JPH05327230A - 多層配線基板 - Google Patents
多層配線基板Info
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- JPH05327230A JPH05327230A JP4124754A JP12475492A JPH05327230A JP H05327230 A JPH05327230 A JP H05327230A JP 4124754 A JP4124754 A JP 4124754A JP 12475492 A JP12475492 A JP 12475492A JP H05327230 A JPH05327230 A JP H05327230A
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Abstract
型化を図る事を目的とする。 【構成】 高周波数信号を扱う誘電体基板の内層に回路
配線等を形成した多層基板において、回路部品10を実
装する表層導体に形成する信号伝送線路パターンと11
と内層導体パターン12、13との距離を、表層導体1
1と裏層導体グランドパタ−ン14との距離以上に保つ
よう内層導体パターンを形成したことを特徴とする。
Description
周波信号のための薄型他層基板に関するものである。
種々の伝送線路があるが、一般には図3に示すような両
面基板1に線路パターン2をエッチングにより形成し、
基板裏面グランドパターン3とで伝送線路を構成したマ
イクロストリップ線路が用いられるのが一般的である。
法が求められ、回路パターンの特性インピーダンスを考
慮した回路設計を行う必要がある。そして、高周波回路
では各回路の入出力インピーダンスを50Ωで設計する
のが一般的で、使用する伝送線路もインピ−ダンス整合
をとるために特性インピーダンスが50Ωになるようパ
ターンを設計している。このマイクロストリップ線路の
特性インピーダンスは基板の誘電体の誘電率、誘電体
厚、導体の伝送線路幅および導体厚により決定される
が、これを理論的に厳密に解析することは容易でなく様
々な近似式が発表されている。近似式の例として、H.
A.Wheelerが算出した式を以下に示す。すなわ
ち、線路パターン2の線路幅をW、厚みをt、線路パタ
ーン2からグランドパターン3までの距離をh、基板の
比誘電率をεとすると、特性インピーダンスZ0は次式
で示される。
4.8のガラスエポキシ基板では特性インピーダンス5
0Ωの線路幅は1.4mmになる。
して活用されている多層基板に高周波回路を構成する場
合、例えば図4に示すような4層基板を例にとると、表
層に電子部品5を実装するためのパタ−ン、および信号
の伝送線路パターン6を形成し、2層目にグランドパタ
ーン7を形成、3層目に各種信号の伝送線路8を形成
し、裏面層にグランドパターン9を形成する形が一般的
である。つまり、表層パターン6と2層目グランドパタ
ーン7でマイクロストリップ線路を構成し、2層目グラ
ンドパターン7で表層回路と3層目伝送線路8の干渉を
抑圧する構成となる。4は誘電体基板である。
は多層基板の基板厚は薄いことが求められるため多層基
板の板厚は4層トータルで0.4〜1.0mmのものがよ
く用いられるが、この場合各層間の誘電体4の厚さは
0.1〜0.3mmと、従来の両面基板の誘電体の厚みと
比べて非常に薄くなる。このため、例えば誘電体厚が
0.25mmの4層ガラスエポキシ基板(誘電率ε=4.
8)では表層に形成する特性インピーダンス50Ωのマ
イクロストリップ線路の線路幅は0.4mmになる。と
ころが、表層線路はそのパターン上に部品5を実装する
必要があり、半田付け精度、及び強度の面から、線路は
一定幅以上にする必要がある。例えば、一般的に160
8型と呼ばれる、横幅が0.8mmのチップ部品の場
合、線路幅はチップの横幅の0.8mm以上必要である
とされている。
波数信号を扱う場合、表層に形成した線路パターン幅
は、高周波特性の観点から考えると、実装部品の横幅
(K)よりもかなり狭い線路幅(本例では0.4mm)にす
る必要があるが、実際には部品を実装する必要があるた
め、線路幅は50Ω特性インピーダンス線路よりもかな
り広くなる。一般的には0.8mm以上必要であり、こ
の場合の特性インピーダンスは、本基板条件では約33
Ωとなり、この結果、従来の薄型多層基板に高周波回路
を形成した場合、伝送線路の特性インピーダンスの乱れ
により良好な高周波性能が得られないという問題があっ
た。
術の問題点を改善するためになされたものであり、多層
基板の高周波特性を損なうことなく、薄型化を図る事を
目的とするものである。
を扱う誘電体基板の内層に回路配線等を形成した多層基
板において、回路部品を実装する表層導体に形成する信
号伝送線路パターンと内層導体パターンの距離を表層導
体と裏層導体グランドパタ−ンとの距離以上に保つよう
内層導体パターンを形成したことを特徴とするものであ
る。
なく、50Ω特性インピーダンス線路の設計を行うこと
ができる。
いた実施例を示したものである。表層には電子部品10
を実装するためのパタ−ン、および信号の伝送線路パタ
ーン11を形成し、2層目にグランドパターン12を形
成、3層目に各種信号の伝送線路13を形成し、裏面層
にグランドパターン14を形成する。これにより、表層
パターン6と2層目グランドパターン7でマイクロスト
リップ線路を構成し、2層目グランドパターン7で表層
回路と3層目伝送線路8の干渉を抑圧する構成となる。
15は誘電体基板である。ここで、2層目のグランドパ
ターン12の一部、すなわち表層の伝送線路パターン1
1の中心から裏面グランドパターン14までの距離hを
半径とする範囲にはいる部分のパターンを除去するとと
もに、3層目の伝送線路13をこの範囲を避けて配置す
る。これによって、表層線路パターン11と2層目のグ
ランドパターン12および3層目の伝送線路13との距
離を、表層線路パターン11と裏面グランドパターン1
4の距離以上に保つよう配置する。
層グランドパターン14とでマイクロストリップ線路が
構成され、誘電体15の厚みが従来例の多層基板に対し
3倍厚くとれることになり、50Ω伝送線路の線路幅は
従来の多層基板に比べて広くなる(内部導体厚を0.03
5mmとして考慮すれば本例では50Ω線路幅は1.4
mmになる)。
50Ω特性インピーダンス線路の線路幅を部品実装が可
能な幅以上に広くすることができるため薄型多層基板に
より良好な特性の高周波回路を構成することができる。
を行ったが4層以上を積層した多層基板においても同様
に良好な結果を得ることが可能である。例えば図2に示
すような6層基板で2層目、3層目の導体16、17
を、4層目グランドパターン18との距離以上に保つよ
