JPH05146208A - フロントモア - Google Patents
フロントモアInfo
- Publication number
- JPH05146208A JPH05146208A JP31454391A JP31454391A JPH05146208A JP H05146208 A JPH05146208 A JP H05146208A JP 31454391 A JP31454391 A JP 31454391A JP 31454391 A JP31454391 A JP 31454391A JP H05146208 A JPH05146208 A JP H05146208A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- power take
- input shaft
- mower
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Agricultural Machines (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、フロントモアに装着される種々の
作業機を駆動する動力取出装置に関し、フロントモアの
汎用性を高めんとするものである。 【構成】刈取装置54を有するモアデッキ52を機体前
部に昇降自在に支持してなるフロントモアにおいて、機
体後部に着脱自在に伝動ケ−ス38を設け、この伝動ケ
−ス38は、入力軸33と、第1動力取出軸35と、第
2動力取出軸37とを備え、適宜減速された第2動力取
出軸37は、その軸心が入力軸33の軸心と略一致する
ように構成している。
作業機を駆動する動力取出装置に関し、フロントモアの
汎用性を高めんとするものである。 【構成】刈取装置54を有するモアデッキ52を機体前
部に昇降自在に支持してなるフロントモアにおいて、機
体後部に着脱自在に伝動ケ−ス38を設け、この伝動ケ
−ス38は、入力軸33と、第1動力取出軸35と、第
2動力取出軸37とを備え、適宜減速された第2動力取
出軸37は、その軸心が入力軸33の軸心と略一致する
ように構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、芝や雑草等を刈り取
る刈取装置を機体前部に有するフロントモアに関するも
のである。
る刈取装置を機体前部に有するフロントモアに関するも
のである。
【0002】
【従来技術】従来、フロントモアにおいてはエンジンの
クランクシャフトを後方に延出して動力取出軸を構成
し、この動力取出軸を利用してフロントモアの後部に連
結される種々の作業機を駆動する形態としていた。
クランクシャフトを後方に延出して動力取出軸を構成
し、この動力取出軸を利用してフロントモアの後部に連
結される種々の作業機を駆動する形態としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来装置は、単に作業機を駆動する動力源としての単一の
動力取出軸がエンジン下部に具備されているに過ぎず、
フロントモアに装着される収草用のコレクタとモアデッ
キとの間に介装されるブロアを駆動し、同時に機体後部
に連結されるブロ−ドキャスタ等の種々の作業機を駆動
することができないという問題点があった。
来装置は、単に作業機を駆動する動力源としての単一の
動力取出軸がエンジン下部に具備されているに過ぎず、
フロントモアに装着される収草用のコレクタとモアデッ
キとの間に介装されるブロアを駆動し、同時に機体後部
に連結されるブロ−ドキャスタ等の種々の作業機を駆動
することができないという問題点があった。
【0004】しかも、ブロア以外の作業機を駆動するた
めにはクランクシャフトの回転数を適当な回転数まで減
速しなければならず、後方への出っ張り量を少なくした
上で複数個の動力取出軸を設けることは設計上種々の制
約を受けることが多く、コンパクトに構成できないとい
う問題点があった。
めにはクランクシャフトの回転数を適当な回転数まで減
速しなければならず、後方への出っ張り量を少なくした
上で複数個の動力取出軸を設けることは設計上種々の制
約を受けることが多く、コンパクトに構成できないとい
う問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、機体前部に刈取装置54を備なえ、座席6
後方のボンネット18内にラジエ−タ12、エンジン9
等を搭載し、エンジン9のクランクシャフト15を後方
