JP7559571B2 - Variable driving posture system - Google Patents
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Description
本明細書が開示する技術は、運転姿勢可変システムに関する。 The technology disclosed in this specification relates to a driving posture variable system.
特許文献1は、手動運転モードと自動運転モードを切り換えて走行することが可能な車両を開示する。特許文献1には、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、運転席のシートバックのリクライニング角度が大きくするように制御する技術が開示されている。このような制御が実行されるにより、自動運転モードにおいて運転者がリラックスした状態に置かれることができる。 Patent Document 1 discloses a vehicle that can be driven by switching between manual and automatic driving modes. Patent Document 1 also discloses technology that controls the reclining angle of the driver's seat back to increase when switching from manual to automatic driving mode. By executing such control, the driver can be placed in a relaxed state in automatic driving mode.
自動運転モードにおいて、運転者がよりリラックスした状態に置かれる技術が必要とされている。 There is a need for technology that puts the driver in a more relaxed state in autonomous driving mode.
本明細書が開示する運転姿勢可変システムの一実施形態は、リクライニング角度調整機構と、ペダル位置調整機構と、制御部と、を備えることができる。前記リクライニング角度調整機構は、運転席のシートバックのリクライニング角度を調整するように構成されている。前記ペダル位置調整機構は、アクセルペダル、ブレーキペダル、及び、これらペダルの操作時に運転者の踵が載置される載置板の位置を調整するように構成されている。前記制御部は、前記リクライニング角度調整部と前記ペダル位置調整部を制御するように構成されている。前記制御部は、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、前記運転席の前記シートバックの前記リクライニング角度が大きくなるように前記リクライニング角度調整機構を制御するとともに、前記アクセルペダルと前記ブレーキペダルと前記載置板の位置が車両上方へ移動するように前記ペダル位置調整機構を制御することができる。 One embodiment of the driving posture variable system disclosed in this specification can include a reclining angle adjustment mechanism, a pedal position adjustment mechanism, and a control unit. The reclining angle adjustment mechanism is configured to adjust the reclining angle of the seat back of the driver's seat. The pedal position adjustment mechanism is configured to adjust the positions of the accelerator pedal, the brake pedal, and a support plate on which the driver's heel is placed when these pedals are operated. The control unit is configured to control the reclining angle adjustment unit and the pedal position adjustment unit. When switching from the manual driving mode to the automatic driving mode, the control unit can control the reclining angle adjustment mechanism so that the reclining angle of the seat back of the driver's seat increases, and control the pedal position adjustment mechanism so that the positions of the accelerator pedal, the brake pedal, and the support plate move upward in the vehicle.
上記実施形態の運転姿勢可変システムでは、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記運転席の前記シートバックの前記リクライニング角度が大きくなるのに加えて、運転者の踵が載置される前記載置板が車両上方に移動する。前記載置板が車両上方に移動することにより、運転者はよりリラックスした状態に置かれることができる。 In the driving posture variable system of the above embodiment, when the driving mode is switched from the manual driving mode to the automatic driving mode, the reclining angle of the seat back of the driver's seat increases, and the support plate on which the driver's heels are placed moves upward in the vehicle. By moving the support plate upward in the vehicle, the driver can be placed in a more relaxed state.
