JPH0486660A - 補充液補充方法 - Google Patents
補充液補充方法Info
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- JPH0486660A JPH0486660A JP20098790A JP20098790A JPH0486660A JP H0486660 A JPH0486660 A JP H0486660A JP 20098790 A JP20098790 A JP 20098790A JP 20098790 A JP20098790 A JP 20098790A JP H0486660 A JPH0486660 A JP H0486660A
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- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は補充液補充方法に係り、特に、感光材料の濃度
を測定し濃度に応じて補充液の補充を行う補充液補充方
法に関する。
を測定し濃度に応じて補充液の補充を行う補充液補充方
法に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕処理槽内
に貯留され感光材料を処理する現像液等の処理液は、感
光材料の処理量に応じて処理液中の成分が失われて活性
度が低下し、所謂処理劣化が生ずる。このため、現像槽
内へ感光材料の処理面積の大きさに応じた量の補充液を
補充する技術が知られている。しかし現像液は感光材料
に記録された潜像の濃度によって処理劣化の度合いが異
なっているため、前記技術では現像液の処理劣化に対し
て正確な量の補充液を補充することができない。
に貯留され感光材料を処理する現像液等の処理液は、感
光材料の処理量に応じて処理液中の成分が失われて活性
度が低下し、所謂処理劣化が生ずる。このため、現像槽
内へ感光材料の処理面積の大きさに応じた量の補充液を
補充する技術が知られている。しかし現像液は感光材料
に記録された潜像の濃度によって処理劣化の度合いが異
なっているため、前記技術では現像液の処理劣化に対し
て正確な量の補充液を補充することができない。
これを解決するため、処理済感光材料の濃度を測定し、
濃度に応じて補充を行う方法(米国特許第346222
1号)が知られている。またこれに関連して特公昭49
−823号公報及び特開昭52−4831号公報には、
処理済感光材料の積分濃度を測定する方法としてライン
センサを使用する方法が開示されている。
濃度に応じて補充を行う方法(米国特許第346222
1号)が知られている。またこれに関連して特公昭49
−823号公報及び特開昭52−4831号公報には、
処理済感光材料の積分濃度を測定する方法としてライン
センサを使用する方法が開示されている。
また、現像液等の処理液は時間の経過に伴い酸化し、所
謂経時劣化が生ずる。このため、前記補充方法では処理
劣化と経時劣化とを区別することなく最終的な補充量を
求めている。
謂経時劣化が生ずる。このため、前記補充方法では処理
劣化と経時劣化とを区別することなく最終的な補充量を
求めている。
しかしながら、前記補充方法では処理劣化及び経時劣化
に対する補充量が濃度値に依存している。
に対する補充量が濃度値に依存している。
このため、1日当りの感光材料の処理量が標準的な処理
量であっても正確な補充量を得るためには高い濃度測定
精度を必要とする。また、1日当りの感光材料の処理量
が前記標準的な処理量から大きく外れた使用条件では、
現像液の処理劣化と経時劣化との比が大きく変化するの
で正確な補充を行うことができない。例えば、1日当り
の感光材料の処理量が1本捏度の使用条件では、処理劣
化分に対する経時劣化分の割合が大きくなるので、経時
劣化に対応する補充量が実際の経時劣化分に対して不足
する。
量であっても正確な補充量を得るためには高い濃度測定
精度を必要とする。また、1日当りの感光材料の処理量
が前記標準的な処理量から大きく外れた使用条件では、
現像液の処理劣化と経時劣化との比が大きく変化するの
で正確な補充を行うことができない。例えば、1日当り
の感光材料の処理量が1本捏度の使用条件では、処理劣
化分に対する経時劣化分の割合が大きくなるので、経時
劣化に対応する補充量が実際の経時劣化分に対して不足
する。
さらに、処理槽内の処理液は、感光材料表面に付着して
搬出される所謂キャリーオーバによって減少するが、前
記補充方法ではこのキャリーオーバ(特に第2槽ではキ
ャリーインの影響も)については考慮されていない。従
って、現像液の劣化、減少について正確な補充を行うこ
とができなかった。
搬出される所謂キャリーオーバによって減少するが、前
記補充方法ではこのキャリーオーバ(特に第2槽ではキ
ャリーインの影響も)については考慮されていない。従
って、現像液の劣化、減少について正確な補充を行うこ
とができなかった。
また、前記補充方法では第2の処理槽内の定着液または
漂白液に対する濃度に応じた補充は考慮されていない。
漂白液に対する濃度に応じた補充は考慮されていない。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、濃度測定
に高い精度を必要とせず、第1の処理槽及び第2の処理
槽内の処理液の劣化、減少に対して正確な補充量で補充
することができる補充液補充方法を得ることが目的であ
る。
に高い精度を必要とせず、第1の処理槽及び第2の処理
槽内の処理液の劣化、減少に対して正確な補充量で補充
することができる補充液補充方法を得ることが目的であ
る。
上記目的を達成するために請求項(1)記載の発明は、
現像液が貯留された第1の処理槽及び定着液が貯留され
た第2の処理槽内へ補充液を補充する補充液補充方法で
あって、感光材料の濃度、未処理時間及び処理面積を測
定し、前記未処理時間に応じた量の補充液を第1の処理
槽及び第2の処理槽内へ補充し、処理した感光材料の面
積に応じて第1の処理槽及び第2の処理槽外へ搬出され
る量に応じた量の補充液を第1の処理槽及び第2の処理
槽内へ補充し、前記濃度が高くなるに従って多くなるよ