う配置し表層と4層グランドパターン18でマイクロス
トリップ線路を形成することにより、表層の50Ω特性
インピーダンス線路の線路幅を部品実装可能な線路幅以
上とすることが可能であり良好な特性の高周波回路を構
成することができる。
ーン部分について適応すればよくその他の基板個所では
従来通り内層に伝送線路を構成することが可能であり多
層基板本来の立体配線という特質を損なうものではな
い。
体でマイクロストリップ線路を構成するため誘電体層厚
が非常に薄く、このため表層に部品実装が可能な線路幅
で線路を構成すると線路の特性インピーダンスが50Ω
でなくなり基板上に構成した高周波回路の性能が劣化す
るという問題があったが、本発明によれば薄型多層基板
において部品実装が可能な線路幅で線路パターンの特性
インピーダンスを50Ωとすることができるため良好な
特性の高周波回路を構成することが可能となる。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 高周波数信号を扱う誘電体基板の内層に
回路配線等を形成した多層基板において、回路部品を実
装する表層導体に形成する信号伝送線路パターンと内層
導体パターンの距離を表層導体と裏層導体グランドパタ
−ンとの距離以上に保つよう内層導体パターンを形成し
たことを特徴とする薄型多層基板。 - 【請求項2】 高周波数信号を扱う誘電体基板の内層に
回路配線等を形成した4層多層基板において、回路部品
を実装する表層導体に形成する信号伝送線路パターンと
内層導体パターンの距離を表層導体と裏層導体グランド
パタ−ンとの距離以上に保つよう内層導体パターンを形
成したことを特徴とする薄型多層基板。 - 【請求項3】 高周波数信号を扱う誘電体基板の内層に
回路配線等を形成した5層以上の多層基板において、回
路部品を実装する表層導体に形成する信号伝送線路パタ
ーンと2、3層の内層導体パターンの距離を表層導体と
4層導体グランドパターンの距離以上に保つよう内層導
体パターンを形成したことを特徴とする薄型多層基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4124754A JP2664589B2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 多層配線基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4124754A JP2664589B2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 多層配線基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05327230A true JPH05327230A (ja) | 1993-12-10 |
JP2664589B2 JP2664589B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=14893294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4124754A Expired - Lifetime JP2664589B2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 多層配線基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2664589B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006095729A1 (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-14 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | マトリクススイッチ |
US7764513B2 (en) | 2007-01-24 | 2010-07-27 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | High frequency tuner module |
US8094462B2 (en) | 2007-01-24 | 2012-01-10 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | High frequency tuner module and tuner module |
CN108476592A (zh) * | 2015-12-22 | 2018-08-31 | 株式会社电装 | 多层基板以及该多层基板的制造方法 |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP4124754A patent/JP2664589B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006095729A1 (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-14 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | マトリクススイッチ |
US7557674B2 (en) | 2005-03-09 | 2009-07-07 | Nippon Telephone And Telegraph Corporation | Matrix switch |
US7764513B2 (en) | 2007-01-24 | 2010-07-27 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | High frequency tuner module |
US8094462B2 (en) | 2007-01-24 | 2012-01-10 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | High frequency tuner module and tuner module |
CN108476592A (zh) * | 2015-12-22 | 2018-08-31 | 株式会社电装 | 多层基板以及该多层基板的制造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2664589B2 (ja) | 1997-10-15 |
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