JPH04292969A - シート材搬送装置及び前記シート材搬送装置を用いた記録装置 - Google Patents
シート材搬送装置及び前記シート材搬送装置を用いた記録装置Info
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- JPH04292969A JPH04292969A JP3080643A JP8064391A JPH04292969A JP H04292969 A JPH04292969 A JP H04292969A JP 3080643 A JP3080643 A JP 3080643A JP 8064391 A JP8064391 A JP 8064391A JP H04292969 A JPH04292969 A JP H04292969A
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- sheet material
- recording
- sheet
- conveyance
- roller
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Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロール状に巻き付けられ
たシート材の搬送不良を検出するシート材搬送装置、及
び前記シート材搬送装置を適用した記録装置に関するも
のである。
たシート材の搬送不良を検出するシート材搬送装置、及
び前記シート材搬送装置を適用した記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来よりファクシミリ,プリンタ等の記
録装置の記録系には、一般にロール状に巻き付けた長尺
状のシート材が用いられ、ライン型の記録ヘッドにより
1ラインごとに記録を行うように構成されている。
録装置の記録系には、一般にロール状に巻き付けた長尺
状のシート材が用いられ、ライン型の記録ヘッドにより
1ラインごとに記録を行うように構成されている。
【0003】例えば図8に示す記録装置にあっては、ロ
ール状に巻き付けたシートロール50aより引き出され
た記録シート50を、プラテンローラ51を用いて図の
矢印aに示すシート搬送方向下流側(以下単に『下流側
』という)に搬送する。また供給ロール52に巻き付け
られたインクシート53は、図の矢印b方向に搬送され
、巻取ロール54によって巻き取られる。また、前記プ
ラテンローラ51には、裏面側よりバネ55aにより付
勢された記録ヘッド55が押圧しており、この記録ヘッ
ド55を記録情報に応じて発熱させることより、インク
シート53上のインクが記録シート50に転写されて画
像を記録できるように構成されている。また、56は記
録シート50の有無を検出するためのフォトセンサーで
あり、57は上記フォトセンサ56に対向して設けられ
たガイド板である。上記ガイド板57は記録シート50
の裏面の光の反射率より低い部材によって構成されてい
る。また58は画像記録後の記録シート50を1頁分の
画像毎に切断するためのカッターである。
ール状に巻き付けたシートロール50aより引き出され
た記録シート50を、プラテンローラ51を用いて図の
矢印aに示すシート搬送方向下流側(以下単に『下流側
』という)に搬送する。また供給ロール52に巻き付け
られたインクシート53は、図の矢印b方向に搬送され
、巻取ロール54によって巻き取られる。また、前記プ
ラテンローラ51には、裏面側よりバネ55aにより付
勢された記録ヘッド55が押圧しており、この記録ヘッ
ド55を記録情報に応じて発熱させることより、インク
シート53上のインクが記録シート50に転写されて画
像を記録できるように構成されている。また、56は記
録シート50の有無を検出するためのフォトセンサーで
あり、57は上記フォトセンサ56に対向して設けられ
たガイド板である。上記ガイド板57は記録シート50
の裏面の光の反射率より低い部材によって構成されてい
る。また58は画像記録後の記録シート50を1頁分の
画像毎に切断するためのカッターである。
【0004】上記記録装置の記録シート50の搬送動作
について説明すると、先ず記録待機状態にあっては、図
8に示すように、記録シート50の先端は、プラテンロ
ーラ51より下流側でフォトセンサー56より上流側に
位置した状態で待機している。この時上記フォトセンサ
ー56より照射した光はガイド板57で反射して再度フ
ォトセンサー56に入力し、この反射光のレベルをLo
w(以下単に『L』と言う)とする。
について説明すると、先ず記録待機状態にあっては、図
8に示すように、記録シート50の先端は、プラテンロ
ーラ51より下流側でフォトセンサー56より上流側に
位置した状態で待機している。この時上記フォトセンサ
ー56より照射した光はガイド板57で反射して再度フ
ォトセンサー56に入力し、この反射光のレベルをLo
w(以下単に『L』と言う)とする。
【0005】次に記録が開始されると、図9に示すよう
に、前述したプラテンローラ51及び巻取ロール54を
回転駆動させて、記録シート50及びインクシート53
を夫々矢印a,b方向に搬送する。そして前記記録ヘッ
ド55を記録情報に応じて発熱させて記録シート50に
対し1ライン毎に記録が行われる。記録シート50の先
端部がフォトセンサー56を通過すると、そのフォトセ
ンサー56より照射した光は前記記録シート50の裏面
で反射して再度前記フォトセンサー56に入力し、前記
ガイド板57の光反射率より高いためこの反射光のレベ
ルをHigh(以下単に『H』と言う)とする。前記プ
ラテンローラ51を所定量(記録シート50の先端が図
8の記録待機位置からフォトセンサー56上を通過する
まで)回転させた時、フォトセンサー56の入力レベル
がLからHへと変化した場合には、記録シート50が正
常に搬送されていると見なし、入力レベルがLのままで
ある場合には、記録シート50に搬送不良が生じたもの
と見なす。また1頁分の記録に相当する記録が終了する
と、記録シート50はカッター58により切断され、記
録済みの記録シート50は装置外へ排出され、記録され
ていない記録シート50の先端は、前記プラテンローラ
51を逆転駆動して上流側に搬送され、図8に示す記録
待機位置まで巻き戻される。従って、記録,切断,巻戻
し動作が終了した後、前記フォトセンサー56の入力レ
ベルがHからLに変化した場合には、正常な搬送動作が
行われているものとみなされ、入力レベルがHのままで
あった場合には、記録シート50の搬送不良が生じたも
のとみなされていた。
に、前述したプラテンローラ51及び巻取ロール54を
回転駆動させて、記録シート50及びインクシート53
を夫々矢印a,b方向に搬送する。そして前記記録ヘッ
ド55を記録情報に応じて発熱させて記録シート50に
対し1ライン毎に記録が行われる。記録シート50の先
端部がフォトセンサー56を通過すると、そのフォトセ
ンサー56より照射した光は前記記録シート50の裏面
で反射して再度前記フォトセンサー56に入力し、前記
ガイド板57の光反射率より高いためこの反射光のレベ
ルをHigh(以下単に『H』と言う)とする。前記プ
ラテンローラ51を所定量(記録シート50の先端が図
8の記録待機位置からフォトセンサー56上を通過する
まで)回転させた時、フォトセンサー56の入力レベル
がLからHへと変化した場合には、記録シート50が正
常に搬送されていると見なし、入力レベルがLのままで
ある場合には、記録シート50に搬送不良が生じたもの
と見なす。また1頁分の記録に相当する記録が終了する
と、記録シート50はカッター58により切断され、記
録済みの記録シート50は装置外へ排出され、記録され
ていない記録シート50の先端は、前記プラテンローラ
51を逆転駆動して上流側に搬送され、図8に示す記録
待機位置まで巻き戻される。従って、記録,切断,巻戻
し動作が終了した後、前記フォトセンサー56の入力レ
ベルがHからLに変化した場合には、正常な搬送動作が
行われているものとみなされ、入力レベルがHのままで
あった場合には、記録シート50の搬送不良が生じたも
のとみなされていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、記録シート50の搬送状態の検出は
限られた時にしか行われていなかった。即ち、記録開始
直後、記録シート50の先端がフォトセンサー56上を
横切った時と、記録終了後記録シート50の先端が再度