うに定められた量の補充液を第1の処理槽内へ補充する
と共に前記濃度が低くなるに従って多くなるように定め
られた量の補充液を第2の処理槽内へ補充することを特
徴としている。
現像液が貯留された第1の処理槽及び定着液が貯留され
た第2の処理槽内へ補充液を補充する補充液補充方法で
あって、感光材料の濃度、未処理時間及び処理面積を測
定し、前記未処理時間に応じた量の補充液を第1の処理
槽及び第2の処理槽内へ補充し、処理した感光材料の面
積に応じて第1の処理槽及び第2の処理槽外へ搬出され
る量に応じた量の補充液を第1の処理槽及び第2の処理
槽内へ補充し、前記濃度が高くなるに従って多くなるよ
うに定められた量の補充液を第1の処理槽内へ補充する
と共に前記濃度が低くなるに従って多くなるように定め
られた量の補充液を第2の処理槽内へ補充することを特
徴としている。
請求項(2)記載の発明は、現像液が貯留された第1の
処理槽及び漂白液が貯留された第2の処理槽内へ補充液
を補充する補充液補充方法であって、感光材料の濃度、
未処理時間及び処理面積を測定し、前記未処理時間に応
じた量の補充液を第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補
充し、処理した感光材料の面積に応じて第1の処理槽及
び第2の処理槽外へ搬出される量に応じた量の補充液を
第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補充し、前記濃度が
高くなるに従って多くなるように定められた量の補充液
を第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補充することを特
徴としている。
処理槽及び漂白液が貯留された第2の処理槽内へ補充液
を補充する補充液補充方法であって、感光材料の濃度、
未処理時間及び処理面積を測定し、前記未処理時間に応
じた量の補充液を第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補
充し、処理した感光材料の面積に応じて第1の処理槽及
び第2の処理槽外へ搬出される量に応じた量の補充液を
第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補充し、前記濃度が
高くなるに従って多くなるように定められた量の補充液
を第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補充することを特
徴としている。
請求項(1)及び(2)の発明では、感光材料の未処理
時間に応じた量の補充液を第1の処理槽及び第2の処理
槽へ補充する。これにより、各処理液の経時劣化分が補
充される。また、処理した感光材料の面積に応じて第1
の処理槽及び第2の処理槽外へ搬出される量に応じた量
の補充液を第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補充する
。これにより各処理液のキャリーオーバ分が補充される
。
時間に応じた量の補充液を第1の処理槽及び第2の処理
槽へ補充する。これにより、各処理液の経時劣化分が補
充される。また、処理した感光材料の面積に応じて第1
の処理槽及び第2の処理槽外へ搬出される量に応じた量
の補充液を第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補充する
。これにより各処理液のキャリーオーバ分が補充される
。
濃度に応じた量の補充液を第1の処理槽及び第2の処理
槽内へ補充する。これにより各処理液の処理劣化分が補
充される。従って、処理液が劣化、減少する原因である
経時劣化、キャリーオーバ及び処理劣化の各々に対して
、各々のパラメータである未処理時間、感光材料の面積
及び濃度値に応じて別々に補充を行うので、正確な補充
量で補充を行うことができる。
槽内へ補充する。これにより各処理液の処理劣化分が補
充される。従って、処理液が劣化、減少する原因である
経時劣化、キャリーオーバ及び処理劣化の各々に対して
、各々のパラメータである未処理時間、感光材料の面積
及び濃度値に応じて別々に補充を行うので、正確な補充
量で補充を行うことができる。
また、モノクロームの感光材料を処理する現像液は、感
光材料中の露光されたハロゲン化銀のみに反応して現像
銀粒子とハロゲン物質とに変化させる。このた約、現像
液の劣化の度合いは現像銀粒子の数の大小、すなわち処
理済感光材料の濃度値の大きさに略比例する。またカラ
ーの感光材料を処理する現像液は、露光されたハロゲン
化銀結晶のみに反応して色素像と金属銀と/’%ロゲン
物質とに変化させる。現像液の劣化の度合いは処理済感
光材料の色素像の濃淡、金属銀及びハロゲン物質の量に
略比例し、これらを検出することによって現像液の劣化
の度合いを求めることができる。
光材料中の露光されたハロゲン化銀のみに反応して現像
銀粒子とハロゲン物質とに変化させる。このた約、現像
液の劣化の度合いは現像銀粒子の数の大小、すなわち処
理済感光材料の濃度値の大きさに略比例する。またカラ
ーの感光材料を処理する現像液は、露光されたハロゲン
化銀結晶のみに反応して色素像と金属銀と/’%ロゲン
物質とに変化させる。現像液の劣化の度合いは処理済感
光材料の色素像の濃淡、金属銀及びハロゲン物質の量に
略比例し、これらを検出することによって現像液の劣化
の度合いを求めることができる。
請求項(1)及び(2)の発明では、濃度が高くなるに
従って多くなるように定釣られた量の補充液を現像液が
貯留された第1の処理槽内へ補充するので、現像液の処
理劣化分を正確に補うことができる。
従って多くなるように定釣られた量の補充液を現像液が
貯留された第1の処理槽内へ補充するので、現像液の処
理劣化分を正確に補うことができる。
また、モノクロームの感光材料を処理する定着液は現像
処理された感光材料から未現像ハロゲン化銀を溶解除去
する。二のだと、定着液の処理劣化は未露光の感光材料
、すなわち処理後の濃度が低い感光材料を現像、定着し
た場合に最も劣化度が高く、濃度が高くなるに従って劣
化度が低くなる′。請求項(1)の発明では感光材料の
