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JPH0418028A - 肝硬変治療剤 - Google Patents

肝硬変治療剤

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JPH0418028A
JPH0418028A JP2119030A JP11903090A JPH0418028A JP H0418028 A JPH0418028 A JP H0418028A JP 2119030 A JP2119030 A JP 2119030A JP 11903090 A JP11903090 A JP 11903090A JP H0418028 A JPH0418028 A JP H0418028A
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JP
Japan
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liver
hgf
growth factor
hepatocyte growth
liver cirrhosis
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JP2119030A
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Toshiichi Nakamura
敏一 中村
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Toyobo Co Ltd
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Publication date
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    • C07K14/4753Hepatocyte growth factor; Scatter factor; Tumor cytotoxic factor II
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    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は肝実質細胞増殖因子を有効成分として含有して
なる肝硬変治療剤に関する。
〔従来の技術] 肝臓は糖新生、アミノ酸代謝、脂質代謝、さらには血漿
タンパクの合成、分泌、朋汁の生成分泌、解毒、エネル
ギー源としての糖の貯蔵、ビタミン類の貯蔵など多くの
生理機能を有する生体にとって必須の臓器である。この
肝臓はウィルス感染や長期にわたるアルコール摂取や薬
物の摂取などが原因で肝炎を発症する。この肝炎が慢性
化すると肝硬変へと移行し、高い確率で患者は死亡する
現在、我国での肝硬変患者数は約40万人と推定され、
年間約2万人の患者が死亡している。肝硬変轡者の80
%はB型および非Δ非B型ウィルス感染による肝炎が原
因で、また残りの20%の大半はアルコール性肝炎が原
因で肝硬変に移行したと推定されている。
しかしながら現在、この肝硬変を治療する治療剤は全く
無いのが実情である。現在、肝硬変の治療法としては、
肝硬変の進行に伴って起こる低栄養、低タンパク症状を
改善するため、対症療法的にビタミンやアミノ酸輸液の
点滴や経Il!輸液が行われているにすぎない。また、
肝庇護剤としてグリチルリチン、グルタオチン、チオプ
ロコン、ATP製剤あるいは動物肝抽出物などの投与が
行われているが、その効果のほどは疑わしい。
一方、肝機能を担っている成軌実質細胞を」L道」仔−
で培養することは長らく不可能であったが、本発明者ら
は、再生肝ラット血清に含まれる特定のタンパク質成分
を培地に添加することにより、成熱肝実質細胞が、極め
て良好に増殖することを見出し、そのタンパク質成分の
部分精製に成功しくBiochem、 Biophys
、 Res、 Commun、、 122 (No、3
)。
1450〜1459.1984) 、これを肝実質細胞
増殖因子(以下、rHGFJともいう)と命名した。更
に、本発明者らは本肝実質細胞増殖因子をラット血小板
より単離することに成功しくFFB5 LETTER,
22L。
(No、 2)、 31).1987) 、加えてその
アミノ酸配列を一部決定した(Nature、−342
,440〜443.1989) 、。
本発明者らは更に得られたH G Fのアミノ酸配列を
もとに、ヒトおよびラット由来のHG FのCDNAの
クローニングを行い、得られた38’ CD NΔを動
物細胞に組換えて肝実質細胞増殖因子を得ることに成功
した(Nature、  34g、 440〜443゜
1989)。
(発明が解決しようとする課題〕 肝硬変は肝臓の慢性炎症と線維化の窮極の病態と理解さ
れている。すなわち、線維隔壁が肝全体に進展し無数の
偶小葉を形成する病態を示している。つまり肝実質細胞
の増殖が抑えられ、間質結合織が異常に増生じた病態で
あると考えられている。線維隔壁が進展して、偶小葉が
形成されると肝実質細胞が隔則され、円滑な血流の維持
あるいは物質の輸送に支障が生しる。さらに本来の血管
系は線維隔壁を通るシャントとなり、有効な血流の減少
が起こる。この様な肝硬変の進行に伴う血流の異常は肝
実質の変性を一層おしすすめる一因にもなり、肝硬変に
おける。Wi循環が続くことにな肝硬変の成立の主因は
持続する慢性炎症であり、結合織の増生はあくまでも二
次的なものと考えられている。それ故、慢性炎症の成立
