Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH04316890A - 染料熱転写画像受容シート - Google Patents

染料熱転写画像受容シート

Info

Publication number
JPH04316890A
JPH04316890A JP3085474A JP8547491A JPH04316890A JP H04316890 A JPH04316890 A JP H04316890A JP 3085474 A JP3085474 A JP 3085474A JP 8547491 A JP8547491 A JP 8547491A JP H04316890 A JPH04316890 A JP H04316890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
component
sheet
receiving layer
reaction product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3085474A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Hayashi
滋雄 林
Akiko Mitsushiba
晶子 三柴
Masaru Kato
勝 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP3085474A priority Critical patent/JPH04316890A/ja
Publication of JPH04316890A publication Critical patent/JPH04316890A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は染料熱転写画像受容シー
トに関するものである。更に詳しく述べるならば、本発
明は、昇華性染料を熱により転写、染着させ、濃度及び
光沢に優れた発色画像を感度よく受容することのできる
染料熱転写画像受容シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱転写記録方式を用いる、高画質のカラ
ーハードコピーのうちで、染料転写方式のプリンターの
研究が進んでいる。染料転写方式では、昇華性の染料層
を有する3色(イエロー、マゼンタ、シアン)のインク
シートを連続的に制御したサーマルヘッドの熱量、加熱
時間によって、各色の染料の転写量を連続的に制御し、
フルカラーの濃度階調画像の形成が可能になっている。
【0003】現在、染料熱転写プリンター用受容シート
(以下画像受容シートと呼ぶ)には昇華性染料との親和
性の高い飽和共重合ポリエステル、塩酢ビ樹脂などの高
分子を主とする樹脂被覆層(以下画像受容層と呼ぶ)を
設けたものが用いられている。染料転写方式の発色機構
としては“色材、59(10)、1986 p607 
”に記載されているように、比較的低いガラス転移温度
を有するポリエステル画像受容層が局所的加熱により、
その部分の非晶領域の高分子鎖に激しく分子運動を生じ
、溶融軟化して粘性のある液体となる。次に、転写操作
により昇華した染料が飛び込み、冷却によって染料分子
は非晶領域に埋め込まれた状態になり画像受容層を染着
し、着色画像を形成する。この染料転写方式でプリント
された画像には濃度ムラが多いという欠点、および画像
の保存性が悪いという欠点がある。かかる問題を解決す
るために、画像受容層の表面を高平滑にして、インクシ
ートとの密着性をよくし、プリントスピード及び画像品
質を改善する試みがなされている。例えば、特開昭62
−211195号には水系塗料を、キャスト法により基
材に塗工し、高平滑な画像受容層を設けることが提案さ
れているが、この方法では、強光沢な画像受容層は得ら
れるが、画像受容層を乾燥する際、キャストドラム上で
水を蒸発させるため、画像受容層表面、内面に水の蒸発
による細孔が発生するため、真に高平滑で均一性のある
受容層が得られず、従ってプリントされた画像には濃度
ムラが多いという問題があった。
【0004】また、特開昭62−173295号には、
放射線で硬化するラジカル重合性オリゴマー、モノマー
からなる塗布液をシート状基体に塗布し、電子線で硬化
させることが提案されている。この方法により光沢の高
い画像受容層が得られるが、得られる画像受容層の架橋
密度が高いため、熱転写工程において、画像受容層が溶
融軟化して粘性のある液体にならず、そのために画像受
容層の染着性が不良であって高濃度な画像を得ることが
難しいという問題を生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
の有する上記のような欠点を解消し、画像受容層表面が
平滑で内部に気泡や空隙を含まず、しかも、活性エネル
ギー線で硬化するラジカル重合性オリゴマー、又はモノ
マーから得られる画像受容層の欠点、すなわち低画像濃
度を改善し、濃度ムラがなく、画像保存性に優れた画像
受容層を有する染料熱転写画像受容シートを提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、染料受容
