JPH0524764A - エレベータの非常止め装置 - Google Patents
エレベータの非常止め装置Info
- Publication number
- JPH0524764A JPH0524764A JP18256591A JP18256591A JPH0524764A JP H0524764 A JPH0524764 A JP H0524764A JP 18256591 A JP18256591 A JP 18256591A JP 18256591 A JP18256591 A JP 18256591A JP H0524764 A JPH0524764 A JP H0524764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- lift path
- hoistway
- cage
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 かご自体に設置された駆動用モータの駆動に
より、昇降路を昇降、移動する自走式エレベータにおい
て、前記かごの移動範囲を制約することなくかご速度の
調速を行い、規定速度超過時に各かごを非常停止させる
エレベータ非常止め装置を目的とする。 【構成】 自走式エレベータの昇降路側壁に波形の板カ
ムを上下方向に設ける。更に、通常運転時に前記板カム
面上を滑走するローラを一端に、かご速度超過時に前記
昇降路側フックに係合するかご側フックを他端に備えた
への字状のレバーをかご上の支えに回転自在に固定す
る。このような構成なので、かごが通常速度ではレバー
はある程度の揺動で止まっている。しかし、かごが規定
速度以上になると慣性によりレバーが大きく揺れ、その
かご側フックが昇降路側フックに掛け合わされ、これに
繋がるかごを停止させることになる。
より、昇降路を昇降、移動する自走式エレベータにおい
て、前記かごの移動範囲を制約することなくかご速度の
調速を行い、規定速度超過時に各かごを非常停止させる
エレベータ非常止め装置を目的とする。 【構成】 自走式エレベータの昇降路側壁に波形の板カ
ムを上下方向に設ける。更に、通常運転時に前記板カム
面上を滑走するローラを一端に、かご速度超過時に前記
昇降路側フックに係合するかご側フックを他端に備えた
への字状のレバーをかご上の支えに回転自在に固定す
る。このような構成なので、かごが通常速度ではレバー
はある程度の揺動で止まっている。しかし、かごが規定
速度以上になると慣性によりレバーが大きく揺れ、その
かご側フックが昇降路側フックに掛け合わされ、これに
繋がるかごを停止させることになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自走式エレベータの非常
止め装置に関する。
止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータの非常止め装置を図
4、図5を参照して説明する。
4、図5を参照して説明する。
【0003】現在一般に用いられているつるべ式エレベ
ータは、昇降路内をかご1が駆動装置に巻き掛けたロー
プに吊下げられて昇降している。この駆動装置の据付け
られている昇降路天井の機械室には調速機2が設けられ
ており、かご1には非常止装置3が取付けられている。
又、昇降路下部には緩衝装置4が設けられている。
ータは、昇降路内をかご1が駆動装置に巻き掛けたロー
プに吊下げられて昇降している。この駆動装置の据付け
られている昇降路天井の機械室には調速機2が設けられ
ており、かご1には非常止装置3が取付けられている。
又、昇降路下部には緩衝装置4が設けられている。
【0004】調速機2は、ガバナロープ5を介してかご
1の動きに連動するシーブ6、点Aでシーブ6の腕に回
転自在に固定された相対する2個のおもり7、非常止め
動作速度時にガバナロープ5を拘束するつかみ8、シー
ブ6のスタンドに回転自在に固定され、通常速度時、つ
かみ8を支えるフック9などから構成されている。
1の動きに連動するシーブ6、点Aでシーブ6の腕に回
転自在に固定された相対する2個のおもり7、非常止め
動作速度時にガバナロープ5を拘束するつかみ8、シー
ブ6のスタンドに回転自在に固定され、通常速度時、つ
かみ8を支えるフック9などから構成されている。
【0005】上記の非常止め装置において、かご1の速
度はかごに固定されたガバナロープ5により調速機2に
伝えられるが、かご1が規定速度を超過する状態になる
と、おもり7の先端がフック9を押し、これによりつか
み8がガバナロープ5を挟み回転を停止させる。上記に
よりガバナロープ5を介してかご1に設置された非常止
装置3を動作させてかご1を停止させている。
度はかごに固定されたガバナロープ5により調速機2に
伝えられるが、かご1が規定速度を超過する状態になる
と、おもり7の先端がフック9を押し、これによりつか
み8がガバナロープ5を挟み回転を停止させる。上記に
よりガバナロープ5を介してかご1に設置された非常止
装置3を動作させてかご1を停止させている。
【0006】ところで、ロープで吊り下げられて走行す
るエレベータと異なり、かごに駆動装置を備えてかごが
単独で走行する自走式エレベータがある。
るエレベータと異なり、かごに駆動装置を備えてかごが
単独で走行する自走式エレベータがある。
【0007】この自走式エレベータの構成を図2を参照
して説明する。
して説明する。
【0008】かご1にかご駆動用モータ10を設置し、
