JPH04326990A - 汚水処理方式及び微生物付着・棲息用生物棚 - Google Patents
汚水処理方式及び微生物付着・棲息用生物棚Info
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- JPH04326990A JPH04326990A JP3121931A JP12193191A JPH04326990A JP H04326990 A JPH04326990 A JP H04326990A JP 3121931 A JP3121931 A JP 3121931A JP 12193191 A JP12193191 A JP 12193191A JP H04326990 A JPH04326990 A JP H04326990A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、湖沼,池,水道用水
源池等の浄化や、工場排水,家庭排水等の汚水の処理を
目的としており、特にBOD3000ppm以下の汚水
を5ppm以下に浄化することを目的としている。
源池等の浄化や、工場排水,家庭排水等の汚水の処理を
目的としており、特にBOD3000ppm以下の汚水
を5ppm以下に浄化することを目的としている。
【0002】
【従来の技術】従来からも各種の汚水処理法が採用され
ている。例えば、活性汚泥法,生物膜法,浄化槽,微生
物投入法等が採用されている。
ている。例えば、活性汚泥法,生物膜法,浄化槽,微生
物投入法等が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】活性汚泥法ではBOD
20ppm以下の低濃度の汚水を浄化できず、また余剰
汚泥が出る。
20ppm以下の低濃度の汚水を浄化できず、また余剰
汚泥が出る。
【0004】生物膜法では、処理量が少なく、大量の水
を短期間に浄化できないので、ごく限られた場所での汚
水処理にしか使用できない。
を短期間に浄化できないので、ごく限られた場所での汚
水処理にしか使用できない。
【0005】浄化槽では、BOD10ppm以下とする
ような浄化をできず、浄化能力が十分とは言えない。
ような浄化をできず、浄化能力が十分とは言えない。
【0006】微生物投入法では、微生物の着床が不完全
であるので大雨が降ると流れてしまい、また従来使用し
ている微生物では温度が摂氏10度以下では殆ど効果が
ない。そして、油分は分解しにくく、殺菌剤が流入する
と、微生物が殆ど死滅してしまうという問題があった。
であるので大雨が降ると流れてしまい、また従来使用し
ている微生物では温度が摂氏10度以下では殆ど効果が
ない。そして、油分は分解しにくく、殺菌剤が流入する
と、微生物が殆ど死滅してしまうという問題があった。
【0007】また、水中ポンプと酸素増加装置を組み合
わせた浄化方法もあるが、この方法では急激な水の変化
に対応できなかった。
わせた浄化方法もあるが、この方法では急激な水の変化
に対応できなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、大量の水を短
期間に浄化でき、しかも水温が10度以下となるような
冬の池水の浄化能力も低下せず、また油分や殺菌剤等に
も効果的であり、しかも余剰汚泥を出さずにBOD5p
pm以下まで浄化できるような浄化方式が最適であるこ
とになる。
期間に浄化でき、しかも水温が10度以下となるような
冬の池水の浄化能力も低下せず、また油分や殺菌剤等に
も効果的であり、しかも余剰汚泥を出さずにBOD5p
pm以下まで浄化できるような浄化方式が最適であるこ
とになる。
【0009】そこで、この発明に係る汚水処理方式は、
空気取入れ口を水面上に延出したジェットポンプを水中
に配設するとともに、ジェットポンプの水流の到達範囲
に微生物を付着・棲息させた生物棚を配設したものであ
り、また汚水中に含まれる有機物を効率的に分解する微
生物を、必要に応じて処理槽に投入するようにしたもの
である。
空気取入れ口を水面上に延出したジェットポンプを水中
に配設するとともに、ジェットポンプの水流の到達範囲
に微生物を付着・棲息させた生物棚を配設したものであ
り、また汚水中に含まれる有機物を効率的に分解する微
生物を、必要に応じて処理槽に投入するようにしたもの
