満は不良とした。 (2)柔軟性の評価
【0032】柔軟性は、調製した液体洗浄剤を用いて毛
髪を洗浄し、洗浄後の毛髪の静摩擦係数、毛髪のなめら
かさ、まとまり易さの3点について評価した。これら3
点の評価方法はそれぞれ以下に示す通りである。 (i)静摩擦係数
【0033】調製した液体洗浄剤1.0gを用いて毛髪
(5g、20cm)のもみ洗いを1分間行なってすすいだ
後、温度25℃、相対湿度65%の恒温室中に24時間
放置して乾燥させた。乾燥が終了した後、摩擦係数メー
ター(シンコー電気社製)を用いて静摩擦係数を測定し
た。なお、官能試験による毛髪のなめらかさとの対比に
より、静摩擦係数が0.17以下のものがなめらかであ
るとすることができる。 (ii)毛髪のなめらかさ
【0034】調製した液体洗浄剤を用いて洗浄し、すす
ぎおよび乾燥を終えた毛束(5g、20cm)のなめらか
さを、テスター20名により、市販シャンプーを用いた
場合と比較する一対比較法によってそれぞれ評価した。
評価基準は以下の通りである。 ◎:市販品よりも優れている ○:市販品よりもやや優れている △:市販品と同等 ×:市販品より劣る (3)フライアウェイ 「ブラシ・クシ通り」を乾燥時に調べ、そのときの毛髪
の静電気による状態変化を肉眼観察した。 ○:フライアウェイが全くおこらない ×: 〃 が認められる (4)シリコーン粒子の分散性 調製した液体洗浄剤を45℃で1週間保存し、目視ある
いは顕微鏡により観察し判定した。判定基準は以下の通
りである。 ○:均一分散している △:合一はないが、分離している ×:合一、分離している 以下、各実施例および比較例について説明するが、以下
の表に示す各成分の含量はすべて重量%表示である。 [実施例1〜16,比較例1〜7]
【0035】下記「表1」及び「表2」に示す組成を有
する23種の毛髪用シャンプー組成物を調製し、前述の
評価方法に従ってその性能評価を行なった。結果を同表
に併記する。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】 なお、表中の*1)〜*12)の物質は、次のものを用
いた。 *1)α−オレフィンスルホン酸ナトリウム *2)ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリ
ウム (平均重合度P=3、R=C12/C13=1/1) *3)アルキル硫酸ナトリウム (平均分子量Mw=299,R=C12〜C18) *4)パラフィンスルホン酸ナトリウム *5)「化12」に示す一般式(8)で表される化合物
【0038】
【化12】 *6)「化13」に示す一般式(9)で表される化合物
【0039】
【化13】 *7) アニオン活性剤を用いて調製された、下記「化
14」に示す一般式(10)で表される平均粒径0.1
〜2μmのシリコーンの40%水分散液
【0040】
【化14】 *8) アニオン活性剤を用いて調製された、下記「化
15」に示す一般式(11)で表される平均粒径0.1
〜2μmのシリコーンの40%水分散液
【0041】
【化15】 *9) アニオン活性剤を用いて調製された、下記「化
14」に示す一般式(12)で表される平均粒径0.1
〜2μmのシリコーンの40%水分散液
【0042】
【化16】 *10)ポリアクリル酸 *11)メタクリル酸・アクリル酸エステル共重合体 *12)第4級窒素含有セルロースエーテル(窒素含有
率2.0%分子量12万〜15万)
【0043】なお、比較例1は、本発明の必須成分であ
る両性活性剤[II]を含まない場合、比較例2は本発明
の必須成分であるシリコン分散液[III]を含まない場
合である。また、比較例3、6及び7は、シリコン分散
液[III]と本発明の必須成分であるアクリル樹脂[I
V]との配合比が本発明の範囲外である場合、比較例4
及び5は、シリコン分散液[III]とアクリル樹脂[I
V]の合計量が本発明の範囲外である場合である。
【0044】第1表及び第2表の結果より、本発明によ
るシャンプー組成物はシリコンの分散性に優れ、かつ起
泡力、仕上げ効果が高いことが認められる。これに対
し、本発明の必須成分である両性活性剤[II]を含まな
い場合(比較例1)、本発明の必須成分であるシリコン
分散液[III]を含まない場合(比較例2)には毛髪の
柔軟性及びシリコーン分散性が不十分であることがわか
る。また、シリコン分散液[III]とアクリル樹脂[I
V]の合計量が本発明の範囲外である場合、アクリル樹
脂に対しシリコン分散液が少ないとき(比較例5)、柔
軟性が不十分であり、シリコン分散液が多いとき(比較
例4)、シリコーン樹脂の分散性が悪く、かつ毛髪のな
めらかさが低いことがわかる。シリコン分散液[III]
とアクリル樹脂[IV]との配合比が本発明の範囲外であ
る場合、アクリル樹脂に対しシリコン分散液が少なすぎ
ると(比較例3,7)、柔軟性が不十分であり、シリコ
ン分散液が多すぎると(比較例6)、シリコーン樹脂の
分散性が悪いことがわかる。具体的処方例として、下記
「表3」に示す組成を有するシャンプー組成物を調製し
た。その性能評価結果を同表に示す。
【0045】
【表3】 「表3」に示すように、本発明にかかるシャンプー組成
物は、シリコンの分散性に優れ、かつ起泡力、仕上げ効
果が高い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗浄剤主剤の洗浄効果及びシリコーンの仕上げ効果を低
下させることなく洗浄剤中にシリコーンを安定に分散さ
せることができる。従って長期間にわたって優れた洗浄
効果、仕上げ効果を安定して発揮する液体洗浄剤を得る
ことができる。このため、本発明に従って毛髪用シャン
プーを製造した場合、洗浄力に優れ、しかも洗浄後の毛
髪に滑らかさ、さらさら感を付与し、かつフライアウェ
イを防止すると共に、毛髪に良好なセット保持力を与え
るシャンプーを得ることができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 1:90) 8827−4H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表わされるスルホン
    酸塩及び下記「化1」に示す一般式(2)で表される硫
    酸エステル塩からなる群から選ばれる少なくとも1種の
    界面活性剤[I]と、下記「化2」に示す一般式(3)
    で表されるベタイン型両性界面活性剤[II]と、粒径
    0.05〜10μmのシリコン分散液[III ]と、下記
    「化3」〜「化5」に示す一般式(4)〜(6)で表わ
    されるアクリル樹脂からなる群から選択される少なくと
    も1種[IV]とを含有し、かつ[III ]と[IV]の配合
    量は、その合計量が全成分量に対し1〜15%であり、
    その配合比が[III ]:[IV]=5:1〜1:5である
    ことを特徴とする洗浄剤組成物。 R1 SO3 1 …(1) [式中、R1 は炭素原子数12〜16のα−オレフィ
    ン、炭素原子数12〜16のビニリデン型オレフィン、
    炭素原子数12〜16のインナーオレフィン、炭素原子
    数12〜16のヒドロキシアルキル基または炭素原子数
    10〜18の直鎖もしくは分枝鎖のパラフィンであり、
    1 はアルカリ金属、アルキル置換アンモニウムまたは
    ヒドロキシアルキル置換アンモニウムである。] 【化1】 [式中、R2 は炭素原子数8〜18のアルキル基または
    炭素原子数5〜15のアルキル基を有するアルキルフェ
    ニル基、R3 は炭素原子数2〜3のアルキル基、mは平
    均値として0〜6、M2 はアルカリ金属、アルカリ土類
    金属、アルキル置換アンモニウムまたはヒドロキシアル
    キル置換アンモニウムである。] 【化2】 (式中R3 は炭素数7〜20の高級アルキル基であり、
    4 、R5 は炭素数1〜4の低級アルキル基であり、Q
    は炭素数1〜3のアルキレン又は炭素数2〜3のヒドロ
    キシアルキレンであり、Zは−COO−又は−SO3
    であるが、但し、Zが−COO−である場合にはQはア
    ルキレンであり、mは0又は1である。) 【化3】 【化4】 【化5】 (式中、X及びYはそれぞれ水素原子、アルカリ金属原
    子、アンモニウム基、アルカノールアミン残基又は炭素
    数1〜4のアルキル基、P及びQは100〜20000
    である)
JP3021214A 1991-02-14 1991-02-14 洗浄剤組成物 Pending JPH0539212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3021214A JPH0539212A (ja) 1991-02-14 1991-02-14 洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3021214A JPH0539212A (ja) 1991-02-14 1991-02-14 洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0539212A true JPH0539212A (ja) 1993-02-19

