JPH05294257A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents
自動車の前部車体構造Info
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- JPH05294257A JPH05294257A JP1855691A JP1855691A JPH05294257A JP H05294257 A JPH05294257 A JP H05294257A JP 1855691 A JP1855691 A JP 1855691A JP 1855691 A JP1855691 A JP 1855691A JP H05294257 A JPH05294257 A JP H05294257A
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- dash
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の前部車体構造において、ダッシュパ
ネルを効果的に補強して衝突時などの車体前部の変形が
車室内へ実質的に及ぶのを防止する。 【構成】 断面略コ字型に形成されたダッシュパネルレ
インフォースメント3の、両端部3aはフロントピラーイ
ンナパネル7に、中間部3bはダッシュアッパパネル4
に、両端部3aの近傍部分3dは補強パネル10に、それぞれ
のパネルと閉断面を形成するように接合されている。ダ
ッシュパネルレインフォースメント3の両端部3aの近傍
部分3dとダッシュアッパパネル4との間に空間9が形成
され、車体前方からダッシュアッパパネル4に加えられ
る衝撃のエネルギーの一部を、この空間9内でダッシュ
アッパパネル4が変形することで吸収する一方、その変
形が車室内後方へ及ばないように前記衝撃をダッシュパ
ネルレインフォースメント3とフロントピラーインナパ
ネル7とが支持する。
ネルを効果的に補強して衝突時などの車体前部の変形が
車室内へ実質的に及ぶのを防止する。 【構成】 断面略コ字型に形成されたダッシュパネルレ
インフォースメント3の、両端部3aはフロントピラーイ
ンナパネル7に、中間部3bはダッシュアッパパネル4
に、両端部3aの近傍部分3dは補強パネル10に、それぞれ
のパネルと閉断面を形成するように接合されている。ダ
ッシュパネルレインフォースメント3の両端部3aの近傍
部分3dとダッシュアッパパネル4との間に空間9が形成
され、車体前方からダッシュアッパパネル4に加えられ
る衝撃のエネルギーの一部を、この空間9内でダッシュ
アッパパネル4が変形することで吸収する一方、その変
形が車室内後方へ及ばないように前記衝撃をダッシュパ
ネルレインフォースメント3とフロントピラーインナパ
ネル7とが支持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の前部車体構造に
関し、特にダッシュパネルの補強構造に関するものであ
る。
関し、特にダッシュパネルの補強構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車が衝突した時など、車体に前方か
ら強い力が加えられた場合でも、車室前方の車体の変形
が車室内へ及ばないように車室前部の車体の剛性を高め
る必要がある。
ら強い力が加えられた場合でも、車室前方の車体の変形
が車室内へ及ばないように車室前部の車体の剛性を高め
る必要がある。
【0003】従来より、車室前部の車体の剛性を高める
ために、例えば、特開昭63-82881号公報に開示されてい
るように、車室前面部を構成するダッシュパネル上面
に、このダッシュパネルとともに閉断面を形成するよう
にカウルパネルを接合したものや、ダッシュパネルの室
内側の面にダッシュパネルを補強するためのダッシュパ
ネルレインフォースメントを設けたものなどがある。
ために、例えば、特開昭63-82881号公報に開示されてい
るように、車室前面部を構成するダッシュパネル上面
に、このダッシュパネルとともに閉断面を形成するよう
にカウルパネルを接合したものや、ダッシュパネルの室
内側の面にダッシュパネルを補強するためのダッシュパ
ネルレインフォースメントを設けたものなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような車体構
造は、いずれもダッシュパネル自体の剛性を高めること
により、ダッシュパネル自体の変形をできる限り防止し
て、車室内へ車体前部の変形の影響が及ばないようにす
るものである。
造は、いずれもダッシュパネル自体の剛性を高めること
により、ダッシュパネル自体の変形をできる限り防止し
