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JPH05274862A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

Info

Publication number
JPH05274862A
JPH05274862A JP4066054A JP6605492A JPH05274862A JP H05274862 A JPH05274862 A JP H05274862A JP 4066054 A JP4066054 A JP 4066054A JP 6605492 A JP6605492 A JP 6605492A JP H05274862 A JPH05274862 A JP H05274862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
signal
row
memory cell
response
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4066054A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ogawa
俊行 小川
Masahiko Ishikawa
昌彦 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4066054A priority Critical patent/JPH05274862A/ja
Priority to DE4309320A priority patent/DE4309320A1/de
Priority to US08/035,926 priority patent/US5379263A/en
Priority to KR1019930004488A priority patent/KR970000869B1/ko
Publication of JPH05274862A publication Critical patent/JPH05274862A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1075Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers for multiport memories each having random access ports and serial ports, e.g. video RAM
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1051Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 改善されたビデオRAM300であって、メ
モリセルアレイ1内の各行のデータを保持する2つのデ
ータレジスタ121,122を備える。転送ゲート回路
11は、メモリセルアレイ1内の各行のデータを2つの
データレジスタに交互に転送する。その一方、スイッチ
ング回路19が交互にオンするので、2つのデータレジ
スタ内に保持されたデータが、交互にかつシリアルに出
力される。これに加えて、出力されるべきデータ長さ
が、外部的に制御され得る。 【効果】 たとえば斜め読出しのような特殊な高速デー
タ読出しが要求されるとき、外部的に与えられる制御信
号のタイミング制御が簡単化され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に半導体メモリ
装置に関し、特に、簡単化された制御の下で必要なデー
タを融通性よく出力できる半導体メモリ装置に関する。
【0002】
【背景の技術】近年、半導体メモリが様々な電子機器に
おいて用いられるようになり、様々な機能が要求される
ようになった。すなわち、半導体メモリは、基本的に、
与えられた(または予め定められた)データをストア
し、かつストアされたデータを読出すための機能を有す
るのであるが、これに加えて、アクセスのための追加の
機能が必要となった。特に、映像信号または画像信号処
理を高速で行なうため、シリアルアクセス、すなわちデ
ータ信号のシリアル読出しおよび/またはシリアル書込
みが必要となった。
【0003】シリアルアクセス機能を有するランダムア
クセスメモリ(RAM)として、たとえばビデオRAM
およびフィールドメモリが知られる。ビデオRAMは、
ランダムアクセスポートおよびシリアルアクセスポート
を有する。ランダムアクセスポートを介して、与えられ
たデータ信号が外部的に指定されたメモリセルにストア
され、ストアされたデータ信号が外部的に指定されたメ
モリセルから読出される。一方、シリアルアクセスポー
トを介して与えられたデータ信号が、外部的に指定され
たメモリセル行にシリアルにストアされ、ストアされた
データ信号が外部的に指定されたメモリセル行からシリ
アルに読出される。画像信号処理を高速に実行するた
め、ランダムアクセスポートは頻繁に使用され、一方、
シリアルアクセスポートは、処理された、すなわちスト
アされた画素信号をCRTのような画像表示装置に高速
で供給するために使用される。
【0004】この発明は、シリアルアクセス機能を有す
る半導体メモリに一般に適用可能であるが、以下の記載
では、説明を簡単にするため、この発明がビデオRAM
に適用される例について説明する。
【0005】図13は、この発明の背景を示すビデオR
AMのブロック図である。図13を参照して、ビデオR
AM600は、行および列に配設された多数のメモリセ
ル(図示せず)を備えたメモリセルアレイ1と、外部か
ら与えられる行アドレス信号に応答してメモリセル行を
選択する行デコーダ5と、外部から与えられる列アドレ
ス信号に応答してメモリセル列を選択する列デコーダ6
と、メモリセルアレイ1から読出されたデータ信号を増
幅するセンスアンプ2とを含む。行アドレスバッファ4
aは、外部から与えられるアドレス信号A0ないしAn
に含まれる行アドレス信号を行デコーダ5に与える。列
アドレスバッファ4bは、アドレス信号A0ないしAn
に含まれる列アドレス信号を列デコーダ6に与える。