である。
【0010】また、この発明に係る微生物付着・棲息用
生物棚は、ポリプロピレン又は塩化ビニリデンの細糸を
カールさせ紐状にしたものを所望形状に形成したものを
枠体に配設したのもである。
生物棚は、ポリプロピレン又は塩化ビニリデンの細糸を
カールさせ紐状にしたものを所望形状に形成したものを
枠体に配設したのもである。
【0011】
【作用】汚水内にジェットポンプを設け、水面上に延出
した空気取入れ口より空気を取り入れて大量の酸素を水
中に溶かし込み、DOが3mg/l〜7mg/lとなる
ようにジェットポンプの稼動時間を調整する。
した空気取入れ口より空気を取り入れて大量の酸素を水
中に溶かし込み、DOが3mg/l〜7mg/lとなる
ようにジェットポンプの稼動時間を調整する。
【0012】そして、このポンプで約50mの長さの水
流を作り、生物棚にこの水流が到達するようにして、汚
水を処理浄化する。好ましくは、生物棚を通過する水の
流れの早さを6m/分程度に調節する。
流を作り、生物棚にこの水流が到達するようにして、汚
水を処理浄化する。好ましくは、生物棚を通過する水の
流れの早さを6m/分程度に調節する。
【0013】生物棚は、表面積を大きくするためにポリ
プロピレンや塩化ビニリデンの細糸をカールさせさらに
紐状にしたようなものを、水流が抵抗なく通過できるよ
うに枠体に配設して構成する。
プロピレンや塩化ビニリデンの細糸をカールさせさらに
紐状にしたようなものを、水流が抵抗なく通過できるよ
うに枠体に配設して構成する。
【0014】生物棚には余剰生物が発生しないように酸
素の供給量を加減し、有用微生物を水質に合わせて年2
回以上投入し、良好なプランクトンの状態を保つ。例え
ば、Melosiraglanulata が安定して
繁殖するようにする。
素の供給量を加減し、有用微生物を水質に合わせて年2
回以上投入し、良好なプランクトンの状態を保つ。例え
ば、Melosiraglanulata が安定して
繁殖するようにする。
【0015】生物棚に付着・棲息させる微生物の例とし
ては、好気性バクテリア,嫌気性バクテリア,Zoog
lea ,殺藻効果のある放線菌,乳酸菌及び動植物プ
ランクトン酵母等が使用できる。
ては、好気性バクテリア,嫌気性バクテリア,Zoog
lea ,殺藻効果のある放線菌,乳酸菌及び動植物プ
ランクトン酵母等が使用できる。
【0016】農薬を分解するためには、Zooglea
属のramigra や、filipendula
や放線菌や真菌を農薬の多い土壌から分離したもので、
フェノール化合物,殺虫剤,除草剤,殺菌剤を分解する
菌を使う。
属のramigra や、filipendula
や放線菌や真菌を農薬の多い土壌から分離したもので、
フェノール化合物,殺虫剤,除草剤,殺菌剤を分解する
菌を使う。
【0017】低温で増殖する低温バクテリア等を使用し
、5度以下でも浄化作用が行われるようにする。
、5度以下でも浄化作用が行われるようにする。
【0018】油脂,洗剤(ABS),有機化合物を分解
するには、酵母,バクテリア,輪虫を使用する。
するには、酵母,バクテリア,輪虫を使用する。
【0019】そして、ゴルフ状の調整池,汚染の激しい
河川の底地,湖沼の汚泥中より分離培養し、その効果を
確認した有用微生物489種類を混合培養したものを1
08m/lにし、 目安として1000m3に対して1
0リットルの割合で混入する。
河川の底地,湖沼の汚泥中より分離培養し、その効果を
確認した有用微生物489種類を混合培養したものを1
08m/lにし、 目安として1000m3に対して1
0リットルの割合で混入する。
【0020】
【実施例】次に、この発明に係る汚水処理方式の一実施
例を図面に基づいて説明する。
例を図面に基づいて説明する。
【0021】1は汚水処理槽2の水中に配設したジェッ
トポンプである。ジェットポンプ1には、開口部を水面
上に延出した空気取入れ口3が接続してある。ジェット
ポンプ1の吐出口4の前方には生物棚5が配設してある
。生物棚5には微生物を付着・棲息させてあり、汚水の
処理が微生物により行われるようにするために、生物棚
5はジェットポンプ1からの水流の到達範囲内に設ける
ようにする。
トポンプである。ジェットポンプ1には、開口部を水面
