JPH043328B2 - - Google Patents
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- JPH043328B2 JPH043328B2 JP59169841A JP16984184A JPH043328B2 JP H043328 B2 JPH043328 B2 JP H043328B2 JP 59169841 A JP59169841 A JP 59169841A JP 16984184 A JP16984184 A JP 16984184A JP H043328 B2 JPH043328 B2 JP H043328B2
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- JP
- Japan
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- fluid
- vehicle body
- sensor
- filled
- longitudinal direction
- Prior art date
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 51
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 19
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
- F16F13/28—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions specially adapted for units of the bushing type
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G7/00—Pivoted suspension arms; Accessories thereof
- B60G7/006—Attaching arms to sprung or unsprung part of vehicle, characterised by comprising attachment means controlled by an external actuator, e.g. a fluid or electrical motor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/14—Mounting of suspension arms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は車両用のサスペンシヨン制御装置に関
する。 (従来の技術) 車両のサスペンシヨンを構成するラジアスロツ
ド等のサスペンシヨンリンクの両端に流体封入ブ
ツシユを設けることが行われる。 (発明が解決しようとする問題点) 斯かる流体封入ブツシユにおいて、車体前後方
向のばね定数を大きく設定すると、ステアリング
操作時の応答性は良いが、乗心地が若干犠牲にな
り、逆にばね定数を小さく設定すると、乗心地は
良いが、ステアリング操作時の応答遅れが大き
く、サスペンシヨン形式によつてはトー変化が大
きくなる。 そこで、両流体封入ブツシユの車体前後方向に
対するばね定数を流体圧を制御して大、小の2段
階に同時に可変制御することが考えられる。 本発明の目的は、サスペンシヨンリンクの両端
に設けた流体封入ブツシユの車体前後方向に対す
るばね定数を流体圧を制御して大、小の2段階以
上に同時に可変制御するようにした車両におい
て、ステアリング操作及びブレーキ状態に基づく
走行状態並びに路面状態の変化に追従してサスペ
ンシヨンリンク両端の流体封入ブツシユのばね定
数を自動的に同時に可変制御することができ、特
にステアリング操作状態、ブレーキ状態及びうね
りがある比較的悪い路面を走行している状態の何
れの場合にも操安性を重視してばね定数が大きく
なるようにしたサスペンシヨン制御装置を提供す
るにある。 (問題点を解決するための手段) 以上の問題を解決して目的を達成すべく本発明
は、車体前後方向に延出したサスペンシヨンリン
クと、このサスペンシヨンリンクの前後端に設け
た流体封入ブツシユとを備え、この両流体封入ブ
ツシユの車体前後方向に対するばね定数を、流体
圧を制御して大、小の2段階以上に同時に可変制
御するようにした車両のサスペンシヨン制御装置
であつて、ステアリング操作状態を検出するセン
サと、ブレーキ状態を検出するセンサと、車体の
上下振動加速度センサからの信号を入力して車体
のばね上共振周波数付近の加速度の信号を出力す
る処理回路と、これら3種の信号を入力して走行
及び路面状態に応じた2段階以上の信号を出力す
る制御回路と、この制御回路からの信号を受けて
前記両流体封入ブツシユ間の各流体室における車
体前後方向の力の作用で縮小変形する流体室と拡
大変形する流体室とを相互に結ぶ流体通路を連
通・遮断可能として、前記両流体封入ブツシユの
ばね定数を自動的に同時に切換えるアクチエータ
とを備え、前記3種の検出信号の何れかを検出し