フォトセンサー56を横切った場合のみである。従って
、記録動作中の記録シート50の搬送状態を検出するこ
とができなかった。例えば、図9に示す記録動作中に、
プラテンローラ51の駆動源に異常が生じ、プラテンロ
ーラ51が回転しなくなっても、前記フォトセンサー5
6ではその異常を検出できないことになる。この場合、
記録シート50が停止するため、同じ部分に画像が重ね
て記録されるので情報を読み取れないばかりでなく、記
録ヘッド55の熱が同一箇所に集中して印加されるため
、インクシート53及び記録シート50が破損するおそ
れがあった。
来技術においては、記録シート50の搬送状態の検出は
限られた時にしか行われていなかった。即ち、記録開始
直後、記録シート50の先端がフォトセンサー56上を
横切った時と、記録終了後記録シート50の先端が再度
フォトセンサー56を横切った場合のみである。従って
、記録動作中の記録シート50の搬送状態を検出するこ
とができなかった。例えば、図9に示す記録動作中に、
プラテンローラ51の駆動源に異常が生じ、プラテンロ
ーラ51が回転しなくなっても、前記フォトセンサー5
6ではその異常を検出できないことになる。この場合、
記録シート50が停止するため、同じ部分に画像が重ね
て記録されるので情報を読み取れないばかりでなく、記
録ヘッド55の熱が同一箇所に集中して印加されるため
、インクシート53及び記録シート50が破損するおそ
れがあった。
【0007】これに対し前記プラテンローラ51にエン
コーダを設けることも提案されているが、前述のように
記録シート50は、インクシート53と逆方向に搬送さ
れる。 従って、記録シート50とインクシート53との摩擦が
記録シート50とプラテンローラ51との摩擦より大き
くなった場合には、プラテンローラ51が正常に回転し
ていても、記録シート50とプラテンローラ51との間
に滑りが生じ、その結果記録シート50が停止して上記
課題が生じたり、インクシート53と同方向(矢印b方
向)に搬送されて、巻取ロール54に巻き付いたりする
おそれがあった。上記課題はプラテンローラ51の経時
変化による摩擦力の低下や、温湿度変化による記録シー
ト50,インクシート53との摩擦力の変動で発生する
場合もあるが、前記プラテンローラ51に設けたエンコ
ーダでは、上記異常を検出することはできない。
コーダを設けることも提案されているが、前述のように
記録シート50は、インクシート53と逆方向に搬送さ
れる。 従って、記録シート50とインクシート53との摩擦が
記録シート50とプラテンローラ51との摩擦より大き
くなった場合には、プラテンローラ51が正常に回転し
ていても、記録シート50とプラテンローラ51との間
に滑りが生じ、その結果記録シート50が停止して上記
課題が生じたり、インクシート53と同方向(矢印b方
向)に搬送されて、巻取ロール54に巻き付いたりする
おそれがあった。上記課題はプラテンローラ51の経時
変化による摩擦力の低下や、温湿度変化による記録シー
ト50,インクシート53との摩擦力の変動で発生する
場合もあるが、前記プラテンローラ51に設けたエンコ
ーダでは、上記異常を検出することはできない。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、シート材の搬送不良を即時に検出して、装置トラ
ブルの発生を未然に防止したシート材搬送装置、及びそ
のシート材搬送装置を適用した記録装置を提供すること
にある。
決し、シート材の搬送不良を即時に検出して、装置トラ
ブルの発生を未然に防止したシート材搬送装置、及びそ
のシート材搬送装置を適用した記録装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される手段は、シート
材搬送装置にあっては、シート材を搬送するための搬送
手段と、前記シート材の搬送に伴って従動回転する従動
回転体と、前記従動回転体の回転周期を検出する回転検
出手段とを有することを特徴とする。また記録装置にあ
っては、前記シート材搬送装置と、記録情報に応じてシ
ート材に像を記録する記録手段とを有することを特徴と
する。
決し、以下に述べる実施例に適用される手段は、シート
材搬送装置にあっては、シート材を搬送するための搬送
手段と、前記シート材の搬送に伴って従動回転する従動
回転体と、前記従動回転体の回転周期を検出する回転検
出手段とを有することを特徴とする。また記録装置にあ
っては、前記シート材搬送装置と、記録情報に応じてシ
ート材に像を記録する記録手段とを有することを特徴と
する。
【0008】
【作用】上記手段によれば、シート材搬送装置にあって
は、シート材の搬送時に従動回転する従動回転体の回転
周期を回転検出手段を設けて検出することにより、記録
動作中であるかどうかを問わず、シート材の搬送状態を
常時検出することができる。また記録装置にあっては、
前記シート材の搬送不良を即時に検出することにより、
装置トラブルの発生を未然に防止することができる。
は、シート材の搬送時に従動回転する従動回転体の回転
周期を回転検出手段を設けて検出することにより、記録
動作中であるかどうかを問わず、シート材の搬送状態を
常時検出することができる。また記録装置にあっては、
前記シート材の搬送不良を即時に検出することにより、
装置トラブルの発生を未然に防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を適用した記録
装置の一実施例について説明する。尚、本実施例は記録
装置としてファクシミリ装置について説明するものとす
る
装置の一実施例について説明する。尚、本実施例は記録
装置としてファクシミリ装置について説明するものとす
る
【0010】図1はファクシミリ装置の概略構成を示す
断面説明図、図2はシート材搬送装置の斜視説明図、図
3はシート材搬送装置の主要部の説明図、図4は制御手
段をを示すブロック図、図5は記録搬送手段の駆動パル
スと回転検出手段の出力パルスの関係を示すタイミング
チャート、図6はシート材の搬送動作を示すフローチャ
ートである。
断面説明図、図2はシート材搬送装置の斜視説明図、図
3はシート材搬送装置の主要部の説明図、図4は制御手
段をを示すブロック図、図5は記録搬送手段の駆動パル
スと回転検出手段の出力パルスの関係を示すタイミング
チャート、図6はシート材の搬送動作を示すフローチャ
ートである。
【0011】先ず本発明を適用したファクシミリ装置の
概略構成について、図1を参照して説明する。このファ
クシミリ装置は原稿読取部A,記録部B,制御部C,及
び電源部Dから構成されている。
概略構成について、図1を参照して説明する。このファ
クシミリ装置は原稿読取部A,記録部B,制御部C,及
び電源部Dから構成されている。
【0012】先ず原稿読取部Aについて説明すると、フ
ァクシミリ装置の上面カバーを兼用した積載部材である
原稿トレイ1a上に積載した原稿1は、原稿挿入口2よ
り挿入されると、予備搬送ローラ3aとこれに圧接する
予備従動ローラ3bにより順次給送され、次いで分離ロ
ーラ4aとこれに圧接する分離押圧片4bとにより一枚
ずつ分離された後、後述の原稿搬送用モータにより駆動
される搬送ローラ対5a,5bと排出ローラ対6a,6
bにより下流側に搬送されるように構成されている。
ァクシミリ装置の上面カバーを兼用した積載部材である
原稿トレイ1a上に積載した原稿1は、原稿挿入口2よ
り挿入されると、予備搬送ローラ3aとこれに圧接する
予備従動ローラ3bにより順次給送され、次いで分離ロ
ーラ4aとこれに圧接する分離押圧片4bとにより一枚
ずつ分離された後、後述の原稿搬送用モータにより駆動
される搬送ローラ対5a,5bと排出ローラ対6a,6
bにより下流側に搬送されるように構成されている。
【0013】画像読取位置に搬送された原稿1は、光源
7より光を照射され、その反射光を第1反射ミラー8a
,第2反射ミラー8b及びレンズ9を介してCCD等の
光電変換素子10に結像させて電気信号に変換され、フ
ァクシミリモードの場合にはその画像情報を他機の記録
部に送信し、コピーモードの場合には後述の記録部Bに
送信するように構成されている。そして、画像読取後の
原稿1は、前記排出ローラ対6a,6bにより搬送され
て、原稿排出口付近に配置された排出トレイ11に排出
される。
7より光を照射され、その反射光を第1反射ミラー8a
,第2反射ミラー8b及びレンズ9を介してCCD等の
光電変換素子10に結像させて電気信号に変換され、フ
