JPH05261326A - 塗工装置 - Google Patents
塗工装置Info
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- JPH05261326A JPH05261326A JP6474792A JP6474792A JPH05261326A JP H05261326 A JPH05261326 A JP H05261326A JP 6474792 A JP6474792 A JP 6474792A JP 6474792 A JP6474792 A JP 6474792A JP H05261326 A JPH05261326 A JP H05261326A
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- JP
- Japan
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- coating
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- base material
- inner chamber
- appropriate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶剤および水等の塗工剤を、基材に対して所
定の供給量で塗工することのできる塗工装置を提供する
こと。 【構成】 本体13内部に内室15を形成するととも
に、外部から前記本体13の内室15内へ塗工剤を供給
自在に形成し、前記本体13の少なくとも一部を多孔質
の焼結体で形成することにより、前記本体13の内室1
5内から外表面23に塗工剤を定量で滲出自在に形成し
たことを特徴とする。
定の供給量で塗工することのできる塗工装置を提供する
こと。 【構成】 本体13内部に内室15を形成するととも
に、外部から前記本体13の内室15内へ塗工剤を供給
自在に形成し、前記本体13の少なくとも一部を多孔質
の焼結体で形成することにより、前記本体13の内室1
5内から外表面23に塗工剤を定量で滲出自在に形成し
たことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材へ塗工剤を塗工す
る塗工装置に係り、特に、塗工装置の内部から外表面に
塗工剤を滲出させる塗工装置に関する。
る塗工装置に係り、特に、塗工装置の内部から外表面に
塗工剤を滲出させる塗工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂フィルム、紙または布等か
らなる連続体状の基材に種々の塗工剤を連続的に塗布す
る塗工装置が多用されている。
らなる連続体状の基材に種々の塗工剤を連続的に塗布す
る塗工装置が多用されている。
【0003】このような従来からある塗工装置の一例と
して特殊製品のアンカー塗工装置を図4により説明する
と、この種のアンカー塗工装置1は、長尺で幅広の樹脂
フィルム、紙または布等からなる連続体状の基材4の走
行方向に設けた塗工部2と乾燥部3とからなり、アンカ
ー塗料を塗工するように形成されている。そして、基材
4は図4の左部にある原反ロール5から繰出され、途中
適宜箇所に配設された展張ロール6,6によって所定経
路を通るように展張されつつ、同図右方向に搬送され、
最後に巻取りロール7に巻取られる。
して特殊製品のアンカー塗工装置を図4により説明する
と、この種のアンカー塗工装置1は、長尺で幅広の樹脂
フィルム、紙または布等からなる連続体状の基材4の走
行方向に設けた塗工部2と乾燥部3とからなり、アンカ
ー塗料を塗工するように形成されている。そして、基材
4は図4の左部にある原反ロール5から繰出され、途中
適宜箇所に配設された展張ロール6,6によって所定経
路を通るように展張されつつ、同図右方向に搬送され、
最後に巻取りロール7に巻取られる。
【0004】前記アンカー塗料を基材4に塗工する塗工
部2は、グラビアロールを用いたグラビア塗工方法やス
プレーコーティング方法等が使用され、基材4に塗工し
たアンカー層を乾燥させる乾燥部3は、乾燥風を所定温
度、風量等の適正条件のもとで吹き付けるように形成さ
れているものが多用されている。
部2は、グラビアロールを用いたグラビア塗工方法やス
