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JPH04192886A - テレビジョン受信機のゴースト除去装置 - Google Patents

テレビジョン受信機のゴースト除去装置

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Publication number
JPH04192886A
JPH04192886A JP2323529A JP32352990A JPH04192886A JP H04192886 A JPH04192886 A JP H04192886A JP 2323529 A JP2323529 A JP 2323529A JP 32352990 A JP32352990 A JP 32352990A JP H04192886 A JPH04192886 A JP H04192886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ghost
signal
tap coefficient
waveform
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2323529A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Soda
曽田 耕一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2323529A priority Critical patent/JPH04192886A/ja
Publication of JPH04192886A publication Critical patent/JPH04192886A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、垂直帰線消去期間中に含まれるゴーストキャ
ンセラ用基準信号(以下単にGCR信号と記述する)を
用い、逐次修正法でトランスバーサルフィルタ(以下T
Fと記述する)のタップ係数を決定するタップ係数制御
手段によってゴーストを除去するようにしたテレビジョ
ン受信機(以下単にTV受信機と記述する)のゴースト
除去装置に関するものである。
[従来の技術] 一般にTV受信機のゴースト障害は、希望波が反射によ
って多重に受信されるために生じる現象である。この多
重波が線形加算の形で起こっている場合には、それを受
信機内部に設けたTFにより除去することができる。こ
のTFを用いてゴーストを除去する方法の一つに、映像
信号に重畳された垂直同期信号を利用することが考えら
れる。
すなわち、原理的には、第5図(a)に示すようなゴー
ストが存在しないときの垂直同期信号が、ゴーストの存
在によって同図(b)のように変化したものとすると、
この垂直同期信号の前縁部を微分(差分)することによ
って同図(c)のような差分パルスを得、この差分パル
スのうちの前縁部に相当する基準パルスRPと、前縁部
の前後の平坦な部分(約30マイクロ秒)に存在するゴ
ーストに相当するゴーストパルスGPとを用いて、ゴー
ストを打ち消すようにするものである。しかしながら、
このような垂直同期信号を用いたゴースト除去方式には
つぎのような問題点があった。
■前縁部の立下がり特性が厳密に管理されていないため
、送信機や中継回線によって特性が異なり、ゴースト改
善効果に差異が生じ十分な性能が得られない。
■同期信号がベデシタルレベルより負側にあるため、ペ
デシタルレベルより正側にある映像信号との相関が悪い
。特に日本ではテレビ信号の変調方式が負変調VSB−
AMであるため、同期信号部分で搬送波の振幅が最大と
なり、大電力の送信機で同期信号部分が非直線歪を受は
易く、その結果ゴースト除去時に差異が生じる。
■同期信号の振@(例えば40IRE)が映像信号の最
大振@(例えば100IRE)の約半分であるため、S
ZN比が十分にとれない。
■TFにアナログCODを使ったため、素子の非直線特
性が存在し十分な改善特性が得られない6上述の■〜■
のような問題点の解決が望まれていたところ、BTA(
放送技術開発協議会)で検討、規格化されたH D T
 V (Enhanced (またはExtended
)Definition Te1evision)(い
わゆるクリアビジョン)において、垂直帰線消去期間に
