JPH0520456Y2 - - Google Patents
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- JPH0520456Y2 JPH0520456Y2 JP1988128015U JP12801588U JPH0520456Y2 JP H0520456 Y2 JPH0520456 Y2 JP H0520456Y2 JP 1988128015 U JP1988128015 U JP 1988128015U JP 12801588 U JP12801588 U JP 12801588U JP H0520456 Y2 JPH0520456 Y2 JP H0520456Y2
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- Japan
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- transistor
- piezoelectric vibrator
- capacitor
- atomization
- collector
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B5/00—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
- H03B5/30—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator
- H03B5/32—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator
- H03B5/36—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator active element in amplifier being semiconductor device
- H03B5/362—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator active element in amplifier being semiconductor device the amplifier being a single transistor
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B2200/00—Indexing scheme relating to details of oscillators covered by H03B
- H03B2200/0002—Types of oscillators
- H03B2200/0008—Colpitts oscillator
Landscapes
- Special Spraying Apparatus (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、圧電振動子を利用した超音波霧化装
置に係り、超音波発生用の圧電振動子及びこれを
駆動するコレクタ接地型の自励式トランジスタ発
振回路を共通の電源に対して複数個連結した場合
の安定動作に関するものである。
置に係り、超音波発生用の圧電振動子及びこれを
駆動するコレクタ接地型の自励式トランジスタ発
振回路を共通の電源に対して複数個連結した場合
の安定動作に関するものである。
(従来の技術)
従来、実公昭60−12619号において、超音波発
生用の圧電振動子を、コレクタ接地型の自励式ト
ランジスタ発振回路で駆動する超音波霧化装置が
開示されている。このような超音波霧化装置は、
室内の湿度調整用に一般的に使用されている。
生用の圧電振動子を、コレクタ接地型の自励式ト
ランジスタ発振回路で駆動する超音波霧化装置が
開示されている。このような超音波霧化装置は、
室内の湿度調整用に一般的に使用されている。
第4図はそのような従来のコレクタ接地型の自
励式トランジスタ発振回路(コルピツツ発振回
路)を用いた霧化ユニツトの1例であり、図中Q