プレーコーティング方法等が使用され、基材4に塗工し
たアンカー層を乾燥させる乾燥部3は、乾燥風を所定温
度、風量等の適正条件のもとで吹き付けるように形成さ
れているものが多用されている。
【0005】また、ラベル紙等の製造工程に適用される
粘着剤塗工装置を図5により説明すると、この種の従来
からある粘着剤塗工装置8は、前述と同様に、長尺で幅
広の樹脂フィルム、紙または布等からなる連続体状の基
材4の走行方向に設けた塗工部2と乾燥部3とからな
り、粘着剤を塗工するように形成されている。そして、
基材4は図5の右部にある原反ロール5から繰出され、
途中適宜箇所に配設された展張ロール6,6によって所
定経路を通るように展張されつつ、同図左方向に搬送さ
れ、乾燥部3から出された後に、図中左側の送出ロール
9から繰り出されるシリコン紙等と称される連続体状の
剥離紙10と適宜な貼着手段11によって貼着されつ
つ、同図右方向に搬送され、最後に巻取りロール7に巻
取られる。
粘着剤塗工装置を図5により説明すると、この種の従来
からある粘着剤塗工装置8は、前述と同様に、長尺で幅
広の樹脂フィルム、紙または布等からなる連続体状の基
材4の走行方向に設けた塗工部2と乾燥部3とからな
り、粘着剤を塗工するように形成されている。そして、
基材4は図5の右部にある原反ロール5から繰出され、
途中適宜箇所に配設された展張ロール6,6によって所
定経路を通るように展張されつつ、同図左方向に搬送さ
れ、乾燥部3から出された後に、図中左側の送出ロール
9から繰り出されるシリコン紙等と称される連続体状の
剥離紙10と適宜な貼着手段11によって貼着されつ
つ、同図右方向に搬送され、最後に巻取りロール7に巻
取られる。
【0006】前記粘着剤を基材4に塗工する塗工部2お
よび乾燥部3は、前述したアンカー塗工装置1と同様の
ものが適用されている。
よび乾燥部3は、前述したアンカー塗工装置1と同様の
ものが適用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のアンカー塗工装置1においては、アンカー塗料
を塗工する前工程で、走行している連続体状の基材4に
対して、溶剤を基材4に直接あるいは間接的に塗工し、
基材4に付着している油分等を脱脂することが望まれる
が、この脱脂を容易に行なうとともに、構造が簡単で、
コンパクトで、取扱性が容易で、かつ、経済的な負担が
少ない溶剤の塗工装置がないという問題点があった。
た従来のアンカー塗工装置1においては、アンカー塗料
を塗工する前工程で、走行している連続体状の基材4に
対して、溶剤を基材4に直接あるいは間接的に塗工し、
基材4に付着している油分等を脱脂することが望まれる
が、この脱脂を容易に行なうとともに、構造が簡単で、
コンパクトで、取扱性が容易で、かつ、経済的な負担が
少ない溶剤の塗工装置がないという問題点があった。
【0008】また、前述した従来の粘着剤塗工装置8に
おいては、乾燥部3から送出される基材4に対して適正
な水分を付与することが望まれている。なぜならば、乾
燥した基材4に剥離紙10を貼着すると、剥離紙10は
常温常湿状態であり含水しており、完成品としたラベル
紙を常温常湿状態にしたときに、基材4のみが含水して
膨張し、ラベル紙が反ってしまうのを防止するためであ
る。ところが、従来においては、このように水分を容易
に付与できるとともに、構造が簡単で、コンパクトで、
かつ、経済的な負担が少ない水分の塗工装置がないとい
う問題点があった。
おいては、乾燥部3から送出される基材4に対して適正
な水分を付与することが望まれている。なぜならば、乾
燥した基材4に剥離紙10を貼着すると、剥離紙10は
常温常湿状態であり含水しており、完成品としたラベル
紙を常温常湿状態にしたときに、基材4のみが含水して
膨張し、ラベル紙が反ってしまうのを防止するためであ
る。ところが、従来においては、このように水分を容易
に付与できるとともに、構造が簡単で、コンパクトで、
かつ、経済的な負担が少ない水分の塗工装置がないとい
う問題点があった。
【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、前述した従来のものにおける問題点を克服し、
溶剤および水等の塗工剤を、基材に対して所定の供給量