上に延出した空気取入れ口3が接続してある。ジェット
ポンプ1の吐出口4の前方には生物棚5が配設してある
。生物棚5には微生物を付着・棲息させてあり、汚水の
処理が微生物により行われるようにするために、生物棚
5はジェットポンプ1からの水流の到達範囲内に設ける
ようにする。
【0022】生物棚5は、菌体が付着し易く、大きさの
割に表面積が大きくでき、しかも水流が抵抗なく通過で
きるようなものが望ましい。材質としてはポリプロピレ
ンや塩化ビニリデンの細糸をカールさせ、さらに紐状体
6にしたようなものが望ましい。ただし、菌体が付着で
きればよいのであり、このような材質や形状に何ら限定
されるものではない。
割に表面積が大きくでき、しかも水流が抵抗なく通過で
きるようなものが望ましい。材質としてはポリプロピレ
ンや塩化ビニリデンの細糸をカールさせ、さらに紐状体
6にしたようなものが望ましい。ただし、菌体が付着で
きればよいのであり、このような材質や形状に何ら限定
されるものではない。
【0023】そして例えば図5に示すように、この紐状
体6にしたものを、その両端を少し間隙を設けて長さ1
m位の中心棒7に固着し、直径約6cm位の輪状体8と
なるようにし、これを一本の中心棒7に適当な間隔を設
け多数固着して一本の生物膜路床棒9とする。
体6にしたものを、その両端を少し間隙を設けて長さ1
m位の中心棒7に固着し、直径約6cm位の輪状体8と
なるようにし、これを一本の中心棒7に適当な間隔を設
け多数固着して一本の生物膜路床棒9とする。
【0024】なお、中心棒7を設けずに、輪状体8相互
を連結することにより、一本の生物膜路床棒9となるよ
うにしてもよい。この場合には、中心部に3〜10mm
くらいの隙間ができるようにする。
を連結することにより、一本の生物膜路床棒9となるよ
うにしてもよい。この場合には、中心部に3〜10mm
くらいの隙間ができるようにする。
【0025】このように構成した生物膜路床棒9を、図
2に示すように、金属製の枠体10に多数適当な方法に
より固定する。枠体10の大きさは一辺が1mの立方体
とし、これに25〜50本位の生物膜路床棒9を配設す
る。相隣接する生物膜路床棒9は、5cm以上離れるよ
うにする。
2に示すように、金属製の枠体10に多数適当な方法に
より固定する。枠体10の大きさは一辺が1mの立方体
とし、これに25〜50本位の生物膜路床棒9を配設す
る。相隣接する生物膜路床棒9は、5cm以上離れるよ
うにする。
【0026】枠体10はプラスチック製でもよいが、そ
の場合には重錘11を枠体10の底部に固定する。なお
、生物棚5はこの大きさに限定されるものではなく、ま
た、生物膜路床棒9の大きさや本数もこの例に限定され
るものではなく、流入水や設置場所の状況に応じて、適
宜変更することができる。
の場合には重錘11を枠体10の底部に固定する。なお
、生物棚5はこの大きさに限定されるものではなく、ま
た、生物膜路床棒9の大きさや本数もこの例に限定され
るものではなく、流入水や設置場所の状況に応じて、適
宜変更することができる。
【0027】生物棚5は、また図3に示すように、枠体
10に紐状体6の両端を枠体10に固定したものでもよ
い。また、図6に示すように、その一端だけを枠体10
に固定して吹き流し状にしたものでもよい。また、ドー
ナツ状等に形成することもできる。なお、矢印は水流の
方向を示したものである。
10に紐状体6の両端を枠体10に固定したものでもよ
い。また、図6に示すように、その一端だけを枠体10
に固定して吹き流し状にしたものでもよい。また、ドー
ナツ状等に形成することもできる。なお、矢印は水流の
方向を示したものである。
【0028】次に、本発明に係る汚水処理方式による実
験例について説明する、
験例について説明する、
【0029】『実験例1』
「実験目的」汚水処理状態を示す各種データについて、
測定を行いその効果を確認し、また未処理池都の比較を
行うこと。
測定を行いその効果を確認し、また未処理池都の比較を
行うこと。
【0030】「実験方法」
[実験池]図6に示すような、下記の大きさの池で行っ
た。長辺約45m,短辺約40m,表面積約1600m
2 ,平均水深1.5m
た。長辺約45m,短辺約40m,表面積約1600m
2 ,平均水深1.5m
【0031】[実験期間]8月〜2月の約半年間につい