ァクシミリモードの場合にはその画像情報を他機の記録
部に送信し、コピーモードの場合には後述の記録部Bに
送信するように構成されている。そして、画像読取後の
原稿1は、前記排出ローラ対6a,6bにより搬送され
て、原稿排出口付近に配置された排出トレイ11に排出
される。
【0014】尚、12は送信開始等のファンクションキ
ーやテンキー等を有する操作部、13は上記操作部12
により入力された状態やシート材の搬送状態等を表示す
る表示部である。上記操作部12にはインクシート17
の種類を指示するスイッチが設けられており、そのスイ
ッチがONの場合には、マルチプリントのインクシート
17が、OFFの場合には通常のインクシート17が装
着されたことを指示する。
ーやテンキー等を有する操作部、13は上記操作部12
により入力された状態やシート材の搬送状態等を表示す
る表示部である。上記操作部12にはインクシート17
の種類を指示するスイッチが設けられており、そのスイ
ッチがONの場合には、マルチプリントのインクシート
17が、OFFの場合には通常のインクシート17が装
着されたことを指示する。
【0015】次に記録部Bについて説明すると、14は
長尺状の普通紙を用いたシート材であって、これを巻芯
14aにロール状に巻き付けたシートロール14bが、
落とし込み式のロールホルダー15に収納されている。 上記ロールホルダー15の底部には、シート材14が引
き出される際にシートロール14bが回転し易くするた
めの補助ローラ15aが設けられている。上記補助ロー
ラ15aは、シートロール14bに接して1つ或いは複
数個設けることが可能であり、上記シートロール14b
の重量が加わるため、上記補助ローラ15aはシート材
14との間に滑りを生じ難く、更にシートロール14b
の回転を補助するので、シート材14の搬送状態が安定
してシート材のばたつき音等の騒音の発生を防止するこ
とができる。
長尺状の普通紙を用いたシート材であって、これを巻芯
14aにロール状に巻き付けたシートロール14bが、
落とし込み式のロールホルダー15に収納されている。 上記ロールホルダー15の底部には、シート材14が引
き出される際にシートロール14bが回転し易くするた
めの補助ローラ15aが設けられている。上記補助ロー
ラ15aは、シートロール14bに接して1つ或いは複
数個設けることが可能であり、上記シートロール14b
の重量が加わるため、上記補助ローラ15aはシート材
14との間に滑りを生じ難く、更にシートロール14b
の回転を補助するので、シート材14の搬送状態が安定
してシート材のばたつき音等の騒音の発生を防止するこ
とができる。
【0016】16はインクシート18を巻き付けたイン
クシート供給ロール、17は上記インクシート18を巻
き取るためのインクシート巻取ロールである。このイン
クシート巻取ロール17は後述のインクシート搬送用モ
ータにより駆動され、インクシート18を矢印a方向に
巻き取るものである。上記インクシート供給ロール16
,インクシート巻取ロール17は、装置本体に着脱自在
に取り付けられたインクカートリッジ19内に装填され
ている。上記インクカートリッジ19は、上記インクシ
ート供給ロール16,インクシート巻取ロール17をコ
ア16a,17aを中心に夫々回転可能に支持しており
、一部に開放部を設けた外装を構成するカセット19a
よりなる。また20は上記インクシート18を搬送する
キャプスタンローラであり、21は上記インクシート1
8の搬送経路を規定するガイドシャフトである。
クシート供給ロール、17は上記インクシート18を巻
き取るためのインクシート巻取ロールである。このイン
クシート巻取ロール17は後述のインクシート搬送用モ
ータにより駆動され、インクシート18を矢印a方向に
巻き取るものである。上記インクシート供給ロール16
,インクシート巻取ロール17は、装置本体に着脱自在
に取り付けられたインクカートリッジ19内に装填され
ている。上記インクカートリッジ19は、上記インクシ
ート供給ロール16,インクシート巻取ロール17をコ
ア16a,17aを中心に夫々回転可能に支持しており
、一部に開放部を設けた外装を構成するカセット19a
よりなる。また20は上記インクシート18を搬送する
キャプスタンローラであり、21は上記インクシート1
8の搬送経路を規定するガイドシャフトである。
【0017】次に22は記録情報に応じて前記シート材
14に像を記録する記録手段である記録ヘッドである。 上記記録ヘッド22には記録情報に応じて個々通電発熱
する発熱素子が一列に配列されている。23は上記記録
ヘッド22に対向して設けられたシート材14の搬送手
段である回動可能なプラテンローラである。前記記録ヘ
ッド22は裏面側よりスプリング22aにより付勢され
て、前記インクシート18,シート材14を介してプラ
テンローラ23を押圧している。従って、上記プラテン
ローラ23を回転させてシート材14を矢印b方向に搬
送すると共に、これに同期させて画像信号に応じた記録
ヘッド22の発熱素子を発熱させることにより画像記録
を行うように構成されている。
14に像を記録する記録手段である記録ヘッドである。 上記記録ヘッド22には記録情報に応じて個々通電発熱
する発熱素子が一列に配列されている。23は上記記録
ヘッド22に対向して設けられたシート材14の搬送手
段である回動可能なプラテンローラである。前記記録ヘ
ッド22は裏面側よりスプリング22aにより付勢され
て、前記インクシート18,シート材14を介してプラ
テンローラ23を押圧している。従って、上記プラテン
ローラ23を回転させてシート材14を矢印b方向に搬
送すると共に、これに同期させて画像信号に応じた記録
ヘッド22の発熱素子を発熱させることにより画像記録
を行うように構成されている。
【0018】前記記録ヘッド22よりシート搬送方向上
流側には、前記シート材14の搬送動作に従動回転する
従動回転体であるエンコーダローラ24及びシート材1
4を介して上記エンコーダローラ24を押圧する押圧コ
ロ25が設けられている。上記エンコーダローラ24は
、後述の回転検出手段によりその回転周期を検出されて
、シート材14の搬送状態を検出するものである。
流側には、前記シート材14の搬送動作に従動回転する
従動回転体であるエンコーダローラ24及びシート材1
4を介して上記エンコーダローラ24を押圧する押圧コ
ロ25が設けられている。上記エンコーダローラ24は
、後述の回転検出手段によりその回転周期を検出されて
、シート材14の搬送状態を検出するものである。
【0019】また26a,26bは記録後のシート材1
4を切断するためのカッターであり、27a,27bは
切断後のシート材14を装置外に排出するための排出ロ
ーラ対である。尚、前記装置の上面カバーを兼用する原
稿トレイ1a側には、上述したインクカートリッジ19
,キャプスタンローラ20,ガイドシャフト21,記録
ヘッド22,押圧バネ22aが設けられており、前記シ
ート材14若しくはインクシート18を交換する際には
、上記原稿トレイ1aを支点1bを中心に回転させて、
記録系Bの上面を開放することによって行うことができ
る。
4を切断するためのカッターであり、27a,27bは
切断後のシート材14を装置外に排出するための排出ロ
ーラ対である。尚、前記装置の上面カバーを兼用する原
稿トレイ1a側には、上述したインクカートリッジ19
,キャプスタンローラ20,ガイドシャフト21,記録
ヘッド22,押圧バネ22aが設けられており、前記シ
ート材14若しくはインクシート18を交換する際には
、上記原稿トレイ1aを支点1bを中心に回転させて、
記録系Bの上面を開放することによって行うことができ
る。
【0020】前記シートロール14bより引き出された
シート材14、及びインクシート供給ロール16より繰
り出されたインクシート18は、記録位置において記録
ヘッド22によりプラテンローラ23に押圧され、この
とき画像信号に応じた記録ヘッド22の発熱素子を発熱
させることにより画像を記録する。そして、記録済みの
シート材14は、カッター26a,26bに導かれ、頁
単位に画像後端からカットされて排出ローラ対27a,
27bにより装置外に排出される。
シート材14、及びインクシート供給ロール16より繰
り出されたインクシート18は、記録位置において記録
ヘッド22によりプラテンローラ23に押圧され、この
とき画像信号に応じた記録ヘッド22の発熱素子を発熱
させることにより画像を記録する。そして、記録済みの