以下、図1~3を参照し、手動運転モードと自動運転モードを切り換えて走行することが可能な車両100に搭載される運転姿勢可変システム1について説明する。図1に示されるように、運転姿勢可変システム1は、制御部10と、各種の調整機構21-26と、を備えている。図2が手動運転モードにおける手動運転姿勢を示しており、図3が自動運転モードにおける自動運転姿勢を示している。運転姿勢可変システム1は、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、図2の手動運転姿勢から図3の自動運転姿勢となるように、各種の調整機構21-26を駆動するように構成されている。
Below, with reference to Figures 1 to 3, a driving posture variable system 1 mounted on a
図2及び図3に示されるように、車両100は、シートバック31と、シートクッション32と、ペダル33と、ステアリングホイール34と、ルームミラー35と、サイドミラー36と、を備えている。
As shown in Figures 2 and 3, the
シートバック31は、運転者の上体を支持するためのものであり、シートクッション32の車両後方側の端部に取り付けられている。シートバック31は、シートクッション32の車両後方側の端部において車両左右方向に伸びる揺動軸を中心に揺動可能(即ち、リクライニング可能)となるように構成されている。シートバック31のリクライニング角度θ1は、車両上下方向に伸びる鉛直軸から車両後方へのシートバック31の傾斜角度として定義される。シートバック31は、モータ等を含むリクライニング角度調整機構21が作動することで、そのリクライニング角度θ1が調整されるように構成されている。
The
シートクッション32は、運転者の臀部を支持するためのものであり、シートクッション32を車両前後方向にスライドさせるシートレールを介してフロア40に取り付けられている。シートクッション32は、座面の車両前方側の部分が車両上下方向に移動又は収縮することによって座面角度θ2が調整可能となるように構成されている。シートクッション32の座面角度θ2は、車両前後方向に伸びる水平軸から車両上方へのシートクッション32の座面の傾斜角度として定義される。シートクッション32は、モータ等を含む座面角度調整機構22が作動することで、その座面角度θ2が調整されるように構成されている。
The
ペダル33は、アクセルペダル及びブレーキペダルを含んでおり、ペダル33の操作時に運転者の踵が載置される載置板42に取り付けられている。載置板42は、フロア40から分離された部材であり、モータ等を含むペダル位置調整機構23が作動することで、フロア40からの高さが調整される。載置板42に取り付けられているペダル33も、載置板42の移動に伴ってフロア40からの高さが調整されるように構成されている。なお、ペダル位置調整機構23が作動したときのアクセルペダル、ブレーキペダル及び載置板42の各々の移動量は、同一であってもよく、異なっていてもよい。例えば、アクセルペダル及びブレーキペダルの移動量に比して、載置板42の移動量が大きくてもよい。
The
ステアリングホイール34は、車輪を操舵するためのものであり、運転席の車両前方に配置されている。ステアリングホイール34は、ステアリングシャフト等を介して車輪を操舵可能に構成されている。ステアリングホイール34は、モータ等を含むステアリングホイール位置調整機構24が作動することで、少なくともその車両前後方向の位置が調整されるように構成されている。
The
ルームミラー35は、運転者が車両中央後方の景色を視認するためのものであり、運転席と助手席の間であって天井の車両前方の部分に取り付けられている。ルームミラー35は、車両左右方向に伸びる揺動軸を中心に揺動可能に構成されている。ルームミラー35のルームミラー角度θ3は、車両上下方向に伸びる鉛直軸から車両後方へのルームミラー35の傾斜角度として定義される。ルームミラー35は、モータ等を含むルームミラー角度調整機構25が作動することで、そのルームミラー角度θ3が調整されるように構成されている。
The
サイドミラー36は、運転者が車両左右後方の景色を視認するためのものであり、右サイドミラー及び左サイドミラーを含んでいる。右サイドミラーは運転席側のフロントドアの車両前方側の部分に取り付けられており、左サイドミラーは助手席側のフロントドアの車両前方側の部分に取り付けられている。サイドミラー36は、車両左右方向に伸びる揺動軸を中心に揺動可能に構成されている。サイドミラー36のサイドミラー角度θ4は、車両上下方向に伸びる鉛直軸から車両後方へのサイドミラー36の傾斜角度として定義される。サイドミラー36は、モータ等を含むサイドミラー角度調整機構26が作動することで、そのサイドミラー角度θ4が調整されるように構成されている。
The
図4に、運転姿勢可変システム1の制御部10が実行する運転姿勢可変手順を示すフローチャートを示す。この運転姿勢可変手順は、手動運転モードで車両が操作されているときに実行される処理である。なお、手動運転モードにおける手動運転姿勢(図2参照)は、運転者が乗車時に自ら調整した運転姿勢であってもよく、又は、運転者が自ら調整した運転姿勢から制御部10が補正した運転姿勢、例えば、運転者の体格パラメータに基づいて制御部10が補正した運転姿勢であってもよい。
Figure 4 shows a flowchart illustrating the driving posture variable procedure executed by the
ステップS1において、制御部10は、自動運転モードに移行したか否かを判定する。制御部10は、運転者が手動運転モードから自動運転モードへの切り換えを指示するスイッチ等を操作したことを検知したときに、自動運転モードに移行したと判定する。