重畳されているGCR信号を用い、連成修正法でTFの
タップ係数を決定するタップ係数制御手段によってゴー
ストを除去することが可能になってきた。以下、その考
え方について第6図〜第10図を用いて説明する。
(1)まず、垂直帰線消去期間中に含まれるGCR信号
を用いてゴーストの検出範囲や除去範囲を拡大する考え
方について説明する。
GCR信号を垂直帰線消去期間の18H目と281H目
に挿入し、8フイールドシーケンス法によって、同期信
号、カラーバースト信号1前後のラインの信号、さらに
はこれらのゴースト成分をキャンセルし、ゴーストの検
出範囲や除去範囲を拡大できるようにする。すなわち、
送信側で第6図(a)に示す5inX/Xバー波形と同
図(b)に示すペデスタル波形とを基にして、第7図(
a)〜(h)に示す8つの信号波形81〜S8を作成し
て送信し、受信側で次に示す演算式(1)を用いたフィ
ールド間演算を行ない、同図(i)に示すようなGCR
信号S gcrの波形のみを抽出し、ゴースト除去範囲
を大幅に拡大できるようにしていた0例えば、第7図(
i)に示すGCR信号S gerをクロックパルスCK
(例えばクロック周波数4 F 5c(4F ac =
 14.3MHz))による1クロック差分(微分)に
よって同図(j)に示すような差分パルスを得、前ゴー
スト、後ゴースト合わせて最大44.7μsecの遅延
時間のゴースト除去を可能にしていた。80μsecは
妨害排除範囲を示す。
sgcr=(1/4)((Sz−8s)+(Ss−8t
)+(S、−8,)+(S、−8,))・・・(1)な
お、第7図(a)〜(h)において、rA+Jは色成分
位相がeで、かつ18H目の前ラインである17H目の
信号波形を表わし、rA−Jは色成分位相が0 + 1
80’で、かつ18H目の前ラインである17H目の信
号波形を表わし、「B+」は色成分位相がeで、かつ2
81H目の前ラインである280H目の信号波形を表わ
し、「B−」は色成分位相がθ+1806で、かつ28
1H目の前ラインである280H目の信号波形を表わす
。また、第6図(a)に示すsinX/Xパー波形は、
映像周波数帯域で平坦な周波数成分をもっており、色ゴ
ーストなどの高い周波数成分も検出できる。また、第6
図(b)に示すペデスタル波形は、同期信号やカラーバ
ーストのゴースト、長い遅延時間のゴーストがある場合
に、ゴーストを誤検呂するのを防止する目的で付加され
ている。
(2)つぎに、逐次修正法でTFのタップ係数を決定す
るタップ係数制御手段によってゴーストを除去する考え
方について説明する。
基本構成は、第8図に示すように、加算器10゜TF2
0、誤差検出・タップ係数制御回路12および基準波形
発生回路14からなり、TF20は、微小時間の遅延素
子(例えば遅延線)22、・・・と、係数増幅器241
.24□、・・・、24rlと、加算器26とを具備し
ている。まず入力端子30に第9図(a)に示すような
ゴーストのないGCR信号が入力した場合の動作につい
て説明する。ゴースト除去のスタート時はTF20の出
力が第9図(b)に示すようにゼロとなっているので、
加算器26は第9図(a)の入力信号波形をそのまま出
力端子32に出力する。また、誤差検出・タップ係数制
御回路12は、加算器26の出力信号と基準波形発生回
路14の信号とを比較し、誤差がないので係数増幅器2
4い242.・・・、24nのタップ係数C工、C2、
・・・、Cnを修正しない。このため、TF20の出力
は第9図(c)のように変化せず、出力端子32に出力
するGCR信号の波形は同図(d)のように変化しない
。つぎに入力端子30に第10図(a)に示すようなゴ
ーストのあるGCR信号が入力した場合の動作について
説明する。ゴースト除去のスタート時はTF20の出力
が第10図(b)に示すようにゼロとなっているので、
加算器26は第10図(a)の入力信号波形をそのまま
出力端子32に出力する。また、誤差検出・タップ係数
制御回路12は、加算器26の出力信号と基準波形発生
回路14の信号とを比較して誤差を検出し、この誤差分
を打ち消すように係数増幅器24.、24□、・・・、
24゜のタップ係数C8、C2、・・・、Cnをそれぞ
れ変化させる。このため、TF20の出力は、第10図
(C)に示すように、同図(a)の入力信号波形の中の
ゴ二スト分のみを逆相にした信号波形に変化し、出力端
子32の出力は、加算器26で同図の(a)と(c)の