濃度が低くなるに従って多くなるように定められた量の
補充液を定着液が貯留された第2の処理槽内へ補充する
ので、定着液の処理劣化分を正確に補充することができ
る。
処理された感光材料から未現像ハロゲン化銀を溶解除去
する。二のだと、定着液の処理劣化は未露光の感光材料
、すなわち処理後の濃度が低い感光材料を現像、定着し
た場合に最も劣化度が高く、濃度が高くなるに従って劣
化度が低くなる′。請求項(1)の発明では感光材料の
濃度が低くなるに従って多くなるように定められた量の
補充液を定着液が貯留された第2の処理槽内へ補充する
ので、定着液の処理劣化分を正確に補充することができ
る。
また、カラーの感光材料は、露光されたハロゲン化銀粒
子が発色現像工程において色素像と金属銀とハロゲン物
質とに変化される。カラーの感光材料を処理する漂白液
はこの金属銀を可溶性の錯化合物に変化させる。二のた
約、漂白液の処理劣化は処理済感光材料の濃度値の高さ
、すなわち色素像の濃淡に略比例し、濃度値が高くなる
に従って劣化度が高くなる。請求項(2)の発明では、
濃度が高くなるに従って多くなるように定められた量の
補充液を漂白液が貯留された第2の処理槽内へ補充する
ので、漂白液の処理劣化分を正確に補充することができ
る。
子が発色現像工程において色素像と金属銀とハロゲン物
質とに変化される。カラーの感光材料を処理する漂白液
はこの金属銀を可溶性の錯化合物に変化させる。二のた
約、漂白液の処理劣化は処理済感光材料の濃度値の高さ
、すなわち色素像の濃淡に略比例し、濃度値が高くなる
に従って劣化度が高くなる。請求項(2)の発明では、
濃度が高くなるに従って多くなるように定められた量の
補充液を漂白液が貯留された第2の処理槽内へ補充する
ので、漂白液の処理劣化分を正確に補充することができ
る。
第1実施例
以下、図面を参照して本発明の第1実施例を説明する。
第1図には本発明の補充液補充方法が適用可能な感光材
料処理装置10が示されている。感光材料処理装置10
の上方にはマガジン12が装着される。マガジン12に
は露光処理されたモノクロームの感光材料14がリール
16に層状に巻き取られて収容されている。マガジン1
2から引き出された感光材料14は感光材料処理装置1
0の処理部18に搬送される。
料処理装置10が示されている。感光材料処理装置10
の上方にはマガジン12が装着される。マガジン12に
は露光処理されたモノクロームの感光材料14がリール
16に層状に巻き取られて収容されている。マガジン1
2から引き出された感光材料14は感光材料処理装置1
0の処理部18に搬送される。
処理部18内には現像槽20.定着槽22、水洗槽24
が順次配置されており、各種には各々現像液26、定着
液28、水洗水30が貯留されている。処理部18内に
搬送された感光材料14は、現像1!20内で現像液2
6に浸漬されて現像処理され、定着槽22内て定着液2
8に浸漬されて定着処理され、水洗槽24内で水洗水3
0に浸漬されて水洗処理される。水洗処理が終了した感
光材料14は処理部18に隣接する乾燥部32へ搬送さ
れる。乾燥部32は図示しないファンとヒータとを備え
、感光材料14に熱風を供給して乾燥させる。乾燥処理
が終了した感光材料14は感光材料処理装置10外部へ
排出される。
が順次配置されており、各種には各々現像液26、定着
液28、水洗水30が貯留されている。処理部18内に
搬送された感光材料14は、現像1!20内で現像液2
6に浸漬されて現像処理され、定着槽22内て定着液2
8に浸漬されて定着処理され、水洗槽24内で水洗水3
0に浸漬されて水洗処理される。水洗処理が終了した感
光材料14は処理部18に隣接する乾燥部32へ搬送さ
れる。乾燥部32は図示しないファンとヒータとを備え
、感光材料14に熱風を供給して乾燥させる。乾燥処理
が終了した感光材料14は感光材料処理装置10外部へ
排出される。
また、処理部18の感光材料入側には赤外線センサ等で
構成され感光材料14の通過を検出する通過検出センサ
34が配設されている。通過検出センサ34は制御装置
36に接続されており、検出結果を制御装置36へ出力
する。また、乾燥部32の感光材料出側には濃度センサ
38が配設されている。濃度センサ38は感光材料14
の幅方向に複数の濃度センサが配列されて構成され、感
光材料14が搬送されることによって感光材料14の長
さ方向にスキャンして濃度を測定する。濃度センサ38
は制御装置36に接続されており、感光材料14の濃度
値を制御装置36に出力する。
構成され感光材料14の通過を検出する通過検出センサ
34が配設されている。通過検出センサ34は制御装置
36に接続されており、検出結果を制御装置36へ出力
する。また、乾燥部32の感光材料出側には濃度センサ
38が配設されている。濃度センサ38は感光材料14
の幅方向に複数の濃度センサが配列されて構成され、感
光材料14が搬送されることによって感光材料14の長
さ方向にスキャンして濃度を測定する。濃度センサ38
は制御装置36に接続されており、感光材料14の濃度
値を制御装置36に出力する。
現像槽20内には管路40の一端が開口している。管路
40の他端は現像補充液が充填された現像補充タンク4
2に取付けられている。管路40の途中にはポンプ44
が設けられている。ポンプ44は制御装置36によって
作動が制御される。
40の他端は現像補充液が充填された現像補充タンク4
2に取付けられている。管路40の途中にはポンプ44
が設けられている。ポンプ44は制御装置36によって
作動が制御される。
また、定着槽22内には管路46の一端が開口している
。管路46の他端は定着補充液が充填された定着補充タ
ンク48に取付けられている。管路46の途中にはポン
プ50が設けられている。ポンプ50は制御装置36に
よって作動が制御される。制御装置36はマイクロコン
ピュータ等で構成される。
。管路46の他端は定着補充液が充填された定着補充タ
ンク48に取付けられている。管路46の途中にはポン
プ50が設けられている。ポンプ50は制御装置36に
よって作動が制御される。制御装置36はマイクロコン
ピュータ等で構成される。
次に、第2図乃至第4図のフローチャートを参照して本