性樹脂を、活性エネルギー線照射硬化反応によって形成
する際、樹脂前駆体材料として、(a)アクリル酸又は
メタアクリル酸と、特定化学構造を有する芳香族グリシ
ジル化合物との反応生成物と、(b)多価イソシアネー
ト化合物との反応生成物を用いることにより、上記課題
を解決し得ることを見出し、本発明を完成した。
【0007】本発明の染料熱転写画像受容シートは、シ
ート状支持体と、その少なくとも1面上に形成され、か
つ、活性エネルギー線照射により硬化し得る樹脂前駆材
料の活性エネルギー線照射硬化生成物からなる染料受容
性樹脂を主成分として含む画像受容層とを有し、前記、
染料受容性樹脂形成用活性エネルギー線照射硬化性樹脂
前駆材料が、 (a)下記反応成分(i)および(ii);(i)アク
リル酸およびメタアクリル酸から選ばれた少なくとも1
種からなる反応成分、および(ii)下記一般式(I)
【化2】 で表わされる少なくとも1種の芳香族グリシジル化合物
からなる反応成分、の反応生成物と; (b)少なくとも1種の多価イソシアネート化合物と;
の反応生成物を含有するものであることを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】本発明において、上記アクリル酸、および/又
はメタアクリル酸からなる反応成分(i)と、一般式(
I)の芳香族グリシジル化合物からなる反応成分(ii
)との反応生成物(a)と、多価イソシアネート化合物
(b)との反応生成物を、含む樹脂前駆材料を活性エネ
ルギー線照射に供して得られる硬化生成物を含有する画
像受容層は、従来技術における前記諸問題を解決したも
のであって、染料に対する転写感度にすぐれ、得られる
発色画像の色濃度が高く、しかも、熱および光に対する
保存耐久性にすぐれている。
【0009】一般的な活性エネルギー線硬化性樹脂前駆
体化合物は、1分子中に少なくとも1個以上のアクリロ
イル基を有するポリエステルアクリレート、ウレタンア
クリレート、エポキシアクリレートなどである。これら
の化合物に電子線を照射すると、化合物中に活性種を生
じ、瞬時に重合硬化して、耐熱性、体摩耗性に優れ、且
つ、高光沢なネットワークポリマーを形成する。これら
のネットワークポリマーを画像受容層に応用した場合、
ネットワークポリマーの分子鎖が高度に架橋されている
ため、その分子鎖の運動が高温時でも制御され、このた
め溶融軟化して粘性のある液体を形成することはない。 そのためインクシートから昇華された染料がネットワー
クポリマー層中に浸入しにくく、得られる染料画像の色
濃度が低いという欠点があった。また硬化樹脂の架橋を
制御して染料のネットワークポリマー層中への染着性を
改善すると、得られる画像受容層の耐熱性が悪化し画像
光沢度の低下、インクシートとのブロッキングの発生な
どの諸問題をひきおこしていた。
【0010】本発明の活性エネルギー線硬化樹脂が高い
染料受容性を示す理由は、十分には明確でないが、下記
のように推測される。すなわち、従来のポリエステル樹
脂、および芳香族系活性エネルギー線硬化樹脂はポリマ
ー主鎖に芳香族環が組み込まれていたが、本発明の樹脂
はアクリル基を主鎖とし、芳香族グリシジル化合物に由
来する芳香族環状構造が分岐しているものと考えられる
。このような特徴を有するポリマー構造が染料の拡散性
を高め、その結果、染着性を高め、更に耐候性改善に寄
与していると推測される。更に、本発明の活性エネルギ
ー線硬化性樹脂前駆体化合物は、通常の活性エネルギー
線硬化性樹脂前駆体化合物と同様に無溶剤塗料として用
いられ、その硬化工程において溶剤の蒸発がなく、その
ため、得られる硬化樹脂層は、気孔または空孔を含まず
、従って極めて均質な組織を有した画像受容層が得られ
る。
【0011】本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂前駆
体化合物は、(メタ)アクリル酸(i)と一般式(I)
の芳香族グリシジル化合物(ii)との反応生成物(以
下(a)成分という)と、多価イソシアネート化合物(
以下(b)成分という)との反応生成物である。
【0012】前記(a)成分は、一般式(III):

化3】 により表わされる少なくとも1種の化合物を含むもので
ある。
【0013】一般式(I)の芳香族グリシジル化合物の
具体例としては、フェニルグリシジルエーテル、p−t
ert−ブチルフェニルグリシジルエーテル、p−α−
クミルフェニルグリシジルエーテル、p−tert−ブ
チルフェニルグリシジルエステル、グリシジルフタルイ
ミド、α−ナフチルグリシジルエーテル、β−ナフチル
グリシジルエーテルおよびトリフェニルメチルグリシジ
ルエーテルなどがある。
【0014】前記(b)成分は、少なくとも1種の多価
イソシアネート化合物からなり、従来公知のものを、そ
のまま使用することができる。このような多価イソシア
ネート化合物の具体例としては、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート
、およびトリレンジジイソシアネートなどを挙げること
ができる。
【0015】次に本発明の樹脂前駆体化合物の製造方法
について説明する。(a)成分化合物は、アクリル酸お
よび/又はメタアクリル酸からなる反応成分(i)と、