【0006】ランダムアクセス動作は次のとおりであ
る。読出し動作において、行デコーダ5により選択され
た行内のメモリセルにストアされたデータ信号が、セン
スアンプ2により増幅される。列デコーダ6はIOゲー
ト回路3を介して1つの列を選択し、選択された列の増
幅されたデータ信号がプリアンプ7aに与えられる。プ
リアンプ7aによって増幅されたデータ信号は、メイン
アンプ7bを介して出力データDQとして出力される。
【0007】書込み動作において、入力データDQがD
INバッファ(データインバッファ)7cに与えられ
る。書込み回路7dは、入力データ信号を増幅し、増幅
された信号をIOゲート回路3を介してメモリセルアレ
イ1に与える。列デコーダ6はIOゲート回路3を介し
て1つの列を選択し、かつ行デコーダ5が1つのメモリ
セル行を選択する。したがって、行デコーダ5および列
デコーダ6によって指定されたメモリセル中に、入力デ
ータ信号がストアされる。
【0008】次に、シリアルアクセス動作は次のように
行なわれる。読出し動作において、行デコーダ5が1つ
のメモリセル行を選択し、選択された行内のメモリセル
にストアされたデータ信号がセンスアンプ2により増幅
される。転送ゲート回路11は、タイミング制御回路4
4から発生される転送制御信号φrに応答してオンする
ので、1つの選択された行のデータ信号がデータレジス
タ12に与えられる。シリアルセレクタ13は、シリア
ルカウンタ100からの出力信号に応答して、データレ
ジスタ12において保持されたデータを順次に選択す
る。したがって、保持されたデータ信号が、プリアンプ
14aおよびメインアンプ14bにより増幅されたあ
と、シリアル出力データSQとして出力される。
【0009】タイミング制御回路44は、外部から与え
られる様々な制御信号/RAS,/CAS,/DT,/
OE,/WB,/WEおよび/SEならびにシリアルク
ロック信号SCを受ける。信号/RASは、ロウアドレ
スストローブ信号に相当する。信号/CASは、カラム
アドレスストローブ信号に相当する。タイミング制御回
路44は、シリアルクロック信号SCに応答して、シリ
アルカウンタ100を駆動するためのクロック信号φs
cを出力する。これに加えて、タイミング制御回路44
は、状態制御信号である信号/RASに応答して、転送
制御信号φrを出力する。
【0010】図14は、図13に示したビデオRAMの
シリアル読出し動作を説明するためのタイミングチャー
トである。図14を参照して、信号/DTが低レベルで
あるときに信号/RASが立下がることにより、転送サ
イクルTC1が開始される。
【0011】外部から与えられるアドレス信号A0ない
しAnは、行R1を示す行アドレス信号と列Iを示す列
アドレス信号とを含む。転送サイクルTC1が開始され
るとき、行アドレス信号R1が行アドレスバッファ4a
において保持される。行デコーダ5は、保持された行ア
ドレス信号R1をデコードすることにより、メモリセル
アレイ1内の1つの行を選択する。選択された行内のメ
モリセルにストアされたデータ信号は、センスアンプ2
により増幅される。
【0012】信号/CASが立下がったあと、列アドレ
ス信号Iが列アドレスバッファ4bにおいて保持され
る。信号/DTが立上がったあと、転送ゲート回路11
が、転送制御信号φrに応答してオンするので、センス
アンプ2により増幅されたデータ信号がデータレジスタ
12内に転送され、そこで保持される。これと同時に、
列アドレスバッファ4b内に保持された列アドレス信号
Iがシリアルカウンタ100に初期値として与えられ
る。シリアルカウンタ100は、タイミング制御回路4
4から与えられるクロック信号φscに応答して、カウ
ントを開始し、出力信号をシリアルセレクタ13に与え
る。
【0013】シリアルセレクタ13は、データレジスタ
12内に保持されている1行のデータ信号のうち、列ア
ドレス信号Iにより指定されるデータを最初のデータと
して順次に保持されたデータを選択する。選択されたデ
ータは、プリアンプ14aおよびメインアンプ14bに
より増幅された後、順次にシリアル出力データSQとし
て出力される。その結果、シリアルクロック信号SCに
応答して、メモリセルアレイ1の選択された行R1にス
トアされたデータのうち、I番目以後のデータがシリア
ル出力データSQとして出力されたことになる。
【0014】同様にして、次の転送サイクルTC2にお
ける動作も続けられる。転送サイクルTC2では、メモ
リセルアレイ1の行R2においてストアされたデータが
データレジスタ12に転送され、J番目以後のデータが
シリアルに読出される。
【0015】転送サイクルTC1とTC2との間の期間
では、前述のようにシリアルデータ出力が行なわれてい
るのであるが、その一方、シリアル読出し動作とは独立
して、すなわち非同期のランダムアクセス動作が行なわ
れ得る。すなわち、転送ゲート回路11がこの期間にお
いてオフしているので、ランダムアクセスポートDQを
介してランダムアクセスが行なわれ得る。
【0016】図15は、ビデオRAMにおける斜め読出
しの概念を説明するためのメモリマトリクス図である。
図15に示したメモリマトリクスは、画像表示における
1つの画面の一部に相当する。すなわち、メモリマトリ
クスを構成する各要素は、1つの画面を構成する各画素
信号p0ないしp7,p10ないしp17,…などに相
当する。
【0017】ビデオRAMへのアクセスにおいて、図1
5に示したような「斜め読出し」が必要となることがあ
る。斜め読出しでは、たとえば、メモリセルアレイ内の
行R1内にストアされた8個の画素データp0ないしp
7が読出された後、次の行R2内にストアされた8個の
画素信号p10ないしp17が読出される。他の行にお
いても類似の読出しが要求され、斜め読出しが行なわれ
る。図15に示したような斜め読出しは、たとえば次の
ような画像処理において利用される。
【0018】図16(a)は、画像「A」を表示するた
めの画素信号をストアしているメモリマトリクスを示し
ている。メモリマトリクス内にストアされたデータが、
各行に沿って順次に読出され、読出されたデータにより
図16(b)に示した画像が得られる。したがって、図
16(a)および(b)は、通常の水平読出しの例を示
