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JPH05146208A - フロントモア - Google Patents

フロントモア

Info

Publication number
JPH05146208A
JPH05146208A JP31454391A JP31454391A JPH05146208A JP H05146208 A JPH05146208 A JP H05146208A JP 31454391 A JP31454391 A JP 31454391A JP 31454391 A JP31454391 A JP 31454391A JP H05146208 A JPH05146208 A JP H05146208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
power take
input shaft
mower
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31454391A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyuki Ishimaru
雄之 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP31454391A priority Critical patent/JPH05146208A/ja
Publication of JPH05146208A publication Critical patent/JPH05146208A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、フロントモアに装着される種々の
作業機を駆動する動力取出装置に関し、フロントモアの
汎用性を高めんとするものである。 【構成】刈取装置54を有するモアデッキ52を機体前
部に昇降自在に支持してなるフロントモアにおいて、機
体後部に着脱自在に伝動ケ−ス38を設け、この伝動ケ
−ス38は、入力軸33と、第1動力取出軸35と、第
2動力取出軸37とを備え、適宜減速された第2動力取
出軸37は、その軸心が入力軸33の軸心と略一致する
ように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、芝や雑草等を刈り取
る刈取装置を機体前部に有するフロントモアに関するも
のである。
【0002】
【従来技術】従来、フロントモアにおいてはエンジンの
クランクシャフトを後方に延出して動力取出軸を構成
し、この動力取出軸を利用してフロントモアの後部に連
結される種々の作業機を駆動する形態としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来装置は、単に作業機を駆動する動力源としての単一の
動力取出軸がエンジン下部に具備されているに過ぎず、
フロントモアに装着される収草用のコレクタとモアデッ
キとの間に介装されるブロアを駆動し、同時に機体後部
に連結されるブロ−ドキャスタ等の種々の作業機を駆動
することができないという問題点があった。
【0004】しかも、ブロア以外の作業機を駆動するた
めにはクランクシャフトの回転数を適当な回転数まで減
速しなければならず、後方への出っ張り量を少なくした
上で複数個の動力取出軸を設けることは設計上種々の制
約を受けることが多く、コンパクトに構成できないとい
う問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、機体前部に刈取装置54を備なえ、座席6
後方のボンネット18内にラジエ−タ12、エンジン9
等を搭載し、エンジン9のクランクシャフト15を後方
へ延出して動力取出軸22を設けてなるフロントモア1
において、このフロントモア1のフレ−ム25後端部に
伝動ケ−ス38を着脱自在に取り付け、伝動ケ−ス38
には前記動力取出軸22から動力を得て駆動される入力
軸33と、この入力軸33に対して左右横方向に偏位し
て軸架された第1動力取出軸35と、前記入力軸33と
略同心で入力軸33よりも減速された回転が与えられて
いる第2動力取出軸37とが設けられていることを特徴
とするフロントモアとするものである。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
のフロントモアである。後輪3、3は舵取車輪であり、
ステアリングハンドル4を回転操作すると、後輪3、3
が操舵される。5は機体前部に設けられたステアリング
ポスト、6は座席、7はステップであり、前輪2、2の
上方を覆うフェンダ−8と一体的に形成されている。
【0007】機体後部にはエンジン9が設けられ、その
後方には吸引ファン10とラジエ−タ12が設けられて
いる。エンジン9の前部には燃料タンク14が設けられ
ている。これらの燃料タンク14、エンジン9、ラジエ
−タ12等を覆う箱型状ボンネット18の前部と後部と
には空気が流通可能な通気部19、20が形成され、吸
引ファン10が回転すると、外気がボンネット18内に
取り込まれ、後部の通気部20から後方へ排出されるよ
うに構成している。
【0008】エンジン9下部にはクランクシャフト15
が設けられ、このクランクシャフト15にはプ−リ17
を有する動力取出軸22が連設されている。動力取出軸
22の回転動力は自在継手24を介して機外に取り出さ
れ、機体の一部を構成する平面視コ字型フレ−ム25の
後部中央には自在継手24が挿通できる程度の孔26が
穿設されている。フレ−ム25の後部には後述する伝動
ユニット30を取り付けるための台座31が固設されて