たときは、前記アクチユエーエにより前記両流体
封入ブツシユのばね定数を大の方へ自動的に可変
制御するよう構成したことを特徴とする。 (実施例) 以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。 第5図はサスペンシヨン形式の一例を示す斜視
図で、51はハブ、52はロアアーム、53はダ
ンパ、54はラジアスロツドであり、ラジアスロ
ツド54前後端に第2図に示す如き流体封入ブツ
シユ31,41が備えられる。 両ブツシユ31,41は、車体側またはナツク
ル側の支持ピンが挿通される内筒32,42とラ
ジアスロツド54前後端に固着される外筒33,
43とを径方向のゴム壁34,44にて結合し、
これにより各内・外筒32,33,42,43間
に車体前後方向に位置する流体室35,36,4
5,46を形成して成る。 そして両ブツシユ31,41のともに前部流体
室35,45を連通する通路25と、後部流体室
36,46を連通する通路26とを設け、更に両
通路25,26を同時に開閉する切換弁21を設
ける。切換弁21はソレノイド22,23によつ
て作動し、一方のソレノイド22の通電で図示の
如く通路25,26を開状態とし、他方のソレノ
イド23の通電で閉状態とする。第2図はラジア
スロツド54に外力が作用しない自由状態を示
す。 第3図はラジアスロツド54に引張力が作用し
た状態で、この場合、通路25,26が図示の如
く開状態にあれば、外力が作用する前方ブツシユ
31の前部流体室35から通路25を通つて後方
ブツシユ41の前部流体室45に流体が流れ、ま
た後方ブツシユ41の後部流体室46から通路2
5を通つて前方ブツシユ31の後部流体室36に
液体が流れる。従つて車体前後方向に対するばね
定数は小さい。逆にソレノイド23を通電して通
路25,26を遮断すると液体の流れが阻止さ
れ、車体前後方向に対するばね定数が大きくな
る。 第4図はラジアスロツド54に圧縮力が作用し
た状態で、液体の流れは第3図と逆になる。 次に第1図を基に制御回路を説明する。 1は路面状態と車速変化に対応する車体の上下
振動加速|G|を検出するセンサ(以下Gセンサ
という)、2はステアリング角|S|を検出する
センサ(以下Sセンサという)、3はブレーキス
イツチのON・OFF状態を検出するセンサ(以下
Bセンサという)である。 Gセンサ1からの出力信号|G|をバンドパス
フイルタ4に入力し、車体のばね上共振周波数付
近の周波数成分の信号Gfを出力し、これをコン
パレータ5に入力し、この出力信号Gfがある定
められた値Gf1以上のときは[1]、未満のとき
は[0]の信号にし、デイレイ回路6に入力し、
この入力信号にある一定のデイレイタイムを設け
てロジツク回路7のOR回路8に入力する。ここ
でデイレイ回路6は継目のある路面に対して遅延
させるためにある。 Sセンサ2からの出力信号|S|はある定めら
れた値|S1|以上を[1]、未満を[0]の信号
にし、Bセンサ3からの出力信号Bはブレーキス
イツチON状態を[1]、OFF状態を[0]の信
号にし、斯かる両信号を前記OR回路8に入力す
る。 そしてOR回路8の出力端子にはばね定数
[大]を表す[H]の信号を出力し、この信号
[H]が出力されるとタイマー13を経て通路2
5,26を閉状態とするソレノイド23を通電し
て両流体封入ブツシユ31,41のばね定数を
[大]に自動制御する。 またOR回路8からの信号を分岐してNOT回路
9に入力し、このNOT回路9の出力端子にはば
ね定数[小]を表す[L]の信号を出力し、この
信号[L]が出力されると通路25,26を開状
態とするソレノイド22を通電してばね定数を
[小]に自動制御する。 以上において、車体のばね上共振周波数付近の
周波数成分の信号Gfが設定値Gf1以上、ステアリ
ング角信号|S|が設定値|S1|以上、ブレーキ
信号BがON状態のときの何れの場合にもロジツ
ク回路7の出力信号を[H]とする。 その真理値表を路面及び走行状態、つまり環境
条件とともに下記に示す。
する。 (従来の技術) 車両のサスペンシヨンを構成するラジアスロツ
ド等のサスペンシヨンリンクの両端に流体封入ブ
ツシユを設けることが行われる。 (発明が解決しようとする問題点) 斯かる流体封入ブツシユにおいて、車体前後方
向のばね定数を大きく設定すると、ステアリング
操作時の応答性は良いが、乗心地が若干犠牲にな
り、逆にばね定数を小さく設定すると、乗心地は
良いが、ステアリング操作時の応答遅れが大き
く、サスペンシヨン形式によつてはトー変化が大
きくなる。 そこで、両流体封入ブツシユの車体前後方向に
対するばね定数を流体圧を制御して大、小の2段
階に同時に可変制御することが考えられる。 本発明の目的は、サスペンシヨンリンクの両端
に設けた流体封入ブツシユの車体前後方向に対す
るばね定数を流体圧を制御して大、小の2段階以
上に同時に可変制御するようにした車両におい
て、ステアリング操作及びブレーキ状態に基づく
走行状態並びに路面状態の変化に追従してサスペ
ンシヨンリンク両端の流体封入ブツシユのばね定
数を自動的に同時に可変制御することができ、特
にステアリング操作状態、ブレーキ状態及びうね