芳香族グリシジル化合物からなる反応成分(ii)とを
エステル化反応せしめて得られる。例えば、フェノキシ
グリシジルエーテル(5.81モル)と、アクリル酸(
5.81モル)と、エステル化触媒としてベンジルトリ
メチルアンモニウムプロマイド(1000ppm)と、
重合禁止剤として4−メトキシフェノールとフェニチア
ジンとの混合物とを、反応容器に仕込み、窒素気流下で
 105〜 110℃で6時間かけて反応させ、(a)
成分を得ることができる。
【0016】このようにして得た(a)成分を、(b)
成分に次の方法で調合反応させることより樹脂前駆体化
合物が得られる。すなわち、成分(a)と、多価イソシ
アネート化合物からなる、成分(b)とを反応容器中に
仕込み、両成分を反応させる。成分(a)と、成分(b
)のイソシアネート基との仕込みモル比は、成分(a)
:成分(b)のイソシアネート基=1.0〜4.0:1
.0であり、好ましくは、成分(a):成分(b)のイ
ソシアネート基=1.6〜3.0:1.0である。
【0017】成分(b)の化合物のイソシアネート基と
、成分(a)の化合物の水酸基とを反応させるための際
の触媒として、癌跡量のオクチル酸第1スズを加えるこ
とが好ましく、また副反応であるアクリルの重合を押さ
えるため、4−メトキシフェノール、フェニチアジン等
の重合禁止剤を添加することが好ましい。反応中に反応
系の粘度が過度に高くなる場合は、活性水素を有しない
化合物、例えば、トルエン等からなる希釈剤、あるいは
ヘキサメチレンジアクリレート等からなるの反応性希釈
剤を添加し、反応系の粘度を下げることも可能である。 一般に成分(a)と成分(b)との反応は、40〜 1
20℃において、2〜10時間で完結する。
【0018】本発明に用いられる樹脂前駆材料塗布塗料
の調製に際し、その粘度を調整するために、アルキルア
クリルアミド、並びに、単官能性アクリレートおよびメ
タアクリレート化合物から選ばれた少なくとも1種から
なる粘度調整用添加剤を、樹脂前駆材料に添加してもよ
い。
【0019】このような粘度調整剤に用いられる(メタ
)アクリレート化合物としては、イソプロピル(メタ)
アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−
ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート、β−ヒドロキシエチルアクリレート、ポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート、β−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−シアノエチ
ル(メタ)アクリレート、ベンゾイルオキシエチル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、テト
ラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボルニ
ル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエ
チル(メタ)アクリレート等が挙げられる。また、(メ
タ)アクリレート系モノマーのみでは、得られる画像受
容層のTgを低下させることがあるので、ジメチルアク
リルアミド等のアミド系モノマー添加が好ましい。この
ような粘度調整剤配合量は、樹脂前駆材料の重量に対し
10〜50%であることが好ましい。
【0020】本発明における樹脂前駆材料に、活性エネ
ルギー線で硬化可能なシリコン化合物を2重量%〜15
重量%配合してもよい。この配合量が2重量%未満では
プリント時に、インクシートとのブロッキングを生ずる
ことがあり、またそれが15重量%をこえると、剥離及
びブロッキング改善の効果が飽和するので、それ以上配
合してもコスト的に不利になる。
【0021】本発明の画像受容層には、酸化防止、紫外
線吸収、増感等の目的で置換フェノール、テルペンなど
の低分子有機化合物をブレンドすることが可能であり、
また、一般に塗料の白色度、不透明度の向上に用いられ
る白色顔料、画像受容層の色調を調整する蛍光染料や、
ブルー、バイオレットなどの染料も必要に応じて添加す
ることができる。上記の白色顔料、紫外線吸収剤などの
添加剤は、本発明の樹脂前駆材料と混合して塗工するの
が便利であるが、紫外線吸収剤を別の被覆層として画像
受容層の上、または下に塗工してもよい。
【0022】画像受容シートがプリンター内で走行する
際に、静電気が発生し走行トラブルを発生することを防
ぐために、画像受容シートの少なくとも一方の面に形成
される画像受容層中に、帯電防止剤を添加するか、また
は、それを下塗り層、バックコートなどとして画像受容
層の下に、またはシート状支持体の裏面上に塗布しても
よい。
【0023】本発明の樹脂前駆材料は、前記添加剤と混
合され、塗料としてシート状支持体上に塗布され、この
塗布層は、電子線、紫外線などの活性エネルギー線によ
り硬化される。電子線を活性エネルギー線として用いる
場合は、比較的安価で大出力が得られるカーテンビーム
方式の電子線加速器を利用することができる。このカー
テンビーム方式においては、加速電圧が 100〜 3
00Kvであり、吸収線量は0.5〜10Mradであ
