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JPH04240603A - 着色フィルター - Google Patents

着色フィルター

Info

Publication number
JPH04240603A
JPH04240603A JP2142491A JP2142491A JPH04240603A JP H04240603 A JPH04240603 A JP H04240603A JP 2142491 A JP2142491 A JP 2142491A JP 2142491 A JP2142491 A JP 2142491A JP H04240603 A JPH04240603 A JP H04240603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
filter
dye
sol
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2142491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sawaki
沢木 健二
Koichi Sugiyama
浩一 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP2142491A priority Critical patent/JPH04240603A/ja
Publication of JPH04240603A publication Critical patent/JPH04240603A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は着色フィルターに関する
。更に詳しくは、染料で着色され、耐光性に優れたガラ
ス質着色フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】無機質基板上に形成される着色フィルタ
ーの例としては無機質基板が、ガラスの場合には、金属
イオンをガラスに拡散させる事により得られる着色層の
例や、珪酸テトラエチルを用いたゾルーゲル法に於いて
染料を使用して得る方法等がある。しかし、金属イオン
による方法の場合は、金属イオンによる着色の為、その
色相に制限があり、又珪酸テトラエチルを用いたゾルー
ゲル法により染料を使用して得られる着色フィルターに
おいてはその耐光性に問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガラス等の無機質基材
の表面に形成される着色フィルターは、金属イオンを使
用する場合には、色相を任意に選択できず、又、400
〜700nmに最大吸収波長をもつ染料と珪酸テトラエ
チルを用いるゾルーゲル法では、耐光性に劣るという問
題がある。本発明は、これらの問題を解決する為のもの
であり、任意の色相が選択でき耐光性に優れたガラス質
着色フィルターを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記した
課題を解決すべく鋭意、研究を行った結果、本発明に至
った。即ち、本発明はSiO2 を主成分とするガラス
質基板の表面にゾルーゲル法により形成される着色フィ
ルターにおいて400〜700nmに最大吸収波長を有
する染料を式(1)、(2)、(3)又は(4)の化合
物のうち少くとも1種以上を含有する事を特徴とするガ
ラス質着色フィルターを提供する。
【0005】
【化5】
【0006】
【化6】
【0007】
【化7】
【0008】〔式(1)、(2)、及び(3)に於いて
Rはアルキル基を、Xは陰イオン基を表す。又、式(2
)に於いてEは、置換していてもよいフェニル基、又は
、ナフタレン基を表す。
【0009】
【化8】
【0010】〔式(4)に於いて、Yは第4級アンモニ
ウム基を表す。〕本発明の着色フィルターは色相の選択
が自由に行え、かつ耐光性に優れているという特徴があ
る。
【0011】本発明を詳細に説明する。ゾルーゲル法は
、液体原料から出発してガラスやセラミックを造る新し
い方法の一つであり、新規な表面機能をもつ化学材料の
創製や超電導薄膜材料合成法なども含め、新しいガラス
製造法として化学工業や電子工業で注目されている方法
である。
【0012】このゾルーゲル法は、原料の液体状態を化
学反応により、固体状態へ転化する方法であり、その過
程は主に金属アルコキシドのアルコール溶液を、酸又は
塩基を触媒とし、室温付近で加水分解、脱水、縮合する
事により、ゾル(微粒子からなり流動性がある)からゲ
ル(ゲル中の微粒子が集合し流動性がない)化し、更に
、加熱によって、有機物を含まないガラスへと転化せし
めるものである。ゾルーゲル法における出発原料として
は、金属アルコキシドの中でも珪酸テトラエチルやアル
ミニウムのアルコキシドが好んで採用される。
【0013】本発明においてゾルーゲル法で造られるガ
ラス質の着色フィルターは、ゲル体生成以前の粘性溶液
を適当な基板上に塗付、乾燥する事により作製される。 塗付の方法としては、引き上げ法やスプレー法が採用出
来る。薄膜の厚さは0.1μmから数μmより好ましく
は0.1μmから1μmであり、引きあげ法の場合には
その得られる膜厚は、ゾルの粘度、密度および基体の引
き上げ速度により自由に変える事が出来る。乾燥温度は
通常40〜200℃好ましくは100〜180℃である
。ゲルの組成即ち金属アルコキシド、水、アルコールの
組成比については、水は金属アルコキシドのアルコキシ
基を加水分解する量が最低必要であり、水とアルコール