かご1両側面には上下移動用のピニオンギァ11、又か
ご1底面に横方向移動用のパレット12を取付ける。
かご1両側面には上下移動用のピニオンギァ11、又か
ご1底面に横方向移動用のパレット12を取付ける。
【0009】昇降路13の両側には上下方向にラック1
4が取付けられ、昇降路13の頂部及び底部には水平方
向に横行スペース15を設けて隣接の昇降路16に接続
させる。
4が取付けられ、昇降路13の頂部及び底部には水平方
向に横行スペース15を設けて隣接の昇降路16に接続
させる。
【0010】上記構成の自走式エレベータは、かご駆動
モータ10によりかご自体で駆動し、昇降路13、16
の側壁のラック14にピニオンギア11が噛合って1本
の昇降路13内を上下移動するのみならず、横行スペー
ス15をパレット12により水平移動して隣接の昇降路
16を上下移動できるようにしている。
モータ10によりかご自体で駆動し、昇降路13、16
の側壁のラック14にピニオンギア11が噛合って1本
の昇降路13内を上下移動するのみならず、横行スペー
ス15をパレット12により水平移動して隣接の昇降路
16を上下移動できるようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】自走式エレベータは上
述のように、かご自体が駆動装置を持つているので、つ
るべ式エレベータのように機械室の駆動装置は無く、ロ
ープのような建物との繋がりを持つていない。従って安
全装置、特に調速の点で、つるべ式エレベータと同様の
機械的調速方法を適用することが出来にくい構造となつ
ている。
述のように、かご自体が駆動装置を持つているので、つ
るべ式エレベータのように機械室の駆動装置は無く、ロ
ープのような建物との繋がりを持つていない。従って安
全装置、特に調速の点で、つるべ式エレベータと同様の
機械的調速方法を適用することが出来にくい構造となつ
ている。
【0012】又従来、自走式エレベータに対する具体的
な調速機の構造は確立されていなかつた。
な調速機の構造は確立されていなかつた。
【0013】本発明は、このようなかごが昇降路を独立
して移動する自走式エレベータの非常止め装置の提供を
目的とする。
して移動する自走式エレベータの非常止め装置の提供を
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため本
発明は、昇降路壁に波形の板カムを設け、かごに前記板
カム面を押しながら滑走するくの字状のレバーを取付け
る。更に、昇降路側に衝撃緩衝装置付ロープに連結した
複数の昇降路側フックを設け、前記レバーの他端のかご
側フックが、かご速度超過時の変位により噛合う機構を
設ける。
発明は、昇降路壁に波形の板カムを設け、かごに前記板
カム面を押しながら滑走するくの字状のレバーを取付け
る。更に、昇降路側に衝撃緩衝装置付ロープに連結した
複数の昇降路側フックを設け、前記レバーの他端のかご
側フックが、かご速度超過時の変位により噛合う機構を
設ける。
【0015】
【作用】上記の構成において、自走式エレベータのかご
が通常速度で昇降する場合、レバー先端のローラは弾性
体により板カムに押し付けられながら、波形の板カムよ
り正弦波状の角変位を与えられて揺動する。
が通常速度で昇降する場合、レバー先端のローラは弾性
体により板カムに押し付けられながら、波形の板カムよ
り正弦波状の角変位を与えられて揺動する。
【0016】かご速度が規定速度を超過した場合は、慣
性によりレバーの振幅が増大し、レバー他端のかご側フ
ックが昇降路側フックに掛け合ってかごを停止させる。
性によりレバーの振幅が増大し、レバー他端のかご側フ
ックが昇降路側フックに掛け合ってかごを停止させる。
【0017】上記のように、1個の昇降路側フックがか
ご側フックに係合するとロープが押下げられ、ロープに
付いた他のフックが各階床の昇降路壁の凸部によりかご
側に変位し、他の昇降中のかごのフックと掛け合わされ
同様に停止する。
ご側フックに係合するとロープが押下げられ、ロープに
付いた他のフックが各階床の昇降路壁の凸部によりかご
側に変位し、他の昇降中のかごのフックと掛け合わされ
同様に停止する。
【0018】
【実施例】図1に示す実施例に基いて本発明を説明す
る。
る。
【0019】自走式エレベータの昇降路13側壁に、か
ご1の上下移動の範囲に亙り波形の板カム17を取付け
る。板カム17面に接触するローラ18を一端に取付け
たへの字状のレバー19をかご1上に設置した支え20
に回転自在に固定する。支え20とローラ18の間には
板カム17に前記ローラ18を押圧するばね21を設け
る。レバー19のローラ18側より長さを長くした反対
側の先端をかご側フック22として形成する。
ご1の上下移動の範囲に亙り波形の板カム17を取付け
る。板カム17面に接触するローラ18を一端に取付け
たへの字状のレバー19をかご1上に設置した支え20
に回転自在に固定する。支え20とローラ18の間には
板カム17に前記ローラ18を押圧するばね21を設け
る。レバー19のローラ18側より長さを長くした反対
側の先端をかご側フック22として形成する。
【0020】レバー19が支え21に対して大きく揺動
した時、かご側フック22が噛合う位置の昇降路13壁
側に、上下方向に複数個の昇降路側フック23を設け
る。昇降路側フック23は階床毎に設け、上部にばねに
よる衝撃緩衝装置26を取付けたロープ24で連結し昇
降路13側壁の上下方向に垂下して設置する。
した時、かご側フック22が噛合う位置の昇降路13壁