In step S1, the
ステップS2において、制御部10は、各種の調整機構21-26を駆動し、図2の手動運転姿勢から図3の自動運転姿勢へと切り換える。
In step S2, the
ステップS2において、制御部10のリクライニング角度制御部11は、シートバック31のリクライニング角度θ1が大きくなるようにリクライニング角度調整機構21を制御する。自動運転姿勢におけるリクライニング角度θ1は、予め設定された固定値であってもよい。あるいは、自動運転姿勢におけるリクライニング角度θ1は、手動運転姿勢における各種データ、例えば、手動運転姿勢にけるリクライニング角度θ1及びシートスライド量等から演算される演算値(例えば、推定される運転者の体格パラメータ)に基づいて設定されてもよい。
In step S2, the reclining
このように、運転姿勢可変システム1では、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、シートバック31のリクライニング角度θ1が大きくなるように制御されるので、運転者はリラックスした状態の運転姿勢に置かれることができる。
In this way, when the driving posture variable system 1 switches from manual driving mode to automatic driving mode, the reclining angle θ1 of the
ステップS2において、制御部10の座面角度制御部12は、シートクッション32の座面角度θ2が大きくなるように座面角度調整機構22を制御する。自動運転姿勢における座面角度θ2は、予め設定された固定値であってもよい。あるいは、自動運転姿勢における座面角度θ2は、手動運転姿勢における各種データ、例えば、手動運転姿勢にけるリクライニング角度θ1及びシートスライド量等から演算される演算値(例えば、推定される運転者の体格パラメータ)に基づいて設定されてもよい。
In step S2, the seat
このように、運転姿勢可変システム1では、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、シートバック31のリクライニング角度θ1が大きくなるのに加えて、シートクッション32の座面角度θ2が大きくなる。リクライニング角度θ1と座面角度θ2が同時に大きくなることにより、運転者はよりリラックスした状態に置かれることができる。
In this way, in the driving posture variable system 1, when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode, in addition to increasing the reclining angle θ1 of the
ステップS2において、制御部10のペダル位置制御部13は、載置板42の位置が車両上方へ移動するようにペダル位置調整機構23を制御する。載置板42に取り付けられているペダル33の位置も、載置板42の上昇に伴って車両上方に移動する。自動運転姿勢におけるフロア40からの載置板42の高さは、予め設定された固定値であってもよい。あるいは、自動運転姿勢における載置板42の高さは、手動運転姿勢における各種データ、例えば、手動運転姿勢にけるリクライニング角度θ1及びシートスライド量等から演算される演算値(例えば、推定される運転者の体格パラメータ)に基づいて設定されてもよい。
In step S2, the pedal
このように、運転姿勢可変システム1では、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、シートバック31のリクライニング角度θ1が大きくなるのに加えて、運転者の踵が載置される載置板42が車両上方に移動する。載置板42が車両上方に移動することにより、運転者はよりリラックスした状態に置かれることができる。さらに、載置板42が車両上方への移動とシートクッション32の座面角度θ2の増大が同時に実行されることにより、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったとしても、運転者の膝からペダル33までの距離が一定に維持される。このため、自動運転モードにおいて急に運転者が手動で運転しなければならない状態に移行しても、運転者はペダル33を容易に操作することができる。
In this way, in the driving posture variable system 1, when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode, not only does the reclining angle θ1 of the seat back 31 increase, but the
ステップS2において、制御部10のステアリングホイール位置制御部14は、ステアリングホイール34の位置を車両後方へ移動するようにステアリングホイール位置調整機構24を制御する。自動運転姿勢におけるステアリングホイール34の位置は、予め設定された固定位置であってもよい。あるいは、自動運転姿勢におけるステアリングホイール34の位置は、手動運転姿勢における各種データ、例えば、手動運転姿勢にけるリクライニング角度θ1及びシートスライド量等から演算される演算値(例えば、推定される運転者の体格パラメータ)に基づいて設定されてもよい。
In step S2, the steering wheel