を防ぐことが肝硬変成立を防ぐために第一に必要なこと
であろう。一方、線維芽細胞の増殖抑制により、線維形
成を抑え、同時に肝実質細胞の増殖を促進することが出
来れば、慢性肝炎からの肝硬変への移行や肝硬変の進行
を止めることが出来ると考えられ、更に高度に成立した
肝硬変をも治療出来ると考えられる。
すなわち、特異的に肝実質細胞の増殖を促進すると同時
に特異的に肝非実質線維芽細胞の増殖を抑制するという
2つの生理活性を持つ物質が肝硬変治療剤として応用で
きると期待されており、本発明の目的はかかる肝硬変治
療剤を提供することにある。
〔課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、肝実質細胞を増殖させる因子として同定したH 
G Fが、初代培養ラット肛非実質線維芽細胞群を抑制
する活性をもあわせ持つことを見出し、本発明を完成さ
せるに至った。
すなわち、本発明はHG Fを有効成分として含有する
肝硬変治療剤に関するものである。
本発明に用いられるH G Fは、肝実質細胞を増殖す
る活性と肝非実質線維芽細胞の増殖を抑制させる活性を
合わせ持つ生理活性ポリペプチドであり、分子量は、非
還元ポリアクリルアミドゲル電気泳動によると7万〜9
万である。還元下では分子量6万〜7.5万のα−鎖と
分子量3万〜4万のβ−鎖に分かれるヘテロダイマー構
造をとる。またヒトHG Fやラット1) CFのアミ
ノ酸配列からみると、そのα−鎖にはプラスミノーゲン
やプラスミンなどに見られるクリングル構造と呼ばれる
特殊な配列を有し、またβ−鎖においてもその配列は、
カリクレイン、凝固因子Xl+ などのセリン・プロテ
アーゼ領域にRmする特徴をもつ。またII CFはコ
ンカナバリンAに対し、親和性を示すことから、その構
造の中に糖鎖をもつ糖蛋白質である。
HGFは種々の方法により得ることができる。
例えば、ウシなどの哺乳類動物の肝臓、肺臓、肺臓、骨
髄、脳、腎臓、胎盤などの臓器および血小板や白血球な
どの血液細胞や血漿(血清を含む)などから抽出・精製
して得ることが出来る。また、HCFを産生ずる初代培
養細胞や株化細胞を培養し、培養物から分離精製して、
HGFを得ることもできる。勿論、HG Fの遺伝子を
単離し、いわゆる遺伝子工学的手法を応用し、適切な宿
主細胞を形質転換し、得られた形質転換体を培養し、そ
の培養物から、目的とする組換え肝実質細胞増殖因子を
分離精製して、得ることもできる(Nature。
342、440〜443. x9sj参照)。
例えば、組換えヒLHCFを調製するには、(1)ラッ
ト肝細胞やラット巨核球などの動物組織よりmRNAま
たは染色体DNAを単離し、常法に従ってcDNAライ
ブラリーまたは染色体DNAライブラリーを作製する。
(2)合成オリゴヌクレオチドプローブ、あるいは抗体
を用いて動物、例えばラントのIt CFのcDNAま
たは染色体DNAを単離するため、上記動物、例えばラ
ット由来のc DNAライブラリーまたは染色体ライブ
ラリーのスクリーニングを行い、単離されたクローンよ
り目的とするc DNAまたは染色体DNAを抽出し、
この動物、例えばラット由来のHG FのcDNAまた
は染色体DNAをプローブとして、ヒトの臓器あるいは
血液細胞などのmRNAより調製したc DNAライブ
ラリーのスクリーニングを行い、単離されたクローンよ
り目的とするヒト由来+(G FのcDNAを抽出する
。rEだ、本発明者らが明らかにしたDNA配列あるい
はヒトや動物のI(CFのアミノ酸配列に基づいて合成
されたオリゴヌクレオチドやヒトトIGFcDNAやヒ
トHGF染色体DNAなどをプローブに用い、またヒト
または動物のHG Fに対する抗体を用い、直接ヒトの
臓器あるいは血液細胞などから抽出したmRNAより調
製したcDNAライブラリーのスクリーニングを行い、
単離されたクローンより目的とするヒト由来のHGFの
CDNAを抽出することもできる。
(3)このヒト由来HG Fのc DNAよりヒトHG
FをコードするcDNA断片を制限酵素を用いて切り出
し発現用ベクターに組み込む。
(4)得られた組換発現ベクターにより宿主細胞を形質
転換して形質転換体を得る。
(5)この形質転換細胞を培養して、その培養上清から
ヒトHGFを採取・製造する。
さらに形質転換細胞中の組換発現ベクターから、制限酵
素処理によって、ヒトHGFをコードする塩基配列を含
有するDNAを得ることも出来る。
以下に、上記の各工程を詳細に説明する。
(0mRNAの単離とcDNAライブラリーの調製:動
物、例えばラットまたはヒトの1) G Fをコードす
るmRNAはラットなどの動物またはヒトの肝臓、腎臓
、ひ臓、肺臓、脳、骨髄、胎盤などの臓器あるいは白血
球、巨核球やリンパ球などの血液細胞などから各々得る
ことが出来る。例えば、Biochemistry、 
18.5294 (1979)に記載されているJ、 
M、 Chirgvinらの方法によって、ラットなど
の動物またはヒトの臓器あるいは血液細胞のグアニジン
チオシアン酸溶液から得たRNAを、さらにオリゴ(d
T)セルロースカラムを用いる液体クロマトグラフィー
に付すことによって該mRNA8調製することが可能で
ある。
また、ヒト肝、脳、胎盤、白血球などのmRNAのよう
な動物細胞や動物組織などの各種mRNAは、市販品と
してクロンチック社などから購入して利用することも出
来る。
これらのmRNAを鋳型として逆転写酵素やポリメラー
ゼ・チェーン・リアクシボン法(PCR)を用いて、例
えばH,Okayamaらの方法(Mo1. Ce1l
Biol、、2.161.19B2、およびMo1. 