している。
【0019】斜め読出しは、図16(c)に示すよう
に、メモリマトリクスにストアされたデータが斜め方向
からの順序で読出される。読出されたデータを用いて、
図16(d)に示した画像が得られる。図16(b)お
よび(d)を比較してわかるように、斜め読出しの実行
により、回転された画像が得られる。言換えると、斜め
読出しは、一例として、画像処理における回転処理に有
用である。図16(c)に示した斜め読出しは、たとえ
ば図15に示されるように実行される。
【0020】上記のように、斜め読出しは画像処理にお
いて有用であるが、外部から与えられる制御信号のタイ
ミング制御が難しいという問題がある。すなわち、図1
4を参照して、シリアル読出しが行なわれている行R1
が次の新しい行R2に変更されるとき、制御信号/DT
およびシリアルクロック信号SCの同期が必要となり、
この同期制御が難しい。特に、画像処理においては高速
処理が要求されるので、タイミング制御が難しいことが
指摘される。
【0021】図17は、この発明の背景を示すもう1つ
のビデオRAMのブロック図である。図17に示したビ
デオRAM700は、「スプリット機能」を有してい
る。「スプリット機能」に関する説明は、たとえば米国
特許番号4,855,959に記載されている。スプリ
ット機能を有する半導体メモリでは、メモリセルアレイ
の1つの行においてストアされたデータのうち、上位ビ
ットデータを保持するデータレジスタと下位ビットデー
タを保持するデータレジスタとが設けられる。2つのデ
ータレジスタのうち一方へメモリセルアレイからデータ
の転送が行なわれ、その一方、他方のデータレジスタか
らシリアルデータが出力される。2つのデータレジスタ
から、データの転送およびシリアル出力が交互に行なわ
れる。
【0022】図17を参照して、ビデオRAM700
は、スプリット機能を実現するための分割された転送ゲ
ート回路11a,11b、分割されたデータレジスタ1
2a,12bおよび分割されたシリアルセレクタ13
a,13bを備えている。アドレスバッファ4は、行ア
ドレスバッファおよび列アドレスバッファを含む。転送
ゲート回路11aおよび11bは、転送制御回路10か
ら与えられる制御信号に応答して動作される。
【0023】シリアルセレクタ13aおよび13bを制
御するためのシリアルセレクタ制御回路53は、アドレ
スポインタ16と、シリアルカウンタ17と、スイッチ
ング回路31および32と、最終判定回路40とを含
む。タイミング制御回路45は、ビデオRAM700に
おける様々な動作を制御するための制御信号DSF,A
TWL,SPWLおよびSPLなどを出力する。
【0024】図18は、図17に示したビデオRAMの
転送サイクルにおける動作を説明するためのタイミング
チャートである。図17および図18を参照して、転送
サイクルにおける動作について説明する。信号/DTが
立下がった後、信号/RASが立下がることにより、転
送サイクルが開始され、ランダムアクセスポートを介し
ての入出力が禁止される。行デコーダ5によって選択さ
れた行においてストアされたデータ信号がセンスアンプ
2によって増幅された後、転送ゲート回路11aおよび
11bが信号/DTの立上がりに応答してオンする。し
たがって、1行分のデータがデータレジスタ12aおよ
び12bに与えられ、そこで保持される。一方、シリア
ル読出しにおける開始アドレスを示す列アドレス信号I
がアドレスバッファ4を介して外部から与えられる。列
アドレス信号Iは、スイッチング回路31を介してアド
レスポインタ16に与えられ、かつスイッチング回路3
2を介してシリアルカウンタ17に転送される。
【0025】シリアルカウンタ17は、タイミング制御
回路45から与えられるクロック信号SCに応答して、
開始アドレスIからカウント動作を開始する。シリアル
セレクタ13aおよび13bは、シリアルカウンタ17
からの出力信号に応答して、データレジスタ12aおよ
び12b内に保持されたデータをI番目から順次に選択
する。したがって、シリアル入出力バッファ14を介し
て、行R1内のデータのうち、I番目以後のデータがシ
リアル出力データSQとして順次に出力される。データ
のシリアル出力が行なわれている間において、ランダム
アクセスポートを介してのデータの読出しおよび書込み
は非同期に実行され得ることが指摘される。
【0026】図19は、図17に示したビデオRAMの
スプリット機能における動作を説明するためのタイミン
グチャートである。図19を参照して、期間T30にお
いて、イニシャル転送がノーマル転送モードを用いて行
なわれる。したがって、行デコーダ5によって選択され
た行R1内のデータが、転送ゲート回路11aおよび1
1bを介してデータレジスタ12aおよび12bに転送
される。これに加えて、開始アドレスを示す列アドレス
信号Iも、パルス信号ATWLおよびSPWLに応答し
てシリアルカウンタ17に与えられる。
【0027】期間T31において、スプリット転送が行
なわれる。この期間においてシリアルカウンタ17が低
レベルの信号QSFを出力するので、行デコーダ5によ
って選択された行にストアされたデータのうち、後半の
データが転送ゲート回路11bを介してデータレジスタ
12bに転送される。一方、この期間において、データ
レジスタ12aにおいて保持されたデータのうち、I番
目以後のデータが、シリアルクロック信号SCに応答し
て、シリアル出力データSQとして外部に出力され
る。、さらには、この期間T31において、次の期間T
32におけるスプリット転送のための行アドレス信号R
1および列アドレス信号Jがアドレスバッファ4に与え
られる。列アドレス信号Jは、次のスプリット転送期間
T32における開始アドレスとして使用される。列アド
レス信号Jは、パルス信号ATWLに応答して、スイッ
チング回路31を介してアドレスポインタ16に与えら
れ、そこで保持される。
【0028】期間T32において、次のスプリット転送
が行なわれる。この期間T32において、シリアルカウ
ンタ17から高レベルの信号QSFが出力されるので、
先の期間T31において指定された行R1の前半のデー
タが転送ゲート回路11aを介してデータレジスタ12