信号を加算した信号となり、同図(d)に示すようなゴ
ーストのないきれいなGCR信号の波形に変化する。こ
の第10図(d)の出力信号は再度、基準波形発生回路
14の信号とともに誤差検出・タップ係数制御回路12
に加わるが、このときは誤差がないので、それぞれのタ
ップ係数C1、C2、・・・、C1はそのまま保持され
る。このようにして、ゴーストを含んだGCR信号から
ゴースト、のないGCR信号が再生され、次に入力する
GCR信号が変化するまで同一のタップ係数C,,C,
,・・・、C1゜が保持され、GCR信号が変化すると
、誤差分を打ち消すようにタップ係数C1,C,、・・
・、Cnが変化する。このようなGCR信号を用いて導
かれたタップ係数C1、C2、・・・、Cnで全ての映
像信号を修正することによって、ゴーストの除去された
美しい映像の受信が可能となる。
上述の(1) (2)の考え方を利用した、TV受信機
のゴースト除去装置には、従来第11図に示すようなも
のが考えられていた。すなわち、アンテナ40で受信し
チューナ42で選局し映像IF増幅回路44で増幅した
テレビ信号のうち、音声信号は音声IF増幅回路46、
音声検波回路48、音声多重復調回路50および音声出
力回路52を介して左右のスピーカ54.56に出力し
、映像検波回路58で検波された映像信号はA/D(ア
ナログ/デジタル)変換回路60、同期分離回路62、
クロック再生回路64に入力する。A/D変換回路60
でデジタル信号に変換された映像信号は、制御部66内
に設けられた映像信号のデジタル処理段であるビデオ信
号処理部68を介してD/A(デジタル/アナログ)変
換回路70に入力し、このD/A変換回路70でアナロ
グ信号に変換された映像信号は映像出力回路72を介し
てCRT(陰極線管)73に出力する。ビデオ信号処理
部68は、第12図に示すように、シフトレジスタ74
、加算器76.78およびシフトレジスタ8oを順次結
合して構成されている。A/D変換回路6oでデジタル
信号に変換された映像信号は、さらに、受信GCR信号
が予め送信側で与えられた基準のGCR信号と同等の波
形となるようにタップ係数が一括修正されるフィードフ
ォワード構成の波形等化用TF82に入力し、この波形
等化用TF82の出力はビデオ信号処理部68内の加算
器76に入力する。ビデオ信号処理部68の出力は、さ
らに、第8図に示したと同様にタップ係数が逐次修正さ
れるフィードバック構成の通常ゴースト用TF84に入
力し、この通常ゴースト用TF84の出力はビデオ信号
処理部68内の加算器78に入力する。波形等化用TF
82は前ゴーストを含めた波形等化用に用いられ、通常
ゴースト用TF84は通常ゴースト除去用に用いられる
。前記制御部66は、第12図に示すように、前記ビデ
オ信号処理部68の他に、I10パス制御部86および
メモリー制御部88からなるI10制御部90と、DM
A制御部92、DMAアドレス発生部94および演算部
96からなるDMA演算処理部98と、選局CPU用I
10制御部100と、タイミング発生部102とを具備
している。前記制御部66には、コントロールバス10
4.106−107.アドレスバス108、データバス
110を介して、CPU112、プログラムROM(基
準となるGCR信号の波形データが格納されているRO
Mを内蔵)114.作業RAM(制御部66とCP U
 112での演算に使用するメモリ)116、チャンネ
ルメモリ(各テレビチャンネル毎のTFのタップ係数を
記憶するメモリ)118.波形RA M (18H52
81Hに重畳されているGCR信号の入出力波形を記憶
するメモリ)120.前記TF82.84が結合されて
いる。そして、これらはプログラムROM114に格納
されたプログラムに基づくCPU112を主体としたデ
ータ処理により、第13図にも示すように、つぎのよう
に作用する。
(イ)電源投入または電源投入およびチャンネルの切り
換えが行なわれると、チャンネルポジションデータで指
定されたチャンネルに対応したタップ係数が、チャンネ
ルメモリ118から読み出され、波形等化用TF82と
通常ゴースト用TF84に書き込まれる。
(ロ)ついで、DMA演算処理部98を用いた波形取り
込みとCPU112による演算とを所定回数繰り返すこ
とによって、雑音の低減されたGCR信号が得られ、こ
のGCR信号が初期波形として取り込まれる。
(ハ)チャンネルメモリ118が使用されずクリアされ