1はトランジスタ、R1乃至R6は抵抗器、C1
乃至C6はコンデンサ、L1乃至L3はインダク
タ、及びTDは超音波発生用の圧電振動子であ
る。ここで、圧電振動子TDは霧化すべき水等の
液体を収容した容器の底部に配設されるもので、
圧電振動子TDのコレクタ接続側の電極面が液体
に接する面となつている。
励式トランジスタ発振回路(コルピツツ発振回
路)を用いた霧化ユニツトの1例であり、図中Q
1はトランジスタ、R1乃至R6は抵抗器、C1
乃至C6はコンデンサ、L1乃至L3はインダク
タ、及びTDは超音波発生用の圧電振動子であ
る。ここで、圧電振動子TDは霧化すべき水等の
液体を収容した容器の底部に配設されるもので、
圧電振動子TDのコレクタ接続側の電極面が液体
に接する面となつている。
このようなトランジスタ発振回路には交流電圧
(例えばAC48V)を整流器DSで両波整流した電
圧が供給される。
(例えばAC48V)を整流器DSで両波整流した電
圧が供給される。
なお、インダクタL3とコンデンサC4は、ベ
ースバイアス回路に挿入されたノイズフイルタで
あり、抵抗器R2とR3の接続点とトランジスタ
Q1のベース側との間に可変抵抗器を挿入して装
置ケース等に取り付けたような場合に配線が長く
なるが、当該配線からのノイズ幅射を防止するた
めのものである。
ースバイアス回路に挿入されたノイズフイルタで
あり、抵抗器R2とR3の接続点とトランジスタ
Q1のベース側との間に可変抵抗器を挿入して装
置ケース等に取り付けたような場合に配線が長く
なるが、当該配線からのノイズ幅射を防止するた
めのものである。
(考案が解決しようとする課題)
さて、現在主流となつている400c.c./h〜500
c.c./hの霧化能力を持つ加湿器は通常一般家庭の
居間等に用いられ、この型の加湿器は第4図の如
き霧化ユニツトが1個組み込まれている。このよ
うに霧化ユニツトを1個単独で使用する場合には
別段問題はない。
c.c./hの霧化能力を持つ加湿器は通常一般家庭の
居間等に用いられ、この型の加湿器は第4図の如
き霧化ユニツトが1個組み込まれている。このよ
うに霧化ユニツトを1個単独で使用する場合には
別段問題はない。
一方、ビルの空調等に用いられる加湿器は、大
量の霧化が要求され、通常1台の加湿器には2個
乃至数十個の霧化ユニツトが組み込まれている。
もし、これらの各々の霧化ユニツトが互いに他の
ユニツトの霧化動作(水柱を発生させて霧を放出
する動作)を妨げない場合、すなわち相互干渉が
無い場合には、使用ユニツト数がn個であれば、
n倍の霧化量を得ることができる筈である。
量の霧化が要求され、通常1台の加湿器には2個
乃至数十個の霧化ユニツトが組み込まれている。
もし、これらの各々の霧化ユニツトが互いに他の
ユニツトの霧化動作(水柱を発生させて霧を放出
する動作)を妨げない場合、すなわち相互干渉が
無い場合には、使用ユニツト数がn個であれば、
n倍の霧化量を得ることができる筈である。
しかし、第5図に示すように電源トランスPT
を共通にして霧化ユニツト1を複数個連結使用す
る場合には以下に述べるような問題が発生するこ
とが判明した。
を共通にして霧化ユニツト1を複数個連結使用す
る場合には以下に述べるような問題が発生するこ
とが判明した。
第6図は第5図の場合の各圧電振動子TDの両
端の電圧波形であり、同図Aは商用電源を整流し
た周波数100Hz(周期10mS)の脈流を示し、同図
BはAの波形のX部を時間的に拡大して示し、同
図CはBの波形のY部を時間的に拡大して示した
ものであり、Cの波形が圧電振動子TD本来の約
1.65MHzの高周波振動を示している。Bは約
1.65MHzの圧電振動子の高周波振動の振幅が約
20kHz程度の周波数(回路素子の値によつては5k
Hz〜100kHz程度となる)の不要リツプル電圧に
従つて変動していることを表している。Bにおけ
る振幅の谷であるZ部では圧電振動子TDは十分
な電圧で励振されておらず、これが霧化量の減少
につながる。この不要リツプル電圧は回路素子の
値により変化するが、甚だしい場合にはZ部の振
幅の谷が極めて深くなり、霧化量が相当低下す
る。
端の電圧波形であり、同図Aは商用電源を整流し