て、車室内へ車体前部の変形の影響が及ばないようにす
るものである。
【0005】ところで車体によってはカウルパネルとダ
ッシュパネルとで閉断面を形成するようにできないこと
も考えられる。特にこのような車体の場合、ダッシュパ
ネルレインフォースメントによってダッシュパネルを補
強する事が重要となるが、その場合、ダッシュパネル自
体の剛性を高めてその変形をできる限り防止するという
従来の補強方法では、相当量のダッシュパネルレインフ
ォースメントが必要となる。そのため車体重量の増加を
招くなどの問題もあり、このようなダッシュパネルの補
強方法が効果的であるとはいえない。
ッシュパネルとで閉断面を形成するようにできないこと
も考えられる。特にこのような車体の場合、ダッシュパ
ネルレインフォースメントによってダッシュパネルを補
強する事が重要となるが、その場合、ダッシュパネル自
体の剛性を高めてその変形をできる限り防止するという
従来の補強方法では、相当量のダッシュパネルレインフ
ォースメントが必要となる。そのため車体重量の増加を
招くなどの問題もあり、このようなダッシュパネルの補
強方法が効果的であるとはいえない。
【0006】本発明は上記課題に鑑み、効果的にダッシ
ュパネルを補強して衝突時などの車体前部の変形が車室
内へ及ぶのを実質的に防止することのできる自動車の前
部車体構造を提供することを目的とするものである。
ュパネルを補強して衝突時などの車体前部の変形が車室
内へ及ぶのを実質的に防止することのできる自動車の前
部車体構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による自動車の前部車体構造は、車室前面部を
構成するダッシュパネルと、このダッシュパネルの車幅
方向端縁部に設けられた、車室側面前部を構成するサイ
ドメンバと、前記ダッシュパネルの車室内側において車
幅方向に延設され、車幅方向外端部が前記サイドメンバ
に接合され、この外端部から離れた他の部分が前記ダッ
シュパネルに接合されるダッシュパネルレインフォース
メントとを備えてなる自動車の前部車体構造であって、
◆前記ダッシュパネルレインフォースメントの前記車幅
方向外端部の近傍部分は、前記ダッシュパネルから車体
後方へ離れて、該ダッシュパネルとの間に空間を形成し
ていることを特徴とするものである。
に本発明による自動車の前部車体構造は、車室前面部を
構成するダッシュパネルと、このダッシュパネルの車幅
方向端縁部に設けられた、車室側面前部を構成するサイ
ドメンバと、前記ダッシュパネルの車室内側において車
幅方向に延設され、車幅方向外端部が前記サイドメンバ
に接合され、この外端部から離れた他の部分が前記ダッ
シュパネルに接合されるダッシュパネルレインフォース
メントとを備えてなる自動車の前部車体構造であって、
◆前記ダッシュパネルレインフォースメントの前記車幅
方向外端部の近傍部分は、前記ダッシュパネルから車体
後方へ離れて、該ダッシュパネルとの間に空間を形成し
ていることを特徴とするものである。
【0008】上記において「車室側面前部を構成するサ
イドメンバ」としては、例えば、カウルサイドパネル
や、フロントピラーなどがある。
イドメンバ」としては、例えば、カウルサイドパネル
や、フロントピラーなどがある。
【0009】また、上記課題を解決するために本発明に
よる自動車の前部車体構造は、上記構成の他に、前記ダ
ッシュパネルレインフォースメントを断面略コ字型に形
成し、このダッシュパネルレインフォースメントを前記
ダッシュパネルと閉断面を形成するようにこのダッシュ
パネルに接合し、前記ダッシュパネルレインフォースメ
ントの前記車幅方向外端部の前記近傍部分前面にこのダ
ッシュパネルレインフォースメントと閉断面を形成する
ように補強パネルを接合することもできる。
よる自動車の前部車体構造は、上記構成の他に、前記ダ
ッシュパネルレインフォースメントを断面略コ字型に形
成し、このダッシュパネルレインフォースメントを前記
ダッシュパネルと閉断面を形成するようにこのダッシュ
パネルに接合し、前記ダッシュパネルレインフォースメ
ントの前記車幅方向外端部の前記近傍部分前面にこのダ
ッシュパネルレインフォースメントと閉断面を形成する
ように補強パネルを接合することもできる。
【0010】
【作用】上記したように本発明による自動車の前部車体
構造は、ダッシュパネルレインフォースメントが単にダ
ッシュパネルの剛性を高めてその変形をできる限り防止
するのではなく、車体前方からダッシュパネルに加えら
れる力をダッシュパネルレインフォースメントがサイド
メンバに伝達しながら支持するとともに、ダッシュパネ
ルレインフォースメントのサイドメンバとの接合端部の
近傍部分とダッシュパネルとの間に形成された空間内で