ているときは、遠距離(24〜40μsecの範囲)の
ゴーストの検出が行なわれてからつぎの波形等化動作に
移行し、チャンネルメモリ118が使用されているとき
は、遠距離ゴーストの検出を行なわずにつぎの波形等化
動作に移行する。
(ニ)波形等化動作は、波形等化用TF82への入力G
CR信号と波形等化用TF82からの出力GCR信号の
波形を波形RAM120に取り込み、前記(1)で記述
したと同様の8フイールドシーケンス法による演算で等
化前と等化後のGCR信号を得る。
(ホ)つぎに、前記(ニ)で得られたGCR信号を差分
し、入力GCR信号からピーク位置を検出し、これをタ
ップ係数修正時の基準とする。そしてこのピーク位置よ
り等化後のピーク位置を算出し、プログラムROM11
4内の参照用の基準信号との引き算を行なって誤差信号
を得る。
(へ)ついで、前記(2)で記述したと同様のタップ係
数制御手段によって、逐次演算制御方式の中で最も安定
な相関演算によりタップ係数修正量を求める。すなわち
、まず収束時間の短縮化を図るために、下式(2)で示
す比例制御によってタップ係数修正量を決定する。つい
で、比例制御でゴーストがかなり軽減すると、下式(3
)で示す定増分制御によってゴーストの連続除去動作を
行なう。これにより、低いS/N比のもとでも安定した
制御特性が得られ、非常にゆっくりしたゴーストの変動
に追従できる。
Ci、new= Ci、old −a ・ΣXk −E
 1・(2)Ci、new= Ci、old−Δ・sg
n(Σxt−El)−(3)ここでCiはi番目のタッ
プ係数を示し、添字newとoldはそれぞれ修正後と
修正前を示す。また。
Xkは入力信号、El(1はに+1を示す)は誤差信号
、αとΔは正の微少量を示す。
(ト)前記(ニ)〜(へ)の動作が所定回数に達すると
チャンネルメモリ118内のタップ係数データが更新さ
れ、常に新しいデータが保持される。
(チ)前記(イ)〜(ト)の動作はチャンネルが切り換
えられる毎に行なわれる。
[発明が解決しようとする課題」 しかしながら、第11図に示すTV受信機のゴースト除
去装置では、GCR信号によるゴースト除去範囲(例え
ば44.7μ5ec)の全区間を所定のクロックパルス
CK(例えばクロック周波数4Fsc(4F sc= 
14.3MHz))でサンプリングし、TFの各タップ
毎の係数制御によってゴーストを除去するようにしてい
たので、TFのタップ所要数が大きくなり(例えば約6
40タツプとなり)、コスト高になるという問題点があ
った。すなわち、現在、64タツプを有するTF1個の
価格は約2000円なので、640タツプのTFの価格
は約20000円にもなった。
本発明は上述の問題点に鑑みなされたもので、TFのタ
ップ所要数を少なくすることのできるTV受信機のゴー
スト除去装置を提供することを目的とするものである。
「課題を解決するための手段」 本発明は、映像信号のデジタル処理段にTFを挿入し、
ゴーストの影響を受けた垂直帰線消去期間中に含まれる
GCR信号の波形を検出し、この検出波形をゴーストの
影響を受けない参照用のGCR信号波形と比較すること
によってゴースト成分を検出し、逐次修正法で検出ゴー
スト成分が最小になるように前記TFのタップ係数を決
定するタップ係数制御手段によってゴーストを除去する
ようにしたテレビジョン受信機において、前記タップ係
数制御手段は、前記GCR信号のゴースト 。
除去範囲を複数区間に区分した区間ごとに、前記TFの
タップ係数を決定してなり、前記TFでゴースト除去さ
れた映像データを記憶するための独立して読み書き可能
な画像処理用メモリを設け、前記タップ係数制御手段に
よって区間単位で決定されたタップ係数に基づき前記T
Fでゴースト除去された映像データを前記画像処理用メ
モリの対応する領域に書き込む映像データ書き込み制御
手段を設けてなることを特徴とするものである。
「作用」 タップ係数制御手段は、GCR信号のゴースト除去範囲
を複数区間に区分した区間ごとに、TFのタップ係数を
決定する。映像データ書き込み制御手段は、ゴースト除
去範囲の各区間毎に、タップ係数制御手段で決定された
タップ係数に基づいてTFでゴースト除去された映像デ
ータを画像処理用メモリの対応する領域に書き込む。こ
の画像処理用メモリに書き込まれた映像データは、書き
込みタイミングとは独立したタイミング(例えば同期信
号のタイミング)で読み出され、表示部へ出力される。