ることが好ましい。 又照射雰囲気中の酸素濃度は500ppm以下であるこ
とが好ましい。照射雰囲気中の酸素濃度が500ppm
より大きい場合、酸素が重合の遅延剤として働き、硬化
が不十分になることがある。
【0024】紫外線を活性エネルギー線として用いる場
合は、画像受容層用塗布液全量に対して0.1〜10重
量%の光開始剤を配合する。光開始剤の具体例としては
、ベンゾインエーテル系化合物、ベンゾフェノン系化合
物とアミン化合物の混合物、チオキサントン系化合物と
アミン化合物の混合物、アセトフェノン系化合物、ケタ
ール系化合物等が挙げられる。
【0025】本発明に用いられるシート状基体としては
、上質紙、コート紙、ポリオレフィンと無機顔料を主成
分とした2軸遠伸フィルムの合成紙など各種プラスティ
ックフィルム、またはそれらを組合せた積層シートなど
を用いることができる。本発明に用いられる支持体の厚
みは20〜 250μm、坪量は20〜 250g/m
2であることが好ましい。
【0026】シート状基体に被覆形成用塗料組成物を塗
布する方法としては、例えばバーコート、エアードクタ
ーコート、ブレードコート、スクイズコート、エアーナ
イフコート、リバースロールコート、トランスファーコ
ート等を用いる方法がある。また、上記塗工方法で塗料
を基材に塗布した後、塗布液層をキャストドラムに押圧
し、これに放射線をシート状支持体を通して、照射して
もかまわない。この時得られる被覆層の厚さは、電子線
硬化後2〜20μmとなることが好ましい。この厚さが
2μm未満であると、画像の濃度及び感度が低下し、塗
工精度に限度があるため、得られる画像の均一性が不良
になる。また厚さが20μmをこえて大きくなると、画
像の色濃度及び感度が飽和し不経済である。
【0027】
【実施例】以下実施例により本発明を詳しく説明するが
、本発明はこれによって制限されるものでない。
【0028】合成例1  樹脂Aの合成下記に挙げた成
分(a)、成分(b)を75〜80℃において、7時間
反応させ、樹脂前駆材料Aを得た。 成分(a):フェニルグリシジルエーテルのアクリル酸
エステル化合物 成分(b):イソホロンジイソシアネート
【0029】
合成例2  樹脂Bの合成下記に挙げた成分(a)およ
び成分(b)を75〜80℃において7時間反応させて
、樹脂前駆材料Bを得た。 成分(a):p−tert−ブチルフェニルグリシジル
エーテルのアクリル酸エステル化合物 成分(b):イソホロンジイソシアネート
【0030】
合成例3  樹脂Cの合成下記に挙げた成分(a)、成
分(b)を75〜80℃において7時間反応させて樹脂
前駆材料Cを得た。 成分(a):o−フェニルフェノキシグリシジルエーテ
ルのアクリル酸エステル化合物 成分(b):イソホロンジイソシアネート
【0031】
合成例4  樹脂Dの合成下記に挙げた成分(a)、成
分(b)を75〜80℃において7時間反応させ、樹脂
前駆材料Dを得た。 成分(a):フェニルグリシジルエーテルのアクリル酸
エステル化合物と、p−tert−ブチルフェニルグリ
シジルエーテルのアクリル酸エステル化合物との混合物
(モル比1/1) 成分(b):イソホロンジイソシアネート
【0032】
合成例5  樹脂Eの合成下記に挙げた成分(a)、成
分(b)を75〜80℃において7時間反応させて、樹
脂前駆材料Eを得た。 成分(a):フェニルグリシジルエーテルのアクリル酸
エステル化合物 成分(b):3官能イソシアネート化合物(商標:コロ
ネートHX、日本ポリウレタン社製)
【0033】合成例6  樹脂Fの合成下記に挙げた成
分(a)、成分(b)を75〜80℃において7時間反
応させて樹脂前駆体Eを得た。 成分(a):p−クミルフェニルグリシジルエーテルの
アクリル酸エステ化合物 成分(b):イソホロンジイソシアネート
【0034】
合成例7  樹脂Gの合成下記に挙げた成分(a)、成
分(b)を75〜80℃において7時間反応させて樹脂
前駆体Fを得た。 成分(a):脂肪族グリシジルエーテル(2−エチルヘ
キシルグリシジルエーテル)のアクリル酸エステル化合
物 成分(b):イソホロンジイソシアネート
【0035】
実施例1 下記工程により画像受容シートを作成した。 画像受容層の形成 150g/m2の上質紙の両面に各30μmのポリエチ
レンをラミネートしたものを基材として用い、その片面
上に下記組成を有する塗料を、乾燥固形分が10g/m
2になるように塗工した。つぎに、この塗布液層上に厚
さ50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム(商標:ルミラー、東レ製)を圧着させ、このP
ETフィルムの裏面側からそれを通して電子線を4Mr
adの吸収線量になるように照射して、塗布液層を硬化
させた。硬化後、PETフィルムを得られた画像受容層
からひきはがして、染料熱転写画像受容シートを得た。
【0036】 画像受容層用塗料の組成 合成例1の樹脂前駆材料A             
 80重量部シリコン(商標:EBECRYL 350
、         5重量部ダイセルUCB社製) ジメチルアクリルアミド              
  15重量部ヘキサジオールジアクリレート    
      5重量部
【0037】性能テスト 上記のようにして得られた染料熱転写画像受容シートに