で塗工することのできる塗工装置を提供することを目的
とする。
であり、前述した従来のものにおける問題点を克服し、
溶剤および水等の塗工剤を、基材に対して所定の供給量
で塗工することのできる塗工装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明の塗工装置は、本体内部に内室を形成すると
ともに、外部から前記本体の内室内へ塗工剤を供給自在
に形成し、前記本体の少なくとも一部を多孔質の焼結体
で形成することにより、前記本体の内室内から外表面に
塗工剤を定量で滲出自在に形成したことを特徴としてい
る。
ため本発明の塗工装置は、本体内部に内室を形成すると
ともに、外部から前記本体の内室内へ塗工剤を供給自在
に形成し、前記本体の少なくとも一部を多孔質の焼結体
で形成することにより、前記本体の内室内から外表面に
塗工剤を定量で滲出自在に形成したことを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】前述した構成からなる本発明の塗工装置によれ
ば、本体の内室内に送給した塗工剤を、多孔質の焼結体
を介して外表面に滲出させることができるとともに、外
表面に滲出する塗工剤の量をコントロールすることがで
きる。そして、所望の塗工剤を基材へ定量ずつ確実に塗
工することができる。
ば、本体の内室内に送給した塗工剤を、多孔質の焼結体
を介して外表面に滲出させることができるとともに、外
表面に滲出する塗工剤の量をコントロールすることがで
きる。そして、所望の塗工剤を基材へ定量ずつ確実に塗
工することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図3につい
て説明する。
て説明する。
【0013】図1は本発明に係る塗工装置の一実施例を
示す要部の縦断面図である。
示す要部の縦断面図である。
【0014】図1に詳示するように、本実施例の塗工装
置12は断面略円筒形の本体13とその両端に端部材1
4a,14bを配設して本体13の内部に内室15が形
成されている。
置12は断面略円筒形の本体13とその両端に端部材1
4a,14bを配設して本体13の内部に内室15が形
成されている。
【0015】前記本体13は、ステンレス、ブロンズ等
の適宜な微細な粉粒体を適宜な長さの断面略円筒形に成
形した後に高温で焼成された多孔質の焼結体で製されて
いる。
の適宜な微細な粉粒体を適宜な長さの断面略円筒形に成
形した後に高温で焼成された多孔質の焼結体で製されて
いる。
【0016】前記本体13の一方の端部には、所望の塗
工剤を送給する適宜な大きさの給油孔16が軸心方向に
穿設された端部材14aが断面円形にして形成されてお
り、本体13の端部を覆うように螺合および嵌合等の適
宜な締結手段により固着されている。そして給油孔16
の開放端17には、図中二点鎖線で示す落差タンクまた
はポンプ等の適宜な塗工剤の供給手段18から、図示し
ないフィルタを介して所望の塗工剤を供給するホース等
の適宜な塗工剤搬送手段19の一端が接続できるように
されている。
工剤を送給する適宜な大きさの給油孔16が軸心方向に
穿設された端部材14aが断面円形にして形成されてお
り、本体13の端部を覆うように螺合および嵌合等の適
宜な締結手段により固着されている。そして給油孔16
の開放端17には、図中二点鎖線で示す落差タンクまた
はポンプ等の適宜な塗工剤の供給手段18から、図示し
ないフィルタを介して所望の塗工剤を供給するホース等
の適宜な塗工剤搬送手段19の一端が接続できるように
されている。
【0017】また、前記本体13の他方の端部には、断
面円形に形成された端部材14bが、本体13の端部を
覆うように螺合および嵌合等の適宜な締結手段により固
着されている。
面円形に形成された端部材14bが、本体13の端部を
覆うように螺合および嵌合等の適宜な締結手段により固
着されている。
【0018】さらに、前記各端部材14a,14bと本
体13との間にはOリング等の適宜な密封部材20が介
装されている。
体13との間にはOリング等の適宜な密封部材20が介
装されている。
【0019】また、前記各端部材14a,14bの軸方
向外側には、図示しない適宜なフレームによって軸支可
能なように小径とされた軸部21が形成されている。
向外側には、図示しない適宜なフレームによって軸支可