このようにゴースト除去範囲を複数区間に区分した区間
ごとにタップ係数を決定し、このタップ係数に基づいて
ゴースト除去された映像データを独立して読み書き可能
な画像処理用メモリに書き込むようにしたので、TFの
所要タップ数を従来の複数分の1に軽減することができ
る。
「実施例」 第1図から第4図までは本発明の一実施例を示すもので
、これらの図において第5図から第12図までと同一部
分は同一符号とする。第1図で第11図と同一部分は説
明を省略する。第1図において、130は、第11図の
TF84の構成を相対的に小さくした(例えばタップ数
を10分の1の64とした)通常ゴースト用TFである
。制御部66から前記通常ゴースト用T F 130へ
映像データを伝送するデータバスには、映像データを記
憶するための独立して読み書き可能な画像処理用メモリ
としてのデュアルポートRA M 132のデータ入力
側が結合されている。前記デュアルポートRAM132
のデータ出力側にはD/A変換回路70が結合されてい
る。すなわち、第11図のD/A変換回路70の前段に
デュアルポートRA M 132を挿入した構成になっ
ている。D/A変換回路70からの出力信号を映像出力
回路72に伝送する線路には映像出力スイッチ134が
挿入されている。映像IF増幅回路44から音声IF増
幅回路46へ信号を伝送する線路には音声出力スイッチ
135が挿入されている。136は第11図のプログラ
ムROM 114に格納されたプログラムの主なものに
本発明に特有のプログラムを付加したプログラムを格納
したプログラムROM、138は前記プログラムROM
136のプログラムに基づいて所定のデータ処理をする
CPUである。
つぎに前記実施例の作用を第2図(a) (b)から第
4図までの図面を併用して説明する。以下の演算、制御
などのデータ処理は、プログラムROM 136内に格
納されたプログラムに基づいて行なわれる。
(イ)汎用の電源オン、オフ検出手段によって、電源ス
ィッチのオン、オフが検出される。この電源オン、オフ
の検出信号により、オン、オフ制御手段が映像出力スイ
ッチ134および音声出力スイッチ135をオン、オフ
する。なお、映像出力スイッチ134および音声出力ス
イッチ135は電源スィッチに機械的に連動してオン、
オフするようにしてもよい。チャンネル切換制御手段は
、電源オフ検出信号により、チューナ42の選局チャン
ネルを設定時間毎に順次切り換える。なお、電源スイツ
チオフ時においても、TV受信機の映像出力スイッチ1
34および音声出力スイッチ135の前段側の各回路に
は動作を可能にするための電源エネルギーが供給されて
いる。そして電源スィッチがオフのときに、チャンネル
切換え制御手段によって設定時間ごとのチャンネルの切
り換えが行なわれた場合、または、電源スィッチがオン
のときに、リモコン若しくは手動によってチャンネルの
切り換えが行なわれた場合、いずれの場合も、最初は各
チャンネル毎にチャンネルポジションデータで指定され
たチャンネルに対応したタップ係数が、チャンネルメモ
リ118から読み出され、波形等化用TF82と通常ゴ
ースト用T F 130に書き込まれる。すなわち、初
期チャンネル設定が行なわれる。以下、特にことわらな
いかぎり、電源スィッチのオン、オフに関係なく同一の
動作をするものとする。
(ロ)ついで、DMA演算処理部98を用いた波形取り
込みとCP U 138による演算とを所定回数繰り返
すことによって、雑音の低減されたGCR信号が得られ
、このGCR信号が初期波形として取り込まれる。
(ハ)チャンネルメモリ118が使用されずクリアされ
ているときは、遠距離(24〜40μsecの範囲)の
ゴーストの検出が行なわれてからつぎの第1.第2波形
等化動作に移行し、チャンネルメモリ118が使用され
ているときは、遠距離ゴーストの検出を行なわずにつぎ
の第1、第2波形等化動作に移行する。
(ニ)第1の波形等化動作は、波形等化用TF82への
入力GCR信号と波形等化用TF82からの出力GCR
信号の波形を波形RAM120に取り込み、前記(1)
で記述したと同様の8フイールドシーケンス法による演
算で等化前と等化後のGCR信号を得る。
(ホ)第2の波形等化動作は、第3図(a)に示すよう
に、等化後のGCR信号S gcrによるゴースト除去
範囲(例えば44.7μ5ec)を■〜[相]の10区
分に分割した各区分ごとに、同図(b)に示すような所
定のクロックパルスCK(例えばクロック周波数4 F