aに与えられる。一方、データレジスタ12bにおいて
保持されたデータのうち、J番目以後のデータが、シリ
アルクロック信号SCに応答して外部に順次出力され
る。
【0029】なお、図19に示した期間T41およびT
42において、ランダムアクセスポートを介してのラン
ダムアクセス、すなわちランダム読出しおよび書込みが
実行され得ることが指摘される。
【0030】図11は、図19に示したスプリット転送
におけるデータレジスタ12aおよび12bの入出力を
示す概念図である。図11を参照して、イニシャル転送
期間T30において、次の期間T31におけるスプリッ
ト転送のための行アドレス信号R1および列アドレス信
号I(図示せず)が入力される。期間T31において、
データレジスタ12aにおいて保持されたデータのう
ち、I番目以後のデータがシリアル入出力バッファ14
を介して出力される。一方、この期間T31において、
行R1のデータがデータレジスタ12bに転送される。
【0031】次のスプリット転送期間T32において、
行R2のデータがデータレジスタ12aに転送される。
一方、この期間T32において、データレジスタ12b
において保持されたデータのうちJ番目以後のデータが
出力される。
【0032】さらには、期間T33において、データレ
ジスタ12aにおいて保持されたデータのうちK番目以
後のデータが出力され、一方、データレジスタ12bに
さらに新しい行のデータが転送される。
【0033】図11からわかるように、データレジスタ
12aおよび12bにおいて保持されたデータのうち、
出力されるべき最初のデータの列アドレスI,J,K…
などは外部的に指定されるのであるが、各データレジス
タ12aおよび12bにおける、出力されるべき最後の
アドレスは外部的に指定され得ない。したがって、たと
えば期間T31において、データレジスタ12aにおい
て保持されたデータのうち、I番目以後のすべてのデー
タが、必要の有無にかかわらず読出されることになる。
【0034】図20を参照して、たとえば、画面SCR
内のエリアAR1およびAR2を表示するための画素デ
ータが必要とされるものと仮定する。画面SCRは、理
解の容易のために、ビデオRAMにおける1つのメモリ
セルアレイに対応すると考えることができる。そのよう
な場合において、図17に示したビデオRAM700
は、図11に示したスプリット転送を行なうので、ビデ
オRAM700が図21に示した画素データを出力する
ことになる。
【0035】図21を参照して、ビデオRAM700
は、スクリーンSCR上のエリアAR3およびAR4を
表示するための画素データを出力する。すなわち、ビデ
オRAM700は、実際には必要でないデータを出力す
るので、不必要なアクセスのために動作時間が消費され
ていた。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】すでに説明したよう
に、図13に示したビデオRAM600は、斜め読出し
を実行するのに、信号/DTおよびシリアルクロック信
号SCを同期させる必要があり、高速動作の要求の下
で、同期制御が難しいという問題があった。
【0037】これに加えて、図17に示したビデオRA
M700は、図20および図21を比較してわかるよう
に、不必要なデータを出力するのにアクセス時間が消費
され、画像処理における高速動作が妨げられるという問
題があった。
【0038】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、その1つの目的は、半導体メモリ
装置の高速読出しにおいて必要な外部的に与えられるタ
イミング制御信号のタイミング制御を簡単化することで
ある。
【0039】この発明のもう1つの目的は、必要なデー
タのみをシリアル出力することができ、高速動作に適し
た半導体メモリ装置を提供することである。
【0040】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
半導体メモリ装置は、行および列に配設された複数のメ
モリセルを備えたメモリセルアレイと、各々がメモリセ
ルアレイ内の1本の行内にストアされたデータを保持す
る第1および第2のデータ保持手段と、外部から与えら
れる状態制御信号に応答して、メモリセルアレイの行内
にストアされたデータを交互に第1および第2のデータ
保持手段に転送する交互データ転送手段と、外部から与
えられるシリアルクロック信号に応答して、第1および
第2のデータ保持手段内に保持されたデータを交互に出
力する交互データ出力手段とを含む。
【0041】請求項3の発明にかかる半導体メモリ装置
は、行および列に配設された複数のメモリセルを備えた
メモリセルアレイと、外部から与えられる状態制御信号
に応答して、メモリセルアレイ内の1本の行内にストア
されたデータを保持するデータ保持手段と、外部から与
えられる開始アドレスを保持する開始アドレス保持手段
と、外部から与えられる終了アドレスを保持する終了ア
ドレス保持手段と、外部から与えられるシリアルクロッ
ク信号に応答して、開始および終了アドレスによって規
定されたデータをデータ保持手段からシリアルに出力す
るデータ出力手段とを含む。
【0042】
【作用】請求項1の発明における半導体メモリ装置で
は、第1および第2のデータ保持手段に、メモリセルア
レイからのデータが交互に転送される。転送されたデー
タは第1および第2のデータ保持手段内に保持され、保
持されたデータが交互に出力される。このように、外部
から与えられる状態制御信号に応答して動作する交互デ
ータ転送手段および交互データ出力手段が設けられてい
るので、必要なデータのみを出力するのに必要なタイミ
ング制御信号のタイミング制御を簡単化することができ
る。
【0043】請求項3の発明における半導体メモリ装置
では、開始アドレス保持手段に加えて、終了アドレス保
持手段が設けられているので、必要なデータ、すなわち
開始および終了アドレスによって規定された所望のデー
タだけが出力され得る。したがって、不必要なデータを
出力するのにアクセス時間が浪費されず、高速動作が達
成され得る。
【0044】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示すビデオR