能なように小径とされた軸部21が形成されている。
【0020】なお、この軸部21の形状は設計仕様によ
り決定すればよく、特に、本実施例に限定されるもので
はない。そして、本体13の形状も、断面形状を多角形
に形成したり、軸方向の形状をクラウン形状あるいは逆
クラウン形状に形成してもよく、基材4等の被塗工体2
2に対して適切な塗工ができる形状で有ればよく、特
に、本実施例に限定されるものではない。
り決定すればよく、特に、本実施例に限定されるもので
はない。そして、本体13の形状も、断面形状を多角形
に形成したり、軸方向の形状をクラウン形状あるいは逆
クラウン形状に形成してもよく、基材4等の被塗工体2
2に対して適切な塗工ができる形状で有ればよく、特
に、本実施例に限定されるものではない。
【0021】前記本体13、各端部材14a,14bに
適用する素材は、使用する所望の塗工剤に対して耐食性
を有する素材、例えば、アルミニュウム、樹脂等を適用
すればさらによい。
適用する素材は、使用する所望の塗工剤に対して耐食性
を有する素材、例えば、アルミニュウム、樹脂等を適用
すればさらによい。
【0022】また、前記塗工装置12の本体13の外表
面23の長手方向略中央部には、図中一点鎖線で示すよ
うに連続体状の基材4等の被塗工体22がその幅方向を
本体13の軸方向と同一として当接されるようになって
いる。
面23の長手方向略中央部には、図中一点鎖線で示すよ
うに連続体状の基材4等の被塗工体22がその幅方向を
本体13の軸方向と同一として当接されるようになって
いる。
【0023】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
作用について説明する。
【0024】まず、被塗工体22は図示しない適宜な方
法により、所定速度で図1の紙面垂直方向の奥から手前
に向かって走行させられている。また、塗工装置12に
おいては、適宜な供給手段18により、開放端17を通
して本体13の内部に形成された内室15へ所望の塗工
剤が送給されている。
法により、所定速度で図1の紙面垂直方向の奥から手前
に向かって走行させられている。また、塗工装置12に
おいては、適宜な供給手段18により、開放端17を通
して本体13の内部に形成された内室15へ所望の塗工
剤が送給されている。
【0025】つぎに、前記本体13の内室15へ送給さ
れた所望の塗工剤は、焼結体で製せられた本体13の内
室15から外表面23へ塗工に最適な量が滲出して塗工
が開始される。
れた所望の塗工剤は、焼結体で製せられた本体13の内
室15から外表面23へ塗工に最適な量が滲出して塗工
が開始される。
【0026】所望の塗工剤が焼結体で製せられた本体1
3を内室15から外表面23へ滲出できるのは、焼結体
は微細な粉粒体を機械的からみ合いにより結合させたも
ので、各粉粒の接触部以外は空隙となっており、この空
隙が連通流路を形成するからである。
3を内室15から外表面23へ滲出できるのは、焼結体
は微細な粉粒体を機械的からみ合いにより結合させたも
ので、各粉粒の接触部以外は空隙となっており、この空
隙が連通流路を形成するからである。
【0027】また、前記空隙は、適用する粉粒体の主と
して粒径により異なる。つまり、本体13の厚みを一定
とすると、適用する粉粒体の粒径により前記空隙の大き
さを変えることができ、塗工剤の通過速度を調節でき
る。さらに、同一粒径であっても粉粒体の形状、例え
ば、球形、偏平状、角状、針状等により塗工剤の通過速
度を調整できる。また、粉粒体は粒度分布を有するの
で、できるだけ粒度分布の狭い粉粒体を使用することが
望ましい。
して粒径により異なる。つまり、本体13の厚みを一定
とすると、適用する粉粒体の粒径により前記空隙の大き
さを変えることができ、塗工剤の通過速度を調節でき
る。さらに、同一粒径であっても粉粒体の形状、例え
ば、球形、偏平状、角状、針状等により塗工剤の通過速
度を調整できる。また、粉粒体は粒度分布を有するの
で、できるだけ粒度分布の狭い粉粒体を使用することが
望ましい。
【0028】また、前記本体13の内室15に送給する
塗工剤を加圧あるいは減圧させることにより、焼結体で
製せられた本体13の内室15から外表面23へ滲出す
る塗工剤の量を増減させることができる。