いる。伝動ユニット30の伝動ケ−ス38内には、入力
軸33、第1動力取出軸35、第2動力取出軸37が設
けられ、前記入力軸33は伝動ケ−ス38に片持ち状態
で支持され、その軸端部には小径のプ−リ39が取り付
けられている。入力軸23に対して左右横方向に偏位し
て設けられた第1動力取出軸35は軸端が伝動ケ−ス3
8から前後に突出するようにして軸架され、その中間部
には大径プ−リ40と小径プ−リ41が取り付けられ、
また、第2動力取出軸37の端部には大径プ−リ44が
固着されている。
【0009】第2動力取出軸37の軸心と入力軸33の
軸心は略一致するようにして伝動ケ−ス38に取り付け
られ、第2動力取出軸37側の大径プ−リ44と第1動
力取出軸35の小径プ−リ41との間、及び第1動力取
出軸35の大径プ−リ40と入力軸33側の小径プ−リ
39との間には夫々ベルト45、46が巻き回されてい
る。48はテンションロ−ラで図示外の操作レバ−を押
し引きすることによってこのテンションロ−ラ48がベ
ルト46に当接・離間してテンションクラッチを入り切
りできるようにしている。なお、この実施例では、入力
軸33の回転数が略2600回転/分のときに、第1動
力取出軸35の回転数が略2000回転/分、第2動力
取出軸37の回転数が略1500回転/分となるような
減速比を設定している。
【0010】次に機体前部に装着されるモア本体及びボ
ンネット18上方に設けられるコレクタ67について構
成を簡単に説明する。単動式油圧シリンダ49によって
回動させられる昇降リンク機構50の前部にはモアデッ
キ52が連結され、モアデッキ52には3枚の刈刃5
4、54、54を取り付けた縦軸56、56、56が左
右方向に適当間隔をあけて軸架されている。そしてモア
デッキ52の上部に設けたギヤケ−ス58の入力軸60
とフロントモア1の機体下部に前方へ向けて突設された
駆動軸61との間には伸縮可能な自在継手62が連結さ
れ、ミッションケ−ス内で減速された回転動力をギヤケ
−ス58に伝えて刈刃54、54、54を駆動するよう
に構成している。モアデッキ52の右側は開放されてい
てここに草排出口が形成され、この排出口には筒状のシ
ュ−タ63が接続される。65はブロア、67はコレク
タである。ブロア65は前記伝動ユニット30の第1動
力取出軸35を利用して回転駆動されるもので、ブロア
65側の入力軸64とこの第1動力取出軸35との間に
は自在継手が介装連結される。コレクタ67はリフト用
油圧シリンダ70を作動することによってコレクタ67
は上昇する。草や芝を排出するときにはコレクタ67の
ダンプ用油圧シリンダ(図示省略)を操作し後部開閉蓋
66を開けて中の収容物を地面に落下放出させる。
【0011】上例において、後部の伝動ユニット30を
用いてブロア65以外の装置を駆動するとき、例えばブ
ロ−ドキャスタ等の作業機を駆動するときには、フロン
トモア1の機体後部に適宜のヒッチを介して作業機を連
結し、第2動力取出軸37に作業機の入力軸を自在継手
を用いて連結し、エンジン9側の動力を作業機側に伝達
する。
【0012】なお、この実施例では、伝動ユニット30
をプ−リ・ベルト機構で構成したが、歯車による減速機
構を構成してもよく、この実施例に限定されるものでは
ない。次に図3乃至図5に示すモアデッキの懸架機構の
改良構造を説明する。ここで説明するモアデッキ110
の懸架機構は作業中に石などの硬い物質にモアデッキ1
10が衝突したときのモアデッキ110の変形を少なく
せんとするものである。
【0013】図3において、111、111は単動式油
圧シリンダ112にて昇降自在に支持されたア−ム、1
14、114はこのア−ム111、111に着脱自在に
連結されたリンクで、その先端にはゲ−ジ輪115、1
15が支持されている。118、118はリンク11
4、114の中間部から吊り下げられた棒でモアデッキ
110の後部を吊り下げ支持する。モアデッキ110の
後部が石や地面の凸部の障害物に乗り上げるとモアデッ
キ110は上方へは移動退避し、その障害物を乗り切る
と棒118、118で規制されていた高さまで下降す
る。
【0014】120、120はモアデッキ110とリン
ク114、114とを連結する支持ア−ムで、支持ア−
ム120、120の上部は弾性体122、122を介し
てピン124、124でリンク114、114側のプレ
−ト126、126に連結されている。このようにモア
デッキ110とリンク114、114との間に弾性体1
22、122を介装することにより、モアデッキ110
に変形力が加わってもその力を一時的に吸収することが
できるので装置の破損を防止でき、耐久性を向上させる
ことができる。
【0015】また図6乃至図9に示したものはモアデッ
キ210の刈り高さ調整機構を図示したものである。同
実施例において、211、211はリフトア−ム、21
2は油圧シリンダ、213、213はリフトア−ム21
1、211によって昇降駆動される連結リンク、21
4、214はこれに差し込まれるリンク、215、21
5はゲ−ジ輪、216、216はモアデッキ210を懸
架している平行リンクである。平行リンク216、21
6を構成する前側のリンク217、217はその上端部
が支点ピン218、218にて前記リンク214、21
4に枢支され、枢支部の前側を前方へ突設して当接部2
19、219を構成している。後側のリンク220、2
20は上部に長孔222、222が設けられ、ここにピ
ン224、224が遊嵌される。225、225はモア
デッキ210の高さを調節するための調節ねじで、ハン
ドル226、226を回すとねじが上下方向に移動し、
端部が前側リンク217、217の当接部219、21
9に当たり、モアデッキ210を上下に移動させて刈り
高さ調整が行えるように構成している。227、227