このように、運転姿勢可変システム1では、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、ステアリングホイール34の位置が車両後方に移動するように制御される。ステアリングホイール34の位置移動とシートバック31のリクライニング角度θ1の増大が同時に実行されることにより、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったとしても、運転者の肩からステアリングホイール34までの距離が略一定に維持される。このため、自動運転モードにおいて急に運転者が手動で運転しなければならない状態に移行しても、運転者はステアリングホイール34を容易に操作することができる。
In this way, in the driving posture variable system 1, when switching from manual driving mode to automatic driving mode, the position of the
ステップS2において、制御部10のルームミラー角度制御部15は、ルームミラー角度θ3が大きくなるように、即ち、ルームミラー35が車両下向きとなるようにルームミラー角度調整機構25を制御する。自動運転姿勢におけるルームミラー角度θ3は、手動運転姿勢におけるルームミラー角度θ3から推定される運転者の後方視界が概ね維持されるように設定される。
In step S2, the rearview mirror
このように、運転姿勢可変システム1では、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、ルームミラー角度θ3が大きくなるように制御される。ルームミラー35のルームミラー角度θ3の増大とシートバック31のリクライニング角度θ1の増大が同時に実行されることにより、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったとしても、運転者の後方視界が概ね維持される。このため、自動運転モードにおいて急に運転者が手動で運転しなければならない状態に移行しても、運転者は後方を良好に確認しながら車両100を運転することができる。
In this way, in the driving posture variable system 1, when switching from manual driving mode to automatic driving mode, the rearview mirror angle θ3 is controlled to increase. By simultaneously increasing the rearview mirror angle θ3 of the
ステップS2において、制御部10のサイドミラー角度制御部16は、サイドミラー角度θ4が大きくなるように、即ち、サイドミラー36が車両下向きとなるようにサイドミラー角度調整機構26を制御する。自動運転姿勢におけるサイドミラー角度θ4は、手動運転姿勢におけるサイドミラー角度θ4から推定される運転者の後方視界が概ね維持されるように設定される。
In step S2, the side mirror
このように、運転姿勢可変システム1では、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、サイドミラー角度θ4が大きくなるように制御される。サイドミラー36のサイドミラー角度θ4の増大とシートバック31のリクライニング角度θ1の増大が同時に実行されることにより、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったとしても、運転者の後方視界が概ね維持される。このため、自動運転モードにおいて急に運転者が手動で運転しなければならない状態に移行しても、運転者は後方を良好に確認しながら車両100を運転することができる。
In this way, in the driving posture variable system 1, when switching from manual driving mode to automatic driving mode, the side mirror angle θ4 is controlled to increase. By simultaneously increasing the side mirror angle θ4 of the
上記したように、運転姿勢可変システム1は、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、運転者がよりリラックスした状態に置かれるようにするだけでなく、自動運転モードにおいて急に運転者が手動で運転しなければならない状態に移行しても、運転者がより安全に運転するようにすることができる。 As described above, the driving posture variable system 1 not only allows the driver to be in a more relaxed state when switching from manual driving mode to automatic driving mode, but also allows the driver to drive more safely even if the automatic driving mode suddenly shifts to a state where the driver must drive manually.
以下、本明細書で開示される技術の特徴を整理する。なお、以下に記す事項は、各々単独で技術的な有用性を有している。 The following summarizes the features of the technology disclosed in this specification. Each of the following items has technical utility on its own.