塗工剤を加圧あるいは減圧させることにより、焼結体で
製せられた本体13の内室15から外表面23へ滲出す
る塗工剤の量を増減させることができる。
【0029】そして、設計仕様により、これらを適宜に
組み合わせて、塗工剤を本体13の外表面23に最適量
を滲出させ、被塗工体22に適正な塗工を施すことがで
きる。
組み合わせて、塗工剤を本体13の外表面23に最適量
を滲出させ、被塗工体22に適正な塗工を施すことがで
きる。
【0030】さらに、本実施例の塗工装置12は構造が
簡単で、コンパクトであり、各種の装置に広く応用する
ことができる。
簡単で、コンパクトであり、各種の装置に広く応用する
ことができる。
【0031】なお、塗工剤としては、溶剤、水、塗料等
で固形物を含有しない液体状のものが適している。
で固形物を含有しない液体状のものが適している。
【0032】また、焼結体の表面の一部を樹脂でコーテ
ィングしたり、接着剤で覆ったり、溶浸法で後処理をす
る等の適宜な方法により、焼結体を介して滲出する塗工
剤の滲出範囲を特定することができ、より適正な塗工を
させることができる。
ィングしたり、接着剤で覆ったり、溶浸法で後処理をす
る等の適宜な方法により、焼結体を介して滲出する塗工
剤の滲出範囲を特定することができ、より適正な塗工を
させることができる。
【0033】つぎに、本実施例の塗工装置12を従来か
らある特殊製品のアンカー塗工装置1に、アンカー塗工
前の基材4の洗浄に適用した実施例について図2により
説明する。
らある特殊製品のアンカー塗工装置1に、アンカー塗工
前の基材4の洗浄に適用した実施例について図2により
説明する。
【0034】図2に詳示するように、本実施例において
は、長尺で幅広の樹脂フィルム、紙または布等からなる
連続体状の基材4は図2の左部にある原反ロール5から
繰出され、途中適宜箇所に配設された展張ロール6,6
によって所定経路を通るように展張されつつ、同図右方
向に搬送され、グラビアロールを用いたグラビア塗工方
法やスプレーコーティング方法等による塗工部2へ搬送
され、塗工部2でアンカー塗料を塗工するように形成さ
れている。
は、長尺で幅広の樹脂フィルム、紙または布等からなる
連続体状の基材4は図2の左部にある原反ロール5から
繰出され、途中適宜箇所に配設された展張ロール6,6
によって所定経路を通るように展張されつつ、同図右方
向に搬送され、グラビアロールを用いたグラビア塗工方
法やスプレーコーティング方法等による塗工部2へ搬送
され、塗工部2でアンカー塗料を塗工するように形成さ
れている。
【0035】そして、前記原反ロール5と塗工部2との
間には、基材4の洗浄装置24が配設されている。この
洗浄装置24は基材4の幅とほぼ同一、若しくは幅広と
された長尺の不織布からなる連続体状の洗浄部材25が
図2の下方右部にある送出ロール26から繰出され、途
中適宜箇所に配設された展張ロール6,6によって所定
経路を通るように展張されつつ、同図左方向に搬送され
取込ロール27に巻取られるように形成されている。さ
らに、この洗浄部材25は搬送の途中の適宜な位置(以
下、洗浄位置と呼ぶ)で前記基材4のアンカー塗料の塗
工される一方の面と所望の押圧力で遠近自在とされ当接
可能とされている。さらにまた、前記洗浄装置24の洗
浄位置と送出ロール26との間には、本発明に係る塗工
装置12が適宜な方法により洗浄部材25へ当接される
ようになっている。その他は従来のアンカー塗工装置1
と同様に形成されている。
間には、基材4の洗浄装置24が配設されている。この
洗浄装置24は基材4の幅とほぼ同一、若しくは幅広と
された長尺の不織布からなる連続体状の洗浄部材25が
図2の下方右部にある送出ロール26から繰出され、途
中適宜箇所に配設された展張ロール6,6によって所定
経路を通るように展張されつつ、同図左方向に搬送され
取込ロール27に巻取られるように形成されている。さ
らに、この洗浄部材25は搬送の途中の適宜な位置(以
下、洗浄位置と呼ぶ)で前記基材4のアンカー塗料の塗
工される一方の面と所望の押圧力で遠近自在とされ当接
可能とされている。さらにまた、前記洗浄装置24の洗
浄位置と送出ロール26との間には、本発明に係る塗工
装置12が適宜な方法により洗浄部材25へ当接される
ようになっている。その他は従来のアンカー塗工装置1
と同様に形成されている。