た周波数100Hz(周期10mS)の脈流を示し、同図
BはAの波形のX部を時間的に拡大して示し、同
図CはBの波形のY部を時間的に拡大して示した
ものであり、Cの波形が圧電振動子TD本来の約
1.65MHzの高周波振動を示している。Bは約
1.65MHzの圧電振動子の高周波振動の振幅が約
20kHz程度の周波数(回路素子の値によつては5k
Hz〜100kHz程度となる)の不要リツプル電圧に
従つて変動していることを表している。Bにおけ
る振幅の谷であるZ部では圧電振動子TDは十分
な電圧で励振されておらず、これが霧化量の減少
につながる。この不要リツプル電圧は回路素子の
値により変化するが、甚だしい場合にはZ部の振
幅の谷が極めて深くなり、霧化量が相当低下す
る。
第5図の場合、上記5kHz〜100kHz程度のリツ
プル電圧を生じる異常発振は、各圧電振動子TD
が別々の水槽に取り付けられているか、1個の大
きな共通の水槽に複数個取り付けられているかに
関係なく発生する。また、各霧化ユニツト1内の
トランジスタのコレクタを共通に接続する導体
GDは通常金属水槽がその役目を果たし、各ユニ
ツトのコレクタが共通に接続された方が異常発振
が発生し易い事実はあるものの、導体GDを無く
しても前記異常発振は生じる。
プル電圧を生じる異常発振は、各圧電振動子TD
が別々の水槽に取り付けられているか、1個の大
きな共通の水槽に複数個取り付けられているかに
関係なく発生する。また、各霧化ユニツト1内の
トランジスタのコレクタを共通に接続する導体
GDは通常金属水槽がその役目を果たし、各ユニ
ツトのコレクタが共通に接続された方が異常発振
が発生し易い事実はあるものの、導体GDを無く
しても前記異常発振は生じる。
上述のように、第5図の如く第4図の回路構成
を同一電源トランスPTに対してn個連結しても、
霧化ユニツトと他の霧化ユニツトが電気的に干渉
し、5kHz〜100kHz程度の不要発振が生じ、これ
により各霧化ユニツトが不安定な動作となり、霧
化量の減少を引き起こすため、霧化量はn倍をか
なり下回るという欠点を生じる。また、霧化量の
低下具合も各素子のばらつきにより事前に推定で
きない問題があつた。
を同一電源トランスPTに対してn個連結しても、
霧化ユニツトと他の霧化ユニツトが電気的に干渉
し、5kHz〜100kHz程度の不要発振が生じ、これ
により各霧化ユニツトが不安定な動作となり、霧
化量の減少を引き起こすため、霧化量はn倍をか
なり下回るという欠点を生じる。また、霧化量の
低下具合も各素子のばらつきにより事前に推定で
きない問題があつた。
本考案は、上記の点に鑑み、超音波発生用の圧
電振動子を駆動するコレクタ接地型の自励式トラ
ンジスタ発振回路を電源共通で複数個連結動作さ
せる場合でも安定に動作し、霧化量の低下を生じ
ない超音波霧化装置を提供することを目的とす
る。
電振動子を駆動するコレクタ接地型の自励式トラ
ンジスタ発振回路を電源共通で複数個連結動作さ
せる場合でも安定に動作し、霧化量の低下を生じ
ない超音波霧化装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本考案は、超音波
発生用の圧電振動子を、コレクタ接地型の自励式
トランジスタ発振回路で駆動する超音波霧化装置
において、前記圧電振動子の一端を前記発振回路
のトランジスタのコレクタに、他端を第1のコン
デンサC7を介してベースにそれぞれ接続し、さ
らに前記トランジスタのエミツタ側と前記圧電振
動子の他端とを第2のコンデンサC3で接続し、
第2のコンデンサC3を前記トランジスタのベー
スから直流的に切り離した回路構成としている。
発生用の圧電振動子を、コレクタ接地型の自励式
トランジスタ発振回路で駆動する超音波霧化装置
において、前記圧電振動子の一端を前記発振回路
のトランジスタのコレクタに、他端を第1のコン
デンサC7を介してベースにそれぞれ接続し、さ
らに前記トランジスタのエミツタ側と前記圧電振
動子の他端とを第2のコンデンサC3で接続し、
第2のコンデンサC3を前記トランジスタのベー
スから直流的に切り離した回路構成としている。
(作用)
本考案の超音波霧化装置においては、コレクタ