へ延出して動力取出軸22を設けてなるフロントモア1
において、このフロントモア1のフレ−ム25後端部に
伝動ケ−ス38を着脱自在に取り付け、伝動ケ−ス38
には前記動力取出軸22から動力を得て駆動される入力
軸33と、この入力軸33に対して左右横方向に偏位し
て軸架された第1動力取出軸35と、前記入力軸33と
略同心で入力軸33よりも減速された回転が与えられて
いる第2動力取出軸37とが設けられていることを特徴
とするフロントモアとするものである。
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、機体前部に刈取装置54を備なえ、座席6
後方のボンネット18内にラジエ−タ12、エンジン9
等を搭載し、エンジン9のクランクシャフト15を後方
へ延出して動力取出軸22を設けてなるフロントモア1
において、このフロントモア1のフレ−ム25後端部に
伝動ケ−ス38を着脱自在に取り付け、伝動ケ−ス38
には前記動力取出軸22から動力を得て駆動される入力
軸33と、この入力軸33に対して左右横方向に偏位し
て軸架された第1動力取出軸35と、前記入力軸33と
略同心で入力軸33よりも減速された回転が与えられて
いる第2動力取出軸37とが設けられていることを特徴
とするフロントモアとするものである。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
のフロントモアである。後輪3、3は舵取車輪であり、
ステアリングハンドル4を回転操作すると、後輪3、3
が操舵される。5は機体前部に設けられたステアリング
ポスト、6は座席、7はステップであり、前輪2、2の
上方を覆うフェンダ−8と一体的に形成されている。
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
のフロントモアである。後輪3、3は舵取車輪であり、
ステアリングハンドル4を回転操作すると、後輪3、3
が操舵される。5は機体前部に設けられたステアリング
ポスト、6は座席、7はステップであり、前輪2、2の
上方を覆うフェンダ−8と一体的に形成されている。
【0007】機体後部にはエンジン9が設けられ、その
後方には吸引ファン10とラジエ−タ12が設けられて
いる。エンジン9の前部には燃料タンク14が設けられ
ている。これらの燃料タンク14、エンジン9、ラジエ
−タ12等を覆う箱型状ボンネット18の前部と後部と
には空気が流通可能な通気部19、20が形成され、吸
引ファン10が回転すると、外気がボンネット18内に
取り込まれ、後部の通気部20から後方へ排出されるよ
うに構成している。
後方には吸引ファン10とラジエ−タ12が設けられて
いる。エンジン9の前部には燃料タンク14が設けられ
ている。これらの燃料タンク14、エンジン9、ラジエ
−タ12等を覆う箱型状ボンネット18の前部と後部と
には空気が流通可能な通気部19、20が形成され、吸
引ファン10が回転すると、外気がボンネット18内に
取り込まれ、後部の通気部20から後方へ排出されるよ
うに構成している。
【0008】エンジン9下部にはクランクシャフト15
が設けられ、このクランクシャフト15にはプ−リ17
を有する動力取出軸22が連設されている。動力取出軸
22の回転動力は自在継手24を介して機外に取り出さ
れ、機体の一部を構成する平面視コ字型フレ−ム25の
後部中央には自在継手24が挿通できる程度の孔26が
穿設されている。フレ−ム25の後部には後述する伝動
ユニット30を取り付けるための台座31が固設されて
いる。伝動ユニット30の伝動ケ−ス38内には、入力
軸33、第1動力取出軸35、第2動力取出軸37が設
けられ、前記入力軸33は伝動ケ−ス38に片持ち状態
で支持され、その軸端部には小径のプ−リ39が取り付
けられている。入力軸23に対して左右横方向に偏位し
て設けられた第1動力取出軸35は軸端が伝動ケ−ス3
8から前後に突出するようにして軸架され、その中間部
には大径プ−リ40と小径プ−リ41が取り付けられ、
また、第2動力取出軸37の端部には大径プ−リ44が
固着されている。
が設けられ、このクランクシャフト15にはプ−リ17
を有する動力取出軸22が連設されている。動力取出軸
22の回転動力は自在継手24を介して機外に取り出さ
れ、機体の一部を構成する平面視コ字型フレ−ム25の
後部中央には自在継手24が挿通できる程度の孔26が
穿設されている。フレ−ム25の後部には後述する伝動
ユニット30を取り付けるための台座31が固設されて
いる。伝動ユニット30の伝動ケ−ス38内には、入力
