JPH0514254U - アーム型作業車 - Google Patents
アーム型作業車Info
- Publication number
- JPH0514254U JPH0514254U JP6199991U JP6199991U JPH0514254U JP H0514254 U JPH0514254 U JP H0514254U JP 6199991 U JP6199991 U JP 6199991U JP 6199991 U JP6199991 U JP 6199991U JP H0514254 U JPH0514254 U JP H0514254U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- vehicle body
- counterweight
- work
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アームの伸びが車体前後方向に大きくなった
状態でも、作業体に作用する荷重に確実に対抗できるよ
うにし、車体の傾きや倒れを防止する。 【構成】 車体1の前側に関節運動をするアーム4を設
け、このアーム4の先端にバケット等の作業体5を支持
するとともに、車体1の後側においてカウンタウエイト
8を車体の前後方向に進退可能に油圧シリンダ10で支
持し、この油圧シリンダ10を駆動部11で駆動してカ
ウンタウエイト8をアームの伸縮に対応させて進退動さ
せ、作業体5に荷重が過大に作用して車体1に作用する
モーメントが大きくなっても、カウンタウエイト8の進
出により、反対向きのモーメントを大きくし、作業体5
に作用する荷重に対抗させる。
状態でも、作業体に作用する荷重に確実に対抗できるよ
うにし、車体の傾きや倒れを防止する。 【構成】 車体1の前側に関節運動をするアーム4を設
け、このアーム4の先端にバケット等の作業体5を支持
するとともに、車体1の後側においてカウンタウエイト
8を車体の前後方向に進退可能に油圧シリンダ10で支
持し、この油圧シリンダ10を駆動部11で駆動してカ
ウンタウエイト8をアームの伸縮に対応させて進退動さ
せ、作業体5に荷重が過大に作用して車体1に作用する
モーメントが大きくなっても、カウンタウエイト8の進
出により、反対向きのモーメントを大きくし、作業体5
に作用する荷重に対抗させる。
Description
【0001】
本考案は、パワーショベルやバックホー等のアーム型作業車に係り、特に、関 節運動をするアームとカウンタウエイトとを備えたアーム型作業車に関する。
【0002】
従来、アーム型作業車は、例えば、パワーショベルで説明すると、キャタピラ を備えた走行部に回転可能に車体を設け、この車体の前側に関節運動をするアー ムを設け、このアームの先端にバケット等の作業体を支持するとともに、車体の 後側にカウンタウエイトを固定し、アームを伸縮させて作業体により掘削や土砂 の移送を行なうようにしている。
【0003】
ところで、この従来のアーム型作業車にあっては、カウンタウエイトによって バランスをとるようにしてはいるが、このアームの伸びが車体前後方向に大きく なった状態で、地面等から受ける抵抗が大きくなったり移送する土砂の量が多く なる等してバケット等の作業体に荷重がかかり過ぎると、車体の傾きが大きくな ったり、場合によっては車体が倒れてしまうことがあるという問題があった。
【0004】 本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、アームの伸び が車体前後方向に大きくなった状態でも、作業体に作用する荷重に確実に対抗で きるようにし、車体の傾きや倒れを防止する点にある。
【0005】
このような課題を解決するための本考案の手段は、車体の前側に関節運動をす るアームを設け、このアームの先端に作業体を支持するとともに、車体の後側に カウンタウエイトを備えたアーム型作業車において、上記カウンタウエイトを車 体の前後方向に進退可能に支持する支持部と、該カウンタウエイトを進退動させ る駆動部とを備えたものである。
【0006】
上記構成からなるアーム型作業車によれば、関節運動をするアームが車体前方 に大きく伸びたとき、駆動部によりカウンタウエイトを車体後方に進出させれば 、この状態で、作業体に荷重が過大に作用して車体に作用するモーメントが大き くなっても、カウンタウエイトの進出により、反対向きのモーメントも大きくな るので、作業体に作用する荷重に確実に対抗でき、車体の傾きや倒れが防止され る。一方、関節運動をするアームが縮んだときは、駆動部によりカウンタウエイ トを後退させれば、釣合が図られる。
【0007】
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例に係るアーム型作業車について説明 する。図1乃至図3に示すように、実施例に係るアーム型作業車は、パワーショ ベルであり、キャタピラ3を備えた走行部2に回転可能に車体1を設け、この車 体1の前側に関節運動をするアーム4を設け、このアーム4の先端にバケット等 の作業体5を支持している。この作業体5を支持したアーム4の先端節6は、回 転機構7によって該先端節6の長手方向を軸として回転可能になっており、作業 体5の方向を変える自由度を増してある。
【0008】 また、図2に示すように、車体1の後側には、カウンタウエイト8が設けられ ている。このカウンタウエイト8は、支持部としての一対の油圧シリンダ10に よって車体1の前後方向に進退可能に支持されている。この油圧シリンダ10は 、駆動部11によって駆動させられる。
【0009】 この駆動部11は、上記アーム4の車体前後方向の伸縮に対応させて上記カウ ンタウエイト8を進退動させるよう、油圧シリンダ10の作動油制御を行なうも のである。即ち、図3に示すように、カウンタウエイト8は、その進退動位置半 径rがアーム4の地面方向半径Rに比例して定められ、アーム4が車体1前方に 伸びるたときその伸びに比例した車体後方位置に位置決めさせられる。
【0010】 12は、油圧シリンダ10間に設けられた一対のガイドであって、カウンタウ エイト8から延びるスライダ13をガイド部材14で摺動可能に案内したもので あり、カウンタウエイト8の支持を強固にしている。
【0011】 従って、この実施例に係るパワーショベルによれば、アーム4を関節運動によ り伸縮させるとともに、アーム4の先端節6を適時に回転させ、作業体5により 掘削や土砂の移送を行なう。この場合、図3に示すように、アーム4が車体1前 方に大きく伸びると、駆動部11により油圧シリンダ10を介してカウンタウエ イト8が車体1後方に進出させられる。このとき、作業体5に地面等から大きな 抵抗が作用したり、作業体5の積載した土砂の量が多くなる等して作業体5に過 大な荷重がかかると、車体1に作用するモーメントが大きくなるが、カウンタウ エイト8が進出しているので、それだけ、反対向きのモーメントも大きくなって おり、そのため、カウンタウエイト8が作業体5に作用する荷重に確実に対抗で き、車体1の傾きや倒れが防止される。