接地型の自励式トランジスタ発振回路のトランジ
スタのベース側とエミツタ側との間には第1のコ
ンデンサと第2のコンデンサが直列に接続され、
両コンデンサの接続点に圧電振動子が接続される
ことになり、第2のコンデンサをベースから直流
的に切り離した回路構成としている。これによつ
て、電源共通に連結された他の同様構成の発振回
路より5kHz〜100kHz程度のリツプル電圧が発振
回路のベースバイアス回路を経由して到来しても
第2のコンデンサがこのリツプル電圧で充電され
ないようにし、ひいては連結動作時の圧電振動子
の超音波振動の振幅の安定化を図つている。
接地型の自励式トランジスタ発振回路のトランジ
スタのベース側とエミツタ側との間には第1のコ
ンデンサと第2のコンデンサが直列に接続され、
両コンデンサの接続点に圧電振動子が接続される
ことになり、第2のコンデンサをベースから直流
的に切り離した回路構成としている。これによつ
て、電源共通に連結された他の同様構成の発振回
路より5kHz〜100kHz程度のリツプル電圧が発振
回路のベースバイアス回路を経由して到来しても
第2のコンデンサがこのリツプル電圧で充電され
ないようにし、ひいては連結動作時の圧電振動子
の超音波振動の振幅の安定化を図つている。
(実施例)
以下、本考案に係る超音波霧化装置の実施例を
図面に従つて説明する。
図面に従つて説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示す。この図に
おいて、圧電振動子TDとこれを励振するコレク
タ接地型の自励式トランジスタ発振回路と整流器
DSとを有する霧化ユニツト1Aが、電源トラン
スPTの2次巻線に対して並列に複数個接続され
ている。
おいて、圧電振動子TDとこれを励振するコレク
タ接地型の自励式トランジスタ発振回路と整流器
DSとを有する霧化ユニツト1Aが、電源トラン
スPTの2次巻線に対して並列に複数個接続され
ている。
各霧化ユニツト1A内のコレクタ接地型の自励
式トランジスタ発振回路(コルピツツ発振回路)
においては、圧電振動子TDの一端(液体に接す
る電極側側)はトランジスタQ1のコレクタに接
続され、他端はコンデンサC2に接続されるが、
コンデンサC2とコンデンサC3の接続点とトラ
ンジスタQ1のベース側との間にさらにコンデン
サC7が挿入されている。従つて、コンデンサC
3はトランジスタQ1のベースにベースバイアス
電流を流すためのベースバイアス回路から直流的
に切り離されている。なお、その他の部分の回路
構成は第5図の場合と同様である。
式トランジスタ発振回路(コルピツツ発振回路)
においては、圧電振動子TDの一端(液体に接す
る電極側側)はトランジスタQ1のコレクタに接
続され、他端はコンデンサC2に接続されるが、
コンデンサC2とコンデンサC3の接続点とトラ
ンジスタQ1のベース側との間にさらにコンデン
サC7が挿入されている。従つて、コンデンサC
3はトランジスタQ1のベースにベースバイアス
電流を流すためのベースバイアス回路から直流的
に切り離されている。なお、その他の部分の回路
構成は第5図の場合と同様である。
上記第1実施例の場合、主発振ループである
TD−C2−C3−C1中のコンデンサC3が、
他の霧化ユニツトから当該ユニツトのトランジス
タのベースに対して[R1,R2とC4の並列回
路]−L3−R4を経由して伝わる5kHz〜100kHz
程度のリツプル電圧成分で充電されないようにし
ている。これにより、複数の霧化ユニツト1Aを
電源トランスPTの2次巻線に共通に接続した場
合でも異常発振を抑制して各圧電振動子TDに加
わる高周波電圧の振幅を安定化することができ、
ひいては相互干渉に起因する霧化量低下を防止で
きる。
TD−C2−C3−C1中のコンデンサC3が、
他の霧化ユニツトから当該ユニツトのトランジス
タのベースに対して[R1,R2とC4の並列回
路]−L3−R4を経由して伝わる5kHz〜100kHz
程度のリツプル電圧成分で充電されないようにし
ている。これにより、複数の霧化ユニツト1Aを
電源トランスPTの2次巻線に共通に接続した場
合でも異常発振を抑制して各圧電振動子TDに加