第1実施例の作用を説明する。
第1実施例の作用を説明する。
第2図のフローチャートは所定時間毎、例えば1秒毎に
周期的に実行される。ステップ100では通過検出セン
サ34が感光材料14の通過を検出しているか否かを判
定する。通過を検圧している場合には、ステップ102
で処理時間カウント用のエリアに格納されているカウン
ト値をカウントアツプして処理を終了する。通過を検圧
していない場合には、ステップ104て未処理時間カウ
ント用のエリアに格納されているカウント値をカウント
アツプして処理を終了する。これにより、感光材料14
の処理時間t1及び未処理時間t2が計測される。
周期的に実行される。ステップ100では通過検出セン
サ34が感光材料14の通過を検出しているか否かを判
定する。通過を検圧している場合には、ステップ102
で処理時間カウント用のエリアに格納されているカウン
ト値をカウントアツプして処理を終了する。通過を検圧
していない場合には、ステップ104て未処理時間カウ
ント用のエリアに格納されているカウント値をカウント
アツプして処理を終了する。これにより、感光材料14
の処理時間t1及び未処理時間t2が計測される。
第3図のフローチャートは所定時間毎、例えば1時間毎
に周期的に実行される。ステップ110では第2図のフ
ローチャートに示す処理でカウントされている未処理時
間t2が所定値以上となったか否か判定する。所定値未
満と判定された場合には処理を終了する。所定値以上と
判定された場合は、ステップ112で未処理時間のカウ
ント値を取り込むと共に、未処理時間カウント用のエリ
アをクリアする。ステップ114では現像液26の経時
劣化分補充量K。及び定着液28の経時劣化分補充量に
、を演算する。経時劣化分の補充量KD 、KF は以
下の式で求めることができる。
に周期的に実行される。ステップ110では第2図のフ
ローチャートに示す処理でカウントされている未処理時
間t2が所定値以上となったか否か判定する。所定値未
満と判定された場合には処理を終了する。所定値以上と
判定された場合は、ステップ112で未処理時間のカウ
ント値を取り込むと共に、未処理時間カウント用のエリ
アをクリアする。ステップ114では現像液26の経時
劣化分補充量K。及び定着液28の経時劣化分補充量に
、を演算する。経時劣化分の補充量KD 、KF は以
下の式で求めることができる。
Ko−KF=に−t2 ・・■(但し、
kは定数) ステップ116では現像槽20へ補充量Knの現像補充
液を補充し、定着槽22へ補充量Kpの定着補充液を補
充して処理を終了する。これにより、感光材料14の処
理量に無関係に現像液26及び定着液28の経時劣化分
が正確に補充される。
kは定数) ステップ116では現像槽20へ補充量Knの現像補充
液を補充し、定着槽22へ補充量Kpの定着補充液を補
充して処理を終了する。これにより、感光材料14の処
理量に無関係に現像液26及び定着液28の経時劣化分
が正確に補充される。
第4図のフローチャートは例えば感光材料14が現像、
定着、水洗、乾燥処理されて濃度センサ38に到達する
と実行が開始される。
定着、水洗、乾燥処理されて濃度センサ38に到達する
と実行が開始される。
ステップ120では感光材料14の後端が濃度センサ3
8を通過したか否かを判定する。後端が通過していない
場合には、ステップ122で濃度センサ38からの出力
信号を取り込む。ステップ124てはステップ122で
取り込んだ濃度値を積算用のエリアに格納されている値
に加えて積算用のエリアに格納する。なお、処理開始時
にはこの積算用エリアはクリアされている。ステップ1
26では濃度センサ38を通過した感光材料14の面積
が予め定められた所定面積に達したか否かが判定される
。感光材料の面積が前記所定面積に達していない場合に
はステップ120へ戻り、ステップ126の判定が肯定
されるまでステップ120乃至ステップ126を繰り返
す。これにより、感光材料14の濃度が複数回測定され
、測定された濃度値が前記所定面積毎に積算される。
8を通過したか否かを判定する。後端が通過していない
場合には、ステップ122で濃度センサ38からの出力
信号を取り込む。ステップ124てはステップ122で
取り込んだ濃度値を積算用のエリアに格納されている値
に加えて積算用のエリアに格納する。なお、処理開始時
にはこの積算用エリアはクリアされている。ステップ1
26では濃度センサ38を通過した感光材料14の面積
が予め定められた所定面積に達したか否かが判定される
。感光材料の面積が前記所定面積に達していない場合に
はステップ120へ戻り、ステップ126の判定が肯定
されるまでステップ120乃至ステップ126を繰り返
す。これにより、感光材料14の濃度が複数回測定され
、測定された濃度値が前記所定面積毎に積算される。
ステップ128では前記濃度値の積算値に基づいて感光
材料14の積分平均濃度りが演算される。
材料14の積分平均濃度りが演算される。
ステップ130では現像液26の感光材料の所定面積毎
の処理劣化に対応する補充量BL[lを以下の式によっ
て演算し、現像液処理劣化分補充量BLnを積算して積
算用のエリアに格納する。
の処理劣化に対応する補充量BL[lを以下の式によっ
て演算し、現像液処理劣化分補充量BLnを積算して積
算用のエリアに格納する。
Bt、、=h−D ・・■(但し
、hは定数) ステップ132では定着液28の感光材料の所定面積毎
の処理劣化に対応する補充量BLFを以下の式によって
演算し、定着液処理劣化分補充量BLFを積算して積算
用のエリアに格納する。
、hは定数) ステップ132では定着液28の感光材料の所定面積毎
の処理劣化に対応する補充量BLFを以下の式によって
演算し、定着液処理劣化分補充量BLFを積算して積算
用のエリアに格納する。
BLF=T−h −D ・・■(但し
、T及びhは定数) なお、定数Tは感光材料14固有の定数で、未露光の感
光材料14が定着槽22内に送り込まれた場合の定着液
28の処理劣化分の補充量を表している。ステップ13
4では前記濃度値の積算用エリアに格納されている値を
クリアしてステップ120へ戻る。以上の処理がステッ