(1)本明細書が開示する運転姿勢可変システムの一実施形態は、リクライニング角度調整機構と、ペダル位置調整機構と、制御部と、を備えることができる。前記リクライニング角度調整機構は、運転席のシートバックのリクライニング角度を調整するように構成されている。前記ペダル位置調整機構は、アクセルペダル、ブレーキペダル、及び、これらペダルの操作時に運転者の踵が載置される載置板の位置を調整するように構成されている。前記制御部は、前記リクライニング角度調整部と前記ペダル位置調整部を制御するように構成されている。前記制御部は、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、前記運転席の前記シートバックの前記リクライニング角度が大きくなるように前記リクライニング角度調整機構を制御するとともに、前記アクセルペダルと前記ブレーキペダルと前記踵載置板の位置が車両上方へ移動するように前記ペダル位置調整機構を制御することができる。上記実施形態の運転姿勢可変システムでは、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記運転席の前記シートバックの前記リクライニング角度が大きくなるのに加えて、運転者の踵が載置される前記載置板が車両上方に移動する。前記載置板が車両上方に移動することにより、運転者はよりリラックスした状態に置かれることができる。 (1) One embodiment of the driving posture variable system disclosed in this specification may include a reclining angle adjustment mechanism, a pedal position adjustment mechanism, and a control unit. The reclining angle adjustment mechanism is configured to adjust the reclining angle of the seat back of the driver's seat. The pedal position adjustment mechanism is configured to adjust the positions of an accelerator pedal, a brake pedal, and a support plate on which the driver's heel is placed when these pedals are operated. The control unit is configured to control the reclining angle adjustment unit and the pedal position adjustment unit. When switching from a manual driving mode to an automatic driving mode, the control unit may control the reclining angle adjustment mechanism so that the reclining angle of the seat back of the driver's seat is increased, and may control the pedal position adjustment mechanism so that the positions of the accelerator pedal, the brake pedal, and the heel support plate are moved upward in the vehicle. In the driving posture variable system of the above embodiment, when the driving mode is switched from the manual driving mode to the automatic driving mode, the reclining angle of the seat back of the driver's seat increases, and the support plate on which the driver's heels are placed moves upward in the vehicle. By moving the support plate upward in the vehicle, the driver can be placed in a more relaxed state.
(2)上記実施形態の運転姿勢可変システムはさらに、前記運転席のシートクッションの座面角度を調整するように構成されている座面角度調整機構を備えていてもよい。この場合、前記制御部は、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記運転席の前記シートクッションの前記座面角度が大きくなるように前記座面角度調整機構を制御してもよい。この運転姿勢可変システムでは、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記運転席のシートクッションの座面角度が大きくなるように制御される。前記運転席のシートクッションの座面角度が大きくなることにより、運転者はよりリラックスした状態に置かれることができる。さらに、前記運転席のシートクッションの座面角度が大きくなることにより、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったとしても、運転者の膝から前記アクセルペダル及び前記ブレーキペダルまでの距離が一定に維持される。このため、前記自動運転モードにおいて急に運転者が手動で運転しなければならない状態に移行しても、運転者は前記アクセルペダル及び前記ブレーキペダルを容易に操作することができる。 (2) The driving posture variable system of the above embodiment may further include a seat angle adjustment mechanism configured to adjust the seat angle of the seat cushion of the driver's seat. In this case, the control unit may control the seat angle adjustment mechanism so that the seat angle of the seat cushion of the driver's seat becomes larger when the manual driving mode is switched to the automatic driving mode. In this driving posture variable system, the seat angle of the seat cushion of the driver's seat is controlled to become larger when the manual driving mode is switched to the automatic driving mode. By increasing the seat angle of the seat cushion of the driver's seat, the driver can be placed in a more relaxed state. Furthermore, by increasing the seat angle of the seat cushion of the driver's seat, the distance from the driver's knees to the accelerator pedal and the brake pedal is maintained constant even when the manual driving mode is switched to the automatic driving mode. Therefore, even if the driver suddenly transitions to a state where he or she must drive manually in the automatic driving mode, the driver can easily operate the accelerator pedal and the brake pedal.