シート材14は、カッター26a,26bに導かれ、頁
単位に画像後端からカットされて排出ローラ対27a,
27bにより装置外に排出される。
【0022】Cは上記ファクシミリ装置全体の制御部を
示しており各種制御基板,モデム基板ユニット,NCU
基板ユニット等が設けられており、Dは装置全体に電力
を供給する電源部を示す。
示しており各種制御基板,モデム基板ユニット,NCU
基板ユニット等が設けられており、Dは装置全体に電力
を供給する電源部を示す。
【0023】次に前記記録部Bにおけるシート材14及
びインクシート18の搬送機構について図2及び図3を
参照して説明する。図2において、シート材14は記録
部Bにセットした状態では、シートロール14bを引き
出されて、前述したエンコーダローラ24及び押圧コロ
25、更には記録ヘッド22及びプラテンローラ23に
よって夫々挟持されて搬送可能な状態にある。またイン
クシート18は、インクシート供給ロール16より繰り
出されてガイトシャフト21によってガイドされて、記
録ヘッド22及びプラテンローラ23間に挟持された後
、キャプスタンローラ20によって矢印b方向に搬送さ
れてインクシート巻取ロール17に巻き取られるように
構成されている。
びインクシート18の搬送機構について図2及び図3を
参照して説明する。図2において、シート材14は記録
部Bにセットした状態では、シートロール14bを引き
出されて、前述したエンコーダローラ24及び押圧コロ
25、更には記録ヘッド22及びプラテンローラ23に
よって夫々挟持されて搬送可能な状態にある。またイン
クシート18は、インクシート供給ロール16より繰り
出されてガイトシャフト21によってガイドされて、記
録ヘッド22及びプラテンローラ23間に挟持された後
、キャプスタンローラ20によって矢印b方向に搬送さ
れてインクシート巻取ロール17に巻き取られるように
構成されている。
【0024】また28は前記プラテンローラ23を回転
駆動してシート材14を搬送するためのプラテンモータ
である。このプラテンモータ28としては、例えばパル
スモータ等が使用され、正逆回転駆動することによりシ
ート材14を矢印a,b方向に搬送することが可能であ
る。また29は前記巻取ロール17及びキャプスタンロ
ーラ20を回転駆動させてインクシート18を搬送する
ためのインクシートモータである。このインクシートモ
ータ29としては、例えばパルスモータが使用され、イ
ンクシート18を矢印b方向に搬送するものである。
駆動してシート材14を搬送するためのプラテンモータ
である。このプラテンモータ28としては、例えばパル
スモータ等が使用され、正逆回転駆動することによりシ
ート材14を矢印a,b方向に搬送することが可能であ
る。また29は前記巻取ロール17及びキャプスタンロ
ーラ20を回転駆動させてインクシート18を搬送する
ためのインクシートモータである。このインクシートモ
ータ29としては、例えばパルスモータが使用され、イ
ンクシート18を矢印b方向に搬送するものである。
【0025】上記キャプスタンローラ20は芯金部20
aとその周囲に形成されたゴム部20bより構成されて
おり、上記ゴム部20bとしては、例えばシリコンゴム
を芯金部20aの外周面に薄く(例えば75μm)吹き
つけられている。上記ゴム部20bの表面は平滑度が高
く、インクシート18の裏面のベースフィルム(例えば
ポリエステルフィルム)に対して摩擦係数が高くなるよ
うに(例えば2〜3以上)構成されている。
aとその周囲に形成されたゴム部20bより構成されて
おり、上記ゴム部20bとしては、例えばシリコンゴム
を芯金部20aの外周面に薄く(例えば75μm)吹き
つけられている。上記ゴム部20bの表面は平滑度が高
く、インクシート18の裏面のベースフィルム(例えば
ポリエステルフィルム)に対して摩擦係数が高くなるよ
うに(例えば2〜3以上)構成されている。
【0026】前記プラテンモータ28は、モータギヤ2
8aを介してプラテンローラ23の回転軸に取り付けら
れたプラテンギヤ23aに噛合している。またインクシ
ートモータ29は、モータギヤ29aを介してキャプス
タンローラ20の芯金部20aの一端に取り付けられた
キャプスタンギヤ20cに噛合しており、このキャプス
タンギヤ20cはインクシート巻取ロール17に同軸状
に取り付けられフリーに回転する巻取ギヤ17bに噛合
している。また上記インクシート巻取ロール17の軸端
には滑りクラッチユニット30が設けられており、前記
巻取ギヤ17bの反時計回り方向の回転のみをインクシ
ート巻取ロール17に伝達するように構成されている。 従って、前記プラテンモータ28の回転は、モータギヤ
28a,プラテンギヤ23aを介してプラテンローラ2
3に伝達される。また前記インクシート搬送用モータ2
9の回転はモータギヤ29aを介してキャプスタンギヤ
20c及び巻取ギヤ17bに伝達され、更に滑りクラッ
チユニット30を介してインクシート巻取ロール17に
伝達するように構成されている。
8aを介してプラテンローラ23の回転軸に取り付けら
れたプラテンギヤ23aに噛合している。またインクシ
ートモータ29は、モータギヤ29aを介してキャプス
タンローラ20の芯金部20aの一端に取り付けられた
キャプスタンギヤ20cに噛合しており、このキャプス
タンギヤ20cはインクシート巻取ロール17に同軸状
に取り付けられフリーに回転する巻取ギヤ17bに噛合
している。また上記インクシート巻取ロール17の軸端
には滑りクラッチユニット30が設けられており、前記
巻取ギヤ17bの反時計回り方向の回転のみをインクシ
ート巻取ロール17に伝達するように構成されている。 従って、前記プラテンモータ28の回転は、モータギヤ
28a,プラテンギヤ23aを介してプラテンローラ2
3に伝達される。また前記インクシート搬送用モータ2
9の回転はモータギヤ29aを介してキャプスタンギヤ
20c及び巻取ギヤ17bに伝達され、更に滑りクラッ
チユニット30を介してインクシート巻取ロール17に
伝達するように構成されている。
【0027】尚、巻取ギヤ17bの回転によりインクシ
ート巻取ロール17に巻き取るインクシート18の長さ
を、キャプスタンローラ20により搬送されるインクシ
ート18の長さよりも長くなるように前記キャプスタン
ギヤ20c及び巻取ギヤ17bのギヤ比を設定しておく
ことにより、前記キャプスタンローラ20により搬送さ
れたインクシート18がたるむことなくインクシート巻
取ロール17に巻き取られる。そして、インクシート巻
取ロール17によるインクシート18の巻き取り量と、
キャプスタンローラ20による搬送量との差分量に相当
する分が、滑りクラッチユニット30で吸収される。こ
れによって、インクシート巻取ロール17の巻き取り径
の変動によるインクシート18の搬送速度の変動を抑え
ることができる。
ート巻取ロール17に巻き取るインクシート18の長さ
を、キャプスタンローラ20により搬送されるインクシ
ート18の長さよりも長くなるように前記キャプスタン
ギヤ20c及び巻取ギヤ17bのギヤ比を設定しておく
ことにより、前記キャプスタンローラ20により搬送さ
れたインクシート18がたるむことなくインクシート巻
取ロール17に巻き取られる。そして、インクシート巻
取ロール17によるインクシート18の巻き取り量と、
キャプスタンローラ20による搬送量との差分量に相当
する分が、滑りクラッチユニット30で吸収される。こ
れによって、インクシート巻取ロール17の巻き取り径
の変動によるインクシート18の搬送速度の変動を抑え
ることができる。
【0028】次に図3を参照して前記エンコーダローラ
24の回転周期を検出する回転検出手段について説明す
る。前記エンコーダローラ24は、芯金24aとゴム部
24bからなり、上記ゴム部24bの周面はシート材1
4の裏面側に接している。また押圧コロ25は、図示し
ないバネや自重によってシート材14をエンコーダロー
ラ24に押し付けている。上記エンコーダローラ24の
芯金24aの一端には羽根車31が取り付けられており
、この羽根車31はエンコーダローラ24と一体となっ
て回転するものである。また上記羽根車31は芯金24
aを中心として、円周方向に複数の羽根部31aとスリ
ット部31bに分割されている。この分割数は任意であ
るが、本実施例では、シート材14の1ライン分の搬送
に応じてエンコーダローラ24が回転する角度をθとす
れば、羽根部31aとスリット部31bとが同じ幅で角
度θ毎に存在するように分割されている。また前記羽根