プ120の判定が肯定されるまで繰り返され、感光材料
14の1本に対応する現像液26及び定着液28の処理
劣化分に対応する補充iBLゎ、BLFが演算される。
、T及びhは定数) なお、定数Tは感光材料14固有の定数で、未露光の感
光材料14が定着槽22内に送り込まれた場合の定着液
28の処理劣化分の補充量を表している。ステップ13
4では前記濃度値の積算用エリアに格納されている値を
クリアしてステップ120へ戻る。以上の処理がステッ
プ120の判定が肯定されるまで繰り返され、感光材料
14の1本に対応する現像液26及び定着液28の処理
劣化分に対応する補充iBLゎ、BLFが演算される。
ステップ120の判定が肯定されるとステップ136へ
移行し、第2図のフローチャートに示す処理でカウント
されている処理時間t1のカウント値を取り込むと共に
、処理時間カウント用のエリアをクリアする。ステップ
138ては感光材料14の処理面積Mを演算する。この
処理面積Mは感光材料14の幅方向寸法、感光材料14
の搬送速度及び前記処理時間t1によって求約ることが
できる。ステップ140ては現像槽20からのキャリー
オーバ分補充量Co及び定着槽22からのキャリーオー
バ分補充量CFを演算する。キャリーオーバ分の補充量
Cn 、 CFは以下の式で求めることができる。
移行し、第2図のフローチャートに示す処理でカウント
されている処理時間t1のカウント値を取り込むと共に
、処理時間カウント用のエリアをクリアする。ステップ
138ては感光材料14の処理面積Mを演算する。この
処理面積Mは感光材料14の幅方向寸法、感光材料14
の搬送速度及び前記処理時間t1によって求約ることが
できる。ステップ140ては現像槽20からのキャリー
オーバ分補充量Co及び定着槽22からのキャリーオー
バ分補充量CFを演算する。キャリーオーバ分の補充量
Cn 、 CFは以下の式で求めることができる。
CD二CF =Co ’ M ”■(
但し、coは定数) ステップ、142ては現像槽20へ現像補充液を補充す
る。このときの補充量はキャリーオーバ分の補充量C9
と処理劣化分の補充量B L nの積算値との和である
。ステップ144では定着槽22への定着補充液の補充
を行って処理を終了する。
但し、coは定数) ステップ、142ては現像槽20へ現像補充液を補充す
る。このときの補充量はキャリーオーバ分の補充量C9
と処理劣化分の補充量B L nの積算値との和である
。ステップ144では定着槽22への定着補充液の補充
を行って処理を終了する。
このときの補充量はキャリーオーバ分の補充歯C4と処
理劣化分の補充量BL、の積算値との和である。
理劣化分の補充量BL、の積算値との和である。
このように、本第1実施例では経時劣化分の補充と処理
劣化分の補充とキャリーオーバ分の補充とを別々に考慮
して補充を行うようにしたので、現像液26、定着液2
8の劣化、減少に対して正確に補充することができる。
劣化分の補充とキャリーオーバ分の補充とを別々に考慮
して補充を行うようにしたので、現像液26、定着液2
8の劣化、減少に対して正確に補充することができる。
第2実施例
次に本発明の第2実施例を説明する。なお、第1実施例
と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
第5図に示すように、本第2実施例の感光材料処理装置
52はカラーの感光材料54に対して処理を行う。処理
部18内には感光材料入側から現像槽20、漂白槽56
、定着槽22、水洗槽24、安定槽58が順次配置され
ており、各々現像液26、漂白液60.定着液28、水
洗水30、安定液62が貯留されている。また、第2の
処理槽である漂白槽56内には管路64の一端が開口し
ている。管路64の他端は漂白補充液が充填された漂白
補充タンク66に取付けられている。管路64の途中に
はポンプ68が設けられている。ポンプ68は制御装置
36によって作動が制御される。
52はカラーの感光材料54に対して処理を行う。処理
部18内には感光材料入側から現像槽20、漂白槽56
、定着槽22、水洗槽24、安定槽58が順次配置され
ており、各々現像液26、漂白液60.定着液28、水
洗水30、安定液62が貯留されている。また、第2の
処理槽である漂白槽56内には管路64の一端が開口し
ている。管路64の他端は漂白補充液が充填された漂白
補充タンク66に取付けられている。管路64の途中に
はポンプ68が設けられている。ポンプ68は制御装置
36によって作動が制御される。
次に本第2実施例の作用として現像槽20、漂白槽56
及び定着槽28へ経時劣化分、処理劣化分及びキャリー
オーツ部分に応じて補充液を補充する処理を説明する。
及び定着槽28へ経時劣化分、処理劣化分及びキャリー
オーツ部分に応じて補充液を補充する処理を説明する。
本第2実施例では第1実施例と同様に、第2図のフロチ
ャートに示すような処理を所定時間毎に実行して感光材
料54の処理時間t1及び未処理時間t2を計測する。
ャートに示すような処理を所定時間毎に実行して感光材
料54の処理時間t1及び未処理時間t2を計測する。
第6図のフローチャートに示す経時劣化分の補充は第1
実施例と同様に所定時間毎、例えば1時間毎に周期的に
実行される。ステップ150ては未処理時間t2が所定
値以上となったか否か判定する。所定値未満と判定され
た場合には処理を終了する。所定値以上と判定された場
合は、ステップ152で未処理時間のカウント値を取り
込むと共に、未処理時間カウント用のエリアをクリアす
る。ステップ154では現像液26の経時劣化分補充!
1iKO1漂白液60の経時劣化分補充量KB及び定着
液28の経時劣化分補充量に、を演算する。経時劣化分
の補充量Kn 、KB、KFは以下の式で求めることが
できる。
実施例と同様に所定時間毎、例えば1時間毎に周期的に
実行される。ステップ150ては未処理時間t2が所定
値以上となったか否か判定する。所定値未満と判定され
た場合には処理を終了する。所定値以上と判定された場
合は、ステップ152で未処理時間のカウント値を取り
込むと共に、未処理時間カウント用のエリアをクリアす
る。ステップ154では現像液26の経時劣化分補充!