(3)上記実施形態の運転姿勢可変システムはさらに、ステアリングホイールの位置を調整するように構成されているステアリングホイール位置調整機構を備えていてもよい。この場合、前記制御部は、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記ステアリングホイールの位置を車両後方に移動するように前記ステアリングホイール位置調整機構を制御してもよい。この運転姿勢可変システムでは、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記ステアリングホイールの位置が車両後方へ移動するように制御される。前記ステアリングホイールの位置が車両後方に移動することにより、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったとしても、運転者の肩から前記ステアリングホイールまでの距離が略一定に維持される。このため、前記自動運転モードにおいて急に運転者が手動で運転しなければならない状態に移行しても、運転者は前記ステアリングホイールを容易に操作することができる。 (3) The driving posture variable system of the above embodiment may further include a steering wheel position adjustment mechanism configured to adjust the position of the steering wheel. In this case, the control unit may control the steering wheel position adjustment mechanism to move the position of the steering wheel to the rear of the vehicle when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode. In this driving posture variable system, when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode, the position of the steering wheel is controlled to move to the rear of the vehicle. By moving the position of the steering wheel to the rear of the vehicle, the distance from the driver's shoulders to the steering wheel is maintained approximately constant even when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode. Therefore, even if the automatic driving mode suddenly transitions to a state where the driver must drive manually, the driver can easily operate the steering wheel.
(4)上記実施形態の運転姿勢可変システムはさらに、ルームミラーの角度を調整するように構成されているルームミラー角度調整機構を備えていてもよい。この場合、前記制御部は、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記ルームミラーが下向きとなるように前記ルームミラー角度調整機構を制御してもよい。この運転姿勢可変システムでは、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記ルームミラーが下向きとなるように制御される。前記ルームミラーが下向きとなることにより、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったとしても、運転者の後方視界が概ね維持される。このため、前記自動運転モードにおいて急に運転者が手動で運転しなければならない状態に移行しても、運転者は後方を良好に確認しながら車両を運転することができる。 (4) The driving posture variable system of the above embodiment may further include a rearview mirror angle adjustment mechanism configured to adjust the angle of a rearview mirror. In this case, the control unit may control the rearview mirror angle adjustment mechanism so that the rearview mirror faces downward when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode. In this driving posture variable system, the rearview mirror is controlled to face downward when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode. By having the rearview mirror face downward, the driver's rear visibility is generally maintained even when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode. Therefore, even if the driver suddenly transitions to a state in which he or she must drive manually in the automatic driving mode, the driver can drive the vehicle while clearly checking the rear.
(5)上記実施形態の運転姿勢可変システムはさらに、サイドミラーの角度を調整するように構成されているサイドミラー角度調整機構を備えていてもよい。この場合、前記制御部は、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記サイドミラーが下向きとなるように前記サイドミラー角度調整機構を制御してもよい。この運転姿勢可変システムでは、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記サイドミラーが下向きとなるように制御される。前記サイドミラーが下向きとなることにより、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったとしても、運転者の後方視界が概ね維持される。このため、前記自動運転モードにおいて急に運転者が手動で運転しなければならない状態に移行しても、運転者は後方を良好に確認しながら車両を運転することができる。 (5) The driving posture variable system of the above embodiment may further include a side mirror angle adjustment mechanism configured to adjust the angle of the side mirror. In this case, the control unit may control the side mirror angle adjustment mechanism so that the side mirror faces downward when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode. In this driving posture variable system, when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode, the side mirror is controlled to face downward. By having the side mirror face downward, the driver's rear visibility is generally maintained even when switching from the manual driving mode to the automatic driving mode. Therefore, even if the driver suddenly transitions to a state in which he or she must drive manually in the automatic driving mode, the driver can drive the vehicle while clearly checking the rear.
以上、いくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、異常に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは組み合わせによって技術的有用性を発揮するものである。 Although several specific examples have been described in detail above, these are merely examples and do not limit the scope of the claims. The technology described in the claims includes various modifications and variations of the specific examples given. The technical elements described in this specification or drawings have technical utility either alone or in combination.