Ce1). Biol、。
、3.’280.1983)あるいはU、 Guble
rらの方法(Gene。
25、263.1983)あるいは門、^、 Proh
man らの方法(Proc、 Natl、 Acad
、 Sci、 USA、8−5.8998.1988)
に従ってc DNAを合成し、このcDNAをプラスミ
ドやファージなどに組み込むことによりcDNAライブ
ラリーを調製することが出来る。cDNAを紐み込むプ
ラスミドベクターとしては、大腸閉由来のpBR322
(東洋紡製)、pUc18およびpUc19(東洋紡製
)、枯草菌由来のpUBllo(シグマ社製)などがあ
る。またCDNAを組み込むファージヘクターとしては
、1■↓10およびLEil 1.(東洋紡製)などが
ある。これらのヘクターは、宿主細胞内に保持されて複
製、増幅されるものであれば、ここに例示したものに限
定されるものではない。
mRNAを鋳型として合成されたcDNAをプラスミド
またはファージに組み込んでcDNAライブラリーを調
製する方法として、T、 Maniatisの方法(M
olecular CIoning+ Co1d Sp
rang )larborLaboratory、 1
982. p、 239)またはT、ν、Hyunhら
の方法(DNA Cloning: A Practi
cal Approach+1、49.1985)を各
々例示することが出来る。また、mRNAと同様に各種
のcDNAライブラリーを市販品としてクロンチック社
などから購入することが出来るのでそれらを利用するこ
とも出来る。
(2) c D N Aライブラリーのクローニング:
cDNAライブラリーとして得られたプラスミドやファ
ージなどの&!I換発現ヘクターは、大腸菌のような通
切な宿主細胞器こ保持される。宿主となり得る大腸菌と
しては、例えばEscherichia coliNM
514.C600(ストラフジーン社製)、NM522
.JMIOI  (ファルマシア社製)などを例示する
ことが出来る。cDNAのヘクターがプラスミドの場合
、塩化カルシウム法、塩化カルシウム・塩化ルビジウム
法などを用いて、またcDNAのヘクターがファージの
場合、インビトロパンケージング法などを用いてあらか
じめ増殖させた宿主細胞に保持させることが出来る(M
ole−cular Cloning、 Co1d S
pring l1arbor Laboratory+
1982、 p、 249) 。
このようにして得られた形質転換体から、ラットなどの
動物またはヒトの肝実質細胞増殖因子の部分のアミノ酸
配列をコードするオリゴヌクレオチドを合成し、このオ
リゴヌクレオチドをxtp標識して、プローブとして用
いてコロニーハイブリダイゼーション法(Gene、 
13.63.1980) 、プラークハイブリダイゼー
ション法(Science、13jg。
180、1977)などによってcDN八クワクローン
り上げることが出来る。また、目的とするポリペプチド
に対する抗体を用いて、標識抗体法(DNACloni
ng: A Practical Approach、
LL49+ 1985)によって、c、 D N Aク
ローンをクローニングすることも可能である。このよう
にしてクローン化された形質転換体は、ラットなどの動
物またはヒト由来のHG Fの全アミノ酸配列あるいは
その部分のアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する
cDNAを含有している。
次に該形質転換体から常法(Molecular Cl
oning。
Co1d Spring Harbor Labora
tory、 New Work、 1982)に従って
プラスミドやファージなどの組換DNAを単翻し、その
まま、あるいは制限酵素で消化してからcDNA塩基配
列が決定される。最初に得られた該ラットなどの動物ま
たはヒト由来のcDNAを10−ブとして、同様の方法
によってヒトのII器あるいは血液細胞由来のmRNA
から調製されたcDNAライブラリーのクローニングを
行うことが出来る。得られたラットなどの動物あるいは
ヒト由来の)I G FのcDNAの塩基配列は、マク
サムとギルバートの化学法(Proc、 Natl。
Acad、 Sci、 ll5A、 74.560.1
977)やサンガーのジデオキシ法(Proc、 Na
tl、 Acad、 Sci、 tlsA、+ 74+
5463、1977)などによって決定される。さらに
、必要があれば、前述のmRNAと塩基配列の決定され
たcDNAの1部あるいはそのcDNAの1部の配列を