軸33、第1動力取出軸35、第2動力取出軸37が設
けられ、前記入力軸33は伝動ケ−ス38に片持ち状態
で支持され、その軸端部には小径のプ−リ39が取り付
けられている。入力軸23に対して左右横方向に偏位し
て設けられた第1動力取出軸35は軸端が伝動ケ−ス3
8から前後に突出するようにして軸架され、その中間部
には大径プ−リ40と小径プ−リ41が取り付けられ、
また、第2動力取出軸37の端部には大径プ−リ44が
固着されている。
【0009】第2動力取出軸37の軸心と入力軸33の
軸心は略一致するようにして伝動ケ−ス38に取り付け
られ、第2動力取出軸37側の大径プ−リ44と第1動
力取出軸35の小径プ−リ41との間、及び第1動力取
出軸35の大径プ−リ40と入力軸33側の小径プ−リ
39との間には夫々ベルト45、46が巻き回されてい
る。48はテンションロ−ラで図示外の操作レバ−を押
し引きすることによってこのテンションロ−ラ48がベ
ルト46に当接・離間してテンションクラッチを入り切
りできるようにしている。なお、この実施例では、入力
軸33の回転数が略2600回転/分のときに、第1動
力取出軸35の回転数が略2000回転/分、第2動力
取出軸37の回転数が略1500回転/分となるような
減速比を設定している。
軸心は略一致するようにして伝動ケ−ス38に取り付け
られ、第2動力取出軸37側の大径プ−リ44と第1動
力取出軸35の小径プ−リ41との間、及び第1動力取
出軸35の大径プ−リ40と入力軸33側の小径プ−リ
39との間には夫々ベルト45、46が巻き回されてい
る。48はテンションロ−ラで図示外の操作レバ−を押
し引きすることによってこのテンションロ−ラ48がベ
ルト46に当接・離間してテンションクラッチを入り切
りできるようにしている。なお、この実施例では、入力
軸33の回転数が略2600回転/分のときに、第1動
力取出軸35の回転数が略2000回転/分、第2動力
取出軸37の回転数が略1500回転/分となるような
減速比を設定している。
【0010】次に機体前部に装着されるモア本体及びボ
ンネット18上方に設けられるコレクタ67について構
成を簡単に説明する。単動式油圧シリンダ49によって
回動させられる昇降リンク機構50の前部にはモアデッ
キ52が連結され、モアデッキ52には3枚の刈刃5
4、54、54を取り付けた縦軸56、56、56が左
右方向に適当間隔をあけて軸架されている。そしてモア
デッキ52の上部に設けたギヤケ−ス58の入力軸60
とフロントモア1の機体下部に前方へ向けて突設された
駆動軸61との間には伸縮可能な自在継手62が連結さ
れ、ミッションケ−ス内で減速された回転動力をギヤケ
−ス58に伝えて刈刃54、54、54を駆動するよう
に構成している。モアデッキ52の右側は開放されてい
てここに草排出口が形成され、この排出口には筒状のシ
ュ−タ63が接続される。65はブロア、67はコレク
タである。ブロア65は前記伝動ユニット30の第1動
力取出軸35を利用して回転駆動されるもので、ブロア
65側の入力軸64とこの第1動力取出軸35との間に
は自在継手が介装連結される。コレクタ67はリフト用
油圧シリンダ70を作動することによってコレクタ67
は上昇する。草や芝を排出するときにはコレクタ67の
ダンプ用油圧シリンダ(図示省略)を操作し後部開閉蓋
66を開けて中の収容物を地面に落下放出させる。
ンネット18上方に設けられるコレクタ67について構
成を簡単に説明する。単動式油圧シリンダ49によって
回動させられる昇降リンク機構50の前部にはモアデッ
キ52が連結され、モアデッキ52には3枚の刈刃5
4、54、54を取り付けた縦軸56、56、56が左
右方向に適当間隔をあけて軸架されている。そしてモア
デッキ52の上部に設けたギヤケ−ス58の入力軸60
とフロントモア1の機体下部に前方へ向けて突設された
駆動軸61との間には伸縮可能な自在継手62が連結さ
れ、ミッションケ−ス内で減速された回転動力をギヤケ
−ス58に伝えて刈刃54、54、54を駆動するよう
に構成している。モアデッキ52の右側は開放されてい
てここに草排出口が形成され、この排出口には筒状のシ
ュ−タ63が接続される。65はブロア、67はコレク
タである。ブロア65は前記伝動ユニット30の第1動
力取出軸35を利用して回転駆動されるもので、ブロア
65側の入力軸64とこの第1動力取出軸35との間に
は自在継手が介装連結される。コレクタ67はリフト用
油圧シリンダ70を作動することによってコレクタ67