1:運転姿勢可変システム
10:制御部
11:リクライニング角度制御部
12:座面角度制御部
13:ペダル位置制御部
14:ステアリングホイール位置制御部
15:ルームミラー角度制御部
16:サイドミラー角度制御部
21:リクライニング角度調整機構
22:座面角度調整機構
23:ペダル位置調整機構
24:ステアリングホイール位置調整機構
25:ルームミラー角度調整機構
26:サイドミラー角度調整機構
31:シートバック
32:シートクッション
33:ペダル
34:ステアリングホイール
35:ルームミラー
36:サイドミラー
40:フロア
42:載置板
100:車両
Reference Signs List 1: Driving posture variable system 10: Control unit 11: Reclining angle control unit 12: Seat angle control unit 13: Pedal position control unit 14: Steering wheel position control unit 15: Rearview mirror angle control unit 16: Side mirror angle control unit 21: Reclining angle adjustment mechanism 22: Seat angle adjustment mechanism 23: Pedal position adjustment mechanism 24: Steering wheel position adjustment mechanism 25: Rearview mirror angle adjustment mechanism 26: Side mirror angle adjustment mechanism 31: Seat back 32: Seat cushion 33: Pedal 34: Steering wheel 35: Rearview mirror 36: Side mirror 40: Floor 42: Placement plate 100: Vehicle
Claims (3)
運転席のシートバックのリクライニング角度を調整するように構成されているリクライニング角度調整機構と、
アクセルペダル、ブレーキペダル、及び、これらペダルの操作時に運転者の踵が載置される載置板の位置を調整するように構成されているペダル位置調整機構と、
前記リクライニング角度調整機構と前記ペダル位置調整機構を制御するように構成されている制御部と、を備えており、
前記制御部は、手動運転モードから自動運転モードに切り換わったときに、前記運転席の前記シートバックの前記リクライニング角度が大きくなるように前記リクライニング角度調整機構を制御するとともに、前記アクセルペダルと前記ブレーキペダルと前記載置板の位置が車両上方へ移動するように前記ペダル位置調整機構を制御する、運転姿勢可変システム。 A driving posture variable system,
a reclining angle adjustment mechanism configured to adjust a reclining angle of a seat back of a driver's seat;
a pedal position adjustment mechanism configured to adjust the positions of an accelerator pedal, a brake pedal, and a support plate on which a driver's heel is placed when operating these pedals;
A control unit configured to control the reclining angle adjustment mechanism and the pedal position adjustment mechanism,
The control unit controls the reclining angle adjustment mechanism so that the reclining angle of the seat back of the driver's seat increases when switching from a manual driving mode to an automatic driving mode, and controls the pedal position adjustment mechanism so that the positions of the accelerator pedal, the brake pedal, and the support plate move upward in the vehicle.
前記制御部は、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記運転席の前記シートクッションの前記座面角度が大きくなるように前記座面角度調整機構を制御する、請求項1に記載の運転姿勢可変システム。 The vehicle further includes a seat angle adjustment mechanism configured to adjust a seat angle of a seat cushion of the driver's seat,
2. The driving posture variable system according to claim 1, wherein the control unit controls the seat angle adjustment mechanism so that the seat angle of the seat cushion of the driver's seat becomes larger when the driving mode is switched from the manual driving mode to the automatic driving mode.
前記制御部は、前記手動運転モードから前記自動運転モードに切り換わったときに、前記ステアリングホイールの位置を車両後方へ移動するように前記ステアリングホイール位置調整機構を制御する、請求項1又は2に記載の運転姿勢可変システム。 a steering wheel position adjustment mechanism configured to adjust a position of the steering wheel,
3. The driving posture variable system according to claim 1, wherein the control unit controls the steering wheel position adjustment mechanism to move the position of the steering wheel toward the rear of the vehicle when the driving mode is switched from the manual driving mode to the automatic driving mode.
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