合成したDNAをプライマーにしてプライマーエクステ
ンション法(Proc、 Na1).Acad。
Sci、 USA、 76、731.1979)によっ
て新たにcDNAライブラリーを構築し、上記と同様に
してそのcDNAライブラリーから、すでに得られた第
1のcDNAに連結しうる第2のcDNAを含有するプ
ラスミドやファージなどの組換DNAをクローニングす
ることが可能である。このプライマーエクステンション
とクローニングの工程は、必要により蝮数回繰り返され
る。
(3)ヒトHCSF&l1m発現ベクターの構築:クロ
ーン化されたヒトHGFのアミノ酸配列の全部あるいは
その1部をコードするc DNAを含有する数種のプラ
スミドやファージなどの組、換ヘクターから制限酵素に
よってcDNAを切り出し、ヒトHGFの発現に適した
プロモーターの下流に制限酵素とDNAリガーゼを用い
て再結合して組換発現ヘクターを作製することが出来る
より詳しくは、ヒ)HGFを効率良く発現させるために
組換発現ヘクターは、転写方向の順番に必要により■プ
ロモーター、■リポソーム結合部位、■開始コドン、■
ヒトHGFをコードする塩基配列を含有するDNA、■
終止コドン、■ターミネーターを含むように構築される
採用することが出来るDNAのヘクターとして、大腸菌
由来のプラスミドpBR322,pUc18(東洋紡製
)、枯草菌由来のプラスミドpUB1)0(シグマ社製
)、酵母由来のプラスミドpRB15 (ATCC37
062)、バクテリオファージLJLL1).J工±1
) (ストラタジーン社製)、ウィルスSV40 (B
RL社製)、BPV(ATCCVR−703)、レトロ
ウィルスの遺伝子由来のヘクターなどが列挙出来るが、
宿王内で複製・増幅可能なヘクターであれば特に限定は
ない。特に、ヒトII CFを簡便に発現させるには、
SV40のようなウィルスの遺伝子由来のヘクターを用
いるのが好ましい。
例えば、前述のクローン化されたヒトHG Fをコード
するDNAをSV40ヘクターの後期領域に結合した組
換発現ヘクターは、CO8細胞(Cell。
υ、 175.1981)と呼ばれるサル細胞株に導入
して発現させることが可能である。
プ「Iモーターおよびターミネータ−に関しても、目的
とするヒトHGFをコードする塩基配列の発現に用いら
れる宿主に対応したものであれば特に限定はない。例え
ば、プロモーターとして、宿主が大腸菌である場合、−
LLLプロモーター、土足−んプロモーターなどを、宿
主が枯草菌である場合、SPO1プロモーター、5PO
2プロモーターなどを、宿主が酵母である場合、GAP
プロモーター、PGKプロモーターなどを、宿主がマウ
ス線維芽細胞やチャイニーズハムスター卵巣細胞のよう
な動物細胞の場合、ウィルス由来のSV40プロモータ
ーやH3VI  TKプロモーターあるいはメタロチオ
ネインプロモーターなどを例示することが出来る。また
ターミネータ−としては、宿主が大腸菌の場合、土工1
ターミネータ−1IJl上ターミネータ−などを、宿主
が枯草菌の場合、l旦L1ターミネータ−などを、宿主
が酵母の場合、CYC1ターミネータ−などを、宿主が
動物細胞の場合、SV40ターミネータ−1HS V 
ITKターミネータ−などを例示することが出来る。
これらのプロモーターとターミネータ−は用いる宿主に
応じて適切に組み合わされる。
ヒトHG Fをコードする塩基配列を含有するDNAは
、そのDNAから転写、翻訳されて作られるポリペプチ
ドが、肝実質細胞増“殖活性を有するならば特に制限は
なく、さらには上記塩基配列の一部が置換、欠損、挿入
、あるいはこれらが組み合わされた塩基配列を有するD
NAであってもよい。ヒ)HGFをコードする塩基配列
を含有する該DNAの翻訳開始コドンとしてATG、翻
訳終止コドンとしてTAA、TGA、あるいはTAGを
有してもよい。また必要に応して開始コドン、あるいは
終止コ(ンを1つ以上組み合わせたり、他のコドンと組
み合わせて配列してもよく、これらに特に限定されない
。さらに、この組換発現ヘクターで形質転換した宿主の
選択マーカーとなり得るアンピシリン耐性遺伝子、ネオ
マイシン耐性遺伝子、D HF R遺伝子など1種また
は2種以上が註ヘクターの適切な位置に含有されている
ことが好ましい。
(4)宿主細胞の形質転換とその培養:このようにして
構築されたヒトHG F組換発現ヘクターは、コンピテ
ント細胞法(J、 Mo1. Biol、。
53、 154. 1970)、プロトプラスト法(P
roc、 Na1l。
八cad、 Sci、 USA、 75.1929.1