て行った。
て行った。
【0032】[実験設備]次のものを、上記実験池の水
中に図6に示したように配設した。ジェットポンプ(3
馬力)を4台,生物棚(図2に示す形式のもの,一辺の
長さ1m)を4基
中に図6に示したように配設した。ジェットポンプ(3
馬力)を4台,生物棚(図2に示す形式のもの,一辺の
長さ1m)を4基
【0033】[使用菌体]20リットル(菌数108
/ml )/1600m2
/ml )/1600m2
【0034】「実験内容」2か月毎に実験池の一定箇所
より採水し、各種の分析を行い、また対照池(上記池の
一部を、ビニールシートにより区切ったもの)とのデー
タの比較を行った。
より採水し、各種の分析を行い、また対照池(上記池の
一部を、ビニールシートにより区切ったもの)とのデー
タの比較を行った。
【0035】「実験結果」実験結果は下記のとおりであ
った。
った。
【0036】
採 水 日 8月10日 10月10
日 12月10日 2月10日 対照池2月10
日 水 温(度) 32
20 8 5
5 透視度(cm)
10 50 100以上
100以上 20 pH
8.7 9.0
8.7 8.5
8.7 COD mg/l
300 110 3
3 102
BOD mg/l 20
5 3 2
15 T−N mg/l
28 8.2 12.0
4.5 26
T−P mg/l 35
28 18 0.06
20 cl mg/l
35 15 10
10 3
8 油 分(ppm) 15
7 1 1
15 ABS mg/l
11.0 1.5
0.7 0.2
9.0
日 12月10日 2月10日 対照池2月10
日 水 温(度) 32
20 8 5
5 透視度(cm)
10 50 100以上
100以上 20 pH
8.7 9.0
8.7 8.5
8.7 COD mg/l
300 110 3
3 102
BOD mg/l 20
5 3 2
15 T−N mg/l
28 8.2 12.0
4.5 26
T−P mg/l 35
28 18 0.06
20 cl mg/l
35 15 10
10 3
8 油 分(ppm) 15
7 1 1
15 ABS mg/l
11.0 1.5
0.7 0.2
9.0
【0037】「考察」
上記実験結果から下記のことが言える。
■ 透視度は10cmのものが100cm以上になっ
たが、対照池は20cmと改善しない。 ■ 油分は93%の除去率である。 ■ T−Nの除去率は98%である。 ■ T−Pの除去率は82%である。 ■ BODの除去率は90%である。 ■ ABSの除去率は98%である。
たが、対照池は20cmと改善しない。 ■ 油分は93%の除去率である。 ■ T−Nの除去率は98%である。 ■ T−Pの除去率は82%である。 ■ BODの除去率は90%である。 ■ ABSの除去率は98%である。
【0038】『実験例2』
「実験目的」農薬の分解状況について、その効果を確認
し、また未処理池との比較を行うこと。
し、また未処理池との比較を行うこと。
【0039】「実験方法」
[実験池]面積約300坪,深さ1.2mの池で行った
。
。
【0040】[実験期間]9月10日〜9月20日の1
0日間について行った。
0日間について行った。
【0041】[実験設備]次のものを、上記実験池の水
中にに配設した。ジェットポンプ(2馬力)を2台,生
物棚(図2に示す形式のもの,一辺の長さ1m)を2基
中にに配設した。ジェットポンプ(2馬力)を2台,生
物棚(図2に示す形式のもの,一辺の長さ1m)を2基
【0042】[使用菌体]4リットル(菌数108 個
/ml )
/ml )
【0043】「実験内容」3,4日毎に実験池の一定箇
所より採水し、環境庁方式により各種の測定を行い、ま
た対照池(上記池の一部を、ビニールシートにより区切
ったもの)とのデータの比較を行った。
所より採水し、環境庁方式により各種の測定を行い、ま
た対照池(上記池の一部を、ビニールシートにより区切
ったもの)とのデータの比較を行った。
【0044】「実験結果」実験結果は下記のとおりであ
った。
った。
【0045】
採 水 日 9月10日 9月14日
9月17日 9月20日 対照池9月20日
TPN(ppm) 3.0 1
.5 0.3 0.02
2.7 CAT(ppm)
3.5 1.0 0.0
2 0.001 3.