、昇華熱転写カラープリンター(日立製作所VY−P1
)を用いてテストパターンをプリントした。得られたプ
リントについて、プリント時の画像受容層の感度、画像
の最高濃度、画像の耐光性および画質を評価した。評価
結果を下記のように5段階評価した。 優秀なもの………5 良好なもの………4 普通のもの………3 やや不良なもの…2 不良なもの………1 また、感度テストにおいては低エネルギーにおける画像
の転写濃度を比較し、その色濃度をマクベス濃度計で測
定した。また画像の耐光性はキセノン光源によるフェー
ドメーターで50℃、63%RHにおける50時間照射
処理による画像濃度変化、色調変化を観察した。評価結
果を表−1に示す。
【0038】実施例2 実施例1と同じ操作を行なった。但し、画像受容層用塗
料として下記組成を有するものを用いた。 画像受容層用塗料の組成 合成例2の樹脂前駆材料B             
 80重量部シリコン(商標:EBECRYL 350
、         5重量部ダイセルUCB社製) ジメチルアクリルアミド              
  15重量部ヘキサジオールジアクリレート    
      5重量部評価結果を表−1に示す。
【0039】実施例3 実施例1と同じ操作を行なった。但し、画像受容層用塗
料として下記組成を有するものを用いた。 画像受容層用塗料の組成 合成例3の樹脂前駆材料C             
 80重量部シリコン(商標:EBECRYL 350
、         5重量部ダイセルUCB社製) ジメチルアクリルアミド              
  15重量部ヘキサジオールジアクリレート    
      5重量部評価結果を表−1に示す。
【0040】実施例4 実施例1と同じ操作を行なった。但し、画像受容層用塗
料として下記組成を有するものを用いた。 画像受容層用塗料の組成 合成例4の樹脂前駆材料D             
 80重量部シリコン(商標:EBECRYL 350
、         5重量部ダイセルUCB社製) ジメチルアクリルアミド              
  15重量部ヘキサジオールジアクリレート    
      5重量部評価結果を表−1に示す。
【0041】実施例5 実施例1と同じ操作を行なった。但し、画像受容層用塗
料として下記組成を有するものを用いた。 画像受容層用塗料の組成 合成例5の樹脂前駆材料E             
 80重量部シリコン(商標:EBECRYL 350
、         5重量部ダイセルUCB社製) ジメチルアクリルアミド              
  15重量部ヘキサジオールジアクリレート    
      5重量部評価結果を表−1に示す。
【0042】実施例6 実施例1と同じ操作を行なった。但し、画像受容層用塗
料として下記組成を有するものを用いた。 画像受容層用塗料の組成 合成例6の樹脂前駆材料F             
 80重量部シリコン(商標:EBECRYL 350
、         5重量部ダイセルUCB社製) ジメチルアクリルアミド              
  15重量部ヘキサジオールジアクリレート    
      5重量部評価結果を表−1に示す。
【0043】比較例1 実施例1と同じ操作を行なった。但し、画像受容層用塗
料として下記組成を有するものを用いた。 画像受容層用塗料の組成 合成例7の樹脂前駆材料G             
 80重量部シリコン(商標:EBECRYL 350
、         5重量部ダイセルUCB社製) ジメチルアクリルアミド              
  15重量部ヘキサジオールジアクリレート    
      5重量部評価結果を表−1に示す。
【0044】比較例2 実施例1と同じ操作を行なった。但し、画像受容層用塗
料として下記組成を有するものを用いた。 画像受容層用塗料の組成 不飽和アクリル化合物               
   80重量部(商標:ビスコート540 、大阪有
機化学製)シリコン(商標:EBECRYL 350、
         5重量部ダイセルUCB社製) ジメチルアクリルアミド              
  15重量部ヘキサジオールジアクリレート    
      5重量部評価結果を表−1に示す。
【0045】比較例3 150g/m2の上質紙の画面に各30μmのポリエチ
レンをラミネートしたものを基材として用い、その片面
上に下記組成を有する塗料を、固形分10g/m2にな
るように塗工、乾燥し、染料熱転写画像受容シートを得
た。以下実施例1と同じ操作を行なった。 画像受容層用塗料の組成 市販ポリエステル樹脂               
    100重量部(商標:バイロン290 、東洋
紡社製)シリコン(商標:SH3476、      
          3重量部トーレダウコーニング社
製) イソシアネート(商標:コロネートHX、    5重
量部日本ポリウレタン社製) トルエン                     
          200重量部メチルエチルケトン
                     200重
量部評価結果を表−1に示す。
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明の染料熱転写画像受容シートは、