車31の回転位置には、回転検出手段である透過型のフ
ォトセンサ32が設けられている。このフォトセンサ3
2は、発光部32a及び受光部32bを互いに対向させ
て設けた断面コ字状に成形されており、前記エンコーダ
ローラ24が回転すると、羽根車31の羽根部31a及
びスリット部31bが交互に上記発光部32aと受光部
32bとの間を通過するように構成されている。従って
、上記発光部32aと受光部32b間に羽根部31aが
存在する場合には、発光部32aより照射された光はさ
えぎられるため受光部32bへの入力はLow(以下単
に『L』と言う)となり、スリット部31bが存在する
場合には、発光部32aより照射された光は受光部32
bに到達するため受光部32bへの入力はHigh(以
下単に『H』と言う)になる。
24の回転周期を検出する回転検出手段について説明す
る。前記エンコーダローラ24は、芯金24aとゴム部
24bからなり、上記ゴム部24bの周面はシート材1
4の裏面側に接している。また押圧コロ25は、図示し
ないバネや自重によってシート材14をエンコーダロー
ラ24に押し付けている。上記エンコーダローラ24の
芯金24aの一端には羽根車31が取り付けられており
、この羽根車31はエンコーダローラ24と一体となっ
て回転するものである。また上記羽根車31は芯金24
aを中心として、円周方向に複数の羽根部31aとスリ
ット部31bに分割されている。この分割数は任意であ
るが、本実施例では、シート材14の1ライン分の搬送
に応じてエンコーダローラ24が回転する角度をθとす
れば、羽根部31aとスリット部31bとが同じ幅で角
度θ毎に存在するように分割されている。また前記羽根
車31の回転位置には、回転検出手段である透過型のフ
ォトセンサ32が設けられている。このフォトセンサ3
2は、発光部32a及び受光部32bを互いに対向させ
て設けた断面コ字状に成形されており、前記エンコーダ
ローラ24が回転すると、羽根車31の羽根部31a及
びスリット部31bが交互に上記発光部32aと受光部
32bとの間を通過するように構成されている。従って
、上記発光部32aと受光部32b間に羽根部31aが
存在する場合には、発光部32aより照射された光はさ
えぎられるため受光部32bへの入力はLow(以下単
に『L』と言う)となり、スリット部31bが存在する
場合には、発光部32aより照射された光は受光部32
bに到達するため受光部32bへの入力はHigh(以
下単に『H』と言う)になる。
【0029】次に前記制御部Cに設けられたシート材1
4及びインクシート18の搬送動作を制御する制御手段
の構成を、図4に示すブロック図を参照して説明する。 33は記録部Bの制御を行う制御手段であるCPUであ
る。このCPU33には、前記フォトセンサ32の受光
部32bが検出したH若しくはLの出力信号が入力する
。また前記CPU33からは記録ヘッドドライバ34,
プラテンモータドライバ35,及びインクシートモータ
ドライバ36に夫々駆動パルスが夫々送信されて、記録
ヘッド22,プラテンモータ28,及びインクシートモ
ータ29を夫々駆動するものである。また前記CPU3
3は後述のように、前記フォトセンサ32の検出結果と
搬送手段の駆動入力を比較演算すると共に、その演算結
果よりシート材の搬送不良を検出すると、搬送状態を修
正するように回復動作を行ったり、或いは必要に応じて
ユーザーにその旨を表示したりするものである。
4及びインクシート18の搬送動作を制御する制御手段
の構成を、図4に示すブロック図を参照して説明する。 33は記録部Bの制御を行う制御手段であるCPUであ
る。このCPU33には、前記フォトセンサ32の受光
部32bが検出したH若しくはLの出力信号が入力する
。また前記CPU33からは記録ヘッドドライバ34,
プラテンモータドライバ35,及びインクシートモータ
ドライバ36に夫々駆動パルスが夫々送信されて、記録
ヘッド22,プラテンモータ28,及びインクシートモ
ータ29を夫々駆動するものである。また前記CPU3
3は後述のように、前記フォトセンサ32の検出結果と
搬送手段の駆動入力を比較演算すると共に、その演算結
果よりシート材の搬送不良を検出すると、搬送状態を修
正するように回復動作を行ったり、或いは必要に応じて
ユーザーにその旨を表示したりするものである。
【0030】図5は第1ラインから第10ラインの記録
搬送動作における前記記録ヘッド22,プラテンモータ
28,及びインクシートモータ29への駆動パルスと、
フォトセンサ32の出力パルスとの関係を示すタイミン
グチャートである。本実施例においては、第1ラインか
ら第4ラインは正常に記録搬送動作が行われ、第5ライ
ンで異常(例えば、インクシート18のインクがシート
材14上で転写剥離が行われず、シート材14の矢印a
方向への搬送が停止する状態)が発生した場合、これを
フォトセンサ32の出力より検出して、第6ラインから
第8ラインの搬送中に回復動作を行い、第9ライン以降
に正常な記録搬送動作に復帰した状態を示す。
搬送動作における前記記録ヘッド22,プラテンモータ
28,及びインクシートモータ29への駆動パルスと、
フォトセンサ32の出力パルスとの関係を示すタイミン
グチャートである。本実施例においては、第1ラインか
ら第4ラインは正常に記録搬送動作が行われ、第5ライ
ンで異常(例えば、インクシート18のインクがシート
材14上で転写剥離が行われず、シート材14の矢印a
方向への搬送が停止する状態)が発生した場合、これを
フォトセンサ32の出力より検出して、第6ラインから
第8ラインの搬送中に回復動作を行い、第9ライン以降
に正常な記録搬送動作に復帰した状態を示す。
【0031】次に前記シート材14の記録搬送動作に異
常を生じた場合の回復動作について図6に示すフローチ
ャートを参照して説明する。先ず、ステップS1におい
て記録動作が開始されると、ステップS2移行して記録
ヘッド22,プラテンモータ28,及びインクシートモ
ータ29を1ライン分だけ夫々駆動させて、シート材1
4及びインクシート18を1ライン分搬送すると共に、
記録ヘッド22を発熱させてインクをシート材14に転
写させて1ライン分の記録を行う。
常を生じた場合の回復動作について図6に示すフローチ
ャートを参照して説明する。先ず、ステップS1におい
て記録動作が開始されると、ステップS2移行して記録
ヘッド22,プラテンモータ28,及びインクシートモ
ータ29を1ライン分だけ夫々駆動させて、シート材1
4及びインクシート18を1ライン分搬送すると共に、
記録ヘッド22を発熱させてインクをシート材14に転
写させて1ライン分の記録を行う。
【0032】次にステップS3に移行してフォトセンサ
32の出力信号が反転しているか否かを判断する。出力
信号が反転している場合には、正常な記録搬送動作が行
われているものと判断し、ステップS4に移行して最終
ラインの記録動作が否かを判断し、最終ラインの記録動
作であれば(YESの場合)記録を終了し、再度記録す
る場合には(NOの場合)再度ステップS2に戻って記
録搬送動作を続行する。
32の出力信号が反転しているか否かを判断する。出力
信号が反転している場合には、正常な記録搬送動作が行
われているものと判断し、ステップS4に移行して最終
ラインの記録動作が否かを判断し、最終ラインの記録動
作であれば(YESの場合)記録を終了し、再度記録す
る場合には(NOの場合)再度ステップS2に戻って記
録搬送動作を続行する。
【0033】前記ステップS3において、フォトセンサ
32の出力信号が反転しなかった場合には、シート材1
4の搬送不良が生じたものと判断してステップS5以降
の回復動作を行う。先ずステップS5において記録ヘッ
ド22の異常発熱による発火を防止するため、記録ヘッ
ド22の駆動停止すると共に、インクシート18とシー
ト材14とを剥離するため、プラテンモータ28及びイ
ンクシートモータ29を1ライン分駆動する。この時上
記インクシート18とシート材14との剥離を確実にす
るため、上記プラテンモータ28及びインクシートモー
タ29のトルクを上げるため、駆動電流・電圧を上げる
ことが好ましい。
32の出力信号が反転しなかった場合には、シート材1
4の搬送不良が生じたものと判断してステップS5以降
の回復動作を行う。先ずステップS5において記録ヘッ
ド22の異常発熱による発火を防止するため、記録ヘッ
ド22の駆動停止すると共に、インクシート18とシー
ト材14とを剥離するため、プラテンモータ28及びイ