0 MEP(ppm) 5.0
2.0 0.01 −
1.2
9月17日 9月20日 対照池9月20日
TPN(ppm) 3.0 1
.5 0.3 0.02
2.7 CAT(ppm)
3.5 1.0 0.0
2 0.001 3.
0 MEP(ppm) 5.0
2.0 0.01 −
1.2
【0046】「考察
」上記実験結果から下記のことが言える。 ■ TPN(ダコニール(殺菌剤))の環境庁指針値
は0.4ppm以下であり、厚生省指針値は0.04p
pm以下であるが、測定値はそれらを十分に下回る値と
なった。 ■ CAT(シマジン(除草剤))の環境庁指針値は
0.03ppm以下であり、厚生省指針値も0.03p
pm以下であるが、測定値はそれを十分に下回る値とな
った。 ■ MEP(スミチオン(殺虫剤))の環境庁指針値
は0.1ppm以下であり、厚生省指針値は0.03p
pm以下であるが、測定値はそれらを十分に下回る値と
なった。
」上記実験結果から下記のことが言える。 ■ TPN(ダコニール(殺菌剤))の環境庁指針値
は0.4ppm以下であり、厚生省指針値は0.04p
pm以下であるが、測定値はそれらを十分に下回る値と
なった。 ■ CAT(シマジン(除草剤))の環境庁指針値は
0.03ppm以下であり、厚生省指針値も0.03p
pm以下であるが、測定値はそれを十分に下回る値とな
った。 ■ MEP(スミチオン(殺虫剤))の環境庁指針値
は0.1ppm以下であり、厚生省指針値は0.03p
pm以下であるが、測定値はそれらを十分に下回る値と
なった。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、この発明に係る汚水
処理方式によれば空気取入れ口を水面上に延出したジェ
ットポンプを水中に配設するとともに、ジェットポンプ
の水流の到達範囲に微生物を付着・棲息させた生物棚を
配設したので、大量酸素を水中に溶かし込むことができ
、好気的生物膜法が効率的に行うことができ、大量の水
を短期間に浄化できるので、流入量が急激に増加した場
合でも、十分に対応できる。そして、食物連鎖を完結さ
せることにより、汚泥を現在よりも30〜80%減少さ
せることができる。
処理方式によれば空気取入れ口を水面上に延出したジェ
ットポンプを水中に配設するとともに、ジェットポンプ
の水流の到達範囲に微生物を付着・棲息させた生物棚を
配設したので、大量酸素を水中に溶かし込むことができ
、好気的生物膜法が効率的に行うことができ、大量の水
を短期間に浄化できるので、流入量が急激に増加した場
合でも、十分に対応できる。そして、食物連鎖を完結さ
せることにより、汚泥を現在よりも30〜80%減少さ
せることができる。
【0048】また、汚水中に含まれる有機物を効率的に
分解する微生物を、必要に応じて処理槽に投入するよう
にしたので、あらゆる汚水に対して、確実にその処理効
果を上げることができる。摂氏10度以下のような低温
でも浄化作用を行うことができる。そして、油分も効率
的に分解でき、しかも殺菌剤が流入しても、殺菌剤を分
解できる。
分解する微生物を、必要に応じて処理槽に投入するよう
にしたので、あらゆる汚水に対して、確実にその処理効
果を上げることができる。摂氏10度以下のような低温
でも浄化作用を行うことができる。そして、油分も効率
的に分解でき、しかも殺菌剤が流入しても、殺菌剤を分
解できる。
【0049】一方、この発明に係る微生物付着・棲息用
生物棚によればポリプロピレン又は塩化ビニリデンの細
糸をカールさせ紐状にしたものを所望形状に形成し、こ
れを枠体に配設するようにしたので、菌体が付着・棲息
し易い構造となり大雨が降っても菌体が流出せず、また
接触表面積を大きくできるので、生物処理が効率的に行
われる。
生物棚によればポリプロピレン又は塩化ビニリデンの細
糸をカールさせ紐状にしたものを所望形状に形成し、こ
れを枠体に配設するようにしたので、菌体が付着・棲息
し易い構造となり大雨が降っても菌体が流出せず、また
接触表面積を大きくできるので、生物処理が効率的に行
われる。
【図1】本発明の汚水処理方式の説明図である。
【図2】本発明で使用する生物棚の実施例を示す斜視図
である。
である。
【図3】本発明で使用する生物棚の他例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】本発明で使用する生物棚の他例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】図2の実施例で使用する生物膜路床棒の正面図
である。
である。
【図6】実験例1の実験池の平面概念図である。
1 ジェットポンプ
2 処理槽
3 空気取入れ口
4 吐出口
5 生物棚
6 紐状体