りがある比較的悪い路面を走行している状態の何
れの場合にも操安性を重視してばね定数が大きく
なるようにしたサスペンシヨン制御装置を提供す
るにある。 (問題点を解決するための手段) 以上の問題を解決して目的を達成すべく本発明
は、車体前後方向に延出したサスペンシヨンリン
クと、このサスペンシヨンリンクの前後端に設け
た流体封入ブツシユとを備え、この両流体封入ブ
ツシユの車体前後方向に対するばね定数を、流体
圧を制御して大、小の2段階以上に同時に可変制
御するようにした車両のサスペンシヨン制御装置
であつて、ステアリング操作状態を検出するセン
サと、ブレーキ状態を検出するセンサと、車体の
上下振動加速度センサからの信号を入力して車体
のばね上共振周波数付近の加速度の信号を出力す
る処理回路と、これら3種の信号を入力して走行
及び路面状態に応じた2段階以上の信号を出力す
る制御回路と、この制御回路からの信号を受けて
前記両流体封入ブツシユ間の各流体室における車
体前後方向の力の作用で縮小変形する流体室と拡
大変形する流体室とを相互に結ぶ流体通路を連
通・遮断可能として、前記両流体封入ブツシユの
ばね定数を自動的に同時に切換えるアクチエータ
とを備え、前記3種の検出信号の何れかを検出し
たときは、前記アクチユエーエにより前記両流体
封入ブツシユのばね定数を大の方へ自動的に可変
制御するよう構成したことを特徴とする。 (実施例) 以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。 第5図はサスペンシヨン形式の一例を示す斜視
図で、51はハブ、52はロアアーム、53はダ
ンパ、54はラジアスロツドであり、ラジアスロ
ツド54前後端に第2図に示す如き流体封入ブツ
シユ31,41が備えられる。 両ブツシユ31,41は、車体側またはナツク
ル側の支持ピンが挿通される内筒32,42とラ
ジアスロツド54前後端に固着される外筒33,
43とを径方向のゴム壁34,44にて結合し、
これにより各内・外筒32,33,42,43間
に車体前後方向に位置する流体室35,36,4
5,46を形成して成る。 そして両ブツシユ31,41のともに前部流体
室35,45を連通する通路25と、後部流体室
36,46を連通する通路26とを設け、更に両
通路25,26を同時に開閉する切換弁21を設
ける。切換弁21はソレノイド22,23によつ
て作動し、一方のソレノイド22の通電で図示の
如く通路25,26を開状態とし、他方のソレノ
イド23の通電で閉状態とする。第2図はラジア
スロツド54に外力が作用しない自由状態を示
す。 第3図はラジアスロツド54に引張力が作用し
た状態で、この場合、通路25,26が図示の如
く開状態にあれば、外力が作用する前方ブツシユ
31の前部流体室35から通路25を通つて後方
ブツシユ41の前部流体室45に流体が流れ、ま
た後方ブツシユ41の後部流体室46から通路2
5を通つて前方ブツシユ31の後部流体室36に
液体が流れる。従つて車体前後方向に対するばね
定数は小さい。逆にソレノイド23を通電して通
路25,26を遮断すると液体の流れが阻止さ
れ、車体前後方向に対するばね定数が大きくな
る。 第4図はラジアスロツド54に圧縮力が作用し
た状態で、液体の流れは第3図と逆になる。 次に第1図を基に制御回路を説明する。 1は路面状態と車速変化に対応する車体の上下
振動加速|G|を検出するセンサ(以下Gセンサ
という)、2はステアリング角|S|を検出する
センサ(以下Sセンサという)、3はブレーキス
イツチのON・OFF状態を検出するセンサ(以下
Bセンサという)である。 Gセンサ1からの出力信号|G|をバンドパス
フイルタ4に入力し、車体のばね上共振周波数付
近の周波数成分の信号Gfを出力し、これをコン
パレータ5に入力し、この出力信号Gfがある定
められた値Gf1以上のときは[1]、未満のとき
は[0]の信号にし、デイレイ回路6に入力し、
この入力信号にある一定のデイレイタイムを設け
てロジツク回路7のOR回路8に入力する。ここ
でデイレイ回路6は継目のある路面に対して遅延
させるためにある。 Sセンサ2からの出力信号|S|はある定めら
れた値|S1|以上を[1]、未満を[0]の信号
にし、Bセンサ3からの出力信号Bはブレーキス
イツチON状態を[1]、OFF状態を[0]の信
号にし、斯かる両信号を前記OR回路8に入力す
る。 そしてOR回路8の出力端子にはばね定数
[大]を表す[H]の信号を出力し、この信号
[H]が出力されるとタイマー13を経て通路2
5,26を閉状態とするソレノイド23を通電し
て両流体封入ブツシユ31,41のばね定数を
[大]に自動制御する。 またOR回路8からの信号を分岐してNOT回路
9に入力し、このNOT回路9の出力端子にはば
ね定数[小]を表す[L]の信号を出力し、この
信号[L]が出力されると通路25,26を開状
態とするソレノイド22を通電してばね定数を
[小]に自動制御する。 以上において、車体のばね上共振周波数付近の
周波数成分の信号Gfが設定値Gf1以上、ステアリ
ング角信号|S|が設定値|S1|以上、ブレーキ
信号BがON状態のときの何れの場合にもロジツ
ク回路7の出力信号を[H]とする。 その真理値表を路面及び走行状態、つまり環境