AMのブロック図である。図1を参照して、ビデオRA
M300は、図13に示したビデオRAM600と比較
すると、改善された転送ゲート回路11と、2つのデー
タレジスタ121および122と、データレジスタ12
1および122の出力に接続されたスイッチング回路1
9とを含む。転送ゲート回路11は、タイミング制御回
路41から出力された転送制御信号φr1およびφr2
に応答して動作する。スイッチング回路19は、カウン
タ200から出力されるスイッチング制御信号φswに
応答して制御される。タイミング制御回路41は、制御
信号φat,φstおよびφscをシリアルカウンタ1
00に与える。タイミング制御回路41は、制御信号φ
sp,φstおよびφscをカウンタ回路200に与え
る。他の回路構成は、図13に示したビデオRAM60
0と同様であるので説明が省略される。
【0045】図2は、図1に示したビデオRAM600
における主要な回路の回路図である。図2は、メモリセ
ルアレイ1における1つの列に関係する回路だけを示し
ているが、他の列についても類似の回路が設けられる。
【0046】図2を参照して、メモリセルアレイ1は、
ビット線BLとワード線WLに接続されたメモリセルM
Cと、ビット線BLと/BLとの間に接続されたイコラ
イズ回路EQとを備える。イコライズ回路EQは、イコ
ライズ制御信号φEQに応答して、ビット線対BL,/B
Lをイコライズする。センスアンプ回路2は、活性化信
号φsa1およびφsa2に応答して活性化されるセン
スアンプSAを含む。センスアンプSAは、ビット線間
BL,/BLに現われた微小な電位差を増幅する。
【0047】IOゲート回路3は、列デコーダ6から出
力される列選択信号に応答してオンされる2つのNMO
Sトランジスタを含む。IOゲート回路3がオンされる
とき、センスアンプSAによって増幅されたデータ信号
がIO線対7を介してプリアンプ7aに転送される。
【0048】転送ゲート回路11は、ビット線BLに接
続されたNMOSトランジスタ112と、ビット線/B
Lに接続されたNMOSトランジスタ111とを備え
る。トランジスタ111および112は、タイミング制
御回路41から与えられる転送制御信号φr1およびφ
r2に応答してそれぞれオンされる。各データレジスタ
121および122は、図2において示されるように同
じ回路構成を有している。データレジスタ121は、出
力信号線81を介して図1に示したスイッチング回路1
9に接続される。データレジスタ122は、出力信号線
82を介してスイッチング回路19に接続される。シリ
アルセレクタ13は、シリアルカウンタ100から出力
される出力信号に応答して、データレジスタ121およ
び122を選択する。
【0049】図3は、図1に示したカウンタ回路100
および200の回路ブロック図である。図3を参照し
て、シリアルカウンタ回路100は、信号φatに応答
して動作するスイッチング回路101と、トップアドレ
スポインタラッチ回路(以下「TAPラッチ回路」とい
う)102と、信号φstに応答して動作するスイッチ
ング回路103と、信号φscに応答して駆動されるシ
リアルカウンタ104とを含む。カウンタ回路200
は、信号φspに応答して動作するスイッチング回路2
01と、ラッチ回路202と、インバータ回路203
と、信号φstに応答して動作するスイッチング回路2
04と、信号φscにより駆動されるカウンタ205と
を含む。
【0050】次に、図1に示したビデオRAM300に
おける斜め読出し動作について説明する。以下の説明で
は、図15に示した斜め読出し、すなわち各行について
8つのデータ信号が読出される例について説明する。
【0051】図4は、図1に示したビデオRAM300
における読出しビット長さ設定モードのタイミングチャ
ートである。まず、ビデオRAM300において、斜め
読出しにおける1つの行の読出しビット長さが設定され
る。図4を参照して、信号/CASが立下がった後、信
号/RASも立下がる。このとき外部から与えられる信
号DSFが高レベルであるので、読出しビット長さ設定
モードが開始される。このとき外部から与えられるアド
レス信号A0ないしAnは、読出しビット長さを規定す
るデータRBLを含んでいる。データRBLは、列アド
レスバッファ4bを介してカウンタ回路200に与えら
れる。
【0052】図3に示したスイッチング回路201は、
タイミング制御回路41から与えられる信号φspに応
答してオンするので、読出しビット長さデータRBLが
ラッチ回路202においてラッチされる。ラッチされた
データRBLは、後で説明するように、斜め読出しにお
ける1つの行のビット長さを決定する。
【0053】図5は、図1に示したビデオRAM300
における特殊転送モードの動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。まず最初に、期間T0においてノ
ーマル転送動作により、メモリセルアレイ1内の行R1
においてストアされたデータがデータレジスタ121に
転送される。これと同時に、シリアル読出しのための開
始アドレスA(外部から与えられるアドレス信号A0な
いしAnに含まれる)が、列アドレスバッファ4bを介
してシリアルカウンタ100に与えられる。
【0054】期間T1において、シリアルセレクタ13
がシリアルクロック信号SCに応答してデータレジスタ
121内のA番目以後のデータを順次に選択する。した
がって、データレジスタ121内に保持されたデータa
0ないしa7(このデータ長さは前述のデータRBLに
より決定されている)が順次に出力される。この期間T
1においては、スイッチング制御信号φswが低レベル
であるので、データレジスタ121の出力信号線81が
スイッチング回路19を介してプリアンプ14aに接続
されている。したがって、ストアされた画素信号a0な
いしa7が出力データSQとして外部に出力される。
【0055】期間T2において、特殊転送モードが開始
される。期間T2において、外部から行アドレス信号R
2が与えられ、行R2内にストアされたデータがデータ
レジスタ122に転送される。これに加えて、この期間
T2において、次の開始アドレスBが列アドレス信号の