はダッシュパネルが変形することを許容することによ
り、車体前方からダッシュパネルに加えられる衝撃のエ
ネルギーの一部をダッシュパネルの変形によって吸収す
ることができるようにしている。
構造は、ダッシュパネルレインフォースメントが単にダ
ッシュパネルの剛性を高めてその変形をできる限り防止
するのではなく、車体前方からダッシュパネルに加えら
れる力をダッシュパネルレインフォースメントがサイド
メンバに伝達しながら支持するとともに、ダッシュパネ
ルレインフォースメントのサイドメンバとの接合端部の
近傍部分とダッシュパネルとの間に形成された空間内で
はダッシュパネルが変形することを許容することによ
り、車体前方からダッシュパネルに加えられる衝撃のエ
ネルギーの一部をダッシュパネルの変形によって吸収す
ることができるようにしている。
【0011】したがって少量のダッシュパネルレインフ
ォースメントで効果的にダッシュパネルを補強すること
ができ、衝突時などの車体前部の変形が車室内へ及ぶの
を実質的に防止することが可能である。
ォースメントで効果的にダッシュパネルを補強すること
ができ、衝突時などの車体前部の変形が車室内へ及ぶの
を実質的に防止することが可能である。
【0012】また、前記ダッシュパネルレインフォース
メントを断面略コ字型に形成し、このダッシュパネルレ
インフォースメントを前記ダッシュパネルと閉断面を形
成するようにこのダッシュパネルに接合し、前記ダッシ
ュパネルレインフォースメントの車幅方向外端部の近傍
部分前面にこのダッシュパネルレインフォースメントと
閉断面を形成するように補強パネルを接合すればダッシ
ュパネルレインフォースメントの剛性を効果的に高める
ことができ、ダッシュパネルをより効果的に補強するこ
とができる。
メントを断面略コ字型に形成し、このダッシュパネルレ
インフォースメントを前記ダッシュパネルと閉断面を形
成するようにこのダッシュパネルに接合し、前記ダッシ
ュパネルレインフォースメントの車幅方向外端部の近傍
部分前面にこのダッシュパネルレインフォースメントと
閉断面を形成するように補強パネルを接合すればダッシ
ュパネルレインフォースメントの剛性を効果的に高める
ことができ、ダッシュパネルをより効果的に補強するこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による自動車の前部車体構造の
実施例について図面に基づいて説明する。
実施例について図面に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例による自動車の
前部車体構造の構成を示す図で、同図(a) は平面図、同
図(b) は同図(a) におけるIb-Ib 線端面図、同図(c) は
同図(a) におけるIc-Ic 線端面図、図2は、本発明の一
実施例による自動車の前部車体構造が備えるダッシュパ
ネルレインフォースメントの左側のサイドメンバに対す
る取付部分を示す斜視図、および図3は、その取付部分
の構成を示す図2におけるIII-III 線端面図である。
前部車体構造の構成を示す図で、同図(a) は平面図、同
図(b) は同図(a) におけるIb-Ib 線端面図、同図(c) は
同図(a) におけるIc-Ic 線端面図、図2は、本発明の一
実施例による自動車の前部車体構造が備えるダッシュパ
ネルレインフォースメントの左側のサイドメンバに対す
る取付部分を示す斜視図、および図3は、その取付部分
の構成を示す図2におけるIII-III 線端面図である。
【0015】図2に示すように本実施例の自動車の前部
車体構造は、ダッシュパネル1と、サイドメンバとなる
フロントピラー2と、ダッシュパネルレインフォースメ
ント3とを備えている。ダッシュパネル1は、車室前面
部の上部を構成するダッシュアッパパネル4と車室前面
部の下部を構成するダッシュロアパネル5とからなり、
またフロントピラー2は、フロントピラーアウタパネル
6とフロントピラーインナパネル7とからなる。
車体構造は、ダッシュパネル1と、サイドメンバとなる
フロントピラー2と、ダッシュパネルレインフォースメ
ント3とを備えている。ダッシュパネル1は、車室前面
部の上部を構成するダッシュアッパパネル4と車室前面
部の下部を構成するダッシュロアパネル5とからなり、
またフロントピラー2は、フロントピラーアウタパネル
6とフロントピラーインナパネル7とからなる。
【0016】ダッシュアッパパネル4のフランジ部4aと
ダッシュロアパネル5のフランジ部5aは車幅方向にわた
って互いに溶着され、またフロントピラーアウタパネル
6とフロントピラーインナパネル7とは、その前端部に
おいては各フランジ部6aと7aとが互いに溶着され、その
後端部においては各フランジ部6bと7bとが互いに溶着さ