ンクシートモータ29を1ライン分駆動する。この時上
記インクシート18とシート材14との剥離を確実にす
るため、上記プラテンモータ28及びインクシートモー
タ29のトルクを上げるため、駆動電流・電圧を上げる
ことが好ましい。
【0034】次にステップS6に移行して、フォトセン
サ32の出力信号が反転しているか否かを判断する。出
力信号が反転している場合には、正常な記録搬送動作が
行われているものと判断し、回復動作を終了して再度ス
テップS2に戻って記録搬送動作を再開する。また前記
ステップS6において、フォトセンサ32の出力信号が
反転しなかった場合には、シート材14の搬送不良状態
が続いているものと判断し、ステップS7に移行して所
定時間を経過するまでステップS5に戻って回復動作を
繰り返す。また上記ステップS7において所定時間が経
過した場合には、回復動作が不能であるとして記録搬送
動作を停止し、ステップS8に移行してアラーム発呼に
よりユーザーに搬送不良発生を知らせる。
サ32の出力信号が反転しているか否かを判断する。出
力信号が反転している場合には、正常な記録搬送動作が
行われているものと判断し、回復動作を終了して再度ス
テップS2に戻って記録搬送動作を再開する。また前記
ステップS6において、フォトセンサ32の出力信号が
反転しなかった場合には、シート材14の搬送不良状態
が続いているものと判断し、ステップS7に移行して所
定時間を経過するまでステップS5に戻って回復動作を
繰り返す。また上記ステップS7において所定時間が経
過した場合には、回復動作が不能であるとして記録搬送
動作を停止し、ステップS8に移行してアラーム発呼に
よりユーザーに搬送不良発生を知らせる。
【0035】尚、上述した回復動作は本実施例に限られ
るものではなく、装置の構成及びシート材の搬送不良の
形態に応じた方法を採用し得る。例えば、搬送不良がイ
ンクシート18に起因する場合には、プラテンモータ2
8を停止したままインクシートモータ29を駆動させて
インクシート18を所定量搬送させた後、記録動作を再
開すれば良い。また上記インクシート18のインクがシ
ート材14上で溶融後、冷却固化して貼り付いた場合に
は、上記プラテンモータ28及びインクシートモータ2
9を停止させて、記録ヘッド22を発熱駆動させてイン
クを溶融させてインクシート18とシート材14とを分
離させた後、記録を再開するように構成することも可能
である。更に、前記エンコーダローラ24のシート材1
4と接触する部分は、摩擦係数の高い材料で構成したり
、ローレットを入れたり、或いは研磨を粗くする等して
、シート材14との滑りを小さくするように構成するこ
とが望ましい。
るものではなく、装置の構成及びシート材の搬送不良の
形態に応じた方法を採用し得る。例えば、搬送不良がイ
ンクシート18に起因する場合には、プラテンモータ2
8を停止したままインクシートモータ29を駆動させて
インクシート18を所定量搬送させた後、記録動作を再
開すれば良い。また上記インクシート18のインクがシ
ート材14上で溶融後、冷却固化して貼り付いた場合に
は、上記プラテンモータ28及びインクシートモータ2
9を停止させて、記録ヘッド22を発熱駆動させてイン
クを溶融させてインクシート18とシート材14とを分
離させた後、記録を再開するように構成することも可能
である。更に、前記エンコーダローラ24のシート材1
4と接触する部分は、摩擦係数の高い材料で構成したり
、ローレットを入れたり、或いは研磨を粗くする等して
、シート材14との滑りを小さくするように構成するこ
とが望ましい。
【0036】次に上述のように構成された記録装置の記
録動作について説明する。前記制御部Cよりプラテンモ
ータ28,インクシートモータ29,及び記録ヘッド2
2を駆動して記録動作が開始される。先ず、プラテンモ
ータ28へ所定数のパルスが入力されると、プラテンロ
ーラ23を所定量回転させてシート材14を図1に示す
矢印a方向に1ライン分搬送する。同時にインクシート
モータ29に所定数のパルスが入力され、キャプスタン
ローラ20が所定量回転してインクシート18を矢印b
方向へ搬送する。そして記録ヘッド22が記録情報に応
じて発熱駆動され、インクシート18上の1ライン分の
インクが溶融・剥離してシート材14に転写される。こ
のように1ライン分の記録が終了する度に上記各部を駆
動させて次ライン以降の記録搬送動作を行い1頁単位に
画像を記録する。記録後のシート材14はカッター26
a,26bにより頁単位に切断され、排出ローラ27a
,27bにより装置外へ排出される。
録動作について説明する。前記制御部Cよりプラテンモ
ータ28,インクシートモータ29,及び記録ヘッド2
2を駆動して記録動作が開始される。先ず、プラテンモ
ータ28へ所定数のパルスが入力されると、プラテンロ
ーラ23を所定量回転させてシート材14を図1に示す
矢印a方向に1ライン分搬送する。同時にインクシート
モータ29に所定数のパルスが入力され、キャプスタン
ローラ20が所定量回転してインクシート18を矢印b
方向へ搬送する。そして記録ヘッド22が記録情報に応
じて発熱駆動され、インクシート18上の1ライン分の
インクが溶融・剥離してシート材14に転写される。こ
のように1ライン分の記録が終了する度に上記各部を駆
動させて次ライン以降の記録搬送動作を行い1頁単位に
画像を記録する。記録後のシート材14はカッター26
a,26bにより頁単位に切断され、排出ローラ27a
,27bにより装置外へ排出される。
【0037】次に上記シート材14の搬送に応じて、フ
ォトセンサ32の入力が変化する。例えば、上記フォト
センサ32の隙間に羽根車31の羽根部31aが位置し
ており、受光部32bへの入力はLになっているとする
。前述したように、シート材14を矢印a方向に1ライ
ン分搬送すると、エンコーダローラ24と羽根車31と
が一体となって図3に示す矢印c方向に角度θだけ回転
し、フォトセンサ32の隙間にスリット部31bが位置
するので受光部32bへの入力はHとなる。更にシート
材14を1ライン分搬送すると受光部32bへの入力は
再度Lになる。上記エンコーダローラ24の回転周期を
示すフォトセンサ32への入力信号は、前記制御部Cへ
転送され、制御部Cは1ライン分の記録搬送動作毎にフ
ォトセンサ32の入力がHとLに交互に切り換わること
で、シート材14の搬送状態が正常であることを検出す
る。
ォトセンサ32の入力が変化する。例えば、上記フォト
センサ32の隙間に羽根車31の羽根部31aが位置し
ており、受光部32bへの入力はLになっているとする
。前述したように、シート材14を矢印a方向に1ライ
ン分搬送すると、エンコーダローラ24と羽根車31と
が一体となって図3に示す矢印c方向に角度θだけ回転
し、フォトセンサ32の隙間にスリット部31bが位置
するので受光部32bへの入力はHとなる。更にシート
材14を1ライン分搬送すると受光部32bへの入力は
再度Lになる。上記エンコーダローラ24の回転周期を
示すフォトセンサ32への入力信号は、前記制御部Cへ
転送され、制御部Cは1ライン分の記録搬送動作毎にフ
ォトセンサ32の入力がHとLに交互に切り換わること
で、シート材14の搬送状態が正常であることを検出す
る。
【0038】また、上記シート材14の1ライン分の記
録搬送動作を行ったにもかかわらず、フォトセンサ32
の入力が変化しなければシート材14の搬送状態が異常
であることを検出し、記録搬送動作を停止して前述のよ
うに制御部Cによる回復動作を行うと共に、アラーム音
を発したり、表示部13にメッセージを表示したり、若
しくはランプを点灯する等してユーザーに異常を知らし
める。また、搬送異常を検出した場合には、プラテンモ
ータ28の入力電流を高めて、搬送力を増加させたり、
記録ヘッド22の押圧を図示しない駆動手段により解除
する等の種々の回復動作を行うことも可能である。
録搬送動作を行ったにもかかわらず、フォトセンサ32
の入力が変化しなければシート材14の搬送状態が異常
であることを検出し、記録搬送動作を停止して前述のよ
うに制御部Cによる回復動作を行うと共に、アラーム音
を発したり、表示部13にメッセージを表示したり、若
しくはランプを点灯する等してユーザーに異常を知らし
める。また、搬送異常を検出した場合には、プラテンモ
ータ28の入力電流を高めて、搬送力を増加させたり、
記録ヘッド22の押圧を図示しない駆動手段により解除
する等の種々の回復動作を行うことも可能である。
【0039】尚、上記実施例において、羽根車31の分