条件とともに下記に示す。
【表】
次に各環境条件について説明する。
先ず条件1はうねりが殆ど無い比較的良い路面
上を直進走行しており、ノーブレーキのため、乗
心地を重視して前後のブツシユ31,41の車体
前後方向に対するばね定数を[小]にする。 そして条件2は大きなうねりのある比較的悪い
路面を走行しているときで、条件3はコーナリン
グ状態、また条件4はブレーキング状態のため、
何れの場合も操安性を重視してばね定数を[大]
にする。 尚、流体封入ブツシユ装置は、切換弁に流路面
積の異なる複数組の流路を更に設け、機械作動式
等のアクチユエータで多段階に制御してばね定数
の可変段数を3段以上とすることも可能である。 (発明の効果) 以上のように本発明のサスペンシヨン制御装置
によれば、ステアリングセンサと、ブレーキセン
サと、車体の上下振動加速度センサからの信号を
入力して車体のばね上共振周波数付近の加速度の
信号を出力する処理回路と、これらの信号を入力
して走行及び路面状態に応じた2段階以上の信号
を出力する制御回路と、その出力信号を受けてサ
スペンシヨンリンクの両端の流体封入ブツシユの
車体前後方向に対するばね定数を流体圧を制御し
て大、小の2段階以上に同時に切換えるアクチユ
エータとから成るため、ステアリング操作角、ブ
レーキ並びに路面情報に基づく環境条件の変化に
対応して両流体封入ブツシユの車体前後方向ばね
定数を自動的に同時に可変制御することができ、
特にステアリング操作状態、ブレーキ状態及びう
ねりがある比較的悪い路面を走行している状態の
何れの場合にも操安性を重視して大の方のばね定
数に自動制御することができる。 しかもサスペンシヨンリンクは車体前後方向に
延出し、その前後端に設けた両流体封入ブツシユ
の間には各流体室における車体前後方向の力の作
用で縮小変形する流体室と拡大変形する流体室と
を相互に結ぶ流体通路があるため、この流体通路
が遮断されていない場合において、タイヤ等に車
体前後方向の力が加えられて流体室が変形して
も、縮小する流体室から拡大する流体室へと流体
が流れるので、大きなコンプライアンスを確保し
て、乗心地を向上できる。
上を直進走行しており、ノーブレーキのため、乗
心地を重視して前後のブツシユ31,41の車体
前後方向に対するばね定数を[小]にする。 そして条件2は大きなうねりのある比較的悪い
路面を走行しているときで、条件3はコーナリン
グ状態、また条件4はブレーキング状態のため、
何れの場合も操安性を重視してばね定数を[大]
にする。 尚、流体封入ブツシユ装置は、切換弁に流路面
積の異なる複数組の流路を更に設け、機械作動式
等のアクチユエータで多段階に制御してばね定数
の可変段数を3段以上とすることも可能である。 (発明の効果) 以上のように本発明のサスペンシヨン制御装置
によれば、ステアリングセンサと、ブレーキセン
サと、車体の上下振動加速度センサからの信号を
入力して車体のばね上共振周波数付近の加速度の
信号を出力する処理回路と、これらの信号を入力
して走行及び路面状態に応じた2段階以上の信号
を出力する制御回路と、その出力信号を受けてサ
スペンシヨンリンクの両端の流体封入ブツシユの
車体前後方向に対するばね定数を流体圧を制御し
て大、小の2段階以上に同時に切換えるアクチユ
エータとから成るため、ステアリング操作角、ブ
レーキ並びに路面情報に基づく環境条件の変化に
対応して両流体封入ブツシユの車体前後方向ばね
定数を自動的に同時に可変制御することができ、
特にステアリング操作状態、ブレーキ状態及びう
ねりがある比較的悪い路面を走行している状態の
何れの場合にも操安性を重視して大の方のばね定
数に自動制御することができる。 しかもサスペンシヨンリンクは車体前後方向に
延出し、その前後端に設けた両流体封入ブツシユ
の間には各流体室における車体前後方向の力の作
用で縮小変形する流体室と拡大変形する流体室と
を相互に結ぶ流体通路があるため、この流体通路
が遮断されていない場合において、タイヤ等に車
体前後方向の力が加えられて流体室が変形して
も、縮小する流体室から拡大する流体室へと流体
が流れるので、大きなコンプライアンスを確保し
て、乗心地を向上できる。
第1図は制御回路を示すブロツク図、第2図は
流体封入ブツシユ装置の断面図でロツド部材に外
力が作用しない自由状態の図、第3図は引張力作
用状態の図、第4図は圧縮力作用状態の図、第5
図はサスペンシンヨン形式の一例を示す斜視図で
ある。 尚、図中21は切換弁、25,26は通路、3
1,41は流体封入ブツシユ、32,42は内
筒、33,43は外筒、34,44はゴム壁、3
5,36,45,46は流体室、54はサスペン
シヨンリンク、4,5は処理回路、7はロジツク
回路である。
流体封入ブツシユ装置の断面図でロツド部材に外
力が作用しない自由状態の図、第3図は引張力作
用状態の図、第4図は圧縮力作用状態の図、第5
図はサスペンシンヨン形式の一例を示す斜視図で
ある。 尚、図中21は切換弁、25,26は通路、3
1,41は流体封入ブツシユ、32,42は内
筒、33,43は外筒、34,44はゴム壁、3
5,36,45,46は流体室、54はサスペン
シヨンリンク、4,5は処理回路、7はロジツク