【0036】つぎに、図2に示される実施例の作用につ
いて説明すると、本実施例においては、基材4は従来と
同様に動作して、基材4の一面、本実施例では下面に付
着している油分等の脱脂等の洗浄がされた後にアンカー
塗料が塗工される。
いて説明すると、本実施例においては、基材4は従来と
同様に動作して、基材4の一面、本実施例では下面に付
着している油分等の脱脂等の洗浄がされた後にアンカー
塗料が塗工される。
【0037】さらに、洗浄装置24について説明する
と、送出ロール26から繰出される洗浄部材25に対し
て、前述したように作用する塗工装置12から適宜な溶
剤等の洗浄液が洗浄位置の手前で所望量のみ塗工され
る。
と、送出ロール26から繰出される洗浄部材25に対し
て、前述したように作用する塗工装置12から適宜な溶
剤等の洗浄液が洗浄位置の手前で所望量のみ塗工され
る。
【0038】そして、洗浄位置において、洗浄液を塗工
された洗浄部材25と基材4の一面とが適宜な当接力で
接触し、基材4と洗浄部材25とが接触状態で相対移動
することで基材4の一面が洗浄される。
された洗浄部材25と基材4の一面とが適宜な当接力で
接触し、基材4と洗浄部材25とが接触状態で相対移動
することで基材4の一面が洗浄される。
【0039】また、洗浄液の塗工量を所望の量とするこ
とができるので、洗浄部材25に塗工する洗浄液の塗工
量が多すぎて洗浄液が装置内に飛散することを防止する
飛散防止装置、あるいは飛散した洗浄液の回収装置が不
必要であり、装置全体の構成が複雑となることを防止す
ることができる。さらに、洗浄部材25に塗工する洗浄
液の塗工量が少なすぎて、洗浄効果が損なわれることを
防止できる。
とができるので、洗浄部材25に塗工する洗浄液の塗工
量が多すぎて洗浄液が装置内に飛散することを防止する
飛散防止装置、あるいは飛散した洗浄液の回収装置が不
必要であり、装置全体の構成が複雑となることを防止す
ることができる。さらに、洗浄部材25に塗工する洗浄
液の塗工量が少なすぎて、洗浄効果が損なわれることを
防止できる。
【0040】このように、本発明に係る塗工装置12を
適用することにより、構造が簡単で、コンパクトで、か
つ、経済的な負担が少ない洗浄装置をアンカー塗工装置
1に付加することができる。
適用することにより、構造が簡単で、コンパクトで、か
つ、経済的な負担が少ない洗浄装置をアンカー塗工装置
1に付加することができる。
【0041】つぎに、本実施例の塗工装置を従来からあ
るラベル紙等の粘着剤塗工装置8に、基材4と剥離紙1
0の貼着前の基材4に対して適正な水分を付与する加湿
装置28として適用した実施例について図3により説明
する。
るラベル紙等の粘着剤塗工装置8に、基材4と剥離紙1
0の貼着前の基材4に対して適正な水分を付与する加湿
装置28として適用した実施例について図3により説明
する。
【0042】図3に詳示するように、本実施例において
は、前述したアンカー塗工装置1と同様に、長尺で幅広
の樹脂フィルム、紙または布等からなる連続体状の基材
4は図示しない原反ロール5から繰出され、途中適宜箇
所に配設された展張ロール6,6によって所定経路を通
るように展張されつつ、同図左方向に搬送され、乾燥部
3から出された後に、図中左側から繰り出されるシリコ
ン紙等と称される連続体状の剥離紙10と貼着されつ
つ、同図右方向に搬送され、最後に巻取りロール7に巻
取られる。
は、前述したアンカー塗工装置1と同様に、長尺で幅広
の樹脂フィルム、紙または布等からなる連続体状の基材
4は図示しない原反ロール5から繰出され、途中適宜箇
所に配設された展張ロール6,6によって所定経路を通
るように展張されつつ、同図左方向に搬送され、乾燥部
3から出された後に、図中左側から繰り出されるシリコ
ン紙等と称される連続体状の剥離紙10と貼着されつ
つ、同図右方向に搬送され、最後に巻取りロール7に巻
取られる。
【0043】そして、乾燥部3から出され剥離紙10と
貼着される前の基材4に対して、本発明に係る塗工装置
12が適宜な方法により当接されるようになっている。
その他は従来の粘着剤塗工装置8と同様に形成されてい
る。
貼着される前の基材4に対して、本発明に係る塗工装置
12が適宜な方法により当接されるようになっている。
その他は従来の粘着剤塗工装置8と同様に形成されてい
る。