割数は本実施例に限らず任意に設定しても良く、シート
材14の1ライン毎の記録搬送動作に応じてフォトセン
サ32の入力が変化するのではなく、複数ラインの記録
搬送動作に応じてフォトセンサ32の入力が変化するよ
うに構成することも可能である。またエンコーダローラ
24のゴム部24bは、シート材14と同幅である必要
はなく、シート材14の一部にゴム部24が接触してい
れば良い。また芯金24a,ゴム部24b及び羽根車3
1をプラスチック等の材料で一体的に成形することも可
能である。また補助ローラ15aの一端に、前述したエ
ンコーダローラ24と同様の羽根車31,フォトセンサ
32を設けることにより、補助ローラ15aをエンコー
ダローラ24と同様に機能させることも可能である。
割数は本実施例に限らず任意に設定しても良く、シート
材14の1ライン毎の記録搬送動作に応じてフォトセン
サ32の入力が変化するのではなく、複数ラインの記録
搬送動作に応じてフォトセンサ32の入力が変化するよ
うに構成することも可能である。またエンコーダローラ
24のゴム部24bは、シート材14と同幅である必要
はなく、シート材14の一部にゴム部24が接触してい
れば良い。また芯金24a,ゴム部24b及び羽根車3
1をプラスチック等の材料で一体的に成形することも可
能である。また補助ローラ15aの一端に、前述したエ
ンコーダローラ24と同様の羽根車31,フォトセンサ
32を設けることにより、補助ローラ15aをエンコー
ダローラ24と同様に機能させることも可能である。
【0040】更に上記実施例では、記録部Bにエンコー
ダローラ24を配置したが、図1に示すように、原稿読
取部Aの例えば搬送ローラ対5a,5bと排出ローラ対
6a,6bとの間にエンコーダローラ37及び押圧コロ
38を配置して、原稿1を挟持することによっても、原
稿1の搬送状態を検出することができる。
ダローラ24を配置したが、図1に示すように、原稿読
取部Aの例えば搬送ローラ対5a,5bと排出ローラ対
6a,6bとの間にエンコーダローラ37及び押圧コロ
38を配置して、原稿1を挟持することによっても、原
稿1の搬送状態を検出することができる。
【0041】更には、前記エンコーダローラ24,37
のみをシート材14,原稿1に夫々接触させておき、押
圧コロ25,38を省略することも可能である。この場
合、例えばプラテンローラ23におけるシート材14は
、記録ヘッド22との接触による摩擦,シートロール1
4bの重量に伴うバックテンションを受けるので、プラ
ンテローラ23との間に滑りを生ずる。しかし、エンコ
ーダローラ24をシート材14の搬送経路に他のローラ
とは別体で設けたので、エンコーダローラ24における
シート材14には他の力が働くことがなく滑りは生じな
い。従って、エンコーダローラ24は、シート材14の
搬送量に比例した角度で回転する。 また原稿1も分離ローラ4a及び分離押圧片4bによる
摩擦抵抗を受け、搬送ローラ対5a,5b及び排出ロー
ラ対6a,6bとの間に滑り生ずる。しかし、エンコー
ダローラ37を原稿1の搬送経路に他のローラとは別体
で設けたので、原稿1とエンコーダローラ37との間に
は滑りは生じなく、エンコーダローラ37は原稿1の搬
送量に比例した角度で回転する。従って、いずれの場合
にもシート材14,原稿1の搬送状態を正確に検出する
ことができる。
のみをシート材14,原稿1に夫々接触させておき、押
圧コロ25,38を省略することも可能である。この場
合、例えばプラテンローラ23におけるシート材14は
、記録ヘッド22との接触による摩擦,シートロール1
4bの重量に伴うバックテンションを受けるので、プラ
ンテローラ23との間に滑りを生ずる。しかし、エンコ
ーダローラ24をシート材14の搬送経路に他のローラ
とは別体で設けたので、エンコーダローラ24における
シート材14には他の力が働くことがなく滑りは生じな
い。従って、エンコーダローラ24は、シート材14の
搬送量に比例した角度で回転する。 また原稿1も分離ローラ4a及び分離押圧片4bによる
摩擦抵抗を受け、搬送ローラ対5a,5b及び排出ロー
ラ対6a,6bとの間に滑り生ずる。しかし、エンコー
ダローラ37を原稿1の搬送経路に他のローラとは別体
で設けたので、原稿1とエンコーダローラ37との間に
は滑りは生じなく、エンコーダローラ37は原稿1の搬
送量に比例した角度で回転する。従って、いずれの場合
にもシート材14,原稿1の搬送状態を正確に検出する
ことができる。
【0042】尚、前述した実施例ではシート材14とイ
ンクシート18とを逆方向へ搬送して記録を行ういわゆ
るマルチプリントを例示したが、両シート14,18を
同一方向へ搬送して記録を行うワンタイムプリントであ
っても当然可能である。また記録方式は前記熱転写記録
方式に限定する必要はなく、感熱シートを用いる感熱記
録方式等他の記録方式を用いることも可能である。更に
前記搬送手段もローラ状のものに限定する必要はなく、
回転ベルト等の他の形式を用いることも可能である。
ンクシート18とを逆方向へ搬送して記録を行ういわゆ
るマルチプリントを例示したが、両シート14,18を
同一方向へ搬送して記録を行うワンタイムプリントであ
っても当然可能である。また記録方式は前記熱転写記録
方式に限定する必要はなく、感熱シートを用いる感熱記
録方式等他の記録方式を用いることも可能である。更に
前記搬送手段もローラ状のものに限定する必要はなく、
回転ベルト等の他の形式を用いることも可能である。
【0043】次に上記実施例におけるエンコーダローラ
24の回転周期を検出する回転検出手段の他の実施例に
ついて図7を参照して説明する。本実施例は、エンコー
ダローラ24の回転軸である芯金24aの端部に、前記
羽根車31の代えて円板39を設けたものである。この
円板39の側面には所定角θ毎に放射状に分割した黒色
部39aと白色部39bが形成されており、その黒色部
39aと白色部39bとは光反射率が異なるように印刷
加工等が施してある。 また40は反射型のフォトセンサであり、上記円板39
の側面に対向して設けられている。このフォトセンサ4
0より円板39の黒色部39a及び白色部39bに光照
射を行い、その反射光を再入力する。従って、エンコー
ダローラ24が回転すると、円板39も一体となって回
転し、フォトセンサ40は上記黒色部39a及び白色部
39bを交互に検出してその入力信号を制御部Cに転送
することにより、シート材14の搬送状態を前記実施例
と同様に検出することができる。
24の回転周期を検出する回転検出手段の他の実施例に
ついて図7を参照して説明する。本実施例は、エンコー
ダローラ24の回転軸である芯金24aの端部に、前記
羽根車31の代えて円板39を設けたものである。この
円板39の側面には所定角θ毎に放射状に分割した黒色
部39aと白色部39bが形成されており、その黒色部
39aと白色部39bとは光反射率が異なるように印刷
加工等が施してある。 また40は反射型のフォトセンサであり、上記円板39
の側面に対向して設けられている。このフォトセンサ4
0より円板39の黒色部39a及び白色部39bに光照
射を行い、その反射光を再入力する。従って、エンコー
ダローラ24が回転すると、円板39も一体となって回
転し、フォトセンサ40は上記黒色部39a及び白色部
39bを交互に検出してその入力信号を制御部Cに転送
することにより、シート材14の搬送状態を前記実施例
と同様に検出することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は前述のように、シート材搬送装
置にあっては、シート材の搬送時に従動回転する従動回
転体の回転周期を回転検出手段を設けて検出することに
より、記録動作中であるかどうかを問わず、シート材の
搬送状態を常時検出することができる。また記録装置に
あっては、前記シート材の搬送不良を即時に検出するこ
とにより、装置トラブル(例えば記録部においてはジャ
ム,インクシート切れ,記録ヘッドの破損等,原稿読取
部においては読取不良等)の発生を未然に防止して、装
置の信頼性を向上させることができる。
置にあっては、シート材の搬送時に従動回転する従動回
転体の回転周期を回転検出手段を設けて検出することに
より、記録動作中であるかどうかを問わず、シート材の
搬送状態を常時検出することができる。また記録装置に
あっては、前記シート材の搬送不良を即時に検出するこ
とにより、装置トラブル(例えば記録部においてはジャ
ム,インクシート切れ,記録ヘッドの破損等,原稿読取