はロックハンドルである。この装置の特徴はハンドル2
26、226を回動調節すると、モアデッキ210の前
側と後側が同時に上下に移動できることである。
【0016】このような構成において作業中、モアデッ
キ210を支えているゲ−ジ輪215、215が石など
に乗り上げるとモアデッキ210全体が上方に移動して
モアデッキ210と石との衝突を回避することができ
る。一方、モアデッキ210の後部に石や地面の凸部が
当たった場合にはモアデッキ210の後部は持ち上げら
れるが、モアデッキ210の後部を支える平行リンク2
16、216の後側リンク220、220はその上部に
長孔222、222が形成されているため、ピン22
4、224に拘束されることなく一定範囲内自由に上動
でき、このため、モアデッキ210は全く変形すること
なくその凸部を乗り切ることができる。
【0017】
【発明の効果】この発明は前記の如く、機体前部に刈取
装置54を備なえ、座席6後方のボンネット18内にラ
ジエ−タ12、エンジン9等を搭載し、エンジン9のク
ランクシャフト15を後方へ延出して動力取出軸22を
設けてなるフロントモア1において、このフロントモア
1のフレ−ム25後端部に伝動ケ−ス38を着脱自在に
取り付け、伝動ケ−ス38には前記動力取出軸22から
動力を得て駆動される入力軸33と、この入力軸33に
対して左右横方向に偏位して軸架された第1動力取出軸
35と、前記入力軸33と略同心で入力軸33よりも減
速された回転が与えられている第2動力取出軸37とを
設けたものであるから、ブロアのみならず、フロントモ
アに装着される種々の作業機も駆動できてフロントモア
の汎用性を高めることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントモアの側面図である。
【図2】要部の平面断面図である。
【図3】フロントモアの側面図である。
【図4】モアデッキ部分の平面図である。
【図5】要部の拡大側面図である。
【図6】フロントモアの側面図である。
【図7】モアデッキ部分の平面図である。
【図8】要部の拡大側面図である。
【図9】要部の断面図である。
【符号の説明】
1 フロントモア 2 前輪 3 後輪 6 座席 9 エンジン 12 ラジエ−タ 14 燃料タンク 18 ボンネット 22 動力取出部 25 フレ−ム 30 伝動ユニット 33 入力軸 35 第1動力取出軸 37 第2動力取出軸 38 伝動ケ−ス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体前部に刈取装置54を備なえ、座席6
    後方のボンネット18内にラジエ−タ12、エンジン9
    等を搭載し、エンジン9のクランクシャフト15を後方
    へ延出して動力取出軸22を設けてなるフロントモア1
    において、このフロントモア1のフレ−ム25後端部に
    伝動ケ−ス38を着脱自在に取り付け、伝動ケ−ス38
    には前記動力取出軸22から動力を得て駆動される入力
    軸33と、この入力軸33に対して左右横方向に偏位し
    て軸架された第1動力取出軸35と、前記入力軸33と
    略同心で入力軸33よりも減速された回転が与えられて
    いる第2動力取出軸37とが設けられていることを特徴
    とするフロントモア。
JP31454391A 1991-11-28 1991-11-28 フロントモア Pending JPH05146208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31454391A JPH05146208A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 フロントモア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31454391A JPH05146208A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 フロントモア

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Publication Number Publication Date
JPH05146208A true JPH05146208A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18054561

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JP31454391A Pending JPH05146208A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 フロントモア

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JP (1) JPH05146208A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009167705A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Yamaha Motor Powered Products Co Ltd 除雪機
DE10117514B4 (de) * 2000-07-25 2017-03-09 Kubota Corp. Arbeitsfahrzeug mit einer Nebenabtriebsvorrichtung

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