れ、閉断面を形成している。またダッシュアッパパネル
4の上端のフランジ部4bにはカウルパネル8のフランジ
部8aが溶着されている。なおカウルパネル8とダッシュ
パネル1とは閉断面を形成していない。
ダッシュロアパネル5のフランジ部5aは車幅方向にわた
って互いに溶着され、またフロントピラーアウタパネル
6とフロントピラーインナパネル7とは、その前端部に
おいては各フランジ部6aと7aとが互いに溶着され、その
後端部においては各フランジ部6bと7bとが互いに溶着さ
れ、閉断面を形成している。またダッシュアッパパネル
4の上端のフランジ部4bにはカウルパネル8のフランジ
部8aが溶着されている。なおカウルパネル8とダッシュ
パネル1とは閉断面を形成していない。
【0017】図1,図2に示すように、ダッシュパネル
レインフォースメント3は、断面略コ字型に形成されて
おり、その両端部3aは左右のフロントピラーインナパネ
ル7にそれぞれ接合されている。この接合の方法は、図
2,図3に示すようにまずフロントピラーインナパネル
に溶着されたブラケット11に両端部3aをボルト12によっ
て取り付け、その後その両端部3aのフランジ部3eの端縁
をフロントピラーインナパネルに溶着している(図中・
で示す)。
レインフォースメント3は、断面略コ字型に形成されて
おり、その両端部3aは左右のフロントピラーインナパネ
ル7にそれぞれ接合されている。この接合の方法は、図
2,図3に示すようにまずフロントピラーインナパネル
に溶着されたブラケット11に両端部3aをボルト12によっ
て取り付け、その後その両端部3aのフランジ部3eの端縁
をフロントピラーインナパネルに溶着している(図中・
で示す)。
【0018】また図1(c) によく示すようにダッシュパ
ネルレインフォースメント3の中間部3bはダッシュアッ
パパネル4と閉断面を形成するようにその上端と下端の
フランジ部3fがダッシュアッパパネル4に溶着されてい
る。そして、ダッシュパネルレインフォースメントの両
端部3aの近傍部分3dは、略円弧状に形成され、中間部3b
から両端部3aに近づくに従って徐々にダッシュアッパパ
ネル4から車体後方へ離れて、ダッシュアッパパネル4
との間に空間9を形成している(図2では斜線にて示
す)。
ネルレインフォースメント3の中間部3bはダッシュアッ
パパネル4と閉断面を形成するようにその上端と下端の
フランジ部3fがダッシュアッパパネル4に溶着されてい
る。そして、ダッシュパネルレインフォースメントの両
端部3aの近傍部分3dは、略円弧状に形成され、中間部3b
から両端部3aに近づくに従って徐々にダッシュアッパパ
ネル4から車体後方へ離れて、ダッシュアッパパネル4
との間に空間9を形成している(図2では斜線にて示
す)。
【0019】また図1(b) によく示すようにこのダッシ
ュパネルレインフォースメント3の両端部3aの近傍部分
3dにおいては、ダッシュパネルレインフォースメント3
と閉断面を形成するようにそのフランジ部3fに補強パネ
ル10が溶着されている。
ュパネルレインフォースメント3の両端部3aの近傍部分
3dにおいては、ダッシュパネルレインフォースメント3
と閉断面を形成するようにそのフランジ部3fに補強パネ
ル10が溶着されている。
【0020】以上、本実施例による自動車の前部車体構
造について一実施例に基づいて説明したが、本発明によ
る自動車の前部車体構造はかかる実施例に限定されるも
のではない。
造について一実施例に基づいて説明したが、本発明によ
る自動車の前部車体構造はかかる実施例に限定されるも
のではない。
【0021】例えば、前記実施例では、ダッシュパネル
レインフォースメントの両端部が車幅方向両側のサイド
メンバ(フロントピラーインナパネル)に接合されてい
るが、本発明は車体の片側のみに適用することもでき
る。
レインフォースメントの両端部が車幅方向両側のサイド
メンバ(フロントピラーインナパネル)に接合されてい
るが、本発明は車体の片側のみに適用することもでき
る。
【0022】また前記実施例では、カウルパネルとダッ
シュパネルとが閉断面を形成していない車体について説
明しているが、本発明は、カウルパネルとダッシュパネ
ルとが、閉断面を形成するような車体についても適用す
ることができる。
シュパネルとが閉断面を形成していない車体について説
明しているが、本発明は、カウルパネルとダッシュパネ
ルとが、閉断面を形成するような車体についても適用す
ることができる。
【0023】また前記実施例では、ダッシュパネルレイ
ンフォースメントが断面略コ字型に形成され、ダッシュ
パネルまたは補強パネルと閉断面を形成するようにこれ
らのパネルに接合されているが、ダッシュパネルレイン