978)  リン酸カルシウム法(Science、 
221.J−551,1983)  D E A Eデ
キストラン法(Science、 g15.166、1
982) 、電気パルス法(Proc、 Natl、 
Acad、 Sci、USA、 l’lj。
7161、1984)、インビトロパンケージング法(
Proc。
Natl、Acad、 Sci、 USA、 72.5
81.1975)、ウイルスヘツタ−法(Cell、 
37.1053.1984) 、またはマイクロインジ
ェクション法(Exp、 Ce1). Res、。
153 347.1984)などによって宿主に導入さ
れ、形質転換体が作製される。このとき、宿主として既
述の大腸菌の他に、枯草菌、酵母、動物細胞などが用い
られる。特にマウス線維芽細胞C127(J、ν1ro
1..26.29L 197B)やチャイニーズハムス
ター卵巣細胞CHO(Proc、 Natl、 Aca
d、 Sci。
USA、 77、4216.1980)などの哺乳動物
由来の宿主細胞を用いるのが好適である。
得られた形質転換体は、目的とする&l換ヒ) HGF
を産生させるためにその宿主に応じた適切な培地中で培
養される。培地中には該形質転換体の生育に必要な炭素
源、窒素源、無機物、ビタミン、血清および薬剤などが
含有される。培地の1例としては、形質転換体の宿主が
大腸菌の場合、LB培地(日永製薬製)、M9培地(J
、 Exp、 Mol。
Genet、、 Co1d Spring Harbo
r Laboratory、 NewWork、 19
72. p、431)などを、宿主が酵母の場合、YE
PD培地(Genetic Engineering+
土+ PlenumPress、New York、 
1979. p、1)7)などを、宿主が動物細胞の場
合、20%以下のウシ胎児血清を含有するMEM培地、
DMEM培地、RPMr16401Δ地(日永製薬製)
などを挙げることが出来る。
形質転換体の培養は、通常20°C〜45”C,pHは
5〜8の範囲で行われ、必要に応して通気、撹拌が行わ
れる。また、宿主が接着性の動物細胞などの場合は、ガ
ラスピーズ、コラーゲンビーズ、あるいはアセチルセル
ロースフォローファイバーなどの担体が用いられる。こ
れら以外の培地組成あるいは培養条件下でも形質転換体
が生育すれば実施でき、これらに限定されるものではな
い。
(5)ヒトHG Fの精製: このようにして形質転換体の培養上清中または形質転換
体中に生成した&II換ヒトHGFは、公知の塩析法、
溶媒沈澱法、透析法、限外濾過法、ゲル電気泳動法、あ
るいはゲル濾過クロマトグラフィ、イオン交換クロマト
グラフィ、逆相クロマトグラフィ、アフィニティクロマ
トグラフィなどを組み合わせて分離精製することが出来
る。特に、硫酸アンモニウムによる塩析法、S−セファ
ロースイオンクロマトグラフィ、ヘパリンセファ0−ス
アフイニテイクロマトグラフイ、およびフェニルセファ
ロース逆相クロマトグラフィの組み合わセ、あるいは硫
酸アンモニウムによる塩析法、S−セファロースイオン
クロマトグラフィ、およびli 1) C; F抗体セ
ファロースアフィニティクロマトグラフィの絹み合わせ
などが好ましく有効な精製法である。
以上述べた方法によって得られた組換ヒトHGFは、ラ
ット肝およびラット血小板由来HG Fと同様に肝実質
細胞の増殖を顕著に促進する。
HGFを、ヒトをはじめとする動物の生体組繊や動物細
胞培養物から抽出、分離、精製することもでき、その方
法としては、通常のタンパクの抽出、分離、精製法を利
用することが出来る。例えば、エタノールやアセトンな
どの有i溶媒沈澱法、硫安等による塩析法、透析法、限
外濾過法、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過ク
ロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー、疎水性ク
ロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー
などを組合わせて用いることができる。特に、S−セフ
ァロースクロマトグラフィー、ヘパリンセファロースク
ロマトグラフィー、フェニルセファロースクロマトグラ
フィー、抗体アフィニティークロマトグラフィー、C4
逆相クロマトグラフィー、色素アフィニティークロマト
グラフィーなどの組み合わせが好ましく、有効な分離、
精製法である。
1(G Fは、そのアミノ酸配列の1部が欠失もしくは