 5c(4F sc= 14.3MHz))でサンプリ
ングすることによって行なわれる。すなわち、修正区分
のについて、前記(ニ)で得られたGCR信号S gc
rを差分し、入力GCR信号からピーク位置を検aし、
これをタップ係数修正時の基準とする。そしてこのピー
ク位置より等化後のピーク位置を算出し、プログラムR
OM 136内の参照用の基準信号との引き算を行なっ
て誤差信号を得る。
(へ)ついで、前記(2)で記述したと同様のタップ係
数制御手段によって、逐次演算制御方式の中で最も安定
な相関演算によりタップ係数修正量を求める。すなわち
、まず収束時間の短縮化を図るために、前述の演算式(
2)で示す比例制御によってタップ係数修正量を決定す
る。ついで、比例制御でゴーストがかなり軽減すると、
前述の演算式(3)で示す定増分制御によってゴースト
の連続除去動作を行なう。
(ト)前記(ニ)〜(へ)の動作が所定回数に達する毎
に、係数データ書き込み制御手段によって、タップ係数
制御手段で決定されたタップ係数データがチャンネルメ
モリ118内の対応する領域に書き込まれ、データの更
新が行なわれ常に新しいタップ係数データが保持される
。そして、前記(ニ)〜(へ)の動作が所定回数に達し
たか否かにかかわらず、タップ係数制御手段によって決
定されたタップ係数データは、T F 130に書き込
まれる。また。
このT F 130によってゴースト除去された映像デ
−タは、映像データ書き込み制御手段によって。
第4図に示すように、デュアルポートRA M 132
内の区分■に対応する領域に書き込まれる。
(チ)ついで、GCR信号S gcrによるゴースト除
去範囲の■について、前記(ホ)〜(ト)と同様の動作
が行なわれ、タップ係数修正量が決定され、適時にチャ
ンネルメモリ118内の対応領域に書き込まれる。そし
て、この修正されたタップ係数に基づ< T F 13
0によりゴースト除去された映像データは、第4図に示
すように、デュアルポートRAM132内の区分■に対
応する領域に書き込まれる。
以下、GCR信号S gcrによるゴースト除去範囲の
■、・・・、[相]についても同様にタップ係数修正量
が決定され、適時にチャンネルメモリ118内の対応領
域に書き込まれ、ゴースト除去された映像データが、第
4図に示すように、デュアルポートRA M 132内
の区分■、・・・、[相]に対応する領域に書き込まれ
る。
(す)電源スィッチがオフの場合は、チャンネル切換え
制御手段によって、チャンネル切り換え用に設定された
設定時間が経過する毎にチューナ回路42のチャンネル
が切り換えられ、その各チャンネルについて前記(イ)
〜(チ)と同様の動作が行なわれる。また、電源スィッ
チがオンの場合は、リモコン若しくは手動でチャンネル
が切り換えられる毎に、そのチャンネルについて前記(
イ)〜(チ)と同様の動作が行なわれる。
前記実施例では、ゴースト除去周期が長くなる点を補い
、チャンネル切り換え時の粗調動作に要する時間を大幅
に短縮するために、電源スィッチがオフしているときに
ゴースト除去動作を行うようにしたが、本発明はこれに
限るものでなく、電源スィッチのオフ時にはゴースト除
去動作を行わず、電源スィッチのオン時にのみゴースト
除去動作を行うようにしてもよい。
「発明の効果」 本発明によるTV受信機のゴースト除去装置は、上記の
ように、ゴースト除去範囲を複数区間に区分した区間ご
とにTFのタップ係数を決定し、このタップ係数に基づ
いてゴースト除去された映像データを独立して読み書き
可能な画像処理用メモリの対応する領域に書き込むよう
にしたので、TFの所要タップ数を従来の複数分の1に
軽減することができ、コストダウンを図ることができる
例えば、ゴースト除去範囲を10の区間に区分した場合
には、TFの所要タップ数を従来(例えば640)の1
0分の1に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるTV受信機のゴースト除去装置の
一実施例を示すブロック図、第2図は第1図の作用を説
明するフローチャート、第3図はGCR信号S gcr
とクロックパルスCKの波形図、第4図はデュアルポー
トRAMへの書き込みを説明する説明図、第5図は垂直
同期信号を用いたゴースト除去方法の考え方を説明する
波形図、第6図(a)、(b)と第7図(a)〜(j)
は8フイールドシーケンス法の考え方を説明するための