フォースメントの形状および接合の方法は、これに限定
されない。
ンフォースメントが断面略コ字型に形成され、ダッシュ
パネルまたは補強パネルと閉断面を形成するようにこれ
らのパネルに接合されているが、ダッシュパネルレイン
フォースメントの形状および接合の方法は、これに限定
されない。
【0024】さらに、前記実施例ではダッシュパネルレ
インフォースメントの中間部はダッシュアッパパネルに
接合されているが、これはダッシュロアパネルに接合す
ることもできる。すなわち、ダッシュパネルレインフォ
ースメントの上下方向の取付位置は適宜に変更すること
が可能である。
インフォースメントの中間部はダッシュアッパパネルに
接合されているが、これはダッシュロアパネルに接合す
ることもできる。すなわち、ダッシュパネルレインフォ
ースメントの上下方向の取付位置は適宜に変更すること
が可能である。
【0025】
【発明の効果】上記したように本発明による自動車の前
部車体構造によれば、ダッシュパネルレインフォースメ
ントが、ダッシュパネルの車室内側において車幅方向に
延設され、その車幅方向外端部がサイドメンバに接合さ
れ、この外端部から離れた他の部分が、前記ダッシュパ
ネルに接合されるとともに、このダッシュパネルレイン
フォースメントの前記車幅方向外端部の近傍部分が前記
ダッシュパネルから車体後方へ離れて、このダッシュパ
ネルとの間に空間を形成しているため、従来のように単
にダッシュパネルの剛性を高めてその変形をできる限り
防止するのではなく、空間内でのダッシュパネルの変形
を許容して衝撃のエネルギーの一部をダッシュパネルに
吸収させることができるので少量のダッシュパネルレイ
ンフォースメントによって、効果的にダッシュパネルを
補強して、衝突時などの車体前部の変形が車室内へ及ぶ
のを実質的に防止することができる。
部車体構造によれば、ダッシュパネルレインフォースメ
ントが、ダッシュパネルの車室内側において車幅方向に
延設され、その車幅方向外端部がサイドメンバに接合さ
れ、この外端部から離れた他の部分が、前記ダッシュパ
ネルに接合されるとともに、このダッシュパネルレイン
フォースメントの前記車幅方向外端部の近傍部分が前記
ダッシュパネルから車体後方へ離れて、このダッシュパ
ネルとの間に空間を形成しているため、従来のように単
にダッシュパネルの剛性を高めてその変形をできる限り
防止するのではなく、空間内でのダッシュパネルの変形
を許容して衝撃のエネルギーの一部をダッシュパネルに
吸収させることができるので少量のダッシュパネルレイ
ンフォースメントによって、効果的にダッシュパネルを
補強して、衝突時などの車体前部の変形が車室内へ及ぶ
のを実質的に防止することができる。
【0026】また、前記ダッシュパネルレインフォース
メントを断面略コ字型に形成し、このダッシュパネルレ
インフォースメントを前記ダッシュパネルと閉断面を形
成するようにこのダッシュパネルに接合し、前記ダッシ
ュパネルレインフォースメントの前記車幅方向外端部の
前記近傍部分前面にこのダッシュパネルレインフォース
メントと閉断面を形成するように補強パネルを接合すれ
ば、ダッシュパネルレインフォースメントの剛性を効果
的に高めることが可能となり、上記効果がより顕著に現
われる。
メントを断面略コ字型に形成し、このダッシュパネルレ
インフォースメントを前記ダッシュパネルと閉断面を形
成するようにこのダッシュパネルに接合し、前記ダッシ
ュパネルレインフォースメントの前記車幅方向外端部の
前記近傍部分前面にこのダッシュパネルレインフォース
メントと閉断面を形成するように補強パネルを接合すれ
ば、ダッシュパネルレインフォースメントの剛性を効果
的に高めることが可能となり、上記効果がより顕著に現
われる。
【図1】本発明の一実施例による自動車の前部車体構造
の構成を示す図
の構成を示す図
【図2】本発明の一実施例による自動車の前部車体構造
が備えるダッシュパネルレインフォースメントの左側の
サイドメンバに対する取付部分を示す斜視図
が備えるダッシュパネルレインフォースメントの左側の
サイドメンバに対する取付部分を示す斜視図
【図3】本発明の一実施例による自動車の前部車体構造
が備えるダッシュパネルレインフォースメントの左側の
サイドメンバに対する取付部分の構成を示す図2におけ
るIII-III 線断面図
が備えるダッシュパネルレインフォースメントの左側の
サイドメンバに対する取付部分の構成を示す図2におけ
るIII-III 線断面図
1(4,5) ダッシュパネル 2(6,7) サイドメンバ 3 ダッシュパネルレインフォースメント 9 空間 10 補強パネル
Claims (2)
- 【請求項1】 車室前面部を構成するダッシュパネル
と、このダッシュパネルの車幅方向端縁部に設けられ