部においては読取不良等)の発生を未然に防止して、装
置の信頼性を向上させることができる。
【図1】ファクシミリ装置の概略構成を示す断面説明図
である。
である。
【図2】シート材搬送装置の斜視説明図である。
【図3】シート材搬送装置の主要部の説明図である。
【図4】シート材搬送装置の制御手段を示すブロック図
である。
である。
【図5】記録搬送手段の駆動パルスと回転検出手段の出
力パルスの関係を示すタイミングチャートである。
力パルスの関係を示すタイミングチャートである。
【図6】シート材の搬送動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図7】回転検出手段の他例の説明図である。
【図8】従来のシート材搬送装置の説明図である。
【図9】従来のシート材搬送装置の説明図である。
Aは原稿読取部、Bは記録部、Cは制御部、1は原稿、
1aは原稿トレイ、1bは支点、2は原稿挿入口、3a
は予備搬送ローラ、3bは予備従動ローラ、4aは分離
ローラ、4bは分離押圧片、5a,5bは搬送ローラ対
、6a,6bは排出ローラ対、7は光源、8a,8bは
ミラー、9はレンズ、10は光電変換素子、11は排出
トレイ、12は操作部、13は表示部、14はシート材
、14aは巻芯、14bはシートロール、15はロール
ホルダー、15aは補助ローラ、16はインクシート供
給ロール、16a,17aはコア、17はインクシート
巻取ロール、17bは巻取ギヤ、18はインクシート、
19はインクカートリッジ、19aはカセット、20は
キャプスタンローラ、20a,24aは芯金、20b,
24bはゴム部、20cはキャプスタンギヤ、21はガ
イドシャフト、22は記録ヘッド、22aはスプリング
、23はプラテンローラ、23aはプラテンギヤ、24
,37はエンコーダローラ、25,38は押圧コロ、2
6a,26bはカッター、27a,27bは排出ローラ
対、28はプラテンモータ、28a,29aはモータギ
ヤ、29はインクシートモータ、30は滑りクラッチユ
ニット、31は羽根車、31a羽根部、31bはスリッ
ト部、32,40はフォトセンサ、32aは発光部、3
2bは受光部、33はCPU、34は記録ヘッドドライ
バ、35はシート材搬送用ドライバ、36はインクシー
ト搬送用ドライバ、39は円板である。
1aは原稿トレイ、1bは支点、2は原稿挿入口、3a
は予備搬送ローラ、3bは予備従動ローラ、4aは分離
ローラ、4bは分離押圧片、5a,5bは搬送ローラ対
、6a,6bは排出ローラ対、7は光源、8a,8bは
ミラー、9はレンズ、10は光電変換素子、11は排出
トレイ、12は操作部、13は表示部、14はシート材
、14aは巻芯、14bはシートロール、15はロール
ホルダー、15aは補助ローラ、16はインクシート供
給ロール、16a,17aはコア、17はインクシート
巻取ロール、17bは巻取ギヤ、18はインクシート、
19はインクカートリッジ、19aはカセット、20は
キャプスタンローラ、20a,24aは芯金、20b,
24bはゴム部、20cはキャプスタンギヤ、21はガ
イドシャフト、22は記録ヘッド、22aはスプリング
、23はプラテンローラ、23aはプラテンギヤ、24
,37はエンコーダローラ、25,38は押圧コロ、2
6a,26bはカッター、27a,27bは排出ローラ
対、28はプラテンモータ、28a,29aはモータギ
ヤ、29はインクシートモータ、30は滑りクラッチユ
ニット、31は羽根車、31a羽根部、31bはスリッ
ト部、32,40はフォトセンサ、32aは発光部、3
2bは受光部、33はCPU、34は記録ヘッドドライ
バ、35はシート材搬送用ドライバ、36はインクシー
ト搬送用ドライバ、39は円板である。
Claims (5)
- 【請求項1】 シート材を搬送するための搬送手段と
、前記シート材の搬送に伴って従動回転する従動回転体
と、前記従動回転体の回転周期を検出する回転検出手段
と、を有するシート材搬送装置。 - 【請求項2】 前記回転検出手段の検出結果と搬送手
段の駆動入力を比較演算すると共に、その演算結果より
シート材の搬送不良を検出する制御手段を設けた請求項
1記載のシート材搬送装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、シート材の搬送不良
を検出すると搬送状態を修正するように回復動作を行う
請求項2記載のシート材搬送装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、シート材の搬送不良
を検出するとユーザーに不良を表示する表示部を設けた
請求項3記載のシート材搬送装置。 - 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4記載のシー
ト材搬送装置と、記録情報に応じてシート材に像を記録
する記録手段と、を有する記録装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3080643A JPH04292969A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | シート材搬送装置及び前記シート材搬送装置を用いた記録装置 |
US07/853,961 US5430468A (en) | 1991-03-20 | 1992-03-19 | Image recording apparatus |
DE69220114T DE69220114T2 (de) | 1991-03-20 | 1992-03-19 | Bildaufzeichnungsvorrichtung |
EP92104785A EP0504878B1 (en) | 1991-03-20 | 1992-03-19 | Image recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3080643A JPH04292969A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | シート材搬送装置及び前記シート材搬送装置を用いた記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292969A true JPH04292969A (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=13724050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3080643A Pending JPH04292969A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | シート材搬送装置及び前記シート材搬送装置を用いた記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04292969A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012006642A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Kawashima Packaging Mach Ltd | 印字装置を備えた包装機 |
JP2014042989A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Casio Comput Co Ltd | 印刷装置及び印刷方法 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP3080643A patent/JPH04292969A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012006642A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Kawashima Packaging Mach Ltd | 印字装置を備えた包装機 |
JP2014042989A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Casio Comput Co Ltd | 印刷装置及び印刷方法 |
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