タイミングで与えられ、データBが図3に示したTAP
ラッチ回路102に与えられる。
【0056】合計8個の画素信号a0ないしa7が出力
されたあと、図3に示したカウンタ205がキャリー信
号をスイッチング制御信号φswとして出力する。スイ
ッチング回路19は、信号φswに応答して、データレ
ジスタ122の出力信号線82をプリアンプ14aに接
続する。したがって、期間T3の途中から、新しい行R
2内にストアされたB番目以後の8つのデータf0ない
しf7が順次に出力される。
【0057】上記の動作を順次に繰返すことにより、ビ
デオRAM300における斜め読出しが行なわれる。な
お、図5に示した期間T2,T4およびT6が特殊転送
モード期間をそれぞれ示している。他の期間T1,T
3,T5およびT7は、データのシリアル出力期間を示
しているが、これらの期間において、ランダムアクセス
ポートを用いた読出しおよび書込みが行なわれ得ること
が指摘される。
【0058】図6は、図1に示したビデオRAM300
における斜め読出しを説明するための概念図である。図
6を参照して、メモリマトリクスは、説明を簡単にする
ために4つの行R1ないしR4を備えている。各行R1
ないしR4は、4つのデータ領域を備えている。たとえ
ば、1つの行R1は、4つのデータ領域aないしdを備
えている。各データ領域、たとえばデータ領域aは、8
つの画素信号a0ないしa7をストアできる。
【0059】データレジスタ121および122は、1
つの行のデータを保持する。各期間において、二重のラ
インで囲まれたデータレジスタ121または122から
保持されたデータが順次に出力される。したがって、斜
め読出しの機能により、データ領域a,f,k,pの順
でメモリマトリクス内のデータが読出される。なお、記
号A,B,C,Dは、メモリマトリクスにおける各デー
タ領域についての開始アドレスの位置を示している。
【0060】図7は、図3に示したカウンタ回路100
および200の特殊転送モードにおける動作を説明する
ためのタイミングチャートである。特殊転送モードにお
いて、特殊転送モードが開始されたことを示す内部信号
φsptが活性化される。このとき、信号φstが低レ
ベルであるので、1つのパルス信号φatが出力され
る。したがって、外部的に与えられた列アドレス信号に
含まれている開始アドレスは、シリアルカウンタ回路1
00内のTAPラッチ回路102に与えられる。
【0061】一方、シリアルクロック信号SCに応答し
て、タイミング制御回路41がカウンタ104および2
05を駆動するためのクロック信号φscを出力する。
シリアルカウンタ104およびカウンタ205は、信号
φscに応答して駆動され、それぞれの所定のカウント
値までカウント動作が続けられる。
【0062】カウンタ205のカウント動作により、キ
ャリー信号がスイッチング制御信号φswとしてスイッ
チング回路19に与えられる。スイッチング制御信号φ
swが変化した後、特殊転送モードが終了し、内部信号
φsptがリセットされる。
【0063】図5からわかるように、特殊転送サイクル
は、8つのデータ、たとえばa0ないしa7が順次に出
力されている期間において実行されれば何ら問題が生じ
ないので、シリアルクロック信号SCとの同期が必要と
されず、したがって外部から与えられる信号/RASお
よび信号/DTのタイミング制御が容易になる。
【0064】この発明のもう1つの実施例を示すビデオ
RAMのブロック図である。図8を参照して、ビデオR
AM400は、図17に示したビデオRAM700と比
較すると、改善されたシリアルセレクタ制御回路51
と、シリアルセレクタ制御回路51を制御するためのタ
イミング信号を発生する改善されたタイミング制御回路
42とを備えている。他の回路構成は、図17に示した
ビデオRAM700と同様であるので説明が省略され
る。
【0065】シリアルセレクタ制御回路51は、アドレ
スポインタ16と、シリアルカウンタ17と、比較回路
20と、ラッチ回路21および22と、ストップレジス
タ23と、加算回路24と、スイッチング回路31ない
し36とを含む。スイッチング回路31ないし36は、
タイミング制御回路43から発生されるスイッチング制
御信号ATWL,SPWL,ATWL′,RSWL,D
RSおよびRSWL′に応答してそれぞれ制御される。
【0066】図9は、図8に示したビデオRAM400
のスプリット機能における動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。図8および図9を参照して、ビデ
オRAM400の動作について説明する。
【0067】期間T10において、イニシャル転送とし
てノーマル転送モードが実行される。すなわち、この期
間T10において、開始アドレスIを示す列アドレス信
号がアドレスバッファ4に与えられ、開始アドレスIが
スイッチング制御信号ATWL,SPWL,ATWL′
に応答して、アドレスポインタ16,シリアルカウンタ
17およびラッチ回路21にそれぞれ転送される。
【0068】期間T12において、最終アドレス設定動
作が実行される。この期間T12において、最初のシリ
アル読出しのためのビット長さを規定するデータBL1
を含むアドレス信号A0ないしAnがアドレスバッファ
4に与えられる。これに加えて、スイッチング回路34
は、信号RSWLに応答してオンし、ビット長さデータ
BL1がラッチ回路22においてラッチされる。
【0069】期間T14において、スプリット転送が実
行される。この期間T14において、外部から与えられ
る信号DSFの立上がりに応答して、タイミング制御回
路41が信号SPLを立上げる。高レベルの信号SPL
に応答して、転送ゲート回路11aおよび11bのうち
の一方がオンし、メモリセルアレイ1内の1つの行にお
いてストアされたデータのうちの前半または後半がデー
タレジスタ12aまたは12bに選択的に与えられる。
【0070】これに加えて、この期間T14において、
開始アドレスJを含むアドレス信号A0ないしAnがア
ドレスバッファ4に与えられる。スイッチング回路31
は、信号ATWLに応答してオンするので、アドレスポ
インタ16に開始アドレスJが与えられる。これと同時