た、車室側面前部を構成するサイドメンバと、前記ダッ
シュパネルの車室内側において車幅方向に延設され、車
幅方向外端部が前記サイドメンバに接合され、この外端
部から離れた他の部分が前記ダッシュパネルに接合され
るダッシュパネルレインフォースメントとを備えてなる
自動車の前部車体構造であって、 前記ダッシュパネルレインフォースメントの前記車幅方
向外端部の近傍部分は、前記ダッシュパネルから車体後
方へ離れて、該ダッシュパネルとの間に空間を形成して
いることを特徴とする自動車の前部車体構造。 - 【請求項2】 前記ダッシュパネルレインフォースメン
トは断面略コ字型に形成されてなり、 このダッシュパネルレインフォースメントの前記ダッシ
ュパネルとの接合は、該ダッシュパネルレインフォース
メントと該ダッシュパネルとが閉断面を形成するように
なされており、 前記ダッシュパネルレインフォースメントの前記車幅方
向外端部の前記近傍部分前面に、該ダッシュパネルレイ
ンフォースメントと閉断面を形成するように補強パネル
が接合されていることを特徴とする請求項1記載の自動
車の前部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1855691A JPH05294257A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 自動車の前部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1855691A JPH05294257A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 自動車の前部車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05294257A true JPH05294257A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=11974903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1855691A Pending JPH05294257A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 自動車の前部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05294257A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997029005A1 (fr) * | 1996-02-09 | 1997-08-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Structure avant d'une carrosserie de voiture et procede d'absorption d'un impact par cette structure avant |
EP1234749A1 (fr) * | 2001-02-23 | 2002-08-28 | Peugeot Citroen Automobiles SA | Structure pour véhicule automobile |
US6601902B1 (en) * | 1997-11-20 | 2003-08-05 | Sommer Allibert-Lignotock Gmbh | Motor vehicle cockpit |
EP2105375A1 (fr) * | 2008-03-26 | 2009-09-30 | Peugeot Citroen Automobiles SA | Traverse inférieure de baie perfectionnée pour protéger les occupants du véhicule en cas de choc frontal |
US20160137223A1 (en) * | 2014-11-17 | 2016-05-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Steering support structure |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP1855691A patent/JPH05294257A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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