の比は、任意でよいが、好ましくは、ゲルの全量を10
0部として水の含量は80部以下である。触媒として使
用される酸としては、一般に塩酸、硝酸、又はその混合
物が使用される。尚、金属アルコキシドの含有量は0.
1〜20部より好ましくは0.5〜5部である。
【0014】フィルターを着色する染料の量は、0.0
01〜5部、好ましくは0.01〜1部である。又着色
の度合は得られた着色フィルターにつき分光光度計によ
り透過率を測定する事により決められる。本発明におい
て染料としては400〜700nmに最大吸収波長をも
つ染料であればアニオン染料、カチオン染料、油溶性染
料のいずれでもよく又、その構造としてもアゾ系、メチ
ン系、キサンテン系、トリフェニルメタン系、オキサジ
ン系、フタロシアニン系、アンスラキノン系のいずれで
も使用可能であるがその具体例は例えばカラーインデッ
クス第3版に記載されているものが挙げられる。なお使
用する染料としては染料以外の不純物を含まない純度の
高いものが望ましい。
【0015】前記式(1)、(2)、(3)及び(4)
で示される化合物の添加量は400〜700nmに最大
吸収波長をもつ染料に対し重量比で1%以上好ましくは
10%以上である。前記式(1)で示される化合物の具
体例としては
【0016】
【化9】
【0017】が、前記式(2)で示される化合物の具体
例としては
【0018】
【化10】
【0019】が、前記式(3)で示される化合物の具体
例としては
【0020】
【化11】
【0021】
【化12】
【0022】が又式(4)で示される化合物の具体例と
しては
【0023】
【化13】
【0024】がそれぞれ挙げられる。又、前記式(1)
、(2)、(3)又は(4)で示される化合物の添加の
方法は、ゾル液に直接添加してもよいが、エチルアルコ
ールやイソプロピルアルコール等の溶媒に溶解した後、
ゾル液に添加してもよい。本発明において耐光テストの
方法としては、得られた着色フィルターをスガ試験機(
株)製、紫外線フェードメーターを用い、露光前及び一
定時間露光後のλmax に於ける吸光度を測定し残存
率(H)を下記の式により算出した。
【0025】 H=露光後の吸光度/露光前の吸光度×100(%)H
の値の大きいもの程、耐光性が良好なことを示す。本発
明の着色フィルターは、ブラウン管用フィルターを始め
として光学機器用の着色フィルターとして用いられる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。
【0027】実施例1 上記組成の液を引き上げ法により、ガラス板に塗布し、
160℃で40分乾燥し、マジエンタ色のフィルター(
A)を得た。又、上記の組成液で、式(7)の化合物を
使用しないで上記同様にしてフィルター(B)を作成し
た。耐光テストの結果は次の通りであった。(%は残存
率(H)を示す。以下同じ)
【0028】
【0029】
【化14】
【0030】実施例2 上記組成の液を引き上げ法により、ガラス板に塗布し、
160℃で40分乾燥し、ブルーのフィルター(C)を
得た。又、上記の組成液で、式(5)の化合物を使用し
ない方法によりフィルター(D)を得た。耐光テストの
結果は、次の通りであった。
【0031】
【0032】
【化15】
【0033】実施例3 上記組成の液を引き上げ法により、ガラス板に塗布し、
160℃で40分乾燥し、赤色のフィルター(E)を得
た。又、上記の組成液で式(5)の化合物を使用しない
方法によりフィルター(F)を得た。耐光テストの結果
は、次の通りであった。
【0034】
【0035】
【化16】
【0036】実施例4 実施例3において式(5)の化合物の代わりに、式(9
)の化合物を使用する以外は実施例3と同一の方法でフ
ィルターを作成し、実施例3と同様の方法で耐光テスト
を実施した。その結果、耐光性の良好なフィルター(G
)が得られた。
【0037】実施例5
【0038】上記組成の液を、引き上げ法により、ガラ
ス板に塗付し160℃で40分乾燥し、ブルーのフィル
ター(H)を得た。又、上記の組成液で式(8)の化合
物を使用しない方法によりフィルター(I)を得た。耐
光テストの結果は、次の通りであった。
【0039】
【0040】
【化17】
【0041】実施例6 実施例5に於いて、式(8)の化合物の代わりに式(6
)の化合物を使用する以外は、実施例5と同様の方法で
フィルターを作成し、フィルター(J)を得た。実施例
5と同様の方法で耐光テストを実施し、次の結果を得た
【0042】
【発明の効果】任意の色相の耐光性に優れたガラス質の
着色フィルターが容易に製造されるようになった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  SiO2 を主成分とするガラス質基
    板の表面にゾルーゲル法により形成される着色フィルタ
    ーに於いて、400〜700nmに最大吸収波長を有す
    る染料並びに、式(1)、(2)、(3)又は(4)の
    化合物のうち少なくとも1種以上を含有する事を特徴と
    する着色フィルター 【化1】 【化2】 【化3】 〔式(1)、(2)及び(3)に於いてRは、アルキル
    基を、Xは陰イオン基を表す。又式(2)に於いてEは
    、置換していてもよいフェニル基又はナフタレン基を表
    す。〕 【化4】 〔式(4)においてYは第4級アンモニウム基を表す。 〕
JP2142491A 1991-01-23 1991-01-23 着色フィルター Pending JPH04240603A (ja)

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