わる高周波電圧の振幅を安定化することができ、
ひいては相互干渉に起因する霧化量低下を防止で
きる。
第2図は本考案の第2実施例を示す。この図に
おいて、霧化ユニツト1B内のトランジスタ発振
回路は、第1図のコンデンサC2を省略した回路
構成となつている。これは、コンデンサC2は被
励振素子である圧電振動子TDが短絡事故をおこ
したときに電源回路からの整流電流が抵抗器R5
を介してトランジスタQ1のベースに流入するの
を防ぐための素子であり、コンデンサC7を挿入
した結果、コンデンサC7にC2の役目を兼ねさ
せることができる。他の構成は第1図と同様であ
る。
おいて、霧化ユニツト1B内のトランジスタ発振
回路は、第1図のコンデンサC2を省略した回路
構成となつている。これは、コンデンサC2は被
励振素子である圧電振動子TDが短絡事故をおこ
したときに電源回路からの整流電流が抵抗器R5
を介してトランジスタQ1のベースに流入するの
を防ぐための素子であり、コンデンサC7を挿入
した結果、コンデンサC7にC2の役目を兼ねさ
せることができる。他の構成は第1図と同様であ
る。
なお、第1図及び第2図において、抵抗器R3
は霧化量可変機能を付加する場合に必要な素子で
あり、抵抗器R3を省略してオープンとしてもよ
い。また第2図X−Xに示す如く、抵抗器R3の
一端とインダクタL1との接続線Uを切り離し、
抵抗器R3の一端を点線SのようにコンデンサC
3側に接続する回路構成も考えられるが、この場
合には、コンデンサC7を追加したことによる異
常発振(5kHz〜100kHz程度のリツプル)の抑制
効果は得られない。
は霧化量可変機能を付加する場合に必要な素子で
あり、抵抗器R3を省略してオープンとしてもよ
い。また第2図X−Xに示す如く、抵抗器R3の
一端とインダクタL1との接続線Uを切り離し、
抵抗器R3の一端を点線SのようにコンデンサC
3側に接続する回路構成も考えられるが、この場
合には、コンデンサC7を追加したことによる異
常発振(5kHz〜100kHz程度のリツプル)の抑制
効果は得られない。
第3図は本考案の第3実施例を示す。この場
合、第2図の霧化ユニツト1Bの整流器DSと電
源トランスPTの2次巻線とを約0.1〜3Ωの抵抗
器Ra,Rbを介して電源トランスにそれぞれ接続
している。これにより、よりいつそうの異常発振
の抑制効果が得られる。
合、第2図の霧化ユニツト1Bの整流器DSと電
源トランスPTの2次巻線とを約0.1〜3Ωの抵抗
器Ra,Rbを介して電源トランスにそれぞれ接続
している。これにより、よりいつそうの異常発振
の抑制効果が得られる。
抵抗器Ra,Rbを挿入した場合の効果は以下の
理由によると考えられる。すなわち、コンデンサ
C3の充放電によつて発生する20kHz程度(素子
の値によつては5kHz〜100kHzとなる)の不要発
振成分はトランジスタQ1のベースに入りコレク
タ電流を変化させるが、この電流成分はコンデン
サC1あるいは圧電振動子TDあるいはコンデン
サC5を流れるには各々の容量が小さすぎ発振は
成長しない。また、電源はトランスであるため、
このインダクタンス値によりやはり減衰してしま
う。このため、霧化ユニツトの単独動作では電源
にトランスを用いる限り不要発振は生じない。一
方、連結動作時は特定霧化ユニツトのコレクタ電
流はL2−L1−R6−DS−他のユニツトのDS
−[他のユニツトのベースバイアス回路及びトラ
ンジスタのコレクタ、エミツタ間]−トランジス
タのエミツタ−L2−L1−R6−DS−当該ユ
ニツトのDSを通り再び当該ユニツトのトランジ
スタQ1に帰還されるが、このループ中に抵抗器
Ra,Rbが入ることにより不要発振の減衰効果を
引き出している。
理由によると考えられる。すなわち、コンデンサ
C3の充放電によつて発生する20kHz程度(素子
の値によつては5kHz〜100kHzとなる)の不要発
振成分はトランジスタQ1のベースに入りコレク
タ電流を変化させるが、この電流成分はコンデン
サC1あるいは圧電振動子TDあるいはコンデン
サC5を流れるには各々の容量が小さすぎ発振は
成長しない。また、電源はトランスであるため、
このインダクタンス値によりやはり減衰してしま