置換していたり、他のアミノ酸配列が1部挿入されてい
たり、さらにはellが同様に欠失あるいは[tMされ
ていても、肝硬変治療に有効であるような十分の肝実質
細胞増殖活性と線維芽細胞増M 101制活性とを有す
るかぎり全て本発明に使用され得る。
本発明の有効成分であるHGFは、ヒトを含むウシ、ウ
マ、ラット、ヒツジなどの哺乳動物に対して優れた肝実
質細胞増殖活性と線維芽細胞増殖抑制活性を示すもので
あり、いずれの哺乳動物に対しても有効な肝硬変治療剤
である。
当該製剤は、通常HGFの単独または自体既知の担体等
と共に注射剤などの態様とされることが一般的である0
例えば、注射剤は、HGFを適切な緩衝液に溶解した後
、フィルターなどで無菌濾過すること等によって調製す
ることができる。
本発明の肝硬変治療剤には安定化物質、賦形物質、溶解
補助物質、吸着防止物質、酸化防止物質などの添加物質
を含んでもよく、該添加物質として、例えばマンニトー
ルやグルコースなどの糖類、グリシン、アラニン、リジ
ン、アルギニンなどのアミノ酸、アルブミンなどのタン
パク賞、エチレングリコールやグリセロールなどのアル
コール類、ポリエチレングリコールなどの親水性ポリマ
ー、NaClなどの無機塩類、クエン酸ナトリウムなど
の存機塩類、ポリソルベー)80など界面活性剤および
含硫還元剤が挙げられ、これら1つまたは2つ以上を含
有してもよい。
液状製剤は凍結保存するとか、また凍結乾燥、真空乾燥
等の方法により水分を除去して保存することが好ましい
。さらに、HGFを含有する水溶液を塩析法や18媒沈
澱法により、該因子を析出させ、得られた沈澱物を乾燥
して保存することもできる。
本発明の肝硬変治療剤は、通常、静脈、動脈、皮下等の
投与経路によって投与される。その投与量は、II C
Fとして、0゜01mg〜100■であり、これを1日
1〜数回に分けて投与することが好適である。
〔発明の効果〕
本発明の肝硬変治療剤は、HGFを有効成分として含有
してなり、HGFは線維芽細胞の増殖抑制により、維形
成を抑え、同時に肝実質細胞の増殖を促進することが出
来、すなわち、特異的に肝実質細胞の増殖を促進すると
同時に特異的に肝非実質線維芽細胞の増殖を抑制すると
いう2つの生理活性を持つ物質であるから、慢性肝炎か
らの肝硬変への移行や肝硬変の進行を止めることが出来
ると考えられ、更に高度に成立した肝硬変をも治療出来
るという効果を奏し、これまで有効な治療方法のなかっ
た肝硬変に対する治療剤として極めて有用である。また
、肝炎等の肝疾患治療剤としても有用である。
〔実施例・参考例・実験例] 以下、実施例・参考例・実験例にて本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれらによって限定されるもので
はない。
参考例1 (HGF活性の測定) HG 、F活性は、Proc、 Natl、 Acad
、 Sci、 LISA。
80、7229 (1983)に記載の方法に準じて次
のように測定した。ウィスター系ラットからコラゲナー
ゼ還流法によって肝実質細胞を分N情製した。得られた
ラット肝実質細胞を5%ウシ血清、2X10−”Mイン
スリンおよび2X10−’Mデキサメサゾンを添加した
ウィリアムスE培地(フローラボラトリー社)に懸濁し
、24ウエルマルチプレートに1.25×105個/ウ
ェルの濃度で播いた。5%C02および30%0.およ
び65%N2の存在下、37°Cで20時間培養後、0
.1μg/dのアプロチニンを添加したウィリアムスE
培地に交換すると同時に所定量の被験試料を添加した。
15時間後、■5μCi/1rrllの12S1デオキ
シウリジン10μ!!/ウエルを添加した。コントロー
ル群には、 「25Iデオキソウリジン添加の15分前
に5μg/mρのアフィディコリンを添加した。さらに
6時間培養して125Iでラヘルした。細胞をpl+7
.4のPBS (リン酸塩緩衝食塩水)で2回洗浄後、
冷10%トリクロD酢酸水?8液(TCA)で固定した
。細胞をlウェル当たり0.5 #1’のIN水酸化ナ
トリウム水>’E1mで可溶化し、その放射能をガンマ
カウンターにより測定した。また放射能測定後の試料の
1部をとってローリ−法(J、 Riol、 Chew
、、 193.265.1951)に従い蛋白質を測定
した。被験試料を添加したとき肝実質細胞に取り込まれ
た125Iの量をコントロールとのカウントの差として
求め、これをラット肝実質細胞蛋白質1)g当たりに換
算して、DNA合成活性(dpm/lIg蛋白″a)と
した。被験試料のII CF活性は、同一試験において