画像受容層に、(メタ)アクリル酸、芳香族グリシジル
化合物、多価イソシアネートとの反応生成物を用いるこ
とにより、熱転写された画像の色濃度が高く、光に対す
る耐久性が高く、かつ画質が優れたものであり、染料熱
転写プリンター用の画像受容シートとして実用上有用な
ものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シート状支持体と、その少なくとも1
    面上に形成され、かつ、活性エネルギー線照射により硬
    化し得る樹脂前駆材料の活性エネルギー線照射硬化生成
    物からなる染料受容性樹脂を主成分として含む画像受容
    層とを有し、前記、染料受容性樹脂形成用活性エネルギ
    ー線照射硬化性樹脂前駆体材料が、 (a)下記反応成分(i)および(ii);(i)アク
    リル酸およびメタアクリル酸から選ばれた少なくとも1
    種からなる反応成分、および(ii)下記一般式(I)
    ; 【化1】 で表わされる少なくとも1種の芳香族グリシジル化合物
    からなる反応成分、の反応生成物と; (b)少なくとも1種の多価イソシアネート化合物と;
    の反応生成物を含有するものであることを、特徴とする
    染料熱転写画像受容シート。
JP3085474A 1991-04-17 1991-04-17 染料熱転写画像受容シート Pending JPH04316890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3085474A JPH04316890A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 染料熱転写画像受容シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3085474A JPH04316890A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 染料熱転写画像受容シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04316890A true JPH04316890A (ja) 1992-11-09

Family

ID=13859908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3085474A Pending JPH04316890A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 染料熱転写画像受容シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04316890A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206579A (ja) * 2003-12-25 2005-08-04 Chisso Corp 液晶性(メタ)アクリレート誘導体およびそれらを含む組成物
WO2008136262A1 (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha (メタ)アクリレート化合物、それを含有する樹脂組成物及びその硬化物並びに光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物
JP2010191427A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Bayer Materialscience Ag 新規なホログラフィック媒体およびフォトポリマー
WO2018230322A1 (ja) * 2017-06-12 2018-12-20 Dic株式会社 重合性化合物及び液晶組成物
US11739270B2 (en) 2018-03-01 2023-08-29 Dic Corporation Polymerizable compound as well as liquid crystal composition and liquid crystal display device each including polymerizable compound
US11760934B2 (en) 2017-11-17 2023-09-19 Dic Corporation Polymerizable compound, and liquid crystal composition and liquid crystal display element in which the compound is used

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4617838B2 (ja) * 2003-12-25 2011-01-26 チッソ株式会社 液晶性(メタ)アクリレート誘導体およびそれらを含む組成物
JP2005206579A (ja) * 2003-12-25 2005-08-04 Chisso Corp 液晶性(メタ)アクリレート誘導体およびそれらを含む組成物