側に、上下方向に複数個の昇降路側フック23を設け
る。昇降路側フック23は階床毎に設け、上部にばねに
よる衝撃緩衝装置26を取付けたロープ24で連結し昇
降路13側壁の上下方向に垂下して設置する。
【0021】上記構成の非常止め装置において、かご1
が通常速度で昇降している時は、ローラ18は弾性体2
1により板カム17に押し付けられ、板カム17面上を
滑走し、レバー19は正弦波状の角変位を取り、前後方
向Cに振れるが昇降路側フック23の位置迄レバー19
は振れず、かご側フック22は昇降路側フック23に掛
合わない。
が通常速度で昇降している時は、ローラ18は弾性体2
1により板カム17に押し付けられ、板カム17面上を
滑走し、レバー19は正弦波状の角変位を取り、前後方
向Cに振れるが昇降路側フック23の位置迄レバー19
は振れず、かご側フック22は昇降路側フック23に掛
合わない。
【0022】かご1の速度が増加し規定速度以上になる
と、慣性力によりレバー19の振幅(揺動)が増大して
ローラ18は板カム17面を離れ、かご側フック22は
昇降路側フック23に掛合い、かご1の移動を停止させ
る。
と、慣性力によりレバー19の振幅(揺動)が増大して
ローラ18は板カム17面を離れ、かご側フック22は
昇降路側フック23に掛合い、かご1の移動を停止させ
る。
【0023】昇降路側フック23はロープ24で連結さ
れているので、かご側フック22が昇降路側フック23
の1個と掛合うと全体が下方に押下げられ、昇降路壁の
昇降路凸部25により昇降路側フック23がかご1方向
に変位し、他のかご1の移動も停止させる。
れているので、かご側フック22が昇降路側フック23
の1個と掛合うと全体が下方に押下げられ、昇降路壁の
昇降路凸部25により昇降路側フック23がかご1方向
に変位し、他のかご1の移動も停止させる。
【0024】
【発明の効果】本発明による機械式調速機をかご自体が
夫々に装着することにより、自走式かごの広範囲な移動
に制約されずに、非常止めを容易に成すことが出来るこ
とになり、自走式エレベータの安全を確保し、信頼性が
得られる。
夫々に装着することにより、自走式かごの広範囲な移動
に制約されずに、非常止めを容易に成すことが出来るこ
とになり、自走式エレベータの安全を確保し、信頼性が
得られる。
【図1】本発明によるエレベータの概略図である。
【図2】自走式エレベータの全体概略図である。
【図3】III −III 線矢視図、
【図4】従来のエレベータの概略斜視図、
【図5】図4の部分詳細図である。
1…かご 10…かご駆動モータ 17…板カム 18…ローラ 19…レバ 22…かご側フック 23…昇降路側フック
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】かごが昇降路を自走するエレベータにおい
て、 前記昇降路の全長に渡り連続した波形のカムを設け、こ
のカムに接触して揺動するレバーを前記かご側に設け、
更に、前記レバーが通常の揺動以上に変位したとき、前
記レバー側に設けたかぎ穴が掛け合わされるフックを複
数個直列に昇降路側に設けてなることを特徴とするエレ
ベータの非常止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18256591A JPH0524764A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | エレベータの非常止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18256591A JPH0524764A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | エレベータの非常止め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524764A true JPH0524764A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16120502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18256591A Pending JPH0524764A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | エレベータの非常止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524764A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150032536A (ko) * | 2012-06-21 | 2015-03-26 | 카릴 마흐무드 에이비유 에이엘-알유비비 | 승강기 안전 장치 |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP18256591A patent/JPH0524764A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150032536A (ko) * | 2012-06-21 | 2015-03-26 | 카릴 마흐무드 에이비유 에이엘-알유비비 | 승강기 안전 장치 |
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