【0044】つぎに、図3に示される実施例の作用につ
いて説明すると、本実施例においては、基材4は従来と
同様に動作して、基材4の一面、粘着剤が塗工されて乾
燥された後に、本発明に係る塗工装置12を適用した加
湿装置28により適宜な水分が付与され剥離紙10と貼
着される。
いて説明すると、本実施例においては、基材4は従来と
同様に動作して、基材4の一面、粘着剤が塗工されて乾
燥された後に、本発明に係る塗工装置12を適用した加
湿装置28により適宜な水分が付与され剥離紙10と貼
着される。
【0045】さらに、加湿装置28について説明する
と、前述したように作用する塗工装置12から水が乾燥
部3から出た基材4の一面、本実施例では粘着剤を塗工
された面と反対側の基材4の面へ所望量のみ塗工され
る。
と、前述したように作用する塗工装置12から水が乾燥
部3から出た基材4の一面、本実施例では粘着剤を塗工
された面と反対側の基材4の面へ所望量のみ塗工され
る。
【0046】また、基材4へ塗工する水の塗工量を所望
の量とすることができるので、基材4へ付与する水の塗
工量が多すぎて水が装置内に飛散することを防止する飛
散防止装置、あるいは飛散した水の回収装置が不必要で
あり、装置全体の構成が複雑となることを防止すること
ができる。さらに、基材4へ付与する水の塗工量が少な
すぎて、前述したように、剥離紙10の貼着後に製品と
したラベル紙が反るという不具合が発生し商品価値が低
下するという問題点を解決できる。
の量とすることができるので、基材4へ付与する水の塗
工量が多すぎて水が装置内に飛散することを防止する飛
散防止装置、あるいは飛散した水の回収装置が不必要で
あり、装置全体の構成が複雑となることを防止すること
ができる。さらに、基材4へ付与する水の塗工量が少な
すぎて、前述したように、剥離紙10の貼着後に製品と
したラベル紙が反るという不具合が発生し商品価値が低
下するという問題点を解決できる。
【0047】このように、本発明に係る塗工装置12を
適用することにより、構造が簡単で、コンパクトで、か
つ、経済的な負担が少ない加湿装置28を粘着剤塗工装
置8に付加することができる。
適用することにより、構造が簡単で、コンパクトで、か
つ、経済的な負担が少ない加湿装置28を粘着剤塗工装
置8に付加することができる。
【0048】なお、前述したアンカー塗工装置1および
粘着剤塗工装置8に付与した本発明による塗工装置12
は、固定状態、または、回転状態のいずれの状態で使用
してもよい。
粘着剤塗工装置8に付与した本発明による塗工装置12
は、固定状態、または、回転状態のいずれの状態で使用
してもよい。
【0049】また、基材4との当接力を調整することに
より、被塗工体22が薄い場合でも被塗工体22に傷つ
けたり皺を発生することなく良好な塗工をすることがで
きる。
より、被塗工体22が薄い場合でも被塗工体22に傷つ
けたり皺を発生することなく良好な塗工をすることがで
きる。
【0050】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、焼
結体を用いて被塗工体に対して塗工剤を均一に塗工する
ことができ、構成も簡単でコストも低廉となり、商品価
値の高い塗工物を提供することができるという極めて優
れた効果を奏することができる。
結体を用いて被塗工体に対して塗工剤を均一に塗工する
ことができ、構成も簡単でコストも低廉となり、商品価
値の高い塗工物を提供することができるという極めて優
れた効果を奏することができる。
【図1】本発明の塗工装置を示す縦断面図
【図2】本発明の塗工装置をアンカーコーティングの製
造に用いられるアンカー塗工装置の基材の洗浄装置に適
用した実施例を示す要部の構成図
造に用いられるアンカー塗工装置の基材の洗浄装置に適
用した実施例を示す要部の構成図
【図3】本発明の塗工装置をラベル紙の製造に用いられ
る粘着剤塗工装置の基材の加湿装置に適用した実施例を
示す要部の構成図
る粘着剤塗工装置の基材の加湿装置に適用した実施例を
示す要部の構成図
【図4】従来のアンカー塗工装置を示す要部の構成図
【図5】従来の粘着剤塗工装置を示す要部の構成図
12 塗工装置 13 本体 15 内室 16 給油孔 17 開放端 18 供給手段 19 塗工剤搬送手段 22 被塗工体 23 外表面 24 洗浄装置 28 加湿装置