う。このため、霧化ユニツトの単独動作では電源
にトランスを用いる限り不要発振は生じない。一
方、連結動作時は特定霧化ユニツトのコレクタ電
流はL2−L1−R6−DS−他のユニツトのDS
−[他のユニツトのベースバイアス回路及びトラ
ンジスタのコレクタ、エミツタ間]−トランジス
タのエミツタ−L2−L1−R6−DS−当該ユ
ニツトのDSを通り再び当該ユニツトのトランジ
スタQ1に帰還されるが、このループ中に抵抗器
Ra,Rbが入ることにより不要発振の減衰効果を
引き出している。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案によれば、超音波
発生用の圧電振動子を、コレクタ接地型の自励式
トランジスタ発振回路で駆動する回路構成を複数
個共通の電源に接続した場合にも相互干渉の無い
安定した霧化動作を実行可能な超音波霧化装置を
得ることができる。
発生用の圧電振動子を、コレクタ接地型の自励式
トランジスタ発振回路で駆動する回路構成を複数
個共通の電源に接続した場合にも相互干渉の無い
安定した霧化動作を実行可能な超音波霧化装置を
得ることができる。
第1図は本考案に係る超音波霧化装置の第1実
施例を示す回路図、第2図は本考案の第2実施例
を示す回路図、第3図は本考案の第3実施例を示
す回路図、第4図は従来の霧化ユニツトの回路構
成を示す回路図、第5図は従来の霧化ユニツトを
複数個共通の電源に接続した構成を示す回路図、
第6図は第5図の回路構成の動作説明用の波形図
である。 1,1A,1B……霧化ユニツト、Q1……ト
ランジスタ、R1乃至R6,Ra,Rb……抵抗器、
C1乃至C7……コンデンサ、L1乃至L3……
インダクタ、TD……圧電振動子、DS……整流
器、PT……電源トランス。
施例を示す回路図、第2図は本考案の第2実施例
を示す回路図、第3図は本考案の第3実施例を示
す回路図、第4図は従来の霧化ユニツトの回路構
成を示す回路図、第5図は従来の霧化ユニツトを
複数個共通の電源に接続した構成を示す回路図、
第6図は第5図の回路構成の動作説明用の波形図
である。 1,1A,1B……霧化ユニツト、Q1……ト
ランジスタ、R1乃至R6,Ra,Rb……抵抗器、
C1乃至C7……コンデンサ、L1乃至L3……
インダクタ、TD……圧電振動子、DS……整流
器、PT……電源トランス。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 超音波発生用の圧電振動子を、コレクタ接地
型の自励式トランジスタ発振回路で駆動する超
音波霧化装置において、前記圧電振動子の一端
を前記発振回路のトランジスタのコレクタに、
他端を第1のコンデンサC7を介してベースに
それぞれ接続し、さらに前記トランジスタのエ
ミツタ側と前記圧電振動子の他端とを第2のコ
ンデンサC3で接続し、第2のコンデンサC3
を前記トランジスタのベースから直流的に切り
離したことを特徴とする超音波霧化装置。 (2) 超音波発生用の圧電振動子を駆動するコレク
タ接地型の自励式トランジスタ発振回路に対し
て、電源トランスの2次巻線の交流電圧を整流
器で整流した電圧を供給する超音波霧化装置に
おいて、前記圧電振動子の一端を前記発振回路
のトランジスタのコレクタに、他端を第1のコ
ンデンサC7を介してベースにそれぞれ接続
し、さらに前記トランジスタのエミツタ側と前
記圧電振動子の他端とを第2のコンデンサC3
で接続し、第2のコンデンサC3を前記トラン
ジスタのベースから直流的に切り離すととも
に、前記電源トランスの2次巻線と前記整流器
との間に抵抗器を挿入することを特徴とする超
音波霧化装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1988128015U JPH0520456Y2 (ja) | 1988-10-01 | 1988-10-01 |
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---|---|---|---|
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