は上昇する。草や芝を排出するときにはコレクタ67の
ダンプ用油圧シリンダ(図示省略)を操作し後部開閉蓋
66を開けて中の収容物を地面に落下放出させる。
【0011】上例において、後部の伝動ユニット30を
用いてブロア65以外の装置を駆動するとき、例えばブ
ロ−ドキャスタ等の作業機を駆動するときには、フロン
トモア1の機体後部に適宜のヒッチを介して作業機を連
結し、第2動力取出軸37に作業機の入力軸を自在継手
を用いて連結し、エンジン9側の動力を作業機側に伝達
する。
用いてブロア65以外の装置を駆動するとき、例えばブ
ロ−ドキャスタ等の作業機を駆動するときには、フロン
トモア1の機体後部に適宜のヒッチを介して作業機を連
結し、第2動力取出軸37に作業機の入力軸を自在継手
を用いて連結し、エンジン9側の動力を作業機側に伝達
する。
【0012】なお、この実施例では、伝動ユニット30
をプ−リ・ベルト機構で構成したが、歯車による減速機
構を構成してもよく、この実施例に限定されるものでは
ない。次に図3乃至図5に示すモアデッキの懸架機構の
改良構造を説明する。ここで説明するモアデッキ110
の懸架機構は作業中に石などの硬い物質にモアデッキ1
10が衝突したときのモアデッキ110の変形を少なく
せんとするものである。
をプ−リ・ベルト機構で構成したが、歯車による減速機
構を構成してもよく、この実施例に限定されるものでは
ない。次に図3乃至図5に示すモアデッキの懸架機構の
改良構造を説明する。ここで説明するモアデッキ110
の懸架機構は作業中に石などの硬い物質にモアデッキ1
10が衝突したときのモアデッキ110の変形を少なく
せんとするものである。
【0013】図3において、111、111は単動式油
圧シリンダ112にて昇降自在に支持されたア−ム、1
14、114はこのア−ム111、111に着脱自在に
連結されたリンクで、その先端にはゲ−ジ輪115、1
15が支持されている。118、118はリンク11
4、114の中間部から吊り下げられた棒でモアデッキ
110の後部を吊り下げ支持する。モアデッキ110の
後部が石や地面の凸部の障害物に乗り上げるとモアデッ
キ110は上方へは移動退避し、その障害物を乗り切る
と棒118、118で規制されていた高さまで下降す
る。
圧シリンダ112にて昇降自在に支持されたア−ム、1
14、114はこのア−ム111、111に着脱自在に
連結されたリンクで、その先端にはゲ−ジ輪115、1
15が支持されている。118、118はリンク11
4、114の中間部から吊り下げられた棒でモアデッキ
110の後部を吊り下げ支持する。モアデッキ110の
後部が石や地面の凸部の障害物に乗り上げるとモアデッ
キ110は上方へは移動退避し、その障害物を乗り切る
と棒118、118で規制されていた高さまで下降す
る。
【0014】120、120はモアデッキ110とリン
ク114、114とを連結する支持ア−ムで、支持ア−
ム120、120の上部は弾性体122、122を介し
てピン124、124でリンク114、114側のプレ
−ト126、126に連結されている。このようにモア
デッキ110とリンク114、114との間に弾性体1
22、122を介装することにより、モアデッキ110
に変形力が加わってもその力を一時的に吸収することが
できるので装置の破損を防止でき、耐久性を向上させる
ことができる。
ク114、114とを連結する支持ア−ムで、支持ア−
ム120、120の上部は弾性体122、122を介し
てピン124、124でリンク114、114側のプレ
−ト126、126に連結されている。このようにモア
デッキ110とリンク114、114との間に弾性体1
22、122を介装することにより、モアデッキ110
に変形力が加わってもその力を一時的に吸収することが
できるので装置の破損を防止でき、耐久性を向上させる
ことができる。
【0015】また図6乃至図9に示したものはモアデッ
キ210の刈り高さ調整機構を図示したものである。同
実施例において、211、211はリフトア−ム、21
2は油圧シリンダ、213、213はリフトア−ム21
1、211によって昇降駆動される連結リンク、21
4、214はこれに差し込まれるリンク、215、21
5はゲ−ジ輪、216、216はモアデッキ210を懸
架している平行リンクである。平行リンク216、21
6を構成する前側のリンク217、217はその上端部
が支点ピン218、218にて前記リンク214、21
4に枢支され、枢支部の前側を前方へ突設して当接部2
19、219を構成している。後側のリンク220、2