Family

ID=12048754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3021214A Pending JPH0539212A (ja) 1991-02-14 1991-02-14 洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0539212A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017214568A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 花王株式会社 繊維製品用液体洗浄剤組成物
US11053456B2 (en) 2016-05-31 2021-07-06 Kao Corporation Detergent composition for textile products
US11248195B2 (en) 2016-05-31 2022-02-15 Kao Corporation Liquid detergent composition for textile products comprising an internal olefin sulfonate/organic solvent mixture

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017214568A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 花王株式会社 繊維製品用液体洗浄剤組成物
US11053456B2 (en) 2016-05-31 2021-07-06 Kao Corporation Detergent composition for textile products
US11124743B2 (en) 2016-05-31 2021-09-21 Kao Corporation Liquid detergent composition for textile products
US11248195B2 (en) 2016-05-31 2022-02-15 Kao Corporation Liquid detergent composition for textile products comprising an internal olefin sulfonate/organic solvent mixture

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3458256B2 (ja) 毛髪洗浄剤組成物
KR101377858B1 (ko) 피부 또는 모발용 세정제 조성물
EP0407041B1 (en) Fiber conditioning compositions containing solubilized poly-lower alkylene
JPH07500609A (ja) シリコーン、カチオン系ポリマー及び油性液体コンディショニング剤含有のシャンプー組成物
JPH0460966B2 (ja)
JP3545372B2 (ja) 皮膚洗浄剤組成物
US3723357A (en) Liquid detergent compositions
JP2611435B2 (ja) 液体洗浄剤の製造方法
JPH08217643A (ja) シャンプー組成物
JPH0539212A (ja) 洗浄剤組成物
JPH0631407B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPS641520B2 (ja)
JP3522873B2 (ja) シャンプー組成物
JPS6136489B2 (ja)
JP3165428B2 (ja) 可溶化ポリ低級アルキレンを含む繊維コンディショニング組成物
JPH0753340A (ja) シャンプー組成物
JP2558704B2 (ja) シャンプ−組成物
JP2611436B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPS6058203B2 (ja) シヤンプ−組成物
JP2826900B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2570862B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH0665032A (ja) シャンプー組成物
JPH08512050A (ja) シャンプー組成物
JP3995814B2 (ja) 増泡剤
JPH06340521A (ja) 毛髪化粧料