WO2008136262A1 (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha (メタ)アクリレート化合物、それを含有する樹脂組成物及びその硬化物並びに光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物
KR20100014469A (ko) * 2007-04-27 2010-02-10 니폰 가야꾸 가부시끼가이샤 (메타)아크릴레이트 화합물, 이를 함유하는 수지 조성물, 그 경화물 및 광학 렌즈 시트용 에너지선 경화형 수지 조성물 및 그 경화물
JPWO2008136262A1 (ja) * 2007-04-27 2010-07-29 日本化薬株式会社 (メタ)アクリレート化合物、それを含有する樹脂組成物及びその硬化物並びに光学レンズシート用エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその硬化物
EP2219075B1 (de) * 2009-02-17 2017-06-28 Covestro Deutschland AG Glycidyletheracrylaturethane Schreibmonomere
JP2010191427A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Bayer Materialscience Ag 新規なホログラフィック媒体およびフォトポリマー
WO2018230322A1 (ja) * 2017-06-12 2018-12-20 Dic株式会社 重合性化合物及び液晶組成物
JPWO2018230322A1 (ja) * 2017-06-12 2019-11-14 Dic株式会社 重合性化合物及び液晶組成物
CN110573490A (zh) * 2017-06-12 2019-12-13 Dic株式会社 聚合性化合物和液晶组合物
US11174217B2 (en) 2017-06-12 2021-11-16 Dic Corporation Polymerizable compound and liquid crystal composition
CN110573490B (zh) * 2017-06-12 2023-01-13 Dic株式会社 聚合性化合物和液晶组合物
US11760934B2 (en) 2017-11-17 2023-09-19 Dic Corporation Polymerizable compound, and liquid crystal composition and liquid crystal display element in which the compound is used
US11739270B2 (en) 2018-03-01 2023-08-29 Dic Corporation Polymerizable compound as well as liquid crystal composition and liquid crystal display device each including polymerizable compound

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1988000139A1 (en) Sheet for receiving heat-transferred image
US4752598A (en) Thermal dye transfer assembly for heat transfer recording
JPH04316890A (ja) 染料熱転写画像受容シート
JPH045085A (ja) 熱転写用受像シート
JPS637973A (ja) 被熱転写シ−ト
JPS637972A (ja) 被熱転写シ−ト
US5356858A (en) Receiving sheet for sublimation type heat transfer recording
JPH02178089A (ja) 熱転写印刷用被転写体
JPH0421488A (ja) 染料熱転写プリンター用画像受容シート
JP2845475B2 (ja) 染料熱転写画像受容シート
JPH04325289A (ja) 染料熱転写受容シート
JPH0548758B2 (ja)
JPH02179792A (ja) 染料熱転写画像受容シート
JPH04153092A (ja) 染料熱転写受像シート
JPS6223790A (ja) 感熱転写記録用受像体
JPH058570A (ja) 染料熱転写画像受容シート
JPH04115994A (ja) 染料熱転写プリンター用画像受容シート
JPH03150193A (ja) 染料熱転写プリンター用画像受容シート
JPH04269588A (ja) 昇華型感熱転写記録用受像シート
JPH0678035B2 (ja) 熱転写記録用受像体
JPH04135795A (ja) 染料熱転写受像シートの製造方法
JPH02223484A (ja) 感熱転写用受像紙及びその製造方法
JPH04119888A (ja) 染料熱転写受像シート
JPH04153085A (ja) 画像の保存性の良い染料熱転写受像シート
JPH0439088A (ja) 感熱転写用受像紙