Claims (1)
- 【請求項1】 本体内部に内室を形成するとともに、外
部から前記本体の内室内へ塗工剤を供給自在に形成し、
前記本体の少なくとも一部を多孔質の焼結体で形成する
ことにより、前記本体の内室内から外表面に塗工剤を定
量で滲出自在に形成したことを特徴とする塗工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6474792A JPH05261326A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6474792A JPH05261326A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 塗工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261326A true JPH05261326A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13267064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6474792A Pending JPH05261326A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 塗工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05261326A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013071041A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Toa Kogyo Kk | 塗装装置 |
DE102016210883A1 (de) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | Singulus Technologies Ag | Vorrichtung und Verfahren zur Behandlung von Substraten unter Verwendung einer Auflagerolle mit porösem Material |
JP2021147218A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | カモ井加工紙株式会社 | テープディスペンサー |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP6474792A patent/JPH05261326A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013071041A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Toa Kogyo Kk | 塗装装置 |
DE102016210883A1 (de) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | Singulus Technologies Ag | Vorrichtung und Verfahren zur Behandlung von Substraten unter Verwendung einer Auflagerolle mit porösem Material |
US11062929B2 (en) | 2016-06-17 | 2021-07-13 | Singulus Technologies Ag | Device and method for treating substrates using a support roller having a porous material |
JP2021147218A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | カモ井加工紙株式会社 | テープディスペンサー |
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