20は上部に長孔222、222が設けられ、ここにピ
ン224、224が遊嵌される。225、225はモア
デッキ210の高さを調節するための調節ねじで、ハン
ドル226、226を回すとねじが上下方向に移動し、
端部が前側リンク217、217の当接部219、21
9に当たり、モアデッキ210を上下に移動させて刈り
高さ調整が行えるように構成している。227、227
はロックハンドルである。この装置の特徴はハンドル2
26、226を回動調節すると、モアデッキ210の前
側と後側が同時に上下に移動できることである。
キ210の刈り高さ調整機構を図示したものである。同
実施例において、211、211はリフトア−ム、21
2は油圧シリンダ、213、213はリフトア−ム21
1、211によって昇降駆動される連結リンク、21
4、214はこれに差し込まれるリンク、215、21
5はゲ−ジ輪、216、216はモアデッキ210を懸
架している平行リンクである。平行リンク216、21
6を構成する前側のリンク217、217はその上端部
が支点ピン218、218にて前記リンク214、21
4に枢支され、枢支部の前側を前方へ突設して当接部2
19、219を構成している。後側のリンク220、2
20は上部に長孔222、222が設けられ、ここにピ
ン224、224が遊嵌される。225、225はモア
デッキ210の高さを調節するための調節ねじで、ハン
ドル226、226を回すとねじが上下方向に移動し、
端部が前側リンク217、217の当接部219、21
9に当たり、モアデッキ210を上下に移動させて刈り
高さ調整が行えるように構成している。227、227
はロックハンドルである。この装置の特徴はハンドル2
26、226を回動調節すると、モアデッキ210の前
側と後側が同時に上下に移動できることである。
【0016】このような構成において作業中、モアデッ
キ210を支えているゲ−ジ輪215、215が石など
に乗り上げるとモアデッキ210全体が上方に移動して
モアデッキ210と石との衝突を回避することができ
る。一方、モアデッキ210の後部に石や地面の凸部が
当たった場合にはモアデッキ210の後部は持ち上げら
れるが、モアデッキ210の後部を支える平行リンク2
16、216の後側リンク220、220はその上部に
長孔222、222が形成されているため、ピン22
4、224に拘束されることなく一定範囲内自由に上動
でき、このため、モアデッキ210は全く変形すること
なくその凸部を乗り切ることができる。
キ210を支えているゲ−ジ輪215、215が石など
に乗り上げるとモアデッキ210全体が上方に移動して
モアデッキ210と石との衝突を回避することができ
る。一方、モアデッキ210の後部に石や地面の凸部が
当たった場合にはモアデッキ210の後部は持ち上げら
れるが、モアデッキ210の後部を支える平行リンク2
16、216の後側リンク220、220はその上部に
長孔222、222が形成されているため、ピン22
4、224に拘束されることなく一定範囲内自由に上動
でき、このため、モアデッキ210は全く変形すること
なくその凸部を乗り切ることができる。
【0017】
【発明の効果】この発明は前記の如く、機体前部に刈取
装置54を備なえ、座席6後方のボンネット18内にラ
ジエ−タ12、エンジン9等を搭載し、エンジン9のク
ランクシャフト15を後方へ延出して動力取出軸22を
設けてなるフロントモア1において、このフロントモア
1のフレ−ム25後端部に伝動ケ−ス38を着脱自在に
取り付け、伝動ケ−ス38には前記動力取出軸22から
動力を得て駆動される入力軸33と、この入力軸33に
対して左右横方向に偏位して軸架された第1動力取出軸
35と、前記入力軸33と略同心で入力軸33よりも減
速された回転が与えられている第2動力取出軸37とを
設けたものであるから、ブロアのみならず、フロントモ
アに装着される種々の作業機も駆動できてフロントモア
の汎用性を高めることができるのである。
装置54を備なえ、座席6後方のボンネット18内にラ
ジエ−タ12、エンジン9等を搭載し、エンジン9のク
ランクシャフト15を後方へ延出して動力取出軸22を
設けてなるフロントモア1において、このフロントモア
1のフレ−ム25後端部に伝動ケ−ス38を着脱自在に
取り付け、伝動ケ−ス38には前記動力取出軸22から
動力を得て駆動される入力軸33と、この入力軸33に
対して左右横方向に偏位して軸架された第1動力取出軸
35と、前記入力軸33と略同心で入力軸33よりも減