に、スイッチング回路36は、信号RSWL′に応答し
て、ラッチ回路22においてラッチされていたデータ、
すなわちビット長さデータBL1をストップレジスタ2
3に与える。したがって、ラッチ回路21においてラッ
チされていた開始アドレスIとストップレジスタ23内
のビット長さデータBL1とが加算回路24により加算
され、最終アドレスデータFAが出力される。最終アド
レスデータFAは、比較回路20に与えられそこで保持
される。
【0071】もし、ストップレジスタ23内に保持され
たデータを変更する必要がある場合は、次のような動作
が実行される。期間T15において、信号DRSが立上
がり、スイッチング回路35がオンする。したがって、
この期間においてアドレスバッファ4に与えられたビッ
ト長さデータBL2が、スイッチング回路35を介して
ラッチ回路22およびストップレジスタ23に与えられ
それぞれ保持される。加算回路24は、ラッチ回路21
において保持されたデータとストップレジスタ23内に
保持されたデータとを加算する。加算により得られるデ
ータ、すなわちシリアルアドレスは、最終的に決定され
る総ビット数よりも小さな値に選ばれなければならな
い。
【0072】比較回路20は、シリアルカウンタ17か
ら出力されたデータ、すなわちシリアル増加データを加
算回路24から与えられた最終アドレスと比較する。シ
リアル増加データを最終アドレスFAとが一致すると
き、信号SPLがリセットされる。すなわち、期間T1
6において、信号SPLのリセットに応答して、信号S
PWLおよびATWL′が立上がり、スイッチング回路
32および33がオンする。言換えると、シリアルカウ
ンタ17の内容およびラッチ回路21の内容がアドレス
ポインタ16において保持されていたデータ、すなわち
次の開始アドレスJに書換えられる。シリアルカウンタ
17は、信号SCに応答して、新しい開始アドレスJか
らカウント動作を開始する。加算回路24は、ラッチ回
路21においてラッチされた新しい開始アドレスとスト
ップレジスタ23内に保持されたビット長さデータとを
加算し、新しい最終アドレスFAを比較回路20に与え
る。シリアルカウンタ17によるカウント動作は、前述
と同様に、比較回路20において一致が検出されるまで
続けられ、シリアル増加データがシリアルセレクタ13
aおよび13bに与えられる。
【0073】図10は、図9に示したスプリット転送に
おけるデータレジスタ12aおよび12bの入出力を示
す概念図である。図10に示した期間T30ないしT3
3は、図11に示した期間T30ないしT33に対応す
る。図10を参照して、期間T30においてノーマル転
送モードが実行される(図9に示した期間T10に相当
する)。期間T31において、データレジスタ12a内
に保持されたデータのうち、I番目から(I+BL1)
番目までのデータが出力される。
【0074】期間T32において、データレジスタ12
b内に保持されたデータの内、J番目から(J+BL
3)番目までのデータが出力される。期間T33におい
て、データレジスタ12aにおいて保持されたデータの
うち、K番目から(K+BL4)番目までのデータが出
力される。図10と図11とを比較してわかるように、
図8に示したビデオRAM400によると、各データレ
ジスタ12aおよび12bから出力されるデータのう
ち、最終のデータを制御することができる。言換える
と、ビット長さデータBL1,BL3,BL4などを外
部から選択的に与えることにより、必要なデータだけを
各データレジスタ12aおよび12bから出力すること
ができる。これに対し、図17に示したビデオRAM7
00では、図11に示すように、出力データの必要の有
無にかかわらず、各データレジスタ12aおよび12b
において保持されたすべてのデータが出力されていた。
したがって、図8に示したビデオRAM400を用いる
ことにより、不必要なデータを出力するのにアクセス時
間が消費されるのが防がれる。
【0075】図12は、この発明のさらにもう1つの実
施例を示すビデオRAMのブロック図である。図12を
参照して、ビデオRAM500は、図8に示したビデオ
RAM400と比較すると、シリアルセレクタ制御回路
52において図8に示したスイッチング回路36が省か
れている。他の回路構成は図8に示したビデオRAM4
00と同様であり、かつ同様に動作するので説明が省略
される。
【0076】図8に示したスイッチング回路36を省く
ことにより、ビット長さ設定期間(たとえば図9に示し
た期間T12,T16など)における制御信号のタイミ
ング制御が難しくなるが、ビデオRAM500も、図8
に示したビデオRAM400と同様の利点をもたらすこ
とができる。
【0077】このように、図1に示したビデオRAM3
00は、メモリセルアレイ1内の各行のデータが交互に
転送されかつそれらを保持し得るデータレジスタ121
および122を備えているので、たとえば斜め読出しの
ような複雑なデータ読出しが要求される場合でも、外部
から与えられる信号/DTおよびSCなどのような制御
信号のタイミング制御が簡単化され得る。したがって、
高速のデータ読出しが要求される映像信号処理において
有用なビデオRAMが得られた。
【0078】一方、図8および図12に示したビデオR
AM400および500では、図10からわかるよう
に、各データレジスタ12aおよび12bから読出され
る最終データを指定し得るので、必要なデータだけを外
部に出力することができる。すなわち、たとえば映像表
示において、図20に示したエリアAR1およびAR2
内の画素データが要求されるとき、図21に示したエリ
アAR3およびAR4内のすべてのデータが出力される
のが防がれ、言換えると、所望のデータだけを外部に出
力することができる。したがって、不必要なデータを出
力するのにアクセス時間が消費されるのが防がれ、たと
えば映像信号処理において要求される高速動作が達成さ
れ得る。
【0079】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、各々がメモリセルアレイ内の1本の行内にストアさ
れたデータを保持する第1および第2のデータ保持手段
を設け、交互データ転送手段と交互データ出力手段とを