上皮細胞成長因子(EC,F)]Onε/ldを用いた
時の肝実質細胞のDNA合成活性の50%に相当する活
性を1単位と定義して表示した。
参考例2 [肝非実質線維芽細胞増殖抑制活性の測定]若い成熟ラ
ット(体重180g前後)の肝臓をコラゲナーゼにて潅
流することにより粗細脂分散液を調製後、50×g、1
分間の低速遠心により肝実質細胞を沈澱させた上清を分
離する。
この上清を次に1)00X、3分間の遠心を行い、完全
に肝実質細胞を沈澱させた後、肝非実質細胞を350X
g、3分間の遠心により沈澱に集める。
このようにして肝実質細胞をほぼ完全に除去した肝非実
質細胞を、10%ウシ血清を含むRPMl1640培地
に約26万細胞/I1)の細胞濃度に懸濁し、12−ウ
ェル−マルチプレートの各ウェル毎に1 mlずつ培養
した。3日間培養後、培地を10%fetalcalf
 5eru+1)(ウシ胎児血清)を含むRPM1)0
40培地に交換し、培養を続けた。培養開始から7日日
に組換えヒトおよびラット肝臓由来のHGFを1 ng
〜5 ng/ tdの濃度範囲で添加した。HGF添加
添加2問 チミジンを加え、さらに12時間培養を続けた。培地を
除きPBSで細胞をよく洗浄後、各ウェルにlIdのジ
ェングー液を加え、細胞を固定した.20分後にジエン
グー液を除去し、PBSで洗浄後、暗室下でX!!感光
乳剤[エマルジョン タイプNR−M2 (小西六社)
]を塗布した。4°Cで、6日間露光した後、細胞を現
像定着しオートラジオグラムを作成した。現像、定着後
エオシンで細胞質を染色し、写真撮影を行った。ラヘリ
ングインデソクスは、写真上で核がラベルされている肝
非’[1細胞をカウントすることにより算出した。
参考例3 〔肝臓からの肝実質細胞増殖因子の製造〕ラット体重の
0.2%四塩化炭素を腹腔投与し、投与後約30時間目
で肝臓を摘出した.肝臓はワーリングプレンダーで破砕
後、日立20PR−52型冷却遠心器を用いて10.0
0O r p m 2 0分間遠心し、上清を得た。上
清を50mM)リス塩酸(pH8、5) 十o. l 
5M  Na C l + 1 0mMヘペス+2mM
  CaC1g+0.01%ツイン80溶液で4°C−
昼夜透析した。透析内液を透析液で平衡化したS−セフ
ァロース(FF)(ファルマソア社製)カラムに注入し
、洗浄後、NaClの濃度勾配により溶出した。肝実質
細胞増殖因子はNaCl濃度0.7M付近に溶出した。
次にこの肝実質細胞増殖因子をブルートリスアクリルM
 (IBF社製)クロマトグラフィーにて精製した。2
容出はアルギニンの濃度勾配により行い、肝実質細胞増
殖因子はアルギニン濃度0. 2 5 M付近で溶出し
た。得られた画分を次にヘパリン−セファロース(ファ
ルマシア社製)クロマトグラフィーにより精製した。
溶出はNaC1の濃度勾配により行い、肝実質細胞増殖
因子は1M前後のNaC1fi度付近で溶出した。次に
フェニル5PW(東ソー社製)クロマトグラフィーによ
り精製した。溶出はNaC1濃度減少およびエチレング
リコール濃度上昇勾配により行った。ラット100匹の
肝臓当たり10ttgの肝実質細胞増殖因子が得られた
.精製された肝実質細胞増殖因子は5DS−PAGE電
気泳動において、非還元下で分子量7万から9万のバン
ドを与え、還元後は分子量約7万と約3万のαとβ鎖の
2本のバンドを与えた。得られた肝実質細胞増殖因子に
0.25%BSA(ウシ血清アルブミン)を加え、PB
Sにて透析した後、実験に供した。
参考例4 〔遺伝子組換え法によるC127細胞を宿主とするヒト
肝実質細胞増殖因子の製造] ヒト肝実質細胞増殖因子のアミノ酸配列をコードする遺
伝子により形質転換されたマウスCl27細胞を培養し
、その培養液上清より、ヒト肝実質細胞増殖因子を得た
。以下にその要約を示す。
ヒト肝臓のmRNAから作られたc DNAライブラリ
ーをスクリーニングし、ヒト肝実質細胞増殖因子のアミ
ノ酸配列をコードするクローンHAC19とHBC2 
5を得た。
1(AC19からのDNAをBamHIとS<:、a。
土で、WBC25からのDNAをSca lとPs工↓
で消化し、それぞれ得られた2つのDNAフラグメント
をブルースクリプトKS■のB a m H上とPsL
1部位に連結し挿入し、pBS (hHCFII)を得
た(微工研菌寄第1)050号)。
pBS  [hHGFIl)をχ」LL上と5allと
Nエエ±で消化し、更にT4DNAポリメラーゼで平滑
末端とした後、ヒト肝実質細胞増殖因子をコードする約
3KbのDNAフラグメントを、ウシパピローマウィル