波形図で、第6図(a)、(b)は5inX/Xパー波
形、ペデスタル波形を示す波形図、第7図(a)〜(h
)は第6図(a)、(b)の信号をもとに作成され8フ
イールドシーケンス法に利用される8つの信号の波形図
、第7図(i)は8フイールドシーケンス法で抽出され
たGCR信号S gcrの波形図、第7図(j)は第7
図(i)の波形をクロックパルスGKで1クロック差分
した波形図、第8図から第10図(a)〜(d)までは
逐次修正法でTFのタップ係数を決定するタップ係数制
御手段によってゴーストを除去する考え方を説明するも
ので、第8図は代表的な基本構成を示すブロック図、第
9図(a)〜(d)はゴーストのないGCR信号が入力
した場合における第8図の動作を説明するための波形図
、第10図(a)〜(d)はゴーストのないGCR信号
が入力した場合における第8図の動作を説明するための
波形図、第11図は従来のTV受信機のゴースト除去装
置を示すブロック図、第12図は第11図の制御部を示
すブロック図、第13図は第11図の作用を説明するフ
ローチャートである。 12・・・誤差検出・タップ係数制御回路、14・・・
基準波形発生回路、20.130・・・TF(トランス
バーサルフィルタ)、68・・・ビデオ信号処理部(映
像信号のデジタル処理段)、 112.138・・・C
PU、114,136・・・プログラムROM、118
・・・チャンネルメモリ、132・・・デュアルポート
RAM(画像処理用メモリ)、134・・・映像出力ス
イッチ、135・・・音声出力スイッチ、GK・・・ク
ロックパルス、GCR信号・・・ゴーストキャンセラ用
基準信号、Sgcr・・・GCR信号の波形。 出願人 株式会社富士通ゼネラル 同  弁理士 加 納 −−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)映像信号のデジタル処理段にトランスバーサルフ
    ィルタを挿入し、ゴーストの影響を受けた垂直帰線消去
    期間中に含まれるGCR信号の波形を検出し、この検出
    波形をゴーストの影響を受けない参照用のGCR信号波
    形と比較することによってゴースト成分を検出し、逐次
    修正法で検出ゴースト成分が最小になるように前記トラ
    ンスバーサルフィルタのタップ係数を決定するタップ係
    数制御手段によってゴーストを除去するようにしたテレ
    ビジョン受信機において、前記タップ係数制御手段は、
    前記GCR信号のゴースト除去範囲を複数区間に区分し
    た区間ごとに、前記トランスバーサルフィルタのタップ
    係数を決定してなり、前記トランスバーサルフィルタで
    ゴースト除去された映像データを記憶するための独立し
    て読み書き可能な画像処理用メモリを設け、前記タップ
    係数制御手段によって区間単位で決定されたタップ係数
    に基づき前記トランスバーサルフィルタでゴースト除去
    された映像データを前記画像処理用メモリの対応する領
    域に書き込む映像データ書き込み制御手段を設けてなる
    ことを特徴とするテレビジョン受信機のゴースト除去装
    置。
  2. (2)タップ係数制御手段は逐次演算制御方式の中で最
    も安定した相関演算によってタップ係数を決定してなる
    請求項(1)記載のテレビジョン受信機のゴースト除去
    装置。
JP2323529A 1990-11-27 1990-11-27 テレビジョン受信機のゴースト除去装置 Pending JPH04192886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006060382A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Sharp Corp デジタル放送受信機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006060382A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Sharp Corp デジタル放送受信機
JP4496036B2 (ja) * 2004-08-18 2010-07-07 シャープ株式会社 デジタル放送受信機

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