設けたので、高速読出しにおいて外部から与えられる制
御信号のタイミング制御が簡単化され得る半導体メモリ
装置が得られた。
【0080】また、請求項3の発明によれば、外部から
与えられる開始および終了アドレスによって規定された
データをデータ保持手段からシリアルに出力するデータ
出力手段を設けたので、必要なデータのみをシリアルに
出力でき、したがって、高速動作に適した半導体メモリ
装置が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すビデオRAMのブロ
ック図である。
【図2】図1に示したビデオRAMにおける主要な回路
の回路図である。
【図3】図1に示したカウンタ回路100および200
の回路ブロック図である。
【図4】図1に示したビデオRAMにおける読出しビッ
ト長さ設定モードのタイミングチャートである。
【図5】図1に示したビデオRAMにおける特殊転送モ
ードの動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図6】図1に示したビデオRAMにおける斜め読出し
を説明するための概念図である。
【図7】図3に示したカウンタ回路100および200
の特殊転送モードにおける動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図8】この発明のもう1つの実施例を示すビデオRA
Mのブロック図である。
【図9】図8に示したビデオRAMのスプリット機能に
おける動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図10】図9に示したスプリット転送におけるデータ
レジスタの入出力を説明するための概念図である。
【図11】図19に示したスプリット転送におけるデー
タレジスタの入出力を説明するための概念図である。
【図12】この発明のさらにもう1つの実施例を示すビ
デオRAMのブロック図である。
【図13】この発明の背景を示すビデオRAMのブロッ
ク図である。
【図14】図13に示したビデオRAMのシリアル読出
し動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図15】ビデオRAMにおける斜め読出しの概念を説
明するためのメモリマトリクス図である。
【図16】通常の水平読出しと斜め読出しとを説明する
ための概念図である。
【図17】この発明の背景を示すもう1つのビデオRA
Mのブロック図である。
【図18】図17に示したビデオRAMの転送サイクル
における動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図19】図17に示したビデオRAMのスプリット機
能における動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図20】図8に示したビデオRAMのスクリーン上の
画素データエリアを説明するための概念図である。
【図21】図17に示したビデオRAMのスクリーン上
の画素データエリアを説明するための概念図である。
【符号の説明】 1 メモリセルアレイ 11 転送ゲート回路 13 シリアルセレクタ 19 スイッチング回路 41 タイミング制御回路 100 シリアルカウンタ 121,122 データレジスタ 200 カウンタ 300 ビデオRAM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行および列に配設された複数のメモリセ
    ルを備えたメモリセルアレイと、 各々が前記メモリセルアレイ内の1本の行内にストアさ
    れたデータを保持する第1および第2のデータ保持手段
    と、 外部から与えられる状態制御信号に応答して、前記メモ
    リセルアレイの行内にストアされたデータを交互に前記
    第1および第2のデータ保持手段に転送する交互データ
    転送手段と、 外部から与えられるシリアルクロック信号に応答して、
    前記第1および第2のデータ保持手段内に保持されたデ
    ータを交互に出力する交互データ出力手段とを含む、半
    導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 さらに、 前記第1および第2のデータ保持手段内に保持されたデ
    ータの内、前記交互データ出力手段によって交互に出力
    されるべきデータを部分的に選択する部分データ選択手
    段を含む、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 行および列に配設された複数のメモリセ
    ルを備えたメモリセルアレイと、 外部から与えられる状態制御信号に応答して、前記メモ
    リセルアレイ内の1本の行内にストアされたデータを保
    持するデータ保持手段と、 外部から与えられる開始アドレスを保持する開始アドレ
    ス保持手段と、 外部から与えられる終了アドレスを保持する終了アドレ
    ス保持手段と、 外部から与えられるシリアルクロック信号に応答して、
    前記開始および終了アドレスによって規定されたデータ
    を前記データ保持手段からシリアルに出力するデータ出
    力手段とを含む、半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記データ保持手段は、 外部から与えられる状態制御信号に応答して、前記メモ
    リセルアレイ内の前記1本の行内にストアされた前半の
    データを保持する第1のデータ保持手段と、 外部から与えられる状態制御信号に応答して、前記メモ
    リセルアレイ内の前記1本の行内にストアされた後半の
    データを保持する第2のデータ保持手段とを含み、 前記シリアル出力手段は、外部から与えられるシリアル
    クロック信号に応答して、前記開始および終了アドレス
    によって規定されたデータを前記第1および第2のデー
    タ保持手段から交互に出力する交互データ出力手段を含
    む、請求項3に記載の半導体メモリ装置。
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