7 中心棒
8 輪状体
9 生物膜路床棒
10 枠体
11 重錘
Claims (3)
- 【請求項1】 空気取入れ口を水面上に延出したジェ
ットポンプを水中に配設するとともに、ジェットポンプ
の水流の到達範囲に微生物を付着・棲息させた生物棚を
配設したことを特徴とする汚水処理方式。 - 【請求項2】 汚水中に含まれる有機物を効率的に分
解する微生物を、必要に応じて処理槽に投入する請求項
1記載の汚水処理方式。 - 【請求項3】 ポリプロピレン又は塩化ビニリデンの
細糸をカールさせ紐状にしたものを所望形状に形成し、
これを枠体に配設したことを特徴とする微生物付着・棲
息用生物棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3121931A JPH04326990A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 汚水処理方式及び微生物付着・棲息用生物棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3121931A JPH04326990A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 汚水処理方式及び微生物付着・棲息用生物棚 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04326990A true JPH04326990A (ja) | 1992-11-16 |
Family
ID=14823478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3121931A Pending JPH04326990A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 汚水処理方式及び微生物付着・棲息用生物棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04326990A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004136243A (ja) * | 2002-10-21 | 2004-05-13 | Geo Front:Kk | 水質浄化方法 |
EP1587762A2 (en) * | 2003-01-06 | 2005-10-26 | TVT US Corporation | Process for treating a body of water |
JP2011088075A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Ohbayashi Corp | 石積み浄化堤の機能維持方法及びシステム |
JP2015066492A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 独立行政法人土木研究所 | 藻類増殖抑制方法 |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3121931A patent/JPH04326990A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004136243A (ja) * | 2002-10-21 | 2004-05-13 | Geo Front:Kk | 水質浄化方法 |
JP4620323B2 (ja) * | 2002-10-21 | 2011-01-26 | 株式会社ジオフロント | 水質浄化方法 |
EP1587762A2 (en) * | 2003-01-06 | 2005-10-26 | TVT US Corporation | Process for treating a body of water |
EP1587762A4 (en) * | 2003-01-06 | 2011-05-04 | Tvt Us Corp | PROCESS FOR TREATING A WATER PLAN |
JP2011088075A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Ohbayashi Corp | 石積み浄化堤の機能維持方法及びシステム |
JP2015066492A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 独立行政法人土木研究所 | 藻類増殖抑制方法 |
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