速された回転が与えられている第2動力取出軸37とを
設けたものであるから、ブロアのみならず、フロントモ
アに装着される種々の作業機も駆動できてフロントモア
の汎用性を高めることができるのである。
【図1】フロントモアの側面図である。
【図2】要部の平面断面図である。
【図3】フロントモアの側面図である。
【図4】モアデッキ部分の平面図である。
【図5】要部の拡大側面図である。
【図6】フロントモアの側面図である。
【図7】モアデッキ部分の平面図である。
【図8】要部の拡大側面図である。
【図9】要部の断面図である。
1 フロントモア 2 前輪 3 後輪 6 座席 9 エンジン 12 ラジエ−タ 14 燃料タンク 18 ボンネット 22 動力取出部 25 フレ−ム 30 伝動ユニット 33 入力軸 35 第1動力取出軸 37 第2動力取出軸 38 伝動ケ−ス
Claims (1)
- 【請求項1】機体前部に刈取装置54を備なえ、座席6
後方のボンネット18内にラジエ−タ12、エンジン9
等を搭載し、エンジン9のクランクシャフト15を後方
へ延出して動力取出軸22を設けてなるフロントモア1
において、このフロントモア1のフレ−ム25後端部に
伝動ケ−ス38を着脱自在に取り付け、伝動ケ−ス38
には前記動力取出軸22から動力を得て駆動される入力
軸33と、この入力軸33に対して左右横方向に偏位し
て軸架された第1動力取出軸35と、前記入力軸33と
略同心で入力軸33よりも減速された回転が与えられて
いる第2動力取出軸37とが設けられていることを特徴
とするフロントモア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31454391A JPH05146208A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | フロントモア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31454391A JPH05146208A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | フロントモア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146208A true JPH05146208A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18054561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31454391A Pending JPH05146208A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | フロントモア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05146208A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009167705A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Yamaha Motor Powered Products Co Ltd | 除雪機 |
DE10117514B4 (de) * | 2000-07-25 | 2017-03-09 | Kubota Corp. | Arbeitsfahrzeug mit einer Nebenabtriebsvorrichtung |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP31454391A patent/JPH05146208A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10117514B4 (de) * | 2000-07-25 | 2017-03-09 | Kubota Corp. | Arbeitsfahrzeug mit einer Nebenabtriebsvorrichtung |
JP2009167705A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Yamaha Motor Powered Products Co Ltd | 除雪機 |
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