スDNAをベクターとする発現ベクターPBPMTのE
coRV部位に挿入し、pBPMT [hHC;Fll
)を得た。得られた肝実質細胞増殖因子発現ベクターp
BPMT (hHGFil)を、リン酸カルシウム法に
よりマウスC127細胞を形質転換した。形質転換体の
選択は、6418を含む培地で増殖させることにより行
った。得られた形質転換体の中から、高い肝実質細胞増
殖因子産生能を示す細胞株BPI(89を選び出した。
BPH891)1胞を牛胎児血清を加えた培地で増殖さ
せた後、培地を2日おきに変換して、肝実質細胞増殖因
子を生産させた。培i液から目的とする肝実質細胞増殖
因子を参考例3の精製法に準じた方法により精製した。
精製した肝実質細胞増殖因子がSDSポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動の結果、非還元下で分子量約8万ダルト
ンの単一バンドを与え、還元下では分子量約7万ダルト
ンのα鎖と約3万ダルトンβ鎖の2本のバンドを与える
ことをit L’2した。得られた肝実質細胞増殖因子
に0.25%BSAを加え、PBSで透析した後実験に
供した。
実験例 〔初代培養肝実質細胞と初代培養肝非実質線維芽細胞に
対するHGFの効果〕 参考例4に基づき調製した精製ヒト組換え肝実質細胞増
殖因子を、参考例1において示した方法に従って、成熟
ラット初代培養肝実質細胞に1〜5ng/dとなるよう
に添加し、そのDNA合成活性を測定した。さらに、同
因子を参考例2に示したごとくラント肝非実質細胞系に
1〜5ng/jI!添加し、ラベリングインデックスを
算出した。
以上の結果を第1図としてグラフにまとめた。組換えヒ
ト肝実質細胞増殖因子は、肝実質細胞に対しては用量依
存的に増殖を促進させたが、一方の非実質細胞に対して
は増殖を顕著に抑制した。即ち本因子は肝臓を構成する
実質細胞と非実質細胞に対し、全く逆の作用を有するこ
とが明らかになった。
実施例1 0.15M  NaClと0.O1%ポリソルヘート8
0を含むpl+7.4の0.02 Mリン酸緩衝液10
0dに肝実質細胞増殖因子1■とヒト血清アルブミンl
o0m1gを含む水溶液を無菌的に調製し、I mlず
つバイアルに分注し、凍結乾燥し密封する。別に注射用
蒸留水を無菌的に1 mlずつアンプルに分注し、溶解
溶液とする。
実施例2 0.15M  NaClと0.O1%ポリソルヘート8
0 ヲ含ムpH7、4(Do、 02 M ’) 7#
i緩衝液100dに肝実質細胞増殖因子1■とヒト血清
アルブミン100Kを含む水溶液を無菌的に調製し、1
affずつアンプルに無菌的に分注溶閉する。
実施例3 生理的食塩水100社中に肝実質細胞増殖因子1■とマ
ンニトール1gとポリソルベート101gを含む?容液
を無菌的に調製し、ldずつバイアルに分注し、凍結乾
燥し密封する。
実り面倒4 肝実質細胞増殖因子 1重量部、ヒト血清アルブミン5
0重量部、注射用蒸留水100.000重を部の組成比
の水溶液を無菌的に調製し、バイアル瓶に分注し、凍結
乾燥し密封する。
実施例5 注射用蒸留水100献に肝実質細胞増殖因子1■、ポリ
ソルベート80 10mg、グリシン2g、ソルビトー
ル2gを含む溶液を無菌的に調製し、I mlずつバイ
アルに分注し、凍結乾燥し密封する。
【図面の簡単な説明】
第1図は初代培養肝実質細胞と初代培養肝葬実質線維芽
細胞に対するH G Fの効果を示すグラフである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)肝実質細胞増殖因子を有効成分として含有してな
    る肝硬変治療剤。
  2. (2)肝実質細胞増殖因子が、肝実質細胞を増殖させる
    活性と肝間葉系細胞および線維芽細胞の増殖を抑制する
    活性とを有するポリペプチドであることを特徴とする請
    求項(1)記載の肝硬変治療剤。
  3. (3)肝実質細胞増殖因子がヒトを含む動物組織由来の
    ものであることを特徴とする請求項(1)記載の肝硬変
    治療剤。
  4. (4)肝実質細胞増殖因子が肝実質細胞増殖因子をコー
    ドする遺伝子を宿主細胞内で形質発現させて得たもので
    あることを特徴とする請求項(1)記載の肝硬変治療剤
  5. (5)宿主細胞が大腸菌、枯草菌、酵母、糸状菌、植物
    または動物細胞のいずれかであることを特徴とする請求
    項(4)記載の肝硬変治療剤。
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