【0012】 特に、このパワーショベルは作業体5を支持したアーム4の先端節6が回転可 能になっているので、回転機構7がある分、アーム4の重量が大きくなって車体 回りのモーメントが大きくなるが、上述したカウンタウエイト8の進出により、 これに対応できる。また、図3に示すように、作業体5を外向きにして土砂等を 積載したときには、車体1に作用するモーメントがとりわけ大きくなるが、これ も、上述したカウンタウエイト8の進出により対応できるものである。
【0013】 また、図1に示すように、アーム4が縮んだときは、駆動部11によりカウン タウエイト8が後退させられるので、釣合が図られるとともに、縮む分、車体1 を回転させる際や走行の際等、他にぶつかる事態が防止される。
【0014】 なお、上記実施例においては、駆動部11はアーム4の車体1前後方向の伸縮 に比例してカウンタウエイト8を進退動させるよう、油圧シリンダ10を駆動し ているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、アーム4が車体1前方に所 定長以上伸びたとき進出させるようにしたり、スイッチ作動により、適時に作動 させるようにする等、適宜に変更して差し支えない。また、支持部は油圧シリン ダ10に限らず、ラック,ピニオン等のギヤ機構を用いる等適宜変更して差し支 えない。
【0015】 更に、上記実施例は、本考案をパワーショベルに適用したものであるが、必ず しもこれに限定されるものではなく、バックホー等他のアーム型作業車に適用し て良いことは勿論である。また、作業部も、上記のバケットに限られるものでは なく、ディッパー,破砕ハンド,マグネット等どのような形態のものであっても 良い。
【0016】
以上説明したように、本考案のアーム型作業車によれば、カウンタウエイトを 車体前後方向に進退動可能にしたので、作業体に荷重が過大に作用して車体に作 用するモーメントが大きくなっても、カウンタウエイトの進出位置調整により、 反対向きのモーメントを大きくすることができ、作業体に作用する荷重に確実に 対抗することができる。そのため、車体の傾きや倒れを防止でき、性能や安全性 の向上を図ることができる。また、アーム自体の荷重にも対抗できることから、 回転機構等を有した重量のあるアームにも対応でき、それだけ、製造の自由度を 増すことができるという効果がある。
【図1】本考案の実施例に係るアーム型作業車を示す図
である。
である。
【図2】本考案の実施例に係るアーム型作業車の要部を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図3】本考案の実施例に係るアーム型作業車の作用を
示す図である。
示す図である。
1 車体 4 アーム 5 作業体 8 カウンタウエイト 10 油圧シリンダ 11 駆動部
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の前側に関節運動をするアームを設
け、このアームの先端に作業体を支持するとともに、車
体の後側にカウンタウエイトを備えたアーム型作業車に
おいて、上記カウンタウエイトを車体の前後方向に進退
可能に支持する支持部と、該カウンタウエイトを進退動
させる駆動部とを備えたことを特徴とするアーム型作業
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6199991U JPH0514254U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | アーム型作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6199991U JPH0514254U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | アーム型作業車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514254U true JPH0514254U (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=13187425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6199991U Pending JPH0514254U (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | アーム型作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514254U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013105282A1 (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-18 | Fukayo Mitsuharu | 建設機械 |
JP2020007154A (ja) * | 2014-01-27 | 2020-01-16 | マニタウォック クレイン カンパニーズ, エルエルシーManitowoc Crane Companies, Llc | 改良された可動式カウンタウエイトを備えた吊り上げクレーン |
JP2021166488A (ja) * | 2020-04-10 | 2021-10-21 | アグリテクノサーチ株式会社 | 可動式バランスウエイト装置 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP6199991U patent/JPH0514254U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013105282A1 (ja) * | 2012-01-13 | 2013-07-18 | Fukayo Mitsuharu | 建設機械 |
JP2020007154A (ja) * | 2014-01-27 | 2020-01-16 | マニタウォック クレイン カンパニーズ, エルエルシーManitowoc Crane Companies, Llc | 改良された可動式カウンタウエイトを備えた吊り上げクレーン |
JP2021166488A (ja) * | 2020-04-10 | 2021-10-21 | アグリテクノサーチ株式会社 | 可動式バランスウエイト装置 |
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