1iKO1漂白液60の経時劣化分補充量KB及び定着
液28の経時劣化分補充量に、を演算する。経時劣化分
の補充量Kn 、KB、KFは以下の式で求めることが
できる。
Kn = KB= KF = k−t 2
・・■(但し、kは定数) ステップ156では現像槽20へ補充量Knの現像補充
液を補充し、漂白槽56へ補充量KBの漂白補充液を補
充し、定着槽22へ補充量KFの定着補充液を補充して
処理を終了する。これにより、感光材料54の処理量に
無関係に現像液26、漂白液60及び定着液28の経時
劣化分が正確に補充される。
・・■(但し、kは定数) ステップ156では現像槽20へ補充量Knの現像補充
液を補充し、漂白槽56へ補充量KBの漂白補充液を補
充し、定着槽22へ補充量KFの定着補充液を補充して
処理を終了する。これにより、感光材料54の処理量に
無関係に現像液26、漂白液60及び定着液28の経時
劣化分が正確に補充される。
第7図のフローチャートに示すキャリーオーバ分及び処
理劣化分の補充は、第1実施例と同様に例えば感光材料
54を1本処理する毎に実行される。ステップ160で
は感光材料54の後端が濃度センサ38を通過したか否
かを判定する。後端が通過していない場合には、ステッ
プ162で濃度センサ38からの出力信号を取り込む。
理劣化分の補充は、第1実施例と同様に例えば感光材料
54を1本処理する毎に実行される。ステップ160で
は感光材料54の後端が濃度センサ38を通過したか否
かを判定する。後端が通過していない場合には、ステッ
プ162で濃度センサ38からの出力信号を取り込む。
ステップ164ではステップ162て取り込んだ濃度値
を積算用のエリアに格納されている値に加算する。
を積算用のエリアに格納されている値に加算する。
ステップ168では濃度センサ38を通過した感光材料
54の面積が所定面積に達したか否かを判定する。感光
材料の面積が前記所定面積に達していない場合にはステ
ップ160へ戻り、ステップ168の判定が肯定される
までステップ160乃至ステップ168を繰り返す。こ
れにより、感光材料54の濃度が複数回測定され、測定
された濃度値が前記所定面積毎に積算される。
54の面積が所定面積に達したか否かを判定する。感光
材料の面積が前記所定面積に達していない場合にはステ
ップ160へ戻り、ステップ168の判定が肯定される
までステップ160乃至ステップ168を繰り返す。こ
れにより、感光材料54の濃度が複数回測定され、測定
された濃度値が前記所定面積毎に積算される。
ステップ170では前記濃度値の積算値に基づいて感光
材料54の所定面積毎の積分平均濃度りを演算する。ス
テップ172では現像液26の感光材料54所定面積毎
の処理劣化に対応する補充量BLDを以下の式によって
演算し、現像液処理劣化分補充量BL、を積算して積算
用のエリアに格納する。
材料54の所定面積毎の積分平均濃度りを演算する。ス
テップ172では現像液26の感光材料54所定面積毎
の処理劣化に対応する補充量BLDを以下の式によって
演算し、現像液処理劣化分補充量BL、を積算して積算
用のエリアに格納する。
BL、=h−D ・・■(但し、
hは定数) ステップ174では漂白液60の感光材料54所定面積
毎の処理劣化に対応する補充量BLBを以下の式によっ
て演算し、漂白液処理劣化分補充量BLBを積算して積
算用のエリアに格納する。
hは定数) ステップ174では漂白液60の感光材料54所定面積
毎の処理劣化に対応する補充量BLBを以下の式によっ
て演算し、漂白液処理劣化分補充量BLBを積算して積
算用のエリアに格納する。
BLB=h−D ・・■(但し、
hは定数) カラーの感光材料54の発色現像工程において現像液2
6はハロゲン化銀を色素像と金属銀とハロゲン物質とに
変化させる。漂白液60はこの金属銀を可溶性の錯化合
物に変化させる。このため、漂白液60の処理劣化は現
像液26と同様に処理済感光+′;!料54の濃度値の
大小、すなわち色素像の濃淡に略比例し、濃度値が大き
くなるに従って劣化度が高くなる。従って、上式のよう
に濃度に応じた補充量BLBで漂白液60の処理劣化分
を正確に補充することができる。
hは定数) カラーの感光材料54の発色現像工程において現像液2
6はハロゲン化銀を色素像と金属銀とハロゲン物質とに
変化させる。漂白液60はこの金属銀を可溶性の錯化合
物に変化させる。このため、漂白液60の処理劣化は現
像液26と同様に処理済感光+′;!料54の濃度値の
大小、すなわち色素像の濃淡に略比例し、濃度値が大き
くなるに従って劣化度が高くなる。従って、上式のよう
に濃度に応じた補充量BLBで漂白液60の処理劣化分
を正確に補充することができる。
ステップ176では定着液28の感光材料54所定面積
毎の処理劣化に対応する補充量BLFを積算する。カラ
ーの感光材料54の定着工程において、定着液28は感
光材料54中の未現像のノ\ロゲン化銀を溶解除去する
と共に漂白液60によって金属銀から変化された可溶性
の錯化合物を除去する。このため、定着液28の処理劣
化の度合いは感光材料54の濃度値に依存しない一定値
となる。従って、本第2実施例では定着液28の処理劣
化分の補充については感光材料54の所定面積当り一定
の補充量Tだけ定着補充液を補充する。
毎の処理劣化に対応する補充量BLFを積算する。カラ
ーの感光材料54の定着工程において、定着液28は感
光材料54中の未現像のノ\ロゲン化銀を溶解除去する
と共に漂白液60によって金属銀から変化された可溶性
の錯化合物を除去する。このため、定着液28の処理劣
化の度合いは感光材料54の濃度値に依存しない一定値
となる。従って、本第2実施例では定着液28の処理劣
化分の補充については感光材料54の所定面積当り一定
の補充量Tだけ定着補充液を補充する。
ステップ178では前記濃度値の積算用エリアに格納さ
れている値をクリアしてステップ160へ戻る。以上の
処理がステップ160の判定が肯定されるまで繰り返さ
れ、1本の感光材料54を処理した現像液26及び定着
液28の、処理劣化分に対応する補充量B Ln 、
B Lpが演算される。
れている値をクリアしてステップ160へ戻る。以上の
処理がステップ160の判定が肯定されるまで繰り返さ
れ、1本の感光材料54を処理した現像液26及び定着
液28の、処理劣化分に対応する補充量B Ln 、
B Lpが演算される。
ステップ160の判定が肯定されると、ステップ180
で処理時間t1のカウント値を取り込むと共に、処理時
間カウント用のエリアをクリアする。ステップ182で
は感光材料54の処理面積Mを演算する。ステップ18
4では現像槽20からのキャリーオーバ分補充量C8、
漂白槽56がらのキャリーオーバ分補充量CB、定着槽
22からのキャリーオーバ分補充量C2を演算する。キ
ャリーオーバ分の補充量C11、CF及びCBは以下の
式で求めることができる。
で処理時間t1のカウント値を取り込むと共に、処理時
間カウント用のエリアをクリアする。ステップ182で
は感光材料54の処理面積Mを演算する。ステップ18
4では現像槽20からのキャリーオーバ分補充量C8、
漂白槽56がらのキャリーオーバ分補充量CB、定着槽