回路である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体前後方向に延出したサスペンシヨンリン
クと、このサスペンシヨンリンクの前後端に設け
た流体封入ブツシユとを備え、この両流体封入ブ
ツシユの車体前後方向に対するばね定数を、流体
圧を制御して大、小の2段階以上に同時に可変制
御するようにした車両のサスペンシヨン制御装置
であつて、 ステアリング操作状態を検出するセンサと、ブ
レーキ状態を検出するセンサと、車体の上下振動
加速度センサからの信号を入力して車体のばね上
共振周波数付近の加速度の信号を出力する処理回
路と、これら3種の信号を入力して走行及び路面
状態に応じた2段階以上の信号を出力する制御回
路と、この制御回路からの信号を受けて前記両流
体封入ブツシユ間の各流体室における車体前後方
向の力の作用で縮小変形する流体室と拡大変形す
る流体室とを相互に結ぶ流体通路を連通・遮断可
能として、前記両流体封入ブツシユのばね定数を
自動的に同時に切換えるアクチユエータとを備
え、 前記3種の検出信号の何れかを検出したとき
は、前記アクチユエータにより前記両流体封入ブ
ツシユのばね定数を大の方へ自動的に可変制御す
るよう構成したことを特徴とするサスペンシヨン
制御装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16984184A JPS6146704A (ja) | 1984-08-14 | 1984-08-14 | サスペンシヨン制御装置 |
US06/765,341 US4616846A (en) | 1984-08-14 | 1985-08-13 | Control device for a suspension |
DE19853529178 DE3529178A1 (de) | 1984-08-14 | 1985-08-14 | Steuereinrichtung fuer eine radaufhaengung |
FR858512407A FR2569144B1 (fr) | 1984-08-14 | 1985-08-14 | Dispositif de reglage d'une suspension |
GB08520340A GB2163104B (en) | 1984-08-14 | 1985-08-14 | Control device for a suspension |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16984184A JPS6146704A (ja) | 1984-08-14 | 1984-08-14 | サスペンシヨン制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6146704A JPS6146704A (ja) | 1986-03-07 |
JPH043328B2 true JPH043328B2 (ja) | 1992-01-22 |
Family
ID=15893915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16984184A Granted JPS6146704A (ja) | 1984-08-14 | 1984-08-14 | サスペンシヨン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6146704A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326021A (en) * | 1976-08-19 | 1978-03-10 | Honda Motor Co Ltd | Adjustable suspension for vehicle |
JPS5950807A (ja) * | 1982-09-17 | 1984-03-24 | Kayaba Ind Co Ltd | 車両用懸架装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5798909U (ja) * | 1980-12-10 | 1982-06-17 |
-
1984
- 1984-08-14 JP JP16984184A patent/JPS6146704A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326021A (en) * | 1976-08-19 | 1978-03-10 | Honda Motor Co Ltd | Adjustable suspension for vehicle |
JPS5950807A (ja) * | 1982-09-17 | 1984-03-24 | Kayaba Ind Co Ltd | 車両用懸架装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6146704A (ja) | 1986-03-07 |
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