22からのキャリーオーバ分補充量C2を演算する。キ
ャリーオーバ分の補充量C11、CF及びCBは以下の
式で求めることができる。
Co ”Cv =CH=Co ’M ・・■
(但し、Coは定数) ステップ186では現像槽20へ現像補充液を補充する
。このときの補充量はキャリーオーバ分の補充量C9と
処理劣化分の補充量BLoの積算値との和である。ステ
ップ188では漂白槽56へ漂白補充液を補充する。こ
のときの補充量はキャリーオーバ分の補充量CBと処理
劣化分の補充量BLBの積算値との和である。ステップ
190では定着槽22への定着補充液の補充を行って処
理を終了する。このときの補充量はキャリーオーバ分の
補充量C2と一定値Tの積算値である処理劣化分の補充
量BLFの積算値との和である。
(但し、Coは定数) ステップ186では現像槽20へ現像補充液を補充する
。このときの補充量はキャリーオーバ分の補充量C9と
処理劣化分の補充量BLoの積算値との和である。ステ
ップ188では漂白槽56へ漂白補充液を補充する。こ
のときの補充量はキャリーオーバ分の補充量CBと処理
劣化分の補充量BLBの積算値との和である。ステップ
190では定着槽22への定着補充液の補充を行って処
理を終了する。このときの補充量はキャリーオーバ分の
補充量C2と一定値Tの積算値である処理劣化分の補充
量BLFの積算値との和である。
次に前記第1実施例の補充方法を利用してモノクローム
の感光材料を処理した実験結果を示す。
の感光材料を処理した実験結果を示す。
本実験では第1実施例と同様の感光材料処理装置を2台
使用し、各々に135mmX24枚のモノクロームフィ
ルムを1日に1本処理させて数カ月ランニングさせた。
使用し、各々に135mmX24枚のモノクロームフィ
ルムを1日に1本処理させて数カ月ランニングさせた。
現像液はスーパープロドール(商品名)を用い、この現
像液に55秒間前記フィルムを浸漬して現像処理を行っ
た。定着液はスーパーフジフィックス(商品名)を用い
、この定着液に前記フィルムを105秒間浸漬して定着
処理を行った。処理液の温度調節は1日当り10時間で
現像液を30℃、定着液を25℃とした。
像液に55秒間前記フィルムを浸漬して現像処理を行っ
た。定着液はスーパーフジフィックス(商品名)を用い
、この定着液に前記フィルムを105秒間浸漬して定着
処理を行った。処理液の温度調節は1日当り10時間で
現像液を30℃、定着液を25℃とした。
現像槽及び定着槽への補充方法としては一方の感光材料
処理装置に比較例として補充方法(1)を適用し、他方
の感光材料処理装置には本発明の補充方法〔2)を適用
した。各々の補充方法の補充条件を以下に示す。
処理装置に比較例として補充方法(1)を適用し、他方
の感光材料処理装置には本発明の補充方法〔2)を適用
した。各々の補充方法の補充条件を以下に示す。
補充方法(1)
フィルム1本当り 現像液 30m!
定着液 7mβ
の補充液を補充。
補充方法(2)
第1実施例に記載した0式乃至■式中の各係数を以下の
ように定めて補充を行った。
ように定めて補充を行った。
k−2(0式)
(3式)
(6式)
補充方法(1)を適用した感光材料処理装置では、2ケ
月経過すると写真性能が劣化し、フィルムの仕上がりが
軟調となった。さらに4ケ月経過すると定着槽内に沈澱
物が発生した。一方、補充方法(2)を適用した感光材
料処理装置では、4力月経過しても写真性能が劣化する
ことはなく、定着槽内の沈澱物の発生もなかった。
月経過すると写真性能が劣化し、フィルムの仕上がりが
軟調となった。さらに4ケ月経過すると定着槽内に沈澱
物が発生した。一方、補充方法(2)を適用した感光材
料処理装置では、4力月経過しても写真性能が劣化する
ことはなく、定着槽内の沈澱物の発生もなかった。
次に前記第2実施例の補充方法を利用してカラーの感光
材料を処理した実験結果を示す。
材料を処理した実験結果を示す。
本実験では第2実施例と同様の感光材料処理装置を2台
使用し、各々に135mmx24枚のカラーフィルムを
用い、未露光フィルムを10本/週、1000本/週、
露光フィルムを10本/週、1000本/週を繰り返し
て数ケ月ランニングさせた。フィルム1本当り、現像液
に3分15秒間浸漬して現像処理を行い、漂白液に1分
間浸漬して漂白処理を行い、定着液に3分15秒間浸漬
して定着処理を行い、水洗水に40秒間浸漬した後でさ
らに100秒間浸漬して水洗処理を行い、安定液に40
秒間浸漬して安定処理を行った。処理液の温度調節は1
日当り10時間で現像液、漂白液、定着液及び安定液を
38℃、水洗水を25℃とした。現像槽及び定着槽への
補充方法としては一方の感光材料処理装置に比較例とし
て補充方法(3)を適用し、他方の感光材料処理装置に
は本発明の補充方法(4)を適用した。各々の補充方法
の補充条件を以下に示す。
使用し、各々に135mmx24枚のカラーフィルムを
用い、未露光フィルムを10本/週、1000本/週、
露光フィルムを10本/週、1000本/週を繰り返し
て数ケ月ランニングさせた。フィルム1本当り、現像液
に3分15秒間浸漬して現像処理を行い、漂白液に1分
間浸漬して漂白処理を行い、定着液に3分15秒間浸漬
して定着処理を行い、水洗水に40秒間浸漬した後でさ
らに100秒間浸漬して水洗処理を行い、安定液に40
秒間浸漬して安定処理を行った。処理液の温度調節は1
日当り10時間で現像液、漂白液、定着液及び安定液を
38℃、水洗水を25℃とした。現像槽及び定着槽への
補充方法としては一方の感光材料処理装置に比較例とし
て補充方法(3)を適用し、他方の感光材料処理装置に
は本発明の補充方法(4)を適用した。各々の補充方法
の補充条件を以下に示す。
補充方法(3)
フィルム1本当り
現像液 45mβ
漂白液 20m1
定着液 30mβ
水洗液 30mβ
安定液 20mβ
の補充液を補充。
補充方法(4)
第2実施例に記載した0式乃至■式中の各係数を以下の
ように定約で補充を行った。
ように定約で補充を行った。
k−2(■式)
C0=60 (3式)補充方
法(3)を適用した感光材料処理装置では、写真性能が
著しくばらついた。さらに4ケ月経過すると脱銀不良が
発生した。一方、補充方法(4)を適用した感光材料処
理装置では、4力月経過しても写真性能の劣化、ばゲつ
きはなく、脱銀不良の発生もなかった。さらに、現像槽
、漂白槽への補充量を6%減少することができた。
法(3)を適用した感光材料処理装置では、写真性能が
著しくばらついた。さらに4ケ月経過すると脱銀不良が
発生した。一方、補充方法(4)を適用した感光材料処
理装置では、4力月経過しても写真性能の劣化、ばゲつ
きはなく、脱銀不良の発生もなかった。さらに、現像槽
、漂白槽への補充量を6%減少することができた。
なお、漂白液と定着液とを混合して成る漂白定着液の補
充については、第2実施例の漂白液60への補充と定着
液28への補充とを混合した考え方(すなわち、主とし
て定着液の考え方)を導入すればよい。
充については、第2実施例の漂白液60への補充と定着
液28への補充とを混合した考え方(すなわち、主とし
て定着液の考え方)を導入すればよい。
以上説明したように本発明では、未処理時間に応じた量
の補充液を第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補充し、
処理した感光材料の面積に応じた量の補充液を第1の処
理槽及び第2の処理槽内へ補充し、濃度に応じた量の補
充液を第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補充するよう
にしたので、濃度測定に高い精度を必要とせず、第1の
処理検反−び第2の処理槽内の処理液の劣化、減少に対
して正確な補充量で補充することができる、という優れ
た効果が得られる。
の補充液を第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補充し、
処理した感光材料の面積に応じた量の補充液を第1の処
理槽及び第2の処理槽内へ補充し、濃度に応じた量の補
充液を第1の処理槽及び第2の処理槽内へ補充するよう
にしたので、濃度測定に高い精度を必要とせず、第1の
処理検反−び第2の処理槽内の処理液の劣化、減少に対
して正確な補充量で補充することができる、という優れ
た効果が得られる。
第1図は第1実施例の感光材料処理装置の概略構成図、
第2図乃至第4図は第1実施例の作用を説明するフロー
チャート、第5図は第2実施例の感光材料処理装置の概
略構成図、第6図及び第7図は第2実施例の作用を説明
するフローチャートである。 10・・・感光材料処理装置、 26・・・現像液、 28・・・定着液、 34・・・通過検出センサ、 38・・・濃度センサ、 52・・・感光材料処理装置、 60・・・漂白液。 第1図 第2図 第3図 3B、ジ獣ノ蔓乞ン7 第 図 印、漂白j夜 第 図
第2図乃至第4図は第1実施例の作用を説明するフロー
チャート、第5図は第2実施例の感光材料処理装置の概
略構成図、第6図及び第7図は第2実施例の作用を説明
するフローチャートである。 10・・・感光材料処理装置、 26・・・現像液、 28・・・定着液、 34・・・通過検出センサ、 38・・・濃度センサ、 52・・・感光材料処理装置、 60・・・漂白液。 第1図 第2図 第3図 3B、ジ獣ノ蔓乞ン7 第 図 印、漂白j夜 第 図
Claims (2)
- (1)現像液が貯留された第1の処理槽及び定着液が貯
留された第2の処理槽内へ補充液を補充する補充液補充
方法であって、感光材料の濃度、未処理時間及び処理面
積を測定し、前記未処理時間に応じた量の補充液を第1
の処理槽及び第2の処理槽内へ補充し、処理した感光材
料の面積に応じて第1の処理槽及び第2の処理槽外へ搬
出される量に応じた量の補充液を第1の処理槽及び第2
の処理槽内へ補充し、前記濃度が高くなるに従って多く
なるように定められた量の補充液を第1の処理槽内へ補
充すると共に前記濃度が低くなるに従って多くなるよう
に定められた量の補充液を第2の処理槽内へ補充するこ
とを特徴とする補充液補充方法。 - (2)現像液が貯留された第1の処理槽及び漂白液が貯
留された第2の処理槽内へ補充液を補充する補充液補充
方法であって、感光材料の濃度、未処理時間及び処理面
積を測定し、前記未処理時間に応じた量の補充液を第1
の処理槽及び第2の処理槽内へ補充し、処理した感光材
料の面積に応じて第1の処理槽及び第2の処理槽外へ搬
出される量に応じた量の補充液を第1の処理槽及び第2
の処理槽内へ補充し、前記濃度が高くなるに従って多く
なるように定められた量の補充液を第1の処理槽及び第
2の処理槽内へ補充することを特徴とする補充液補充方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20098790A JPH0486660A (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 補充液補充方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20098790A JPH0486660A (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 補充液補充方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0486660A true JPH0486660A (ja) | 1992-03-19 |
Family
ID=16433625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20098790A Pending JPH0486660A (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 補充液補充方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0486660A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5436118A (en) * | 1994-03-31 | 1995-07-25 | Eastman Kodak Company | Method of processing silver halide photographic elements using a low volume thin tank processing system |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP20098790A patent/JPH0486660A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5436118A (en) * | 1994-03-31 | 1995-07-25 | Eastman Kodak Company | Method of processing silver halide photographic elements using a low volume thin tank processing system |
US5565308A (en) * | 1994-03-31 | 1996-10-15 | Eastman Kodak Company | Method of processing black and white photographic elements using processors having low volume thin tank designs |
US5573896A (en) * | 1994-03-31 | 1996-11-12 | Eastman Kodak Company | Method for processing silver halide color photographic elements using processors having low volume thin tank designs |
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